JPH01207159A - 溝部・重ね合せ部の塗装方法及び塗装装置 - Google Patents

溝部・重ね合せ部の塗装方法及び塗装装置

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JPH01207159A
JPH01207159A JP3010988A JP3010988A JPH01207159A JP H01207159 A JPH01207159 A JP H01207159A JP 3010988 A JP3010988 A JP 3010988A JP 3010988 A JP3010988 A JP 3010988A JP H01207159 A JPH01207159 A JP H01207159A
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groove
coated
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coating
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俊哉 高橋
Hiroshi Mihara
三原 紘
Satoru Koshizuka
腰塚 覚
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Dai Nippon Toryo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は板状体の表面に形成された溝部及び/又は該板
状体の端縁に形成された重ね合せ部に塗料を塗布するた
めの塗装方法及び塗装装置に関する。
[従来の技術] 塗装工場において塗装板を定尺に切断し、該1塗装板に
溝部や重ね合せ部を切削加工した後に該加工部だけを塗
装する工程や、あらかじめ溝部を加工した未塗装板に対
し平面部をロール塗装し、後に溝部だけを塗装する工程
は通常の塗装でよく行なわれている技術である。
このような塗装板の溝部又は重ね合せ部の塗装方法とし
て1例えばスプレーて吹きつけて行なうスプレー塗装法
、塗料を流し塗りする流し塗り塗装法、塗料を流し塗り
した後に余剰塗料を刷毛でしごいて除去する塗装方法等
がある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら上述の如き従来の塗装方法では、いずれの
方法も目的とする塗装部分に塗り残しが出たり、又は既
塗装部分に大幅にはみ出て重塗装したりする。したがっ
て従来どうしても目標部分だけを塗装しようとする場合
には、テープ養生(マスキング)を施こしていた。しか
しテープ養生の工程は周知のように非常に煩雑な作業で
あり、連続塗装する工程には不適である。
また上記以外の塗装方法として、ステッチ塗装方法があ
るが、この塗装方法はイニシャルコスト及びランニング
コストか高価であるという問題点を有する。
このように従来の塗装方法では、目的とする溝部及び/
又は重ね合せ部だけを完全に、安定して、経済的に塗装
することができなかった。
[目的] 本発明は上述従来技術に鑑みなされたものであり、その
目的はテープ養生等の工程なしに、溝部又は重ね合せ部
だけを完全に、且つ効率良く、安価に、しかも連続的に
塗装することを可能とする塗装方法及び塗装装置を提供
することにある。
[課題を達成するための手段] 上記目的を達成するものとして本発明は、被塗物に設け
られた溝部及び/又は重ね合せ部に塗料を流し、前記溝
部及び/又は重ね合せ部において余剰となる塗料を吸入
して前記溝部及び/又は重ね合せ部の塗装を行うことを
特徴とする、溝部・重ね合せ部の塗装方法を提供し。
又、溝部及び/又は重ね合せ部を有する被塗物を相対的
に移動させる手段と、前記溝部及び/又は重ね合せ部に
塗料を流し込む手段と、前記相対的移動方向に関し前記
塗料流し込み手段より下流側に配置され前記溝部及び/
又は重ね合せ部において余剰となる塗料を吸入する手段
とを、有することを特徴とする、溝部・重ね合せ部の塗
装装置を提供する。
[実施例] 以下、本発明の溝部、重ね合せ部の塗装方法及び塗装装
置を具体的且つ詳細に説明する。
第1図は本発明の塗装装置を示す概略斜視図であり、第
2図は本発明の塗装装置を示す概略側面図である。
第1図及び第2図に示す塗装装置において、Aは塗料流
し塗り循環装置であり、Bは塗料吸引機であり、Cは塗
料吸引ノズル及びホースであり。
Dはノズル先端部加湿滴下装置てあり、Eは被塗物lの
搬送装置であり、以上5つの部分より本実施例の塗装装
置は構成されている。
Aの塗料流し塗り循環装置は、被塗物の1の溝部3又は
重ね合せ部5に塗料を流下させるバイブ2と、塗料を循
環させるポンプ4と、塗料を充填させておく塗料タンク
6と、塗布されなかった塗料を回収するための塗料回収
トイ8より構成されている。尚上記の記載中、「溝部」
とは平板状の被塗物の表:mに膚加工が施こされている
部分を指し、r玉ね合せ部」とは平板状の被塗物の端縁
部に形成され使用時に他の被塗物等と接合させるための
部分を指す。
Aの塗料流し塗り循環!lt置において、塗料を流下さ
せるためのパイプ2には第1図に示す様に流し塗りを行
うためのノズル10a〜10dが設けれられている。ノ
ズル°10aとlodは被塗物の重ね合せ部を塗布し、
ノズル10bと10cは被塗物の溝部を塗布する。ノズ
ルloa、10b。
10cには第3図に示す様な流量調整用のコック12が
設けられている。またノズルは可撓性を有し、移動可能
であり、所望の位置及び姿勢をとることが出来更に塗料
の連続的な流下を助長させる目的で、ノズル先端部内壁
にはスパイラル状の線14(第3図に図示)が装着され
ており、これにより常に安定した塗料の流下が確保され
ている。
塗料の流下に際しては目的とする溝巾よりはみ出ないよ
うに溝巾より小さい口径を有するノズルを使用し、また
流量をコントロールし、−殻内には溝断面積の2/3程
度を塗料で満たすようにする。又、例えば溝巾が201
以上で段差がlI以下のような断面形状の構においても
、ノズルを束ね流下中を拡げれば塗布が可能である。又
、上記実施例では塗料は循環回路を流れているが、電磁
弁を設けることにより閉回路としての使用も可能である
Bの塗料吸引機は回収タンク16を備えた工業用連続運
転型吸引機を使用している。
Cの塗料吸引ノズル及びホースは、内部にテフロン加工
を施こしたノズル部18と、不図示の吸引力調整機構が
備えられているホース19とを有して構成されている。
該ノズル部18は移動可能であり、所望の位置及び姿勢
をとることができる。
Dのノズル加湿滴下装置は、ノズル18の先端部の内壁
部に乾燥した塗料の付着によるノズルのつまり防止、又
は吸引した塗料の消泡な目的として、水や各種溶剤等の
液を滴下させるために設けられたものである。このノズ
ル加湿滴下装置りは吸引ノズル18の負圧と液を押出す
定量ポンプ20の圧力との両方のバランスで、液をノズ
ル18の先端部に常時供給するように調整されている。
また吸引ノズル1Bの内壁部には第4図(b)に示す様
な溝22が設けられており、該溝によって添加液と塗料
が更に効率良く混合できるようにされている。これによ
り尚−層、吸引効率が向上する。(第4図(a)は吸引
ノズル外観図である。) なおノズル加湿滴下装置りは省略することも可能であり
、その場合は吸引ノズル18を着脱可能に取付けるのか
望ましい。
Eの搬送装置は、被塗物を搬送するためのコンベア23
と、被塗物を正確な塗装位置へと導く不図示のガイドに
より構成されている。
塗装に際しては、コンベア23により第1図及び第2図
に矢印Rで示される向きに被塗物1を搬送し、ノズル1
oa−10dから溝部3及び重ね合せ部5に塗料を流し
込む、流し込む塗料の量は溝部3や重ね合せ部5を所望
の厚さに塗装するための量より十分に多い量である。こ
の過剰の塗料の供給された溝部や重ね合せ部はやがてノ
ズル部18の下方に到達し、ここで余剰塗料が吸引され
る。この吸引の際の塗料流動に基づき溝内壁や重ね合せ
部の側壁にも塗料が塗布される。上記ノズル部18の形
状及び寸法を適宜設定し、該ノズル部と被塗物との距離
を適宜設定し、更に吸引力を適宜設定することにより、
所望の部分を所望の厚さに塗装することができる。特に
、溝巾よりも若干巾広のノズル部を用いることにより溝
部3の周囲の表面部の所望の山部分をも同時に塗装する
ことができる。
上記の如き構成された本発明の塗装装置による具体的な
塗装例を第5図及び第6図を用いて、以下に説明する。
尚、第5図(a)は被塗物の断面図であり、第5図(b
)は溝形状X部の拡大図である。
また第6図(a)は被塗物の断面図であり、第6図(b
)及び(c)はそれぞれ溝形状Y部及び重ね合せ部形状
Z部の拡大図である。
[塗装例−1]シーラー板加工後の溝部塗装:第5図(
b)に示す溝形状[Xlの未塗装部分に対し、ラインス
ピード20m/分て被塗物を搬送した場合、イワタカッ
プNo、 2で17秒の塗料を4oOg/分て流下させ
、真空度1400ssAq、風量2.5 ta”7分の
吸引機を用い溝部の塗布、吸取りを行なった結果、吸引
ノズル角度と吸引調整機構を変化させる事によりはみ出
し巾0〜2■l■の間で、塗布量のコントロールが自在
で、外観が優れた仕上りの塗板が得られた。
[塗装例−2]シーラー板加工後の溝部塗装:第6図(
b)に示す溝形状[Y部の未塗装部分に対し、ラインス
ピード10m7分で被塗物を搬送した場合、イワタカッ
プN002で45秒の塗料を300 g/分で流下させ
、真空度1000醜■AQ、風量1.2m’ 7分の吸
引機を用い溝部の塗布、吸取りを行った結果、塗り残し
及びはみ出しのない外観的に均一な且つ塗布量1 m/
mで厚付けの溝部塗装か可能であった。
[塗装例−3]溝部の塗り分は塗装: 第5図(b)に示す、溝形状[Xlの白色塗装板に対し
、[塗装例−1]の条件にて溝部に黄色の塗料を塗布、
吸取りを行った結果、養生テープなしで、色のはみ出し
のない、意匠性の優れた外観が得られた。
[塗装例−4]平面部、加工部同時塗装の場合:第6図
(b)に示す溝形状[Y部の未塗装板に対し平面部をス
ポンジロールにて2コート後、ウェット状態のままで未
塗装溝部に[塗装例−2]の条件にて塗布、吸取りを行
った結果、平面部の塗布Ji(tog/尺2)に見合う
、外観上塗り残しのない溝部塗装が可使であった。
[塗装例−5]重ね合せ部上面の塗装:第6図(c)に
示す重ね合せ部上部形状[2]のシーラー塗装板に対し
ラインスピード20m/分で被塗物を搬送した場合、イ
ワタカップN002で22秒の塗料を500 g/尺2
で流下させ、真空度1400−濡Hg、風量2.5m’
 7分の吸引機を用い1重ね合せ上面の塗装、吸取りを
行った結果、裏面に著しい塗装溜りのない外観的に良好
な塗装面が得られた。
以上が本発明の塗装装置による具体的な塗装例であるが
、これと比較するために以下、従来技術による塗装例を
例示しておく。
[比較例−1]溝部スプレー塗装の場合:ルミナ社製少
吐出量スプレーガンな用い、吐出量xsg/分、ガン距
離50■/■、ライジスビー1’:20 した結果5〜10m/■の既塗装部とのオーバーラツプ
が認められ,外観は本発明による仕上がりも劣ることが
明らかとなった.又連続塗装時にはノズルのつまりが生
じ,メンテナンス上の問題が生じた。
[比較例−2]溝部流し塗り塗装の場合:平面部をスポ
ンジロールコート塗装後,溝形状[B]の部分へ200
%希釈した塗料を流し塗り後,乾燥させた.溝部に塗り
残しく塗りムラ)が生じ塗料の溜った所は皮張りし、下
の塗膜は一部未乾燥であった。
〔比較例−3]溝部流し塗り後刷毛しごきの場合平面部
をスポンジロールコート塗装後、溝形状[Y部の部分へ
塗料を流し塗りし、直後に刷毛しごきを入れ,且つエア
ーブローを行ない,乾燥させた.5〜lO■/膳の既塗
装部とのオーバーラツプか認められ、エアーブローによ
る平面部への塗料飛散や、刷毛の目づまりが観察され、
外観的にも連続安定性にも問題がある事が判明した。
[発明の効果] 以上詳細用つ具体的に説明した様に1本発明の塗装方法
及び塗装装置を用いることにより,目的とする溝部や重
ね合せ部に対し,塗り残しや、目的以外の部分への大幅
な塗料のはみ出しがなく、連続的に塗装が可能となる.
この事により,外観の向上,テープ養生工程の省略塗膜
性能の安定等の点で従来の塗装方法に比べ大きな有効性
を有する.また1本装置を複数設け,それぞれに異色塗
料を使用することにより,多色塗りが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の塗装装置を示す概略斜視図
である。 第3図は流し塗りを行うためのノズルの拡大図である。 第4図(a)及び(b)は吸引ノズルの外観図及び内面
図である。 第5図(a)は被塗物の断面図であり,第5図(b)は
X部の拡大図である。 第6図(a)は被塗物の断面図であり,第6図(b)及
び(C)はそれぞれY部及び2部の拡大図である。 l・・・被塗物      3・・・溝部5・・・重ね
合せ部 1 0 a 、  1 0 b 、  l O c 、
  l O d ・・・流し塗りを行うためのノズル 18・・・吸引ノズル  23・・・コンベア代理人 
 弁理士 山 下 穣 平

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被塗物に設けられた溝部及び/又は重ね合せ部に
    塗料を流し、前記溝部及び/又は重ね合せ部において余
    剰となる塗料を吸入して前記溝部及び/又は重ね合せ部
    の塗装を行うことを特徴とする、溝部・重ね合せ部の塗
    装方法。
  2. (2)溝部及び/又は重ね合せ部を有する被塗物を相対
    的に移動させる手段と、前記溝部及び/又は重ね合せ部
    に塗料を流し込む手段と、前記相対的移動方向に関し前
    記塗料流し込み手段より下流側に配置され前記溝部及び
    /又は重ね合せ部において余剰となる塗料を吸入する手
    段とを、有することを特徴とする、溝部・重ね合せ部の
    塗装装置。
JP3010988A 1988-02-12 1988-02-12 溝部・重ね合せ部の塗装方法及び塗装装置 Granted JPH01207159A (ja)

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JPH0570506B2 JPH0570506B2 (ja) 1993-10-05

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JP2000325864A (ja) * 1999-03-15 2000-11-28 Inax Corp 建築用板の加飾方法
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