JP2000157918A - 塗装方法 - Google Patents

塗装方法

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JP2000157918A
JP2000157918A JP10334664A JP33466498A JP2000157918A JP 2000157918 A JP2000157918 A JP 2000157918A JP 10334664 A JP10334664 A JP 10334664A JP 33466498 A JP33466498 A JP 33466498A JP 2000157918 A JP2000157918 A JP 2000157918A
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Masayoshi Ichikawa
正義 市川
Yasuhiro Kizaki
安廣 木崎
Osamu Yagimura
修 柳村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプレーパターンの乱れを長期間防止する。 【解決手段】 ノズル口径1〜4mmφ、塗料吹付け圧
力0.5〜10kg/cm2、エアミックスエア圧力
0.1〜4kg/cm2の自動エアミックスガンを使用
して、被塗物を塗装する方法であって、該自動エアミッ
クスガンに供給するエアを加湿する工程を含む。或い
は、非塗装ゾーンにおいて自動エアミックスガンのノズ
ルに洗浄剤を吹付ける工程、非塗装ゾーンにおいて自動
エアミックスガンのノズルにブラシを押し当てる工程、
該ブラシに洗浄剤を供給する工程を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動エアミックスガン
を使用する塗装方法に関し、更に詳細には、スプレーパ
ターンの乱れを長期間防止することができる塗装方法に
関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】本件発明者らは、色が異なる
複数の液状塗料をそれぞれ斑点状に塗装して多色模様に
仕上げる方法であって、大粒乃至小粒の斑点が容易に形
成でき、特に工場で大量生産するプレコート建材の多色
模様仕上げに好適である方法として、複数のエアミック
ス塗装ガンを用いて異なる複数の液状塗料をそれぞれ斑
点状に塗装して多色模様を仕上げる方法であって、該エ
アミックス塗装ガンのノズル先端部の内径が1〜4mm
φで、塗料圧力が0.5〜10kg/cm2、エアミッ
クスエア圧力が0.1〜4kg/cm2、エア流出量が
40〜100リットル/分、ガン先端と被塗面との距離
が300〜1500mmである条件下で斑点状に塗装を
することを特徴とする多色模様塗装法を提案した(特開
平9−314042号(特願平8−138466
号))。
【0003】上記多色模様塗装法は、例えば、複数のエ
アミックス塗装ガンを一体に設置し、複数のエアミック
ス塗装ガンを被塗面に対してレシプロ運動させることに
よって、実行される。
【0004】この方法は、所期の目的を達成することが
できるのであるが、短時間でスプレーパターンが乱れて
しまう解決すべき問題点があることが明らかになった。
スプレーパターンが乱れてしまうと、所望の斑点乃至模
様を得ることができない。
【0005】本件発明者らの研究によると、短時間でス
プレーパターンが乱れてしまう理由は下記のとおりであ
る。
【0006】エアミックス塗装は、水溶性塗料を使用
し、塗料吐出は液膜状で基本的には微粒化は液圧(例え
ば、40kg/cm2以上)と空気抵抗の剪断力で行わ
れ、エアはテール防止と微粒化の補助として使用され、
微粒化粒子は、エア圧及びエア量の調整により不定形の
粒子が得られる。
【0007】本件発明者らの研究によると、自動エアミ
ックスガンにおいては、水性塗料が吐出するノズルの開
口部においてエアが吹付けられるため、水性塗料が吐出
するノズルの開口部において水性塗料が乾燥し、固着
し、スプレーパターンが短時間、例えば塗装開始から1
0分程度で乱されることが明らかになった。
【0008】従来は、スプレーパターンが乱される前に
塗装装置の作動を止めて、ノズルの開口部を手作業で清
掃していた。この作業は、例えば、10分毎に行わなけ
ればならず、塗装作業効率の向上に対して大きな障害に
なっていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に従うと、上記の
とおりの課題を解決するために、ノズル口径1〜4mm
φ、塗料吹付け圧力0.5〜10kg/cm2、エアミ
ックスエア圧力0.1〜4kg/cm2の自動エアミッ
クスガンを使用して、被塗物を塗装する方法において、
該自動エアミックスガンに供給するエアを加湿する工程
を含むことを特徴とする塗装方法が提供される。
【0010】本発明に従うと、上記のとおりの課題を解
決するために、塗装ゾーンと非塗装ゾーンとを移動せし
められる自動エアミックスガンによって塗装する塗装方
法において、非塗装ゾーンにおいて自動エアミックスガ
ンのノズルに洗浄剤を吹付ける工程を含むことを特徴と
する塗装方法が提供される。
【0011】本発明に従うと、上記のとおりの課題を解
決するために、塗装ゾーンと非塗装ゾーンとを移動せし
められる自動エアミックスガンによって塗装する塗装方
法において、非塗装ゾーンにおいて自動エアミックスガ
ンのノズルに洗浄剤を吹付ける工程、及び非塗装ゾーン
において自動エアミックスガンのノズルにブラシを押し
当てる工程を含むことを特徴とする塗装方法が提供され
る。
【0012】本発明に従うと、上記のとおりの課題を解
決するために、塗装ゾーンと非塗装ゾーンとを移動せし
められる自動エアミックスガンによって塗装する塗装方
法において、非塗装ゾーンにおいて自動エアミックスガ
ンのノズルにブラシを押し当てる工程、及び該ブラシに
洗浄剤を供給する工程を含むことを特徴とする塗装方法
が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して、本発
明の好ましい形態に従う塗装方法及びこの塗装方法を実
施する装置を説明する。
【0014】装置全体の構成 まず、本発明の好ましい形態に従う塗装方法を実施する
装置の全体の構成を説明する。
【0015】この装置は、図1に示したとおり、塗装機
構10、制御及び作動機構12、及び清掃機構14を具
備する。
【0016】塗装機構10は、被塗物16を例えば水平
面上において、一定速度で駆動するベルトコンベア18
と、被塗物16に塗料を噴霧する自動エアミックスガン
20と、自動エアミックスガン20を被塗物の移動方向
と交差する方向に往復運動させるレシプロ装置22とを
具備する。図1には、1台の自動エアミックスガン20
のみを図示したが、例えば、3色の塗装をする場合に
は、3台の自動エアミックスガン20が横に並んで配置
される。
【0017】自動エアミックスガン20は、例えば、
1.0〜4.0mmφのノズル口径を有する。
【0018】レシプロ装置22は、自動エアミックスガ
ン20を往復運動させるための駆動モータ(図示せ
ず)、並びに第1、第2及び第3リミットスイッチ2
4、26及び28を備えている。
【0019】第1及び第3リミットスイッチ24及び2
8が、自動エアミックスガン20の往復運動を制御する
ために使用され、第2リミットスイッチが、自動エアミ
ックスガン20からの塗料の噴霧を制御するために使用
される。
【0020】第1リミットスイッチ24と第2リミット
スイッチ26との間が、自動エアミックスガン20によ
る塗装が行われる塗装ゾーンTであり、第2リミットス
イッチ26と第3リミットスイッチ28との間が、自動
エアミックスガン20による塗装は行われない非塗装ゾ
ーンSであり、非塗装ゾーンSにおいて自動エアミック
スガン20のノズルの清掃が行われる。
【0021】被塗物16は、ベルトコンベアによって、
例えば、3〜6m/minの一定速度で移動せしめられ
る。自動エアミックスガン20は、レシプロ装置22に
よって、例えば、60〜90m/minの速度で往復運
動せしめられる。
【0022】制御及び作動機構12は、自動エアミック
スガン20に塗料を供給するための塗料供給機構と、例
えば、図2に示したとおりのエア供給機構30(図2)
と、制御装置とを具備する。
【0023】エア供給機構は、自動エアミックスガン2
0に供給するエアを加湿するための加湿装置(例えば、
図2の加湿タンク32)を備えている。この加湿装置
が、本発明の一形態の重要な特徴である。
【0024】制御装置は、第1、第2及び第3リミット
スイッチ24、26及び28等からの信号を受けて、塗
装機構10及び清掃機構14を制御する。
【0025】清掃機構14は、図1に示したとおり、洗
浄剤タンク34からポンプ35によって供給された洗浄
剤を、自動エアミックスガン20のノズルに吹き付ける
洗浄スプレーガン36を具備する。
【0026】エア供給機構 次に、図1及び図2を参照して、制御及び作動機構12
の一部であるエア供給機構30を説明する。このエア供
給機構30は、自動エアミックスガン20に供給するエ
アを加湿するための加湿装置である加湿タンク32を備
えている。
【0027】図2に示したエア供給機構30は、エア源
38と、エア源38から供給されるエアの供給量を調整
するエアレギレータ40と、エアレギレータ40から供
給されたエアを加湿するための加湿タンク32とを具備
し、加湿タンク32によって加湿されたエアが自動エア
ミックスガン20に供給される。
【0028】加湿タンク32には、所定量の水が収容さ
れており、エアレギレータ40から供給されたエアが、
加湿タンク32の底部近くから水内にバブルとして供給
され、水内を上昇する間にエアは加湿される。加湿され
たエアは、自動エアミックスガン20に供給される。
【0029】図2のエア供給装置30によって加湿され
たエアが、自動エアミックスガン20に供給され、自動
エアミックスガン20の吹付け圧力は、例えば、0.5
〜10kg/cm2であり、エア圧0.1〜4.0kg
/cm2であり、エア流量は、40〜100リットル/
minであるように調整される。
【0030】図3には、他の形態のエア供給機構130
が示されており、このエア供給機構130は、エア源1
38と、エア源138から供給されるエアの供給量を調
整する第1エアレギレータ140と、第1エアレギレー
タ140から供給されたエアの圧力によって水を供給す
る加圧タンク141と、エア源138から供給されるエ
アの供給量を調整する第2エアレギレータ143と、エ
ゼクター132とを具備する。
【0031】エゼクター132は、第2エアレギレータ
143から供給されたエア中に、加圧タンク141から
供給された水を噴霧することによって、エアを加湿する
加湿装置として作動する。エゼクター132によって、
加湿されたエアが、自動エアミックスガン20に供給さ
れる。
【0032】上記のとおりに加湿されたエアを使用する
と、自動エアミックスガン20のスプレーパターンが乱
れない時間をかなり長くすることができる。従来、自動
エアミックスガン20に供給されるエアは、除湿したエ
アを使用していたが、本発明のこの形態では、あえて、
エアを加湿して使用する。これによって、塗料が自動エ
アミックスガン20のノズルに固着するまでの時間を長
くすることでき、スプレーパターンが乱れない時間をか
なり長くすることができる。
【0033】清掃機構 次に、図1を参照して、第1の形態の清掃機構14を説
明する。
【0034】この清掃機構14は、例えば水である洗浄
剤を保持する洗浄剤タンク34と、洗浄剤タンク34か
ら洗浄剤を受け取り加圧して供給するポンプ35と、ポ
ンプ35によって加圧された洗浄剤を受け取る洗浄スプ
レーガン36とを具備する。
【0035】洗浄スプレーガン36は、制御及び作動機
構12からの信号に従って、自動エアミックスガン20
が、第2リミットスイッチ26と第3リミットスイッチ
28との間にあるときに、即ち、非塗装ゾーンSにある
ときに、洗浄液を噴霧して、自動エアミックスガン20
のノズルを洗浄する。
【0036】自動エアミックスガン20が、右から左に
移動して、第2リミットスイッチ26を通過したとき
に、洗浄スプレーガン36が所定時間洗浄液を噴霧す
る。
【0037】この代わりに、自動エアミックスガン20
が、右から左に移動して、第3リミットスイッチ28に
達したときに、洗浄スプレーガン36が所定時間洗浄液
を噴霧するように構成することができる。あるいは。自
動エアミックスガン20が、右から左に移動して、第2
リミットスイッチ26通過したときに、洗浄スプレーガ
ン36が噴霧を開始し、自動エアミックスガン20が第
3リミットスイッチ28に至ったときに、洗浄スプレー
ガン36が噴霧を終了するように構成することもでき
る。
【0038】洗浄液の噴霧後に、洗浄液の滴下による汚
れを避けるためには、洗浄液の噴霧は第2リミットスイ
ッチ26を通過し第3リミットスイッチ28に至るまで
の間に行うのが好ましい。
【0039】上記のとおりに、リミットスイッチが自動
エアミックスガン20を検出したことに基づいて、洗浄
スプレーガン36の噴霧を制御するのが好ましい。この
代わりに、第1、第2及び第3リミットスイッチ24、
26及び28以外の検出手段による自動エアミックスガ
ン20の検出等に基づいて、洗浄スプレーガン36の噴
霧を制御することもできる。
【0040】第1の形態の装置の作動 次に、図1及び図2を参照して、エア供給装置30を具
備する第1の形態の塗装装置の作動を説明する。
【0041】まず、制御及び作動機構12のメインスイ
ッチをオンにすると、ベルトコンベア18によって、被
塗物が一定速度で移動せしめられ、非塗装ゾーンSにあ
る自動エアミックスガン20がレシプロ装置22の駆動
モータによって図1の左から右に一定速度で移動せしめ
られる。
【0042】自動エアミックスガン20が第2リミット
スイッチ26を通過すると、第2リミットスイッチ26
から信号が、制御及び作動機構12に送られ、制御及び
作動機構12からの信号によって、自動エアミックスガ
ン20が塗料の噴霧を開始する。自動エアミックスガン
20には、図2に示したとおりの加湿タンク32によっ
て加湿されたエアが供給され、この加湿されたエアを用
いて、塗料が噴霧される。
【0043】自動エアミックスガン20が第1リミット
スイッチ24に達すると、第1リミットスイッチ24か
ら信号が、制御及び作動機構12に送られ、制御及び作
動機構12からの信号によって、自動エアミックスガン
20の移動方向が右から左に反転する。塗料の噴霧は続
けられる。
【0044】自動エアミックスガン20が第2リミット
スイッチ26を通過すると、第2リミットスイッチ26
から信号が、制御及び作動機構12に送られ、制御及び
作動機構12からの信号によって、自動エアミックスガ
ン20が塗料の噴霧を終了し、更に、制御及び作動機構
12からの信号によって、清浄機構14が作動して、洗
浄スプレーガン36から洗浄剤が自動エアミックスガン
20のノズルに所定時間吹付けられる。
【0045】自動エアミックスガン20が第3リミット
スイッチ28に達すると、第3リミットスイッチ28か
ら信号が、制御及び作動機構12に送られ、制御及び作
動機構12からの信号によって、自動エアミックスガン
20の移動方向が左から右に反転する。
【0046】そして、自動エアミックスガン20が第2
リミットスイッチ26を通過すると、第2リミットスイ
ッチ26から信号が、制御及び作動機構12に送られ、
制御及び作動機構12からの信号によって、自動エアミ
ックスガン20が塗料の噴霧を開始する。
【0047】これらの工程を繰り返すことによって、被
塗物16の塗装が行われる。
【0048】清掃機構の他の形態 図1に示した清掃機構14の代わりに下記のとおりの清
掃機構を用いることができる。
【0049】図4に示した清掃機構114は、 洗浄剤
タンク134からポンプ135によって供給された洗浄
剤を、自動エアミックスガン20のノズルに吹き付ける
洗浄スプレーガン136を具備し、更に、自動エアミッ
クスガン20のノズルの擦るブラシ139を具備する。
【0050】この形態の清掃機構114を具備する塗装
装置では、自動エアミックスガン20が第2リミットス
イッチ26を通過すると、自動エアミックスガン20が
塗料の噴霧を終了し、自動エアミックスガン20が第2
リミットスイッチ26を通過してから所定時間経過後
に、清浄機構114が作動して、洗浄スプレーガン13
6から洗浄剤が所定時間自動エアミックスガン20のノ
ズルに吹付けられる。自動エアミックスガン20のノズ
ルに適切に洗浄液が噴霧されるように、制御される。
【0051】自動エアミックスガン20が更に左に移動
すると、自動エアミックスガン20のノズルがブラシ1
39によって擦られる。自動エアミックスガン20が第
3リミットスイッチ28に達すると、自動エアミックス
ガン20の移動方向が左から右に反転し、自動エアミッ
クスガン20のノズルが更にブラシ139によって擦ら
れる。
【0052】また、図5に示した清掃機構214は、自
動エアミックスガン20のノズルの擦るブラシ239を
具備し、更に洗浄剤タンク(図示せず)からポンプ(図
示せず)によって供給された洗浄剤を、このブラシ23
9に吹き付ける洗浄スプレーガン236を具備する。
【0053】この形態の清掃機構214を具備する塗装
装置では、自動エアミックスガン20が右から左に移動
して第2リミットスイッチを通過すると、自動エアミッ
クスガン20が塗料の噴霧を終了し、清浄機構214が
作動して、洗浄スプレーガン236から洗浄剤がブラシ
239のノズルに吹付けられ、ブラシ239が図5に示
した引っ込んだ位置から右に移動する。
【0054】自動エアミックスガン20が更に左に移動
すると、自動エアミックスガン20のノズルがブラシ2
39によって擦られる。
【0055】自動エアミックスガン20が、第3リミッ
トスイッチ28に達すると、自動エアミックスガン20
の移動が反転して、右に移動せしめられる。自動エアミ
ックスガン20のノズルがブラシ239によって更に擦
られる。
【0056】自動エアミックスガン20が、第2リミッ
トスイッチに達すると、ブラシ239が引っ込み図5の
位置に戻り、自動エアミックスガン20が塗料の噴霧を
開始する。
【0057】上記のとおりの自動エアミックスガン20
のノズルを擦るブラシ139、238を用いる場合に
は、自動エアミックスガン20のノズルに対するブラシ
139、238の移動方向と、自動エアミックスガン2
0のノズルに設けられた溝の配置方向とが略同一である
のが好ましい。
【0058】即ち、図6に示したとおり、自動エアミッ
クスガン20のノズルの先端には、例えば略三角形断面
面の細長い溝が形成されており、ノズルの噴霧口がこの
溝に中央に配置されている。自動エアミックスガン20
のノズルを擦るブラシ139が、この溝の長さ方向に沿
って移動することによって、ノズルの噴霧口を効果的に
清掃することができる。自動エアミックスガン20のノ
ズルを擦るブラシ139が、例えば、この溝の長さ方向
に対して直角の方向に移動すると、ブラシ139の毛
が、ノズルの噴霧口に効果的に達することができず、ノ
ズルの噴霧口を効果的に清掃することができない。
【0059】
【比較例及び実施例】塗料として、水性塗料アクリルエ
マルシヨン IMコート 5100(粘度25秒/IH
S)を用いた。塗装条件は、エア圧:2kg/cm2
エア流量:80リットル/min、塗料吐出量:300
g/minであった。塗料供給は、ダイヤフラムポンプ
による。
【0060】上記のとおりの塗装条件で、下記のとおり
の比較例及び実施例1〜5を得た。
【0061】比較例では、従来のとおり、エア加湿を行
わず、清掃機構を用いなかった。
【0062】実施例1(エア加湿)では、図2に示した
とおりに、自動エアミックスガンに供給するエアを加湿
した。
【0063】実施例2(洗浄液のノズルへの吹付け)で
は、エア加湿なしで、図1に示したとおりの自動エアミ
ックスガンのノズルへの洗浄液の吹付けのみを行った。
【0064】実施例3(ブラシ及びノズルへの吹付け)
では、エア加湿なしで、図4に示したとおりのブラシ及
び自動エアミックスガンのノズルへの洗浄液の吹付けを
行った。
【0065】実施例4(ブラシ及びブラシへの吹付け)
では、エア加湿なしで、図5に示したとおりのブラシ及
び自動エアミックスガンのブラシへの洗浄液の吹付けを
行った。
【0066】実施例5(エア加湿、ブラシ及びノズルへ
の吹付け)では、エアを加湿しつつ、図4に示したとお
りのブラシ及び自動エアミックスガンのノズルへの洗浄
液の吹付けを行った。
【0067】上記のとおりの条件でスプレーパターンが
乱れない時間を比較した。
【0068】 比較例(エア加湿なし及び清掃機構なし) 10分 実施例1(エア加湿) 20分 実施例2(洗浄液のノズルへの吹付け) 20分 実施例3(ブラシ及びノズルへの吹付け) 100分 実施例4(ブラシ及びブラシへの吹付け) 120分 実施例5(エア加湿、ブラシ及びノズルへの吹付け) 240分 上記のとおり実施例1及び2では、評価できるスプレー
パターンの乱れ防止効果を得ることができ、実施例3及
び4では、顕著なスプレーパターンの乱れ防止効果を得
ることができ、実施例5では、特に顕著なスプレーパタ
ーンの乱れ防止効果を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗装方法を実施する好ましい一形態の
塗装装置の簡略正面図。
【図2】図1の塗装装置に設けることができるエア供給
機構の一形態の簡略図。
【図3】図1の塗装装置に設けることができるエア供給
機構の他の形態の簡略図。
【図4】本発明の塗装方法を実施する好ましい他の形態
の塗装装置に用いられる清掃装置の簡略正面図。
【図5】本発明の塗装方法を実施する好ましい更に他の
形態の塗装装置に用いられる清掃装置の簡略正面図。
【図6】ブラシと自動エアミックスガンとの好ましい配
置関係を示す簡略正面図。
【符号の説明】
10 塗装機構 12 制御及び作動機構 14 清掃機構 16 被塗物 18 コンベアベルト 20 自動エアミックスガン 22 レシプロ装置 24 第1リミットスイッチ 26 第2リミットスイッチ 28 第3リミットスイッチ 30 エア供給機構 32 加湿タンク 36 洗浄スプレーガン 132 エゼクター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳村 修 東京都大田区南六郷3丁目12番1号 関西 ペイント株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AA02 AA55 AA86 AA90 DC01 DC31 EA06 4F033 AA01 BA03 PA11 QB02Y QB03X QB12Y QB18 QD02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル口径1〜4mmφ、塗料吹付け圧
    力0.5〜10kg/cm2、エアミックスエア圧力
    0.1〜4kg/cm2の自動エアミックスガンを使用
    して、被塗物を塗装する方法において、 該自動エアミックスガンに供給するエアを加湿する工程
    を含むことを特徴とする塗装方法。
  2. 【請求項2】 塗装ゾーンと非塗装ゾーンとを移動せし
    められる自動エアミックスガンによって塗装する塗装方
    法において、 非塗装ゾーンにおいて自動エアミックスガンのノズルに
    洗浄剤を吹付ける工程を含むことを特徴とする塗装方
    法。
  3. 【請求項3】 該自動エアミックスガンに供給するエア
    を加湿する工程を含む請求項1の塗装方法。
  4. 【請求項4】 塗装ゾーンと非塗装ゾーンとを移動せし
    められる自動エアミックスガンによって塗装する塗装方
    法において、 非塗装ゾーンにおいて自動エアミックスガンのノズルに
    洗浄剤を吹付ける工程、及び非塗装ゾーンにおいて自動
    エアミックスガンのノズルにブラシを押し当てる工程を
    含むことを特徴とする塗装方法。
  5. 【請求項5】 該自動エアミックスガンに供給するエア
    を加湿する工程を含む請求項1の塗装方法。
  6. 【請求項6】 塗装ゾーンと非塗装ゾーンとを移動せし
    められる自動エアミックスガンによって塗装する塗装方
    法において、 非塗装ゾーンにおいて自動エアミックスガンのノズルに
    ブラシを押し当てる工程、及び該ブラシに洗浄剤を供給
    する工程を含むことを特徴とする塗装方法。
  7. 【請求項7】 該自動エアミックスガンに供給するエア
    を加湿する工程を含む請求項1の塗装方法。
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JP2002192032A (ja) * 2000-12-26 2002-07-10 Kubota Corp スプレー塗装装置のノズル洗浄方法
JP2016104480A (ja) * 2010-11-26 2016-06-09 デュール システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング アトマイザー用の洗浄機器および洗浄ブラシ、および対応する洗浄方法

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