JPH01207245A - 薬学的構造 - Google Patents

薬学的構造

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JPH01207245A
JPH01207245A JP63204890A JP20489088A JPH01207245A JP H01207245 A JPH01207245 A JP H01207245A JP 63204890 A JP63204890 A JP 63204890A JP 20489088 A JP20489088 A JP 20489088A JP H01207245 A JPH01207245 A JP H01207245A
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    • A61K2039/60Medicinal preparations containing antigens or antibodies characteristics by the carrier linked to the antigen
    • A61K2039/6031Proteins
    • A61K2039/6068Other bacterial proteins, e.g. OMP

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は薬学的構造に関し、この構造中でハプテン及び
(又は)免疫原性又は免疫刺激性物質がたん白質担体と
結合している。
ハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性物質がた
ん白質、たとえば血清アルブミンと結合し、それによっ
てその免疫性又は作用を増加することはすでに試みられ
ている。この公知の形成物に於てたん白質分子は、乱雑
に溶液の形で又は非構造性集塊として存在する。その際
ハプテン結合部位又は免疫原性又は免疫刺激性物質の結
合部位は、その性質、種類、数及びたん白質分子中での
位置によって著しく異なり、それによってハプテン及び
(又は)免疫原性又は免疫刺激性物質とたん白質分子と
の十分に限定された結合は全く不可能である。
本発明は冒頭に示したタイプの薬学的構造を生じること
を課題とする。その構造に於て結合部位の正確に限定さ
れた数が存在し、ハプテン及び(又は)免疫原性又は免
疫刺激性物質の正確に限定された量を正確に限定された
方法で担体に結合することができる。
本発明によればこの課題は、たん白質担体を結晶性又は
パラ結晶性の互いに隣接した、場合により相互に共有架
橋された、たん白質分子又はたん白質含有分子によって
形成することによって解決される。結晶性又はバラ結晶
性構造によってたん白質分子は、常に正確に一定の空間
配列を互いに有する。それによって結合の種類並びに結
合されるハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性
物質の数及び空間配置及びハプテン結合部位の又は免疫
原性又は免疫刺激性物質の結合部位の除去は、相互に常
に正確に限定される。
更にたん白質担体を、それがその形、その大きさその配
置及び表面性質に基づき有利に食菌される様に選択する
ことができる。それによってハプテン及び(又は)免疫
原性又は免疫刺激性物質の摂取を食凹細胞、たとえばマ
クロファージによって促進する。結果としてより一層有
効な免疫応答が得られる。
結晶性又はパラ結晶性の互いに隣接するたん白質含有分
子は糖たん白質であるのが好ましい。それによって担体
の構造を細胞表面構造又は細胞の形により一層良好に近
づけることができる。その際結晶性の互いに隣接する分
子は、1又は数種の微生物細胞壁層に起因する。それに
よって糖たん白質は特別簡単な方法で得られる。その場
合結晶性又はパラ結晶性たん白質担体に付加的に他の細
胞壁成分が付着することができる。適切な微生物を選択
した場合、微生物細胞壁のフラグメントにもハプテン及
び(又は)免疫原性又は免疫刺激性物質がつくことがで
きる。その上結晶性表面層を形成するたん白質分子に加
えて基礎となる強硬の層、たとえばペプチドグリカン−
又は凝ムレイン層が存在するすべての微生物が特に適す
る。
その際ハプテン及び(又は)免疫性又は免疫原性物質を
担体のたん白質部分と結合することができる。その他の
ハプテンに対しては、これが場合により炭水化物部分に
糖たん白質が結合する場合に有利である。したがって2
つの結合のうちのどれを選ぶかは、ハプテン及び(又は
)免疫原性又は免疫刺激性物質に並びに薬学的構造の使
用に依存する。但しこの際一定の条件下で2つの混合形
であるのも有利である。
更にハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性物質
を夫々の担体分子と分子間、たとえばホモ−又はへテロ
ニ官能性架橋剤(架橋剤)又はペプチド鎖(たとえばポ
リリジン)を介して結合することができる。この様ない
わゆる“スペーサー”又は活性な分子間の導入は、それ
によってハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激物
質の離脱及び同時に酵素性分解によってマクロファージ
のエンドシーム(リソソーム)中に生じる断片の種類を
より一層正確にコントロールすることができるという利
点を有する。この分子間によって“標準破片部位”を生
じ、それを分解酵素が攻撃する。
結局種々の担体及び(又は)種々のハプテン及び(又は
)免疫原性又は免疫刺激性物質がつく担体を一緒にする
ことができる。それによって種々の機能を薬学的構造中
に生じること、すなわち著しい疎水性である担体分子は
ハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性物質がつ
く担体と一緒にして有効になることが達成される。この
ことは結果として薬学的構造の改良された摂取を食菌細
胞によって生じる。また種々のハプテン及び(又は)免
疫原性又は免疫刺激性物質がつく担体も用意することが
できる。それによって薬学的構造の作用特徴を正確に調
節することができる。
本発明による薬学的構造の有利な製造方法に於て、ハプ
テン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性物質を結合す
る、たん白質分子又はたん白質含有分子の基をハプテン
の添加前に活性化する。それによってハプテン及び(又
は)免疫原性又は免疫刺激性物質の対応する基への確実
に正確な及び再生産しうる安定な結合を生じる。
ハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性物質と炭
水化物部位との接合のために、糖たん白質の炭水化物部
位の結合部分を酸化によって、たとえば過ヨウ素酸塩に
よって生じることができる。
たん白質分子の結合部位の形成をたん白質分子を共有架
橋する剤、たとえばグルタルアルデヒドによって行うこ
とができる。それによってたん白質分子の架橋が、処理
工程中で同時にハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫
刺激性物質の結合に対する活性基を生じる。結合部位の
形成を活性基の導入によっても行うことができる。それ
によって結合の数及び種類のより一層正確な調節が行わ
れる。特に安定な結合に関しては、ハプテン及び(又は
)免疫原性又は免疫刺激性物質をたん白質担体のカルボ
キシル基とアミド様に結合することができる。一定の活
性結合部位に関して、ハプテン及び(又は)免疫原性又
は免疫刺激性物質の結合をシッフの塩の形で行うことが
できる。この際場合によりシッフの塩基を還元して第二
アミンとなすことができる。
更に特異的結合又は特異的に開裂する結合が、2つの末
端が活性化された結合部位を有する分子間、たとえばホ
モ−又はへテロニ官能性架橋剤(架橋剤)又はヘプチド
鎖(たとえばポリリジン)を一方の末端で担体と結合す
ることによって得ることができる。その後次いでハプテ
ン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性物質を分子間の
もう一方の末端と結合する。次いでこの方法でいわゆる
“スペーサー”を構造中に導入する。
結局、種々の担体及び(又は)種々のハプテン及び(又
は)免疫原性又は免疫刺激性物質がつく担体を、担体の
架橋後場合により除去される補助層上に施すことができ
る。したがって薬学的構造を生じる可能性を与え、それ
は種々の担体分子−これはたとえば結晶性構造等々の点
で相互に異なる−を薬学的調製物中で一緒にすることで
ある。
しかし種々のハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺
激性物質を担体も一緒にして同様に薬学的構造となすこ
とができる。
同様に有利にハプテンの及び(又は)免疫原子性又は免
疫刺激性物質の結合部位を活性化することができ、ハプ
テン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性物質をこの活
性された結合部位を介してたん白質担体又は糖たん白質
担体と結合することができる。このことはまた特別安定
な結合を生じる本発明を更に例によって詳細に説明する
例1 A、担体の製造 クロストリディウムサーモヒドロスルフリクム(C1o
stridiun+ thermohydrosulf
uricum)Llll−69(2,5g)の細胞を5
0mM )リスー〇CI−緩衝液(pH7,2)中で懸
濁し、短時間、すなわち約1分間超音波で処理する。2
%トリトンX−100溶液12.5dの添加後、懸濁液
を15分、50℃で培養する。この処理によって、細胞
の細胞質及び細胞質膜を分解する。
これに反して結晶又はバラ結晶性たん白質含有細胞壁層
(以下“S−層”と略称する。)及び基礎となるペプチ
ドグリカン層がフラグメントとして残存する。次いで2
0.000gで遠心分離し、洗剤の除去のために3回水
洗する。その後ペレットを5mM塩化マグネシウム溶液
(25d)中に懸濁し、原形質残部及び核酸の除去のた
めに、DNA5e125μg並びにRNA5e500μ
gを加え、15分37℃で攪拌する。
次いで3回水洗し、この場合20.000gで遠心分離
する。ペレットを0.1Mカコジル酸塩緩衝液(pH7
,2)2〇−中に懸濁し、水中にグルタルアルデヒドを
有する50%溶液を4℃で加え0.5%の最終濃度に至
らしめる。次いで4℃で2〜3分強く攪拌し、遠心分離
し、水洗する。ペレットを水25−中に懸濁し、その後
トリス−ヒドロキシメチルアミノメタン(“トリス”)
を加える。室温で10分間放置後、新たに遠心分離(2
0,000g) L、洗浄する。
微生物の細胞形が得られ、かつ原形質のみを細胞から除
去しなければならない場合、一定の条件下で超音波によ
る細胞の処理をやめることができる。
上述の様に、前記処理法でたん白質含有細胞壁層に基礎
となるペプチドグルカン層も残存する。
この際多くの組織で付加的なS−層を形成することがで
きる。その結果としてここでフラグメント又はからの微
生物さや−これはS−層及びペプチドプリカン層からの
み成る−がペプチドグリカン層の内側に同様にS−層を
有することができる。その時この層にはハプテン及び(
又は)免疫原性又は免疫刺激性物質又は他の有効物質が
つくことができる。この様な場合へブチドグリカンが妨
げになる場合、これをペプチドグリカンを分解する酵素
、たとえばりゾチームによって除去することができる。
更にAに従って製造されたベレットをリゾチーム溶液(
50mM )リス−11cI−緩衝溶液(pH7,2)
 mlあたりリゾチーム0.5mg)で1時間36℃で
処理する。
その際湿潤ベレット0.5gあたりリゾチーム溶液1〇
−を加える。製造されたS−層−フラグメントは微生物
に応じて一重又は二重S−層から成る。この場合細胞の
超音波処理で妨げのないフラグメントが存在する。これ
に反して超音波で処理しない細胞の場合、細胞形又は結
晶性又はパラ結晶性S−層が破壊されずに残存する。
B、結合部位の形成。
Aにより製造されたベレットを水5−中に懸濁し、その
後退ヨウ化ナトリウムの0.1旧容液5m1lを加える
。次いでこの懸濁液を24時間4℃で光の遮断下で放置
する。その後遠心分離し、ヨウ素含有塩の除去のために
10mM塩化ナトリウム溶液で洗浄する。
C0たん白質と得られたS−層との結合。
Bにより得られたペレット (約0.2g)を水1mi
中に懸濁し、水I Q mllあたり牛血清アルブミン
50mgを有する溶液1−を加える。次いでこの溶液を
60分室温で放置し、遠心分離する。
担体と結合するアルブミンの量を測定するために過ヨウ
素酸塩で酸化する代りに水で培養された調製物と比較し
て750nmでの消滅を測定する。この測定結果を第一
図に記載する。これから、過ヨウ素酸塩で酸化されたS
−層で著しいより一層多くの結合が行われることが明ら
かに認められる。
例2 担体の製造。
バチルスステアロサーモフィルス(Bacilluss
 tearo thermoph i 1us) PV
72 (2、5g)の細胞を50mMl−リスHCl−
緩衝液(pH7,2)中に懸濁し、約1分超音波で処理
する。2%トリトンX−100(12,5mff)の添
加後、懸濁液を15分50℃で培養する。この処理によ
って細胞の細胞質が分解され、S−層と基礎となるヘプ
チドグリカン層との間に残存する。細菌細胞の主な形に
著しく対応するフラグメントが生じる(いわゆる“ゴー
スビ)。次いで20.000gで遠心分離し、洗剤の除
去のために3回水洗する。次いでペレットを5mM塩化
マグネシウム溶液(25ml)中に懸濁し、DNバ5e
125μg及びRNA5e500 p gを加え、15
分間37℃で攪拌する。次いで3回水洗し、この際その
間に20.000gで遠心分離する。ペレットを0.1
Mカコジル酸塩緩衝液(pH7,2)中に懸濁し、水中
にグルタルアルデヒドを有する50%溶液を4℃で加え
、0.5%の最終濃度に至らしめる。
次いで懸濁液を4℃で2〜3時間強く攪拌し、遠心分離
し、水洗する。この処理工程によってアルデヒド官能基
のみと結合するグルタルアルデヒド残基が遊離結合部位
として用いられるので、特異的結合部位の産出は無用で
ある。たとえばこれは例IBに従って酸化によって生ぜ
しめられる。
B、たん白質と得られたS−層との結合。
上述の様にして得られたS−層に、例ICに於けると同
様に牛血清アルブミンを加え、結合するたん白質の量を
そこに記載した様に測定する。
例3 担体の製造。
クロストリディウムサーモヒドロスルフリクムLlll
−69の細胞壁を最も外の細胞壁層(S−層)の安定化
のために、グルタルアルデヒド(0,1Mナトリウム−
カコジル酸塩緩衝液(pH7,2)中に0.5%)で2
0分20℃で処理する。反応を過剰のエタノールアミン
の添加によって停止する。細胞壁フラグメントを架橋反
応の間懸濁して存在させるか又は多孔性構造上に付与す
る(S−層一限外濾過膜)ことができる。反応混合物の
除去のために、細胞壁フラグメントを蒸留水で洗浄する
B、S!+−基含有配位子に対する結合部位の産出。
その後ペレット0.2gを蒸留水30d中にjM ?H
し、S−層の露出されたカルボキシル基の活性化のため
に、1−エチル−3,3’(ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド(DEC) 60mgをpH一値4.7
5の維持下に加える。次いで過剰のへキサメチレンジア
ミン(0,5g)を加え、pH=値を60分の反応時間
の間8.0に一定に保つ。反応を酢酸の添加によって停
止し、懸濁液を20.000gで遠心分離し、ペレット
を3回蒸留水で洗浄する。湿性ベレッ) 100mgを
リン酸塩緩衝液(50mM、 pH7,0)9−中で懸
濁し、メタ−マレイミドベンゾイル−N−ヒドロキシサ
クシンイミドエステル(MBS) (50ng/−テト
ラヒドロフラン)の溶液1−を加え、30分20°Cで
培養する。
C,SH−基一含有たん白質と得られたS−層との結2
0.000gで遠心分離後、ペレットを50mMリン酸
塩緩衝液(pH7,0)中に懸濁し、β−ガラクトシダ
ーゼ20mgを加え、2時間20℃で培養する。20.
000gで遠心分離し、リン酸塩緩衝液で再洗浄した後
、たん白質マトリックスと共有結合するβ−ガラクトシ
ダーゼの活性を測定する。
1、−COOII + ll:Dc  +NrH・<C
u1)*−MHz     C11−NH−(CI++
)+−Nll+例4 転化酵素の結合に、S−層一たん白質と共有結合する炭
水化物部分の隣接OH−基を利用する。
細胞壁フラグメントに例3に於ける八に記載した様に、
最の外の細胞表面の安定化のためにグルタルアルデヒド
を加える。
B、結合部位の産生。
細胞壁フラグメント100mgを無水テトラヒドロフラ
ン(THF)中に懸濁し、10分20℃で培養し、20
.000gで遠心分離し、次いでブロムシアン−溶液(
テトラヒドロフラン中に2.5%)10−中に再懸濁す
る。2時間の培養後、細胞壁フラグメントを20.00
0gで遠心して分離し、THFで洗浄し、残存する試剤
を除去する。
C8たん白質と処理されたS−層との結合。
ベレットを50mMリン酸塩緩衝液(pH8,0) 1
0m1−これは転化酵素20mgを含有する一中に再懸
濁し、18時間4℃で培養する。20.000gで遠心
分離した後、ペレットを2回リン酸塩緩衝液で洗浄し、
たん白質マトリックスと結合する転化酵素の酵素活性を
測定する。
N−置換されたカルバマート 例5 クロストリディウムサーモヒドロスルフリクムLlll
−69の細胞壁フラグメントを例3に於ける八に記載し
た様にグルタルアルデヒドで固定する。
B、結合部位の産生。
細胞壁フラグメント0.1gを無水ジメチルホルムアル
デヒド(DMF) 20m1中にjQ、 5し、その後
EDC60ml及びN−ヒドロキシサクシンイミド0.
5gを加える。
1時間の培養時間後、懸濁液を20.000gで遠心分
離し、2回DMFで洗浄する。
C1たん白質と得られたS−層との結合。
得られたベレットをO,1M炭酸水素ナトリウム(pH
8,8)−これ中にデキストラナーゼ20mgを?8解
する一中に悲濁し、反応仕込物を18時間4℃で培養す
る。デキストラナーゼがつく細胞壁フラグメントが20
.000gで遠心分離して得られ、2回蒸留水で洗浄す
る0次いでベレットのデキストラナーゼ−活性を測定す
る。
アルカリ  II 例6 合成炭水化物−抗原の酸化されたS−層への結合A、担
体の製造及び B、結合部位の産生。
酸化された糖たん白質−3−層の製造を例1及びA及び
Bに於て記載した様に実施する。
C0炭水化物−抗原と担体との結合。
ポリアルデヒド−生成物を三糖類の3−(2−アミノエ
チル)チオプロピルグリコシドと共にシッフの塩基の形
成下に培養する。この段階を、アミノ基を含有するアグ
リコンと結合する、すべての他の糖類を用いて実施する
こともできる。
αKD0,24αKDOp (OCHzCHzCll□
5CH2CH2NII:l)〔2−ケト3−デソキシー
オクトン酸 から成る三糖類の3−(2−アンモニ ッチエル)チオプロピルゲルコン ド、〕 3−(2−アミノエチルチオ)プロピルグルコシドをア
リルグリコシドから製造するための一般的製法。
システアミンヒドロクロリド(15ミリ当量チオール基
)の溶液10mj中にアリルグリコシド(5mM)を有
する溶液を1.5時間室温で放置する。この反応時間は
さまざまであってよい。次いで反応混合物をカチオン−
交換体カラム(たとえばRexyn101+アンモニウ
ム形、200−400メツシユ)を介して分離する。水
、0.5Mアンモニア及び1.0Mアンモニアで洗浄す
る。過剰のアリルグリコシドが水性溶離液中に生じ、3
−(2−アミノエチルチオ)プロピルグリコシドは1.
Ol’lアンモニアで生じる。夫々の生成物を含有する
分画を蒸発する。
3−(2−アミノエチルチオ)プロピルグリコシドの結
合によって得られるシッフの塩基をそのまま抗体の結合
に使用する。これをフェリチン、ホースラデイツシュペ
ルオキシダーゼ又はIZSJで標識した場合、これを直
ちに測定することができる。
しかし結合する抗体もいわゆる“サンドウィッチ2−法
に従ってこれに合せて付加された抗体の結合によって測
定することもできる。
3−(2−アミノエチルチオ)プロピルグリコシドの結
合によって得られるシアノの塩基をナトリウムシアノポ
ルヒドリドとの反応によって第二アミンに変えることが
できる。
その時この結合は酸に安定である。
過ヨウ素酸塩で酸化した後、゛多tI!類部分中の遊離
アルデヒド基の測定は、フェニルヒドラジン又は2,4
−ジニトロフェニルヒドラジンを用いる慣用法に対応し
て行われる。
適当な炭水化物含有S−層を例1に於けるA及びBに記
載した様に過ヨウ素酸ナトリウムで酸化する。ヨウ素酸
塩及び過ヨウ素酸塩を水との透析によって除去する。次
いで対応するヒドラジン誘導体の溶液を10%酢酸中に
加え、全体を1時間反応させる。
次いで過剰の試剤を透析によって除去し、形成されたヒ
ドラゾン基の量を比色により測定する。
この方法を、遊離の残存基の測定のためにアミノ基含有
ハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性物質の結
合後に使用することもできる。
本発明による薬学的構造は、特に免疫抗原として高い抗
体力価を得るのに適する。免疫原性物質として抗体を使
用する場合、この様な抗イデイオタイプ抗体を得ること
ができる。更にこの構造は組合せ組織免疫抗原−ブース
ター(同一のハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺
激性物質、異なる株から由来する二つのS−層一糖たん
白質一種に合体)として有利である。この構造を免疫吸
着剤としてたとえば診断装置又は所望されない抗体の体
外除去(血液洗浄)に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第一図は、本発明による、たん白質と得られた5−Jl
との結合状態を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)たん白質担体を結晶性又はパラ結晶性の互いに隣接
    する、場合により相互に共有架橋されたたん白質分子又
    はたん白質含有分子によって形成することを特徴とする
    、ハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性物質と
    たん白質担体とが結合する薬学的構造。 2)結晶性又はパラ結晶性の互に隣接するたん白質含有
    分子は、糖たん白質である請求項1記載の薬学的構造。 3)結晶性の互に隣接する分子は、1又は数種の微生物
    細胞壁層から由来する請求項1又は2記載の薬学的構造
    。 4)結晶性又はパラ結晶性たん白質担体に、付加的に他
    の細胞壁成分が付着する請求項1ないし3のいずれかに
    記載した薬学的構造。 5)微生物細胞壁のフラグメントには、ハプテン及び(
    又は)免疫原性又は免疫刺激性物質がついている請求項
    3又は4記載の薬学的構造。 6)ハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性物質
    は、担体のたん白質部分と結合している請求項1ないし
    5のいずれかに記載した薬学的構造。 7)ハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性物質
    は、糖たん白質の炭水化物と結合している請求項2ない
    し5のいずれかに記載した薬学的構造。 8)ハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性物質
    は夫々の担体分子と分子間、たとえばホモ−又はヘテロ
    二官能性架橋剤(架橋剤)又はペプチド鎖(たとえばポ
    リリジン)を介して結合している請求項6又は7記載の
    薬学的構造。 9)種々の担体及び(又は)種々のハプテン及び(又は
    )免疫原性又は免疫刺激性物質がついている担体を一緒
    にする請求項1ないし8のいずれかに記載した薬学的構
    造。 10)ハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性物
    質を結合する、たん白質分子又はたん白質含有分子の基
    をハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激物質の添
    加の前に活性化する請求項1ないし9のいずれかに記載
    した医薬用組織を製造する方法。 11)糖たん白質の炭化水素部分の結合部位を、たとえ
    ば過ヨウ素酸塩での酸化によって生じる請求項10又は
    7記載の方法。 12)ハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性物
    質のたん白質分子への結合を、たん白質分子を共有架橋
    する剤、たとえばグルタルアルデヒドによって生じせし
    める請求項10又は6記載の方法。 13)結合部位の形成を活性基の導入によって行う請求
    項12記載の方法。 14)ハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性物
    質を、たん白質担体のカルボキシル基とアミドの様に結
    合する請求項10記載の方法。 15)ハプテン及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性物
    質の結合をシッフの塩基の形で行い、この際場合により
    シッフの塩基を還元して第二アミンとなす請求項11記
    載の方法。 16)ハプテンの及び(又は)免疫原性又は免疫刺激性
    物質の結合部位を活性化し、ハプテン及び(又は)免疫
    原性又は免疫刺激性物質をこの活性された結合部位を介
    してたん白質担体のNH_2−基と結合する請求項1な
    いし9のいずれかに記載した薬学的構造の形成方法。 17)2つの末端が活性された結合部位を有する分子間
    、たとえばホモ−又はヘテロ二官能性架橋剤(架橋剤)
    又はペプチド鎖(たとえばポリリジン)を一方の末端で
    担体と結合し、その後次いでハプテン及び(又は)免疫
    原性又は免疫刺激性物質を分子間のもう一方の末端で結
    合する請求項8記載の薬学的構造を形成する方法。 18)種々の担体及び(又は)種々のハプテン及び(又
    は)免疫性又は免疫刺激性物質が結合する担体を補助層
    上に施し、その層を担体の架橋後に場合により除去する
    請求項9記載の薬学的構造を形成する方法。
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