JPH01207292A - 新規スピロオキサジン化合物 - Google Patents

新規スピロオキサジン化合物

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JPH01207292A
JPH01207292A JP63033416A JP3341688A JPH01207292A JP H01207292 A JPH01207292 A JP H01207292A JP 63033416 A JP63033416 A JP 63033416A JP 3341688 A JP3341688 A JP 3341688A JP H01207292 A JPH01207292 A JP H01207292A
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JP
Japan
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group
carbon atoms
unsubstituted
substituted
compound
Prior art date
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Pending
Application number
JP63033416A
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English (en)
Inventor
Shinichi Yamamoto
信一 山本
Takashi Taniguchi
孝 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、スピロオキサジン化合物に関するものであり
、特に、印刷、光学機器、記録材料、衣料、装飾等の材
料として有用なフォトクロミック化合物として好適な化
合物に関する。
[従来の技術] 従来、耐疲労性に優れたフォトクロミック化合物として
スピロオキサジン化合物が知られている。
例えば、特開昭62−72779号公報では、下式で示
されるベンゾチオゾリン環、オキサジン環およびナフタ
レン環からなるオキサジン化合物が示されている。
(R:炭素数1〜10のアルキル基) [発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のスピロオキサジン化合物発色種の
色調は、紫〜青であり、色相の豊富さが不足していた。
特開昭62−72779号公報の化合物についても、同
様に紫〜青であり、また、化合物自体が不安定でおると
いった問題点を有していた。
本発明は、かかる従来技術の欠点を解消しようとするも
のでおり、色相が豊富であり、かつ、化合物として安定
なフォトクロミック化合物を提供することを目的とする
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために下記の構成を有す
る。
「一般式(A>で表わされるスピロオキサジン化(式中
、Xは酸素原子またはイオウ原子を表す。
R1は炭素数1〜20の無置換または置換アルキル基、
炭素数7〜20の無置換または置換アラルキル基、炭素
数6〜20の無置換または置換アリール基から選ばれた
置換基を表す。  。
R2は炭素数1〜20の無置換または置換アルキル基、
炭素数7〜20の無置換または置換アラルキル基、炭素
数6〜20の無置換または置換アリール基、炭素数1〜
20のアルコキシ基、炭素数7〜20のアラルコキシ基
、炭素数6〜20のアリーロキシ基、無置換または置換
アミノ基から選ばれた置換基を表す。
R3,R4は、ヒドロキシ基、無置換または置換アミン
基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数7〜15の
アラルコキシ基、炭素数6〜14のアリーロキシ基、炭
素数2〜20のアシルオキシ基、炭素数右1〜20のア
ルキル基、炭素数7〜15のアラルキル基、炭素数6〜
14のアリール基、ハロゲン基、シアノ基、カルボキシ
基、ニトロ基、炭素数2〜20のアシル基、炭素数2〜
20のアルコキシカルボニル基から選ばれた置換基を表
す。m、nはO〜4の整数を表す。)」本発明の一般式
(A>の化合物は、ベンゾオキサゾール環(またはベン
ゾチアゾール環)およびベンゾオキサジン環からなる。
前記公知の化合物と比較して、ベンゾオキサジン環を有
するために発色種は可視部の短波長部に吸収を有すると
いう特徴がある。また、オキサジン環上に置換基を有す
るため安定した化合物が得られ、発色種としては特に極
性マトリックス中で安定化するため、発色性が向上する
という特徴も合わせ持った化合物である。
また置換基に関しては、R4が有機置換アミノ基である
場合、特に発色性が向上するということから好ましい。
かかる一般式(A>の化合物は、例えば、次の製造法に
よって製造される。
一般式(I> (Y−はアニオンを示す。) で表される化合物、塩基性物質および一般式(n)O で表される2−ニトロソフェノール化合物を任意の順序
で加え反応させることによって製造することができる。
また、製造段階における精製方法としては、各種溶剤に
よる再結晶、シリカカラムなどによるカラムクロマト分
離、溶剤抽出、あるいは、活性炭処理などが好適な例と
して挙げることができる。
本発明フォトクロミック化合物は、光学的に透明な樹脂
類、例えば、ジエチレングリコールビスアリルカーボネ
ートポリマー、(メタ)アクリル系樹脂およびその共重
合体、セルロース類、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアル
コール、ポリビニルブチラール、ポリエステル樹脂、ポ
リカーボネート、ポリスチレンおよびその共重合体、エ
ポキシ樹脂、(ハロゲン化)ビスフェノールAのジ(メ
タ)アクリレートポリマーおよびその共重合体、(ハロ
ゲン化)ビスフェノールAのウレタン変性ジ(メタ)ア
クリレートポリマーおよびその共重合体、ナイロン樹脂
、ポリウレタンなどに配合して好ましく使用される。配
合された樹脂類は、光による変色性を有する光学素子と
して使用することが可能でおる。光学素子としてはサン
グラスレンズ、スキー用ゴーグル、保護メガネレンズ、
ざらにはカーテン、衣服、玩具等が好適な例として挙げ
られる。
樹脂類への本発明フォトクロミック化合物の配合方法と
しては、染色方法、キャスティング法、配合されたポリ
マー溶液のコーティング法など各種の方法が適用できる
また、樹脂中への配合量としては目的および使用方法な
どによって決められるべきものであるが、視覚に対する
感度という観点からは、0.01〜20重量%の添加量
が好ましい。
また、本発明の化合物は、酸性条件下では着色するとい
う特徴を有しており、pH指示薬としての使用も可能で
ある。さらに本発明の化合物を光活性剤と組み合わせて
、フォトクロミック組成物を得ることも可能である。
[実施例] 次に、実施例を挙げて説明するが、本発明は、これらに
限定されるものではない。
実施例1 ■ 2−エチルベンゾチアゾールの合成2−アミノチオ
フェノール30CJとプロピオン酸22Qを110’C
で10時間攪拌を行った後、20%水酸化ナトリウム水
溶液を加え中和した。反応液を水/エーテルで抽出し、
エーテル層を濃縮して、2−エチルベンゾチアゾール3
7gを得た。
■ 1−メチル−2−エチルベンゾチアゾリウムトシレ
ートの合成 2−エチルベン、ジチアゾール15Clとメチルトシレ
ート15gを、キシレン60dに溶解し 130℃で5
時間反応を行った。室温で放置すると結晶が析出して来
た。濾過し、アセトンで洗浄して、白色の結晶19qを
得た。
■ 式(B)の化合物の合成 1−メチル−2−エチルベンゾチアゾリウムトシレート
10gと 2−ニトロソ−5−ジエチルアミノフェノー
ル10C1をイソプロパツール50dに溶解した溶液を
50℃に加熱し、トリエチルアミン6qを加えた後、1
時間遠流した。反応後、濃縮し、シリカゲルを支持担体
、シクロヘキサン/アセトン混合溶媒を展開溶媒として
、カラムクロマト分離を行なった後、溶媒を留去して黄
褐色の固体を得た。この固体をエタノールから再結晶し
て、黄色の結晶1.2gが得られた。
■ 式(B)の化合物の分析結果 ■ 応用例 本化合物をメチルメタアクリレートに0.1量%の濃度
で溶解し、アゾビスイソブチロニトリルを重合開始剤と
して用いキャスト重合して、本化合物を配合したポリメ
チルメタアクリレート板を作製した。この板は、紫外線
の照射を受けると紫色になり、光を除き暗所に放置する
ともとの無色に戻った。
実施例2 ■ 2−エチルベンゾオキサゾールの合成2−アミンフ
ェノール12gとプロピオン酸クロライド20C]をキ
シレン50dに溶解し、110℃で2時間攪拌した。冷
却後、20%水酸化ナトリウム水溶液を加え中和し、水
/クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を濃縮して
、2−エチルベンゾオキサゾール14gを得た。
■ 1−メチル−2−エチルベンゾオキサシリウムトシ
レートの合成 2−エチルベンゾチアゾールを、2−エチルベンゾオキ
サゾールに代えた以外は、実施例1の■と同様にして行
ない、白色の結晶を得た。
■ 式(C)の化合物の合成 一トを1−メチル−2−エチルベンゾオキサシリウムト
シレートに代えた以外は、実施例1の■と同様にして行
ない、黄色の結晶を得た。
■ 応用例 実施例1と同様にして作成したポリメチルメタアクリレ
ート板は、紫外線の照射を受けると赤色(λmax )
→520nm)になり、光を除き暗所に放置するともと
の無色に戻った。
実施例3〜5 実施例3〜5として、以下の化合物を合成した。
置換基の位置は、下式に示すとおりである。
アミノ−4,5−ジクロロフェノールを用いる他は実施
例2と同様にして、■、0がともにCαでおり、■が一
〇H3である化合物を合成した。
実施例1と同様にして作製したフォトクロミック化合物
含有のポリメチルメタアクリレート板は、紫外線の照射
を受けると、赤色になり、光を除き暗所に放置すると、
もとの無色に戻った。
実施例4としては、プロピオン酸クロライドの代りに、
エトキシ酸クロライドを用いる他は実施例2と同様にし
て、■が一〇C2H5である化合物を合成した。
実施例1と同様にして作製したフォトクロミック化合物
含有のポリメチルメタアクリレート板は、紫外線の照射
を受けると赤色になり、光を除き暗所に放置するともと
の無色に戻った。
実施例5としては、プロピオン酸クロライドの代りに、
フェニル酢酸クロライドを用いる他は実施例2と同様に
して、◎かに◇である化合物を合成した。
実施例1と同様にして作製したフォトクロミック化合物
含有のポリメチルメタアクリレート板は、紫外線の照射
を受けると赤色になり、光を除き暗所に放置するともと
の無色に戻った。
[発明の効果] 本発明の化合物は以下の特性を有する。
■ 発色種の吸収が可視部の短波長部にあるため、赤系
統など発色種が豊富である。
■ 耐疲労性が良い。
■ pH指示薬としても使用可能である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式(A)で表わされるスピロオキサジン化合
    物。 ▲数式、化学式、表等があります▼(A) (式中、Xは酸素原子またはイオウ原子を表す。 R^1は炭素数1〜20の無置換または置換アルキル基
    、炭素数7〜20の無置換または置換アラルキル基、炭
    素数6〜20の無置換または置換アリール基から選ばれ
    た置換基を表す。 R^2は炭素数1〜20の無置換または置換アルキル基
    、炭素数7〜20の無置換または置換アラルキル基、炭
    素数6〜20の無置換または置換アリール基、炭素数1
    〜20のアルコキシ基、炭素数7〜20のアラルコキシ
    基、炭素数6〜20のアリーロキシ基、無置換または置
    換アミノ基から選ばれた置換基を表す。 R^3、R^4は、ヒドロキシ基、無置換または置換ア
    ミノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数7〜1
    5のアラルコキシ基、炭素数6〜14のアリーロキシ基
    、炭素数2〜20のアシルオキシ基、炭素数1〜20の
    アルキル基、炭素数7〜15のアラルキル基、炭素数6
    〜14のアリール基、ハロゲン基、シアノ基、カルボキ
    シ基、ニトロ基、炭素数2〜20のアシル基、炭素数2
    〜20のアルコキシカルボニル基から選ばれた置換基を
    表す。m、nは0〜4の整数を表す。)
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63238085A (ja) * 1987-03-26 1988-10-04 Seiko Epson Corp フォトクロミック化合物

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63238085A (ja) * 1987-03-26 1988-10-04 Seiko Epson Corp フォトクロミック化合物

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