JPH01183522A - セラミックス繊維の製造法 - Google Patents

セラミックス繊維の製造法

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JPH01183522A
JPH01183522A JP20699087A JP20699087A JPH01183522A JP H01183522 A JPH01183522 A JP H01183522A JP 20699087 A JP20699087 A JP 20699087A JP 20699087 A JP20699087 A JP 20699087A JP H01183522 A JPH01183522 A JP H01183522A
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JP
Japan
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spinning
fibers
fiber
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atmosphere
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JP20699087A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Aoki
宏幸 青木
Isato Nishii
西井 勇人
Kozaburo Tamura
田村 孝三郎
Takeshi Isoda
礒田 武志
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SEKIYU SANGYO KATSUSEIKA CENTER
Tonen General Sekiyu KK
Japan Petroleum Energy Center JPEC
Original Assignee
SEKIYU SANGYO KATSUSEIKA CENTER
Petroleum Energy Center PEC
Toa Nenryo Kogyyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として5i−N−C−0の結合を有するセ
ラミックス繊維の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
特開昭60−226890号公報によれば、有機ポリシ
ラザン高分子化合物を原料として、これを紡糸し、不融
化し、焼成することによって、5i−N−C−0結合を
有するセラミックス繊維を製造する方法が開示されてい
る。
しかしながら、この方法の場合、紡糸繊維の不融化法と
しては、窒素ガスによるフラッシュによる方法であるこ
とから、不融化が不充分で、後続の焼成工程で昇温させ
る時に、融解したり、糸切れを起こすという欠点があり
、工業的に利用し得るものではない。
〔発明の解決しようとする問題点〕
前記のように、有機ポリシラザンを原料とするセラミッ
クス繊維の製造に関しては、従来、工業的に有利な方法
は未だ開発されていない。
そこで、本発明は、有機ポリシラザンから、工業的に有
利な方法により、低電気伝導性、高強度、高弾性、低熱
伝導性、耐熱性を有するセラミックス繊維を製造し得る
方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、前記問題点を解決するために種々研究を
重ねた結果1本発明を完成するに至ったものである。
即ち1本発明によれば、ポリメチルシラザン紡糸繊維を
、酸化雰囲気、水蒸気雰囲気又はアンモニア雰囲気中に
おいて不融化した後、真空下又は不活性ガス、アンモニ
アガス及び水素ガスの中から選ばれる少なくとも1種の
ガス中において、加熱焼成することを特徴とするセラミ
ックス繊維の製造方法が提供される。
本発明でセラミックス繊維出発物質として用いるポリメ
チルシラザンは、式 で表わされる繰返し単位を有する重合体である。
この場合、nは1以上であり1通常は15−35の範囲
の数である。
このようなポリメチルシラザンは公知の方法によって合
成することができる1例えば、このものは、ジクロロメ
チルシランのアンモノリシス反応によって製造し得るが
、この反応に関しては、S。
D、Brewar、C,P、Haber、J、Amer
、Chem、Soc、1948.70゜3888−91
.に、A、Andrianov et al、Dokl
、Akad、Nauk。
5SSR,1967,176,85及び英国特許筒88
1,178号明細書に記載されており、このアンモノリ
シス生成物混合物の脱プロトン化触媒を用いた重合反応
は特開昭60−226,890号公報に記載されている
。このポリメチルシラザンが5i−N−0−C結合を有
するセラミックス繊維の原料となるためには、紡糸溶液
にした際に曳糸性があり、曳糸してできた繊維が固化す
ればよいわけであるが、これらの物性はポリメチルシラ
ザンの平均分子量、分子量分布及び分子構造に依存し、
又溶剤の種類と物性ならびに溶剤の濃度及び紡糸条件に
も依存する。従って、これらの要因を適当に選ぶことに
より、紡糸に適したポリメチルシラザン溶液を得ること
ができる。
ポリメチルシラザン紡糸溶液において、その溶剤の種類
は、ポリメチルシラザンに対して不活性でかつ相溶性が
あり、乾式紡糸筒の条件で気化してポリメチルシラザン
固形物を与えるものであればよい、このような溶剤とし
ては、例えば、ペンタン、ヘキサン、イソヘキサン、メ
チルペンタン、ヘプタン、イソへブタン、オクタン、イ
ソオクタン、シクロペンタン、メチルシクロペンタン、
シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、エチルベンゼン等の炭化水素;塩化
メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、ブロモホルム、
塩化エチレン、塩化エチリデン、トリクロロエタン、テ
トラクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化
水素;エチルエーテル、プロピルエーテル、エチルブチ
ルエーテル。
ブチルエーテル、1,2−ジオキシエタン、ジオキサン
、ジメチルオキサン、テトラヒドロフラン、テトラヒド
ロピラン、アニソール等のエーテル;二硫化炭素、硫化
ジエチル、チオフェン、テトラヒドロチオフェン等の硫
黄化合物等が挙げられる。
ポリメチルシラザンの紡糸溶液中の濃度は、紡糸溶液が
曳糸性を示せばよく、紡糸原料であるポリメチルシラザ
ンの平均分子量1分子量分布、高分子構造によって異な
るが、通常50〜99%(wt%)の範囲で良い結果が
得られる。曳糸きしてできたポリメチルシラザン紡糸繊
維の固化し易さは、紡糸原料であるポリメチルシラザン
の性質によって異なるが、ポリメチルシラザンが粉末な
いしろう様固体であればよく、粘稠油状では好ましくな
い。
この性質はポリメチルシラザンの平均分子量、分子量分
布、高分子構造に依存するが、ベンゼン中の凝固点降下
法による分子量すなわち数平均分子量絶対値として70
0以上、ゲルパーミェーションクロマトグラフィ(GP
C法)によるポリスチレン基準の数平均分子量として1
000以上ならびに重量平均分子量として2400以上
あればよい、このポリメチルシラザンの性質はポリメチ
ルシラザンの構造にも依存するが、はしご機宜合体又は
平面配列重合体であればよい、環状重合体や直鎖状重合
体ならびに骨格部分を鎖状、環状及び三次元架橋構造の
うちいずれかを含む重合体でもよい。
紡糸溶液のこれらの物性を改善するために必要があれば
有機高分子系助剤を加えてもよい、このようなものとし
ては、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリエチレンオキシド、ポリビニルアルコール、
ポリスチレン、酢酸セルロース、ポリ塩化ビニル、ポリ
アクリル酸工チル等を挙げることができる。
紡糸溶液の曳糸性は紡糸溶液の粘度に関係するが、吐出
速度制御の点から、紡糸溶液の粘度は、1−4000p
oiseの範囲、好ましくは5−1000poiseの
範囲にするのがよい。
前記紡糸溶液の調製においては、ポリメチルシラザンの
加水分解を防止するためた雰囲気を非水性にする必要が
あり、そのために、乾燥空気、窒素、アルゴン、ヘリウ
ム等を用いることができる。
以上の様にして調製した紡糸溶液は乾式紡糸装置に仕込
む前あるいは後に濾過を行うことによってゲル、異物等
の紡糸に際して有害な物質を除去する。濾過に際して、
濾過時間を短縮するためには加熱又は加圧あるいは加圧
加熱すればよく、20〜300℃の範囲及びO〜200
Kg/cdの範囲で良好な結果を得ることができる。
濾過後の紡糸溶液はさらに脱泡を行うことによって気泡
を除去する。脱泡に際して脱泡時間を短縮するためには
加圧加熱すればよく、0〜200kg/aJGの範囲及
び20〜300℃の範囲で良好な結果を得ることができ
る。
濾過脱泡後の紡糸溶液は紡糸ノズルより紡糸筒内に紡糸
溶液を吐出して繊維化し、これを巻取って連続的にポリ
メチルシラザン紡糸繊維を得る。
紡糸ノズルの孔径、吐出速度及び巻取速度は目的とする
細さの繊維径と紡糸溶液の物性によって異るが、紡糸ノ
ズルの孔径直径0.02−0.5+++m、吐出速度0
.1〜500m/分、巻取速度1.0〜5000菖1分
の範囲で良い結果が得られる。紡糸溶液の粘度及び紡糸
溶剤の気化を制御するためには紡糸ノズルの温度を制御
すればよく、紡糸溶剤の種類と濃度にもよるが、0〜3
00℃の範囲で良い結果が得られる。
紡糸ノズルから吐出された繊維を乾式紡糸により固化す
るためには、吐出された繊維中の溶剤を気化除去すれば
よく、あるいは繊維中のポリメチルシラザンの分子間架
橋を行えばよい、このような操作は乾式紡糸筒を行いて
行うことができる。
この際、紡糸筒内の雰囲気を、乾燥空気、アンモニア及
び不活性ガスの中から選ばれる少くとも1種類の気体で
形成するか、あるいは水蒸気や前記溶剤のうち少くとも
1種類から選ばれる溶剤蒸気との混合雰囲気とすること
は、紡糸筒内の繊維の固化を制御することができるので
有利である。同時に雰囲気を加熱するかあるいは紡糸筒
を加熱することは紡糸筒内の繊維の固化をより有利に制
御することができる。雰囲気の温度は、紡糸筒上部=θ
〜80℃、紡糸筒中間部=20〜120℃、紡糸筒下部
:20〜250℃の範囲で紡糸筒の温度は、紡糸筒下部
=20〜100℃、紡糸筒中間部=20〜150℃及び
紡糸筒下部=20〜300℃の範囲で良好な結果が得ら
れる。但し。
雰囲気温度、紡糸筒温度は目的とする繊維の細さ。
紡糸溶液中の溶剤の種類及び濃度によって異なる。
また、紡糸筒内の気流を制御することは、紡糸筒内で、
吐出された繊維を緊張して細くすると同時に繊維を、糸
切れ、撚れ、もつれ等の障害なく巻取ることができるの
で有利である。気流の方向は繊維の流れ方向であればよ
い。
乾式紡糸して巻取った繊維中には紡糸溶剤が残留してい
るので、必要あれば真空、あるいは乾燥空気、アンモニ
ア、窒素ガス、不活性気体のうちから選ばれる少くとも
1種類の気体雰囲気下で繊維を乾燥するのがよい。この
乾燥において加熱することは繊維の乾燥を促進すると共
にポリメチルシラザンの縮合架橋によって固化が促進さ
れるために有利である。加熱する温度は1通常、20〜
250℃の範囲である。
次に前記で得られた紡糸繊維を不融化処理をする。不融
化処理が不充分の時は後工程の焼成段階で繊維が膠着し
てしまう。繊維を不融化するために1本発明では、酸化
雰囲気、水蒸気雰囲気あるいはアンモニア雰囲気中で処
理する。処理温度範囲は20〜300℃で良好な結果が
得られる。この場合、酸化雰囲気としては、通常、空気
、又は酸素5−30Vo1%含むガスが用いられる。不
融化の反応機構は、主としてポリメチルシラザン中の珪
素原子に結合している水素が引き抜かれ、−〇−1−N
)l−結合による分子間架橋結合が形成されて、温度が
上昇しても溶融しなくなるものと考えられる。
前記不融化において、張力を作用させると、不融化に際
し、繊維に反り、撚り、ねじれ、屈曲を生じることを防
止することができる。張力は0.001〜20kg/+
am”の範囲で良い結果が得られる。但し。
張力がなくても真直な繊維が得られることもある。
次に、前記不融化した繊維を真空あるいは不活性ガス、
アンモニア及び水素ガスの中から選ばれる少くとも1種
類の気体雰囲気中で、400−800℃の温度範囲で張
力を作用させて低温焼成する。この場合、不活性ガスと
しては、窒素、アルゴン、ヘリウム等が挙げられる。こ
の低温焼成によって繊維中のポリメチルシラザンは熱重
縮合反応と熱分解反応により気化性成分を放出する。こ
の気化性成分の放出は0図面に示されているようにio
o−g。
0℃の範囲で起り、約600℃付近で最も大きい、この
ため繊維は収縮し、屈曲するが、低温焼成中に張力を作
用させて屈曲を防止することができる。
この時の張力は繊維の屈曲を防止できる大きさ以上であ
ればよく、0.001−20kg/■■3の範囲で良い
結果が得られる* 0.001kg/am”以下の張力
であると繊維のたるみを除くことができず、20kg/
mm”以上の張力であると繊維が切れることがある。但
し、張力がなくても真直な繊維が得られることもある。
この低温焼成工程を、アンモニアあるいは窒素と水素の
混合気体雰囲気で行うことは、後工程で高温焼成したセ
ラミックス繊維に含まれる遊離炭素を前もって除去する
ことができるので有利である。 前記低温焼成した繊維
を真空中あるいは水素ガス、アンモニア及び不活性ガス
の中から選ばれた少くとも1種類のガスの雰囲気中で高
温焼成すれば、高強度の5i−N−C−0よりなるセラ
ミックス繊維となる。この時の温度は800−1800
℃の範囲で良好な結果が得られる。
前記高温焼成したセラミックス繊維に遊離炭素が必要以
上に含まれる場合には、セラミックス繊維を酸化雰囲気
で加熱すればよい、加熱温度は600−1400℃の温
度が好ましい、600℃より低い温度では遊離炭素は殆
ど除去されず、1400℃より高い温度では遊離炭素の
酸化と同時に酸化珪素の生成が進むので好ましくない、
酸化雰囲気としては。
空気、又は酸素混合ガス等が用いられ、その酸素濃度は
1通常、 5=30Vo1%、好ましくは10=20V
o1%である。
本発明においては、不融化ポリメチルシラザン繊維の焼
成は、前記のように、低温焼成と高温焼成の2段階に分
けて行うのが好ましいが、必ずしも2段階で行う必要は
なく、1段階で行うこともできる。
〔効  果〕
本発明で得られるセラミックス繊維は、ケイ素、窒素、
酸素及び炭素が結合した構造を有するもので、その元素
組成は、一般には1次の通りである。
珪 素=50〜70重量% 窒 素:18〜43〃 炭 素:15〃 酸 素=15〃 本発明のセラミックス繊維の製造方法においては、ポリ
メチルシラザン紡糸繊維に対し反応性を示す気体や蒸気
を存在させたことから、得られる不融化繊維は、不融化
の十分なもので、後続の焼成工程において、融解したり
、糸切れを起すようなことのないものである。また1本
発明において。
不融化繊維の焼成をアンモニアや、窒素と水素との混合
ガスの如き反応性ガスの存在下で行うことによって、あ
るいはセラミックス繊維を酸化性ガス中で熱処理するこ
とによって、セラミックス繊維中の遊離炭素含有を低減
させ、伝導率の低減されたセラミックス繊維を得ること
ができる。
本発明によるセラミックス繊維は、単繊維、ストランド
、ヤーン、ケーブル等の形状で用いられる6本発明のセ
ラミックス繊維は、高強度、低密度、耐化学性、耐金属
性、耐熱性にすぐれ、複合材料強化用材料、高温材料等
として広く利用される。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
参考例1 1Qの四つロフラスコにメカニカル撹拌、デユワ−コン
デンサー、ガス吹込管および滴下ロートをとりつけ、こ
れを窒素を流しながら熱風ヒータで加熱して乾燥した。
デュワーコンデサーをドライアイス−メタノールで冷却
した。ついで、ナトリウムベンゾフェノンを加えて蒸留
したジエチルエーテル350■Ωおよび金属マグネシウ
ムを加えて蒸留したメチルヒドロジクロロシラン(C)
l、5iHC1,)32.1g(0,279mo n 
)を滴下ロートよりこのフラスコに加え、氷−水浴溶で
0℃に潜却した。 KOHペレットを充填した管を通し
て乾燥したアンモニアを窒素ガスキャリヤーとともに1
20■Q (NH,換算)7分の速度で4時間かけて、
溶液に吹き込んだ、全体で20g(1,18モル)のア
ンモニアを加えた。この反応混合物を室温まで加温して
反応混合物をさらに4時間撹拌した。その際、反応しな
かった過剰のアンモニアを反応混合物から追出すため、
窒素を吹き込むと同時に、デユワ−コンデンサー中の冷
媒を取り去った。窒素雰囲気に保ったドライボックス中
で反応混合物350IIQをガラスフィルター(G3)
を用いて濾過し、副生じた塩化アンモニウムを除去した
。さらに塩化アンモニウム濾過残分を20−Qづつのエ
ーテルで4回濾過洗浄した。濾液を合わせてコールドト
ラップへジエチルエーテルをトラップ−トウートラップ
減圧蒸留(室温)にて除去した。
透明で流動性のある液体が11.5g(CH,5iHN
H)xとして収率70%)が得られた。
内容積200票aの4つロフラスコにソーダライム管、
100m120フラスコ、コンデンサ及び滴下ロートを
装着した反応装置にアルゴンガスを流しながらドライヤ
ーで加熱乾燥させた後、放置して冷却させた。アルゴン
ガスによる置換は反応終了まで続けた。4つロフラスコ
に乾燥テトラヒドロフラン16鵬Ω及び水素化カリウム
0.247g(6,14mmoΩ)を入れ、磁気撹拌を
開始した0滴下ロートに得られた→CH,5iHNH+
r6.6g[0,112mo n−(CHaSi)IN
H)ユニット基準]、及び乾燥テトラヒドロフラン65
@ Qを入れ、これを水素化カリウムに約20分かけて
滴下した。穏やかに水素ガスが発生した。室温で1晩反
応させると1反応混合物は白色懸濁溶液から微黄色溶液
に変化し、水素ガスの発生は止まっていた。続いて滴下
ロートにヨウ化メタン2.09g(14゜1vImo 
n )及び乾燥テトラヒドロフラン1.3mflを入れ
、これを反応溶液に滴下すると微黄色懸濁溶液が得られ
た。m下繍了後、さらに室温で1時間反応させた0反応
終了後、溶媒を減圧留去し、乾燥n−ヘキサン52m 
IIを加え、遠心分離した後、濾過した。上澄み液の溶
媒を減圧留去すると、白色固体6.40gが得られた。
実施例1 参考例1で得た白色固体ポリメチルシラザン重合体50
gを窒素ドライボックス中で乾燥O−キシレン500■
aに溶解して紡糸原液を調製した。紡糸原液の粘度は1
00ポワズ(室温)であった、紡糸原液の曳糸性と同化
性をガラス棒による引出しで確認した後、温度60℃、
圧力(差圧)2kg/J、窒素雰囲気中で孔径5μ墓の
フィルターを用いて濾過をした。
濾過に3時間要した。濾過後、紡糸溶液は乾式紡糸装置
に注入し、温度80℃、圧力5kg/ atの窒素雰囲
気下で脱泡した。脱泡後、紡糸溶液は孔径0.1℃朧の
紡糸ノズルより7.3■/分の吐出速度で紡糸筒内に吐
出した。吐出した繊維は90m/分の速度で巻き取った
。この時紡糸ノズル部55℃、紡糸筒上部35℃、中間
部60℃、下端部80℃であった。紡糸筒内は、デスト
リビューター人口で33℃の乾燥空気が繊維吐出方向に
0.5■/分の速度で流れていた。雰囲気の温度は紡糸
筒上部35℃、中間部54℃、下端部75℃であった0
巻取った繊維は空気中25℃で3時間保持して乾燥した
。乾燥した繊維は絶対湿度0.011の空気中30℃で
100g/m■2張力をかけて不融化した。不融化した
繊維を窒素雰囲気中で、室温から400℃まで昇温速度
3℃/分、 100g/m+i”の張力をかけて低温焼
成した。さらに窒素雰囲気下で900℃、昇温速度3℃
/分で高温焼成した。このセラミックス繊維の引張強度
は平均120kg/ms” (平均繊維径25μm)で
弾性率は平均12tsn/■■2であった。
電気伝導度は平均1.5X10−7S/mであり、色は
黒色であった。また元素組成(vt%)はSi:51.
OlN:20.0、C:13.7、O:13.9であっ
た。
実施例2 参考例1で得た白色固体ポリメチルシラザン重合体25
gを窒素ドライボックス中で乾燥0−キシレン200m
Ωに溶解して紡糸原液を調製した。紡糸原液の粘度は3
0ポワズ(室温)であった、紡糸原液の曳糸性と固化性
をガラス棒による引出しで確認した後、温度40℃、圧
力(差圧)0.5kg/a#、窒素雰囲気中で孔径5μ
mのフィルターを用いて濾過をした。
濾過に1時間要した。濾過後、紡糸溶液は乾式紡口装置
に注入し、温度40℃、圧力Okg/a&Gの窒素雰囲
気下で脱泡した。脱泡後、紡糸溶液は孔径0.03mm
の紡糸ノズルより0.7m/分の吐出速度で紡糸筒内に
吐出した。吐出した繊維は7.6+a/分の速度で巻き
取った。この時紡糸ノズル部30℃、紡糸筒上部30℃
、中間部60℃、下端部80℃であった。
紡糸筒内は、デイストリビューター人口で32℃の乾燥
空気が繊維吐出方向に0.8m/分の速度で流れていた
。雰囲気の温度は紡糸筒上部34℃、中間部55℃、下
端部76℃であった。巻取った繊維は空気中、80℃で
3時間保持して乾燥した。乾燥した繊維は絶対湿度0.
007の空気中150℃で200g/m+s”張力をか
けて不融化した。不融化した繊維を窒素水素混合雰囲気
中で、室温かつ600℃まで昇温速度3℃/分、400
g/am”の張力をかけて低温焼成した。さらにNH,
雰囲気下で1000℃、昇温速度5℃/分で高温焼成し
た。
このセラミックス繊維の引張強度は平均220kg/m
+s” (平均繊維径9 p rm)で弾性率は平均1
6tsn/am”であった、電気伝導度は平均2.6 
X 10””’S/mであり。
色は黒色であった。また元素組成(wt%)はSi:4
8.1、N:34.4、C:3.3.0:13.2であ
った。
実施例3 参考例1で得た白色固体ポリメチルシラザン重合体10
0gを、窒素ドライボックス中で乾燥エチルベンゼン5
00m 11に溶解して紡糸原液を調製した。
紡糸原液の粘度は50ポワズ(室温)であった、紡糸原
液の曳糸性と同化性をガラス捧による引出しで確認した
後、温度60℃、圧力(差圧)2kg/aJ、窒素雰囲
気中で孔径5μ醜のフィルターを用いて濾過をした。濾
過に2時間要した。濾過後、紡糸溶液は乾式紡糸装置に
注入し、温度60℃、圧力3kg/ cJ、窒素雰囲気
下で脱泡した。脱泡後、紡糸溶液は孔径0.08mmの
紡糸ノズルより240+n/分の吐出速度で紡糸筒内に
吐出した。吐出した繊維は2700+n/分の速度で巻
き取った。この時紡糸ノズル部40℃、紡糸筒上部35
℃、中間部60℃、下端部80℃であった。
紡糸筒内は、デイストリビューター人口で35℃の窒素
がガス繊維吐出方向に0.6m/分の速度で流れていた
。雰囲気の温度は紡糸筒上部37℃、中間部55℃、下
端部75℃であった0巻取った繊維は窒素気流中100
℃で3時間保持して乾燥した。乾燥した繊維は絶対湿度
0.002の空気中250℃で100g/■璽2張力を
かけて不融化した。不融化した繊維を窒素雰囲気中で、
室温から600℃まで昇温速度5℃/分。
100g/+m”の張力をかけて低温焼成した。さらに
窒素雰囲気下で110℃、昇温速度5℃7分で高温焼成
した。
このセラミックス繊維の張引強度は平均140kg/m
s” (平均繊維径24 p +m)で弾性率は平均1
8ton/a+m”であった、電気伝導度は平均3.3
 X 1G″″”S/+であり、色は・黒色であった。
また元素組成(wt%)はSi:62.4、N:32.
3、C:1.2、O:2.3であった。
実施例4 参考例1で得た白色固体ポリメチルシラザン重合体50
gを窒素ドライボックス中で乾燥トルエン50vs Q
に溶解して紡糸原液を調製した。紡糸原液の粘度は80
0ポワズ(室温)であった。紡糸原液の曳糸性を同化性
をガラス捧による引出しで確認した後、温度120℃、
圧力(差圧)140kg/a#、窒素雰囲気中で孔径5
μmのフィルターを用いて濾過をした。濾過に4時間要
した。濾過後、紡糸溶液は乾式紡糸装置に注入し、温度
230℃、圧力100kg/a#、窒素雰囲気下で脱泡
した。脱泡後、紡糸溶液は孔径0.3ms+の紡糸ノズ
ルよりl1m/分の吐出速度で紡糸筒内に吐出した。吐
出した繊維は240m/分の速度で巻き取った。この時
紡糸ノズル部240℃、紡糸筒上部85℃、中間部13
0℃、下端部280℃であった。紡糸筒内は、デイスト
リビューター人口で38℃の窒素が繊維吐出方向に2.
4e+/分の速度で流れていた。雰囲気の温度は紡糸筒
上部83℃、中間部123℃、下端部271℃であった
0巻取った繊維は真空中、120℃で5時間保持して乾
燥した。乾燥した繊維はアンモニア中80℃で300g
/am”張、力をかけて不融化した。不融化した繊維を
アンモニア雰囲気中で、室温から700℃まで昇温速度
3℃/分、 200g/鳳■2の張力をかけて低温焼成
した。さらにアンモニア雰囲気下で1200℃、昇温速
度5℃/分で高温焼成した。このセラミックス繊維の引
張強度は平均80kg/wig”(平均繊維径60μ璽
)で弾性率は平均24t。
m/am”であった、電気伝導度は平均2.3 X 1
0″″11S/mであり、色は黒色であった。また元素
組成(vt%)はSi:55,7.N:41.9.C:
0,6.O:0.7であった。
実施例5 参考例1で得た白色固体ポリメチルシラザン重合体40
gを窒素ドライボックス中で乾燥ヘキサン400m Q
に溶解して紡糸原液を調製した。紡糸原液の粘度は40
0ボワズ(室温)であった、紡糸原液の曳糸性と同化性
をガラス棒による引出しで確認した後、温度80℃、圧
力(差圧)5kg/ad、窒素雰囲気中で孔径5μ薦の
フィルターを用いて濾過をした。
濾過に3時間要した。濾過後、紡糸溶液は乾式紡糸装置
に注入し、温度100℃、圧力20kg/aJ窒素雰囲
気下で脱泡した。脱泡後、紡糸溶液は孔径0.15置厘
の紡糸ノズルより32冒/分の吐出速度で紡糸筒内に吐
出した。吐出した繊維は1800m/分の速度で巻き取
った。この時、紡糸ノズル部135℃、紡糸筒上部60
℃、中間部95℃、下端部200℃であった。
紡糸筒内はデストリビューター人口で35℃の窒素が繊
維吐出方向に1.5m/分の速度で流れていた。
雰囲気の温度は紡糸筒上部57℃、中間部89℃、下端
部192℃であった。巻取った繊維は空気中、180℃
で1時間保持して乾燥した。乾燥した繊維は絶対湿度0
.011の水蒸気中200℃で4000g/a+a”張
力をかけて不融化した。不融化した繊維を真空で、室温
から800℃まで昇温速度3℃/分、6000g/mm
”の張力をかけて低温焼成した。さらに水素雰囲気下で
1100℃、昇温、速度5℃/分で高温焼成した。この
セラミックス繊維の引張強度は平均180kg/am”
 (平均繊維径18 μm)で弾性率は平均18ton
/mm”であった。
電気伝導度は平均1.9X10′−as/mであり、色
は黒色であった。また元素組成(wt%)はSi:58
.9、N:26.8、C:10.2、O:2.6であっ
た。
実施例6 参考例1で得た白色固体ポリメチルシラザン重合体25
gを窒素ドライボックス中で乾燥エチルエーテル5+m
Qに溶解して紡糸原液を調製した。紡糸原液の粘度は8
0ポワズ(室温)であった、紡糸原液の曳糸性と固化性
をガラス棒による引出しで確認した後、温度50℃、圧
力(差圧)2kg/a#−窒素雰囲気中で孔径5μmの
フィルターを用いて濾過をした。
濾過に2時間要した。濾過後、紡糸溶液は乾式紡糸装置
に注入し、温度50℃、圧力12kg/ d、窒素雰囲
気下で脱泡した。脱泡後、紡糸溶液は孔径0゜2III
Iの紡糸ノズルより51腸/分の吐出速度で紡糸筒内に
吐出した。吐出した繊維は49h+/分の速度で巻き取
った。この時、紡糸ノズル部り0℃、紡糸筒上部50℃
、中間部75℃、下端部160℃であった。
紡糸筒内は、テストリビューター人口で30℃のアンモ
ニアが繊維吐出方向に0.8m/分の速度で流れていた
。雰囲気の温度は紡糸筒上部48℃、中間部72℃、下
端部154℃であった0巻取った繊維はアンモニア中、
40℃で2時間保持した乾燥した。乾燥した繊維はアン
モニア中、120℃で8kg/ms+”張力をかけて不
融化した。不融化した繊維をアンモニア雰囲気中で、室
温から700℃まで昇温速度4℃1分、12kg/■■
2の張力をかけて低温焼成した。さらにアンモニア雰囲
気下で1400℃、昇温速度3℃1分で高温焼成した。
このセラミックス繊維の引張強度は平均220kg/m
+++” (平均繊維径20μm)で弾性率は平均32
ton / mm2であった。電気伝導度は平均3゜4
X10’″11S/mであり、色は黒色であった。また
元素組成(tit%)はSi:57.7.N:39.3
. C:0.9.O:0.8であった。
【図面の簡単な説明】
図面はポリメチルシラザン不融化繊維の熱重量分析結果
を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリメチルシラザン紡糸繊維を、酸化雰囲気、水
    蒸気雰囲気又はアンモニア雰囲気中において不融化した
    後、真空中又は不活性ガス、アンモニアガス及び水素ガ
    スの中から選ばれる少なくとも1種のガス中において加
    熱焼成することを特徴とするセラミックス繊維の製造方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01139819A (ja) * 1987-11-27 1989-06-01 Nippon Carbon Co Ltd セラミックス繊維およびその製造法
EP0361181A2 (en) * 1988-09-09 1990-04-04 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Infusibilization of organic silazane polymers and preparation of hollow ceramic fibers
FR2650831A1 (fr) * 1989-08-10 1991-02-15 Rhone Poulenc Chimie Procede de reticulation par voie humide de polysilazanes, notamment pour l'obtention de fibres ceramiques

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4969717A (ja) * 1972-09-05 1974-07-05

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