JPH01187086A - 酵素固定化用担体とその酵素固定化方法および酵素脱着方法 - Google Patents

酵素固定化用担体とその酵素固定化方法および酵素脱着方法

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JPH01187086A
JPH01187086A JP852388A JP852388A JPH01187086A JP H01187086 A JPH01187086 A JP H01187086A JP 852388 A JP852388 A JP 852388A JP 852388 A JP852388 A JP 852388A JP H01187086 A JPH01187086 A JP H01187086A
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酒井 重男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は酵素固定化用担体および当該担体に酵素を固定
化する方法さらに使用済酵素を担体から脱着する方法に
関するものである。
〈従来の技術〉 酵素反応は特に食品、医薬品製造の分野で工業的に利用
されているが、旧来の溶液状酵素を用いる回分式では、
反応後に酵素を失活させることなく生成物と分離するこ
とが困難なため、回収再利用ができず不経済であること
から、種々の方法にて酵素を不溶性の担体に固定化する
研究が盛んに行われており、既に実用化されている例も
ある。
イオン交換樹脂はこのような酵素固定化用の不溶性担体
として良く用いられ、通常イオン結合および吸着法によ
り酵素を固定化するが、次のような問題点がある。
例えばポリフェノール系の陰イオン交換樹脂であるデュ
オライトA7に吸着固定化する方法(特開昭49−80
160)では、疎水性に基づく吸着が強いので酵素が脱
着しに(<、使用することにより失活した酵素を脱着し
て担体を再使用することが困難である。
一方、主としてイオン結合を利用して固定化した場合に
は一般に吸着力が弱いために反応中に酵素が離脱するこ
とが多く、例えばスチレン−ジビニルベンゼン系陰イオ
ン交換樹脂ではイオン交換基に活性水素を含まない担体
を用いる方法(特開昭6l−15690)では、樹脂担
体に酵素を吸着固定化した後、さらに多価アルデヒドで
酵素間を架橋して吸着力の弱い点を補強しているが十分
ではない。
また多価アルデヒドを用いて担体と酵素間を直接架橋し
固定化する方法ではアミン基を含むセルロース、5ep
harose %ポリアクリルアミド等、種々の担体に
ついて検討されており、この方法は酵素の離脱がなく固
定化法としては優れているものの、使用済酵素の脱着が
可能で繰り返し使用に適した担体とその脱着法が見出さ
れていない。
く本発明が解決しようとする問題点〉 本発明は固定化した酵素が反応中に離脱することな(使
用酵素の安定pHおよび温度範囲において、長期間に渡
り高い活性を維持し、かつ一定期間使用した後には容易
に酵素を脱着することができ、繰り返し使用に耐える十
分な物理的および化学的強度を有する担体およびその酵
素固定化方法さらに使用済酵素の脱着方法を提供するこ
とを目的とする。
く問題点を解決するための手段〉 前述の目的を達成するために本発明者等は鋭意研究を行
った結果、担体として不飽和カルボン酸グリシジルエス
テルの重合物で、イオン交換基としてエタノールアミン
等の第一アミンを付加した担体を用いて製造した固定化
酵素が長期間安定して高い活性を維持し、またグルタル
アルデヒドを介在させることにより前記交換基に強固に
酵素を結合させることができ、さらに温アルカリ溶液に
より容易に酵素を脱着することができ、担体が繰り返し
使用可能であることを見出し本発明を完成した。
すなわち本発明の第一発明は巨大網状構造を有する塩基
性陰イオン交換樹脂の母体が、不飽和カルボン酸グリシ
ジルエステルの重合物であり、イオン交換基として第一
アミンを有することを特徴とする酵素固定化用担体であ
り、本発明の第二発明は前記酵素固定化用担体に酵素を
固定化するにあたり、第一アミンからなるイオン交換基
にグルタルアルデヒドを架橋剤として介在させて酵素を
結合させることを特徴とする酵素固定化方法であり、本
発明の第三発明は上述のごとくして得た固定化酵素を使
用した後、当該固定化酵素に温アルカリ溶液を接触させ
て酵素を脱着することを特徴とする酵素脱着方法である
く作用〉 前述したごとく弱塩基性陰イオン交換樹脂に酵素を吸着
させた固定化酵素は酵素の吸着が弱く反応中に離脱する
ため、後述する実施例で示すごとく短期間で急激に活性
が低下し、また酵素を吸着させた後グルタルアルデヒド
で酵素間を架橋してもその効果は十分ではない、それに
対して第一アミンを有するイオン交換樹脂担体と酵素間
をグルタルアルデヒドで架橋して製造したものは酵素反
応中に酵素の離脱がなく長期間高い活性を維持できる。
しかしながら酵素反応中に酵素の離脱がなく、長期間高
い活性を維持できても、使用後に酵素の脱着が可能で担
体が繰り返し使用可能でなければ経済的に不利である。
後述する実施例で示したごとくイオン交換樹脂の母体と
して一般的なスチレン−ジビニルベンゼン系の母体に第
一アミンを導入したものの場合は固定化した酵素の脱着
が十分でないため、脱着後再び固定化したときの活性が
低下する。この原因はスチレン−ジビニルベンゼンの共
重合体が極めて疎水性であるために酵素固定化時にイオ
ン結合と同時に、酵素が疎水性に基づく吸着を生じてい
るためと考えられた。
この問題を解決するために鋭意検討を行った結果、不飽
和カルボン酸グリシジルエステルのポリマーに第一アミ
ンを付加した巨大網状構造を有する担体を用い、担体の
官能基と酵素間をグルタルアルデヒドで架橋して得られ
る固定化酵素が温アルカリ溶液によって容易に脱着され
ることを見出した。本担体は(1)式に例示した反応式
によってモノマーおよび架橋剤の親水性に加えて交換基
導入反応時にエポキシ環が開裂し、一方に交換基が付加
するとともに他方にアルコール性水酸基が生成すること
から極めて親水性の高いポリマーであり、そのため前述
したような酵素の疎水性吸着が起こりにくいと考えられ
る。
本発明に用いる担体としては、不飽和カルボン酸グリシ
ジルエステルの重合物からなり、イオン交換基として第
一アミンを有する巨大網状構造を有する塩基性陰イオン
交換樹脂であって、好ましくはメタアクリル酸グリシジ
ルエステルまたはアクリル酸グリシジルエステル、クロ
トン酸グリシジルエステル等に、架橋剤としてジメタア
クリル酸エチレングリコール、ジメタアクリル酸ポリエ
チレングリコール等を重合反応させて得た母体に官能基
としてエタノールアミンまたはプロパノールアミンを付
加したものである。
巨大網状構造を有する母体の物理的構造としては平均粒
子径0.2〜1鶴で、細孔径が100〜2゜000人、
細孔容積が0.5〜1.5 m l / g程度のもの
が用いられる。
本発明で使用する酵素としては特に限定はなく、加水分
解酵素、転移酵素、酸化還元酵素、異性化酵素等が挙げ
られ、特にグルコアミラーゼ、α−アミラーゼ、プロテ
アーゼ、サイクロデキストリングルカットランスフアー
ゼ、オキシダーゼ、イソメラーゼ等が好適である。
次に酵素の固定化法について説明すると、まず当該担体
をpH緩衝液を用いて使用酵素の安定pHに緩衝化し、
次いで同緩衝液に溶解した0、 5〜10%濃度のグル
タルアルデヒド溶液と4〜40℃にて0.5〜2時間接
触させ、その後緩衝液で過剰のグルタルアルデヒドを洗
い流す。このようにして調整した担体と酵素溶液とを1
時間以上、好ましくは2〜5時間接触させて酵素を固定
化した後、過剰の酵素を緩衝液で洗い流すことにより得
ることができる。酵素の使用量は使用する酵素によって
異なるが蛋白として0.5〜50■−蛋白/m7!−担
体の範囲が適当である。
上述のような担体の第一アミンにグルタルアルデヒドを
架橋剤として介在させて酵素を結合する反応は(2)式
および(3)式のごと(例示される。
担体−NHt+0HC−(CHz) a−CHO−→担
体−N=CH−(CL) 5−CHO・・・・・(2)
担体−N=CH−(CHz) 5−CHO+酵素−→担
体−N=CH−(CHz) 3−CI=N−酵素・・−
(3)当該担体とグルタルアルデヒドあるいは酵素溶液
との接触方法としてはバッチ法でもカラムに充填して上
向流あるいは下向流にて通液して実施しても良い。
次に上記のようにして製造した固定化酵素を一定期間使
用して、活性の低下した酵素を脱着する方法について説
明すると、まず反応に使用した固定化酵素を水洗してそ
の後0.5〜lO%濃度、特に好ましくは2〜5%のア
ルカリ溶液、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
、炭酸ナトリウム溶液と40〜70℃にて0.5時間以
上、好ましくは1〜3時間接触させて酵素蛋白をグルタ
ルアルデヒドとともに脱着し、担体を水洗する。
以後は前述した方法で担体の緩衝化、グルタルアルデヒ
ド処理を実施し、酵素溶液と接触させて再固定化し目的
の反応に使用する。このようにして担体を繰り返し使用
することができる。脱着の際のアルカリ溶液との接触方
法iバッチ法でも担体をカラムに充填し通液して実施し
ても良い。
く効果〉 以上説明したごと(、本発明の担体は担体と酵素間をグ
ルタルアルデヒドを架橋剤として介在させて固定化する
方法に用いる担体として好適であり、初期の活性が高く
、かつ酵素反応中に酵素の離脱がないため長期間に渡っ
て高い活性を維持できるばかりでなく、温アルカリ溶液
によって使用済酵素が容易に脱着できる。従って旧来の
バッチ反応に比べて酵素の使用量が極めて少なく、担体
も繰り返し使用できるため経済的メリットは非常に大き
い。
以下に本発明を実施例をもってさらに詳しく説明する。
なお本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限
定されるものではない。
実施例1 (固定化担体の製造法) メタアクリル酸グリシジル200 g、ジメタアクリル
酸エチレングリコール50g、過M化ベンゾイル2gお
よびトルエン250gの混合溶液をポリビニルアルコー
ル2gを溶解した水1,000 m lに加えた。この
混合液を攪拌しながら60℃で4時間反応し重合させた
。冷却後生成物を濾過洗浄し、60℃で16時間真空乾
燥し、205gの白色不透明の球状樹脂を得た。
得られた球状樹脂100gをエタノールアミン500m
jj中に加え、110〜120℃で6時間攪拌して反応
させた。冷却後生成物を濾過洗浄し、60℃で16時間
真空乾燥し117gの生成物を得た。
この樹脂の粒径は、100〜500μmであり、水銀ポ
ロシメーター法で測定した細孔容積は1.12 m A
! / g乾燥樹脂であり、細孔直径100Å以上の細
孔に基づ(比表面積は53.3rrr/g乾燥樹脂であ
った。
実施例2 実施例1で得た担体にグルコアミラーゼを固定化した例
につ、いて述べる。
まず担体50mj!をカラムに充填し、4%濃度の水酸
化ナトリウム溶液259mj!を50℃にて通液した後
イオン交換水にて洗浄する0次いで0゜1M−酢酸・酢
酸ナトリウム緩衝液(pH5,0)約1,000mjt
を通液して緩衝化した後、担体をカラムからビーカーに
取り出し、同緩衝液に溶解した5%グルタルアルデヒド
溶液100m6を加えて攪拌しながら1時間反応させ、
その後グラスフィルターにて固液分離し、さらに緩衝液
にて過剰のグルタルアルデヒドを洗浄する。
上記の方法で調整した担体2g−wetをビーカーに取
り、緩衝液5.7 m Itとグルコアミラーゼ溶液0
.3ml1(蛋白量として26w/g−we t添加)
とを加え、攪拌しながら2時間反応させて酵素を固定化
し、その後グラスフィルターにて固液分離し、さらに過
剰の酵素を緩衝液にて洗浄してグルコアミラーゼ固定化
酵素を得る。
このようにして得た固定化酵素は湿潤担体1g・wet
あたり22■の蛋白が固定化されていた。
この固定化酵素を内径10鶴のジャケット付きカラムに
充填し、pH5,0の緩衝液に溶解した10%マルトー
ス液を50℃にて通液した0通液の流速は基質マルトー
スのグルコースへの転換率が99%になるように初期に
設定し、以後も同一流速にて連続通液してグルコースへ
の転換率の経口変化を測定した。
また比較のために前述と同じ酵素量を用い、下記ASB
、Cの3種の異なる方法で調整した固定化酵素をカラム
に充填し、10%マルトース液を通液してグルコースへ
の転換率の経日変化を測定した。
A:母体がスチレンとジビニルベンゼンの共重合体で交
換基として第三アミンを有する市販樹脂を緩衝化し、酵
素液を加えて1時間攪拌して吸着させて得た。
B:Aの方法で得られた固定化酵素に、さらに緩衝液に
溶解した0、5%のグルタルアルデヒド溶液を加えて、
3時間攪拌しながら酵素間を架橋して得た。
C:母体がスチレンとジビニルベンゼンの共重合体で交
換基として第一アミンを有するものを合成し、本発明の
担体と全く同じ条件で担体と酵素間をグルタルアルデヒ
ドで架橋して固定化した。
その結果、通液開始時にグルコースへの転換率が99%
を達成し得る流速は固定化酵素Aが5V−2,3(h−
烏)、Bが5V=2.5 (h−’) 、Cが5V−3
,2(h−’)であるのに対し、本発明の固定化酵素の
場合には5V−3,8(h−’)と大きく、すなわち初
期の活性が非常に高く、かつ固定化酵素のライフの指標
である活性半減期(グルコースへの転換率が49.5%
に低下するまでの通液日数)は第1図に示したごとく固
定化酵素A、Bがそれぞれ12日間、25日間であるの
に対して本発明の固定化酵素は68日と極めて優れた性
能を示した。
次に本発明の固定化酵素の脱着方法について説明すると
、本発明の固定化酵素2g−wetをビーカーに取り、
4%の水酸化ナトリウム溶液15mIVを加えて50℃
にて2時間攪拌し、その後グラスフィルターで固液分離
し、さらに水洗して脱着した酵素蛋白を洗い出す、この
ようにして脱着した担体に前述の方法で酵素を再固定化
する。
比較例として上記の固定化酵素Cについても全く同じ条
件で脱着、再固定化を実施した。
脱着試験の結果、本発明の固定化酵素の場合蛋白脱着率
が98%とほぼ完全に酵素が脱着し、再固定化時の固定
化率も85%と第1回目の88%とほぼ同じであるのに
対して、固定化酵素Cは固定化法が同じであるのに11
.3%と脱着率が非常に低く、また再固定化率も29.
6%と第1回目の49.6%に比べて低下が大きく脱着
が困難であった。
また本発明の固定化酵素については再固定化後の通液試
験を実施したが、第1図に示したごとく活性半減期も6
6日と第1回目とほぼ同じ性能が得られた。
さらに本発明の固定化酵素は少なくとも2回〜7回の脱
着、再固定化についても第1回目の固定化酵素とほぼ同
様の初期活性を維持できることが確認されている。
実施例3 実施例1で得た担体に実施例2と同様な方法で、ただし
p H6,0の酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液を用い、グ
ルタルアルデヒドを結合した担体2g・wetに0.6
m1(蛋白量として40mg/g−Wat添加)のタカ
アミラーゼ酵素液を加えて固定化した。このようにして
得られる固定化酵素は1gあたり18.3■の蛋白が固
定化されていた。
基質として分岐デキストリンにサイクロデキストリング
ルカットランスフアーゼを添加して調整した下記の糖組
成の分岐サイクロデキストリン生成反応液を基質として
、10%濃度、50℃にて上記固定化酵素を充填したカ
ラムに通液した。このタカアミラーゼ固定化酵素を用い
る反応の主目的はβ−サイクロデキストリン(以下β−
CDと表す)のオリゴ糖への分解であるが、酵素反応が
強過ぎると一部分分岐CDをも分解してしまうため、通
液方法としては反応液中にβ−CDが1〜2%分解され
ずに残るように通液流速を適宜変更し、処理流速の低下
を調べた。
分岐CD反応液の糖組成 デキストリン756.2% 分岐CD  :  9.0% α−CD  :15.6% β−CD  :17.6% r−CD  :  2.6% 比較例としては母体がスチレンとジビニルベンゼンの共
重合体で交換基として第三アミンを有する市販樹脂を担
体として用い、実施例2の固定化酵素ASBと同様な固
定化法でタカアミラーゼを固定化したものについて通液
を実施した。
その結果第2図に示したごとく、タカアミラーゼの50
℃における熱安定性が十分でないためにいずれも活性半
減期は十分ではないものの、比較例の固定化酵素に比べ
、本発明の固定化酵素は通液開始時の流速すなわち初期
の活性が高く、また活性半減期(通液流速が開始時の半
分になるまで)も長く相対的には非常に優れていた。
また実施例2と同様の方法で脱着、再固定化して得られ
る本発明の固定化酵素は第2図に示したごとく第1回目
と全く同等の初期活性および安定性を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例2における固定化グルコアミラーゼの通
液ライフ試験の結果を示すグラフであり、縦軸にグルコ
ース生成率、横軸に通液日数を示し、また第2図は実施
例3における固定化タカアミラーゼの通液ライフ試験の
結果を示すグラフであり、縦軸に通液流速、横軸に通液
日数を示す。 手続補正書(自発) 昭和63年6月15日 特許庁長官  小・川 邦 夫 殿 1、事件の表示 昭和63年特許願第8523号 2、発明の名称 酵素固定化用担体とその酵素固定化方法および酵素脱着
方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所  東京都中央区日本橋小伝馬町17番17号峰
沢ビル4階 名称   食品産業バイオリアクターシステム技術研究
組合 代表者   中 川  赳 4o代理人〒113 置、812−5151 明細書の下記事項を訂正願います。 1、特許請求の範囲を別紙のとおり訂正する。 2、第10頁2行目〜3行目に「官能基としてエタノー
ルアミンまたはプロパノールアミンを付加したものであ
る。」とあるのを「エタノールアミン、プロパノールア
ミン、アンモニア等を付加して、第一アミンを官能基と
して形成させたものである。」と訂正する。 3、第13頁7行目に「メタアクリル酸グリシジル」と
あるのを「メタアクリル酸グリシジルエステル」と訂正
する。 以上 特許請求の範囲 1.巨大網状構造を有する塩基性陰イオン交換樹脂の母
体が、不飽和カルボン酸グリシジルエステルの重合物で
あり、イオン交換基として第一アミンを有することを特
徴とする酵素固定化担体。 2、塩基性陰イオン交換樹脂の母体が、メタアクリル酸
グリシジルエステルまたはアクリル酸グリシジルエステ
ルあるいはクロトン酸グリシジルエステルと、架橋剤で
あるジメタアクリル酸エチレングリコールあるいはジメ
タアクリル酸ポリエチレングリコールの共重合物である
請求1工Uの酵素固定化用担体。 3、巨大網状構造を有する塩基性陰イオン交換樹脂の母
体が、不飽和カルボン酸グリシジルエステルの重合物で
あり、イオン交換基として第一アミンを有する酵素固定
化用担体に酵素を固定化するにあたり、前記第一アミン
にグルタルアルデヒドを架橋剤として介在させて酵素を
結合させたことを特徴とする酵素固定化方法。 4、塩基性陰イオン交換樹脂の母体が、メタアクリル酸
グリシジルエステルまたはアクリル酸グリシジルエステ
ルあるいはフロント酸グリシジルエステルと、架橋剤で
あるジメタアクリル酸エチレングリコールあるいはジメ
タアクリル酸ポリエチレングリコールの共重合物であ工
鼠水mの酵素固定化方法。 5、巨大網状構造を有する塩基性陰イオン交換樹脂の母
体が、不飽和カルボン酸グリシジルエステルの重合物で
あり、イオン交換基として第一アミンををする酵素固定
化用担体の前記第一アミンにグルタルアルデヒドを架橋
剤として介在させて酵素を結合した固定化酵素を一定期
間使用した後、当該固定化酵素に温アルカリ溶液を接触
させることを特徴とする酵素脱着方法。 6、塩基性陰イオン交換樹脂の母体が、メタアクリル酸
グリシジルエステルまたはアクリル酸グリシジルエステ
ルあるいはクロトン酸グリシジルエステルと、架橋剤で
あるジメタアクリル酸エチレングリコールあるいはジメ
タアクリル酸ポリエチレングリコールの共重合物であ圭
鼠水11星豊の酵素脱着方法。 7、温アルカリ溶液が、温度40ないし70℃で、濃度
0.5ないし10重量%の水酸化ナトリウム溶液または
水酸化カリウム溶液または炭酸ナトリウム溶液である@
) 5または蕾IJ工6記載の酵素脱着方法。 手続補正書(自発) 平成1年3月31日 特許庁長官  吉 1)文 毅 殿 1、事件の表示 昭和63年特許願第8523号 2、発明の名称 酵素固定化用担体とその酵素固定化方法および酵素脱着
方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 、東京都中央区日本橋小伝馬町17番17号峰
沢ビル4階 名 称  食品産業バイオリアクターシステム技術研究
組合 代表者   中 川  赳 4、代理人〒113 明細書の下記事項を訂正願います。 1.特許請求の範囲を別紙のとおり訂正する。 2、第6頁12行目、第7頁3行目、第7頁6行目、第
7真下から2行〜下から1行目、第8頁9行目、第8真
下から3行目、第9頁下から6行目、第10頁3行目、
第11頁6行目、第16頁8行目に「第一アミン」とあ
るのを「第一級アミン」と訂正する。 3、第15真下から1行目、第19真下から5行目に「
第三アミン」とあるのを「第三級アミン」と訂正する。 以上 特許請求の範囲 1、巨大網状構造を有する塩基性陰イオン交換樹脂の母
体が、不飽和カルボン酸グリシジルエステルの重合物で
あり、イオン交換基として第一1級、アミンを有するこ
とを特徴とする酵素固定化担体。 2、塩基性陰イオン交換樹脂の母体が、メタアクリル酸
グリシジルエステルまたはアクリル酸グリシジルエステ
ルあるいはクロトン酸グリシジルエステルと、架橋剤で
あるジメタアクリル酸エチレングリコールあるいはジメ
タアクリル酸ポリエチレングリコールの共重合物である
請求項1記戦の酵素固定化用担体。 3、巨大網状構造を有する塩基性陰イオン交換樹脂の母
体が、不飽和カルボン酸グリシジルエステルの重合物で
あり、イオン交換基として第−栽、アミンを有する酵素
固定化用担体に酵素を固定化するにあたり、前記第−嫌
アミンにグルタルアルデヒドを架橋剤として介在させて
酵素を結合させたことを特徴とする酵素固定化方法。 4、塩基性陰イオン交換樹脂の母体が、メタアクリル酸
グリシジルエステルまたはアクリル酸グリシジルエステ
ルあるいはフロント酸グリシジルエステルと、架橋剤で
あるジメタアクリル酸エチレングリコールあるいはジメ
タアクリル酸ポリエチレングリコールの共重合物である
請求項3記載の酵素固定化方法。 5、巨大網状構造を有する塩基性陰イオン交換樹脂の母
体が、不飽和カルボン酸グリシジルエステルの重合物で
あり、イオン交換基として第−数7ミンを有する酵素固
定化用担体の前記第−巌アミンにグルタルアルデヒドを
架橋剤として介在させて酵素を結合した固定化酵素を一
定期間使用した後、当該固定化酵素に温アルカリ溶液を
接触させることを特徴とする酵素肌着方法。 6、塩基性陰イオン交換樹脂の母体が、メタアクリル酸
グリシジルエステルまたはアクリル酸グリシジルエステ
ルあるいはクロトン酸グリシジルエステルと、架橋剤で
あるジメタアクリル酸エチレングリコールあるいはジメ
タアクリル酸ポリエチレングリコールの共重合物である
請求項5記載の酵素脱着方法。 7、温アルカリ溶液が、温度40ないし70’Cで、濃
度0.5ないし10重量%の水酸化ナトリウム溶液また
は水酸化カリウム溶液または炭酸ナトリウム溶液である
請求項5または請求項6記載の酵素脱着方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、巨大網状構造を有する塩基性陰イオン交換樹脂の母
    体が、不飽和カルボン酸グリシジルエステルの重合物で
    あり、イオン交換基として第一アミンを有することを特
    徴とする酵素固定化用担体。 2、塩基性陰イオン交換樹脂の母体が、メタアクリル酸
    グリシジルエステルまたはアクリル酸グリシジルエステ
    ルあるいはクロトン酸グリシジルエステルと、架橋剤で
    あるジメタアクリル酸エチレングリコールあるいはジメ
    タアクリル酸ポリエチレングリコールの共重合物であり
    、イオン交換基としてエタノールアミンまたはプロパノ
    ールアミンを付加した特許請求の範囲第1項記載の酵素
    固定化用担体。 3、巨大網状構造を有する塩基性陰イオン交換樹脂の母
    体が、不飽和カルボン酸グリシジルエステルの重合物で
    あり、イオン交換基として第一アミンを有する酵素固定
    化用担体に酵素を固定化するにあたり、前記第一アミン
    にグルタルアルデヒドを架橋剤として介在させて酵素を
    結合させたことを特徴とする酵素固定化方法。 4、塩基性陰イオン交換樹脂の母体が、メタアクリル酸
    グリシジルエステルまたはアクリル酸グリシジルエステ
    ルあるいはクロトン酸グリシジルエステルと、架橋剤で
    あるジメタアクリル酸エチレングリコールあるいはジメ
    タアクリル酸ポリエチレングリコールの共重合物であり
    、イオン交換基としてエタノールアミンまたはプロパノ
    ールアミンを付加した特許請求の範囲第3項記載の酵素
    固定化方法。 5、巨大網状構造を有する塩基性陰イオン交換樹脂の母
    体が、不飽和カルボン酸グリシジルエステルの重合物で
    あり、イオン交換基として第一アミンを有する酵素固定
    化用担体の前記第一アミンにグルタルアルデヒドを架橋
    剤として介在させて酵素を結合した固定化酵素を一定期
    間使用した後、当該固定化酵素に温アルカリ溶液を接触
    させることを特徴とする酵素脱着方法。 6、塩基性陰イオン交換樹脂の母体が、メタアクリル酸
    グリシジルエステルまたはアクリル酸グリシジルエステ
    ルあるいはクロトン酸グリシジルエステルと、架橋剤で
    あるジメタアクリル酸エチレングリコールあるいはジメ
    タアクリル酸ポリエチレングリコールの共重合物であり
    、イオン交換基としてエタノールアミンまたはプロパノ
    ールアミンを付加した特許請求の範囲第5項記載の酵素
    脱着方法。 7、温アルカリ溶液が、温度40ないし70℃で、濃度
    0.5ないし10重量%の水酸化ナトリウム溶液または
    水酸化カリウム溶液または炭酸ナトリウム溶液である特
    許請求の範囲第5項または第6項記載の酵素脱着方法。
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