JPH0118518B2 - - Google Patents

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JPH0118518B2
JPH0118518B2 JP14859381A JP14859381A JPH0118518B2 JP H0118518 B2 JPH0118518 B2 JP H0118518B2 JP 14859381 A JP14859381 A JP 14859381A JP 14859381 A JP14859381 A JP 14859381A JP H0118518 B2 JPH0118518 B2 JP H0118518B2
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JP
Japan
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tape
circuit
memory
editing
signal
Prior art date
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Application number
JP14859381A
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JPS5850682A (ja
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Kazuharu Shiragami
Nobuyoshi Kihara
Koji Matsushima
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP14859381A priority Critical patent/JPS5850682A/ja
Publication of JPS5850682A publication Critical patent/JPS5850682A/ja
Publication of JPH0118518B2 publication Critical patent/JPH0118518B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/02Editing, e.g. varying the order of information signals recorded on, or reproduced from, record carriers
    • G11B27/031Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals
    • G11B27/032Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals on tapes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、デイジタル録音再生装置等により再
生されるデイジタル信号を編集するデイジタル音
声電子編集装置に関し、デイジタル的なクロスフ
エード処理によりなめらかに音声をつなぎ、特に
編集点において信号の欠落のない正確な編集を可
能とするとともにクロスフエード特性を任意に設
定でき、精密な編集を容易に行なうことのできる
デイジタル音声電子編集装置を提供するものであ
る。
従来、アナログ録音されたテープの編集におい
ては、録音済みテープの有用な部分を手切りして
つなぎあわせ1本のテープとする手切り編集が行
なわれてきた。この様子を第1図に示す。第1図
において、1′,2′はそれぞれ異なる録音済みテ
ープの一部であり、1′のA部は必要な部分、B
部は不要な部分、2′のC部は不要な部分、D部
は必要な部分とする。これらのテープをそれぞれ
切断し、機械的につなぎあわせることにより望ま
しいテープ3′を得ることができる。この際に、
テープ1′,2′の切断位置すなわちAとBおよび
BとDの境界(以下編集点と呼ぶ)を見つけるこ
とが必要であるが、そのためには以下のような作
業が不要であつた。すなわちテープレコーダを再
生状態にし、再生音を聞きながら編集点とおぼし
き位置で停止させる。ここでより正確な編集点を
探すためにはテープレコーダの巻取リールおよび
供給リールを手動で互いに同方向に正転または逆
転させ、このときの再生音を聞いて判断すること
により決定する。すなわち、このような微調整を
行なつて望ましい編集点であると判断した時に再
生ヘツドのギヤツプ部に当接しているテープ位置
を正確な編集点として、上記のような切断を行な
つていた。また第1図のようにテープを斜めに切
断するのは、編集後のテープを再生したときに編
集点で再生音が不連続とならないように考慮され
た結果である。このようにすれば、A部の音は
徐々に小さくなり(フエードアウト)、D部の音
が徐々に大きくなる(フエードイン)効果がある
ためである。この接続部の処理をクロスフエード
と呼ぶ。
このような編集作業は音楽テープなどを作成す
る際には必要不可欠のものであるが、近年実用化
されつつあるデイジタル録音再生装置に適用する
際には困難な問題が生ずる。すなわち、デイジタ
ル録音再生装置においては記録信号はデイジタル
信号であるためアナログ信号のように斜め切りす
ることはその期間だけ意味のない情報が続くこと
であり、再生音に有害な影響を与えることは自明
である。一方、できるだけ失われる情報を少なく
するためにテープ進行方向に垂直に切断した場合
にも通常デイジタル録音再生装置においては数十
サンプルの情報ビツトに対して誤り・訂正コード
などを付して1PCMフレームとして記録するた
め、1PCMフレームの誤りは避けられない。従つ
て、(イ)その部分にミユーテイングをかける。(ロ)そ
の部分を飛ばして前後の情報をつなぐ。などの操
作が必要であり、いずれにしてもその部分での原
情報の音質に対する低下は本質的に問題である。
本発明は上記従来の欠点を解消するものであ
り、編集点での信号の欠落や不連続のないなめら
かで正確な編集が可能であるとともに、クロスフ
エードの特性を任意に可変できる新規なデイジタ
ル音声電子編集装置を提供するものである。
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず本発明のデイジタル音声電子編集装置の
編集方式の概略を説明する。この方式では録音済
テープを機械的に切断することはせず、デイジタ
ル録音再生装置を3台使用し、第1のデイジタル
録音再生装置の再生デイジタル信号を編集点まで
再生し、その後第2のデイジタル録音再生装置の
再生デイジタル信号に切り替えて第3のデイジタ
ル録音再生装置に録音し、編集されたテープを作
成する。これを第2図で説明する。すなわち、第
2図において、(a)は第1のデイジタル録音再生装
置に装着された第1のテープであり、(b)は第2の
デイジタル録音再生装置に装着された第2のテー
プであり、(c)は編集したデイジタル信号を録音す
るための第3のテープであり第3のデイジタル録
音再生装置に装着されている。まず第1のデイジ
タル録音再生装置に装着された第1のテープを必
要な部分Aの始まり点4より少し多めに巻き戻す
と同時に、第2のデイジタル録音再生装置に装着
された第2のテープをCとDの境界よりL2だけ
手前に巻き戻す。そして第1のテープを再生し、
Aの始まり点4に到達すると、第3のデイジタル
録音再生装置に装着された第3のテープを録音状
態とし、第1のテープのAの部分を録音する。そ
して第1のテープがAとBの境界よりL1分だけ
手前になると、第2のテープを再生する。ここで
L1L2とするが、この値は第1のテープのAと
Bの境界に第1のデイジタル録音再生装置の再生
ヘツドが当接する瞬間において第2のテープのC
とDの境界に第2のデイジタル録音再生装置の再
生ヘツドが当接するように、第1のテープおよび
第2のテープを同期走行させるのに十分な長さで
あればよい。
このようにして第1のテープと第2のテープを
同期走行させ、第3のテープに録音するデイジタ
ル信号を第1のテープのAとBの境界から第2の
テープのDに切り替えることにより、Cのような
第3の編集されたテープを作成することができ
る。このときAとDの境界において、Aのデイジ
タル信号と、この信号を制御する第1の手動フエ
ーダーに関連したフエーダーデイジタル信号によ
り、デイジタル演算しフエードアウトする。また
Dのデイジタル信号と、この信号を制御する第2
の手堂フエーダーに関連したフエーダーデイジタ
ル信号により、デイジタル演算しフエードインす
る。そしてフエードアウト、フエードインしたそ
れぞれのデイジタル信号を加算する。
本発明は以上のような思想に基づいたデイジタ
ル音声電子編集装置を実現するもので、以下、実
施例に関して詳細な説明を述べる。第3図におい
て、5はこの装置の制御を行なうCPU(マイクロ
コンピユータ)、6はCPU5のプログラムが格納
されているROM、7はCPU5が必要とするデー
タを保存するRAM、8はデータバス(アドレス
バスについては図では省略する)、9はこの装置
に対する制御命令を与える操作入力部、9′は操
作入力をCPU5が受けとつたことを示すための
表示、あるいはこの装置の他の部分を制御するた
めに制御信号を出力するための制御出力部、10
は上記9,9′をCPU5とインターフエースする
ためのインターフエース素子である。一方、P1
P2はそれぞれ第1および第2デイジタル録音再
生装置(以下PCMテープレコーダとと呼ぶ)か
らのPCMデータ入力端子である。11はCPU5
からインターフエース素子10を介した制御出力
部9′の出力により制御されるスイツチ、12は
スイツチ11を介したPCMデータを書き込み記
憶するメモリ、13はメモリ12のアドレスカウ
ンタ、14はアドレスカウンタ13とCPU5を
インターフエースするインターフエース素子、1
5は入力端子P1から入力される第1のPCMテー
プレコーダのPCMデータと入力端子P2から入力
される第2のPCMテープレコーダのPCMデータ
をデイジタル演算してクロスフエードを生じさせ
るためのクロスフエード処理回路である。16は
補間回路であり、メモリ12が可変速再生された
場合で、もとのサンプリング周波数より低いクロ
ツク周波数でメモリを読み出したときには、その
クロツク周波数が雑音として再生音声に混入する
のを防止するためのものである。17は上記クロ
スフエード処理回路15と補間回路16の出力の
どちらか一方を制御部9′の出力によつて切り替
えるスイツチ、18はD/A変換器、19は低域
フイルタ、20は増幅器、21はモニター用スピ
ーカである。Rは第3PCMテープレコーダ(記録
側テープレコーダ)への出力端子である。22は
基準クロツクパルス発生回路、23は手動クロツ
クパルス発生器、24は上記基準クロツクパルス
発生回路22と手動クロツクパルス発生器23の
出力のどちらか一方を、制御出力部9′の出力に
よつて選択して出力する切替スイツチである。
TP1端子はP1端子に接続される第1のPCMテープ
レコーダで再生したSMPTEタイムコードの入力
端子、25は上記タイムコード入力とCPU5を
インターフエースするタイムコードインターフエ
ース回路、TP2端子はP2端子に接続される第2の
PCMテープレコーダで再生したSMPTEタイム
コードの入力端子、26は上記タイムコード入力
とCPU5をインターフエースするタイムコード
インターフエース回路である。
次に同じく第3図に基づき同実施例の動作を説
明する。前提として、P1端子に接続される第1
のPCMテープレコーダに装着するテープを第2
図で説明した第1のテープとし、P2端子に接続
される第2のPCMテープレコーダを同じく第2
のテープとし、R端子に接続される第3のPCM
テープレコーダを同じく第3のテープとする。そ
してそれぞれを第1の再生側テープレコーダ、第
2の再生側テープレコーダ、記録側テープレコー
ダと呼ぶ。第2図cに示す第3のテープを作るに
は、まず編集点すなわち第2図aに示す第1のテ
ープのAの開始点4およびA,Bの境界およびb
に示す第2のテープのC,Dの境界の正確な位置
を探す必要がある。
次に編集点を決定するための動作を説明する。
まずAの開始点4を決定するために第1の再生側
テープレコーダにより第1のテープの4より前の
部分を再生し、P1端子に入力する。この時スイ
ツチ11はg−hがONとなつており、P1端子に
PCMデータが入力されると、このデータはスイ
ツチ11を介して、メモリ12に巡回的に記録さ
れる。すなわちメモリ12の最後の番地まで書き
込みが終れば再び最初の番地から書き込みを始め
るわけで、結果として、ある瞬間をとつてみれ
ば、メモリ12に記憶されているPCMデータは
常にその瞬間から一定時間前までのデータが連続
して記憶されていることになる。このメモリ12
のアドレスはアドレスカウンタ13によつて制御
されている。このカウンタ13のクロツクパルス
はスイツチ24のe−dをONすることにより基
準クロツクパルス発生回路22から発生されたク
ロツクパルスが供給されるようになつている。さ
らにスイツチ17はa−bがONとなつており、
入力されたPCMデータはクロスフエード処理回
路15を素通りし、スイツチ17を介し、D/A
変換器18によりもとのアナログ信号に変換さ
れ、低域フイルタ19により高域成分がカツトさ
れ、増幅器20により増幅され、スピーカ21に
供給され、第1の再生側テープレコーダの音声が
モニターされる。
以上の各部の制御、例えばスイツチ11,1
7,24の極性、クロスフエード処理回路15の
デイスエーブル化などはすべて制御出力部9′か
らの信号により行なわれる。すなわち、キーボー
ド押しボタンなどで構成される操作入力部9の信
号がインターフエース素子10、バスライン8を
介してCPU5に伝送され、それに対応した制御
信号がCPU5からバスライン6、インターフエ
ース素子10を介して制御出力部9′から出力さ
れ、この信号により行なわれる。なお第3図では
制御出力部9′からのスイツチ以外の制御線は省
略した。
編集者は、スピーカ21からの出力音声をモニ
ターしながら編集したいタイミングであるという
旨の信号を操作入力部9から入力する。この信号
は上記の経路でCPU5に伝えられ、制御出力部
9′を介して次のような制御が行なわれる。まず
編集者が希望する編集点より一定時間だけそれま
での動作を続け、一定時間後にメモリ12への書
き込みを停止する。その後第1の再生側テープレ
コーダのテープ走行を停止する。テープレコーダ
の制御はCPU5の命令により行なわれるが図で
は全て省略する。さて、このときのメモリ12の
内容は第4図のようになつている。ここで諸元を
次のように仮定する。音声データは16ビツト/サ
ンプル、サンプリング周波数50KHz、メモリは
256KW(1W=16ビツト)、このようにすればメモ
リ12に記憶される音声データは、256K÷50K
≒5秒より約5秒分である。もちろんメモリを節
約するために、メモリに記憶するデータを1サン
プルおきにしてもよい(サンプリング周波数が1/
2になつたことになる)。またはビツト圧縮の方法
を用いて1サンプルあたりのビツト数を減らすな
どの方法を適用してもよい。ここでは説明を簡単
にするためにそのような処理は一切しないことに
する。第4図において、256KWのメモリを模擬
的に表わすが、音声データは左から右に順次書き
込んでいき2FFFFまで書けば再び00000から書き
込むことになり、これが繰り返される。編集者が
希望するタイミングに対応するメモリアドレスを
図中Xで表わす。そして一定時間として、繰り返
し周期内の例えば4秒間遅れのYのメモリアドレ
スに対応するタイミングで書き込みを終了させ
る。この結果メモリ12には(Y+1)→
2FFFF→00000→Yの順で音声が記録されている
ことになる。
次に正確な編集点を探すために、メモリ12の
内容を読み出すわけであるが、編集者が操作入力
部9からこの装置が編集点探索モードになるよう
に設定することにより各部への制御信号は以下の
ようになる。スイツチ17はa−cがONし、ス
イツチ24はd−fがONとなる。23はロータ
リーエンコーダなどで構成された手動クロツクパ
ルス発生器であり、動かす速度によつて発生する
パルスの周波数が変化するもので、停止させてい
れば全くパルスを発生しないものである。手動制
御手段として、たとえば回転ダイヤルを採用すれ
ば、その回転速度を上げるほど数多くのパルスを
発生するものである。このパルスと回転方向の情
報をアドレスカウンタ13に与えアツプダウンカ
ウンタとして動作させれば、例えば時計方向に回
転させたときにはメモリを順方向すなわちX−Y
の順にアドレス設定しメモリの内容を読み出す。
この読み出されたPCMデータは補間回路16に
よりデータの補間をし、スイツチ17を介して
D/A変換器18によりもとのアナログ信号に変
換され、低域フイルタ19により高域成分がカツ
トされ増幅器20により増幅され、スピーカ20
に供給され編集者はその音をモニターする。そし
て上記回転ダイヤルの回転をはやくすればするほ
ど再生させる音声の周波数が高くなる。反時計方
向に回転させた時には、X→0000→2FFFF→
(Y+1)の順に再生され、あたかも録音された
テープレコーダのテープを逆回転させたような音
声が再生される。この時も回転速度に応じて再生
音の周波数がかわるのは当然である。このように
50KHzでサンプリングされメモリされた音声を可
変速再生する場合には次のような問題がある。す
なわち、再生が50KHz以上のクロツク周波数で行
なわれる場合は特に問題はないが、50KHzより低
い周波数、例えば10KHzで再生した場合にはこの
クロツク周波数による10KHz成分が生じる。とこ
ろが低域フイルタ19の遮断周波数は例えば20K
Hzでサンプリング周波数50KHzのときの最適値と
なつている。したがつて、上記10KHz成分は低域
フイルタ19によつて除去されずに雑音として聞
こえることになる。この問題を解決するために補
間回路16を動作させる。
次に第5図を参照しながら補間回路16の機能
を説明する。第5図aはメモリに記憶された音声
信号を正常速度すなわち50KHzで再生し、D/A
変換したものである。同じ信号を10KHzで再生
し、D/A変換すると第5図bのようになる。こ
こで第5図a,bにおけるS点は同一サンプルで
あることを示す。これらの信号の不連続部分を第
5図cに示すように50KHzでなめらかに補間する
ことがこの回路の目的である。
まず、補間の考え方について説明する。第5図
b,cの一部の拡大図を第6図に示す。第6図に
おいて31は補間回路への入力である。a,bは
それぞれメモリを読み出した出力で、時間的に相
隣りあうサンプルのサンプル値である。T10
T20は手動クロツクパルスのタイミングで、T20
はT10の1クロツク周期後のタイミングである。
T10、T11、T12、T13、T14、T20はサンプリング
クロツクパルスのタイミングである。32は補間
回路16の出力である。
T1o(n=0、1、2、3、4)における補間
回路16の出力L1oは次のようにして決められる。
L1o=a+(b−a)・n・k ……(1) ここで、kは手動クロツクパルス発生器23の
出力の周波数に逆比例する係数(傾き係数)で、
例えば第6図の場合で簡単に決めれば、手動クロ
ツクパルス発生器23の出力は10KHz、サンプリ
ング周波数は50KHzであるので1/5とする。(1)式
において、K=1/5、n=0、1、2、3、4と
すれば第6図の32の補間ができることがわか
る。以上の機能を実現するためのブロツク図を第
7図に示す。
第7図に補間回路16のブロツク図を示す52
は補間回路への16ビツトパラレル信号入力、53
は手動クロツクパルス発生器23の出力が入力さ
れる端子、54はサンプリングクロツク(この場
合50KHz)入力端子である。41,42はラツチ
回路、43はラツチ回路41の出力からラツチ回
路42の出力を減算する減算回路、44は加算回
路、45はサンプリングクロツクで加算回路44
の出力をラツチするラツチ回路である。46はリ
フアレンスクロツクパルス発生回路(例えば50K
Hz×100=5MHzのクロツクパルスを発生する)で
ある。47は手動クロツクパルス発生器23の出
力でリセツトされ、上記リフアレンスクロツクパ
ルス発生回路46の出力を計数するカウンタ、4
8はROMより成り、カウンタ47の出力の値を
アドレスとして、そのアドレスに対応するROM
の内容を出力して傾き係数kを発生する回路、4
9はラツチ回路45の出力と傾き係数発生回路4
8の出力の傾きを乗算する回路、50は乗算回路
49の出力とラツチ回路42の出力を加算する加
算回路、51はラツチ回路43の出力の極性ビツ
トをラツチし、乗算回路49の極性を決定する極
性決定回路である。55は補間回路の出力であ
る。
ラツチ回路41,42の出力はそれぞれ、第6
図におけるb,aに対応する。減算回路43の出
力は(1)式における(b−a)である。さらに加算
回路44とラツチ回路45の組合わせによりその
出力(b−a)×nを得る。リフアレンスクロツ
クパルス発生回路46の出力の周波数は5MHz、
手動クロツク発生器23の出力の周波数は10KHz
であるから、カウンタ47の出力は500となる。
この時例えばROMにより構成された傾き係数発
生回路48の出力kとして100/500=1/5を出力
する。すなわちカウンタ47の出力をZとすれば
100/Zをkとする。この結果乗算回路49の出力は (b−a)・n・kが得られる。さらに加算回路5
0の出力として(1)式のa+(b−a)・n・kが得
られる。したがつて補間回路の出力55として第
6図の点線32が得られるわけである。ここでa
とbの大小関係により極性ビツトが極性決定回路
51を経て乗算回路49の符合ビツトを変化させ
る。なお第7図においては、(1)式の第2項は(b
−a)×nを先に計算する構成となつているが、
ハードウエアによつては、この段階でオーバーフ
ローすることがあるので、k×nを最初に計算す
る構成とすればその惧れはなくなる。
以上のようにして第3図の補間回路16の出力
が得られ、D/A変換器18、低域フイルタ1
9、増幅器20を経てスピーカ21から可変速再
生された音声がモニターできる。このとき回転ダ
イヤルを正逆転させれば従来のアナログテープレ
コーダのリールを手動で正逆回転させたときの再
生音と全く同じものが聞こえる。
このようにして編集したい点で回転ダイヤルを
止め、その点が編集点である旨の信号をCPU5
に与える。これで第2図におけるAの開始点4の
位置が決定したわけである。この位置をCPU5
が認識するには次のような過程を経る。まず最初
に編集者から与えられた編集点であるというタイ
ミングでPCMデータと同時に入力されているTP1
端子からのタイムコード入力信号をタイムコード
インターフエース25、バスライン8を経て
CPU5が読み込み、RAM7に保存する。ここで
SMPTEタイムコードではフレーム(30分の1
秒)単位の信号が最小単位であるので、編集精度
をこれ以上にするには、フレーム内で音声サンプ
リングパルスを計数しフレーム内の何サンプル目
であるかという情報もあわせてCPU5が読み込
んでRAM7に保存しておく必要があるが、第3
図ではこのカウンタを省略し、タイムコードイン
ターフエース回路25に含めるものとする。した
がつてこの時点でCPU5は時・分・秒・フレー
ム・サンプルの情報を読むことになる。次に編集
点探索モードでは手動クロツクパルス発生器23
の出力によつてアドレスカウンタ13とともにタ
イムコードインターフエース25内のカウンタが
動作し、手動により修正した正確な編集点のタイ
ムコード情報とさらに細かいフレーム単位内のサ
ンプル点情報すなわち時・分・秒・フレーム・サ
ンプルの情報をCPU5が読むことになる(図示
せず)。この情報をSP1とする。このようにして、
正確なサンプル点のメモリ12内の位置、テープ
上の位置の情報をCPU5が持つことになる。
次に第2図aの第1のテープのA,Bの境界を
決定する。前述と同様にして編集者がスピーカ2
1からの出力音声をモニターしながら編集したい
タイミングすなわち第1のテープのA,Bの境界
付近で前述と同様に操作入力部9からその旨の信
号を入力する。その後、一定時間メモリ12に書
き込みを続け、停止するところまでは同様であ
る。ただしこの場合は、メモリ12の容量が約5
秒あるとすれば、指定点から5秒の半分の時間よ
り短かい時間例えば1秒経過した時点で、メモリ
12への書き込みを停止する。このときのメモリ
12内のようすを第8図に示しX、Yはそれぞれ
XP1、YP1に相当する。メモリ12内の正確な編
集点を探す操作は前述と同様でスイツチ17はa
−bがON、スイツチ24はd−fがONとなり、
ダイヤルを正方向に回転させた時にはメモリ12
の内容はXP1→YP1の順に再生され、逆方向に回
転させた場合にはXP1→00000→2FFFF→(YP1
1)の順に再生される。このようにして回転ダイ
ヤルの回転とともに音声が再生されるわけである
から回転ダイヤルを正しい位置で停止させてこの
点を編集点として指定することができる。この点
の位置情報は前述の場合と同様の操作でCPU5
に読み込みRAM7に保存する。この点のメモリ
上のアドレスをXP1+NP1とする。また前述と同
様に、手動により修正した正確な編集点のタイム
コード情報およびサンプル点情報をEP1とする。
次に前述で設定された編集点(メモリ内のアド
レスXP1+NP1)が正しいかどうかメモリ12の
内容を指定されたアドレス分を連続して基準クロ
ツクで読み出しモニターするわけであるが、編集
者が操作入力部9からこの装置が編集点メモリ・
プレモニターモードになるよう設定することによ
り各部への制御は以下のようになる。スイツチ1
7はa−cがONし、スイツチ24はd−eが
ONとなる。またCPU5はRAM7に保存されて
いるアドレスカウンタの情報YP1を、データバス
8、インターフエース素子14を介してアドレス
カウンタ13に初期値としてプリセツトする。基
準クロツク発生回路22より発生したクロツク信
号はスイツチ24を介し、アドレスカウンタ13
に入力する。アドレスカウンタ13はCPU5の
命令に基づいてYP1→2FFFF→00000→XP1+NP1
の順にアドレスを変化させてメモリ12を読み出
すと同時に、このアドレスはインターフエース素
子14を介してCPU5に入力される。メモリ1
2より読み出されたデイジタル信号は補間回路1
6を素通りし、スイツチ17、D/A変換器1
8、低域フイルタ19、増幅器20を経てスピー
カ21より連続した音声信号としてモニターされ
る。
以上の編集点メモリ・プレモニターモードで編
集点に問題があればメモリ内での編集点の決定作
業以降の過程をくり返し、適当な編集点が得られ
れば次の作業に進む。
次に第2図bの第2のテープのC,Dの境界を
決定するために第2の再生側テープレコーダによ
り第2のテープの2の部分を再生し、P2端子に
入力する。この時スイツチ11は、g−iがON
となつており、P2端子にPCMデータが入力され
ると、このデータはスイツチ11を介して、メモ
リ12に巡回的に記録される。
以後は第2図aに示す第1のテープの開始点4
を決定する内容と同一であるため説明を省略す
る。ここで設定された第4図のX、Yをそれぞれ
XP2、XP2とし、編集点でのメモリ12内のアド
レスをXP2+NP2、タイムコード情報おおよびサ
ンプル点情報をEP2とする。
次に前述で設定された編集点(メモリ内のアド
レスXP2+NP2)が正しいかどうかメモリ12の
内容を指定されたアドレス分連続して基準クロツ
クで読み出しモニターするわけであるが、編集者
が操作入力部9からこの装置が編集点メモリ・プ
レモニターモードになるよう設定することにより
各部への制御は以下のようになる。スイツチ17
はa−cがONし、スイツチ24はd−eがON
となる。またCPU5はRAM7に保存されている
アドレスカウンタの情報YP2+1を、データバス
8、インターフエース素子14を介してアドレス
カウンタ13に初期値としてプリセツトする。基
準クロツク発生回路22より発生したクロツク信
号はスイツチ24を介し、アドレスカウンタ13
に入力する。アドレスカウンタ13はCPU5の
命令に基づいてYP2→1+2FFFF→00000→XP2
NP2の順にアドレスを変化させてメモリ12を読
み出すと同時に、このアドレスはインターフエー
ス素子14を介してCPU5に入力される。メモ
リ12より読み出されたデイジタル信号は補間回
路16を素通りし、スイツチ17、D/A変換器
18、低域フイルタ19、増幅器20を経てスピ
ーカ21より連続した音声信号としてモニターさ
れる。
以上の編集点メモリ・プレモニターモードで編
集点に問題があればメモリ内での編集点の決定作
業以降の過程をくり返し、適当な編集点が得られ
れば次の作業に進む。
次に第2図cの第3のテープのごとく、AとD
をクロスフエードするためのフエード特性を次の
ようにして設定する。
実際のテープには記録せずに、第1および第2
の再生側テープレコーダを走行させて、第1回目
のテープ・プレモニター動作を行なう。編集者が
操作入力部9からこの装置がテープ・プレモニタ
ーモードとなるように設定すると、CPU5から
の指令により第1および第2の再生側テープレコ
ーダを、それぞれの編集点EP1、EP2よりモニター
に必要な時間分+同期走行制御に必要な時間分
(例えば第2図L1,L2)巻き戻し、再生状態とし
前述で求めたそれぞれの編集点EP2が同一時間に
第3図P1およびP2に入力されるようにそれぞれ
のテープを同期制御し適当な遅延回路によりタイ
ミングを調整する。まず第2図aのAの信号のみ
を、クロスフエード処理回路15により通過させ
る。
次に第2図aの第1のテープの編集点付近にな
ると、クロスフエードを行なうが、ここでクロス
フエード処理について具体的に述べる。第9図は
第3図におけるクロスフエード処理回路15の詳
細なブロツク図である。Fi1は第3図におけるP1
からのPCMデータ入力、Fi2は同じくP2からの
PCMデータ入力である。
編集者が操作入力部9からこの装置がマニユア
ルフエーダー設定モードになるよう設定すること
により各部への制御信号は以下のようになる。ス
イツチ74はa−bがONし、スイツチ74′は
a′−b′がONとなる。61,68は可変抵抗など
から構成される第1のマニユアルフエーダーおよ
び第2のマニユアルフエーダーで、62,69は
それぞれのマニユアルフエーダーと回路とを接続
するフエーダーインターフエース、63,70は
サンプリング・ホールド回路から成るA/D変換
回路、64,71はA/D変換回路63,70の
フエーダーデイジタル信号をそれぞれ記憶するメ
モリ、65,72はクロツク発生回路66のクロ
ツク信号によりそれぞれのメモリ64,71のア
ドレスを設定するアドレスカウンタ、74はA/
D変換回路63のフエーダーデイジタル信号と、
メモリ64から読み出されたフエーダーデイジタ
ル信号とを切替えるスイツチ、74′はA/D変
換回路70のフエーダーデイジタル信号とメモリ
71から読み出されたフエーダーデイジタル信号
とを切り替えるスイツチ、67はFi1から入力さ
れるPCMデータと、スイツチ74からのフエー
ダーデイジタル信号とを演算する乗算回路、75
はFi2から入力されるPCMデータと、スイツチ
74′からのフエーダーデイジタル信号とを演算
する乗算回路、76は乗算回路64,75の出力
を加算する加算回路である。編集者は第1のマニ
ユアルフエーダー61の抵抗値を無限大からゼロ
となる方向に操作すると、フエーダーインターフ
エース62は抵抗値の変化をDC電圧変化に変換
する。このDC電圧はA/D変換回路63でクロ
ツク発生回路66のクロツクによりサンプリング
されデイジタル信号に変換される。この特性を第
10図77とする。そして変換されたフエーダー
デイジタル信号は外部(第3図の制御出力部9′)
よりクリアーされゼロからクロツク発生回路66
のクロツクでスタートしたアドレスカウンター6
5によりアドレスセツトされるメモリー64に記
憶され、同時にスイツチ74のa−bを介して乗
算回路67に入力される。乗算回路67はFi1か
ら入力されたPCMデータと、スイツチ74を介
し入力されたフエーダーデイジタル信号とを演算
しFi1から入力されたPCMデータをフエードア
ウトする。
また、編集者は第2のマニユアルフエーダー6
8の抵抗値をゼロから無限大となる方向に操作す
ると、フエーダーインターフエース回路69は抵
抗値の変化をDC電圧変化に変換する。このDC電
圧はA/D変換回路70でクロツク発生回路66
のクロツクによりサンプリングされデイジタル信
号に変換される。この特性を第10図78とす
る。そして変換されたフエーダーデイジタル信号
は外部(第3図の制御出力部9′)によりクリア
ーされゼロからクロツク発生回路66のクロツク
でスタートしたアドレスカウンター72によりア
ドレスセツトされるメモリー71に記憶する。同
時にこのフエーダーデイジタル信号はスイツチ7
4′のa−bを介し乗算回路75に入力される。
乗算回路75はFi2から入力されたPCMデータ
と、スイツチ74′を介し入力されたフエーダー
デイジタル信号とを演算しFi2から入力された
PCMデータをフエードインする。加算回路76
は乗算回路67によりフエードアウトしたPCM
データと、乗算回路75によりフエードインした
PCMデータとを加算しクロスフエードされたF0
の出力を得る。このF0は第3図のスイツチ17
に入力される。
ここで諸元を次のように仮定する。マニユアル
フエーダーからのDC電圧は8ビツト/サンプル、
サンプリング周波数30Hz、メモリーは300W(1W
=8ビツト)、このようにすればメモリ64,7
1に記憶されるデータは300÷30=10よりそれぞ
れ10秒分である。
ゆえに編集者は第3図のクロスフエード処理回
路15のPCMデータ信号を、スイツチ17、
D/A変換器18、低域フイルター19、増幅器
20、スピーカー21を介してモニターしなが
ら、マニユアルフエーダー61,68を操作する
ことにより自由なクロスフエード特性(例えば第
10図の特性)を得ることができる。
ここで前述の編集者がマニユアルフエーダー設
定モードとなるよう設定した時、すなわちアドレ
スカウンタ65,72がスタートした時、第3図
CPU5は第1および第2の再生側テープレコー
ダから再生される(TP1およびTP2から入力され
る)タイムコード信号を、タイムコードインター
フエース回路25,26を介してRAM7に入力
する。この時のタイムコードをそれぞれFT1、
FT2とする。
次にクロスフエード時間が終了すると(上記で
は10秒経過すると)クロスフエード処理回路15
はP2から入力された信号のみを通過させメモリ
64,71の書き込みを停止する。
テープ上の正確な編集点は前述のようにRAM
7に保存されているので、テープの同期走行、上
記遅延回路の遅延量、クロスフエードのタイミン
グなどはすべてCPU5からの指令によつて行な
われる。
以上の過程により、第1回目のテープ・プレモ
ニターが終了し編集点付近のクロスフエード特性
が内蔵されているメモリ64,71に記憶され
る。
次に第1回目に設定したクロスフエード特性通
りに編集されるかどうか第2回目のテープ・プレ
モニターを行なう。第2回目のテープ・プレモニ
ターは第1回目のテープ・プレモニターと同一な
操作、制御を行なうが、CPU5はタイムコード
インターフエース回路25を介しTP1より入力さ
れたタイムコード信号と、前述で設定したタイム
コード値FT1と同一となると、第9図スイツチ7
4のa−cをON、アドレスカウンタ65をクリ
アーしスタートさせる(すなわちアドレスカウン
タをゼロよりスタートさせる)。アドレスカウン
タ65はマニユアルフエーダーの情報(フエーダ
ーデイジタル信号)が記憶されているメモリ64
を10秒間読み出す。この読み出されたフエーダー
デイジタル信号はスイツチ74を介し、乗算回路
67に入力する。乗算回路67はFi1端子から入
力されるPCMデータとメモリ64より読み出さ
れたフエーダーデイジタル信号とで演算を行ない
フエードアウトする。またタイムコードインター
フエース回路26を介しTP2より入力されたタイ
ムコード信号と、前述で設定したタイムコード値
FT2と同一となると、第9図スイツチ74′の
a′−c′をON、アドレスカウンタ72をクリアー
しスタートさせる(アドレスカウンタをゼロより
スタートさせる)。アドレスカウンタ72はマニ
ユアルフエーダーの情報(フエーダーデイジタル
信号)が記憶されているメモリ71を10秒間読み
出す。この読み出されたフエーダーデイジタル信
号はスイツチ74′を介し、乗算回路75に入力
する。乗算回路75Fi2端子から入力される
PCMデータとメモリ71により読み出されたフ
エーダーデイジタル信号とで演算を行ないフエー
ドインする。
加算回路76は乗算回路67によりフエードア
ウトしたPCMデータと、乗算回路75によりフ
エードインしたPCMデータとを加算しクロスフ
エードされたF0の出力を得る。以上のように前
述の第1回目のテープ・プレモニターモード時に
設定したクロスフエードの特性が、メモリ64,
71を使用することにより再現できる。
以上の過程により、テープ・プレモニターが終
了する。ここで編集点付近のクロスフエード特性
に問題があれば前記第1回目のテープ・プレモニ
ター動作をくり返し、メモリ64,71のフエー
ダーデイジタル信号を記憶し直す。適当なクロス
フエード特性が得られれば次の編集作業に進む。
編集作業において、それぞれの編集点付近は第
2回目のテープ・プレモニターの動作と同一であ
るが、編集作業は第2図の第1のテープおよび第
2のテープの必要な部分を再生して第3のテープ
に記録しなければならないため、第1の再生側テ
ープレコーダを第2図aの第1のテープのAの開
始部分より少し前まで巻き戻す。また第2の再生
側テープレコーダを、第2図bの第2のテープの
C,Dの編集点EP2よりL2の時間分巻き戻す。そ
して第1の再生側テープレコーダを再生し、第3
図のP1端子に第2図aのAの開始点4がデイジ
タル信号として入力されると、クロスフエード処
理回路15を素通りし、スイツチ17を介しR端
子に出力する。R端子には記録側テープレコーダ
が接続されており、このテープレコーダを記録状
態とする。
次に第1の再生側テープレコーダが第2図aの
Aのクロスフエード部分よりL1手前まで再生す
ると、第2の再生側テープレコーダを再生し、前
述で述めたそれぞれの編集点EP1とEP2が同一時間
に第3図P1およびP2に入力されるようそれぞれ
のテープを同期制御し適当な遅延回路によりタイ
ミングを調整する。以後は第2回目のテープ・プ
レモニターの動作とまつたく同一な動作を行なう
ことによりR端子に接続されている記録側テープ
レコーダに第2図cのごとく編集される。
上記の実施例によれば、テープデツキの記録フ
オーマツトとは全く関係なく音声のPCM信号そ
のものの段階で編集するため、記録側テープレコ
ーダで新たに再生構成して記録する他の手切り編
集で生じた情報の欠落なども全く生じない。
また再生側テープレコーダの出力をいつたんメ
モリに記憶させ、このメモリを読み出してモニタ
ーして編集を行なうため、精度が高く、編集点の
選定が容易な優れた効果が得られる。特にメモリ
の読み出しを手動による可変速で行なつても、補
間回路により信号に悪影響を及ぼすことがなく、
緩速で再生して編集点を容易に選ぶことができ
る。そして選定した編集点の位置情報はタイムコ
ードとサンプリングパルスとの併用によりそのデ
ータを記憶させるので、上記位置情報をサンプリ
ングパルスの精度にまで高めることが可能とな
る。一方、編集点の近傍で信号を不用意に欠落さ
せることなく継ぐためにクロスフエード処理を施
すが、本実施例では簡単な構成でデイジタル的に
フエード特性を任意に設定でき、編集上極めて有
用である。さらに上記のようにメモリに記憶させ
た信号を再生しながらフエード特性を設定し、か
つこの設定された特性は他のメモリに簡単に記
憶、読出しが可能であつて、フエード特性を変更
させて直ちに何度もリハーサルが可能であるな
ど、実用性の高いものである。
以上のように本発明によれば、再生デイジタル
信号のフエード特性を手動で任意に可変でき、さ
らに得られた特性をメモリに記憶させて、このメ
モリ出力により前記再生デイジタル信号のレベル
を制御して編集記録するものであるから、操作者
が容易に任意のフエード特性を創り自由な編集が
可能となるものである。特に得られたフエード特
性をメモリに記憶させるから、モニターの時点で
再びその特性を変更でき、最終的に編集記録が可
能であり、非常に編集が容易にかつ適切に行なえ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はアナログ編集の概念を示す説明図、第
2図は本発明のデイジタル音声電子編集装置に採
用した編集方式の概念を示す説明図、第3図は本
発明のデイジタル音声電子編集装置の一実施例を
示すブロツク図、第4図はメモリ12の書き込み
状態を示す説明図、第5図は補間の概念を説明す
る波形図、第6図は本実施例の補間機能を説明す
る波形図、第7図は補間回路の構成を示すブロツ
ク図、第8図はメモリ12の書き込み状態を示す
説明図、第9図はクロスフエード処理回路の構成
を示すブロツク図、第10図はマニユアルフエー
ダーにより設定したフエード曲線を示す特性線図
である。 5……CPU、6……ROM、7……RAM、9
……操作入力部、9′……制御出力部、12……
メモリ、13……アドレスカウンタ、15……ク
ロスフエード処理回路、16……補間回路、18
……D/A変換器、22……基準クロツク発生回
路、23……手動クロツク発生器、61,68…
…マニユアルフエーダー、63,70……A/D
変換回路、64,71……メモリ、65,72…
…アドレスカウンタ、66……クロツク発生回
路、67,75……乗算回路、76……加算回
路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 テープ、デイスク等の音源から再生されたデ
    イジタル信号レベルの変化特性を手動により可変
    設定するフエード特性設定手段と、このフエード
    特性設定手段により設定されたレベル変化特性を
    記憶するメモリと、このメモリの読出し出力によ
    つて前記再生されたデイジタル信号のレベルを制
    御するようにし、かつこの制御された出力信号を
    記録する手段とを備えたことを特徴とするデイジ
    タル音声電子編集装置。
JP14859381A 1981-09-18 1981-09-18 デイジタル音声電子編集装置 Granted JPS5850682A (ja)

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US5317641A (en) * 1991-04-11 1994-05-31 Sony Electronics Inc. Fader depth control apparatus
US5233666A (en) * 1991-11-19 1993-08-03 Sony Corporation Of America Fader channel assignment

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