JPH0120758Y2 - - Google Patents

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JPH0120758Y2
JPH0120758Y2 JP18440684U JP18440684U JPH0120758Y2 JP H0120758 Y2 JPH0120758 Y2 JP H0120758Y2 JP 18440684 U JP18440684 U JP 18440684U JP 18440684 U JP18440684 U JP 18440684U JP H0120758 Y2 JPH0120758 Y2 JP H0120758Y2
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suppressor ring
electron gun
ring
suppressor
forming
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は部品整列が困難な細い素線材から電子
銃のサプレツサリングを自動的に成形して電子銃
に取付ける電子銃のサプレツサリング自動取付け
装置に関する。
一般に、電子銃のサプレツサリングは例えば直
径0.3mm以下程度の細い線材によつて形成されて
いる。そのため、このサプレツサリングを電子銃
に取付ける場合には従来は素線材を所定寸法に切
断し、これを手作業で電子銃に取付け、抵抗溶接
などで固定するようにしている。
しかしながら、手作業の場合には部品が小物で
あるため、部品が互いにからみ合い整列が困難で
あるとともに変形し易すく、取扱いにくい問題が
あつた。さらに、サプレツサリングの取付固定時
には一点目を抵抗溶接し、しかるのち、被取付部
分に巻き付けて2点目を溶接するため、巻き付時
に1点目の溶接部が切断して取付け時における既
組立部の精度が低下する虞れがある。また、抵抗
溶接時の外部加圧が製品に変形を与え組立精度を
低下させる欠点があつた。
本考案は上記事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは、線材を所定形状のサプ
レツサリングに成形してその成形品を電子銃上に
自動的に供給して取付けることができ、その作業
能率を大幅に改善することができるとともに、製
品精度および組立精度の向上を図ることができる
電子銃のサプレツサリング自動取付け装置を提供
することを目的とするものである。
以下、この考案を図面に示す実施例を参照して
説明する。第1図および第2図はこの考案による
サプレツサリング自動取付け装置全体の構成を示
すもので、図中1はサプレツサリング成形用の素
線材としてのワイヤ2を送る送り機構である。こ
の送り機構1はスプール3、ストレーナ4、グリ
ツパフイダ5およびワイヤ押え6によつて構成さ
れている。上記ワイヤ2は上記スプール3に巻き
付けられ、このスプール3から取出されて上記ス
トレーナ4、グリツパフイダ5およびワイヤ押え
6内に挿通されている。また上記グリツパフイダ
5の一側部にはローラ7が設けられ、このローラ
7には中途部が回動可能に枢支された作動レバー
8の上端部が係止されている。前記作動レバー8
は図示しない駆動機構によつて回動操作されるこ
とにより、グリツパフイダ5を前進させこれによ
り所定量ずつワイヤ2を線材成形機構9に送るよ
うになつている。前記線材成形機構9は第3図に
示すようにベース10を有し、このベース10上
一側部にはボルスタ11を介して成形型12の下
型13が取付けられ、他側部には移動テーブル1
4が第1図の矢印方向に移動可能に設けられてい
る。前記移動テーブル14の一側部には取付枠1
5を介して上下動自在に成形型12の上型16が
取付けられている。この上型16の内部にはその
軸方向に沿つて長孔17が形成され、この長孔1
7内には上下動自在にワイヤ押え18が挿入され
ている。このワイヤ押え18にはスライド孔19
が穿設され、このスライド孔19内にはストツパ
20が挿入されている。また、上記ワイヤ押え1
8の下端部には第6図および第7図に示すように
V字状の突起部21,21′が形成されている。
このワイヤ押え18はスプリング22により下方
に付勢されそのスライド孔19が上記ストツパ2
0に当接されている。また、上記上型16の側壁
中途部にはピン23が突設され、このピン23は
上記取付枠15の下端部に形成された切欠部24
に挿通されている。前記ピン23はスプリング2
5により上方へ付勢され切欠部24の上端部に当
接されている。これにより、上記上型16は所定
位置に保持されている。また、上記上型16の上
端部にはローラ26が取付けられ、下端部にはカ
ツタ27が取付けられている。
一方、上記下型13には第7図および第8図に
示すように十字状にクロスする溝28,28′が
形成され、溝28はV字形に形成されている。こ
のV字形の溝28内には上記ワイヤ押え18のV
字形の突起部21,21′が嵌入されるようにな
つている。そして、この成形型12の上型16の
下降動作にともない線材送り機構1によつて送ら
れたワイヤ2を切断するとともに所定形状のサプ
レツサリングを成形するようになつている。ま
た、上記下型13には吸引孔29が穿設され、こ
の吸引孔29は連通路30を介して下型13の上
面部に連通されている。上記吸引孔29にはバキ
ユームポート31が接続され、このバキユームポ
ート31から真空引されることにより上記下型1
3で成形された成形品としての電子銃のサプレツ
サリング(以下Sリング32)が強制的に直立さ
れるようになつている。
また、上記移動テーブル14の前端部には供給
機構としてのピツクアツプチヤツク部33が取付
けられている。このピツクアツプチヤツク部33
は第4図に示すように枠体34内にチヤツク3
5,35およびこれらチヤツク35,35間にS
リング押え36を有している。このSリング押え
36はスプリング37により下方に付勢されてい
る。また、上記枠体34の上端部にはローラ38
が取付けられている。
また、上記ベース10には第2図にも示すよう
にクツシヨンロツド39が上下動自在に設けられ
ている。このクツシヨンロツド39の上部側には
上記上型16のローラ26およびピツクアツプチ
ヤツク部33のローラ38と対向するフオーシン
グプレート40およびプレジングプレート41が
取着されている。
一方、上記ベース10の下方部には駆動機構4
2が設けられている。すなわち、43はドライブ
モータでこのドライブモータ43の駆動プーリ4
4にはベルト45を介してカム46の従動プーリ
47が連結されている。前記カム46にはL字形
レバー78の中途部に装着されたローラ49が接
触されている。このL字形レバー48はその折曲
部が回動可能に枢支され、その上端部はスプリン
グ50により上記カム46側に付勢されている。
そして、このL字形レバー48の下部側はワイヤ
送り機構1の送りレバー8に当接され上記クツシ
ヨンロツド39の下端部はレバー64に当接され
ている。また、上記L字形レバー48の上部側に
は連結杆51を介して作動杆52が連結されてい
る。この作動杆52の下端部は回動可能に枢支さ
れ、上端部には駆動ロツド53を介して上記移動
テーブル14が接続されている。
また、上記ピツクアツプチヤツク部33にはス
トツパ54,54が設けられ、これらストツパ5
4,54により、チヤツク時の成形Sリング32
のチヤツクによる変形が一定となるように変形量
が調整されるようになつている。さらに、上記チ
ヤツク35,35間はスプリング60で付勢され
装置本体と絶縁され端子56,57の導通チヤツ
クにより、チヤツク35,35上のSリング32
の有無を検出し、無いときはソレノイド58を作
動させレバー59でピツクアツプチヤツク部33
の下降をロツクするとともに溶接通電を停止さ
せ、被取付部材としてのワーク(電子銃)62の
不良組立を防止するようになつている。
また、上記チヤツク35,35およびSリング
押え36はスプリング37,60を介して所定以
上の外圧が作用しない構造とされ、さらに、チヤ
ツク35,35にはスプラツシユカバー61,6
1が取付けられ溶接時のワーク62へのスプラツ
シユ付着を防止するようになつている。
しかして、上述した構成において、送りレバー
8を所定量回動させると、グリツパフイダ5が前
進されワイヤ2が所定寸法下型13のV溝28内
に挿入される線材送り動作が行なわれる。一方、
このとき、ドライブモータ43の作動によりカム
46が回動されスプリング50の付勢力に抗して
L字形レバー48が第2図中の矢印a方向に回動
される。これにより、連結杆51を介して作動杆
52が矢印a方向に回動されて駆動ロツド53が
前進され、移動テーブル14が前進して上型16
の下端部が下型13に対向されるとともにピツク
アツプチヤツク部33がワーク62に離間対向さ
れる。そして、この状態からクツシヨンロツド3
9が下降され、そのフオーミングプレート40に
より上型16のローラ26が押圧され上型16が
スプリング25の付勢力に抗して下降され、その
ワイヤ押え18下端部の押圧突起21が下型13
の溝28内に嵌入され、このとき、カツタ27に
よりワイヤ2を切断するとともにこれを所定形状
のSリング32に折曲成形する成形動作が行なわ
れる。このように成形したのちは再びクツシヨン
ロツド39が上昇されるとともに駆動ロツド51
が後退されて移動テーブル14が後退され今度は
ピツクアツプチヤツク部33が下型13に離間対
向される。しかるのち、上述したと同様にしてク
ツシヨンロツド39が下降され、そのプレジング
プレート41の下降とともにピツクアツプチヤツ
ク部33が下降されて第8図に示すようにそのチ
ヤツク35,35間に嵌入させこれを保持する。
このように保持したのちクツシヨンロツド39が
上昇されそのプレジングプレート41の上昇によ
りピツクアツプチヤツク部33が上昇されSリン
グ32が下型13から取出される。そして、この
取出されたSリング32は移動テーブル14の前
進によりワーク62に対向され、しかるのち、ピ
ツクアツプチヤツク部33が上述したと同様に下
降され、そのSリング32をワーク62に取付け
る供給動作が行なわれる。そして、上記ワーク6
2に取付けられたSリング32はそのままの状態
でワーク62に溶接されて固定される溶接作業が
行なわれ、以後同様にSリング32が順次成形さ
れて取出されワーク62に取付けられることにな
る。
かくして、上記の構成のものにあつてはSリン
グ32成形用のワイヤ2を所定量ずつ送り、これ
を切断、成形したのち成形品としてのSリング3
2をワーク62に供給するため、従来のように成
形品32同志が絡み合うといつた虞れがなく確実
に供給することができる。
また、成形型12の下型13にはV溝28を形
成するとともに上型16のワイヤ押え18には上
記V溝28内に嵌入される下面が十字形の平面を
有したV形の突起部21,21′を設けるため、
下型13内にワイヤ2が偏つて供給されたとして
もワイヤ押え18の下降により21′面でワイヤ
2を確実にセンタリングすることができる。
また、成形後における下型13上のSリング3
2をバキユームポート31により真空引きして強
制的に直立させるため、Sリング32のピツクア
ツプも確実である。
また、チヤツク35,35の保持力はスプリン
グ60で付勢されストツパ54,54で調整し、
Sリング32に所定以上の変形量を作用させない
ため、Sリング32のピツクアツプ時にSリング
32を必要以上に変形させる虞れもない。
さらに、チヤツク35,35にはスプラツシユ
カバー61,61を取着するため、溶接時におけ
るスプラツシユがワーク内部に飛散されることも
ない。
なお、上記一実施例においては駆動機構として
カムドライブ機構を用いたが、これに限られるこ
となく、エミーシリンダなどを用いるようにして
もよい。
また、上記一実施例においては成形したSリン
グ32をワーク62上に供給しその状態から直接
溶接するが、成形したSリング32をピツクアツ
プしたのち複数台のハンドリング装置で方向を換
えて1個ずつ任意に供給するようにしてもよい。
以上説明したように、この考案によれば所定寸
法ずつ送られたサプレツサリング成形用の線材を
切断し、同時に所定形状のサプレツサリングを成
形するとともに、成形されたサプレツサリングを
電子銃の所定のサプレツサリング取付け位置に供
給し、このサプレツサリングをそのままの状態で
電子銃に溶接するようにしたので、従来のように
溶接前に複数のサプレツサリング同志が絡み合つ
て変形するといつた虞れがない。また、成形サプ
レツサリングを手作業で電子銃に取付けるものと
比較し作業能率が著しく向上するとともにサプレ
ツサリングの取付時に電子銃に過大な外部加圧を
作用させて電子銃を変形させる虞れもなく、サプ
レツサリングを確実に精度良く取付けることがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はサプレツサリング自動取付け装置を示す斜視
図、第2図はその側面図、第3図は成形型の取付
状態を示す正面図、第4図はピツクアツプチヤツ
ク部を示す正面図、第5図は成形品の取付状態を
示す正面図、第6図は成形型を示す正面図、第7
図はその側面図、第8図は成形品のピツクアツプ
時を示す斜視図である。 1……送り機構、2……ワイヤ(線材)、9…
…線材成形機構、32……Sリング(サプレツサ
リング)、33……ピツクアツプチヤツク部(供
給機構)、62……ワーク(電子銃)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) サプレツサリング成形用の線材を所定寸法ず
    つ送る線材送り機構と、この線材送り機構によ
    つて送られた線材を切断するとともに所定形状
    のサプレツサリングを成形する成形機構と、こ
    の成形機構によつて成形されたサプレツサリン
    グを電子銃の所定のサプレツサリング取付位置
    に供給する供給機構と、前記電子銃のサプレツ
    サリング取付け位置に供給された前記サプレツ
    サリングをそのままの状態で前記電子銃に溶接
    する溶接機構とを具備したことを特徴とする電
    子銃のサプレツサリング自動取付け装置。 (2) 供給機構は成形機構の設置位置から電子銃の
    サプレツサリング取付け位置まで成形機構によ
    つて成形されたサプレツサリングを移動する移
    動テーブルを備えたものであることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の電子銃
    のサプレツサリング自動取付け装置。 (3) 供給機構はサプレツサリングを支持する一対
    のチヤツクに導通チエツク用の端子が設けら
    れ、これらの端子間の導通チエツクによつてサ
    プレツサリングの有無を検出するようにしたも
    のであることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第(1)項記載の電子銃のサプレツサリング自
    動取付け装置。 (4) 供給機構はサプレツサリングを支持する一対
    のチヤツクにサプレツサリングの電子銃への溶
    接作業時に発生するスプラツシユがチヤツクの
    内側に飛散することを防止するスプラツシユカ
    バーを備えたものであることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第(1)項記載の電子銃のサプ
    レツサリング自動取付け装置。
JP18440684U 1984-12-05 1984-12-05 電子銃のサプレツサリング自動取付け装置 Granted JPS60121246U (ja)

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JP18440684U JPS60121246U (ja) 1984-12-05 1984-12-05 電子銃のサプレツサリング自動取付け装置

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Publication Number Publication Date
JPS60121246U JPS60121246U (ja) 1985-08-15
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