JPH0119530Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0119530Y2
JPH0119530Y2 JP1979173220U JP17322079U JPH0119530Y2 JP H0119530 Y2 JPH0119530 Y2 JP H0119530Y2 JP 1979173220 U JP1979173220 U JP 1979173220U JP 17322079 U JP17322079 U JP 17322079U JP H0119530 Y2 JPH0119530 Y2 JP H0119530Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
outer shell
shell container
gas
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979173220U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5689607U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1979173220U priority Critical patent/JPH0119530Y2/ja
Publication of JPS5689607U publication Critical patent/JPS5689607U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0119530Y2 publication Critical patent/JPH0119530Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は発変電所等に設置されるガス絶縁開閉
装置に関するものである。
最近この種のガス絶縁開閉装置として、SF6
の絶縁ガスを大気圧程度の圧力で充填した外殻容
器内にしや断器、断路器、接地装置、避雷器等の
発変電所の開閉装置に必要な機器を一括して収納
したものが提案されている。このように必要機器
を共通の外殻容器内に収納する構造を採ると、各
機器をそれぞれ別個の金属容器に収納して容器相
互間を絶縁スペーサを介して接続する従来のガス
絶縁開閉装置に比べて構造を簡単にすることがで
き、設置スペースの縮小を図ることができる。し
かし多くの機器を共通の外殻容器内に収納した場
合には通電状態におけるジユール熱による発熱が
多くなるため外殻容器内の圧力が大幅に上昇し、
また太陽光の照射による加熱によつても容器内の
圧力が大きく上昇することが考えられる。したが
つて外殻容器は予想される内圧の上昇を見込んで
十分に補強しておく必要がある。またこのような
ガス絶縁開閉装置では直方体状の外殻容器の1つ
の側壁にケーブルヘツドを取付けてケーブルの引
込み及び送り出しを行なうことが提案されている
が、ケーブルヘツドを外殻容器の垂直な側壁に取
付けた場合にはケーブルヘツドが地面と平行に延
びることになるため、外殻容器の側方に十分なス
ペースが無い場合にケーブルヘツドの着脱が困難
になるだけでなく、ケーブルヘツドから引出され
たケーブルを無理に曲げることなく地下に導くた
めには、地上に露出しているケーブルの外殻容器
からの水平方向離隔距離を相当に長くする必要が
あり、ガス絶縁開閉装置の設置スペースが大きく
なるのを避けられない。
本考案の目的は、外殻容器の機械的強度を経済
的に高めるとともに、ケーブルヘツドを地面に向
つて傾斜させて取付け得るようにして地上に露出
するケーブルの外殻容器からの水平方向離隔距離
を縮小し、且つケーブルヘツドの着脱作業を容易
にすることができるようにしたガス絶縁開閉装置
を提供することにある。
本考案は、絶縁性ガスを充填した外殻容器内に
必要機器を一括して収納したガス絶縁開閉装置に
おいて、上記の目的を達成するため、略直方体状
に形成された外殻容器の少なくとも一つの側壁を
略水平方向に延びる断面略くの字形の突出部が上
下方向に複数個連続して並ぶように折曲げ、略く
の字形に折曲げられた一つの側壁の地面側に傾斜
した全ての傾斜板部にケーブルヘツドを含む機器
の取付け孔を設けたものである。
上記のように外殻容器の一つの側壁をくの字形
が複数個連続する形に折曲げると、この側壁の強
度を高め、外殻容器の強度を高めることができ
る。更に、上記のように断面くの字形に折曲げた
側壁の地面側に傾斜した全ての傾斜板部に機器の
取付け孔を設けると、この側壁を外殻容器の補強
部としてだけでなく、機器の取付け孔としても有
効に利用することができる。従つて機能が同一な
機器や同じ側にまとめて配置した方が有利な機器
を外殻容器の同一面に集中的に配置することがで
きる。この場合各機器の取付け方向は同一となる
ので、外殻容器内で各機器に接続される導体の方
向が錯綜するようなことがなく、機器の合理的配
置が可能になる。
また本考案においてケーブルヘツドは地面側に
傾けて取付けられるので、ケーブルヘツドの着脱
作業を容易に行うことができる。
以下図示の実施例により本考案のガス絶縁開閉
装置を詳細に説明する。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示した
もので、これらの図において1は基台2の上に支
持された気密構造の金属製外殻容器である。外殻
容器1は基台2に支持された略矩形状の底壁3
と、底壁3の4辺に沿つてそれぞれ配置された4
つの側壁4a〜4dと天井壁5とを溶接等により
気密に接合した略直方体状に形成されている。側
壁4a〜4dのうち相隣接する2つの側壁4a及
び4bはチヤンネル材6と平板7とを交互に並べ
て接合した構造を有しており、側壁4aの下部に
は水平方向に延びる函体8が接合されている。側
壁4cは第2図に示すように、水平方向に延びる
断面がくの字形の突出部9A〜9Dが上下方向に
並ぶように階段状に折曲げられ、突出部9A〜9
Dの地面側に傾斜した傾斜板部aにそれぞれ取付
孔10A〜10Dが穿設されている。取付孔10
A〜10Dのそれぞれの周辺部には肉厚部Bが形
成され、この肉厚部には外方に開口するネジ穴
(図示せず。)が所定個数周方向に間隔をあけて設
けられている。図示の例では側壁4bの側壁4c
側の端部が側壁4cの断面形状に相応した形状に
形成され、側壁4b及び4cの衝合部は他の側壁
の接合部と同様に溶接等により気密に接合されて
いる。側壁4dは平板状に形成され、その側壁4
c側の端部は側壁4cの断面形状に相応した形状
に形成されて側壁4cに溶接等により気密に接合
されている。したがつて側壁4cは側壁4b及び
4dに挟み込まれるような形で両側壁4b,4d
に接合されている。側壁4dの外面には操作箱1
1が取付けられている。この操作箱は箱形の本体
に扉12を取付けたもので、その内部には、外殻
容器1内に収納される断路器、接地装置等の機器
を操作する操作器及び外殻容器1内のガスの状態
を監視するガス監視装置等が収納される。このよ
うに操作箱11を取付ける部分は、操作箱により
補強されるので、側壁4dは他の側壁のようにチ
ヤンネル材等により補強することなく平板により
形成しても十分な機械的強度を得ることができ
る。
天井壁5も平板状に形成されているが天井壁5
の側壁4a及び4bに沿う2辺は第1図に示すよ
うに側壁4a及び4bの断面形状に相応して凹部
と凸部とが交互に並ぶ形状に形成され、天井壁5
と側壁4a〜4dとの衝合部は溶接等により気密
に接合されている。
上記の外殻容器1内には、しや断器、断路器、
接地装置、変流器、計器用変成器、電圧検出装
置、避雷器等の機器が例えば第4図の単線結線図
に従つて収納され、SF6等の絶縁性ガスが大気圧
程度の圧力で充填される。第4図においてLは送
電線路から引込まれたケーブル、BUSは発変電
所の母線に送り出されるケーブル、Tr1及びTr2
は変圧器である。またCHd1〜CHd3はケーブルヘ
ツド、LAは避雷器、VDは電圧検出装置、DS1
DS5は断路器、ES1〜ES3は接地装置である。図
示の例ではこれらの機器のうちしや断器CBが外
殻容器1内の下方に配置されてその一端が側壁4
aを気密に貫通し、函体8内に配置された操作機
構13に連結されている。尚函体8内と外殻容器
1内とは気密に区分されており、函体8にはその
内部を点検するための扉が設けられている。第1
図に示したように側壁4aの上方には開孔部14
が設けられ、この開孔部を気密且つ液密に貫通し
てガス・油区分用ブツシングBが取付けられる
(第2図参照。)。このブツシングは外殻容器1の
側方に配置された図示しない油入変圧器Tr1に接
続される。
側壁4cの各突出部の地面側に傾斜した傾斜板
部aはケーブルヘツドや避雷器等の取付部として
利用される。図示の例では、突出部9A,9C及
び9Dの傾斜板部aにそれぞれケーブルヘツド
CHd1,CHd2及びCHd3が三相分取付けられ、突
出部9Bの傾斜板部aに避雷器LAが取付けられ
ている。ケーブルヘツドCHd1,CHd2及びCHd3
は、突出部9A,9C及び9Dの傾斜板部aに設
けられた取付孔10A,10C及び10Dを通し
て外殻容器1内に挿入され、各ケーブルヘツドの
本体の中間部に取付けられたアダプタフランジ1
5を取付孔10A,10C,10Dの周辺部の肉
厚部bにボルト止めすることにより外殻容器1に
取付けられる。一方避雷器LAは突出部9Bの傾
斜板部aに設けられた取付孔10Bを通して外殻
容器内に挿入され、避雷器LAの端部に取付けら
れたアダプタフランジ16が取付孔10Bの周辺
の肉厚部にボルト止めされている。尚各ケーブル
ヘツド及び避雷器の取付部がパツキン等により気
密を保つ構造に構成されるのは勿論である。
外殻容器1内には更に断路器DS1〜DS5や接地
装置ES1〜ES3が収納されるが、第1図乃至第3
図にはこれらの図示を省略してある。
上記のように側壁4cを階段状に折曲げると、
この側壁の水平方向(第3図のX−X′方向)の
曲げ強度を高めることができる。また側壁4cは
両側の側壁4b,4dにより挟み込まれる構造に
なつているため、側壁4cの垂直方向の曲げ強度
も十分高めることができ、外殻容器の強度を向上
させることができる。更に、側壁4cの突出部を
構成する傾斜板部aをケーブルヘツドの取付部と
して利用したので、ケーブルヘツドを地面側に傾
けて取付けることができる。ケーブルヘツドの側
方に他の機器が設置されている場合のように外殻
容器の側方に十分なスペースが無い場合に、ケー
ブルヘツドが側壁4cに垂直に取付けられている
と、ケーブルヘツドの着脱作業が困難になるが、
上記のようにケーブルヘツドを傾けて取付けると
その着脱作業を容易にすることができる。またケ
ーブルヘツドから引出されるケーブルと外殻容器
との間の水平方向の最大離隔距離Lを小さくする
ことができるため、ガス絶縁開閉装置の設置スペ
ースの縮小を図ることができる。
上記実施例において側壁4cの突出部の傾斜板
部aの傾斜角θ1〜θ4は取付けられる機器に最適な
傾斜角が得られるように適宜に設定することがで
き、これらの角度は必らずしも等しくなくてもよ
い。例えば、ケーブルヘツドを取付ける場合に
は、ケーブルの外殻容器からの最大離隔長Lが許
容値以下になる範囲で、ケーブルビツトの深さ等
を考慮してθ1〜θ4を適宜に設定する。
上記実施例において避雷器LAとケーブルヘツ
ドCHd1とを入れ替えることもできる。また避雷
器LAが不要な場合や、避雷器LAを別の個所に配
設できる場合には、突出部9Bの傾斜板部aにも
ケーブルヘツドを取付けて回線の増設を図ること
ができる。
段階状に折曲げた側壁4cの傾斜板部に取付け
る機器はケーブルヘツドや避雷器に限られるもの
ではなく、更に他の機器、例えば計器用変成器等
を取付けるようにしてもよい。
上記実施例では側壁4cに4個の突出部9A〜
9Dを形成したが、この突出部の個数は任意であ
り、取付ける機器の数に応じて適宜に増減でき
る。また側壁4c以外の側壁及び天井壁等の補強
構造は任意であり、上記実施例に示されたものに
限定されるものではない。必要な場合には側壁4
cと同様の構造の側壁を2以上設けてもよい。
以上のように、本考案によれば、略直方体状に
形成された外殻容器の少なくとも1つの側壁を略
水平方向に延びる断面くの字形の突出部が並ぶよ
うに折曲げたので、この側壁の曲げ強度を高め外
殻容器の強度を向上させることができ経済的な外
殻容器を備えた装置を提供できる利点がある。ま
た上記側壁の地面側に傾斜した傾斜板部にケーブ
ルヘツドを取付けるようにしたため、ケーブルヘ
ツドを地面側に傾けて取付けることができ、ケー
ブルヘツドの着脱作業を容易にすることができる
特長がある。更に本考案においては、くの字形に
折曲げられた一つの側壁の地面側に傾斜した全て
の傾斜板部に機器の取付け孔を設けたため、この
側壁を機器の取付けのために有効に利用すること
ができる利点がある。また各機器の取付け方向を
同一にすることができるので、外殻容器内で各機
器に接続される導体の方向が錯綜するのを防い
で、機器の合理的配置を可能にすることができ
る。更に多くの機器を外殻容器の同一面に同じ方
向から取付けるので多くの機器の組立てや点検を
同じ側で能率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例で用いる外殻容器を
一部切欠いて示した斜視図、第2図は本考案の一
実施例を一部切欠いて示した正面図、第3図は第
2図の右側面図、第4図はガス絶縁開閉装置の構
成の一例を示す単線結線図である。 1……外殻容器、3……底壁、4a〜4d……
側壁、5……天井壁、9A〜9D……断面くの字
形の突出部、CHd1〜CHd3……ケーブルヘツド、
CB……しや断器、DS1〜DS5……断路器、ES1
ES2……接地装置、LA……避雷器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁性ガスを充填した略直方体状の外殻容器内
    に必要機器を一括して収納したガス絶縁開閉装置
    において、前記外殻容器の少なくとも一つの側壁
    は略水平方向に延びる断面略くの字形の突出部が
    上下方向に複数個連続して並ぶように折曲げら
    れ、前記外殻容器の断面略くの字形に折曲げられ
    た一つの側壁の地面側に傾斜した全ての傾斜板部
    にケーブルヘツドを含む機器の取付け孔が設けら
    れていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
JP1979173220U 1979-12-14 1979-12-14 Expired JPH0119530Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979173220U JPH0119530Y2 (ja) 1979-12-14 1979-12-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979173220U JPH0119530Y2 (ja) 1979-12-14 1979-12-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5689607U JPS5689607U (ja) 1981-07-17
JPH0119530Y2 true JPH0119530Y2 (ja) 1989-06-06

Family

ID=29684005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979173220U Expired JPH0119530Y2 (ja) 1979-12-14 1979-12-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0119530Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56117511A (en) * 1980-02-19 1981-09-16 Kansai Electric Power Co Gas insulated switch

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5332358B2 (ja) * 1973-05-28 1978-09-07

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5852802Y2 (ja) * 1976-08-26 1983-12-01 株式会社明電舎 負荷開閉装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5332358B2 (ja) * 1973-05-28 1978-09-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5689607U (ja) 1981-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6515247B1 (en) Gas insulated switchgear
US4967307A (en) Gas insulated switchgear apparatus
US4045634A (en) Gas insulated switch-gear apparatus
CA2145456A1 (en) Metal-enclosed gas-insulated switching installation
JPH0119530Y2 (ja)
JPS6059908A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH06106003B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0127368Y2 (ja)
JPH0112486Y2 (ja)
JPS6035431A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0152961B2 (ja)
JPS638685B2 (ja)
CN212694911U (zh) 绝缘装置及开关柜
JPS631524Y2 (ja)
CN212486079U (zh) 一种新型的高压共箱母线槽
EP0373901A1 (en) Gas insulated switch device
JP3246759B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2590659Y2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2683788B2 (ja) ブッシングの取付部
JPH0626445B2 (ja) ガス絶縁変電装置
JPH0210723Y2 (ja)
JPH025605Y2 (ja)
JP2770467B2 (ja) ガス絶縁キユービクル用密閉容器
JPH087766Y2 (ja) ガス絶縁キュービクル
JPS6341783Y2 (ja)