JPH01202532A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JPH01202532A
JPH01202532A JP2584188A JP2584188A JPH01202532A JP H01202532 A JPH01202532 A JP H01202532A JP 2584188 A JP2584188 A JP 2584188A JP 2584188 A JP2584188 A JP 2584188A JP H01202532 A JPH01202532 A JP H01202532A
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JP
Japan
Prior art keywords
motor
output shaft
oil pump
pump
differential
Prior art date
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Pending
Application number
JP2584188A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Hagiwara
誠 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的1 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば自動車の動力伝達装置に関する。
(従来の技術) 従来の動力伝達装置としては、例えば特開昭62−94
421号公報に記載のようなものが知られている。
その主たる構成は、終減速機からの駆動トルクを、伝達
トルク容量可変なる左右の油圧クラッチに伝達し、この
左右の油圧クラッチを介して、左右の後輪駆動軸へそれ
ぞれトルク伝達するものである。また前記油圧クラッチ
には伝達トルク容Rを各別に設定するように油圧回路が
設けられている。従って、車速、旋回量、方向及び入力
トルクの要素により、左右の油圧クラッチの伝達トルク
容聞と共に左右後輪の駆動トルクを変化させることによ
り旋回時の安定性を図ろうとするものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の動力伝達装置にあっては、駆動力
を油圧クラッチを介して左右駆動軸へ伝達するため、油
圧回路が故障や破損した場合は駆動力の伝達が不可能と
なる。又、左右駆動軸が差動回転する場合は、油圧クラ
ッチを滑らせることになりクラッチ板の耐久性に問題が
あった。
この発明は、上記したような従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、優れた旋回性能および旋回走行時の安定性
をもち、油圧回路の破損等が発生した場合でも通常の走
行が可能であり、又耐久性においても信頼性のある動力
伝達装置の提供を目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 動力源から駆動トルクが入力されるデファレンシャル装
置と、このデファレンシャル装置よりトルクが分配伝達
される第1出力軸と第2出力軸とよりなる動力伝達装置
であって、前記第1.第2出力軸にはそれぞれ軸回転に
より作動し互いに流体回路により連結されて作動流体が
循環する第1流体ポンプ・モータと第2流体ポンプ・モ
ータとを配設し、前記第1.第2流体ポンプ・モータの
少なくともいずれか一方を可変容量型ポンプ・モータと
し、この可変容量型ポンプ・モータの流量を制御する制
御手段を設ける構成とした。
(作用) かかる構造において、第1出力軸、第2出力軸の差動制
限を行なえるばかりでなく、第1.第2流体ポンプの少
なくともいずれが一方の可変容量型ポンプの流量を制御
手段により制御することができるのでトルク配分も種々
選択することが可能である。
(実施例) 以下、添付図面に基づき、この発明の詳細な説明覆る。
第1図は、本発明に係る第1の実施例である動力伝達装
置1を組込んだ自動車の後輪駆動系を示したもので、こ
の自動車はフロントエンジンリヤドライブ(FR)とな
っている。
まず、構成を説明すると、動力源であるエンジン3より
駆動トルクが伝達されるトランスミッション5の出力軸
にユニバーサルジヨイント7を介してプロペラシャフト
9の一端が連動回転自在に連結されている。このプロペ
ラシャフト9の他端はユニバーサルジヨイント11を介
してドライブピニオンギヤ17に連結され、このドライ
ブピニオンギヤ17はデファレンシャル装M13のデフ
ァレンシャルキャリヤ15内に回転自在に支持されてい
る。ドライブピニオンギヤ17にはリングギヤ19が噛
合しており、このリングギヤ19はボルト等によりデフ
ケース21に一体的に取付けられている。このデフケー
ス21内には出力軸方向左右に配設されたサイドギヤ2
3と25が回転自在に支承され、更にデフケース21に
出力軸に直交するように配設されたビニオンシャフト2
7を介して、回転自在にピニオンギヤ29が支持されて
いる。このピニオンギヤ29に前記サイドギヤ23.2
5は噛合している。このサイドギヤ23には第1出力軸
31が係合し、サイドギヤ25には第2出力軸33が係
合している。この第1゜第2出力軸31.33は左右の
重輪35.37に連結され動力源からのトルクが伝達さ
れる。
前記第1出力軸31には第1流体ポンプ・モータとして
第1オイルポンプ・モータ39が設けられ、第2出力軸
33には同第2オイルポンプ・モータ41が設けられて
いる。前記第1オイルポンプ・モータ39は定容量形ベ
ーンポンプ・モータである。このベーンポンプ・モータ
のカバーには取付部が設けられており、この取付部はボ
ルト等により車体の固定側に一体的に固定されている。
ベーンポンプ・モータは回転数に比例した油量を吐出す
るものであり、ベーン(図示しない)はロータ(図示し
ない)に切込んだ溝の中で活動し、その先端がカムリン
グ(図示しない)の内側に液密に接触するように、その
他端に吐出圧力を導き入れて密着しつつ回転する。
前記第1出力軸31は前記〇−夕の軸心に設けられた係
合孔に貫通してスプライン係合により同心且つ一体回転
するようになっている。従って第1出力軸31を回転さ
せれば、ベーンとカムリングとロータによって囲まれた
空間はだ円形のカムリングの形状に従って変化する容積
変化によってポンプ作用により吸入口45より油を吸入
し、吐出口47より流出させることができるものである
前記第1出力軸31は前記係合孔を貫通して、左後車輪
35に連結されて駆動力を伝達する。
一方前記第2出力軸33に設けられた第2オイルポンプ
・モータ41は可変容量形ベーンポンプ・モータである
。このベーンポンプ・モータのカバーには取付部が設け
られており、この取付部はボルト等により車体の固定側
に一体的に固定されている。このベーンポンプ・モータ
はロータに対するカムリングの偏心量を変化させること
などによって回転数当りの吐出量を変化させることがで
きるものである。このために回転をギヤの係合により直
線運動させる機構を有するサーボモータ(図示しない)
がカムリングに設けられており、前記サーボモータを正
転、逆転可能に起動させることにより正確にカムリング
の偏心量を変化させて吐出量を変化させることができる
。前記サーボモータには、制御手段である制御回路51
が接続されているもであり、この制御回路51によりサ
ーボモータが起動するもである。
前記第2出力軸33は前記ロータの軸心に設けられた係
合孔に貫通してスプライン係合により同心且つ一体回転
するようになっている。従って第2出力軸33を回転さ
せれば、前記第1出力軸31で説明したと同様にベーン
とカムリングとロータによって囲まれた空間はだ円形の
カムリングの形状に従って変化する容積変化によってポ
ンプ作用により吸入口53より油を吸入し、吐出口55
より流出させることができる。
前記第2出力軸33は前記係合孔を貫通して右後車輪3
7に連結されて駆動力を伝達する。
前記第1オイルポンプ・モータ39と第2オイルポンプ
・モータ41は互いに油圧回路により連結されて差動回
転が起きない場合はバランスよくオイル循環するように
なっている。油圧回路はパイプ等により形成された第1
回路57と第2回路59により成り、第1回路57は前
記吐出口47と吸入口53とを連結し、第2回路59は
前記吐出口55と吸入口45とを連結して形成されてい
る。
つぎに、上記一実施例の作用について述べる。
例えば車両が直進走行中に、左後車輪35がぬかるみで
スリップして第1.第2出力軸31.33に差動が生じ
たとする。この時の第1.第2オイルポンプ・モータ3
9.41の客層を等しく設定したものとすると、回転数
は第1出力軸31〉第2出力軸33となるため第1オイ
ルポンプ・モータ39の吐出流量が増大し第1回路57
を介して油圧が第2オイルポンプ・モータ41に作用す
る。
このため第2オイルポンプ・モータ41は前記第1オイ
ルポンプ・モータ39により発生した油圧に応じて第2
出力軸33に駆動力をあたえるよう働らく。この時第1
オイルポンプ・モータ39はポンプ作用をおこない、第
2オイルポンプ・モータ41はモータ作用をおこなうこ
とになる。この時第2オイルポンプ・モータ41に作用
した油は第2回路59を介して第1オイルポンプ・モー
タ39に吸入されて循環する。このためスリップしてい
る路面摩擦係数が小なる左後車輪35と同じ駆動力しか
*m係数の大なる右後車輪37にも伝達されるといった
状態を防止することができる。
また左後車輪35が穴等に脱輪して摩擦係数が小となり
右後車輪37の摩擦係数が大となった場合でも上記示し
たオイルポンプ・モータの作用により差動制限され摩擦
係数の大なる右後車輪37に駆動力が伝達されて速やか
に穴等より脱出することができる。従って第1.第2出
力軸31.33間の相対回転差に応じて差動制限をおこ
なうことができるもである。
つぎに車両が中低速域において旋回走行をする場合を説
明する。この時のトルク配分比は内輪より外輪側が大き
く決定される。このため中低速における左旋回では第2
オイルポンプ・モータ41の客層を第1オイルポンプ・
モータ39より相対的に所定値小さくすることにより、
第1オイルポンプ・モータ39の吐出流量が第2オイル
ポンプ・モータ41に比べて相対的に増大する。よって
第1オイルポンプ・モータ39の相対的な吐出流量の増
大により発生した油圧が第1回路57を介して第2オイ
ルポンプ・モータ41に作用し、第2出力軸33に増加
トルクとして伝達される。このため内外輪の駆動トルク
の差に基づく車両重心回りのモーメントは、前輪が受け
るコーナリングフォースに基づく車両重心のモーメント
と同方向となるためオーバーステアリングとなり運転者
の操縦性と車両の旋回性能を向上させることぎができる
。また低速大舵角時、例えば車庫入れ等の旋回の場合に
も外輪側オイルポンプ・モータの容量を内輪側オイルポ
ンプ・モータの容量より相対的に小さくすることにより
旋回性能を向上させ車庫入れ等を容易にすることができ
る。
つぎに車両が高速域において旋回走行をする場合を説明
する。この時のトルク配分比は外輪より内輪側が大きく
決定される。このため高速における左旋回、右旋回時は
上記で示した中低速域における第1.第2オイルポンプ
・モータ39.41の容量比を逆にすればよい。このた
め内外輪の駆動トルクの差に基づく車両重心回りのモー
メントは、前輪が受ける車両重心回りのモーメントと逆
方向となるのでアンダーステアリングとなり運転者の操
縦性と車両の旋回走行の安定性を向上させることができ
る。上記で示した第2オイルポンプ・モータ41の容量
は制御回路51によりサーボモータ(図示しない)を作
動させることにより変化させるが、この容量変化は、別
に設けられたセンサにより車両走行状態を判断させ、状
態に応じて自動的に制御することができるものである。
次に他の実施例を前記第1の実施例と同一の構成要素に
は同一の符号を付して説明する。
第2図は第2の実施例を示し例えば四輪駆動車のセンタ
デーフ7レンシャル装置として動力伝達装置1を組込ん
だ場合である。
例えば前車輪がスリップ等により空転した場合前車幅側
に連結された第1出力軸31の回転数が高くなる。この
ためデファレンシャル装置13を介して連結された前記
第1出力軸31と第2出力軸33の間に差動回転が起こ
る。この時の第1゜第2オイルポンプ・モータ39.4
1の容量を等しく設定したものとすると、第1の実施例
で示したと同様なる作用により第1.第2出力軸31゜
33の相対回転差に応じて差動制限がおこなわれるもの
である。また後車輪が穴等に落ち込んで摩擦係数が小と
なり、前車輪が摩擦係数が大となったと仮定する。この
場合筒1、第2オイルポンプ・モータ39.41の容量
が同じであると、迅速に穴等から脱出できないためトル
ク配分比を大きく変えて前車輪に大トルクを伝達するこ
とが必要となる。従って第2オイルポンプ・モータ41
の容量を小さくして第2出力軸33に伝達するトルクを
増大させることにより敏速に後車輪を穴等から脱出させ
ることができる。また前車輪が穴等に脱輪した様な場合
は、前記とは逆に第2オイルポンプ・モータ41の容量
を大きくして第1出力軸31に伝達させるトルクを増大
させるよう作用させる。
この第2実施例においては、前輪駆動軸である第1出力
軸31の伝達トルクをTF、後輪駆動軸である第2出力
輪33の伝達トルクをTRとすると、可変容量オイルポ
ンプ・モータ41の容量を制御することによりTF、T
Rのトルク配分比を変化させ、TF>TRとして安定性
重視の走行TF>TRとして操縦性重視の走行ができる
。又、低速大舵角時には前記可変容量オイルポンプ・モ
ータ41の容量を所定値増大させることにより、前後輪
間の回転差をセンターデフ装置13とともに吸収しスム
ーズな旋回を行うことができる。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではない
。上記実施例ではベーンポンプ・モータを使用したが、
トロコイドポンプ等でも使用できる。また第1オイルポ
ンプ・モータ39も可変容量型ポンプ・モータにするこ
とによりトルク配分比の設定範囲が広くなると共に、オ
イルポンプ・モータの許容限界を超える設定(例えば容
量を相対的に小さくする等)を極力避けることができる
また、オイルポンプ・モータの容量変化はサーボモータ
に限定されず手動式、自動式により変化させることもで
きる。また第1回路57.第2回路59のいずれかにチ
エツクバルブ等を設けて所定圧を設定することができる
。また第1回路57゜第2回路59はパイプ等により設
けたがデファレンシャルキャリヤ15に油圧ラインを設
けるようにしてもよい。また本発明の動力伝達装置1を
前車輪、センタデフ、後車輪すべてに設けることができ
ることは勿論である。
[発明の効果] 以上の説明より明らかなように、この発明の構成によれ
ば、デファレンシャル装置の第1出力軸と第2出力軸と
に配設された第1.第2流体ポンプ・モータの少なくと
もいずれか一方を可変容量型ポンプ・モータとし古墳を
制御手段により制御することができるので、差動制限が
行なえるだけでなく、駆動力の配分比を変化させること
が可能である。又、油圧回路が故障や破損した場合でも
デファレンシャル装置を介して駆動力を伝達することが
できる。さらに出力軸間の着初回転はデファレンシャル
装置により吸収されるので、耐久性においても信頼性が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係る動力伝達装置を示
す図、第2図は本発明に係る第2の実施例を示す図であ
る。 1・・・動力伝達装置  3・・・エンジン(動力源)
13・・・デファレンシャル賛同 31・・・第1出力軸 33・・・第2出力軸 39・・・第1流体ポンプ・モータ 41・・・第2流体ポンプ・モータ 51・・・制御回路(制御手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 動力源から駆動トルクが入力されるデファレンシャル装
    置と、このデファレンシャル装置より駆動トルクが分配
    伝達される第1出力軸と第2出力軸とよりなる動力伝達
    装置であつて、前記第1、第2出力軸にはそれぞれ軸回
    転により作動し互いに流体回路により連結されて作動流
    体が循環する第1流体ポンプ・モータと第2流体ポンプ
    ・モータとを配設し、前記第1、第2流体ポンプ・モー
    タの少なくともいずれか一方を可変容量型ポンプ・モー
    タとし、この可変容量型ポンプ・モータの流量を制御す
    る制御手段を設けたことを特徴とする動力伝達装置。
JP2584188A 1988-02-08 1988-02-08 動力伝達装置 Pending JPH01202532A (ja)

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JP2584188A JPH01202532A (ja) 1988-02-08 1988-02-08 動力伝達装置

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JP2584188A JPH01202532A (ja) 1988-02-08 1988-02-08 動力伝達装置

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JPH01202532A true JPH01202532A (ja) 1989-08-15

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ID=12177077

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JP2584188A Pending JPH01202532A (ja) 1988-02-08 1988-02-08 動力伝達装置

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JP (1) JPH01202532A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04159134A (ja) * 1990-10-24 1992-06-02 Nissan Motor Co Ltd 車両用動力伝達装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04159134A (ja) * 1990-10-24 1992-06-02 Nissan Motor Co Ltd 車両用動力伝達装置

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