JPH01192231A - 外部変調器を備えた光送信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 光海底中継伝送方式の光中継器等に使用される外部変調
器を備えた光送信装置に関し。

外部変調器の余剰端子を有効利用して部品点数を増加さ
せることなくシステムの信頼性を向上させることを目的
とし。

少なくとも２つの出力端を有し送信すべきデータに応じ
て入力光を２つの出力端の一方から選択的に出力するス
イッチ形外部変調器を備え、このスイッチ形外部変調器
を用いて光のループバックを行う、あるいは光源の二重
化を図ったものである。

〔産業上の利用分野〕

本発明は外部変調器を備えた光送信装置に係り。

特に光海底中継伝送方式の光中継器の如く極めて高信頼
性が要求されるような光送信装置に関する。

〔従来の技術〕

現在、光海底中継伝送方式における中継器は変調方式と
して半導体レーザに流す駆動電流を変調する直接変調方
式が主流となっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら伝送速度が高速になるに従いこの直接変調
方式は直接変調時のスペクトルの揺らぎが問題となり、
高速伝送に通した変調方式とはいえない。

一方、半導体レーザを単に光源として安定的に駆動し、
この半導体レーザ出力光に対して変調器によって一調を
行う外部変調方式はスペクトルの揺らぎが小さく、この
ため今後、高速光伝送システムに通した変調方式として
使用される可能性が大きい。

この外部変調方式における変調器では、光源からの光の
入力端および出力端の他に余分の端子が存在することに
なる。

したがって本発明の目的は、外部変調器の余剰端子をシ
ステムの信頼性の向上に有効な信号の入力部、出力部と
して利用することにより１部品点数を増加させることな
くシステムの信頼性を向上させることにある。

（問題点を解決するための手段） 第１図は本発明に係る外部変調器を備える光送信装置の
原理ブロック図である。

本発明に係る外部変調器を備える光送信装置は。

一つの形態として、第１図（Ａ）に示されるように、少
なくとも２つの出力端７２．７３を有し、送信すべきデ
ータに応じて入力光を２つの出力端７２，７３の一方か
ら選択的に出力するスイッチ形外部変調器７を備え、ス
イッチ形外部変調器７の一方の出力端からの出力光を上
り光伝送路で伝送して伝送光とし、他方の出力端からの
出力光を下り伝送路で伝送してループバック光とするよ
うに構成される。

本発明に係る外部変調器を備える光送信装置は。

他の形態として、第１図（Ｂ）に示されるように。

少なくとも２つの出力端７２．７３を有し、送信すべき
データに応じて入力光を２つの出力端の一方から選択的
に出力するスイッチ形外部変調器７を備え、スイッチ形
外部変調器７は２つの入力端７０，７１を存し、一方の
入力端には現用光源８．他方の入力端には予備光源９を
接続してなり、現用光源８の障害時には現用光源８を作
動停止させるとともに予備光源９を作動させ、かつスイ
ッチ形外部変調器７の駆動信号の極性を反転して予備光
源９からの入力光をスイッチ形外部変調器７の出力光と
するように構成される。

本発明に係る外部変調器を備える光送信装置は。

さらに他の形態として、第１図（Ｃ）に示されるように
、上述の第１図ＣＢ）に示される光送信装置において、
スイッチ形外部変ｇＪ［７の一方の出力端からの出力光
を上り光伝送路で伝送して伝送光とし、他方の出力端か
らの出力光を下り光伝送路で伝送してループバック光と
するように構成される。

〔作用〕

第１図（Ａ）の装置においては、スイッチ形外部変調器
７の一方の出力端子からの出力光は伝送光Ｓｔとして次
段中継器への伝送路へ送出される。

一方、他方の出力端子からは伝送光とは極性が反転した
波形の出力光が出力されているから、障害発生区間の評
定が必要な場合などにはこの出力光をループバック光ｓ
ｂとして前段中継器に折り返１ようにする。これにより
簡素な構成で光ループバックを行う回路を実現すること
ができる。

第１図（Ｂ）の装置においては、現用光源８が劣化等に
より障害状態となった時には現用光源８を作動停止させ
るとともに予備光源９を作動させてスイッチ形外部変調
器７への人力光を現用光源８から予備光源９に切り換え
る。さらにスイッチ形外部変８Ｗ１の駆動信号Ｓｄνの
極性を反転して予備光源９からの入射光に対してデータ
入力によって変調を行い、伝送光Ｓｔとして伝送路に出
力する。

第１図〔Ｃ〕の装置においては、さらに第１図（Ｂ）の
装置においてスイッチ形外部変調器７の他方の出力光を
障害検出用のループバック光ｓｂとする。

〔実施例〕

以下１図面を参照して本発明の詳細な説明する。第２図
は本発明の一実施例としての光送信装置を示すブロック
図である。この実施例装置は。

外部変調器の余分な端子を有効利用しつつ光ループバッ
ク機能を可能としてシステムの信頼性を向上させたもの
である。

すなわち、光海底中継伝送方式の中継器においては、障
害発生中継区間の評定を行うため、受信信号を折り返す
光ループバック機能が必要とされている。従来の直接変
調方式を用いた中継器においては、光ループバック方式
としては９例えば半導体レーザを直接変調してその出力
光を光スィッチに導き１通常時は出力光をこの光スィッ
チを介して後段中継器への伝送路へ送出し、一方、障害
発生等により光ループバック操作が必要な時にはこの光
スィッチを切り換えて反対側の回線に信号を折り返すも
のが知られている。

第２図の実施例はかかるループバック機能を簡単な構成
で実現したものであり、この実施例装置は光海底中継伝
送システムの中継器に用いられた場合のものである０図
において、１は上り側中継回路、２は下り側中継回路で
ある。

上り側中継回路１において、スイッチ形変調器ＩＯは入
力端子１００に半導体レーザ光源１）からのレーザ光が
入力されるようになっており、入力端子１００への入力
光を変調器駆動回路１２からの駆動電圧Ｖｄの値に応じ
て出力端子１０１または１０２に振り分けるよう動作す
るものであり、よって駆動電圧Ｖｄをデータ入力ＤＴに
対応させてオン、オフさせることによって入力端子１０
０からの入力光をディジタル変調して出力端子１０１か
ら伝送出力光Ｓｔとして取り出すことができるものであ
る。この場合、当然のこととして出力端子１０２からは
伝送光Ｓｔとは波形が反転した出力光が出力されること
となる。

このスイッチ形変調器ｌＯとしては１例えば第３図に示
されるような方向性結合器形変調器、あるいは第４図に
示されるようなＹＸプッシュプル干渉針形変調器等が利
用可能である。

第３図の方向性結合器形変ＩＪＲ器４は、入出力端子４
０．４２間の導波路４４と入出力端子４１．４３間の導
波路４５とを備えており、入力端子４０に入力された入
力光を駆動電圧Ｖｄの印加の有無に応じて出力端子４２
または４３に振り分けるよう動作するものである。

変調器駆動回路１２はデータ人力ＤＴに応じてスイッチ
形変調器１０に駆動電圧Ｖｄを印加し、それによりスイ
ッチ形変調器ＩＯに入力されるレーザ光源１）からの人
力光をデータ人力ＤＴによって変調する回路である。

スイッチ形変調器１０の出力端子１０２からの出力光は
ループバック光ｓｂとして光減衰器及び光シャッタ１４
を介して下り側中継回路２の受光器２０に導かれる。こ
の光減衰器及び光シャッタ１４は通常時はループバック
光ｓｂをしゃ断して下り側中継回路２側に伝わらないよ
うにするとともに、光ループバック時にはループバック
光ｓｂのレベルを適当な値に調整しつつそれを下り側中
継回路２倒に伝えるためのものである。

制御回路】３は変調器駆動回路１２に制御信号Ｃ８を送
るとともに、光減衰器及び光シャッタ１４に光シヤツタ
開閉指示等の制御信号Ｃ２を送出するように構成されて
いる。

この実施例装置の動作が以下に説明される。通常時には
スイッチ形変調器１０は、レーザ光源１）からの入力光
を、データ入力ＤＴに応じた変調器駆動回路１２からの
駆動電圧Ｖｄによって変調し、出力端子１０１から伝送
光Ｓｔとして伝送路に送出している。

障害発生等により光ループバックが必要になると、制御
回路１３は光減衰器及び光シャッタ１４への制御信号Ｃ
２の極性を反転し、それにより光シャッタを開いて、ス
イッチ形変調器１０からのループバック光ｓｂが下り側
中継回路２に伝達されるようにする。これにより下り側
中継回路２を介して前段中継器にループバック信号ｓｂ
が折り返され。

障害発生区間の評定等に利用される。

第５図は本発明に係る他の実施例としての光送信装置を
示すブロック図である。この実施例は外部変調器の余剰
端子を有効利用しつつ二重化光源機能を実現したもので
ある すなわち、光海底中継伝送方式における光中継器は高い
信頼性が要求され、レーザ光源も二重化構成とされるこ
とが必要とされている。従来の直接変調方式を用いた光
通信装置において予備光源を備える構成としては１例え
ば特公昭６２−２５３００号公報に開示されているよう
に、直接変調を行う現用と予備の二つの半導体レーザ回
路を備えて現用障害時には切り換え回路によって予備側
半導体レーザ回路が作動されるようにしている。

第５図の実施例装置はかかる光源の二重化を簡午な構成
で実現したものであり１本発明を光海底中継伝送システ
ムの中継器に用いた場合のものである０図において、方
向性結合画形変調器５１は２人力２出力形の方向性結合
器からなるものであり。

その入力端子６０と６１には現用レーザ光源５２と予備
レーザ光源５３からの出力光がそれぞれ入力されるよう
になっている。この方向性結合画形変調器５１は、第３
図に示されたものと同様な構成のものであり１例えば入
力端子６０に入力された入力光を駆動電圧Ｖｄの印加の
有無に応じて出力端子６２または６３に振り分けるよう
動作するものであり、よって駆動電圧Ｖｄをデータ人力
ＤＴに対応させてオン、オフさせることによって例えば
入力端子６０からの入力光をディジタル変調して出力端
子６２から伝送出力光として出力することができるもの
である。

変調器駆動回路５４はデータ人力ＤＴに応じて方向性結
合画形変調器５１に駆動電圧Ｖｄを印加し。

それにより方向性結合画形変調器５１に入力される現用
レーザ光源５２または予備レーザ光源５３からの入力光
をデータ入力ＤＴによって変調する回路である。制御回
路５５は現用レーザ光源５２と予備レーザ光源５３にそ
れぞれ制御信号Ｃ２と０３を送出してこれら制御信号に
よって現用レーザ光源５２と予備レーザ光源５３のオン
、オフを制御するとともに。

変調器駆動回路５４にも制御信号Ｃ１を与えて変調器駆
動回路５４から出力される駆動電圧Ｖｄの極性の反転を
制御する。

この実施例装置の動作が以下に説明される０通常状態時
には現用レーザ光源５２が作動状態、予備レーザ光源５
３が作動停止状態にあり、現用レーザ光源５２からのレ
ーザ光が方向性結合画形変調器５１に入力されており、
変調器駆動回路５４はデータ人力ＤＴによってこの入力
光を変調し、出力端子６２から伝送光Ｓｔとして伝送路
に送出している。

なお出力端子６３からは出力端子６２からの出力光の波
形を反転させた出力光が出力されることになるが、この
出力光は必要であれば障害発生中継区間の検出等に用い
るループバック光ｓｂとして前段中継器に折り返すこと
ができるものである。

いま現用レーザ光源５２が劣化等により使用できな（な
ったものとする、すると制御回路５５からの制御信号Ｃ
２と０３の極性が反転され、それにより現用レーザ光源
５２が作動停止状態、予備レーザ光源６３が作動状態に
切り替わり、方向性結合画形変調器６１へは現用レーザ
光源５２のレーザ光に代わって予備レーザ光源５３のレ
ーザ光が入力される。

さらに変調器駆動回路５４へ与えられる制御信号Ｃ１も
極性が反転し、それにより変調器駆動回路５４から出力
される駆動電圧Ｖｄの極性が反転される。

この結果、方向性結合画形変調器５１は、予備レーザ光
源５３からの入力光をデータ入力ＤＴによって変調して
出力端子６２から出力するようになる。

このように現用レーザ光源５２と予備レーザ光源５３の
切換え以降は、予備レーザ光源５３のレーザ光が現用光
源として使用されることになる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、外部変調器の余剰端子を有効に利用し
て１部品点数を増加させることなく光送信装置の信頼性
を大幅に向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る外部変調器を備える光送信装置の
原理ブロック。 第２図は本発明の一実施例としての外部変調器を備える
光送信装置を示すブロック図。 第３図は方向性結合画形変調器の説明図。 第４図はＹＸプッシュプル干渉針形変調器の説明図、お
よび。 第５図は本発明の他の実施例としての外部変調器を備え
る光送信装置を示すブロック図である。 図において。 １−上り側中継回路 ２−下り側中継回路 ３．１０−ｍ−スイッチ形変調器 １）−・半導体レーザ光源 １２、５４−変調器駆動回路 １３、５５−ｍ−制御回路 １４−光減衰器及び光シャッタ ２０・−受光器 ５１・一方向性結合形変調器 ５２−　　現用レーザ光源 ５３−予備レーザ光源 第１図［８１ 第１図ＥＣ］ 第２図 Ｖｄ 不π明の爽茄イ列 第５図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも２つの出力端（７２、７３）を有し、
   送信すべきデータに応じて入力光を該２つの出力端（７
   ２、７３）の一方から選択的に出力するスイッチ形外部
   変調器（７）を備え、 該スイッチ形外部変調器（７）の一方の出力端からの出
   力光を上り光伝送路で伝送して伝送光とし、 他方の出力端からの出力光を下り伝送路で伝送してルー
   プバック光とするように構成された、外部変調器を備え
   た光送信装置。
2. （２）少なくとも２つの出力端（７２、７３）を有し、
   送信すべきデータに応じて入力光を該２つの出力端の一
   方から選択的に出力するスイッチ形外部変調器（７）を
   備え、 該スイッチ形外部変調器（７）は２つの入力端（７０、
   ７１）を有し、 一方の入力端には現用光源（８）、他方の入力端には予
   備光源（９）を接続してなり、 該現用光源（８）の障害時には該現用光源（８）を作動
   停止させるとともに該予備光源（９）を作動させ、かつ
   該スイッチ形外部変調器（７）の駆動信号の極性を反転
   して該予備光源（９）からの入力光を該スイッチ形外部
   変調器（７）の出力光とするように構成された、外部変
   調器を備えた光送信装置。
3. （３）該スイッチ形外部変調器（７）の一方の出力端か
   らの出力光を上り光伝送路で伝送して伝送光とし、 他方の出力端からの出力光を下り光伝送路で伝送してル
   ープバック光とするように構成された請求項（２）記載
   の外部変調器を備えた光送信装置。