JPH0120385Y2 - - Google Patents

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JPH0120385Y2
JPH0120385Y2 JP4102483U JP4102483U JPH0120385Y2 JP H0120385 Y2 JPH0120385 Y2 JP H0120385Y2 JP 4102483 U JP4102483 U JP 4102483U JP 4102483 U JP4102483 U JP 4102483U JP H0120385 Y2 JPH0120385 Y2 JP H0120385Y2
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JP
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switching valve
switch
pressure
pressure oil
spreader
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JP4102483U
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JPS59146839U (ja
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  • Control And Safety Of Cranes (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、クレーン用スプレツダーのバランサ
ーなどと共に使用され、スプレツダーの左右両方
向の傾斜によつて検出された油圧信号を用いて電
気信号を発生するようにしたスプレツダーの油圧
式2方向圧力スイツチに関する。 コンテナなどの定形荷物をクレーンで吊り上げ
る場合は、第1図に示すようにフツクユニツト1
の先端に回転スイベル2を介してスプレツダー3
を吊り下げ、スプレツダー3を用いてコンテナ4
を支持するようにしているが、回転スイベル2が
支持点5で一点支持されているので、コンテナ4
内の積荷の状態により重心位置に偏位があると、
吊り上げ作業中にスプレツダー3がコンテナ4と
共に傾斜し、その結果コンテナ4内の積荷の荷く
ずれを生じ、荷役作業上および安全上問題を起こ
すおそれがある。 前述の問題を回避するため、従来よりスプレツ
ダー3にバランサーが取り付けられている。バラ
ンサーは吊り上げ支持点5に対してスプレツダー
3を矢印方向に移動させてバランス調整するこ
とを原理とするもので、第2図に示すごとく次の
3つの要素から構成されている。 1つは、回転スイベル2の支持点5に対してス
プレツダー3を長手方向に移動させてバランス調
整を行う油圧アクチユエータ6であり、具体的に
は一対の油圧シリンダ7,7を対向配置し、且つ
シリンダ本体7a,7aをスプレツダー3側に、
またロツド7b,7bを回転スイベル2からの支
持部材8にそれぞれ固定し、油圧シリンダ7,7
を伸縮動作させてスプレツダー3およびコンテナ
4を所望の方向に移動させるようになつている。 第2の要素は、前記アクチユエータ6に圧油を
供給する圧油供給装置9、さらに第3の要素は、
油圧アクチユエータ6に供給する圧油の流れ方向
を切換え制御するための切換バルブ10である。 しかし、従来の切換バルブ10は電磁式切換バ
ルブで構成されており、この切換バルブ10を遠
隔操作して油圧アクチユエータ6の動作を制御し
てきた。すなわち第3図Aないし第3図Cに示す
ごとく、コンテナ4を吊り上げた際に重心Gの偏
位Lによつてスプレツダー3およびコンテナ4が
図のように左側に傾斜した場合、玉掛士の合図に
より、あるいは運転士自身がその傾斜を目視によ
り確認しながら切換バルブ10を遠隔操作し、そ
れにより油圧アクチユエータ6を動作させフツク
ユニツト1、つまり支持点5を相対的に左側に移
動させ(矢印g)、これによりスプレツダー3お
よびコンテナ4の傾斜を矯正して水平バランスを
維持していた(第3図C参照)。 従つて、従来においては、コンテナ4を吊り上
げた状態を目視により確認しなければならず、し
かも運転士、または玉掛士の感に頼つて作業を行
うため、荷役中に荷くずれを生ずる危険が依然残
されており、また作業に時間がかかるなどの問題
があつた。 本考案は前述の事情に鑑みてなしたもので、ス
プレツダーの傾斜を重力式に自動的に検出し、そ
の検出結果にもとづいて油圧アクチユエータを所
望の方向に油圧駆動する油圧回路を形成するよう
にしたバランサーなどと共に用いられ、荷物の傾
斜が甚だしい場合にクレーンを自動的に停止させ
るための電気信号を発生するようにしたスプレツ
ダーの油圧式2方向圧力スイツチに係わるもので
あり、特にスプレツダーの左右2方向の傾斜に対
応してそれぞれ供給される圧油を受け取り、スプ
レツダーがいずれの方向に傾いても1つのポート
から圧油を供給するように構成した切換弁と、該
切換弁から供給される圧油によつて作動する1個
の電気スイツチで構成され、装置の外形寸法を小
さくするなどの利点を有するものである。 以下、本考案の一実施例を、第4図ないし第6
図にもとづいて説明する。なお、図中前記従来例
と同一部分については同一符号を付してその説明
を簡略化する。
【表】 但しθ1,θ2はスプレツダー3を傾斜制御する上
で予め設定された値であり、θ1<θ2の関係にあ
る。また前記表中の左右の別は第3図A,B,C
および第4図におけるものである。 さらに、重力式切換バルブ11は、油圧アクチ
ユエータ6の油圧シリンダ7,7に所定の制御動
作を行い得るように油圧配管によつて接続されて
いる。 なお、重力式切換バルブ11は、さらにスプレ
ツダー3と共にコンテナ4が大きく傾斜した場
合、その巻上動作を停止させる装置を制御する機
能を兼ねており、このため油圧式2方向圧力スイ
ツチ12(以下2方向スイツチと称す)が設けら
れている。 2方向スイツチ12は、過傾斜時、すなわちθ
がθ2≦θのとき切換バルブ11のポジシヨンが
d、またはeに換わることを利用し、そのときの
油圧によつてクレーンの巻上動作を制御するもの
であり、リレー弁13および圧力スイツチ14と
で構成されている。 リレー弁13は、パイロツト操作式3ポート2
位置切換弁を用い、スプール20の両端には圧力
室21,22が設けられている。圧力スイツチ1
4は市販品を使用し、圧力スイツチ14の端子は
信号ケーブル23を介して図示しないクレーンの
制御装置に接続され、前記油圧によつて圧力スイ
ツチ14がオンオフするとそのオンオフ信号によ
りクレーンの巻上動作が制御されるようになつて
いる。すなわち過傾斜時圧力スイツチ14がオン
になると、クレーンが巻上動作中であるにもかか
わらず、その巻上動作を一時的に停止させ、そし
て停止中に過傾斜が矯正されて傾斜角度θがθ1
θ<θ2になると、圧力スイツチ14がオフにな
り、クレーンによる巻き上げが再開されるように
なつている。なお圧力スイツチの代りにマイクロ
スイツチを使用してもよく、この場合はリレー弁
13からの油圧によつて作動する図示しないスプ
リングオフセツト式の油圧シリンダを設け、この
油圧シリンダによつてマイクロスイツチを直接作
動させるようにしてもよい。 次に前記構成のバランサーおよび2方向スイツ
チ12の一連の動作について説明する。 まず、第3図Aに示すコンテナ4の巻き上げ開
始前は、スプレツダー3は水平状態にあり、つま
り0≦θ≦θ1(θ1は初期動作下限値である。)にあ
り、重力式切換バルブ11はポジシヨンaの中立
位置にある。従つて油圧シリンダ7,7および圧
力スイツチ14は非作動状態にある。 そして今、第3図Bのように重心Gが偏心した
状態でコンテナ4を吊り上げると、コンテナ4お
よびスプレツダー3は角度θだけ傾斜する。 ここでθ1≦θ≦θ2の場合、つまりやや左下り傾
斜している場合、重力式切換バルブ11はポジシ
ヨンaからbへ切り換わる。すると、圧油供給装
置9から供給された油は切換バルブ11のbポジ
シヨンを通り、油圧シリンダ7のシリンダ室kお
よびiに供給され、左側の油圧シリンダのロツド
7bは引つ込み、右側の油圧シリンダのロツド7
bは押し出され、これにより回転スイベル2が第
3図B中央矢印jのように相対的に左側へ移動す
る。そして回転スイベル2が移動した結果、第3
図Cのように傾斜が矯正され傾斜角度θがθ≦θ1
になると、重力式切換バルブ11はポジシヨンb
からaに切り換わり、回転スイベル2の移動は停
止される。 また、コンテナ4の重心が反対方向にある場合
には反対方向に傾斜し、重力式切換バルブ11は
ポジシヨンcに切り換り、油圧シリンダ7,7は
反対方向に移動し、同様のバランス調整を行う。 なお、傾斜角度θがθ1≦θ<θ2のときはリレー
弁13および圧力スイツチ14は作動しないた
め、クレーンの巻上動作は停止されず、巻上動作
を行いながらコンテナ4は自動的に水平に復帰す
る。 次に、コンテナ4の傾斜角度θがθ2≦θになつ
た場合、すなわちより大きく左下り傾斜した場
合、重力式切換バルブ11はポジシヨンaからd
に切り換わる。すると圧油供給装置9から供給さ
れた圧油は重力式切換バルブ11のdポジシヨン
を通りシリンダ室k,iに導入され、回転スイベ
ル2が相対的に左側に移動する。また、これと同
時に圧油はリレー弁13の圧力室21にパイロツ
ト圧として入り、スプール20を左側に移動させ
(矢印p)、且つ二つの重力式切換バルブ側ポート
30,31のうちの一方のポート30からポジシ
ヨンqを通つて一つのスイツチ側ポート32へ流
れ圧力スイツチ14をオンにする。この圧力スイ
ツチ14のオン信号によりクレーンの巻上動作は
自動的に停止され、コンテナ4の過傾斜による積
荷の荷くずれは防止される。そして、コンテナ4
の重心Gの偏位Lが回転スイベル2の移動範囲内
にあれば、θ2<θであつてもθ<θ2に自動的に矯
正される。そしてθ1≦θ≦θ2の状態になると、重
力式切換バルブ11はポジシヨンdからbに切り
換わり、リレー弁13の圧力室21および圧力ス
イツチ14に供給された圧油は重力式切換バルブ
11のポジシヨンbを通つてタンク25に戻り、
圧力スイツチ14がオフになり巻上動作が自動的
に再開される一方、回転スイベル2は左側へ移動
を続け、θ<θ1になるまで継続的に水平復帰動作
を行う。そしてθ<θ1になると、重力式切換バル
ブ11はポジシヨンaに切り換わり回転スイベル
2の移動は停止する。 また、コンテナ4の重心Gが反対方向にある場
合には反対方向に傾斜し、重力式切換バルブ11
はポジシヨンeへ切り換わり、シリンダ室m,n
に圧油が導入される。従つて回転スイベル2は反
対方向に移動し、圧油はリレー弁13の圧力室2
2にパイロツト圧として入りリレー弁13をポジ
シヨンrの位置とすると共に、前記重力式切換バ
ルブ側ポート31からポジシヨンrを通つて前記
スイツチ側ポート32へ流れ圧力スイツチ14を
オンにする。以下前記とほぼ同様の動作をして水
平復帰動作を行う。 このように、吊荷の重心位置の偏位によつて発
生する巻き上げ時の吊荷の傾きは、自動的に矯正
され、また過傾斜時に2方向スイツチ12により
巻上動時の吊荷の傾斜は一定値以内に制限される
ことになり、荷くずれなどの発生のおそれは全く
なくなる。 また、2方向スイツチ12は、左右の傾斜に応
じて重力式切換バルブを介し圧油供給装置から供
給される圧油を一つのスイツチ側ポートへ導くリ
レー弁と、圧力スイツチを組合せて構成されてい
るので、圧力スイツチを2個設ける必要がなく装
置の外形寸法を小型化することができる。また、
圧力スイツチの代りにマイクロスイツチを用いて
もよいことは既に述べたとおりである。 なお、これまでの説明においては切換バルブと
重り付作動桿を機械的に連結した重力式切換バル
ブで構成してバランサーを全て油圧系で統一しク
レーン全体のシステムの簡素化を図つたが、重力
式切換バルブ自体を傾斜検出部そのものとして、
メインの切換バルブとは別個に設け、この重力式
切換バルブからの傾斜検出油圧によりメインの切
換バルブを制御する、いわゆる間接制御方式とし
てもよい。 また、重力式切換バルブのポジシヨンの構成お
よび各ポジシヨンにおける油路(ウエイ)の構成
については、例えば油圧アクチユエータを一つの
油圧シリンダによつて構成する場合、あるいは他
の応用機器への適用に従つて任意に変更してもよ
いことは勿論であり、バランサー以外の一般機械
装置の制御手段として応用することもできる。 さらに、前述のバランサーはクレーンに付帯す
るスプレツダー以外の定形物荷役装置に応用する
こともできる。 なお本考案は前述の実施例にのみ限定されるも
のではなく、例えば電気スイツチからの電気信号
を油圧回路制御用信号として利用してもよいこと
など、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更を加え得ることは勿論である。 以上説明したように、本考案の油圧式二方向圧
力スイツチは、スプレツダーの傾斜を自動的に矯
正するバランサーと併用して左右いずれの方向に
吊荷が傾いた場合でも1個の電気スイツチをオン
オフさせることによつてクレーンの巻上動作を制
御でき、巻上停止装置をコンパクトに形成できる
などの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーンに付帯したスプレツダーの一
般例を示す概略図、第2図は従来のバランサーを
説明するための回路図、第3図A,B,Cはいず
れもバランサーの動作の説明図、第4図は本考案
の一実施例を含むバランサーの回路図、第5図は
バランサー用重力式切換バルブの構造を示す断面
図、第6図は同バルブの作用の説明図である。 図中、1はフツクユニツト、3はスプレツダ
ー、6は油圧アクチユエ−タ、9は圧油供給装
置、11は重力式切換バルブ、12は油圧式2方
向圧力スイツチ、13はリレー弁、14は圧力ス
イツチ、15は重力式切換バルブ本体、16,2
0はスプール、19は重り付作動桿、21,22
は圧力室を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スプレツダーの左右両方向の傾斜に対応して切
    換わる重力式切換バルブの左右両端のポジシヨン
    のいずれか一方のポジシヨンを介して圧油供給装
    置から供給される圧油を、スプール両端に設けら
    れている圧力室のいずれか一方にパイロツト圧と
    して導くことによつて切換わり、且つ前記圧油を
    2つの重力式切換バルブ側ポートのいずれか一方
    のポートより受け入れ、受け入れた圧油を1つの
    スイツチ側ポートに導くように構成したパイロツ
    ト操作式3ポート2位置切換弁と、前記1つのス
    イツチ側ポートから供給される圧油を介してオン
    オフ作動する電気スイツチとを備えたことを特徴
    とするスプレツダーの油圧式二方向圧力スイツ
    チ。
JP4102483U 1983-03-22 1983-03-22 スプレツダ−の油圧式二方向圧力スイツチ Granted JPS59146839U (ja)

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JP4102483U JPS59146839U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 スプレツダ−の油圧式二方向圧力スイツチ

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JPS59146839U JPS59146839U (ja) 1984-10-01
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JP4102483U Granted JPS59146839U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 スプレツダ−の油圧式二方向圧力スイツチ

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JPS59146839U (ja) 1984-10-01

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