JPH01186714A - 平板状絶縁線の製造方法 - Google Patents

平板状絶縁線の製造方法

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JPH01186714A
JPH01186714A JP597088A JP597088A JPH01186714A JP H01186714 A JPH01186714 A JP H01186714A JP 597088 A JP597088 A JP 597088A JP 597088 A JP597088 A JP 597088A JP H01186714 A JPH01186714 A JP H01186714A
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JP
Japan
Prior art keywords
conductor
face
electrodeposition coating
insulator
insulated wire
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Pending
Application number
JP597088A
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English (en)
Inventor
Nobuo Suzuki
信男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPH01186714A publication Critical patent/JPH01186714A/ja
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  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば直流ブラシレスモーフのステータコイ
ル用巻線のような薄肉広巾よりなる平板状絶縁線の製造
方法に関するものである。
「従来の技術と問題点] 近年フラットモータとよばれる薄型の小型ブラシレスモ
ータが開発され、小型の音響・映像機器類やエレクトロ
ニクス機器類などに多用されるようになり、さらに同種
の技術が小型のトランス用のコイル等にも応用されるよ
うになって、これに使用する第1図に示すような薄肉平
板状の導体1に絶縁体2を被覆した小サイズ絶縁線の需
要が高まりつつある。
このような平板状絶縁線は、丸線を板状につぶして製造
していた従来の平角線とは異なり、−層薄肉広巾なもの
であり、厚さにして数十μm、厚さと巾の比も1:10
以上の長尺板状絶縁線であり、その製造方法も従来の平
角線とは異なる。
すなわち、この種電線の製造方法としては、長尺の薄板
をスリッタを用いて所要中に切断し、これに絶縁被覆を
コーティングして絶縁線とするのが一般的方法である。
しかし、導体1として使用されるものは、銅やアルミの
ような良導電材料であり、材質的にみて比較的柔かく、
上記スリッタによる切断を行なった場合には第5図に示
すように切断端面にバリ1aの発生が避けられない。こ
のようなバリ1aが形成された状態で絶縁被覆2−を行
なっても、絶縁物の表面張力により第5図に示すように
パリ1a部分には絶縁体が具合よくのらず、絶縁破壊に
対する弱点となるおそれが大きいのである。
このため、前記スリッタによる切断後パリ1aをエツチ
ングにより除去し、その後絶縁被覆を行なう方法も提案
されている。しかし、この方法ではバリの除去はできる
が同時に導体の表裏面や端面までもエツチングされてし
まい導体の断面積が減少してしまうという欠点がある。
これを改善するために、薄板をスリッタ切断するに先立
って当該薄板の表裏面に絶縁体を被着させ、これを所要
中に切断して第2図に示すようなバリ1aを有する導体
1の表裏面に絶縁体2を有する中間体を製造し、この中
間体をエツチング液に浸漬してバリ1aを有する露出端
面を選択的にエツチング除去することで障害となるバリ
1aを取り除いて第2の中間体(第3図参照)に製造し
、このエツチング露出端面を別個の絶縁体をもって埋め
ることにより、導体1の全周に絶縁被覆する方法が提案
されている。(例えば特公昭47−24936> しかし、ここで問題となるのは、露出端面に対し如何よ
うにして絶縁体を埋めるかという点であり、理屈の上で
は上記手段によりバリによる欠陥のない絶縁線を入手で
きる筈であるが、数十μmといったきわめて狭いエツチ
ング端面部に絶縁体を埋めることは意外に面倒であり、
不均一に部厚く突出してしまったり接着が不十分であっ
たりして、均一に十分な薄層をもった絶縁体を形成する
ことは現実的には予想以上に困難であって、上記の提案
にもかかわらずそのような絶縁線の工業的な製造は未だ
なされていないのが実情である。
[発明の目的] 本発明は上記のような実情にかんがみてなされたもので
あり、当初の板状導体の断面積をそのまま維持し、しか
も外周面にバリによる欠陥のない均一かつすぐた接着性
をもってなる絶縁被覆を有する絶縁電線を製造する方法
を提供しようとするものである。
[発明の概要] すなわち、本発明の要旨とするところは、表裏面へ絶縁
体被覆をしたのちのスリッタによるバリをエツチングに
より除去したのち、当該露出エツチング端面を電着塗装
法により被覆することにあり、このように電着塗装法に
着目したことにより従来困難であったエツチング端面の
絶縁被覆を均一にかつ高品質薄層をもって工業的に形成
することをはじめて可能ならしめたものである。
[実施例] 以下に、本発明について実施例に基いて説明する。
本発明においては、スリッタ切断を行なうに先立って切
断すべき導電体の薄板の表裏面に電気的絶縁体2を被着
させる。これを具体例をもって説明すれば、例えば厚さ
0.03mmX巾500mmの銅箔の表裏面に例えばポ
リイミドを10μm厚コーテイングする。ついで、これ
を所要中例えば1.5Wm巾にスリッタにより切断する
。この状態では、第2図に示すように導体1の両端には
スリッタによるバリ1aが残る。つぎには、前記バリ1
aを除くべく、例えば40℃の塩化第2鉄水溶液中に数
秒間浸漬し、露出端面をエツチングする。
このエツチングにより露出端面はバリ1aと共にエツチ
ング除去され、端面はエツチング液の毛細管現象により
第3図に示すような丸味を帯びたエツチング端面1bと
なる。。
この状態で洗浄し、エポキシなど所望の被膜形成樹脂と
可溶化剤とをもってなる電着塗装洛中に浸漬せしめ、導
体1を陽極として電着塗装を行ない第4図に示す絶縁塗
膜3を形成せしめる。その後電着浴より引き上げ水洗乾
燥し、必要に応じ焼付けを行なえば、導体1の全周に均
一な厚さの絶縁体2および塗膜3をもってなる絶縁特性
上の欠陥を有しない絶縁被覆層を容易かつ迅速に形成せ
しめることができる。
本発明においてもつとも特徴をなすものは、上記のとお
りエツチング端面1bに対し電着塗装による絶縁体被膜
を形成したことである。被膜形成樹脂は一種の電気泳動
作用に依存し前記的30μmというきわめて狭い位置に
あるエッチング端面に対しきわめて容易に良質な塗膜を
形成できたものであり、まさに本発明の面目をなすもの
である。この電着塗装に着目することにより、従来工業
的な製造が困難であったエツチング法による平板条絶縁
線の製造における障害をはじめて克服できたものであり
、均一薄肉な絶縁被覆を有ししかも絶縁性能において格
段にすぐれた製品を商業ベースをもって供給できた意義
はきわめて大きく、従来の不可能を可能とし商業的成功
に導き得たことへの想到困難性は改めて認識さるべきで
ある。
なお、絶縁材としては先に例示したポリイミドないしエ
ポキシにのみ限られるものではなく、ウレタンあるいは
アクリルその他必要に応じ種々選択できるものであるこ
とはいうまでもない。
[発明の効果] 以上の通り、本発明に係る製造方法によれば、従来端面
においてパリ処理が不完全であり絶縁性能上の欠陥とな
りがちであったそのパリを完全に除去し、しかもその後
の絶縁被膜の形成についても狭い部分に対して均一薄肉
をもって安定的に接着形成せしめ、すぐれた絶縁特性を
有する平板状絶縁線を工業規模において広く供給可能な
らしめるものであり、その産業上の価値はまことに大き
なものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は平板状絶縁線の構成を示す断面図、第2から4
図は本発明に係る製造方法を示す説明断面図、第5図は
パリによる絶縁被覆の不良状況を示す断面図である。 1;導体、 1a :バリ、 1b=工ツチング端面、 2:絶縁体、 3:電着塗膜。 代理人  弁理士  佐 藤 不二雄 第 1 図 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電体よりなる薄板の表裏面に電気的絶縁体を被
    着せしめ、つぎにこれを所要巾寸法に切断し、当該切断
    により露出された導電体部分をエッチング液に浸漬して
    露出端面部をエッチングにより除去し、その後エッチン
    グ露出面を電着塗装により被覆して導電体の全周を絶縁
    被覆状態とする平板状絶縁線の製造方法。
JP597088A 1988-01-14 1988-01-14 平板状絶縁線の製造方法 Pending JPH01186714A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007066815A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Suncall Corp 絶縁被覆導線及びその製造方法、並びに、絶縁被覆導線成形品及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007066815A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Suncall Corp 絶縁被覆導線及びその製造方法、並びに、絶縁被覆導線成形品及びその製造方法

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