JPH01204287A - 光学式ディスクプレーヤにおけるサーチ方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、ＣＤ（コンパクトディスク）プレーヤ等の
光学式ディスクプレーヤに係り、特に、曲の頭出し等を
高速で行うことができるサーチ方法に関する。

「従来の技術」 従来、ＣＤプレーヤにおいて、そのオプティカル・ピッ
クアップをＣＤの内周側から外周方向へ移動して曲サー
チを行う場合、その動作手順は、第３図に示す通りであ
った。

この図において、ｒｔｌＡはＣＤの最内周側に設けられ
たリードインエリア、ＭＡは楽音情報が記録されたミュ
ージックエリア、ＲＯΔはリードアウトエリア、Ｐａは
現在位置、ｐｂは目標位置を各々示している。

そして、まず、起動時において、ＣＤのリードインエリ
アｒｔＩＡから、６曲のスタートポイントの絶対時間情
報（最初の曲が始まるスタートポイントからの経過時間
を示す情報）を読み取り、ＲＡＭ（ランダムアクセスメ
モリ）に書き込む。次いで、曲サーチが指令された時点
で、現在位置Ｐａの絶対時間ｔａと、目標位置Ｐｂの絶
対時間ｔｂから、目標位置Ｐｂまでの移動トラック数Ｎ
を、以下のようにして算出する。

すなわち、ディスクの線速度をｖｏ、トラックピッチを
Ｐ１ディスクの基準となる最内周半径（最初の曲のスタ
ートポイント）をｒｏ、求めようをする半径をｒ１経過
時間をｔ１トラック数をＮとすると、であるから、この
（１）式を変形して、ｒ＝　（ｒ、”＋　Ｐ　−ｖｏ４
／　ｔｒ　）””　　　　−−（２）なる式が得られる
。

上記（２）式の経過時間ｔに、現在位置Ｐａの絶対時間
ｔａと、目標位置ｐｂの絶対時間ｔｂを各々代入し、現
在位置Ｐａの半径ｒａと、目標位置、ｐｂの半径ｒｂを
求める。これにより得られた半径ｒａ、ｒｂを、なる式
に代入することにより、トラック数Ｎが算出される。

このようにして算出されたトラック数Ｎに基づいて、ピ
ックアップを以下に示すステップ■〜■の動作手順で移
動し、曲す−ヂを行う。

■スレッド送りにより、ピックアップを外周方向へ移動
して、目標位置ｐｂの近傍の位置Ｐ、まで移動する。

■現在位置Ｐ、から絶対時間情報を読み取り、目標位置
Ｐｂに達していない場合は、この目標位ｖ１Ｐ　ｂを通
過するまで、外周方向へ１００）ラックジャンプ（ｌ　
ＯＯトラック分の移動）を繰り返して行う。図示する例
においては、目標位置Ｐｂを通過するまで、Ｐ１→Ｐ　
ｔ’　、Ｐ−’→Ｐ、’　、Ｐ、’−Ｐ、’　と１００
１−ラックジャンプを３回繰り返している。

■目標位置Ｐｂを通過した時点で、今度は、逆方向（内
周方向）へ、１０）ラックジャンプを行う。

図示する例においては、目標位置ｐｂを通過するまで、
Ｐ４’　→Ｐ　ｓ’　、Ｐ　ｓ’　→Ｐ　ｓ’　、Ｐ　
＠’　→Ｐ　？’と１０）−ラックジャンプを３回繰り
返している。

■目標位置Ｐｂを通過した時点で、今度は、外周方向へ
、ｌトラックジャンプで移動し、これにより目標位置ｐ
ｂに到達する。

「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述した従来の曲サーチ方法においては、１
００トラツクジヤンプと、１０トラツクジヤンプと、ｌ
トラックジャンプをそれぞれ複数回繰り返して行うとと
もに、各トラックジャンプを１回行う毎に、ＣＤ上から
絶対時間情報を読み取らなければならないので、曲サー
チに要する時間が長くなってしまうという問題があった
。

すなわち、ＣＤに記録されている絶対時間情報を読み取
るためには、１／７５ｓｅｃの待ち時間が必要なため、
絶対時間情報を１回読み取るのに要する時間は、少なく
とも１／７５ｓｅｃ＝　１３．３＋ｓｓ必要であり、さ
らに、トラックジャンプのキック時においては、絶対時
間情報の読み取りが不可能なので、実際には、１回のト
ラックジャンプについて、１３．３ｍｓの２倍の時間を
要し、また、上記■〜■の各トラックジャンプの回数は
、最悪の場合、各々９回必要となるので、上記■のスレ
ッド送りの後、上記■〜■の各トラックジャンプの動作
を行って、目標位置ｐｂに到達するまでの最大所要時間
は、 ９Ｘ３Ｘ２Ｘ　１３．３＝７１８．２ｍｓとなり、曲サ
ーチに長時間を要することになる。

この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、曲の
頭出し等のサーチに要する時間を大幅に短縮することが
できる光学式ディスクプレーヤにおけるサーチ方法を提
供することを目的としている。

「課題を解決するための手段」 この発明は、オプティカル・ピックアップをスレッド送
りにより目標位置近傍まで移動した後、前記ピックアッ
プによってディスクの各部に記録された基準位置からの
絶対時間情報を読み取りつつ、トラックジャンプにより
目標位置をサーチする光学式ディスクプレーヤにおける
サーチ方法において、前記ピックアップをスレッド送り
した時点で、前記ディスクから第１の絶対時間情報を読
み取り、次いで、前記ピックアップを所定トラック数だ
けトラックジャンプした時点で、前記ディスクから第２
の絶対時間情報を読み取り、次いで、前記所定トラック
数と、前記第１および第２の絶対時間情報とに基づいて
、前記目標位置までの残りのトラック数を算出し、この
算出結果に基づいて、前記ピックアップを前記目標位置
までトラックジャンプすることを特徴としている。

「作用」 上記のサーチ方法によれば、絶対時間情報を読み取る回
数およびトラックジャンプの回数を必要最小限に抑える
ことができ、これにより、曲の頭出し等のサーチに要す
る時間を大幅に短縮することができる。

「実施例」 以下、図面を参照し、この発明の実・施例について説明
する。

プレーヤの構成を示すブロック図である。この図におい
て、ｌはＣＤ、２はＣＤＩを回転駆動するスピンドルモ
ータ、３はＣＤＩ上にピットによって記録されたデジタ
ル情報を読み取るオプティカル・ピックアップ、４はピ
ックアップ３をＣＤの半径方向へ移動する送り機構であ
る。上記ピックアップ３は、半導体レーザ、レンズ、光
センサおよびフォーカス／トラッキング調整機構等によ
って構成されており、このピックアップ３から出力され
た読取信号は、ｒｌＦアンプ５で増幅された後、信号処
理回路６により、復調、符号誤りの訂正および補正等の
処理がなされ、Ｄ／Ａ（デジタル／アナログ）コンバー
タ７によってアナログのオーディオ信号に変換される。

そして、Ｄ／Ａコンバータ７から出力されたオーディオ
信号は、オーディオ回路８で増幅等の処理がなされた後
、出力端子９を介して外部のスピーカ等へ出力される。

また、１０はサーボ回路であり、後述するマイクロコン
ピュータ＋１から供給される制御信号に基づいて、スピ
ンドルモータ２の回転制御（線速度一定制御）、ピック
アップ３のフォーカス／トラッキング制御、送り機構４
の移動制御を行う。

１１は、ＣＤプレーヤ各部の動作を制御するマイクロコ
ンピュータであり、ＣＰＵ（中央処理装置）と、このＣ
ＰＵで用いられるプログラムが記憶されたＲＯＭ（リー
ドオンリメモリ）と、各種データを一時記憶するｒｔＡ
Ｍと、外部とデータの授受を行う夏１０（入出力）ボー
トとから構成されている。

このマイクロコンピュータ１１には、ＲＦアンプ５から
ピックアップ３の移動トラック数に対応したジャンプ数
情報が供給されるとともに、信号処理回路６からＣＤＩ
の各部から読み出された絶対時間情報が供給されるよう
になっている。１２はマイクロコンピュータ１１に対し
て各種操作指令を与える操作ボタン、１３はマイクロコ
ンピュータ１１から供給された表示指令に基づいて各種
表示を行う表示器である。

次に、上述した構成において、曲サーチを行う際の動作
手順について、第２図を参照して説明する。

まず、起動時において、マイクロコンピュータ１１はＣ
ＤＩのリードインエリアＲＩＡから、各面のスタートポ
イントの絶対時間情報を読み取り、この絶対時間情報を
内部のｒｔＡＭに書き込む。

次いで、操作ボタン１２が操作され、曲す−ヂが指令さ
れた時点で、現在位ｒＬＰ　ａの絶対時間（ａと、目標
位ｉｉ！ＩＰｂの絶対時間ｔｂから、目標位置Ｐｂまで
の移動トラック数Ｎが、前述した（２　）、（３’）式
によって算出され、算出されたトラック数Ｎに基づいて
、スレッド送りにより、ピックアップ３を外周方向へ移
動して、目標位置ｐｂの近傍の位置Ｐ、まで移動する。

ここまでは、前述した従来の動作手順のステップ■と同
様であり、以下に示すステップ■〜■の動作手順が、本
実施例の要旨である。

■スレッド送りにより、ピックアップ３を目標位置ｐｂ
の近傍の位置Ｐｌまで移動した時点で、ＣＤＩからその
位置Ｐ１の絶対時間１１を読み取る。

■次に、ピックアップ３を上記の位置Ｐ、から所定トラ
ック数「１０」だけトラックジャンプした時点で、再度
、ＣＤＩからその位置Ｐ、の絶対時間ｔ、を読み取る。

■次に、上記所定トラック数「１０」と、絶対時間ｔ、
およびｔ、に基づいて、次式（４）からｌトラック当た
りの単位移動時間Ｔを算出する。

Ｔ＝Ｌ＊二」二　　　　　　・・・・・・（４）ＩＯ ■次に、目標位置Ｐｂの絶対時間ｔｂと、現在位置Ｐ、
の絶対時間１１と、単位移動時間Ｔとに基づいて、次式
（５）から、目標位置ｐｂまでの残りのトラック数Ｍを
算出する。

Ｍ＝ｔ−ニュＬ　　　　　　・・・・・・（５）０次に
、上記■で算出された残りのトラック数Ｍに基づいて、
ピックアップ３をＭトラックジャンプさせ、これにより
、ピックアップ３が目標位置Ｐｂに到達する。

上述した一実施例によれば、スレッド送り動作の後のト
ラックジャンプの回数が、僅か２回で済むので、上記■
〜■における演算およびトラックジャンプ動作を実行し
、目標位置ｐｂに到達するまでの最大所要時間は、 ２ｘ２ｘ　ｌ　３．３＝５３．２ｔｓ となり、これにより曲サーチに要する時間が、従来の７
１８．２鵠Ｓと比較して大幅に短縮され、曲の頭出しが
大幅に短縮される。

なお、上述した一実施例においては、所定トラック数「
ｌＯ」のトラックジャンプを行って、ｌトラック当たり
の単位移動時間Ｔを算出するようにしたが、この所定ト
ラック数としては、「ｌＯ」以外の任意の数としてもよ
い。また、上述した一実施例においては、算出したトラ
ック数Ｍに基づいて、１回のＭトラックジャンプで、目
的位置まで移動するようにしたが、１００）ラックジャ
ンプと、１０）ラックジャンプと、！トラックジャンプ
を連続的に組み合わせて、複数回のトラックジャンプで
Ｍトラック分移動するようにしても構わない。

さらに、上述した一実施例においては、通常の音楽再生
用のＣＤプレーヤに適用し、曲の頭出しを行う場合につ
いて説明したが、ＣＤ−ｒｔＯＭ、ＣＤ−１（コンパク
ト・ディスク・インターラクティブ・メディア）、ＣＤ
−Ｖ（コンパクト・ディスク・ビデオ）、ＬＤ（レーザ
・ディスク）等を扱う各種光学式ディスクプレーヤに適
用し、各種データや映像の頭出しを行うようにしても勿
論構わない。

「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、オプティカル
・ピックアップをスレッド送りした時点で、ディスクか
ら第１の絶対時間情報を読み取り、次いで、前記ピック
アップを所定トラック数だけトラックジャンプした時点
で、前記ディスクから第２の絶対時間情報を読み取り、
次いで、前記所定トラック数と、前記第１および第２の
絶対時間情報とに基づいて、目標位置までの残りのトラ
ック数を算出し、この算出結果に基づいて、前記ピック
アップを前記目標位置までトラックジャンプするように
したので、絶対時間情報を読み取る回数およびトラック
ジャンプの回数を必要最小限に抑えることができ、これ
により、曲の頭出し等のサーチに要する時間を大幅に短
縮することができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるサーチ方法が適用さ
れるＣＤプレーヤの構成を示すブロック図、第２図は同
実施例によるサーチ方法の動作手順を説明するための図
、第３図は従来のサーチ方法の動作手順を説明するため
の図である。 ！・・・・・・ＣＤ、３・・・・・・オプティカル・ピ
ックアップ、４・・・・・・送り機構、５・・・・・・
ＩＮＦアンプ、６・・・・・・信号処理回路、ＩＯ・・
・・・・サーボ回路、１１・・・・・・マイクロコンピ
ュータ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 オプティカル・ピックアップをスレッド送りにより目標
   位置近傍まで移動した後、前記ピックアップによってデ
   ィスクの各部に記録された基準位置からの絶対時間情報
   を読み取りつつ、トラックジャンプにより目標位置をサ
   ーチする光学式ディスクプレーヤにおけるサーチ方法に
   おいて、 前記ピックアップをスレッド送りした時点で、前記ディ
   スクから第１の絶対時間情報を読み取り、次いで、前記
   ピックアップを所定トラック数だけトラックジャンプし
   た時点で、前記ディスクから第２の絶対時間情報を読み
   取り、次いで、前記所定トラック数と、前記第１および
   第２の絶対時間情報とに基づいて、前記目標位置までの
   残りのトラック数を算出し、この算出結果に基づいて、
   前記ピックアップを前記目標位置までトラックジャンプ
   することを特徴とする光学式ディスクプレーヤにおける
   サーチ方法。