JP2770467B2 - ガス絶縁キユービクル用密閉容器 - Google Patents
ガス絶縁キユービクル用密閉容器Info
- Publication number
- JP2770467B2 JP2770467B2 JP1222344A JP22234489A JP2770467B2 JP 2770467 B2 JP2770467 B2 JP 2770467B2 JP 1222344 A JP1222344 A JP 1222344A JP 22234489 A JP22234489 A JP 22234489A JP 2770467 B2 JP2770467 B2 JP 2770467B2
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- Japan
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- gas
- container
- plate
- cubicle
- gas chamber
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- Expired - Lifetime
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- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内部に絶縁性ガスが封入されるガス室を形
成し、これに主回路充電部を収納するようにしたガス絶
縁キユービクル用密閉容器に関する。
成し、これに主回路充電部を収納するようにしたガス絶
縁キユービクル用密閉容器に関する。
近年、3〜6〔KV〕級の高圧受配電設備において、キ
ユービクル内の母線導体や電気機器接続部等の主回路充
電部を絶縁性ガスが封入された密閉容器内に収納して相
間絶縁寸法の縮小化,全体の小形化を図るようにしたガ
ス絶縁キユービクルが提案されている。
ユービクル内の母線導体や電気機器接続部等の主回路充
電部を絶縁性ガスが封入された密閉容器内に収納して相
間絶縁寸法の縮小化,全体の小形化を図るようにしたガ
ス絶縁キユービクルが提案されている。
そして、このようなガス絶縁キユービクルを列盤設置
する場合には、各盤の密閉容器間を管路で気密に連通
し、この管路を通して隣接盤の主回路間を接続すること
が従来より行われている。
する場合には、各盤の密閉容器間を管路で気密に連通
し、この管路を通して隣接盤の主回路間を接続すること
が従来より行われている。
すなわち、第3図及び第4図は、従来のガス絶縁キユ
ービクルを示しており、角筒状密閉容器(1)の両側面
にそれぞれ容器(1)内のガス室(2)に連通した管台
(3)が突設され、隣接する容器(1)間がそれぞれの
管台(3)により気密に連結されている。
ービクルを示しており、角筒状密閉容器(1)の両側面
にそれぞれ容器(1)内のガス室(2)に連通した管台
(3)が突設され、隣接する容器(1)間がそれぞれの
管台(3)により気密に連結されている。
各キユービクルの容器(1)においては、その前面に
遮断器,断路器等の主回路機器が気密に貫設されると共
に、これらの主回路端子や他の機器及び各端子間を接続
する導体等の主回路充電部がガス室(2)に収納され、
各容器(1)内の主回路どおしが管台(3)を通る主回
路導体により接続され、各ガス室(2)にSF6ガス等の
絶縁性ガスが大気圧より高い圧力で封入されている。
遮断器,断路器等の主回路機器が気密に貫設されると共
に、これらの主回路端子や他の機器及び各端子間を接続
する導体等の主回路充電部がガス室(2)に収納され、
各容器(1)内の主回路どおしが管台(3)を通る主回
路導体により接続され、各ガス室(2)にSF6ガス等の
絶縁性ガスが大気圧より高い圧力で封入されている。
尚、容器(1)の前側の操作箱(4)には各機器の操
作装置や監視装置等が配置されている。
作装置や監視装置等が配置されている。
従来のガス絶縁キユービクルにあつては、主回路充電
部を収納する密閉容器(1)が断面矩形状に形成され、
各面がすべて平面で構成されているため、封入ガスの内
圧に対する強度を考慮すると、容器(1)を比較的厚板
で構成する必要が生じ、材料費が高くなるばかりでな
く、重量が大きくなつて加工時や組立時,運搬時の取り
扱い性が悪くなる欠点がある。
部を収納する密閉容器(1)が断面矩形状に形成され、
各面がすべて平面で構成されているため、封入ガスの内
圧に対する強度を考慮すると、容器(1)を比較的厚板
で構成する必要が生じ、材料費が高くなるばかりでな
く、重量が大きくなつて加工時や組立時,運搬時の取り
扱い性が悪くなる欠点がある。
更に、列盤時の主回路間の接続のために容器(1)の
側面に外方へ突出するかたちで管台(3)を設ける必要
があり、しかも、この接続作業性を考慮すると、これら
が角形容器であるため隣接する容器(1)間に比較的大
きなスペースを確保しておかねばならず、管台(3)が
長くなつてしまう。
側面に外方へ突出するかたちで管台(3)を設ける必要
があり、しかも、この接続作業性を考慮すると、これら
が角形容器であるため隣接する容器(1)間に比較的大
きなスペースを確保しておかねばならず、管台(3)が
長くなつてしまう。
この結果、列盤時の全長が非常に長くなり、設置スペ
ースの大幅な増加を招く問題がある。
ースの大幅な増加を招く問題がある。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に留
意してなされたものであり、その目的とするところは、
安価かつ軽量でしかも列盤寸法を縮小化できるガス絶縁
キユービクル用密閉容器を提供しようとするものであ
る。
意してなされたものであり、その目的とするところは、
安価かつ軽量でしかも列盤寸法を縮小化できるガス絶縁
キユービクル用密閉容器を提供しようとするものであ
る。
前記目的を達成するために、本発明のガス絶縁キユー
ビクル用密閉容器においては、電気機器を取り付ける平
面状前面板と、該前面板の後面を覆うように設けられ前
記前面板とで絶縁性ガスのガス室を形成したほぼ半円筒
状の胴板と、該胴板に接続され前記ガス室に連通すると
共に先端のフランジが前記前面板の側縁の後方に位置し
た隣接容器との接続用の左右方向の管台とにより構成し
たことを特徴とするものである。
ビクル用密閉容器においては、電気機器を取り付ける平
面状前面板と、該前面板の後面を覆うように設けられ前
記前面板とで絶縁性ガスのガス室を形成したほぼ半円筒
状の胴板と、該胴板に接続され前記ガス室に連通すると
共に先端のフランジが前記前面板の側縁の後方に位置し
た隣接容器との接続用の左右方向の管台とにより構成し
たことを特徴とするものである。
前面板は、これに電気機器を取り付ける必要上,平面
状に形成されるため、ガス室に封入される絶縁性ガスの
内圧に耐えるようこの前面板を厚板により構成する必要
があるが、これはむしろ電気機器を支持するのに好適で
ある。
状に形成されるため、ガス室に封入される絶縁性ガスの
内圧に耐えるようこの前面板を厚板により構成する必要
があるが、これはむしろ電気機器を支持するのに好適で
ある。
又、胴板はほぼ半円筒状に形成されるため、ガス室の
ガス圧による応力が胴板に比較的均一にしかも周囲に分
散して作用するようになり、比較的薄板で構成しても内
圧に十分耐えることができる。
ガス圧による応力が胴板に比較的均一にしかも周囲に分
散して作用するようになり、比較的薄板で構成しても内
圧に十分耐えることができる。
一方、列盤時に隣接容器内の主回路との接続を行う管
台が半円筒状の胴板に接続されるため、管台を前面板の
側縁の後方の位置より左右外方へ大きく突出させなくて
も、胴板の外周面とフランジとの間に十分なスペースが
確保され、しかも、隣接容器間の隙間は後方ほど大きい
ため、列盤時の管台の接続を後方より容易に行うことが
できる。
台が半円筒状の胴板に接続されるため、管台を前面板の
側縁の後方の位置より左右外方へ大きく突出させなくて
も、胴板の外周面とフランジとの間に十分なスペースが
確保され、しかも、隣接容器間の隙間は後方ほど大きい
ため、列盤時の管台の接続を後方より容易に行うことが
できる。
1実施例につき、第1図及び第2図を用いて説明す
る。
る。
これらの図面において、(5)は密閉容器であり、平
面状厚板よりなる前面板(6)と,この後面を覆うよう
に設けられた半円筒状薄板よりなる胴板(7)と,平面
状厚板よりなる天板(8)及び底板(9)と,胴板
(7)の後側寄りの左右側に接続され先端にフランジ
(10)を備えた左右方向の管台(11)とにより構成され
ている。
面状厚板よりなる前面板(6)と,この後面を覆うよう
に設けられた半円筒状薄板よりなる胴板(7)と,平面
状厚板よりなる天板(8)及び底板(9)と,胴板
(7)の後側寄りの左右側に接続され先端にフランジ
(10)を備えた左右方向の管台(11)とにより構成され
ている。
前面板(6)はその幅寸法が胴板(7)の幅寸法より
大きく形成され、胴板(7)に両管台(11)を溶接した
後,この胴板(7)の両側前端部を前面板(6)の左右
側後面にそれぞれ溶接し、更にこれらの上下面に天板
(8)及び底板(9)を溶接することにより容器(5)
が完成する。
大きく形成され、胴板(7)に両管台(11)を溶接した
後,この胴板(7)の両側前端部を前面板(6)の左右
側後面にそれぞれ溶接し、更にこれらの上下面に天板
(8)及び底板(9)を溶接することにより容器(5)
が完成する。
この容器(5)の内部には、SF6ガス等の絶縁性ガス
が封入されるガス室(12)が形成され、これに両管台
(11)が連通している。
が封入されるガス室(12)が形成され、これに両管台
(11)が連通している。
ここで、管台(11)の先端のフランジ(10)は前面板
(6)の側縁の後方に配置され、前面板(6),天板
(8)及び底板(9)のそれぞれの左右側縁で形成する
平面上に両管台(11)のそれぞれのフランジ(10)が位
置し、管台(11)が左右外方へ突出しない構成になつて
いる。
(6)の側縁の後方に配置され、前面板(6),天板
(8)及び底板(9)のそれぞれの左右側縁で形成する
平面上に両管台(11)のそれぞれのフランジ(10)が位
置し、管台(11)が左右外方へ突出しない構成になつて
いる。
又、前記前面板(6)には機器取り付け用の開口が設
けられており、これに遮断器等の電気機器が気密に貫設
され、ガス室(12)において、電気機器の主回路端子や
他の内蔵機器が導体により接続されて主回路が構成され
る。
けられており、これに遮断器等の電気機器が気密に貫設
され、ガス室(12)において、電気機器の主回路端子や
他の内蔵機器が導体により接続されて主回路が構成され
る。
(13)は前記電気機器の操作装置や監視装置等を配置
した操作箱である。
した操作箱である。
そして、前述のようにして構成されたガス絶縁キユー
ビクルを列盤設置する場合、第2図に示すように、各盤
の容器(5)を接近させて並設すると、互いに隣接する
容器(5)のそれぞれの管台(11)が対向してフランジ
面で接するため、この両管台(11)を後方からの作業で
気密に接続する。
ビクルを列盤設置する場合、第2図に示すように、各盤
の容器(5)を接近させて並設すると、互いに隣接する
容器(5)のそれぞれの管台(11)が対向してフランジ
面で接するため、この両管台(11)を後方からの作業で
気密に接続する。
この時、管台(11)を容器(5)の外方へ突出させな
くても、胴板(7)の周面とフランジ(10)との間に十
分なスペースが確保され、しかも、隣接する容器(5)
のそれぞれの胴板(7)間の隙間は後側ほど大きくなつ
ているため、管台(11)の接続作業が容易になる。
くても、胴板(7)の周面とフランジ(10)との間に十
分なスペースが確保され、しかも、隣接する容器(5)
のそれぞれの胴板(7)間の隙間は後側ほど大きくなつ
ているため、管台(11)の接続作業が容易になる。
このようにして容器(5)間を接続した後、管台(1
1)内に主回路導体を通してそれぞれの容器(5)内の
主回路間を接続し、各容器(5)のガス室(12)に絶縁
性ガスを封入する。
1)内に主回路導体を通してそれぞれの容器(5)内の
主回路間を接続し、各容器(5)のガス室(12)に絶縁
性ガスを封入する。
尚、この列盤構成の左右両端の管台(11)は、そのフ
ランジ(10)に蓋を取り付けることにより封止される。
ランジ(10)に蓋を取り付けることにより封止される。
ここで、左右の一方のみに管台(11)を有する容器
(5)を用いてキユービクルを構成しておけば、これを
列盤端のキユービクルとして使用できる。
(5)を用いてキユービクルを構成しておけば、これを
列盤端のキユービクルとして使用できる。
本発明は、以上説明したように構成されているため、
次に記載する効果を奏する。
次に記載する効果を奏する。
前面板の後面を覆う胴板をほぼ円筒状に形成してその
封入ガス圧に対する耐圧を高め、これを薄板で構成でき
るようにしたため、容器材料を節約でき、安価かつ軽量
で取り扱い性の良好な密閉容器を提供できる。
封入ガス圧に対する耐圧を高め、これを薄板で構成でき
るようにしたため、容器材料を節約でき、安価かつ軽量
で取り扱い性の良好な密閉容器を提供できる。
しかも、この胴板に隣接容器との接続用の管台を設け
たため、管台を外側へ突出させる必要がなく、容器を接
近させても隣接する管台間の接続作業スペースを十分確
保することができ、列盤時に全長が必要以上に長くなる
ことはなく、据付スペースの大幅な縮小化が図れるもの
である。
たため、管台を外側へ突出させる必要がなく、容器を接
近させても隣接する管台間の接続作業スペースを十分確
保することができ、列盤時に全長が必要以上に長くなる
ことはなく、据付スペースの大幅な縮小化が図れるもの
である。
第1図及び第2図は本発明によるガス絶縁キユービクル
用密閉容器の1実施例を示し、第1図はキユービクルの
後方から見た斜視図、第2図は列盤時の一部切断平面
図、第3図及び第4図は従来例の斜視図及び一部切断平
面図である。 (5)……密閉容器、(6)……前面板、(7)……胴
板、(10)……フランジ、(11)……管台、(12)……
ガス室。
用密閉容器の1実施例を示し、第1図はキユービクルの
後方から見た斜視図、第2図は列盤時の一部切断平面
図、第3図及び第4図は従来例の斜視図及び一部切断平
面図である。 (5)……密閉容器、(6)……前面板、(7)……胴
板、(10)……フランジ、(11)……管台、(12)……
ガス室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02B 13/00 - 13/06
Claims (1)
- 【請求項1】内部に絶縁性ガスのガス室が形成され前面
に電気機器を気密に貫設して前記ガス室に主回路充電部
を収納したガス絶縁キユービクル用密閉容器において、 前記電気機器を取り付ける平面状前面板と、該前面板の
後面を覆うように設けられ前記前面板とで前記ガス室を
形成したほぼ半円筒状の胴板と、該胴板に接続され前記
ガス室に連通すると共に先端のフランジが前記前面板の
側縁の後方に位置した隣接容器との接続用の左右方向の
管台とにより構成したことを特徴とするガス絶縁キユー
ビクル用密閉容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1222344A JP2770467B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | ガス絶縁キユービクル用密閉容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1222344A JP2770467B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | ガス絶縁キユービクル用密閉容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0386007A JPH0386007A (ja) | 1991-04-11 |
JP2770467B2 true JP2770467B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=16780874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1222344A Expired - Lifetime JP2770467B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | ガス絶縁キユービクル用密閉容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2770467B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4835403B2 (ja) * | 2006-11-17 | 2011-12-14 | コベルコ建機株式会社 | 建設機械の作動油タンク |
-
1989
- 1989-08-29 JP JP1222344A patent/JP2770467B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0386007A (ja) | 1991-04-11 |
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