JP3705708B2 - 塗装方法 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動エアミックスガンを使用する塗装方法に関し、更に詳細には、スプレーパターンの乱れを長期間防止することができる塗装方法に関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】
本件発明者らは、色が異なる複数の液状塗料をそれぞれ斑点状に塗装して多色模様に仕上げる方法であって、大粒乃至小粒の斑点が容易に形成でき、特に工場で大量生産するプレコート建材の多色模様仕上げに好適である方法として、複数のエアミックス塗装ガンを用いて異なる複数の液状塗料をそれぞれ斑点状に塗装して多色模様を仕上げる方法であって、該エアミックス塗装ガンのノズル先端部の内径が1〜4mmφで、塗料圧力が0.5〜10kg/cm2、エアミックスエア圧力が0.1〜4kg/cm2、エア流出量が40〜100リットル/分、ガン先端と被塗面との距離が300〜1500mmである条件下で斑点状に塗装をすることを特徴とする多色模様塗装法を提案した(特開平9−314042号(特願平8−138466号))。
【0003】
上記多色模様塗装法は、例えば、複数のエアミックス塗装ガンを一体に設置し、複数のエアミックス塗装ガンを被塗面に対してレシプロ運動させることによって、実行される。
【0004】
この方法は、所期の目的を達成することができるのであるが、短時間でスプレーパターンが乱れてしまう解決すべき問題点があることが明らかになった。スプレーパターンが乱れてしまうと、所望の斑点乃至模様を得ることができない。
【0005】
本件発明者らの研究によると、短時間でスプレーパターンが乱れてしまう理由は下記のとおりである。
【0006】
エアミックス塗装は、水溶性塗料を使用し、塗料吐出は液膜状で基本的には微粒化は液圧(例えば、40kg/cm2以上)と空気抵抗の剪断力で行われ、エアはテール防止と微粒化の補助として使用され、微粒化粒子は、エア圧及びエア量の調整により不定形の粒子が得られる。
【0007】
本件発明者らの研究によると、自動エアミックスガンにおいては、水性塗料が吐出するノズルの開口部においてエアが吹付けられるため、水性塗料が吐出するノズルの開口部において水性塗料が乾燥し、固着し、スプレーパターンが短時間、例えば塗装開始から10分程度で乱されることが明らかになった。
【0008】
従来は、スプレーパターンが乱される前に塗装装置の作動を止めて、ノズルの開口部を手作業で清掃していた。この作業は、例えば、10分毎に行わなければならず、塗装作業効率の向上に対して大きな障害になっていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に従うと、上記のとおりの課題を解決するために、
ノズル口径1〜4mmφ、塗料吹付け圧力0.5〜10kg/cm2、エアミックスエア圧力0.1〜4kg/cm2の自動エアミックスガンを使用して、被塗物を塗装する方法において、
該自動エアミックスガンに供給するエアを加湿する工程を含むことを特徴とする塗装方法が提供される。
【0010】
本発明に従うと、上記のとおりの課題を解決するために、
塗装ゾーンと非塗装ゾーンとを移動せしめられる自動エアミックスガンによって塗装する塗装方法において、
非塗装ゾーンにおいて自動エアミックスガンのノズルに洗浄剤を吹付ける工程を含むことを特徴とする塗装方法
が提供される。
【0011】
本発明に従うと、上記のとおりの課題を解決するために、
塗装ゾーンと非塗装ゾーンとを移動せしめられる自動エアミックスガンによって塗装する塗装方法において、
非塗装ゾーンにおいて自動エアミックスガンのノズルに洗浄剤を吹付ける工程、及び
非塗装ゾーンにおいて自動エアミックスガンのノズルにブラシを押し当てる工程を含むことを特徴とする塗装方法
が提供される。
【0012】
本発明に従うと、上記のとおりの課題を解決するために、
塗装ゾーンと非塗装ゾーンとを移動せしめられる自動エアミックスガンによって塗装する塗装方法において、
非塗装ゾーンにおいて自動エアミックスガンのノズルにブラシを押し当てる工程、及び
該ブラシに洗浄剤を供給する工程
を含むことを特徴とする塗装方法
が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して、本発明の好ましい形態に従う塗装方法及びこの塗装方法を実施する装置を説明する。
【0014】
装置全体の構成
まず、本発明の好ましい形態に従う塗装方法を実施する装置の全体の構成を説明する。
【0015】
この装置は、図1に示したとおり、塗装機構10、制御及び作動機構12、及び清掃機構14を具備する。
【0016】
塗装機構10は、被塗物16を例えば水平面上において、一定速度で駆動するベルトコンベア18と、被塗物16に塗料を噴霧する自動エアミックスガン20と、自動エアミックスガン20を被塗物の移動方向と交差する方向に往復運動させるレシプロ装置22とを具備する。図1には、1台の自動エアミックスガン20のみを図示したが、例えば、3色の塗装をする場合には、3台の自動エアミックスガン20が横に並んで配置される。
【0017】
自動エアミックスガン20は、例えば、1.0〜4.0mmφのノズル口径を有する。
【0018】
レシプロ装置22は、自動エアミックスガン20を往復運動させるための駆動モータ(図示せず)、並びに第1、第2及び第3リミットスイッチ24、26及び28を備えている。
【0019】
第1及び第3リミットスイッチ24及び28が、自動エアミックスガン20の往復運動を制御するために使用され、第2リミットスイッチが、自動エアミックスガン20からの塗料の噴霧を制御するために使用される。
【0020】
第1リミットスイッチ24と第2リミットスイッチ26との間が、自動エアミックスガン20による塗装が行われる塗装ゾーンTであり、第2リミットスイッチ26と第3リミットスイッチ28との間が、自動エアミックスガン20による塗装は行われない非塗装ゾーンSであり、非塗装ゾーンSにおいて自動エアミックスガン20のノズルの清掃が行われる。
【0021】
被塗物16は、ベルトコンベアによって、例えば、3〜6m/minの一定速度で移動せしめられる。自動エアミックスガン20は、レシプロ装置22によって、例えば、60〜90m/minの速度で往復運動せしめられる。
【0022】
制御及び作動機構12は、自動エアミックスガン20に塗料を供給するための塗料供給機構と、例えば、図2に示したとおりのエア供給機構30(図2)と、制御装置とを具備する。
【0023】
エア供給機構は、自動エアミックスガン20に供給するエアを加湿するための加湿装置(例えば、図2の加湿タンク32)を備えている。この加湿装置が、本発明の一形態の重要な特徴である。
【0024】
制御装置は、第1、第2及び第3リミットスイッチ24、26及び28等からの信号を受けて、塗装機構10及び清掃機構14を制御する。
【0025】
清掃機構14は、図1に示したとおり、洗浄剤タンク34からポンプ35によって供給された洗浄剤を、自動エアミックスガン20のノズルに吹き付ける洗浄スプレーガン36を具備する。
【0026】
エア供給機構
次に、図1及び図2を参照して、制御及び作動機構12の一部であるエア供給機構30を説明する。このエア供給機構30は、自動エアミックスガン20に供給するエアを加湿するための加湿装置である加湿タンク32を備えている。
【0027】
図2に示したエア供給機構30は、エア源38と、エア源38から供給されるエアの供給量を調整するエアレギレータ40と、エアレギレータ40から供給されたエアを加湿するための加湿タンク32とを具備し、加湿タンク32によって加湿されたエアが自動エアミックスガン20に供給される。
【0028】
加湿タンク32には、所定量の水が収容されており、エアレギレータ40から供給されたエアが、加湿タンク32の底部近くから水内にバブルとして供給され、水内を上昇する間にエアは加湿される。加湿されたエアは、自動エアミックスガン20に供給される。
【0029】
図2のエア供給装置30によって加湿されたエアが、自動エアミックスガン20に供給され、自動エアミックスガン20の吹付け圧力は、例えば、0.5〜10kg/cm2であり、エア圧0.1〜4.0kg/cm2であり、エア流量は、40〜100リットル/minであるように調整される。
【0030】
図3には、他の形態のエア供給機構130が示されており、このエア供給機構130は、エア源138と、エア源138から供給されるエアの供給量を調整する第1エアレギレータ140と、第1エアレギレータ140から供給されたエアの圧力によって水を供給する加圧タンク141と、エア源138から供給されるエアの供給量を調整する第2エアレギレータ143と、エゼクター132とを具備する。
【0031】
エゼクター132は、第2エアレギレータ143から供給されたエア中に、加圧タンク141から供給された水を噴霧することによって、エアを加湿する加湿装置として作動する。エゼクター132によって、加湿されたエアが、自動エアミックスガン20に供給される。
【0032】
上記のとおりに加湿されたエアを使用すると、自動エアミックスガン20のスプレーパターンが乱れない時間をかなり長くすることができる。従来、自動エアミックスガン20に供給されるエアは、除湿したエアを使用していたが、本発明のこの形態では、あえて、エアを加湿して使用する。これによって、塗料が自動エアミックスガン20のノズルに固着するまでの時間を長くすることでき、スプレーパターンが乱れない時間をかなり長くすることができる。
【0033】
清掃機構
次に、図1を参照して、第1の形態の清掃機構14を説明する。
【0034】
この清掃機構14は、例えば水である洗浄剤を保持する洗浄剤タンク34と、洗浄剤タンク34から洗浄剤を受け取り加圧して供給するポンプ35と、ポンプ35によって加圧された洗浄剤を受け取る洗浄スプレーガン36とを具備する。
【0035】
洗浄スプレーガン36は、制御及び作動機構12からの信号に従って、自動エアミックスガン20が、第2リミットスイッチ26と第3リミットスイッチ28との間にあるときに、即ち、非塗装ゾーンSにあるときに、洗浄液を噴霧して、自動エアミックスガン20のノズルを洗浄する。
【0036】
自動エアミックスガン20が、右から左に移動して、第2リミットスイッチ26を通過したときに、洗浄スプレーガン36が所定時間洗浄液を噴霧する。
【0037】
この代わりに、自動エアミックスガン20が、右から左に移動して、第3リミットスイッチ28に達したときに、洗浄スプレーガン36が所定時間洗浄液を噴霧するように構成することができる。あるいは。自動エアミックスガン20が、右から左に移動して、第2リミットスイッチ26通過したときに、洗浄スプレーガン36が噴霧を開始し、自動エアミックスガン20が第3リミットスイッチ28に至ったときに、洗浄スプレーガン36が噴霧を終了するように構成することもできる。
【0038】
洗浄液の噴霧後に、洗浄液の滴下による汚れを避けるためには、洗浄液の噴霧は第2リミットスイッチ26を通過し第3リミットスイッチ28に至るまでの間に行うのが好ましい。
【0039】
上記のとおりに、リミットスイッチが自動エアミックスガン20を検出したことに基づいて、洗浄スプレーガン36の噴霧を制御するのが好ましい。この代わりに、第1、第2及び第3リミットスイッチ24、26及び28以外の検出手段による自動エアミックスガン20の検出等に基づいて、洗浄スプレーガン36の噴霧を制御することもできる。
【0040】
第1の形態の装置の作動
次に、図1及び図2を参照して、エア供給装置30を具備する第1の形態の塗装装置の作動を説明する。
【0041】
まず、制御及び作動機構12のメインスイッチをオンにすると、ベルトコンベア18によって、被塗物が一定速度で移動せしめられ、非塗装ゾーンSにある自動エアミックスガン20がレシプロ装置22の駆動モータによって図1の左から右に一定速度で移動せしめられる。
【0042】
自動エアミックスガン20が第2リミットスイッチ26を通過すると、第2リミットスイッチ26から信号が、制御及び作動機構12に送られ、制御及び作動機構12からの信号によって、自動エアミックスガン20が塗料の噴霧を開始する。自動エアミックスガン20には、図2に示したとおりの加湿タンク32によって加湿されたエアが供給され、この加湿されたエアを用いて、塗料が噴霧される。
【0043】
自動エアミックスガン20が第1リミットスイッチ24に達すると、第1リミットスイッチ24から信号が、制御及び作動機構12に送られ、制御及び作動機構12からの信号によって、自動エアミックスガン20の移動方向が右から左に反転する。塗料の噴霧は続けられる。
【0044】
自動エアミックスガン20が第2リミットスイッチ26を通過すると、第2リミットスイッチ26から信号が、制御及び作動機構12に送られ、制御及び作動機構12からの信号によって、自動エアミックスガン20が塗料の噴霧を終了し、更に、制御及び作動機構12からの信号によって、清浄機構14が作動して、洗浄スプレーガン36から洗浄剤が自動エアミックスガン20のノズルに所定時間吹付けられる。
【0045】
自動エアミックスガン20が第3リミットスイッチ28に達すると、第3リミットスイッチ28から信号が、制御及び作動機構12に送られ、制御及び作動機構12からの信号によって、自動エアミックスガン20の移動方向が左から右に反転する。
【0046】
そして、自動エアミックスガン20が第2リミットスイッチ26を通過すると、第2リミットスイッチ26から信号が、制御及び作動機構12に送られ、制御及び作動機構12からの信号によって、自動エアミックスガン20が塗料の噴霧を開始する。
【0047】
これらの工程を繰り返すことによって、被塗物16の塗装が行われる。
【0048】
清掃機構の他の形態
図1に示した清掃機構14の代わりに下記のとおりの清掃機構を用いることができる。
【0049】
図4に示した清掃機構114は、 洗浄剤タンク134からポンプ135によって供給された洗浄剤を、自動エアミックスガン20のノズルに吹き付ける洗浄スプレーガン136を具備し、更に、自動エアミックスガン20のノズルの擦るブラシ139を具備する。
【0050】
この形態の清掃機構114を具備する塗装装置では、自動エアミックスガン20が第2リミットスイッチ26を通過すると、自動エアミックスガン20が塗料の噴霧を終了し、自動エアミックスガン20が第2リミットスイッチ26を通過してから所定時間経過後に、清浄機構114が作動して、洗浄スプレーガン136から洗浄剤が所定時間自動エアミックスガン20のノズルに吹付けられる。自動エアミックスガン20のノズルに適切に洗浄液が噴霧されるように、制御される。
【0051】
自動エアミックスガン20が更に左に移動すると、自動エアミックスガン20のノズルがブラシ139によって擦られる。自動エアミックスガン20が第3リミットスイッチ28に達すると、自動エアミックスガン20の移動方向が左から右に反転し、自動エアミックスガン20のノズルが更にブラシ139によって擦られる。
【0052】
また、図5に示した清掃機構214は、自動エアミックスガン20のノズルの擦るブラシ239を具備し、更に洗浄剤タンク(図示せず)からポンプ(図示せず)によって供給された洗浄剤を、このブラシ239に吹き付ける洗浄スプレーガン236を具備する。
【0053】
この形態の清掃機構214を具備する塗装装置では、自動エアミックスガン20が右から左に移動して第2リミットスイッチを通過すると、自動エアミックスガン20が塗料の噴霧を終了し、清浄機構214が作動して、洗浄スプレーガン236から洗浄剤がブラシ239のノズルに吹付けられ、ブラシ239が図5に示した引っ込んだ位置から右に移動する。
【0054】
自動エアミックスガン20が更に左に移動すると、自動エアミックスガン20のノズルがブラシ239によって擦られる。
【0055】
自動エアミックスガン20が、第3リミットスイッチ28に達すると、自動エアミックスガン20の移動が反転して、右に移動せしめられる。自動エアミックスガン20のノズルがブラシ239によって更に擦られる。
【0056】
自動エアミックスガン20が、第2リミットスイッチに達すると、ブラシ239が引っ込み図5の位置に戻り、自動エアミックスガン20が塗料の噴霧を開始する。
【0057】
上記のとおりの自動エアミックスガン20のノズルを擦るブラシ139、238を用いる場合には、自動エアミックスガン20のノズルに対するブラシ139、238の移動方向と、自動エアミックスガン20のノズルに設けられた溝の配置方向とが略同一であるのが好ましい。
【0058】
即ち、図6に示したとおり、自動エアミックスガン20のノズルの先端には、例えば略三角形断面面の細長い溝が形成されており、ノズルの噴霧口がこの溝に中央に配置されている。自動エアミックスガン20のノズルを擦るブラシ139が、この溝の長さ方向に沿って移動することによって、ノズルの噴霧口を効果的に清掃することができる。自動エアミックスガン20のノズルを擦るブラシ139が、例えば、この溝の長さ方向に対して直角の方向に移動すると、ブラシ139の毛が、ノズルの噴霧口に効果的に達することができず、ノズルの噴霧口を効果的に清掃することができない。
【0059】
【比較例及び実施例】
塗料として、水性塗料アクリルエマルシヨン IMコート 5100(粘度 25秒/IHS)を用いた。塗装条件は、エア圧:2kg/cm2、エア流量:80リットル/min、塗料吐出量:300g/minであった。塗料供給は、ダイヤフラムポンプによる。
【0060】
上記のとおりの塗装条件で、下記のとおりの比較例及び実施例1〜5を得た。
【0061】
比較例では、従来のとおり、エア加湿を行わず、清掃機構を用いなかった。
【0062】
実施例1(エア加湿)では、図2に示したとおりに、自動エアミックスガンに供給するエアを加湿した。
【0063】
実施例2(洗浄液のノズルへの吹付け)では、エア加湿なしで、図1に示したとおりの自動エアミックスガンのノズルへの洗浄液の吹付けのみを行った。
【0064】
実施例3(ブラシ及びノズルへの吹付け)では、エア加湿なしで、図4に示したとおりのブラシ及び自動エアミックスガンのノズルへの洗浄液の吹付けを行った。
【0065】
実施例4(ブラシ及びブラシへの吹付け)では、エア加湿なしで、図5に示したとおりのブラシ及び自動エアミックスガンのブラシへの洗浄液の吹付けを行った。
【0066】
実施例5(エア加湿、ブラシ及びノズルへの吹付け)では、エアを加湿しつつ、図4に示したとおりのブラシ及び自動エアミックスガンのノズルへの洗浄液の吹付けを行った。
【0067】
上記のとおりの条件でスプレーパターンが乱れない時間を比較した。
【0068】
比較例(エア加湿なし及び清掃機構なし) 10分
実施例1(エア加湿) 20分
実施例2(洗浄液のノズルへの吹付け) 20分
実施例3(ブラシ及びノズルへの吹付け) 100分
実施例4(ブラシ及びブラシへの吹付け) 120分
実施例5(エア加湿、ブラシ及びノズルへの吹付け) 240分
上記のとおり実施例1及び2では、評価できるスプレーパターンの乱れ防止効果を得ることができ、実施例3及び4では、顕著なスプレーパターンの乱れ防止効果を得ることができ、実施例5では、特に顕著なスプレーパターンの乱れ防止効果を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗装方法を実施する好ましい一形態の塗装装置の簡略正面図。
【図2】図1の塗装装置に設けることができるエア供給機構の一形態の簡略図。
【図3】図1の塗装装置に設けることができるエア供給機構の他の形態の簡略図。
【図4】本発明の塗装方法を実施する好ましい他の形態の塗装装置に用いられる清掃装置の簡略正面図。
【図5】本発明の塗装方法を実施する好ましい更に他の形態の塗装装置に用いられる清掃装置の簡略正面図。
【図6】ブラシと自動エアミックスガンとの好ましい配置関係を示す簡略正面図。
【符号の説明】
10 塗装機構
12 制御及び作動機構
14 清掃機構
16 被塗物
18 コンベアベルト
20 自動エアミックスガン
22 レシプロ装置
24 第1リミットスイッチ
26 第2リミットスイッチ
28 第3リミットスイッチ
30 エア供給機構
32 加湿タンク
36 洗浄スプレーガン
132 エゼクター

Claims (3)

  1. 塗装ゾーンと非塗装ゾーンとを移動せしめられる自動エアミックスガンによって塗装する塗装方法において、
    (a)該自動エアミックスガンに供給するエアを加湿する工程、及び
    (b)自動エアミックスガンの位置に基いて制御された清掃機構によって、自動エアミックスガンのノズルに洗浄剤を非塗装ゾーンにおいて吹付ける工程
    を含むことを特徴とする塗装方法。
  2. 塗装ゾーンと非塗装ゾーンとを移動せしめられる自動エアミックスガンによって塗装する塗装方法において、
    (a)該自動エアミックスガンに供給するエアを加湿する工程、
    (b)自動エアミックスガンの位置に基いて制御された清掃機構によって、自動エアミックスガンのノズルに洗浄剤を非塗装ゾーンにおいて吹付ける工程、及び
    (c)非塗装ゾーンにおいて自動エアミックスガンのノズルにブラシを押し当てる工程を含むことを特徴とする塗装方法。
  3. 塗装ゾーンと非塗装ゾーンとを移動せしめられる自動エアミックスガンによって塗装する塗装方法において、
    (a)該自動エアミックスガンに供給するエアを加湿する工程、
    (b)非塗装ゾーンにおいて自動エアミックスガンのノズルにブラシを押し当てる工程、及び
    (c)該ブラシに自動エアミックスガンの位置に基いて制御された清掃機構によって洗浄剤を供給する工程
    を含むことを特徴とする塗装方法。
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