JPH01203214A - ハロジシランの選択的還元方法 - Google Patents

ハロジシランの選択的還元方法

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JPH01203214A
JPH01203214A JP63326385A JP32638588A JPH01203214A JP H01203214 A JPH01203214 A JP H01203214A JP 63326385 A JP63326385 A JP 63326385A JP 32638588 A JP32638588 A JP 32638588A JP H01203214 A JPH01203214 A JP H01203214A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B33/00Silicon; Compounds thereof
    • C01B33/08Compounds containing halogen
    • C01B33/107Halogenated silanes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Silicon Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水素化トリアルキルスズ及び二水素化ジアル
キルスズは(a)穏やかな条件下で混合ハロジシラン中
の−のハロゲンをケイ素−ケイ素結合を保存しながら別
のハロゲンを除外して選択的に還元すること、及び(b
)同じハロゲン原子を2個又は3個以上有するハロジシ
ランのハロゲン原子を引き続き還元することの両方に関
して選択的に能力を発揮する、という発見に関連する。
このやり方でもってハロジシランを還元して作られた生
成物は、半導体及び保護コーティングとして用いるため
の無定形ケイ素フィルムを調製するための前駆物質とし
て適当である。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕(CH
z)SiCl iのようなりコロシラン中の塩素を水素
で置換することは公知であり、触媒する量の塩化アルミ
ニウムの存在下でトリアルキルシランと反応させること
によって果たすことができる。
ところが、この触媒は、骨格転移(skeletalr
earrangements) (すなわち5i−C及
び/又は5i−Si結合に影響する再分配)を促進する
ことで有名である。後者の挙動は、骨格転移を回避した
い場合にこの反応をハロジシランの還元には通さないも
のにする。
有機スズ水素化物は、有機化学における有効な還元剤と
して知られており、それらの反応の様式は十分に文書化
されている。有機スズ水素化物の普通の用途は、有機ハ
ロゲン化物の還元である。
(4−n)RX+R,SnH4、(4−n)RH+ R
JnX4−+a上記の反応は、Rがアルキル基、アリー
ル基、アシル基、プロパルギル基等でよいのでその範囲
が広い。反応条件及び効率は、R基によって変り(例え
ば、ハロゲン化アリールはハロゲン化アルキルよりも還
元するのが困難である)、またハロゲンによって変る(
ハロゲン化アルキルについては、反応性の順序はR1>
RBr>RCl>>RFである)。
しかしながら、これらの反応は遊離基機構によって進行
することが知られており、遊離基開始剤の添加を必要と
する。
このように、例えばSiF+5iHBr、のようなハロ
ジシラン中の一つのハロゲン種をもう一つの種を除いて
選択的に還元して、半導体及び保護コーティングとして
使用するための無定形ケイ素を調製するための前駆物質
として適しているフルオロジシランを調製するのを可能
にする公知の方法は、存在しない。更に、この選択的還
元方法は、Si −Si結合を攻撃することが知られて
いる酸性もしくは塩基性触媒又は遊M基を含むべきでな
い。
〔課題を解決するための手段及び作用効果〕本発明は、
ハロジシランを室温又はそれより低い温度で遊離基開始
剤を用いずに水素化トリアルキルスズ又は二水素化ジア
ルキルスズと反応させることによるハロジシランの選択
的及び逐次的還元に関する。反応は、反応物のための溶
剤を用いて行ってもよく、あるいはそれを用いずに行っ
てもよい。水素化トリアルキルスズ又は二水素化ジアル
キルスズは、5i−F結合及び5t−5i結合はそのま
まにしながら、SL −l5St−Br又は5t−cl
結合を選択的及び逐次的に還元する。本発明は、式si
gFXH6−Xのフルオロジシラン、殊にXが3.4、
又は5であるフルオロジシランの合成のために用いるこ
とができる。フルオロジシランは、半導体及び保護コー
ティングとして用いるための無定形ケイ素フィルムを調
製するための前駆物質として通している。
本発明の方法には、ハロジシランを式R3S n Hの
水素化トリアルキルスズ又は式Rz S n Htの二
水素化ジアルキルスズ(これらの式において、Rは炭素
原子数1〜10個のアルキル基である)と接触させる工
程、それによりハロジシランの少なくとも−のケイ素−
塩素結合、ケイ素−臭素結合又はケイ素−ヨウ素結合を
還元してケイ素−水素結合にする工程が含まれている。
本発明は、ハロジシランの少なくとも−のケイ素−塩素
結合、ケイ素−臭素結合又はケイ素−ヨウ素結合を選択
的又は逐次的に還元してケイ素−水素結合にする方法に
関する。この方法には、ハロジシランを式R3S n 
Hの水素化トリアルキルスズ又は式R3SnHzの二水
素化ジアルキルスズ(これらの式中、Rは炭素原子数1
〜10個のアルキル基である)と接触させ、それにより
ハロジシー水素結合にし、且つ、ハロジシランのケイ素
−ケイ素結合及びケイ素−フッ素結合はそのまま残すこ
とが含まれている。
この発明の方法では、水素化トリアルキルスズあるいは
二水素化ジアルキルスズのどちらを還元剤として使用し
てもよい。これらの水素化スズのアルキル置換基は、炭
素原子数1〜10個のものでよく、そのため有用な水素
化スズには、例えば、水素化トリメチルスズ、二水素化
ジメチルスズ、水素化トリブチルスズ、二水素化ジオク
チルスズ、二水素化ジイソブチルスズ、及び水素化トリ
デシルスズが含まれる。一般には、水素化トリメチルス
ズが好ましい還元剤である。
本発明の方法によって還元された化合物は、ハロジシラ
ンとして一船的に説明される。ハロジシランは、−緒に
結合した2個のケイ素原子を含有し、各ケイ素原子は3
個の他の置換基を有する。
一般には、置換基は全てハロゲン原子でもよく、あるい
はハロゲン原子と水素原子とが混じったものでもよい。
本発明において使用する「フルオロハロジシラン」なる
用語は、式X −S i 2 H−F yの分子を指示
し、この式中、mは1〜5の整数であり、nは0〜4の
整数であり、yは0〜5の整数であって、m+n+yの
合計は6に等しい。各Xは、CI、Br又は1からなる
群より独立に選択したハロゲンを表わす。この発明の方
法でもって還元しうるフルオロハロジシランには、例を
挙げれば、完全にハロゲン化されたジシラン、例えばS
iF:+5iBr+、5iFBrzSiBr3、SiF
、Cl5iC13,5ihSili、SiF、Br5i
F、Br5SiFtBrSiFz(J!及び5IFJr
SiP+のようなものや、1〜4個の水素置換基を有す
る部分的にハロゲン化されたジシラン、例えば5iFH
BrSiBr2.5iFzH5i(J 3.5iF3S
iHIt、5ihHSiFzBr 、 5iFHBrS
iPzCj!及び5illlSiHFBrのようなもの
が含まれる。
本発明の目的上、選択的な還元は、一つのハロゲンが同
一分子中のほかのハロゲンを除外して選択的に還元され
る反応である。一般に、選択的還元は例えば、5izX
’、X”、 〕5izX’ (m−1)HX”b ヘ(
D転化により説明され、X”の原子量はX′″のそれよ
りも大きい。5ihSiFJrの5ihSiFJへの転
化は、選択的還元の特定の例である。
それに反して、逐次的な還元は、2個又は3個以上の同
じハロゲン原子を有する分子中のハロゲンを一度に一つ
ずつ段階的に還元すること、例えば、5izX−Hh−
をSizXm−rHb−m。1へ転化させ、次いで第二
段階で任意にSiJs−zHh−m**へ転化させるこ
とに関連する。逐次的還元では、単離された生成物は還
元反応で除去されたハロゲンと同しである少なくとも1
個のハロゲン置換基をなお保有している。5iHtSi
Br3のSiH,5iHBr。
への転化は、逐次的還元の特定の例である。本発明は選
択的及び逐次的の両方の転化、例えばSiF、5iBr
、の5iF3SiHBr、への転化を包含しても差支え
ない、ということは明白であろう。
有機スズ水素化物は、転換がこれを用いて又は選択的も
しくは逐次的でないやり方でもって行われるジシラン中
のケイ素−ハロゲン結合のケイ素−水素結合への転換を
行うために使用してもよい。
例えば、5iBr3SiBr3の5iH3SiHsへの
直接的な転化は、選択的でも逐次的でもない。しかしな
がら、ハロゲン置換基の水素への選択的又は逐次的転換
が所望の場合には、ハロジシランを有機スズ水素化物で
還元することがことに殊に有用であり且つ好ましい。
本発明の方法は、種々のハロジシラン、特にフルオロハ
ロジシランに通用可能である。還元は、溶剤を存在させ
であるいはこれを存在させずに、液相又は蒸気(ガス)
相で行うことができる。還元化学に適合する溶剤には、
芳香族炭化水素、アルカン、エーテル及びクロロフルオ
ロカーボンが含まれる。アルコールのようなプロトン性
溶媒又はアミンのような非常に塩基性である溶剤は、適
合性がない。
反応は、−80°Cから100°Cまでの温度範囲にわ
たって行うことができるが、選択性を増加させ、また所
望の逐次的還元の範囲にわたって制御するためには一8
0°Cから25°Cまでの温度を使用するのが好ましい
この発明の方法による選択的還元ののための好ましい物
質であるフルオロハロジシランは、例えば、ジフルオロ
シリレンとハロゲン化水素との反応から得ることができ
、その反応をHBrとの反応について特定して示せば次
のとおりである。
反応(3)は、反応の主要な生成物すなわちS i F
 2 If S i F20rの再配分に相当する。
更に、好ましいフルオロハロジシランの還元を例示すれ
ば、水素化トリアルキルスズ又は二水素化ジアルキルス
ズを液相で例えばSiF:l5ill[lr2と反応さ
せ、式5i2FxHb−xのフルオロジシラン、例えば
Xが3であるものを生成する。
このように、本発明によれば、水素化トリアルキルスズ
又は二水素化ジアルキルスズは、SiF、5illBr
zの5i−Si結合又は5i−F結合には影響を及ぼさ
ずに還元して本質的に5iF3Sil13を生成する。
更に、反応を低温で行う場合には、第一の還元段階の生
成物すなわち5iF2SillzLlrはたやす(検出
することができる。
通常用いられている還元剤Vitride (商標)(
NaAlH4(QC)12C1120CHff) 2)
を使って同様の条件下で比較の反応を行ったところでは
、結果としてSi −Br結合及び5i−F結合の両方
が還元され、5il14.5iFJ及びSiF4が生成
された。生成物の混合物中にジシランは観察されなかっ
たので、ケイ素−ケイ素結合は破壊された。同様に、D
IBAL(商標)(i−BuJIII)還元剤を使用す
る比較の還元においても、結果として5i−Br結合及
び5i−F結合の両方が還元され、SiF、及びSiF
、Hが生成された。やはり、生成物混合物中にジシラン
は観察されなかった。
この例は、フッ素とそのほかの、塩素、臭素及びヨウ素
からなる群より選択したハロゲンとを含有しているケイ
素及びハロゲン含を物質のアルキルスズ水素化物による
還元の穏やかさ、選択性及び逐次性を例示する。
本発明の方法は、当業者が、静的又は動的条件下で、溶
剤を存在させあるいはそれを存在させずに気相又は液相
の反応物を使用し、上界させ又は冷却した反応温度にお
いて行うことができよう。
本発明の方法は、化学気相成長(CVD)法及びプラズ
マ増強(plasma enhanced) CV D
法により無定形ケイ素の半導体膜又は表面を保護するた
めのフィルムを生じさせるのに有用な、部分的に還元さ
れたハロジシランを調製するのに有用である。
〔実施例〕
下記の例のうちの大部分は、室温で高真空ラインに接続
して行った。各反応物は、特定の圧力、典型的には10
〜20Torrになるまで一定の容積内へ膨張させた。
反応の進行は、赤外スペクトルの5t−H伸11 LT
域(2400〜2000cm−’ )にバンドが現れる
ことにより、そしてまた5n−H伸縮(1900〜17
50cm−’)が消失することにより監視した。これら
の領域の両方とも、連合(combination)バ
ンドやオーバートーンバンドのような妨害にあわない。
これらの例において特記する周波数は、5i−H伸縮周
波数に当てはまる。これらの反応の主なスズ含有副生物
は、 ’HNMR及び赤外スペクトルにより(CHz)
 zsnBr及び(CHz) zsnclであることが
示された。
廿ロー −(CH:l) zsnHによる5iF3Si
llBrzの還元1当量(典型的には0.2 mmol
)の5iFISiHBrzを2当量の(C113)3s
nHと共にトラップで凝縮させた。この混合物を30分
間室温まで温めた。赤外スペクトルによると、5ihS
iHBrzは全て消費されているけれども、少量の(C
H3) 1snHが未反応のままであることが示された
。SiBr4を加えて過剰の(CHs) 1SnHと反
応させた(室温で1時間)。次に、この混合物を、−9
5°Cに冷却したトラップ(トルエン)を通して一19
6°Cに冷却したトラップへ進ませた。−196°Cで
トラップにかかった物質は、純粋な5ihSiHtであ
った(収率90χ)。この化合物は、その赤外スペクト
ル、’HNMRスペクトル及び”F NMRスペクトル
によって同定された。この例は、本発明の方法を用いる
選択的還元を例示する。
拠主−(CH+) 5snHによる5iF3SiFHB
rの還元等モル量の5ihSiFHBr  (この中に
は少量のSiF、SiF、lIが存在していた)と(C
H3) :+5n)lとを、室温で10分間反応させた
。混合物の赤外スペクトルによって、StF、、5iF
)IBrの全てが消費されたことが示された。生成物は
、SihSiFzll(Si−812230cm −’
 、)及び5ihSitl:+ (Si−H,2189
cm−’、2178cm−’)のおおよそl:1モル比
の混合物からなっていた。
等モル量のSiF+5iPHBr と(C83) as
nHとを、トルエン−d8を入れた5mmの中程度の壁
のNMR管中に凝縮させた。  NMR管をフレームシ
ールし、−196°Cで保管した。この管を徐々に温め
ながら、反応混合物の19F NMRスペクトルを記録
した。不純物として少量の5iFJSiFzBrが存在
していた。温度は、−80°Cで3時間、−60’Cで
1時間、−30°Cで45分間、そして10°Cで10
分間維持した。混合物を一80″Cで30分間保持した
後には、NMRスペクトルには5ihSiFHBr(主
成分) 、3iF3SiH3,5iF3SiFJ 、 
SiF+5illBrz、及び少量の新しい化合物5i
hSiHJrに由来するピークが含まれていた。
−80’Cで2時間維持した後には、5ihSiFHB
rははるかに少量になっており、その一方5iFISi
fh、SiF、SiF、ll及びSiF+5illBr
zが増加した。
SiF、SiHg8rによるピークはなお認められた。
この同じスペクトル様式は、混合物を一60°Cで25
分間保持した後に続くことが分かった。最後に、混合物
をlOoCで10分間保持した後には、主生成物はSi
F、SiH3及び5iF3SiF2Hであり、少量の5
in3SiFHBr及び5iF3SiHBrzが残った
。この例は、還元生成物の再分配を伴う選択的還元を例
示する。
炎1−  (CH3) zsnHによる5iF2HSi
P2Brの還元等モル量の5iPtH5ihBrと(C
H3) 5snHとを室温で10分間反応させた。混合
物の赤外スペクトル2230cm−’ )及び5iF3
SiH3(Si−H% 2189cm−’、2178c
n+−’)であった 等モル量の5iPJSiFJrと(CH,) 3SnH
とを、トルエン−d8を入れた5mmの中程度の壁のN
MI?管中に凝縮させた。NPIR管をフレームシール
し、−196°Cで保管した。この管を徐々に温めなが
ら、反応混合物の”F NMI?スペクトルを記録した
。管を一60°Cまで温めた後では、観測されたピーク
は5iFzHSiFzBr及び少量のSiF、5iF2
Hによるものだけであった。次いで、試料を20分間−
40゛Cに温めた。 SiF、1ISiF、Brによる
ピークは減少し、その一方で5iF3SiFJによるも
のが増加した。混合物中には、少量のSiF、tlSi
F2H、,5ihSiFHBr。
5iF3SiHBrz及びSiF、Br5iFHBr 
も観測された。
J rsts=H= 6.9 Hzで−114,7pp
m (外部CFfJ 3に関し)を中心とする四重線が
あった。化学シフトも結合定数も、新しい化合物5iP
2BrSiH,に−致した。混合物を一25°Cで35
分間保持した後には、5iFzHSiFJrによるピー
クは減少し続け、その一方5iFiSiFJによるもの
は増加した。この時には、混合物中にはかなりの量のS
ip、5iFHBr及び5iF2BrSiPHBrが存
在しており、同時にSiF、BrSiH3、SiF、1
ISiFJ及び5iF3SiHBr、も増加していた。
この時点では、新しい化合物(J Fsts=H= 7
.7 Hzで−122,9ppmを中心とする三重線)
も現れた。この化学シフト及び結合定数は、5iF3S
iHzTlr分子に一致した。
5iFJSiFzBrの大部分は、混合物を10°Cで
20分間保持した後にな(なった。この時点での主成分
は、SiF、5iFJ及びSiF、5iFHBrであっ
た。
5iFJSiF2H及び5iFJrSiFIIBrの量
が減少する一方、5iF2BrSiHz、5iF3Si
HBr2及び5iP3SiHJrが増加した。20°C
で10分間保持した後には、反応の主生成物は5ihS
iFz)I及び5ihSiH3であった。出発物質は完
全に消費されたけれども、混合物中にはなお少量の5i
F3SiHBrz 、SiF、5iH2Br。
SiP!5iFHBr及び3ip21siF211が存
在していた。この例は、還元生成物の再分配を伴う選択
的還元を例示する。
■土−(CH3)3SIIHによる5iFsSi)IC
1zの還元1当量の5iF3SiH(J 、(約0.1
 mmol)を2当量の(CHI) zsnHと共にト
ラップで凝縮させた。この混合物を1時間室温で温めた
。赤外スペクトルにより、5ihSiHx (90χ)
が少量のSiF、Hと一緒に存在することが示された。
去ニー (CI(3) tsnHによる5iFJSiF
zC1の還元当モル量(それぞれ約0,1mmol)の
SiFJSihCJと(CHi) :+SnHとをトラ
ップ中へ凝縮させ、そして室温まで温めた。室温で10
分後に得られた混合物の赤外スペクトルによると、反応
物の全てが消費されていることが示された。生成物は、
5iF3SiF2H及び5iF3SiH+(はぼ1;1
モル比)と、少量のSiF、とからなっていた。この例
は、本発明の方法を使用する選択的還元を例示する。
p  Vitride(商標)を使用する3iF3Si
HBrzの還元5iF3Si)IBrz (0,15m
mol)を−196°Cでフラスコ中へ凝縮させ、次い
で一80°Cまで温めた。15dのトルエンにNaAI
Hz(OCHzCHzOCH:+)z (0,15mm
ol。
Vitride)を溶解させた溶液を、30分かけて一
部分ずつ加えた。この時点で、生成された可能性のある
あらゆる揮発性化合物を取り除(ためポンプの動力を入
れて混合物を吸引した。ところが、何も観察されなかっ
た。反応フラスコをシールし、そして混合物をおよそ1
5分間室温まで温めた。
混合物を再び一80°Cに冷却し、そして揮発性化合物
をポンプで除去した。揮発性物質の赤外スペクトルによ
って、5ift、、5iFJ及び5iFaの存在が示さ
れた。ジシランは混合物中に少しも認められなかった。
1)+l 7−DIBAL(商標)を使用するSiF、
5iHBr、の還元おおよそQ、2mmo1の5ihS
illBrzを一196°Cでフラスコ中へ凝縮させた
。次にこの混合物を一80°Cまで温め、そしてこの時
点で、トルエンに溶解させた0、211111101の
ジイソブチルアルミニウムヒドリド(DIBAL)を一
部分ずつ30分かけて加えた。
添加完了後、いずれの揮発性種をも取り除(ために混合
物をポンプで吸引したが、何も観察されなかった。混合
物を15分間室温まで温め、次いで一80°Cに冷却し
た。得られた揮発性物質は、SiF4及びSiF、Hか
らなるもののみであった。混合物中にジシランは少しも
認められなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ハロジシランのケイ素−ハロゲン結合を還元してケ
    イ素−水素結合にする方法であって、ハロジシランの各
    ハロゲンはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群よ
    り独立に選択され、また、2種又は3種以上の異なるハ
    ロゲンが存在する場合には、当該ハロジシランを式R_
    3SnHの水素化トリアルキルスズ又は式R_2SnH
    _2の二水素化ジアルキルスズ(これらの式において、
    Rは炭素原子数1〜10個のアルキル基である)と接触
    させることにより最大原子量のハロゲンが選択的に還元
    される、上記の方法。 2、式X_mSi_2H_nF_y(この式中、mは1
    から5までの整数であり、nは0から4までの整数であ
    り、yは1から5までの整数であり、m+n+yの合計
    は6に等しく、そして各Xは塩素、臭素及びヨウ素から
    なる群より独立に選択される)のフルオロハロジシラン
    のケイ素−X結合のうちの少なくとも一つを還元してケ
    イ素−水素結合にする方法であって、フルオロハロジシ
    ランを式R_3SnHの水素化トリアルキルスズ又は式
    R_2SnH_2の二水素化ジアルキルスズ(これらの
    式において、Rは炭素原子数1〜10個のアルキル基で
    ある)と接触させ、それによってフルオロハロジシラン
    の少なくとも一つのケイ素−X結合を還元してケイ素−
    水素結合にすることを包含している上記の方法。
JP63326385A 1987-12-28 1988-12-26 ハロジシランの選択的還元方法 Granted JPH01203214A (ja)

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US138620 1987-12-28
US07/138,620 US4798713A (en) 1987-12-28 1987-12-28 Method of selective reduction of halodisilanes with alkyltin hydrides

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Publication Number Publication Date
JPH01203214A true JPH01203214A (ja) 1989-08-16
JPH0474287B2 JPH0474287B2 (ja) 1992-11-25

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US (1) US4798713A (ja)
EP (1) EP0323104B1 (ja)
JP (1) JPH01203214A (ja)
CA (1) CA1310469C (ja)
DE (1) DE3871111D1 (ja)

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