JPS62155089A - 固定化酵素 - Google Patents

固定化酵素

Info

Publication number
JPS62155089A
JPS62155089A JP29607985A JP29607985A JPS62155089A JP S62155089 A JPS62155089 A JP S62155089A JP 29607985 A JP29607985 A JP 29607985A JP 29607985 A JP29607985 A JP 29607985A JP S62155089 A JPS62155089 A JP S62155089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
enzyme
resin
immobilized
reaction
lipase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29607985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0632617B2 (ja
Inventor
Masaki Kawashima
正毅 川島
Kiwa Takahashi
高橋 喜和
Kazuo Hosoda
和夫 細田
Masafumi Moriya
雅文 守屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miyoshi Yushi KK
Miyoshi Oil and Fat Co Ltd
Original Assignee
Miyoshi Yushi KK
Miyoshi Oil and Fat Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miyoshi Yushi KK, Miyoshi Oil and Fat Co Ltd filed Critical Miyoshi Yushi KK
Priority to JP29607985A priority Critical patent/JPH0632617B2/ja
Publication of JPS62155089A publication Critical patent/JPS62155089A/ja
Publication of JPH0632617B2 publication Critical patent/JPH0632617B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は固定化酵素の製造方法に関する。さらに詳しく
は、酵素の固定化量が多くて活性が高く、かつ繰り返し
使用しても失活することが少ない固定化酵素の製造方法
に関する。
〔従来の技術〕
従来粉末状の酵素を酵素反応に用いていたが、この方法
だと反応終了後、反応系から酵素を分離することが難か
しく操作性が悪く、また分離回収した酵素が再使用でき
ず経済性が悪い等の欠点がある。これらの欠点を解決す
るものとして酵素を担体等に固定化し、酵素反応に用い
る方法が試みられている。
すなわち固定化酵素は、反応系からの分離が簡単で、反
応の制御が容易に行え、均質な生成物が得られ、また使
用した酵素は再使用が可能で経済性に優れる。さらに固
定化酵素は粉末状で用いるよりも耐熱性が増し反応温度
を高くすることができ反応速度、反応率が増加する等の
利点を有する。
酵素を固定化する方法としては、担体結合法、架橋法、
包括法等が知られている。なかでも強度が高く実用的で
、かつ製造の容易な担体結合法が優れている。例えば架
橋法は激しい条件下で酵素の架橋反応を行なうため酵素
が失活し易く得られる固定化酵素は活性が低い。また包
括法は製造時の重合反応の制御が難かしく、また得られ
る固定化酵素は強度が少ないあるいは繰り返し使用時に
酵素が脱離し活性が低下する等の欠点がある。
担体結合法としては例えばマクロ多孔性フェノールホル
ムアルデヒド系陰イオン交換樹脂を担体とし、これに酵
素を吸着し固定化する方法(特開昭59−183691
 )多糖類ゲルにリポキシゲナーゼを固定化する方法(
特公昭59−51280 )等が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながらイオン交換樹脂を担体とする方法は、多孔
質型の樹脂を用いた場合、ゲル型の樹脂に比べて酵素の
固定化量が増すものの主として樹脂の内部に酵素が固定
されるため、酵素を作用させる液との接触率が低く、有
効に働く酵素の量が少ないこと、固定化された酵素の結
合力が弱く担体から遊離しやすいこと等の欠点がある。
また多糖類ゲルを担体として用いる方法は、担体の強度
が低く反応に用いると破砕して損耗率が高い、カラムに
充填して反応を行なう場合圧力損失が太きく、取扱いが
難かしい等の欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記課題を解決するため鋭意研究を行なっ
た結果、特定の樹脂母体を有し、かつアミノ基およびポ
リエーテル基を官能基として有する樹脂を用い、これに
酵素を吸着させ、さらに多官能性架橋剤で酵素を樹脂上
に固定化することにより、酵素の吸着固定化量が多くて
活性が高く、強度が強(苛酷な反応条件下でも使用でき
、かつ酵素の庶出が少なく繰り返し使用にも十分耐える
固定化酵素の製造方法を見出し本発明を完成するに至っ
た。
即ち本発明は官能基を有する樹脂を担体とし、この担体
に酵素を吸着させた後、さらに多官能性架橋剤を反応さ
せて固定化酵素を製造する方法において、担体としてス
チレン−ジビニルベンゼン共重合樹脂、塩化ビニル樹脂
、塩化ビニリデン樹脂のいずれかの樹脂母体に、モノあ
るいはポリアミノ基およびポリエーテル基を官能基とし
て有する樹脂を用い、この担体に酵素を吸着させた後、
さらに多官能性架橋剤を反応させる固定化酵素の製造方
法である。
本発明において用いる固定化酵素用の担体としてはスチ
レン−ジビニルベンゼン共重合体、塩化ビニル樹脂、塩
化ビニリデン樹脂のいずれかを樹脂母体とし、これにア
ミノ基およびポリエーテル基を官能基として有する樹脂
が挙げられ、特にスチレン−ジビニルベンゼン共重合体
を樹脂母体とし、かつアミ7基およびポリエーテル基を
官能基として有する樹脂が好ましい。また担体としての
樹脂はゲル型もしくはポーラス型が存在するが、酵素の
吸着量を多(し固定化率を、高める上でポーラス型樹脂
が望ましい。
上記担体としての樹脂は例えば、■スチレンージビニル
ベンゼン系共重合体にクロロメチルエーテルを反応せし
めてクロロメチル化した後、導入したクロロメチル基の
一部にアンモニアあるいはエチレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレ
ンペンタミン、ペンタエチレンへキサミン等のポリアル
キレンポリアミンを反応せしめて1級または2級アミノ
基を導入し、ついで残部のクロロメチル基にエチレンオ
キサイド重合体、プロピレンオキサイド重合体、ブチレ
ンオキサイド重合体等のポリエーテル型ジオール、好ま
しくは分子量1,000〜10,000のポリエーテル
型ジオールを水素化ナトリウム、水素化カリウムの存在
下に作用させポリエーテル基を形成せしめるかまたは残
部のクロロメチル基にポリエーテル型ジオールとナトリ
ウム、カリウムとのアルコラードを作用させ、ポリエー
テル基を形成せしめたアミン基およびポリエーテル基を
有する樹脂、■塩化化工ニル樹脂たは塩化ビニリデン樹
脂に、その有する塩素の一部にポリアルキレンポリアミ
ンを反応せしめて1級または2級アミン基を導入し、つ
いで残部の塩素にポリエーテル型ジオールを水素化ナト
リウム、水素化カリウムの存在下に作用させポリエーテ
ル基を形成せしめるか、または残部の塩素にポリエーテ
ル型ジオールとナトリウムまたはカリウムとのアルコラ
ードを作用させポリエーテル基を形成せしめたアミン基
およびポリエーテル基を有する樹脂等が挙げられる。こ
れらの樹脂のうちでも上記■の樹脂が好ましく、特にク
ロロメチル化したスチレン−ジビニルベンゼン兵重合体
に溶剤の存在下アンモニアあるいはポリアルキレンポリ
アミンを反応せしめた後、水素化リチウムまたは水素化
カリウムの存在下にポリエーテル型ジオールを反応せし
めポリエーテル基を導入した樹脂が好ましい。上記反応
に用いる溶剤としてはベンゼン、トルエン、キシレン、
ジオキサン、THF、DMF、MEK等が挙げられる。
ポリエーテル基の導入は、ポリエーテル型ジオールの片
端だけが反応して樹脂母体に枝状に結合した状態のポリ
エーテル基よりも、両端が反応して環状に結合した状態
のポリエーテル基を多く生成するのが良(、そうするこ
とによりこの環状に結合した状態のポリエーテル基はそ
の環の中に酵素を安定に固定化して酵素の脱離が極めて
少なくなる。
樹脂に導入するアミン基とポリエーテル基の比はモル比
(ポリアルキレンポリアミンとポリエーテル型ジオール
の形にて)で1:1〜10が好ましく、この範囲であれ
ば樹脂に対する酵素の吸着量が多く、かつ吸着された酵
素を多官能性架橋剤で強固に固定することができる。ポ
リエーテル基の導入量が1モル以下では酵素の吸着量が
少なく、また10モル以上では酵素の吸着量が多いもの
の、それを多官能性架橋剤により固定するに際し、固定
化力が弱いものとなる。
本発明に用いる酵素としてはリパーゼ、リポオキシナー
ゼ、インベルターゼ、カタラーゼ、アスパルターゼ、ア
スパラギナーゼ等が挙げられるが特に上記に限定されな
い。
本発明において担体に酵素を吸着させる方法としては、
例えば担体1gあたり10〜500 mgの酵素を担体
に対し容量で3〜20倍の水または緩衝液に溶解した酵
素溶液を調製し、この酵素溶液に担体を浸漬し30分〜
8時間撹拌して吸着するバッチ法、担体をカラムに充填
し酵素溶液を通液速度SV0.5〜20で通液し吸着す
るカラム法等が挙げられる。
酵素を溶解した溶液のpHは酵素が失活しない範囲であ
れば特に限定されないが酵素の失活を防ぐためpH3〜
10に調整し吸着反応に用いることが好ましい。また酵
素溶液の液温は酵素の失活を防ぐため0〜35°Cで吸
着に用いることが好ましい。
酵素を吸着した担体は、酵素が主として環状のポリエー
テル基に強固に吸着され、このまま反応に用いても酵素
の脱離する恐れは少ないが、さらに多官能性架橋剤を反
応させ固定化することにより、繰り返し使用等のより苛
酷な使用条件に耐えるものとなる。
本発明に用いる多官能性架橋剤としては、グルタルアル
デヒド、マロンアルデヒド、スクシニルアルデヒド、グ
リオキザール、ジアルデヒド澱粉等が挙げられる。
酵素を吸着した担体に多官能性架橋剤を反応させ酵素を
固定化する反応は、多官能性架橋剤水溶液に酵素を吸着
した担体を添加し撹拌して行なう。
反応条件としては酵素が失活しないよう、例えば多官能
性架橋剤水溶液の濃度1〜20重量%、pH3〜10、
反応温度0〜35°Cが好ましく、このような条件下に
反応を15分〜24時間行なう。反応終了後は、水また
は緩衝液で洗浄を行ない、未反応の多官能性架橋剤ある
いは脱離しやすい酵素を除去することが好ましい。
上記のようにして得られる固定化酵素は、酵素の固定化
量が多くて活性が高(、かつ繰り返し使用しても失活す
ることが少なく、例えばトリグリセライドの加水分解反
応、トリグリセライドのエステル交換反応、エステルの
合成反応、リン脂質ノエステル交換反応、トリグリセラ
イドの酸化反応等の反応に用いることができる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。
実施例1 キャンディダンリンドラッセ起源の乾燥粉末リパーゼ(
活性360 unit/ mg) 3 gを0.05 
モル濃度のリン酸水溶液150而に溶解しpH6,0の
溶液を調製した。
球状ホーラス型のスチレンージビニルベンゼン共重合体
を(粒度゛20〜40メツシュ)をクロルメチル化した
後、ジオキサン中に導入されたクロルメチル基の10モ
ル%にアンモニアを反応させ残部のクロルメチル基にポ
リエチレングライコール(M W 5000 )のジン
デュームアルコラートを反応させて得られた樹脂30g
を上記リパーゼ溶液に加え、室温で5時間撹拌した後樹
脂を濾別し、ついで十分に水洗してリパーゼを吸着した
樹脂を得た。
リパーゼを吸着した樹脂を、リン酸でpH5に調整した
0、05モル濃度のグルタルアルデヒド水溶液200 
m!に加え、室温で5時間反応を行なった後樹脂を濾別
し水洗してリパーゼを固定化した樹脂(以下固定化リパ
ーゼと称する)を得た。
この固定化リパーゼは、オリーブ油の加水分解を行ない
37°Cで1分間に1μmol当量の脂肪酸を遊離する
のに必要な酵素量をl (Jnitとすると(0農化3
6860 (1962))、1g当り35 Unit 
ノ活性(酵素の固定化M 121 mg/ g−固定化
リパーゼ)であった。
上記固定化リパーゼ20m1をサフラワー油と水(1:
1v/v)ノ混合液100m1に添加し、振とう機(1
24ストo −り/m1n)を用いて、37°Cで24
時時間上うして、サフラワー油の加水分解反応を行なっ
た。加水分解率は98%であった。
上記で使用した樹脂を用いて、上記と同様の条件でサフ
ラワー油の加水分解反応を繰り返し行なったところ、1
0回目の加水分解率は90%であった。
比較例1 球状、ポーラス型の弱塩基性イオン交換樹脂(粒度:2
0〜40メツシユ)に実施例1と同様にキャンディダシ
リンドラッセ起源の乾燥粉末リパーゼの0.05モルリ
ン酸水溶液(pH6)を用いてリパーゼを吸着せしめ、
次いで実施例1と同様にリン酸でpH6に調整した0、
05モル濃度のグルタルアルデヒド水溶液を用いて固定
化反応を行ない、固定化リパーゼを得た。得られた固定
化リパーゼの活性は2OU賃t/mgであった。
この固定化リパーゼの加水分解能を実施例1と同様にサ
フラワー油と水(1:lv/v)混合液を用いて測定し
たところ、サフラワー油に対する加水分解率は1回目が
96%であり、5回目は70%であった。
実施例2 リゾブスデルマ由来のリパーゼ(活性35Q Unit
 /mg)2gを0.05 モルリン酸水溶液100m
1に溶解しpH6の溶液を調製した。
20〜40メツシユの塩化ビニル樹脂に、その有するク
ロルの10モル%をテトラヒドロフラン中アジモニアで
置換し、残部のクロルにポリオキシプロピレングライコ
ール(MW 5000 )のジンデュームアルコラート
を反応させて得られた樹脂30gを上記リパーゼ溶液に
加え室温で5時間撹拌した後、樹脂を濾別し水洗してリ
パーゼを吸着した樹脂を得た。この樹脂に実施例1と同
様に、0.05モル濃度のグルタルアルデヒド(1)H
6)150mlを用いて1しで−ゼの固定化を行ない、
樹脂1g当り5Q Unitの活性を有する固定化リパ
ーゼを得た。
この固定化リパーゼ10而を、サフラワー油50g、パ
ルミチン酸エチル50g及びn−ヘキサン100 gか
らなる混合溶液に添加し、40°Cで48時間撹拌して
、エステル交換反応を行なった。反応終了後反応液をT
LCで、トリグリセリドを分解抽出してエステル交換油
(A)を得た。さらに使用した固定化すぐ一ゼを用いて
上記と同様の条件でエステル交換反応を繰り返し、計5
回用いてエステル交換油(B)を得た。
サフラワー油および得られたエステル交換油の脂肪酸組
成をGLCで分析しその結果を表−1に、また各々のβ
位に結合する脂肪酸の分析結果を表−2に示す。
表−1 表−2 比較例2 エポキシアクティベイティドセファロース6B(ファル
マンア社製)に実施例2と同様にリゾプスデルマ由来の
リパーゼの0,05モル濃度リン酸水溶液を用いてリパ
ーゼを吸着せしめ、次いで実施例2と同様に005モル
濃度のグルタルアルデヒド水溶液を用いて固定化反応を
行ない、固定化リパーゼを得た。得られた固定化リパー
ゼの活性は25Unit / gであった。
この固定化リパーゼを用いて実施例2と同様に、サフラ
ワー油ドパルミチン酸エチルとのエステル交換反応を行
ない、得られたエステル交換油(C)を得た。さらに使
用した固定化リパーゼを用いて上記と同様の条件でエス
テル交換反応を繰り返し、計5回用いてエステル交換油
(D)を得た。
サフラワー油および得られたエステル交換油の脂肪酸組
成をGLCで分析しその結果を表−3に、また各々のβ
位に結合する脂肪酸の分析結果を表=4に示す。
表−3 表−4 実施例3 大豆起源の乾燥粉末リパーゼ(リポキシナーゼ1、活性
150 Unit/mg) 1 gを0.005 モル
濃度のホウ酸水溶液100而に溶解してpH6,5の溶
液を調整した。
球状、ポーラス型のスチレン−ジビニルベンゼン共重合
体(粒度:20〜40メツシユ)をクロルメチル化した
後、トルエン中導入されたクロルメチル基の5%にエチ
レンジアミンを反応しトルエンを留去し、ジオキサン中
で残部のクロルメチル基にポリエチレングリコール(M
W 7000 )のジソデュームアルコラートを反応さ
せて得られた樹脂20gを上記リパーゼ溶液に加え、1
0°Cで3時間撹拌した後、樹脂を濾別し、さらに十分
水洗してリパーゼを吸着した樹脂を得た。
リパーゼを吸着した樹脂を、リン酸でpH6,5に調整
した05モル濃度のグルタルアルデヒド水溶液150 
mlに加え、5°Cで3時間撹拌した。撹拌終了後樹脂
を濾別し十分水洗して、樹脂1g当り75Unitの活
性を有する固定化リパーゼを得た。
この固定化リパーゼlQmlとサフラワー油3Qmlを
イオン交換水3Q mlに加え、液温を30°Cに保ち
ながら超音波による撹拌下に空気を吹き込んで酸化反応
を行なった。反応中、経時的に反応液の紫外線吸光度(
234nm)を測定し、単位時間当りの酸化物(共役オ
クタジエン酸)の生成量を求め、酸化反応の速度を算出
した。この時の反応速度は0.9 ミIJモル/分であ
った。
実施例4 クロモバクテリウムリパーゼ(13Unit/mg) 
3 gを0.05モル濃度のリン酸水溶液150m1に
溶解し、pH5,5の溶液を調製した。
塩化ビニリデン樹脂をクロルメチル化し、DMF中で導
入したクロルメチル基の5モル%にトリエチレンテトラ
ミンを反応しDMFを留去し、ついで応して得られた樹
脂30gを上記リパーゼ溶液に加え実施例1と同様に室
温で5時間撹拌して、樹脂にリパーゼを吸着させ、つい
で0.05モルe度のグルタルアルデヒドで酵素を固定
化して樹脂1g当り30 Unitの活性を有する固定
化リパーゼを得た。
この固定化リパーゼ10m1をグリセリン5モルとオレ
イン酸1モルとの混合溶液に加え40°Cで72時間撹
拌してエステル化反応を行なったところ、グリセリンの
エステル化率は95%であった。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明はアミノ基およびボリエーテ
ル基を官能基として有する特定の樹脂を担体とし、この
樹脂担体に酵素を吸着させた後、さらに多官能性架橋剤
を反応せしめる固定化酵素の製造方法であり、酵素の固
定化量が多くて活性が高(、かつ担体に酵素が強固に結
合した固定化酵素が得られ、従来の固定化酵素に比べて
少量の添加量でエステル交換反応、加水分解反応、エス
テルの合成反応等を行なうことができ、かつ繰り返し使
用しても活性の低下が少なく経済性に優れる等の効果を
有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、官能基を有する樹脂を担体とし、この担体に酵素を
    吸着させた後、さらに多官能性架橋剤を反応させて固定
    化酵素を製造する方法において、担体としてスチレン−
    ジビニルベンゼン共重合体、塩化ビニル樹脂、塩化ビニ
    リデン樹脂のいずれかを樹脂母体とし、かつアミノ基お
    よびポリエーテル基を官能基として有する樹脂を用い、
    この担体に酵素を吸着させた後、さらに多官能性架橋剤
    を反応させることを特徴とする固定化酵素の製造方法。
JP29607985A 1985-12-27 1985-12-27 固定化酵素 Expired - Fee Related JPH0632617B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29607985A JPH0632617B2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27 固定化酵素

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29607985A JPH0632617B2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27 固定化酵素

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62155089A true JPS62155089A (ja) 1987-07-10
JPH0632617B2 JPH0632617B2 (ja) 1994-05-02

Family

ID=17828844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29607985A Expired - Fee Related JPH0632617B2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27 固定化酵素

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0632617B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110241107A (zh) * 2019-06-11 2019-09-17 中国科学院南海海洋研究所 一种使用氨基树脂固定化脂肪酶的方法及由该方法制得的固定化脂肪酶
CN114540333A (zh) * 2020-11-25 2022-05-27 湖南引航生物科技有限公司 固定化经修饰的天冬氨酸酶及其应用

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110241107A (zh) * 2019-06-11 2019-09-17 中国科学院南海海洋研究所 一种使用氨基树脂固定化脂肪酶的方法及由该方法制得的固定化脂肪酶
CN114540333A (zh) * 2020-11-25 2022-05-27 湖南引航生物科技有限公司 固定化经修饰的天冬氨酸酶及其应用
CN114540333B (zh) * 2020-11-25 2023-11-07 湖南引航生物科技有限公司 固定化经修饰的天冬氨酸酶及其应用

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0632617B2 (ja) 1994-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4141857A (en) Support matrices for immobilized enzymes
Bezerra et al. Enzyme immobilization onto renewable polymeric matrixes: Past, present, and future trends
US4229536A (en) Process for preparing immobilized enzymes
Nilsson et al. The use of bead polymerization of acrylic monomers for immobilization of enzymes
JPS6321474B2 (ja)
JPH0338B2 (ja)
Li et al. Recent progress in the development of immobilized penicillin G acylase for chemical and industrial applications: A mini‐review
JPH0458311B2 (ja)
Spasojević et al. The enzyme immobilization: carriers and immobilization methods
CN112980826B (zh) 一种脂肪酶/聚丙烯酰胺水凝胶微球催化材料及其制备方法和应用
Suckling Immobilized enzymes
Li et al. Reversible, selective immobilization of nuclease P1 from a crude enzyme solution on a weak base anion resin activated by polyethylenimine
US4206259A (en) Support matrices for immobilized enzymes
JPS62155089A (ja) 固定化酵素
EP1352957A1 (en) Carriers for covalent immobilization of enzymes
FI103806B (fi) Menetelmä kefalosporiinijohdannaisten saattamiseksi jatkuvatoimisesti reagoimaan glutaryyli-7-aminokefalosporiinihappojohdannaisiksi
JPS61191700A (ja) エポキシ−ポリアルキレンイミン共重合体による生体物質の固定
CN106148319B (zh) 基于反应吸附法制备固定化酶的方法
CN1149284C (zh) 以多元共聚多孔微珠为载体的固定化青霉素酰化酶及制法
JP2595004B2 (ja) 酵素固定化用担体とその酵素固定化方法および酵素脱着方法
CN107326021B (zh) 一种磁性纤维素微球固定化脂肪酶催化剂的制备方法
CA1128917A (en) Support matrices for immobilized enzymes
CN112851952B (zh) 用于固载微生物的固载化模板及制备方法
JP2795281B2 (ja) 固定化酵素
CN1908166B (zh) 一种制备高活性固定化青霉素酰化酶杂化载体的方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees