JPH05505181A - 改善された免疫原性組成物 - Google Patents

改善された免疫原性組成物

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JPH05505181A JP50416891A JP50416891A JPH05505181A JP H05505181 A JPH05505181 A JP H05505181A JP 50416891 A JP50416891 A JP 50416891A JP 50416891 A JP50416891 A JP 50416891A JP H05505181 A JPH05505181 A JP H05505181A
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ウンガー,フランク エム.
マルコルム,アンドリュー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本願は、1988年8月18日に出願した米国特許出願第233674号明細書 に一部係属している。
発明の技術分野 本発明は、免疫応答が望まれるハブテンが結晶性または準結晶性担体、殊に細菌 表面層または“8層”によって表わされるものに接合されているような改善され た免疫原性組成物に関する。
背景技術 特殊な抗原またはハブテンに対して免疫応答が望まれる場合には、B細胞仲介応 答またはT細胞仲介応答の何れかを引き出す能力を増大させる物質と一緒にノ1 ブテンの投与を補足することが必要とされる。1つの一般的種類のこのような補 足剤は、一般にアジxl:<トとして分級されている。これは、望ましい応答の 確保を補助すると思われるハブテンと一緒に投与される物質である。死菌および その生産物のかかるアジュバントとしての使用は、顕著な歴史をもち、かつフロ イント完全アジュバント(マイコバクテリア死菌)または他の細菌類およびその 成分、例えば免疫モジュレータ−としてのペプチドグリカンの使用は、例えばワ レン(H,S、farren)他、 Ann Rey IIlmunol ’( 1986)4:369によって検討された。
また、裸かまたは酸処理された細菌類は、ベルシュチット(D、 U、 Be1 lstedt)他、 J Immunol Meth (1987)98 :  249〜255:リビングストン(P。
:1524〜1529によって、大きい糖タンパク質上の炭水化物部分に対して 体液性免疫を誘導するためのアジュバントとして作用することが示された。、・ 欧州特許第180564号明細書には、“Iscom”で表わされた細菌基質か らの複合体の製造が記載されている。この複合体は、細菌からの疎水性ペプチド を洗剤中に溶解し、溶解物質から洗剤を除去し、かつこの溶解物質をグリコシド 、例えばサポニンと置き換えることによって製造される。
また、小分子、殊に炭水化物中に含有されている)1ブテンは、担体、例えば牛 血清アルブミン、キーホールかさがい類のヘモシアニン、ジフテリアまたはテタ ニストキソイドおよび類似物との接合によっていっそう免疫原性になる。生じる ワクチン注射用複合抗原は、低分子量ハブテンに対して増大した免疫原性能力を 有する。
通常、経口投与される唯一のワクチンは、生きている弱毒化された生物を含有す るもの、例えば弱毒化されたポリオウィルスワクチンである。死亡した生物から なるワクチンまたはサブユニットワクチンは、一般的には経口投与されない。そ れというのも、この投与経路では、強い体系的な免疫応答は誘発されないからで ある。実際に、拡張された研究によれば、抗原の経口的摂取により、通常経口的 投与による耐性1と呼ばれる体系的低応答性の誘発された状態が生じる。サプレ ッサーT細胞による能動免疫抑制は、経口的投与による耐性の誘発に隠された機 構であると思われる。経口的投与による耐性の誘発における別の重要なフてフタ −は、粘膜性細網内皮系2による抗原の処理にあるものと思われる。コレラトキ シン(CT)および陽イオン化された牛血清アルブミン(cBSA)の双方とも 、経口的免疫感作34の後に体系的応答を発生させ −ることが示された。CT もcBsAもワクチン担体としてヒトに使用するには、不適当である。5最後に 、免疫原、例えば炭水化物抗原を弱体化させる免疫応答は、通常、Bリンパ系細 胞によって仲介された抗体応答であり、これに反してワクチン注射による効果的 保護は、一般に免疫応答の場合にTリン、G系細胞の分割が必要とされる。Tリ ンパ系細胞により仲介された免疫性により炭水化物ハブテンに対して免疫応答を 変調させるために、何故、Bリンパ系細胞依存性ハプテンがタンパク質担体に結 合したのかという別の理由が存在する。
選択された化学結合方法の性質に依存して、担体へのハブテンのかかる結合は、 しばしば定義するのが困難であり、かつ再現性に乏しい。また、担体がトキソイ ド、例えばジフテリアまたはテタヌストキソイドである場合には、この担体の相 応するトキシンからの形成は、しばしば不完全なものであり、したがってトキソ イド調製物は、残留する毒性活性を示す。・本発明によれば、前記パラメーター の定義を可能にする二次元結晶担体が得られ、したがって免疫刺激物質または免 疫活性物質を有する秩序だった構造が得られ、毒性と関連する問題は最小になる 。また、本発明によれば、8層は経口的免疫感作の後に強い体系的免疫応答を発 生させることができることが証明される。
発明の開示 本発明によれば、低い免疫原性または免疫原性の欠如の問題、Tリンパ系細胞に より仲介された応答の欠如の問題、ハブテンまたは免疫活性物質の病気により定 義される(乏しい再現性の)結合の問題、ならびに抗原担体の残留毒性の問題は 、免疫活性物質が結合している担体としてタンパク質または糖タンパク質の二茨 元結晶アレーを使用することによって解決される。
また、この凝集体は、共有結合により架橋されていてもよい。二次元アレーの結 晶構造により、担体分子は、互いに一定の正確に定義された空間的配向を示し: したがって、結合の性質ならびに結合したハブテンの数および空間的配向もハブ テンまたは免疫活性物質を有することができる結合部位の間の距離も常に正確に 定義されている。
更に、本発明によれば、実際には、担体の形状、寸法、配置および表面の性質に より、有利に免疫的に活性の補助細胞によって摂取されるように構成された担体 を選択することができる。この補助細胞、例えばマクロファージ、樹状細胞また はランゲルハンス細胞にて達成することができる。
従って、本発明の1つの視点から、本発明は、免疫応答が望まれるエピトープ、 例えばハブテンを有する1つの部分にカップリングした二次元結晶担体を有する 医薬調剤に同けられている。二次元結晶アレーは、場合によっては共有結合によ る架橋によって安定化させることができる。特に好ましい結晶担体は、微生物細 胞壁の8層からの隔離により得られる。
別の視点から、本発明は、エピトープ含有部分を上記担体にカップリングさせる ことによりなる本発明の医薬調剤の製造法に同けられている。なお、別の視点か ら、本発明による方法は、重要なエピトープに対してT細胞により仲介された応 答またはB細胞により仲介された応答を引き出す方法に同けられており、この方 法は、望ましい応答を引き出すのに有効な量で、本発明の医薬調剤をを推動物の 対象に投与することからなる。医薬調剤の投与は、経口的免疫感作を得るために 経口的に行なうことができる。更に、本発明によれば、細胞により仲介された体 系的免疫応答が得られる図面の簡単な説明 第1図は、無傷の細菌類からの8層の3段階での精製を示す略図である◇ 第2図は、本発明の正確なカップリング方法を可能にする分析方法の1つを示す 線図である。
始させるのに必要とされるT−二糖結合S層の線量応答を示すグラフである。
第4図は、プライム細胞を有するマウスの場合にDTH応答を引き出すのに必要 とされるT−三糖類の量を示すグラフである。
効なアジュバントを示すグラフである。
第6図は、BSAに結合したハブテンと一緒に本発明の1つの担体に結合したハ ブテンを用いた免疫感作の結果としての遅延タイプ過敏症反応(DTH)の比較 を示す。
第7図は、本発明による医薬調剤を用いての免疫感作によって刺激されたT細胞 がDTHを示す能力を転移することができることを指摘するデータを示す。
第8図は、S層接合体を用いての経口的免疫感作と筋肉内免疫感作とを比較した 2つの棒グラフを示す。
第9図は、固定されていないLlll S層に結合したYハプテンに対する三次 抗体応答、Yハブテンの負の制御に対する抗体応答およびYハプテンと結合した 固定されていないLlll S層に対する三次抗体応答、ならびに固定されてい ないLlll、負の制御に対する抗体応答を示す2つの線図である。
第10図は、固定されていないY−L 111/FAに対する三次抗体応答、Y ハブテンに対するイソタイプ抗体応答および固定されていないLlllに対する イソタイプ抗体応答の免疫グロブリンイソタイプ化を示す1つの棒グラフである 。
第11図は、固定されたLlllS層にEDCによ−って結合されたT−三糖類 に対する三次抗体応答と、異なるモル数のハブテン割合でT−二mWiに対する 抗体応答と、Llll S層担体に対する抗体応答とを比較して示すグラフであ る。
第12図は、肺炎レンサ球菌(Streptococcus pneumoni ae)莢膜多糖*(CPS)タイプ3−Llll接合体に対する三次抗体応答:  cpsタイプ3に対する抗体応答+LlllまたはPBSを注射したマウスの 場合にcpsタイプ3に対する負の制御応答を示す線図である。
第13図は、肺炎レンサ球菌(Streptococcus pneumoni ae)莢膜多糖類(CPS)タイプ37L111S層に対する三次抗体応答:マ ウスを3 ”−L 1.1.1接合体で免疫感作した場合にcpsタイプ3に対 するイソタイプ抗体応答:マウスをcpsタイプ3で免疫感作した場合にcps タイプ3に対するイソタイプ抗体応答の免疫グロブリンイソタイプ化を示す1つ の棒グ第14図は、肺炎レンサ球菌(Streptococcus pr+eu moniae)オリゴ糖類タイプ3に対する二次抗体応答を示す線図である。
発明の実施態様 本発明によれば、二次元結晶アレーである担体を使用することにより免疫応答を 増大させることができる医薬調剤が得られる。また、免疫活性物質を前記担体に 結合させる種々の方法を使用することができる。生じる医薬調剤は、B細胞応答 およびT細胞応答を刺激させる双方のために使用することができる。・担体およ び医薬調剤の性質 有利に、二次元結晶アレーは、タンパク質または糖タンパク質から構成させるこ とができ、この場合担体の構造は、細菌類の形状に類似することができる。適当 なアレーは、1つまたは幾つかの微生物細胞壁層から誘導させることができる。
従って、このアレーを有するタンパク質または糖タンパク質は、殊に簡単な方法 で得られる。このように適当なアレーは、他の付着細胞壁成分を含有することが できる。場合によっては、微生物細胞壁断片それ自体は、免疫活性物質を違−す るために使用することができる。このタイプの担体の源として特に適当なのは、 結晶表面層タンパク質からの代ねりにペプチドグリカンまたは偽ムレインから構 成されたもののような付加的な硬質層を含有する微生物である。
第1図は、典型的な細菌細胞壁の配置を精製する幾つかの段階を示す。切片aは 、無傷の細菌細胞壁の一部分を示し、この場合Sは、S層を表わし:PGは、ペ プチドグリカンを表わし、かつCMは、細胞質膜を表わす。図示されているよう に、S層は、層状構造体の場合にプロタオグリカンおよび細胞質膜と関連してい る。
切片すは、グルタルアルデヒド固定化後のエンプティペプチドグリカンサッカラ スを示す。細胞質膜は、除去され、固定化された断片は、ペプチドグリカンによ って分離された二重のS層を含有する。
切片Cは、ペプチドグリカンを除去するためのリゾ示す。ISおよびO8の表示 は、内部S層および外部S層を表わす。サラ・アンド・スレータ−(Sara  & 5leytr) 、^pp、 Microbiol、 Biotechno l、 (1989)30・184参照。
本発明の1つの好ましい実施態様によれば、二次元結晶アレーは、付加的層を有 するかまたは有しないS層としての微生物細胞壁から誘導される。この凝集体を 製造するために、再菌類は、生物の細胞質および細胞質膜を崩壊させるのに適当 な時間で30〜60℃、有利に約50℃の高められた温度で洗剤と一緒に恒温保 持される。適当な洗剤は、例えばトリトン(丁riton)X−100、種々の アルキルポリオキシエチレンエーテル、種々のアシルポリオキシエチレンソルビ トールエステル、例えばトウィーン(Tween)および類似物を包含する。無 傷の再菌類は、洗剤で処理することができるか、または培地は、生物の細胞形状 を保存することが不必要である場合に緩衝液の存在下に音波処理することができ るか、さもなければ破壊することができる。溶解されていない成分は、有利に遠 心分離によって回収され、ベレットは洗浄される。細胞質成分および核酸を、D Nアーゼ、RNアーゼおよび類似物を包含する適当な酵素を用いての処理によっ てさらに除去することは、望ましいことである。次に、S層を含有する洗浄され ペレット化された凝集体は、有利にグルタルアルデヒドのような架橋剤での処理 後に担体として利用される。架橋剤は、S層の秩序だった檎iを安定化する量で 添加される。
また、場合によっては、残留ペプチドグリカンは、ペプチドグリカン崩壊酵素、 例えばリゾチームでの処理によって回収されたS層から除去することができる。
回収されたベレットは、ペプチドグリカンを除去するのに適当な時間で緩衝液中 で約37℃で酵素を用いて処理される。
従って、細菌細胞から8層として得られる二次元結晶アレーは、一般に洗剤を使 用して秩序だってない成分を抽出することによって回収することができ、場合に よっては、ごの構造は、架橋することができ、かつ場合によってはペプチドグリ カンは、除去することができる。製造は、全細胞または破壊物質、例えば超音波 処理物に対して行なうことができる。
て保持するのに十分な寸法を有することができるので、有用な発熱物質、例えば リポ多糖類は、誘導担体の濾過によって除去することができる。
免疫活性物質を有する担体は、他の物質および組成物と組み合わせることができ る。従って、医薬調剤の種々の機能を達成することができる。例えば、強度に疎 水性の担体分子は、補助細胞によって製薬学的構造体の増大された摂取を引き起 こさせる免疫活性物質を有する凝集体と混合することができる。
種々の免疫活性物質を有する担体は、担体に架橋することができる補助マトリッ クスに結合することができる。それによって、異なる型の担体分子を組み合わせ た製薬学的調製物、例えば結晶構造の点で異なるものを発生させることができる 。
更に、1個よりも多いハブテンを有する担体凝集体は、医薬調剤の活性プロフィ ールを正確に制御するご2とができるように使用することができる。
この型の多価ワクチンを提供するための1つの方法の場合には、担体凝集体のサ ブユニットを分離させることができ、望ましいハブテンに別々に接合させ、次に 再構成させてハブテンの多重度を有する担体凝集体を得ることができる。例えば 、得られた8層を使用する好ましい実施態様の場合には、8層試料の分離された 部分は、以下に記載の条件下で個々のハブテンまたはエピトープ含有部分に接合 させることができ、さらにグアニジン塩酸塩または洗剤のような界面活性剤(c haotropic agent)の存在下に再構成させることができる。透析 による洗剤または界面活性剤の除去の際に、異なる部分に由来するプロモーター は、異なるハブテンまたは免疫活性物質で誘導されたS層中に自ら組合わされる 。
免疫活性分子の付着 担体は、免疫応答が望まれる抗原決定因子に付着されなければならない。本明細 書中で使用したように、“エピトープ含有部分“は、免疫応答が望まれる特異的 な決定因子を含有する1つの物質に帰因する。エピトープ含有部分は、それ自体 ハブテンであることができ、すなわち免疫原性にされる場合に抗原として挙動す る簡単な部分であることができるか、またはより複雑な部分であることができ、 これらの部分だけが、得られた抗体に関連して免疫特異性にとって重要である。
勿論、エピトープ含有部分がハブテンである場合に、適当な担体が必要であるこ とは、いっそう重要である。それというのも、この簡単で低分子量の物質は、弱 い免疫原性であるにすぎないからである。しかし、本発明の担体の使用は、免疫 応答が望まれる任意のエピトープ含有部分に適用することができる。
二次元結晶アレーは、しばしば糖タンパク質を含有し、したがっ〔ハブテンまた は免疫活性/免疫調整物質は、タンパク質または担体の炭水化物部分の何れか1 つかまたは双方に結合することができる。全体がタンパク質から構成されている 二次元結晶担体にとって、タンパク質それ自体に対する結合は、勿論、使用され なければならない。
結合態様の選択は、ハブテンおよび/または免疫活性物質の性質ならびに医薬調 剤の適用型の双方に依存免疫活性物質は、それぞれの担体分子に直接に付着させ ることができるかまたは積分子、例えばホモ申たはへテロ三官能性架橋剤または ペプチド鎖(例えば、ポリリジン)により付着させることができる。このような スペーサーまたは積分子の導入は、ハブテン等の放出のより正確な制御の利点、 ならびにマクロファージまたは他の補助細胞のエンドンーム(リソソーム)内で の酵素触媒による崩壊によって形成されるであろうような断片の性質の利点を提 供する。適当なスペーサー基を使用することにより、免疫原性凝集体の分割の好 ましい部位は、導入することもできる。商業的に入手できるホモニ官能性または へテロ三官能性リンカ−は、例えばPierce Chemjcal Co、社 、l?oekford、 ILから得ることができる。
本発明の医薬調剤を製造するのに有利な方法の場合、免疫活性物質を結合するで あろうような担体上の基は、免疫活性物質に付着さ、せシ以前に活性化させるこ とができる。それによって、それぞれの基へのハブテンの確実に正確で再現可能 で安定な付着は、保護される。
S層積タンパク質の炭水化物部分(グリカン)への免疫活性物質の付着のために は、糖タンパク質内での結合部位は、酸化によって、例えば過沃素酸IT塩を使 用することにより発生させることができる。°また、タンパク質部分上の結合部 位は、グルタルアルデヒドとの反応によって発生させることができ、この場合こ の試薬は、架橋および活性化に使用される。また、結合部位の形成は、活性基の 導入によって生じさせることができ、それによって、結合部位の数および種類の 正確な制御は、達成することができる。特に安定な結合のためには、ハブテンは 、担体のタンパク質部分のカルボキシル基へのアミド結合によって付着させるこ とができる。また、ハプテンの付着は、シッフ塩基の形基は、第二アミンに還元 させることができる。
免疫活性物質上の結合部位は、活性化させることができ、免疫活性物質は、この 活性化された結合部位により、担体に付着させることができる。また、このこと により、安定な結合が生じる。このことにより、免更に、1つまたはそれ以上の エピトープ含有部分と結合した担体を含有する生じる組成物は、免疫応答を引き 出すのに有用である。投与は、常法によって行な性の決定因子の使用を可能にす ることであるか、または一般的に云えば、このような免疫応答を引き出さない決 定因子に対してTヘルパ一応答を誘発させることである。適当なエピトープ含有 部分は、ポリペプチド、炭水化物、核酸および脂質を包含する常用のものを含む 。タンパク質、糖タンパク質およびペプチドは、サイトカイン、ホルモン、グル カゴン、インシュリン様成長因子、チロイド刺激ホルモン、プロラクチン、イン ヒビン、コレシストキンまたはその断片、カルノトニン、ツマスタチン、チミン ホルモン、種々の放出因子、ならびにウィルスのタンパク質特性を有する抗原断 片および他の感染剤を包含することができる。種々の炭水化物および炭水化物複 合体は、血友病インフルエンザB1血液群抗原および類似物からの細菌莢膜また はエキソ多糖類を含めて十分に使用することができる。更に、脂質物質、例えば ステロイドまたはプロスタグランジン、ならびに糖脂質を使用することができる 。重要な他の分子は、アルカロイド、例えばビンドリン、サーペンチン(5er pentine)を包含するかまたは免疫応答が検素される任意の他のハブテン 含有物質を包含する。
本発明の免疫組成物は、抗体の耐性を向上させる能力以外にT細胞応答を引き出 すのに有用であるこ々ができ、この場合には、以下に記載したように、接種した 対象の場合に遅延型過敏症反応(DTH)応答を引き出す能力によつて変性させ ることができる。更に、本発明の組成物で免疫感作された動物から得られたT細 胞は、他の動物対象に移植することができ、この動物対象に対して免疫性の転移 を生じる。
本発明の医薬調剤は、免疫抗原として高い抗体力価および保護イソタイプを達成 するのに適当であり、かつ免疫記憶に適当である。その抗体または断片をエピト ープ含有部分として使用する場合には、抗イデ4オタイプ抗体は、この方法によ って得ることができる。
医薬調剤は、1つおよび同じ免疫活性物質が2つの異なる細菌株から誘導された 8層に結合されている場合には、−次免疫および促進に有利に使用することがで きる。種々の養生方法は、本発明の組成物の投与に使用することができる。典型 的な免疫プロトコルの場合には、一連の注射が使用され、この場合には、その後 の注射により、最初に注射された組成物から得られた免疫応答が促進される。二 次元結晶担体の多重度の有用性により、類似のものではあるが異なる担体を連続 的に使用することができる。それによって、担体型の耐性を誘発する問題は、克 服される。場合によっては、殊に低分子量ハブテンが使用される場合には、同じ 担体に接合されたハプテンを用いて繰り返し注射することにより、この現象によ る変調された免疫応答が生じる。担体の性質を、例えば異なる微生物から調製さ れた8層を使用して変える場合には、この問題は回避することができる。従って 、まず、第1の微生物から調製された8層に接合されたエピトープ含有部分を注 射し、引続き第2の微生物から誘導された8層から構成された担体に結合された エピトープ含有部分を注射するようなプロトコールが明らかになる。
また、担体エピトープ部分複合体は、免疫吸着剤またはアフィニティマトリック スとして使用するのに適当であり、例えば診断キットに適当であるかまたはヒト の血液からの望ましくない抗体の体外欠乏に適当である。
更に、本発明は、次の例に関連して説明されるが、この例は、本発明を詳説する ものであり、本発明を限定するものではない。例中で、第2図〜第7図は、参考 のためのものである。これらの図面のさらに詳細な説明は、本明細書中の“図面 の凡例”と題された項に記載されている。
丘ユ A、担体の調製 クロストリディウム・テルモヒドロスルフリクム(9の細胞(2,5g)を50 ミリモルのトリス(Tris)−MCI緩衝液、pH7,1中に懸濁させ、かつ 短時間(約1分間)超音波処理する。次に、トリトン(Triton) X − 100の2%溶液(12,5m1)を添加し、この懸濁液を50℃で15分間恒 温保持する。
この処理の際に、生物の細胞質および細胞質膜は崩壊されるが、しかし二次元結 晶タンパク質含有細胞壁層(前記の“8層”)および下にあるペプチドグリカン 層は、断片として保存される。その後に、この混合物を20000xgで遠心分 離し、ベレットを3回洗浄し、洗剤を除去する。次に、ベレットを5ミリモルの 塩化マグネシウム溶液(25ml)中に懸濁させる。
細胞質残分および核酸を除去するために、DNase(125μg)およびRN アーゼ(500μmg)を−添加し、全部を37℃で15分間撹拌する。次に、 懸濁液を20000Xgで遠心分離し、かつ3回水で洗浄する。次に、ベレット を1.1モルのカコジル酸緩衝液(pH7,2+ 20m1)中に懸濁させ、グ ルタルアルデヒドの50%水溶液を4℃で添加し、0.5%の最終濃度にする。
この懸濁液を4℃で数分間十分に撹拌し、遠心分離し、かつ水で洗浄する。次に 、ベレットを水(25rnl)中に懸濁させ、トリス(Tris)−ヒドロキシ メチルアミノメタン(Tris“)を添加する。次に、室温で10分間放放厘、 懸濁液を再び遠心分離しく20000xg) 、かつ洗浄する。
微生物の細胞形状を保存することができかつ細胞質成分のみを除去することがで きた場合には、超音波処理を中断する。
上記方法を使用した場合には、下にあるペプチドグリカン層は、タンパク質含有 細胞壁層を一緒に残存す −る。数多(の生物を用いた場合には、付加的な8層 の形成を生じうる。従って、8層およびペプチドグリカンのみからなる断片また は“ゴースト”は、今やペプチドグリカン層の内面上に8層を示しく第1図): また、この付加的な8層は、ハブテンおよび/または免疫活性物質に結合されて いてもよい。
ペプチドグリカンの存在が望ましくない場合には、ペプチドグリカンは、ペプチ ドグリカン崩壊酵素、例えばリゾチームを用いて崩壊させることができ、かつ除 去させることができる。この終結時に、このセクションAで生成された物質をリ ゾチーム(Tris−HC1緩衝液、pH7,2の50ミリモルの溶液1ml当 たりリゾチーム0.5m1)の溶液を用いて36℃で1時間処理する。この場合 、湿ったベレット0.5 g当たりリゾチーム溶液10m1を添加する。使用し た微生物に応じて、得られたS要所片は、単独または二重の8層から構成されて いる。次に、細胞を超音波処理し、開いた断片を形成させるが、しかし超音波処 理なしの場合には、細胞形状、すなわち結晶二次元アレーは、無傷で保存される 。
B、結合部位の形成 Aにより調製されたベレットを水(5ml)中に懸濁させ、過沃素酸ナトリウム (5m l )の0.1モルの溶液を添加する。この懸濁液を光の排除下に24 時間放置させ、酸化させ、かつ結合部位としてのアルデヒド官能基を形成させる 。その後に、この懸濁液を遠心分離し、ベレットを10ミリモルの塩化ナトリウ ム溶液で洗浄し、沃素含有塩を除去する。
C9性された8層へのタンパク質の結合Bにより得られた酸化された物質のベレ ット(約0.2g)を水(1ml)中に懸濁させ、この懸濁液を水(10ml) 中の牛血清アルブミン(50mg)の溶液(1m l )と混合する。この溶液 を室温で放置しく60分間)、次いで遠心分離する。
担体に結合されたアルブミン量を測定するために、750nmでの吸光係数を、 過沃素酸塩溶液が水によって代替されている調製物(非酸化対照)の場合と比較 して測定する。この測定結果は、第2図に示されている。担体への付着は、先に 過沃素酸塩で酸化された場合よりも明らかに著しく高い。
バシルス・ステアロテルモフィルス(Bacillus ste旺蜂ρ1吐駄灯 広PV72の細胞(2,5g)を50ミリモルのトリス(Tris) −HCI 緩衝液、pH7゜2中に懸濁させ、かつ約1分間超音波処理する。次に、トリト ン(Triton) X −100の2%溶液(12゜5m1)を添加し、この 懸濁液を50℃で15分間恒温保持する。この処理により、細胞の細胞質は崩壊 されるが、しかし8層およびペプチドグリカン層は、保存される。こうして、形 状が細菌細胞の元来の形状に多少とも相応する断片が形成される(所謂“ゴース ト”)。
その後に、この懸濁液を20000Xgで遠心分離し、ベレットを3回水で洗浄 し、洗剤を除去する。−茨に、ベレットを5ミリモルの塩化マグネシウム溶液( 25ml)中に懸濁させ、DNアーゼ(デオキシリボヌクレアーゼ、125μg )およびRNアーゼ(リボヌクレアーゼ、500μg)を添加し、この混合物を 37℃で15分間撹拌する。その後に、ベレットを3回水で洗浄し、その間に遠 心分離を20000Xgで行なう。次に、ベレットを0.1モルのカコジル酸緩 衝液(pH7,2)中に懸濁させ、この懸濁液を水中のグルタルアルデヒドの5 0%水溶液と4℃で混合し、0.5%の最終濃度にする。次に、この懸濁液を4 ℃で数分間十分に撹拌し、遠心分離し、ベレットを水で洗浄する。グルタルアル デヒド残分が2つのアルデヒド官能基の1つのみによって結合している場合には 、残留するアルデヒド官能基は、結合部位として役立ちうる。これにより、例I Bの記載された酸化生成物の場合と同様に結合に対してアルデヒド官能基が得ら 前項2Aで調製された変性S層を例ICの場合と同様に牛血清アルブミンに溶液 と混合し、結合されたタンパク質の量を例ICの記載と同様に測定する。
9の細胞をグルタルアルデヒド(0,1モルのカコジル酸ナトリウム緩衝液05 %、pH7,2)で20℃で20分間処理し、こうして最も外側の細胞壁層(8 層)を安定化させる。反応を過剰のエタノールアミンの添加によって終結させる 。架橋の間、細胞壁断片は、懸濁中に存在することができるかまたは多孔質表面 (例えば、8層限外濾過膜)に付着させることができる。次に、細胞壁断片を蒸 留水で洗浄し、試薬混合物を除去する。
上記Aと同様に架橋調製されたペレットを蒸留水(30ml)中に懸濁させ、こ の懸濁液に1−エチル−3,3−(ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド( EDAC: 60mg)を添加し、pHを4.75に維持する。この工程により 8層の晒されたカルボキシル基を活性化する。その後に、ヘキサメチレンジアミ ンの過剰量(0,5g)を添加し、pHを60分間8゜0に維持する。その後に 、反応を酢酸の添加によって終結させる。懸濁液を20000Xgで遠心分離し 、−ペレットを3回蒸留水で遠心分離する。湿ったペレッ) (100mg)を 50ミリモルの燐酸塩緩衝液、pH7(9ml)中に懸濁させ、メタ−マレイミ ドベンゾイル−N−ヒドロキシスクシンイミドエステルの溶液(テトラヒドロフ ラン1ml当たり50mg)過沃素酸ナトリウム(5ml)の0.1モルの溶液 を添加する。次に、この混合物を20℃で30分間恒温保持引続いて、2000 0Xgで遠心分離し1、ペレットを50ミリモルの燐酸塩緩衝液(pH7,0) 中に懸濁させ、β−ガラクトシダーゼ(20mg)を添加し、この混合物を20 ℃で2時間恒温保持する。20000×gでの遠心分離後、燐酸塩緩衝液での洗 浄を繰り返し、タンパク質マトリックスへ共有結合したβ−ガラクトシダーゼの 活性を測定する。
本例の反応は、次のように纏められる:(N−置換カルバメート) インベルターゼの結合のために、S層糖タンパク質の炭水化物部分(グリカン) のビシナルなジオール基を利用する。細胞壁断片を例3の項Aの記載と同様にグ ルタルアルデヒドで処理し、最も外側の細胞表面を安定化する。
前項Aからの細胞壁断片(100mg)を無水テトラヒドロフラン(THF)中 に懸濁させ、20℃で10分間恒温保持し、20000Xgで遠心分離し、かつ 再び無水テトラヒドロフラン(10ml)中の臭化シアンの2.5%溶液中に懸 濁させる。次に、2時間恒温保持し、細胞壁断片を20000xgで遠心分離し 、かつ残留試薬を除去するためにTHFで洗浄するペレットをインベルターゼ( 20mg)を含有する50ミリモルの燐酸塩緩衝液(pH8,0、l Q m  1)中に懸濁させ、かつ4℃で18時間恒温保持する。
次に、20000Xgで遠心分離し、ペレットを2回燐酸塩緩衝液で洗浄し、タ ンパク質マトリックスへ結合したインベルターゼの酵素活性を測定する。
本例の反応は、次のように纏められる:69の細胞壁断片を例3、セクションA の記載と同様にグルタルアルデヒドで架橋する。
B、結合部位の発生 細胞壁断片(0,1g)を無水ジメチルホルムアミド(DMF、20m1)中に 懸濁させ、EDC(60mg)およびN−ヒドロキシスクシンイミド(0,5g )を懸濁液に添加する。次に、1時間恒温保持し、懸濁液を20000Xgで遠 心分離し、かつ2回DMFで洗浄する。
C1こうして変性された8層へのタンパク の結合5Bのようにして得られたペ レットを溶解デキストラナーゼ(20mg)を含有する0 1モルの炭酸水素ナ トリウム(pH8,8)中に懸濁させ、この反応混合物を4℃で18時間恒温保 持する。結合したデキストラナーゼを含有する細胞壁断片を20000xgでの 遠心分離によって得、かつ2回蒸留水モ洗浄する。次に、ペレットに含有される デキストラナーゼ活性を測定する。
本例の反応は、次のように纏められる:!L旦 酸化S層への合成炭水化物抗原のカップリングA、担体の調製および結合部位の 発生 酸化糖タンパク質S層の調製を例1、項AおよびBの記載と同様に実施した。
B、担体への炭水化物抗原の結合 項Aで得られたS層の酸化(ポリアルデヒド)誘導体を三糖類の3−(2−アミ ノエチル)チオプロピルグリコシドと一緒に恒温保持し、それによってシララ塩 基形成を生じさせる。この工程は、アミノ基を有するアグリコンへ結合した任意 の他のサツカリドを用いて実施することができる。
この反応は、次のように示される: α−KD0,2−4αKD○−(OCH2CH2CH2SCH2CH2NH3” )〔2個の3−デオキシ−〇−マノー 2−オクツロビラノシロノ残分からなる三糖類の3−(2−アミノエチル)チオ プロピルグリコシド〕C町ow アリルグリコシダーゼからの3−(2−アミノエチルチオ)プロピルグリコンダ ーゼの調製のだめの一般的処方 システアミン塩酸塩(10ml中のS層基の15ミリ当量)の溶液中のアリルグ リコシダーゼ(5ミリモル)の溶液を室温で1.5時間放置させる。この反応時 間は、変動することができる。その後に、この反応混合物を陽イオン交換樹脂( 例えば、Rexyn 101、アンモニア形、200〜400メツシユ)のカラ ム養分して分離する。このカラムを水、0.5モルのアンモニアおよび01モル のアンモニアで溶出する。未反応のアリルグリコシドが水性溶出液中に現われ、 3−(2−アミノエチルチオ)プロピルグリコシドを1.0モルのアンモニアに 相当する両分中に溶出する。
その後に、この両分を含有する生成物を蒸発させて乾燥する。
3−(2〜アミノエチルチオ)プロピルグリコシドの結合によって得られたよう にS層のシップ塩基誘導体は、抗体の結合に直接使用することができる。このシ ッフ塩基誘導体は、これがフェリチン、西洋わさびペルオキシダーゼ、1215 I(沃素−125)で標識化されるかまたは任意の他の適当な方法で標識化され る場合に直接に分析することができる。また、結合した抗体は、所謂“サンドイ ッチ”方法により1、第1のハブテン結合抗体に対して同けられた標識化抗体の 結合によって分析することもできる。
3−(2−アミノエチルチオ)プロピルグリコシドの結合によって得られたよう にS層のシッフ塩基誘導体は、S層と硼素水素化物または別の適当な還元剤との 反応によってS層の第二アミン誘導体に変換することができる。
S層の第二アミン誘導体は、シッフ塩基誘導体よりも酸に対して安定性である。
多糖類部分中の遊離アルデヒド基含量の測定、引続く過沃素酸塩での測定を、フ ェニルヒドラジンもしくは2,4−ジニトロフェニルヒドラジンまたは他の適当 な試薬を使用することにより実施する。
適当な炭水化物含有S層を例1、項AおよびBの記載と同様にメタ過沃素酸ナト リウムで酸化する。沃素含有塩を水に対する透析によって除去する。その後に、 10%の酢酸中の相応するヒドラジン試薬の溶液を添加し、この混合物を1時間 反応させる。次に、過剰量の試薬を透析によって除去し、ヒドラゾン基の量を比 色法によって測定する。また、この方法は、/%ブテン含有アミノ基または免疫 活性勧賞の結合後に残留す2004/3A (以下、3A)の細胞壁断片からの 架橋8層調製物を、例IAに記載の方法を使用する9とにより調製した。これら の組成物の電子顕微鏡による研究から、“Llll”調製物および“3A″調製 物の双方は、ペプチドグリカンサックラスのそれぞれの表面に対してS層格子を 示す(第1図)。
前記調製によるペプチドグリカンを例IAの記載のようにリゾチームで消化する ことによって除去し、フルタルアルデヒド架橋から生じるベンタル1.5−ジイ リデン橋によって一緒に保持されたS層積タンパク質断片の二重層を得る。S層 格子のそれぞれの形態学的単位は、3aの調製の場合の2つの同一のサブユニッ トから構成されている。また、例IAの記載と同様にグルタルアルデヒドで架橋 されかつリゾチームで消化された、例3、A項の記載と同様に全細胞壁から調製 された、バシルス・アルベイ(Bacillus alvei)CCM2051  (以下、2051)からの付加的な8層調製物は、2つの同一のサブユニット を示した。
L111調製物のグリカン鎖が、S層着タンパク質約10%を有する、4(−a −D−Manβ−(1−3)−a−L−Rhap−)1の約60個の三糖類の繰 返し単位から構成されていることは、知られている。0.1モルの過沃素酸塩を 用いてp H5,5で2〜5時間処理した場合には、マンノース残分は、フェノ ール−硫酸分析法によって評価されるように、完全に酸化されていた。pH値が 4.5に減少することにより酸化時間は短縮され、8層プロモーター1個当たり 第一アミノ官能基(例えば、A−三糖類)中のスペイサ−末端基に結合した炭水 化物ハブテンの23個までの分子が達成された。しかし、生じるシブフ塩基は、 例えば硼素水素化物での還元によって安定化されていなければならない。
SA 3層プロモーターは、2つの異なるグリカン鎖を有し、全炭水化物含量は 、約75%である。このグリカンは、次の構造を有する: 約50個の繰返し単位を有する−2)(−α−L−Rhap−(1−2)−a− L−Rhap(,1−3)−β−L−Rhap)lおよび 約15個の繰返し単位を有する−4)(−β−M a npUA2.3 (NA c)2−α−G1cNAc−C1上記と同じ条件下での前記8層調製物の酸化に より、S層すブユニット1個当たりハブテン分子17個までの結合部位が得られ た。固定されていない8層により接合体またはハブテン含量の低い収量が得られ た。
2、エピクロロヒドリンの活性化 グルタルアルデヒド固定されたS要所片(2〜3mg)を0.2モルの重炭酸ナ トリウム/炭酸ナトリウム緩衝液、pH9,1〜10.0かまたは0.2モル、 の5炭酸ナトリウム溶液、pH11,4,2,5ml中に懸濁させるか、または 硼水素化ナトリウム25mgを含有する0、4モルの水酸化ナトリウム溶液2  、5 m I中に懸濁させた。エピクロロヒドリン(0,2m1)の添加下に、 回転蒸発器で回転(150rpm)させながら、反応混合物を室温または40℃ で30分間〜16時間で恒温保持した。ブランクを同様にして調製したが、しか しエピクロロヒドリンかまたはハブテンを省略した。
遠心分離および活性化側全部を除去するための水(5xl、5m1)での洗浄後 、第1の遠心分離物と全部の洗浄液との合わせた上澄み液を炭水化物物質に対し て分析し、強力なアルカリ反応条件下で8層からの上澄み液中に注入した。残り のペレットをハブテン溶液(0,2モルの重炭酸ナトリウム溶液1ml当たり1 .0〜1.4ml、1〜2マイクロモル)中に警部させ、かつ室温で血液学用混 合装置上で振盪させながら2〜6時間恒温保持した。ハブテンの過剰量を室温で 4〜18時間50ミリモルの重炭酸ナトリウム溶液中の0.02モルのエタノー ルアミンでの処理により未反応のエポキシ基の封鎖前に水(5X1.5m1)で 洗浄することによって除去した。その後に、′この試料を水(5X1.5m1) で洗浄し、凍結乾燥し、かつ過沃素酸塩酸化により調製されたS層接合体の記載 と同様に炭水化物に関して分析した。
3、ジビニルスルホン活性化 グルタルアルデヒドにより固定されたS要所片(2〜3mg)を適当な緩衝液2 m1(エポキシ活性化、pH9,1−〜11.4参照)中に懸濁させ、次にジビ ニルスルホン(0,2m1)を懸濁液に添加した。ブランクの処理、注入された 8層グリカンの評価、ハブテン溶液の恒温保持時間、および未反応のビニル基の 封鎖を、エポキシ活性化の記載と全く同様に実施した。
4.1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−力ルポジイミド(ED AC)での活性化2つの真なる反応条件を使用した: l)グルタルアルデヒドにより固定されたS要所片約3mgを水3ml中に懸濁 させた。次に、pHを希薄なHCIを使用することにより約4.6に調節した。
EDAC10mgの添加後、この懸濁液を室温で1時間撹拌し、この間pHは変 化しなかった。次に、F、、6ACの過剰量を、水冷却した水(2X10ml) で洗浄しかつ遠心分離する(19000rpm、4℃)ことによって除去した。
ペレットをハプテン溶液(1゜0〜1.5ml、0.2モルのNaHCOs1m l当だ・り約2マイクロモル)と−緒に室温で2〜18時間恒温保持した。水( 5X1.5m1)での洗浄に続いて、試料を凍結乾燥し、かつ分析した。
1i)S層物質約3mgを01モルの燐酸塩緩衝液2m l (pH4,0〜4 .7)中に懸濁させ、EDA(’:10mgを直ちに懸濁液に添加した。回転蒸 発器を回転させながら1時間の活性化の後、ハプテン溶液1mlを添加し、この 混合物を室温でEDACの存在下に一晩中恒温保持した。水(5X 1.5m  l)での洗浄後、活性化された遊離カルボキシル基を0.2モルのNaHCO2 中の10%グリシンを用いて室温で1〜2時間封鎖した。次に、試料を洗浄し、 凍結乾燥し、かつ分析した。
ハプテン60モルまでが菌株L 111−’69上で見い出され、2つの方法の 間で観察された差は、最小であった。菌株NRS 2004/3aを用いた場合 には、EDACの存在下での一晩中の恒温保持により、固定化されたハプテンの 量は、1モル当たり14モルから32モルに増大した。
県 T−三糖類抗原接合体の調製 T−三糖類は、式βGa1p (1−3)aGalNAcの腫瘍標識物質である 。この三糖類をノ\ブテンとして含有する組成物を、例7.B、4に記載の一般 的方法の何れかにより8層への式βGa1−(1−3)αGa I NA c  O(CH2)8CONHNH2のスペイサ−結合二糖類の結合によって調製した 。
Aユ 固定されていない酸化S層上への合成炭水化物抗原の2つの同一の懸濁液を、水 (0,25m ] ; 0.25g / m + )中のクロストリディウム・ テルモヒドロスルフリクム(Clostridium thermohydro sulfuricum)Llll−69の精製された未固定の細胞壁から調製す る。それぞれ懸濁液を冷たい(4℃)50ミリモルノ酢酸ナトリウム緩衝液、p H=5.0 (’0.25m1)と混合する。懸濁液の1つに50ミリモルの酢 酸ナトリウム緩衝液、pH=5.0 (0,5m l)中の過沃素酸ナトリウム の02モルの冷たい溶液を添加し、生じる懸濁液を光の遮断下に4℃で3時間撹 拌する(500rpm)。他の懸濁液は、酸化されていないが、しかし50ミリ モルの酢酸ナトリウム緩衝液(0゜5m1)と混合され、かつ同様に後処理され る。酸化、10m1n) 、1回酢酸ナトリウム緩衝液、p)(=5で洗浄し、 かつ2回0.2モルの硼酸ナトリウム緩衝液、pH=8.5で洗浄し、沃素含有 物質を除去する。
よるポリアルデヒド生成物をシアノ硼水素化ナトリウム(10mg)と−緒に硼 酸ナトリウム緩衝液、pH=8.5 (2ml)中に懸濁させる。T−サッカリ ード(ヒドラジド形、5mg)を酸化試料の1つに添加し、1つの酸化試料およ び1つの未酸化試料を、ハプテンの添加なしに処理する。調製物を撹拌しながら (500rpm)37℃で24時間恒温保持する。その後に、8層を1回0.2 モルの硼酸塩緩衝液で洗浄し、1回0.2モルの塩化ナトリウム溶液で洗浄、し 、かつ2回蒸留水で洗浄する。次に、それぞれ試料の遠心分離ベレットを貯蔵の ために凍結させることができるかまたは後処理することができる。この方法の間 、11ブテンの固定化は、酸化された未固定のS層上での還元アミノ化により起 こる。ペプチドグリカン層の存在により、8層タンパク質のグルタルアルデヒド の固定化によって発揮される場合と同様の影響を安定化させることが提供される 。
(?11結)8層ペレット(Bにより得られた)を、電磁撹拌機および限外濾過 膜(例えば、バシルス・ステア0テルモフイルス(Bacillus stea rothermo hilus)PV72の8層から得られたB I OF 1 .LT′)を装備した、10m1の限外濾過セル(AMICON)中で、50ミ リモルのトリス−塩酸塩緩衝液、ph=72(5ml)中に懸濁させる。この懸 濁液をリゾチーム(5mg)と混合し、かつ撹拌しながら(500rpm)室温 で9層min恒温保持する。その後に、このセルに圧力をかけ(0,2MP a ) 、それによって高分子量の8層タンパク質(結合ハプテンを含有する)は、 上澄み液中で含量が増大する。混濁したり濁液を水(約60m1)で洗浄し、崩 壊したペプチドグリシンおよびリゾチームを除去する(吸光係数が280nmで 検知できなくなるまで)。()1ブテン化された)S層物質の予想される損失に 関して試験するために、全部の洗浄液を合わせ、水に対して徹底的に透析し、凍 結乾燥し、かつ5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法(SDS−PAGE )によって分析した。
この分析は、洗浄液からのS層物質が不在であることにより確認された。
D、S層ハプテン接合体の精製 限外濾過セル(約1m1)中の含量が増大した懸濁液を5モルのグアニジン塩酸 塩(5ml)と混合し、かつ撹拌しながら室温で1時間恒温保持する。こめ処理 の場合、8層は、プロモーター(分子量約100kDa)中に解離し、タンパク 質の不純物は溶解する。
この方法は、懸濁液の澄明化を伴なう。タンパク質含有溶液の含量を圧力を加え る( 0 、2 M P a )ことに −よって撹拌しながら(500rpm )増大させ、グアニジン塩酸塩を、280nmでの吸光係数がもはや検知できな くなるまで水で洗浄除去する。澄明な洗浄液を合わせ、透析し、かつ5DS−P AGEによってS要所片に関して透析する。限外濾過セル中の澄明な溶液を洗浄 する間に、8層タンパク質は再凝集する。懸濁液をセルから除去し、凍結乾燥し 、かつ5DS−PAGEによって検査する。凝集体は、S層タンパク質含有結合 ハプテンのみからなる。結合ハブテンの量を活性化試料と非活性化試料との間の フェノール硫酸反応性の差によって評価する。
未固定のS層上のハブテンの固定化に関する前記方法を使用して、引続きペプチ ドグリカンの除去および定義された孔径の限外濾過膜を介する濾過により、S層 ハプテン接合体は、滅菌反応容器中で無菌的に生成される。特殊な予防措置によ り、出発勧賞(8層含有細胞壁)は、実際にリポ多糖ml’ (I P S : エンドトキシン)汚染なしであり;さらに、LPS断片は、想像によれば、8層 タンパク質の解離後に濾過によって除去される。それ故に、こうして得られたS 層ハブテン接合体は、発熱物質不含であると考えることができるT−三糖類S層 調剤の効力 5〜10匹のマウスの群をシクロホスファミド(CP)で予め処置し、かつ2日 後に例8に記載のT−三糖類結合した3a−S層調製物で免疫処置した。後足匿 の筋肉に筋肉内注射した。7日後、例8の記載により調製されたT−三糖類結合 したLlll S層調製物を用いてマウスの足踏による免疫性の試験を行なった 。足踏の厚みの変化をミツトヨ エンジニアリング社(Mitutoyo En gineering)のマイクロメーターを使用することにより24時間後に測 定した。投与したT−三糖類−3a−3層の量を変えた場合には、T−三糖類− L111を用いて免疫性の試験を行なうために、その後のDTH応答に対してマ ウスに注入するのに必要とされるT−三糖類−3a−3層の最小濃度がマウス1 匹当たり5μgであり、かつマウス1匹当たり三糖類T−二塘類−3a−3層1 0μgで免疫処置を実施した場合には、最大応答が得られることが見い出された (第3図)。このレベルで、約5.5mm−”の足踏の膨張が生じた。20μg への投与量の増加により、4mm−1への膨張の減少が生じた。
他の試験の場合、CPで予め処置したマウスにT−二mm−aa−S層10μg で免疫処置を行ない、7日後にT−三糖類Llll 8層の量を変えて足踏によ る免疫性の試験を行なった。T−三糖類L111S層20μgを使用することに より、最大応答(4゜5mm−1)が得られた(第4図)。
前記結果は、T−三糖類 S層調製物が炭水化物ノ1ブテンに対してハプテン特 異的細胞応答を誘発しかつ複合体ウィルス抗原のような強力な免疫原で見られる 応答と比較可能な結果を生じることを示す。
もう1つの対照により、DTH応答はT−三糖類/1ブテンに対して特異的であ ることが確認された。この対照の場合には、CYで予め処!したマウスにジメチ ル−ジオクタデシルアンモニウムプロミド(DDA)100μgの存在下でT− 三糖類−3a−3層で免疫処置を行なった。次に、マウスにPBSおよびT−二 1118層を用いて免疫性の試験を行なった。結果は、第1表に示されている。
T−三糖類−L111のみが著しい膨張を生じた。即ち、結果は、異なるS層調 製物の間の交差反応が不在であることを示し、同じハプテンを用いて多重免疫感 作のために異なる8層を利用することが可能である。
このことは、免疫治療に有用であるかまたは抗原を弱体化させるために免疫応答 の免疫相乗作用に有用であり、担体に典型的な抑制減少を回避することができる 。
第1表 T−3a 10μg/7ウス PBS O,8+0.8T−3a 10ug/マ ウス EDACLlll 10ut/マウス”0.37±9.4r−3a 1( lμg/マウス T−Llll 10μg/マウス 3.8 ±086PBS& DDA T−Llll 10μg/vウス 1.89±0.65訂 T−LLl l 10μmマウス 1.33±0.4a CPで予め処置されたマウスにDD A100μgと混合した抗原で免疫処置した。
b EDAC試薬によってLlllの変性が予想される対照に対してLlllを EDACで虚偽の処置をした。
C他の全ての群との著しい差P>0.001例12 他の担体とアジュバント系との比較 例10の免疫感作プロトコルを繰り返すが、マウスをCP処置するまたは処置せ ず、次にT−三糖類−3a−8層で免疫感作する。DDAまたは不完全フロイン ドアジュバント(FIA)をアジュバントとして使用する。免疫感作の7日後に 、ラットをT−三糖類−Llll (例10によるS層の製造と同様)で足踏攻 撃し、膨張するこの足踏を24時間後に測定する。この結果は、T−三糖類−3 aはDTHに対する感作において有効であるが、最も強い応答はマウスがCPで 処置された場合に観察されたことを示した(第5図)。他の担体とS層の免疫強 化応答の比較のために、マ 。
ウスを、例10に概略したように、T−三糖類−3a−8層、T−三糖類牛血清 アルブミン(T−三糖類BSA)またはBSAに結合した8−メチルオキシカル ボニルオクタツール(この結合アームはT−三糖類に接合する)を用いて免疫感 作する。免疫感作の7日後に、マウスを、例10に従って、T−三糖類−Ll1 1を用いて足踏攻撃する。第6図のこの結果は、DTH応答を生じない牛血清ア ルブミン(BSA)とカプリングしたT−三糖類の投与の後のS層担体の免疫強 化特性を表わす。他の研究者もカルボヒトレート抗原についてのDTH応答を報 告していたが、このプロトコルは複雑で、DTH応答はハブテン接合体だけを用 いた免疫感作により得ることができない。前記の結果は、S層と抱合したT−三 糖類を用いた単一の免疫感作において、T−三糖類に対抗するDTHについての 証拠を提供する。
例13 試験管内リンパ球増殖活性応答の誘導 前記したように(CP処置の後、DDAを用いて)T−三糖類−3aおよびT− 三糖類−L111の両方で免疫したマウスを殺し、この免疫リンパ球を単離し、 培養する。この単離したリンパ球を、次に異なる量の2051.S層、T−三糖 類−2051、T−三糖類−BSA、またはT−三糖類−KLHと共に培養する 。第2表に示したように、トリチウム化したチミジン捕捉により測定して、T− 2051だけが応答を誘導することができる。この応答は投与量に依存し、10 ag / m +でピークである。幼若化応答を誘導するT−三糖類−KLHま たはT−三糖類−BSAの減退は、S層が細菌の形態を取るため、抱合したS層 がマクロファージにより優先的に捕捉されることで概念的に説明することができ る。
第2表 T−三糖類−3aおよびT−三糖類−L111の両方を用いて免疫感作したマウ スからのリンパ球の刺激 培養基中の抗原 CPM3H−チミジン 統計的確率。
20ag/ml 捕捉 PBS 2303±692 tND 2051″ 2549±1258 N5cT−BSA 1840±866 N5 T−KHL 2091±498 N5 T−20514654±1294 P=0.001ba 全ての統計はPBS値 と比較された。
b 2051はB、 alveiから単離した結合されてないS層であり、T− 三糖類−結合2051に対する対照である。
c NSは不明確を表わす。
d 2051刺激だけど比較した場合P〈0゜01゜T−三糖類接合体により引 き起こされたDTH応答が、実際に、ヘルパーT−細胞に原因があることが明ら かに示され、養子移入実験を行う。この一連の実験において、CP−前処置した マウスをDDA中のT−3a 】0agで免疫感作し、7日後に殺し、その消耗 するリンパ節および膵臓を除去する。感作リンパ球を次に単離し、3日間T−L lllおよび対照抗原と共に培養する。この刺激した細胞は、次に、単クローン 性抗体および補体を用いた処理によりT−細胞の特異的集団から奪われる。奪わ れた大量に刺激した細胞を、次に洗浄し、T−5層2051またはPBSと混合 し、未処理のマウスの後ろの足踏に注射する。このDTH応答を次に24時間後 に測定する。この実験の結果を第7図に示する。これは、強いDTH応答が、T −三糖類−L111で刺激したおよびT−三糖類一2051と混合した感作細胞 を用いて養子移入したマウスにおいて観察されたことを示すことができる。しか し、Llllだけで刺激したおよび次いでT−三糖類−2051と混合した同じ 様に感作した細胞は、強いDTH応答を誘導しない。感作リンノく球が一つの点 で全ての3つの異なるS層にさらされるにしても、S層に直接向かった交差反応 DTH応答は観察されなかった。3つのS層がT−三糖類でノ1ブテン化された 場合にのみ明らかなりTH応答が観察される。さらに、感作リンパ球が特異的T −細胞集団から奪われた場合、DTH応答に関係する感作細胞はヘルIく二T− 細胞である。
本発明の実施態様を構成する調剤学的構造は、高い抗体価および感染保護イソタ イプについて免疫すや抗原として特に適している。抗体を免疫活性物質として使 用する場合、抗イデイオタ・イブ抗体はこの方法により製造することができる。
さらに、この調剤学的構造は、一つおよび同じ免疫活性物質が、2つの異なる系 から誘導された8層タンパク質または糖タンパク質と結合している場合、−次免 疫感作およびブースティングに対して有利に使用することができる。この構造は 、たとえば診断キットのためおよびヒトの血液からの望ましくない抗体を生体外 で取り除くための免疫吸収剤またはアフィニティーマトリックスとして適用する マウスのグループは、簡単に2051に結合したT−三糖類の調製剤10μgま たはLlllに結合したs、 pneui+oniateタイプ8CPS抗原1 0μgを用いて、筋肉内または経口で擬似免疫感作または免疫感作する。経口免 疫感作はSm1th et al、、 Infect、 In5un−、31: 129 (1980)により記載されたように実施する。
7日後にそれぞれのマウスのグループに、Llllに結合したT−三糖類または PV72に接合した8CPSの調製剤10μgで足置攻撃を行う。膨張した足置 を、24時間後に、Mitutoyo Engineeringマイクロメータ ーで測定する。
T−5層接合体が経口免疫感作の後のDTH応答を生じさせることができること を表わすために、マウスのグループをT−8層2051だけを用いて、筋肉内ま たは経口で免疫感作する。免疫感作の7日後にマウスのグループをT−S層L1 11で引き続き攻撃する。24時間後にDTH膨張応答が測定される。この結果 は第8a図に示す。免疫感作の2つの経路は、抗原特異的DTH応答の発達につ いて感作することができる。興味深いのは、経口免疫感作は、IM免疫感作での 投与よりもわずかに強いDTH応答を引き起こすことである。この結果は、経口 投与後の全身性免疫応答を誘導するためのS層接合体の効果を表わす。
マウスのグループをS層L111に結合したタイプ8多糖類を用いて、筋肉内ま たは経口で免疫感作する。免疫感作した7日後にマウスのこのグループを、S層 PV72に結合したタイプ8の多糖類を用いて攻撃する。24時間後、DTH膨 張応答を測定する。この結果は、免疫感作の2つの経路が抗体特異的DTH応答 の発達について感作できることを示する。さらに、経口免疫感作はIM免疫感作 での投与よりもわずかに強いDTH応答を引き起こすことが明らかとなる。
接合体ワクチンに対する所望の特性は、高められた免疫原性(有力なIgGクラ ス応答)および追加免疫予防接種に対する記憶性の応答が含められる。ここでは この基準に合ったTおよびY炭水化物S層接合体および5treptococc us pneumoniae S層接合体のい(つかの例を含む。
炭水化物ハプテンの効力−特異−的抗体応答を誘導す450%の完全フロインド アジュバント中のY−ハプテンL 111/SA (SA=自己集合または非固 定)接合体(例9に記載)を、0日月にマウスに腹膜腔内注射する(−次免疫感 作)。完全フロインドアジュバントだけを対照マウスに注射する。第2および第 3の追加免疫注射は、前の例のように投与する。第9a図、b図はハプテンYお よび担体Llll/SAに対する応答をそれぞれ表わする。イソタイプ応答は第 10図に示する。YハプテンおよびLlll/SA担体に対する免疫保護1gG イソタイプはこの方法により誘導される。
異なるハプテンのモル比を、8層ペレットをハプテン溶液でインキュベートする 時間を替える巳とにより製造する。カプリングしたTハブテンの3.6.12. 7.23.8または37.6モルを有する固定LlllS層を、アジュバント( アルファーベータ挟締)と−緒に20μg/マウスで、腹膜腔内注射する。Tハ プテンおよびL 111担体に対する抗体応答は、ELISAにより分析し、こ れを第11表に示する。T三糖類に対する抗体応答は、ハプテン化の量に対して 正比例する。この結果は、通常の担体に優る3層の利点の一つが、ハプテンの量 を識別する正確でかつ再現可能に結合する能力であることを示している。
例19 Streptococcus pneumoniaeタイプ3莢膜多糖類(CP S)に対する特異的抗体を誘導するS層担体の能力タイプ3 S、 pneum oniae CPS (ATCC#169−X)をEDCにより活性化させ、例 7Bにおけるようにグルタルアルデヒド固定し111とカプリングさせる(ハプ テンの付着のための特別な方法)。ラットに、PBS中のタイプ3−Llll接 合体(0゜6μg 3/20μg Llll)、PBS中のタイプ3(20μg )、PBS中のLlll(20μg)およびPBSだけを前記した例のように注 射する。獲得EL I SAからの結果(第12図)は、3−Ll11接合体に 対する特異的抗−タイブ3の第3の応答を示している。Llllで免疫感作した かまたはPBSだけを注射した対照マウスからの血清は不利に反応する。この第 3の応答のイソタイプELISAの結果(第13図)は、免疫保護IgGサブク ラスの存在を示する。CPSタイプ3単独に対する抗血清はIgAおよび1gM イソタイプだけであることが判明する。
例20 StreptOCOCCuSpneu謙oniaeタイプ8CPSか虻然!リゴ 糖に対する抗体を誘導する非固定S層担体の能力オリゴ糖を、タイプ8S、 p neumoniae CP Sから、Albersheim et al、、C arbohydrate Re5arch 5;340゜1967からの変法を 用いて製造する。オリゴ糖調製剤は、前記した例に記載したように、非固定PV 72、または2051S層およびテタヌストキンン(TT)とカプリングさせる 。実験の0日および14日に、マウスを腹膜腔内で、PBS中のオリゴ8−PV 72 (8μg8/20μgPV72) 、PBS中のオリゴ8−2051.( 10μg8/20μg2051)、オリゴ8−TT (4μg8/20μgTT ) 、PBS中のオリゴ8(9μg)またはPBS単独を用いて免疫感作する。
マウスを21日に採血し、異なる抗−オリゴ応答を比較するためにEL I S Aを実施する。第14図かられかるように、EL I SAにより測定したよう  。
に、8オリゴについての抗体応答はF3−PV72または8−2051が免疫原 である場合が、非カプリング8または8−TTを注射した場合よりもより大きい 。
EL T SAプロトコル EL I SAプレート(llaxisorb、 NUNC$4−39450) を、1つのくぼみあたり1agの炭酸塩−炭酸水素塩コーティング緩衝液(pH 9,6)0.05M中に希釈した抗原で被覆する。このプレートを4℃で一晩中 インキユベートし、次いでPBS (pH7,2)中の1%のB S A (S igma A−7030)でブロックする。室温で1時間インキュベートした後 、プレートをPBSおよび0.05%のTween中0で3回洗浄する。
5treptococcus pneumoniae CP S (type  5pecific)(璽erck、 5harp & Doh菖e)抗原プレー トが必要な場合、EL I SAプレートをまずコーティング緩衝液中に希釈し た1/250ウサギ抗−CP S (type 5pecific ; 5ta tens Seruminstitut)で被覆し、室温で2時間インキュベー トする。このプレートを次に、室温で1時間1%のBSAでブ0ツクし、PBS Tweenで3回洗浄する。S、 pneumoniae CP S (typ e 5peeific)を、次いでプレートに、PBS−Tween中1μg/ <ぼみで添加し、4℃で一晩中インキユベートする。次に、このプレートをPB S−Tweenで3回洗浄する。
マウス血清をPBS−Tween中で希釈し、抗原プレートの複製カラムに入れ 、室温で2時間インキュベートさせる。P B S −T w e e nで3 回洗浄し、PBS−Tween中で希釈したヤギ抗−マウスIgGおよびIgM −アルカリ性ホスファターゼ(Tago #4653)を(ぼみに添加し、室温 で2時間インキュベートする。このプレートを再度PBS−Tweenで3回洗 浄する。10%のジェタノールアミン基質緩衝竺中に希釈したp−ニトロフェニ ルリン酸二ナトリウム(Sigma HO4−105) (1m g / m  1 )をくぼみに添加する。405層m (A 405)での吸光度を、暗室で 室温で30分間インキュベートした後、BioTekMicroplate A utoReader(モデルEL309)により測定する。
EL I SAがイソタイプの抗体応答であった場合、BioRad sub− isotyping pane I (#172−2055)を使用する。
本発明は前記の態様に関して記載しているが、本発明の範囲は次の請求の範囲に より定義されるものとする。
図 面 の 凡 例 第1図 グルタルアルデヒド固定8眉断片の調製図:(a)無傷の細菌細胞:  (b)グルタルアルデヒド固定後の空のペプチドグリカンサブクラス。第2のS 層は内側表面に形成される; (c)2つのS層からなるリゾチーム処理後のグ ルタルアルデヒド固定8眉断片。PG、ペプチドグリカン、CM、細胞質膜:8 58層−1SおよびO81内側および外側S層(5araおよび5leytrか ら応用) 。J、 Bacterial、 (1987) 169:4092− 4098゜ 第3図 B、 5tearother■ophilus S層(T−38)と結 合したT−三糖類の投与のT−ハブテンに対するDTHについての免疫学的感作 に関する効果。マウスをシクロホスファミド(200mg/kg)で処理し、2 日後に、異なる濃度のT−3aで免疫感作する。−7日後にマウスのすべてのグ ループを、C1ther醜OhydrOsulfuricuw+ (T −L  111 ) S層と結合したT−三糖類を用いて足踏攻撃する。足置膨張を24 時間後に測定する。足置の厚さの増大をmmX10−”で表わす。
第4図 Tハプテンに対するDTH応答の誘導に関する C,ther++oh ydrosulfuricum (T −L 111 )と結合したT−三糖類 の濃度の効果。マウスをシクロホスファミド(200mg/k g)で処置し、 2日後にB、stearothermophilus (T −3a ) S層 と結合したT−三糖類を含有する調剤10μgで免疫感作する。7日後にマウス のグループを、異なる量のLlllS層と結合したT−三糖類で足踏攻撃する。
足踏の膨張を24時間後に測定する。足踏の厚さの増大をmmXIQ−1で表わ す。
第5図 マウスのグループを、シクロホスファミドで処理するか、または処理せ ず、引き続き、擬似免疫感作するか、またはPBS、DDAまたhFIAと混合 したB、 stearothermophilus (T −3a ) S層と 結合したT三糖類の調剤10μgで免疫感作する。7日後に、マウスのそれぞれ のグループを、C,th’er■ohydr。
sulfuricuw (T −L 111 ) S層と結合したT三糖類の調 剤10μgで足踏攻撃する。足踏の膨張を24時間後に測定する。足踏の厚さの 増大をmmxlQ−’で表わす。
第6図 10匹のマウスのグループを、シクロホスファミドで処理するか、また は処理せず、引き続き、ODAを用いてまたは用いずに、B、 stearot herwophilus(T−3a)S層と結合したT−三糖類の調剤、10層 g1牛血清アルブミン(BSA)と結合したT−三糖類10μgまたはBSAと 結合した8−メチロニカルポニアルオクタノールスペースアーム(8−1+et hylany carbonyal octanol 5pace arm)  (これはT−三糖類をS層と結び付ける)(G−BSA)10層gで免疫感作す る67日後に、マウスのそれぞれのグループをC,thersohydrosu lfuricum (T−L 1 ]、 1 ) S層と結合したT−三糖類の 調剤10 u gまたはBSAと結合した8−メチロ二カルボニアルアクトナル スペースアーム10μgで足踏攻撃する。足との膨張を24時間後に測定する。
足踏の厚さの増大をmmX10−1+1標準偏差で表わす。
第7図 T−三糖類に対するリンパ球介在DTH応答の移入。10匹のマウスの グループをシクロホスファミドで前処理し、引き続きT−三糖類−3a−8層( T−3a)10層gで免疫感作する。7日後に、マウスを殺し、消耗するリンパ 節および膵臓を単離する。
次に精製したリンパ球を単離し、Ultroser Hy 2%、およびペニシ リンおよびストレプトマイシン1%を補充したRPM11640中で培養する。
T−三糖類一3aで感作したリンパ球を、PBS−Llll S層、またはT− 三糖類−Llll−3層接合体(Llll)で大量に刺激する。4日後に、リン パ球を捕集し、PBS中で洗浄した。T−三糖類−L111で刺激した感作リン パ球を、次に、4グループに分け、擬似処理するかまたは単クローン性抗体L3 T4 (ヘルパーT細胞に対して特異的)、Ly2.2 (サプレッサーT細胞 に対して特異的)およびThyl、2 (全てのT細胞に対して特異的)を用い て処理する。この4つのグループの細胞を、次に補体で処理し、次いで洗浄し、 数える。感作細胞(5X105)を次にPBSまたはT−三糖類205iS層( T−2051)と混合し、次いで未処理のマウスに注射した。足踏の膨張を24 時間後に測定する。足踏の厚さの増大をmrllXlo−1で表わす。
第8図 S層接合体を用いた経口および筋肉的免疫感作の比較。
a) マウスのグループをLll、18層と結合したT−三糖類(T−L 11 1)の調剤10μgを用いて経口または筋肉内で免疫感作した。7日後に、マウ スのそれぞれのグループを2−51 S層と結合したT三糖類(T−2051) の調剤10μgを用いて足踏攻撃した。足踏の膨張を24時間後に測定する。足 踏の厚さの増大をmm−1で表わす。
b) マウスのグループをLu1l S層と結合したS、 pneumonia eタイプ8莢膜多糖類(8CPS−Llll)の調剤10μgを用いて、経口ま たは筋肉内で免疫感作する。7日後に、マウスのそれぞれのグループを、PV7 2 8層と結合したS、 pneumoniaeタイプ8莢I!多1tfi ( 8CpS−pv72) のm剤10μgを用いて足踏攻撃する。足踏の膨張を2 4時間後に測定する。足踏の厚さの増大をmm”で表わす。
第9図 a) 非固定L−111S層とカプリングしたYハプテンに対する三次抗体応答 。(−・−)Yハプテンに対する抗体応答、(−〇−)負の対照。
b) Yハプテンとカプリングした非固定し1118層に対する三次抗体応答。
(−・−)非固定し111に対する抗体応答、(−0−)負の対照。
第10図 非固定Y−L 111/FAに対する三次抗体応答の免疫グロブリンイソタイプ 、(■)Yハプテンに対するイソタイプ抗体応答、(ロ)非固定し111に対す るイソタイプ抗体応答。
第11図 EDCにより固定Llll S層とカプリングしたT−三糖類に対する三次抗体 応答、(■)異なるハプテンのモル比でのT−三糖類に対する抗体応答、(ロ) Llll S層担体に対する抗体応答。
第12図 S、 pneumoniae CP Sタイプ3−Llll接合体に対する三次 抗体応答、(−・−)CPSタイプ3に対する抗体応答、Ll、11(−■−) またはPBS(−ム一)を用いて注射したマウス中でのCPSタイプ3に対する 負の対照応答。
第13図 S、 pneumoniae CP Sタイプ3−Llll S層に対する三次 抗体応答の免疫グロブリンイソタイプ、r■)マウスを3−Llll接合体を用 いて免疫感作した場合のCPSタイプ3に対するイソタイプ抗体応答、マウスを CPSタイプ3を用いて免疫感作した場合のCPSタイプ3に対するイソタイプ 抗体応答。
第14図 S、 pneu■oniaeオリゴ糖類タイプ3に対する二次抗体応答。8−P V72 (−・−) 、8−2051 (−■−)、8−TT (−ム−)、8 −オリゴ(−〇−)またはPBS (−ロー)を注射した場合のCPSタイプ8 に対する応答。
参 考 文 献 1 、1lovat、 A、 M、 (1,987) Im+1uno1. T oday 8.93゜2、Bruce、 M、 G、 Ferguson、^、  (1986) Immunology 57.627゜ 3、 Elsun、 C,O,Ealding、 W、 (1984) J、  Immuno。
1326.2736゜ 4、1luckerheide、^、、 Apple R,J、、 Pe5ce 、^、J。
、 菖1chae1. J、G、(1987) J、Immuno、13g 3 . 8335、3++ith、 R,IT、、 Ziola、B、、 (198 4) Ce1l ImmunO,8920゜ 5、 Sm1th、R,H,、Babiuk、L、^、、5tockdale、 PH,G、 (1980) Infect、 Immun、 31129゜・・ ・・・・・・ ・・9− 欅準牛血清アルブミンO□・−酸化されてないSJI に付着した牛血清アルブミン(、I[特異的吸光係数) y−= =−“−酸化されたS層に結合した牛血清アルブミン(リンン残分のε −アミノ基を有するノノフ塩基の形成)T−3,lの免疫投与量に対する応答 T−3層の免疫性試験投与量に対する応答T−二三糖DTH応答に対する シクロホスファミドおよびアジュバントの効果足踵の膨張の増大$(mm−X) CPおよびDDA有りまたは無しの場合のFig、6 T−三糖類DTH応答の転移 5,6 1.o2.0 3.0 4.0足踏の膨張の増大率(m m −1) FIGLJRε11 7−二@@−3m接合体を用も−での経口的免疫(ヒと、 II−筋肉内免疫化との比較 足踏の膨張の増大率(m m ”) タイプ8CPS SM接合体を用(1ての経ロrJ免疫イヒ足冨の膨張の増大率 (m m ”) 「1らw:c X 固定されてないLlll S層にカップリングされたYハブテンに対する三次抗 体応答 Yハブテンとカップリングされた固定されてないLlll 3層に対する三次抗 体応答 血清希釈 Y−BSΔプレート Fi8ure IQ 固定されてないY−Ll 11/F八に対する三次抗体応答の免疫グロブリノイ ソタイプ化 1りA+ga+階G2*Igd2b1QGコIgM1gクラスおよびサブクラス F中ncll EDCによつて固定Llll S層にカップリングされたT−二11類に対する 三次抗体応答;アノ二バノトと一緒の腹膜腔内注射 7ノ異バツト 36モル 127モル 23eモル37.11 モ/1゜″r− 二糖百のモルmでのノーブテン(IZの?1合Figere 12 肺炎レンサ球m (Streptococcus pneumoniae)莢膜 多糖類(CPS)タイプ3−Llll接合体に対する三次抗体応答 血清の希釈率 CPSタイプ3プレート Figす+c13 肺炎レノサ球III (Streptococcus pneumoniae) 莢膜多糖類(CP S)型3−Llll S層に対する三次抗体応答の免疫グロ ブリンインタイブ化 1g^ 190I 19Q2a IgQ2b Igo3 4M1gクラスおよび サブクラス CPSタイプ3プレート Figure 14 肺炎レノサ球菌(Streptococcus pneusoniae)オリゴ 糖類タイプ3に対する二次抗体応答 血清の希釈率 CPSタイプ8プレート 要 約 書 エピトープ含有部分とカプリングした担体からなる優れた医薬調剤が記載されて いる。この担体は、エンベロープ細胞から誘導されたタンパク質または糖タンパ ク質の結晶性二次元アレイである。この接合体は、腸管外または経口投与により 、T−リンパ球が介在する免疫応答のような抗体の形成を誘導する巳とができる 。
国際調査報告 −・悄・++e^・−^p1++l−111+e、PCT/CA 911000 63国際調査報告 C^9100063 S^ 44964

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.エピトーブ含有部分とカブリングした二次元結晶アレイであるタンパク質ま たは糖タンパク質担体からなる医薬調剤。
  2. 2.前記担体が徴生物細胞壁の秩序をもったS層からなる請求項1記載の調剤。
  3. 3.前記S層が少なくとも1つの架橋を用いて固定されている請求項2記載の調 剤。
  4. 4.エピトーブ含有部分が炭水化物である請求項1記載の調剤。
  5. 5.前記炭水化物が βGa1(1−3)αGalNAc; αFuc(1−2)βGal(1−4)[αFuc(1−3)]βGlcNAc ; αNANA(2−3)βGal(1−3)[αFuc(1−4)]βGlcNA c; αNANA(2−3)βGal(1−3)[αFuc(1−3)](111−4 )βGlcNAc;および βGal(1−4)[αFuc(1−3)]βGlcNAc; からなるグループから選択される調剤。
  6. 6.前記S層が、C.thermohvdrosulfuricum.B.st earothermophilus.およびB.alveiからなるグループか ら選択された細菌から誘導されている請求項1記載の調剤。
  7. 7.エピトーブ含有部分を二次元結晶タンパク質または糖タンパク質アレイとカ プリングさせることからなる免疫原性調剤を製造する方法。
  8. 8.前記抗体を産生させるための作用量で、前記エピトーブ含有部分が弱い免疫 決定因子を含有する請求項1記載の医薬調剤を、処置が必要な対象に投与するこ とよりなる弱い免疫原性決定因子に対して抗体を産生させる方法。
  9. 9.請求項1記載の医薬調剤を投与する前に、前記土ピトーブ含有部分を有して いない前記の担体を前記の対象に投与することにより感作をさらに誘導する請求 項8記載の方法。
  10. 10.第1の二次元結晶担体とカブリングしたエピトーブ含有部分を含有する調 剤を、処置が必要な対象に投与し、引き続き第2の異なる二次元結晶担体とカプ リングした前記エピトーブ含有部分を含有する調剤を投与することよりなる弱い 免疫原性決定因子に対して抗体を産生させる方法。
  11. 11.応答を誘導するための作用量で、前記エピトーブ含有部分が前記の決定因 子を含有する請求項1記載の調剤を、処置が必要な対象に投与することよりなる 応答が通常誘導されない決定因子に対するT−リンパ球が介在する応答を誘導す る方法。
  12. 12.前記の応答が全身的免疫応答である請求項11記載の方法。
  13. 13.請求項1記載の調剤を投与する前に、前記エピトーブ含有部分を有してい ない前記担体を前記対象に投与することにより感作をさらに誘導させる請求項1 1記載の方法。
  14. 14.第1のエピトーブ含有部分とカプリングした二次元結晶アレイであるタン パク質または糖タンパク質からなる調剤の第1の部分を、第2のエピトープ含有 部分とカプリングした前記の二次元結晶アレイから誘導された調剤と、前記のア レイのサブユニットが形成されるような条件で混合し、この条件を、第1および 第2のエピトーブ含有部分とカプリングする二次元結晶アレイを提供するために このサブユニットが再構築されるように変成することよりなる多価ワクチンを製 造する方法。
  15. 15.請求項14の方法により製造された多価ワクチン。
  16. 16.二次元結晶アレイが秩序をもったS層からなる請求項15記載のワクチン 。
  17. 17.少なくとも2つのエピトーブ含有部分とカブリングした二次元結晶アレイ であるタンパク質または糖タンパク質からなる多価ワクチン。
  18. 18.二次元結晶アレイが秩序をもったS層からなる請求項17記載のワクチン 。
  19. 19.前記のエピトーブ含有部分が決定因子を含有する請求項1記載の調剤を、 前記の全身的免疫応答を誘導する作用量で、処置が必要な対象に経口投与するこ とよりなる、対象中で応答が通常誘導されない決定因子に対して全身的免疫応答 を誘導する方法。
  20. 20.前記エピトーブ含有部分が、オリゴ糖ハプテンと会合された小さな腫瘍細 胞である請求項19記載の方法。
  21. 21.前記の全身的免疫応答が免疫保護抗体応答である請求項20記載の方法。
  22. 22.前記のエピトーブ含有部分が、S層とカブリンクしたS.pncumon iaeタイプ8莢膜多糖類である請求項19記載の方法。
  23. 23.1個以上のエピトーブ含有部分を二次元結晶タンパク質または糖タンパク 質アレイとカプリングさせることよりなる多価ワクチンの製造方法。
  24. 24.二次元結晶タンパク質または糖タンパク質アレイとカプリングしたエピト ーブ含有部分からなる免疫学的成分を、発熱成分は通過するが、二次元結晶タン パク質または糖タンパク質アレイとカプリングした前記エピトーブ成分は通過さ せない限外濾過膜を用いて限外濾過にかけることよりなる前記成分を発熱性成分 不含にする方法。
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