JPH0120494Y2 - - Google Patents

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JPH0120494Y2
JPH0120494Y2 JP1983079185U JP7918583U JPH0120494Y2 JP H0120494 Y2 JPH0120494 Y2 JP H0120494Y2 JP 1983079185 U JP1983079185 U JP 1983079185U JP 7918583 U JP7918583 U JP 7918583U JP H0120494 Y2 JPH0120494 Y2 JP H0120494Y2
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JP
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wick
core
tank
kerosene
bulge
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JP1983079185U
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JPS59186613U (ja
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  • Wick-Type Burners And Burners With Porous Materials (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は石油ストーブに関するものである。
従来例の構成とその問題点 一般に石油ストーブにおいては、第1図に示す
ように燃料タンク101に芯案内筒102ならび
に芯外筒103を設け、この両筒の間に灯芯10
4を介在させ燃焼を行なう構成になつている。こ
の灯芯104は、燃焼・消火をくり返すごとに芯
案内筒102・芯外筒103間を上下する関係か
ら当然一定のクリアランスが設けてあるが、消火
のために灯芯104を降下させるとタンク内の空
気圧が膨張するためにこのクリアランスから空気
が流出し、瞬間的に火炎がストーブ上まで立炎す
るとか、タンク内の未燃焼ガスが流出して消火臭
気が強くなる等の欠点を有していた。
考案の目的 本考案は上記の点に鑑みてなしたもので、消火
時の火炎や立炎や臭気の低減を目的としたもので
ある。
考案の構成 上記目的を達成するため本考案は灯芯の芯が下
降した場合でも芯外筒と接する膨出部を設け、こ
の芯外筒との間のクリアランスを極少にすると共
に芯の上下作動にも影響が少ないように構成した
ものである。
実施例の説明 以下、本考案の一実施例を添付図面をもとに説
明する。
第1図は石油ストーブの燃焼部分を示し、1は
燃料タンクで、置台上に固定されている。この燃
料タンク1内に接続して芯外筒2と芯案内筒3が
設けてあり、その上部にチムニー4が搭載してあ
る。一方灯芯6は芯固定金具5によつて固定さ
れ、灯芯上下機構(図示せず)によつて芯上下動
作が行なわれる。
この灯芯6は第4図に示すように、吸上げ部6
aと気化部7からなつている。吸上げ部6aは耐
熱木綿糸またはPP糸からなり、撥水処理を施す
ことにより万一タンク内に水の混入をみた場合も
燃焼不良となることが少ない。またこの吸上げ部
6aには、気化部7が接続されるわけであるが、
その外側にテープ15を貼ることで、芯の保持と
摺動性を確保することが可能である。
さて気化部7であるが、この部分は燃料を気化
させることから耐熱性が必要とされる。例えば燃
料がJIS1号灯油であれば、初留点(約155℃)か
ら留出する終点(約270℃)まで灯芯温度が上昇
して気化させるわけで、この温度まで上がらない
と灯芯中に残留物のタール分等の生成が行なわれ
てしまう(灯油性状の異なる外国製灯油ではさら
に高温になることが考えられる。)。現在ではこの
部分は耐熱性を有する硝子繊維やセラミツクを発
泡してなるポーラスセラミツク繊維が使われてい
る。この気化部7の構成は第5図に示すように、
中心部に腰折れ防止の不繊紙9をおき、その両側
に内芯10としてガラス繊維をラツセル織またま
綾織りにしたものを添え、さらにその外側は内芯
10と同様の材質の外芯11をつけ灯芯に必要な
厚さを確保する。そして適当な間隔をもつて横縫
糸12,13,14で縫い合わせるわけである
が、横縫糸の第1糸12より上の部分は点火時の
火回りを早くすると共に気化量を増大させるため
に縫糸のみでほぐれた状態を保たたせると共に、
第2糸13と第3糸14の間には横糸8を多くし
て織りあげ、本考案の特徴である膨出部8aが設
けてある。
上記構成において、ストーブの燃焼中は灯芯6
が上がつた状態(一点鎖線で示す位置)で燃料を
気化させているが、消火時は芯外筒2の上端部よ
りも下降(実線で示した位置)する。そして灯芯
6の下降と同時にタンク内の空気aは従来のもの
であれば気化部7と芯外筒2のクリアランスから
上に出てbとなり、この時に燃焼ガスも噴出せし
めて消火時の火炎となつたり、その後も残留気化
ガスの通過を許し臭気の多い原因となるわけであ
るが、本考案の一実施例の灯芯では灯芯6の一部
に横糸8を多くして膨出部8aを設けているた
め、タンク内の空気aの噴出がなく、消火時の立
炎や臭気をおさえることができる。なおタンク内
圧は消火後の温度低下と共に減少していくので、
内圧増加分の吸収は問題とならない。
一方上記膨出部8aには灯芯6の芯上下動作の
たびに抵抗がかかつて膨出部8aの位置がずれよ
うとするわけであるが、膨出部8aを形成する横
糸8は横縫糸13と14との間に位置させている
ので膨出部8aの位置ずれはなくなり、長期間の
使用によつても初期の目的を失なうことなく発揮
する。
なおこの膨出部8aは100〜200μの直径のガラ
ス糸を3本〜8本挿入して構成し、厚さにして
(クリアランスの関係もあるが)0.3〜0.5mmふや
すことで効果があがる。
本実施例で示した以外に、灯芯6の内側(灯芯
6と芯案内筒3とのクリアランス)や、灯芯6の
内外両方に膨出部を設ける方法も考えられるが、
内側に膨出部を設けるとここに機器使用時の灯油
の残留物がタール化して灯芯に付着し、芯の上下
動不良の原因となる。(タール物は温度の低い灯
芯の内側に生成しやすく、灯芯自体も内外の温度
差等で内側に縮む傾向があるため。) 考案の効果 以上述べたように本考案は石油ストーブの消火
特性−消火時の立炎、臭気等を減少して器具の快
適性を高めることができ、かつ灯芯の一部をふく
らませるという非常に簡単な構成であるから量産
性にも富み、しかも膨出部の上下部に横縫糸があ
るのでこの膨出部がずれるようなことがないとと
もに膨出部はタール附着しにくい外側のみに設け
てあるので長期間にわたつて良好な芯上下ができ
るなど、その効果はきわめて大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の石油ストーブを示す断面図、
第2図は本考案の一実施例を示す石油ストーブの
断面図、第3図はその要部拡大断面図、第4図は
同灯芯の斜視図、第5図は同灯芯の要部拡大断面
図である。 1…タンク、2…芯外筒、3…芯案内筒、6…
灯芯吸上げ部、7…灯芯気化部、8…横ガラス糸
(増加分)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 芯案内筒と芯外筒との間に上下動自在な灯芯を
    設け、この灯芯は、先端気化部を中芯と内外芯よ
    り構成し、かつ複数の横縫糸にて縫製すると共
    に、灯芯上下時の最上点及び最下点のいずれの状
    態でも芯外筒と接する、灯芯の横縫糸間に横糸本
    数を増加して形成した膨出部を設けてなる石油ス
    トーブ。
JP7918583U 1983-05-26 1983-05-26 石油スト−ブ Granted JPS59186613U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7918583U JPS59186613U (ja) 1983-05-26 1983-05-26 石油スト−ブ

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JP7918583U JPS59186613U (ja) 1983-05-26 1983-05-26 石油スト−ブ

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JPS59186613U JPS59186613U (ja) 1984-12-11
JPH0120494Y2 true JPH0120494Y2 (ja) 1989-06-20

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JP7918583U Granted JPS59186613U (ja) 1983-05-26 1983-05-26 石油スト−ブ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5354435U (ja) * 1976-10-12 1978-05-10

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