JPH0366448B2 - - Google Patents

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JPH0366448B2
JPH0366448B2 JP19665288A JP19665288A JPH0366448B2 JP H0366448 B2 JPH0366448 B2 JP H0366448B2 JP 19665288 A JP19665288 A JP 19665288A JP 19665288 A JP19665288 A JP 19665288A JP H0366448 B2 JPH0366448 B2 JP H0366448B2
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pressure
hoist
fluid pressure
ground pressure
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Masaru Kai
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Iwasaki Industry Inc
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、除雪トラツクの改良、詳しくは、ブ
レードの接地圧力および左右の接地圧力バランス
を調整する一対のホイスト用流体圧シリンダ、並
びにブレードの切削角度を調節する反転用流体圧
シリンダの流体圧を自動的に制御してブレードを
路面に追従動作せしめるよう改良した除雪トラツ
クに関するものである。
〔従来の技術、および解決すべき技術的課題〕
周知のとおり、除雪トラツクにあつては、シヤ
シの中央部下面にブレードを引上げ反転可能に装
備し、道路除雪時に当該ブレードを路面に接地
し、その後、雪質に応じた除雪スピードで道路を
走行する。
ところで、従来の除雪トラツクは、箱形の運転
室内に複数の操作レバーが設けられており、これ
ら各操作レバーを操作することによつて、除雪作
業中におけるブレードの接地圧力および左右の接
地圧力バランス、並びに切削角度が適宜調整でき
るようになつている。この除雪作業中におけるブ
レードの接地圧力または切削角度の調整は、路面
の雪質に応じて適宜選択的に設定され、例えば、
雪質がアイスバーンであつた場合には、接地圧力
および切削角度を大きくすることにより当該アイ
スバーンを路面から削ぎ取り易いようにし、雪が
新雪であつた場合には、接地圧力および切削角度
を小さくすることにより路面の傷みを最小限に抑
え、かつ雪から受ける抵抗力を小さくして雪が排
出方向へ流れ易いようにする。
他方、ブレードにおける左右の接地圧力の調整
は、一般道路の路肩除雪や高速道路の路際除雪の
場合に、何れか一方のブレード端部の接地圧力を
大きくしたり小さくしたりして適宜選択的に設定
され、これにより、対象とする路際部分のみの除
雪が可能となる。
しかして、上記除雪トラツクにおいて、ブレー
ドの接地圧力および左右の接地圧力バランス、並
びに切削角度を設定する場合には、除雪作業中に
おけるブレードの除雪状態を運転室内から直接視
認することは構造的に不可能であり、実際にはブ
レードと路面との摩擦音やバツクミラー・サイド
ミラーに写る後方の除雪跡を判断して操縦してい
るのが実情で熟練した運転手が経験と勘により操
作レバーを操作している。しかし、かゝる運転方
法に依存することは作業運転に集中できないので
頗る危険であるうえ、アイスバーンや新雪が混在
した雪質状態の除雪区間ではブレードの除雪動作
調整が遅くなつてしまい均等な除雪が行えないと
いう難点があつた。
本発明は、従来の除雪トラツクによる上記難点
に鑑みてなされたもので、ブレードの接地圧力お
よび左右の接地圧力バランスを調整する一対のホ
イスト用流体圧シリンダ、並びにブレードの切削
角を調節する反転用流体圧シリンダの流体圧を自
動的に制御することによつて、ブレードを路面に
即座に追従動作させ、除雪区間が如何なる雪質状
態であつても均等な除雪が行えるようにした除雪
トラツクを提供することを技術的課題とする。
〔課題解決のために採用した手段〕
本発明が上記課題を解決するために採用した手
段を、添附図面を参照して説明すれば、次のとお
りである。
即ち、本発明は、シヤシ1の中央部下面に配設
したブレードBの接地圧力および左右の接地圧力
バランスを一対のホイスト用流体圧シリンダ2,
2により調整すると共に、ブレードBの切削角度
を反転用流体圧シリンダ3,3により調節する除
雪トラツクを技術的前提として、 前記ブレードBの接地圧力および左右の接地圧
力バランス、並びに切削角度を制御する制御信号
の大きさを所望の値に設定入力する設定器4と; 前記ホイスト用流体圧シリンダ2,2の各々と
対応して設けられ、当該各シリンダ2,2の流体
圧を感知することによりブレードBの接地圧信号
を出力するホイスト用圧力センサ5,5と; 前記ブレードBの現在角度と重力作用方向との
相対位置関係により当該ブレードBの切削角度信
号を出力する角度センサ6と; 前記各圧力センサ5,5および角度センサ6の
出力する各信号値とこれらに対応する設定器4の
各制御信号の値とを比較し、各々の変差量に比例
したホイスト圧力修正指令信号およびブレード角
度修正指令信号を出力する比較器7と; 前記各ホイスト用流体圧シリンダ2,2と対応
して設けられ、前記比較器7の出力したホイスト
圧力修正指令信号値に即時反応してブレードBの
接地圧力を修正し、ブレードBの接地圧力をバラ
ンスせしめるブレード接地圧力調節手段9,9
と; 前記反転用流体圧シリンダ3と対応して設けら
れ、前記比較器7の出力したブレード角度修正指
令信号値に応じて当該流体圧シリンダ3の流体圧
を調節し、所要のブレード角度に変更するブレー
ド角調節手段10とを含むブレード自動制御装置
を装備した除雪トラツクを採用するか、 または、前記ブレードBの接地圧力および左右
の接地バランスを制御する制御信号の大きさを所
望の値に設定入力する設定器41と; 前記ホイスト用流体圧シリンダ2,2の各々と
対応して設けられ、当該各流体圧シリンダ2,2
の流体圧を前記設定器41の出力したブレードB
の接地圧制御信号値および左右の接地圧制御信号
値に対応するホイスト修正設定圧と等しくなるよ
うブレードBの接地圧力を修正し、ブレードBの
接地圧力をバランスせしめるブレード接地圧力調
節手段15,15とを含むブレード自動制御装置
を装備した除雪トラツクを採用するか、 更には、前記ホイスト用流体圧シリンダ2,2
の各々と対応して設けられ、当該各流体圧シリン
ダ2,2に加圧状態で流体圧を供給する容器1
6,16と; 前記ブレードBの接地圧力を制御する制御信号
の大きさを所望の値に設定入力する設定器42
と; 前記各ホイスト用流体圧シリンダ2,2の流体
圧を設定器42の出力したブレードBの接地圧制
御信号値に対応するホイスト修正設定圧と等しく
なるよう前記各容器16,16を介してブレード
Bの接地圧力を修正せしめるブレード接地圧力調
節手段17を含むブレード自動制御装置を装備し
た除雪トラツクを採用することによつて、上記技
術的課題を解決したのである。
〔実施例〕
以下、本発明を添附図面に示す実施例に基い
て、更に詳細に説明する。
第1図ないし第7図において、符号Bで指示す
るものは、除雪トラツクのシヤシ1の中央部下面
に片流れ状に配設したブレードであつて、シヤシ
1の両側に取付けた一対のホイスト用流体圧シリ
ンダ2,2により接地圧力(路面に対する押し付
け圧力)および左右の接地圧力バランスが調整さ
れ、また当該ブレードBの左右両側に取付けた一
対の反転用流体圧シリンダ3,3により切削角度
が調節される。
ブレードBの作業中における接地圧力および左
右の接地圧力バランス、並びに切削角度は、運転
台に設けたダイヤル式の設定器4により設定され
る。この設定器4は、接地圧力ダイヤル4a、切
削角度ダイヤル4bおよびバランスダイヤル4c
を備え、接地圧力ダイヤル4aによりブレードB
の接地圧力を0〜140Kg/cm2の範囲で設定でき、
また、切削角度ダイヤル4bによりブレードBの
切削角度を70゜〜90゜の範囲で設定できる。更に、
バランスダイヤル4cは、例えば、L(左)“2”
の目盛にセツトすると、L:R=3:7の割合で
ブレードBの接地圧力バランスを設定できる。そ
して、各ダイヤル4a,4b,4cにより設定し
た制御信号の値は、後述の比較器7に電圧信号と
して出力される。
符号5で指示するものは、各ホイスト用流体圧
シリンダ2,2と対応して設けたホイスト用圧力
センサである。これら各圧力センサ5,5は、シ
リンダの流体圧を感知して除雪作業中におけるブ
レードBの接地圧力値を検出し、各々の接地圧力
値を電圧信号として比較器7に出力する。
符号6で指示するものは、ブレードBの背面に
設けた角度センサである。この角度センサ6は、
除雪作業中におけるブレードBの現在角度と重力
作用方向との相対位置関係により当該ブレードB
の切削角度値を検出し、その切削角度値を電圧信
号として比較器7に出力する。
比較器7は、各圧力センサ5,5および角度セ
ンサ6の信号値とこれらに対応する設定器4の各
制御信号の値とを比較処理し、各々の変差量に比
例したホイスト圧力指令信号を励磁信号として各
ホイスト用流体圧シリンダ2,2用のソレノイド
コントロールバルブ8,8およびブレード接地圧
力調整手段である高速応答電磁弁9,9に出力す
ると共に、反転用流体圧シリンダ3,3用のブレ
ード角度調節手段であるソレノイドコントロール
バルブ10にはブレード角度修正指令信号を励磁
信号として出力する。
符号8で指示するものは、後述する高速応答電
磁弁9,9の各々と対応して設けたソレノイドコ
ントロールバルブである。このバルブ8,8は、
中立状態(無励磁状態)において、比較器7から
の励磁信号により順方向切換用のソレノイド8
a,8aが励磁されると、ピストンロツド2a,
2aを伸長させる方向へ流体を供給する。しか
し、除雪トラツクの回送時に逆方向切換用のソレ
ノイド8b,8bが励磁されると、ピストンロツ
ド2a,2aを収縮させる方向へ流体を供給す
る。
符号9で指示するものは、各ホイスト用流体圧
シリンダ2,2と対応して設けたブレード接地圧
調整手段であつて、本実施例においては高速応答
電磁弁が使用してある。これら各高速応答電磁弁
9,9は、シリンダ2への流体供給を許容・阻止
する第1電磁操作弁91と当該操作弁91が供給
したシリンダ2内の供給流体の外部放出を阻止・
許容する第2電磁操作弁92とからなつており、
無励磁状態にあつては第1操作弁91がシリンダ
2への流体供給を阻止する一方、第2操作弁9が
シリンダ2内の供給流体の外部放出を許容して当
該シリンダ2内の流体をタンクTに戻すようにな
つている。しかし、比較器7からの励磁信号によ
り励磁されると、第1操作弁91がシリンダ2へ
の流体供給を許容する一方、第2操作弁92がシ
リンダ2内の供給流体の外部放出を阻止して当該
流体を各シリンダ2,2に供給する。
符号10で指示するものは、反転用流体圧シリ
ンダ3,3と対応して設けたブレード角度調節手
段であつて、本実施例においてはホイスト用流体
圧シリンダ2,2用のソレノイドコントロールバ
ルブと同様な構成となつている。このバルブ10
は、中立状態(無励磁状態)において、比較器7
からの励磁信号により順方向切換用のソレノイド
10aが励磁されると、ピストンロツド3a,3
aを伸長させる方向へ流体を供給する。しかし、
比較器7からの励磁信号により逆方向切換用ソレ
ノイド10bが励磁されると、ピストンロツド3
a,3aを収縮させる方向へ流体を供給する。
符号11で指示するものは、本実施例トラツク
におけるブレード自動制御装置の回路中において
安全弁として作用するソレノイドコントロールリ
リーフバルブである。このリリーフバルブ11
は、ホイストまたは反転用の流体圧シリンダ2,
3の各ソレノイドコントロールバルブ8,8,1
0が中立状態のとき、または各ホイスト用流体圧
シリンダ2,2のソレノイドコントロールバルブ
8,8の順方向切換用のソレノイド8a,8aが
励磁状態で、かつ高速応答電磁弁9,9が無励磁
状態のときに動作してポンプPからの流体をタン
クTに逃がすように構成してある。
本第1実施例トラツクによれば、除雪作業中に
おけるブレードBの接地圧力および左右の接地圧
力バランスの調整は、次のようにしてなされる
(第5図ないし第7図参照)。
すなわち、接地圧力の場合、第5図に示すよう
に、各ソレノイドコントロールバルブ8,8の順
方向切換用ソレノイド8a,8aおよび各高速応
答電磁弁9,9が励磁されて各ホイスト用流体圧
シリンダ2,2への流体供給を許容している状態
において、各圧力センサ5,5より出力された除
雪区間の雪質状態に対応した接地圧信号値が比較
器7にフイードバツクして入力すると、比較器7
が設定器4にて設定した制御信号の値と当該接地
圧信号値とを比較する。そして、接地圧信号値が
制御信号の値を超えた場合には、比較器7が各高
速応答電磁弁9,9への励磁信号の出力を同時に
停止する。これにより、各電磁弁9,9は、無励
磁の状態に復帰してシリンダ2,2への流体供給
を阻止すると同時に、シリンダ2,2内の流体を
タンクTに放出し(第6図参照)、もつて、各シ
リンダ2,2内の流体圧が接地信号値よりも低く
なるよう修正される。逆に、接地圧信号値が制御
信号の値よりも低くなつた場合には、比較器7が
各高速応答電磁弁9,9に励磁信号を出力する。
これにより、各電磁弁9,9は、励磁状態に作動
して各シリンダ2,2への流体供給を許容し、も
つて、シリンダ2,2内の流体圧が接地信号値を
超えるよう修正される(第5図参照)。
上記接地圧力の場合には、各シリンダ2,2と
対応する高速応答電磁弁9,9に同時に励磁信号
を出力したが、左右の接地圧バランスの場合、各
電磁弁9,9に別々に励磁信号を出力して各々の
シリンダ2,2への流体供給を独立状態で許容・
阻止することによりブレードBの左右の接地圧力
バランスが調整される。
他方、除雪作業中におけるブレードBの切削角
度の調節は、次のようにしてなされる。
すなわち、第4図において、ソレノイドコント
ロールバルブ10の順方向切換用ソレノイド10
aが励磁された状態において、角度センサ6によ
り出力された除雪区間の雪質状態に対応した切削
角度信号が比較器7にフイードバツクして入力す
ると、比較器7が設定器4にて設定した制御信号
の値と切削角度信号値とを比較する。そこで、例
えば、切削角度信号値が制御信号の値を超えた場
合には、比較器7がシリンダ10の逆方向切換用
ソレノイド10bに励磁信号を出力する。これに
より、各シリンダ3,3は、ピストンロツド3
a,3aが収縮する方向へ流体を供給し、もつ
て、切削角度信号値が制御信号の値と等しくなる
よう調整される。逆に、切削角度信号値が制御信
号の値よりも低い場合には、比較器7が各バルブ
3,3の順方向切換用ソレノイド10aに励磁信
号を出力する。これにより、各バルブ3,3は、
順方向切換用ソレノイド10aが励磁されて各シ
リンダ3,3にピストンロツド3a,3aを伸長
させる方向へ流体を供給し、もつて、切削角度信
号値が制御信号の値と等しくなるよう調整され
る。そして、切削角度信号値が制御信号の値と等
しくなると、当該比較器7が各ソレノイド10
a,10bへの励磁信号の出力を停止してバルブ
10が中立状態に復帰する。
したがつて、ホイスト用流体圧各シリンダ2,
2の流体圧は、設定器4の設定値が除雪区間の雪
質状態に応じて検出された各圧力センサ5,5か
らの接地圧信号値と同一になるよう電気的な信号
により高速応答電磁弁9,9を同時または別々に
制御することにより調整され、また反転用流体圧
シリンダ3,3の流体圧も同様に、設定器4の設
定値が除雪区間の雪質状態に応じて検出された角
度センサ6からの切削角度信号値と同一になるよ
う電気的な信号によりソレノイドコントロールバ
ルブ10を制御することにより調節されるので、
除雪区間の雪質状態に対応してブレードの除雪動
作調整が速やかに、かつ自動的に行われることか
らブレードが路面に即座に追従動作して均等な除
雪が行える上、路面に緩やかな起伏変化があつて
も路面を傷めないという利点がある。
本第2実施例装置は、第8図ないし第13図に
示すように、第1実施例装置の設定器4に代えて
接地圧力ダイヤル4aおよびバランスダイヤル4
cを備えた設定器41を用いると共に、各高速応
答電磁弁9,9に代えて電磁比例リリーフ付減圧
弁15,15を用いたものである。
各電磁比例リリーフ付減圧弁15,15は、第
11図ないし第13図に示すように、設定器41
にて設定したブレードBの接地圧制御信号値およ
び左右の接地圧制御信号値に対応したホイスト修
正設定圧をリリーフ圧として保持する。そして、
各ホイスト用流体圧シリンダ2,2に供給する流
体圧が当該リリーフ圧を超えるまで各シリンダ
2,2への流体供給を許容するが、前記流体圧が
リリーフ圧を超えると各シリンダ2,2への流体
供給を阻止すると同時に、シリンダ2,2内の流
体をタンクTに放出し、もつて、当該各シリンダ
2,2の流体圧が制御されてブレードBの接地圧
力および左右の接地圧力バランスが調整されるの
である。
第3実施例装置は、第14図ないし第18図に
示すように、第1実施例装置の設定器4に代えて
接地圧力ダイヤル4aのみを備えた設定器42を
用いると共に、各高速応答電磁弁9,9に代えて
各ホイスト用流体圧シリンダ2,2への供給流体
を加圧状態で蓄えて当該シリンダ2,2に補給す
る容器(アキユームレータ)を用い、更に、ソレ
ノイドコントロールリリーフバルブ11を代えて
電磁比例リリーフ弁17を用いたものである。
電磁比例リリーフ弁17は、設定器42にて設
定したブレードBの接地圧制御信号値に対応した
ホイスト修正設定圧をリリーフ圧として保持す
る。そして、各シリンダ2,2および各容器1
6,16に供給する流体圧が当該リリーフ圧を超
えたときにのみ各シリンダ2,2および各容器1
6,16への供給流体をタンクTに戻し、もつ
て、当該各シリンダ2,2の流体圧が制御されて
ブレードBの接地圧力が調整されるのである。
本実施例のブレード自動制御装置は、概ね上記
のように構成されるが、本発明は前述の実施例に
限定されるものでは決してなく「特許請求の範
囲」において構成付加や設計変更が可能であつ
て、例えば、第1実施例装置において圧力バラン
スダイヤル4cを左右の割合で設定するように構
成したが、当該ダイヤル4cを左右各々に圧力増
加設定が可能なものとしてもよく、さらには前述
の第2実施例装置において右の接地圧力と左の接
地圧力とを別に設定可能な2つのダイヤルを用い
て各設定値の信号を電磁比例リリーフ付減圧弁に
保持させるようになことは当然本発明の予定する
ところである。
〔発明の効果〕
以上、実施例をもつて説明したとおり、本発明
のブレード自動制御装置によれば、各ホイスト用
流体圧シリンダの流体圧が、圧力センサの出力す
る信号値との設定器の制御信号の値との変差量に
比例した比較器からのホイスト圧力修正指令信号
によりブレードの接地圧力を修正し、ブレードの
接地圧力をバランスせしめるよう即時反応するブ
レード圧力調整手段により調整され、また反転用
流体圧シリンダの流体圧が、角度センサの出力す
る信号値と設定器の制御信号の値との変差量に比
例した比較器からのブレード角度修正指令信号に
より当該流体圧シリンダの流体圧を調節して所要
のブレード角度に変更するように応じるブレード
角調節手段により調節されるので、除雪区間の雪
質状態に対応してブレードの除雪動作調整が速や
かに、かつ自動的に行われることからブレードが
路面に即座に追従動作し、もつて、除雪区間がア
イスバーンや新雪など如何なる雪質状態であつて
も常に均等な除雪が可能となる。
また、ホイスト用流体圧シリンダの現在の流体
圧を設定器の接地圧制御信号値および左右の接地
圧制御信号値に対応するホイスト修正設定圧と等
しくなるようブレードの接地圧力を修正し、ブレ
ードの接地圧力バランスせしめるブレード接地圧
力調整手段を採択すれば、ブレードの接地圧力お
よび左右の接地圧力バランスについての除雪動作
調整が速やかに、かつ自動的に行われてブレード
が路面に即座に追従動作し、もつて、除雪区間の
雪質状態によらず常に均等な除雪が可能になる
上、構造が簡単であるので経済的にも安価に作製
できる。
さらに、ホイスト用流体圧シリンダの現在の流
体圧を設定器の接地圧制御信号値に対応するホイ
スト用修正設定圧と等しくなるよう当該シリンダ
に対応して設けた容器を介してブレードの接地圧
力を修正せしめるブレード接地圧力調整手段を採
択すれば、ブレードの接地圧力についての除雪動
作調整が速やかに、かつ自動的に行われてブレー
ドが路面に追従動作し、もつて、除雪区間の雪質
状態によらず常に均等な除雪が可能になる上、構
造が簡単であるので経済的にも安価に作製でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本第1実施例の除雪トラツクを示す外
観平面図、第2図は同除雪トラツクの除雪作業状
態における側面図、第3図は本第1実施例トラツ
クのブレード自動制御装置に用いる設定器の外観
平面図、第4図は本第1実施例トラツクのブレー
ド自動制御装置における流体系統図、第5図は各
ホイスト用流体圧シリンダへの流体供給を許容し
た状態を示す高速応答電磁弁の動作説明図、第6
図は各ホイスト用流体圧シリンダへの流体供給を
阻止した状態を示す高速応答電磁弁の動作説明
図、第7図は本第1実施例トラツクにおけるブレ
ード自動制御装置の信号伝達を示すブロツク図、
第8図は本第2実施例の除雪トラツクを示す外観
平面図、第9図は同除雪トラツクの除雪作業状態
における側面図、第10図は本第2実施例トラツ
クのブレード自動制御装置に用いる設定器の外観
平面図、第11図は本第2実施例トラツクのブレ
ード自動制御装置の流体系統図、第12図は各ホ
イスト用流体圧シリンダへの流体供給を許容した
状態を示す電磁比例リリーフ付減圧弁の動作説明
図、第13図は各ホイスト用流体圧シリンダへの
流体供給を阻止した状態を示す電磁比例リリーフ
付減圧弁の動作説明図、第14図は本第3実施例
の除雪トラツクを示す外観平面図、第15図は同
除雪トラツクの除雪作業状態における側面図、第
16図は本第3実施例装置に用いる設定器の外観
平面図、第17図は本第3実施例トラツクのブレ
ード自動制御装置の流体系統図、第18図は同装
置の動作説明図である。 1……シヤシ、2……ホイスト用流体圧シリン
ダ、3……反転用流体圧シリンダ、4,41,4
2……設定器、5……圧力センサ、6……角度セ
ンサ、7……比較器、9……高速応答電磁弁、1
0……ソレノイドコントロールバルブ(反転用流
体圧シリンダ用)、15……電磁比例リリーフ付
減圧弁、16……容器、17……電磁比例リリー
フ弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シヤシ1の中央部下面に配設したブレードB
    の接地圧力および左右の接地圧力バランスを一対
    のホイスト用流体圧シリンダ2,2により調整す
    ると共に、ブレードBの切削角度を反転用流体圧
    シリンダ3により調節する除雪トラツクにおい
    て、 前記ブレードBの接地圧力および左右の接地圧
    力バランス、並びに切削角度を制御する制御信号
    の大きさを所望の値に設定入力する設定器4と; 前記ホイスト用流体圧シリンダ2,2の各々と
    対応して設けられ、当該各シリンダ2,2の流体
    圧を感知することによりブレードBの接地圧信号
    を出力するホイスト用圧力センサ5,5と; 前記ブレードBの現在角度と重力作用方向との
    相対位置関係により当該ブレードBの切削角度信
    号を出力する角度センサ6と; 前記各圧力センサ5,5および角度センサ6の
    出力する各信号値とこれらに対応する設定器4の
    各制御信号の値とを比較し、各々の変差量に比例
    したホイスト圧力修正指令信号およびブレード角
    度修正指令信号を出力する比較器7と; 前記ホイスト用流体圧シリンダ2,2の各々と
    対応して設けられ、前記比較器7の出力したホイ
    スト圧力修正指令信号値に即時反応してブレード
    Bの接地圧力を修正し、ブレードBの接地圧力を
    バランスせしめるブレード接地圧力調節手段9,
    9と; 前記反転用流体圧シリンダ3と対応して設けら
    れ、前記比較器7が出力したブレード角度修正指
    令信号値に応じて当該流体圧シリンダ3の流体圧
    を調節し、所要のブレード角度に変更するブレー
    ド角調節手段10とを含むブレード自動制御装置
    を装備することを特徴とした除雪トラツク。 2 シヤシ1の中央部下面に配設したブレードB
    の接地圧力および左右の接地圧力バランスを一対
    のホイスト用流体圧シリンダ2,2により調整す
    る除雪トラツクにおいて、前記ブレードBの接地
    圧力および左右の接地バランスを制御する制御信
    号の大きさを所望の値に設定入力する設定器41
    と; 前記ホイスト用流体圧シリンダ2,2の各々と
    対応して設けられ、当該各流体圧シリンダ2,2
    の流体圧を前記設定器41の出力したブレードB
    の接地圧制御信号値および左右の接地圧制御信号
    値に対応するホイスト修正設定圧と等しくなるよ
    うブレードBの接地圧力を修正し、ブレードBの
    接地圧力をバランスせしめるブレード接地圧力調
    節手段15,15とを含むブレード自動制御装置
    を装備することを特徴とした除雪トラツク。 3 シヤシ1の中央部下面に配設したブレードB
    の接地圧力を一対のホイスト用流体圧シリンダ
    2,2により調整する除雪トラツクにおいて、 前記ホイスト用流体圧シリンダ2,2の各々と
    対応して設けられ、当該各流体圧シリンダ2,2
    に加圧状態で流体圧を供給する容器16,16
    と; 前記ブレードBの接地圧力を制御する制御信号
    の大きさを所望の値に設定入力する設定器42
    と; 前記各ホイスト用流体圧シリンダ2,2の流体
    圧を設定器42の出力したブレードBの接地圧制
    御信号値に対応するホイスト修正設定圧と等しく
    なるよう前記各容器16,16を介してブレード
    Bの接地圧力を修正せしめるブレード接地圧力調
    節手段17とを含むブレード自動制御装置を装備
    することを特徴とした除雪トラツク。
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