JPH01182207A - 気密容器 - Google Patents
気密容器Info
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- JPH01182207A JPH01182207A JP62335380A JP33538087A JPH01182207A JP H01182207 A JPH01182207 A JP H01182207A JP 62335380 A JP62335380 A JP 62335380A JP 33538087 A JP33538087 A JP 33538087A JP H01182207 A JPH01182207 A JP H01182207A
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Landscapes
- Closing Of Containers (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は容器本体に対する蓋体の閉止作業を容易なもの
とし、しかも蓋体閉止後に作業時に上昇した内圧によっ
て蓋体が浮き上がって内部に収容した収容物に外気の影
響が及んだり、内部の冷気や熱が流出又は収容物の液分
や臭いが外部へ洩出することのない気密容器における包
装方法に関する。
とし、しかも蓋体閉止後に作業時に上昇した内圧によっ
て蓋体が浮き上がって内部に収容した収容物に外気の影
響が及んだり、内部の冷気や熱が流出又は収容物の液分
や臭いが外部へ洩出することのない気密容器における包
装方法に関する。
従来、気密容器の容器本体内に冷凍や冷蔵したものを収
容したのち蓋体を外嵌して閉止するときには、容器本体
の上面開口に蓋体をあてがって例えば4隅の任意の一箇
所から内部の空気を放出させながら順次外嵌させて蓋体
を完全に閉止したりしている。
容したのち蓋体を外嵌して閉止するときには、容器本体
の上面開口に蓋体をあてがって例えば4隅の任意の一箇
所から内部の空気を放出させながら順次外嵌させて蓋体
を完全に閉止したりしている。
このようにして容器本体に蓋体を外嵌して閉止するのは
、瞬時に蓋体閉止作業を行ったときには容器本体内に滞
留する空気や閉止作業時に周囲から容器本体内に取り込
まれる空気が圧縮され、気密容器の内圧が外気圧より高
くなることによって作業が円滑にはかどらなかったり、
又は閉止後にテープ止めがなされていなければ蓋体が浮
き上がって本来の気密状態が維持できなかったり、又は
気密容器自体に変形を生じて積段状態にしたときに前期
れが発生したり、最悪の場合には気密容器が破損する等
のおそれがあるためである。
、瞬時に蓋体閉止作業を行ったときには容器本体内に滞
留する空気や閉止作業時に周囲から容器本体内に取り込
まれる空気が圧縮され、気密容器の内圧が外気圧より高
くなることによって作業が円滑にはかどらなかったり、
又は閉止後にテープ止めがなされていなければ蓋体が浮
き上がって本来の気密状態が維持できなかったり、又は
気密容器自体に変形を生じて積段状態にしたときに前期
れが発生したり、最悪の場合には気密容器が破損する等
のおそれがあるためである。
この状況から、容器本体と蓋体との閉止時における接合
部に内外連通ずる凹溝を設けることも考えられるが、こ
うしたときには閉止後に凹溝を通じて内部の収容物に外
気の影響が及んだり、内部の冷気や熱が流出又は収容物
の液分や臭いが外部へ洩出するおそれが新たに発生する
。
部に内外連通ずる凹溝を設けることも考えられるが、こ
うしたときには閉止後に凹溝を通じて内部の収容物に外
気の影響が及んだり、内部の冷気や熱が流出又は収容物
の液分や臭いが外部へ洩出するおそれが新たに発生する
。
こうした従来の問題点に鑑みて発明されたのが本発明の
気密容器における包装方法であって、収容物に外気の影
響が及んだり、内部の冷気や熱が流出又は収容物の液分
や臭いが外部へ洩出したりすることのない本来気密容器
の備えているべき機能を何ら損なうことなく、蓋体の容
器本体に対する閉止作業を容易にすること、とりわけ蓋
体の瞬時における閉止作業をなしうること、又は閉止後
にテープ止めがなされていなくとも蓋体が浮き上がるお
それをなくすことを目的とする。
気密容器における包装方法であって、収容物に外気の影
響が及んだり、内部の冷気や熱が流出又は収容物の液分
や臭いが外部へ洩出したりすることのない本来気密容器
の備えているべき機能を何ら損なうことなく、蓋体の容
器本体に対する閉止作業を容易にすること、とりわけ蓋
体の瞬時における閉止作業をなしうること、又は閉止後
にテープ止めがなされていなくとも蓋体が浮き上がるお
それをなくすことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このような目的を達成するため、本発明では、上面開口
した箱体状の容器本体と該容器本体の上面開口を閉止す
る蓋体とよりなる発泡合成樹脂製の気密容器として該気
密容器を構成する表面壁のうち少なくとも一表面壁が内
部へ向けて湾曲した状態に成形したものを用い、蓋体を
容器本体に外嵌して閉止するに際して上昇する内圧を、
湾曲した表面壁を内圧によって略平坦な状態又は外側へ
湾曲した状態とすることによる内部の容積の増加で低下
させてなる気密容器における包装方法を要旨とする。
した箱体状の容器本体と該容器本体の上面開口を閉止す
る蓋体とよりなる発泡合成樹脂製の気密容器として該気
密容器を構成する表面壁のうち少なくとも一表面壁が内
部へ向けて湾曲した状態に成形したものを用い、蓋体を
容器本体に外嵌して閉止するに際して上昇する内圧を、
湾曲した表面壁を内圧によって略平坦な状態又は外側へ
湾曲した状態とすることによる内部の容積の増加で低下
させてなる気密容器における包装方法を要旨とする。
しかるに、このような方法で容器本体に蓋体を外嵌して
閉止するには、蓋体閉止時における容器本体と蓋体の接
合部に形成された嵌合構造による摩擦力や係止力によっ
て保持された蓋体が内圧の上昇で浮き上がる前に内部へ
向けて湾曲させた表面壁が略平坦な状態又は外側へ湾曲
した状態となるように、この表面壁の肉厚を設定するか
又は前記した状態となる構造をこの部分に付与してなる
気密容器を利用し、この気密容器の蓋体を取外して容器
本体内に冷凍や冷蔵を要するものを収容したのち真空チ
ャンバー、差圧チャンバーや冷蔵庫、冷蔵室内に内外の
冷気の流通を可能にして積段し、予冷をして内部を冷凍
状態や冷蔵状態にするか、又は内部に氷、蓄冷材やドラ
イアイス等とともに収容物を収容して手作業や自動化ラ
インにおける蓋体閉止手段で蓋体を閉止して保管や運搬
をするものである。
閉止するには、蓋体閉止時における容器本体と蓋体の接
合部に形成された嵌合構造による摩擦力や係止力によっ
て保持された蓋体が内圧の上昇で浮き上がる前に内部へ
向けて湾曲させた表面壁が略平坦な状態又は外側へ湾曲
した状態となるように、この表面壁の肉厚を設定するか
又は前記した状態となる構造をこの部分に付与してなる
気密容器を利用し、この気密容器の蓋体を取外して容器
本体内に冷凍や冷蔵を要するものを収容したのち真空チ
ャンバー、差圧チャンバーや冷蔵庫、冷蔵室内に内外の
冷気の流通を可能にして積段し、予冷をして内部を冷凍
状態や冷蔵状態にするか、又は内部に氷、蓄冷材やドラ
イアイス等とともに収容物を収容して手作業や自動化ラ
インにおける蓋体閉止手段で蓋体を閉止して保管や運搬
をするものである。
そして、この蓋体閉止作業中において、容器本体内に滞
留する空気や作業時に周囲から容器本体内に取り込まれ
る空気は、容器本体と蓋体との閉止時における接合部に
形成された嵌合構造が載台状態となるまでは容器本体と
蓋体との間の接合部に存在している隙間から放出し、嵌
合構造が載台状態となったのちには蓋体の容器本体に対
する外嵌状態が深くなるのにともなう内部の容積の減少
から上昇する内圧を、内部へ向けて湾曲させた表面壁を
外側へ押圧して該表面壁を強制的に略平坦な状態又は外
側へ湾曲した状態とすることによる内部の容積の増加で
低下させるものである。
留する空気や作業時に周囲から容器本体内に取り込まれ
る空気は、容器本体と蓋体との閉止時における接合部に
形成された嵌合構造が載台状態となるまでは容器本体と
蓋体との間の接合部に存在している隙間から放出し、嵌
合構造が載台状態となったのちには蓋体の容器本体に対
する外嵌状態が深くなるのにともなう内部の容積の減少
から上昇する内圧を、内部へ向けて湾曲させた表面壁を
外側へ押圧して該表面壁を強制的に略平坦な状態又は外
側へ湾曲した状態とすることによる内部の容積の増加で
低下させるものである。
本発明の気密容器における包装方法を図示した気密容器
をもとにして更に説明する。
をもとにして更に説明する。
第1図には気密容器の斜視図を、第2図にはその気密状
態を維持するための嵌合構造を、第3図には気密容器の
縦断面図をそれぞれ示しているが、この気密容器は発泡
ポリスチレン等の発泡合成樹脂体よりなるものであり、
図中1として示される容器本体と図中2として示される
蓋体とから構成されている。
態を維持するための嵌合構造を、第3図には気密容器の
縦断面図をそれぞれ示しているが、この気密容器は発泡
ポリスチレン等の発泡合成樹脂体よりなるものであり、
図中1として示される容器本体と図中2として示される
蓋体とから構成されている。
ここで、容器本体1は上面開口した箱体状であり、蓋体
2は該容器本体1の上面開口を閉止しうる形状に形成さ
れるとともに、蓋体2を容器本体1に外嵌して閉止した
ときに内部が外部と遮断された気密状態とするため、蓋
体閉止時における容器本体1と蓋体2の接合部には嵌合
構造が形成されるが、この嵌合構造は蓋体2側には接合
部全周にわたって凸条3を下段し、しかも容器本体1側
の接合部となる側壁4上端面には前記蓋体2に設けた凸
条3を内装する凹条5を全周にわたって設けている。
2は該容器本体1の上面開口を閉止しうる形状に形成さ
れるとともに、蓋体2を容器本体1に外嵌して閉止した
ときに内部が外部と遮断された気密状態とするため、蓋
体閉止時における容器本体1と蓋体2の接合部には嵌合
構造が形成されるが、この嵌合構造は蓋体2側には接合
部全周にわたって凸条3を下段し、しかも容器本体1側
の接合部となる側壁4上端面には前記蓋体2に設けた凸
条3を内装する凹条5を全周にわたって設けている。
そして、この凸条3は蓋体2下面の蓋体閉止時における
容器本体1の側壁4上端面と当接する接合部の幅方向中
央に下段されるとともに先端部に幅を拡開した突部6を
有しており、一方凹条5は容器本体1の側壁4上端面に
凸条3に似合う形状の上方へ開放した状態で設けられて
いる。
容器本体1の側壁4上端面と当接する接合部の幅方向中
央に下段されるとともに先端部に幅を拡開した突部6を
有しており、一方凹条5は容器本体1の側壁4上端面に
凸条3に似合う形状の上方へ開放した状態で設けられて
いる。
図中7は、蓋体2の上面から凸条3先端面へ向けて貫通
穿設した断面円形状の貫通孔であって、蓋体2の周囲に
適宜間隔をあけて配設している。
穿設した断面円形状の貫通孔であって、蓋体2の周囲に
適宜間隔をあけて配設している。
又、8は容器本体1の側壁4内側がら凹条5に向けて底
面を凹条5底面よりやや上位に位置づけて側壁4上端面
に適宜間隔をあけて配設した上方へ開放した凹所であっ
て、この凹所8によって容器本体1の内部と凹条5とが
連通状態とされている。
面を凹条5底面よりやや上位に位置づけて側壁4上端面
に適宜間隔をあけて配設した上方へ開放した凹所であっ
て、この凹所8によって容器本体1の内部と凹条5とが
連通状態とされている。
このような嵌合構造を容器本体1と蓋体2の接合部に設
けた気密容器において、嵌合構造による摩擦力と係止力
によって保持された蓋体2が蓋体閉止にともなう内部の
容積の減少によって上昇する内圧で蓋体2の閉止作業が
阻害されたり、又は蓋体閉止後に蓋体2が浮き上がった
り、又は気密容器に変形が生じたりすることがないよう
に、本発明ではこの内圧の上昇を内部の容積を増加させ
ることで抑止するものであり、このため気密容器として
例えば正方体状や直方体状の該気密容器を構成する6つ
の表面壁のうちの少なくとも一表面壁をあらかじめ内部
へ向けて湾曲させた状態に成形したものを用いるもので
ある。
けた気密容器において、嵌合構造による摩擦力と係止力
によって保持された蓋体2が蓋体閉止にともなう内部の
容積の減少によって上昇する内圧で蓋体2の閉止作業が
阻害されたり、又は蓋体閉止後に蓋体2が浮き上がった
り、又は気密容器に変形が生じたりすることがないよう
に、本発明ではこの内圧の上昇を内部の容積を増加させ
ることで抑止するものであり、このため気密容器として
例えば正方体状や直方体状の該気密容器を構成する6つ
の表面壁のうちの少なくとも一表面壁をあらかじめ内部
へ向けて湾曲させた状態に成形したものを用いるもので
ある。
図示した実施例では、第3図に示すように蓋体2の容器
本体1に外嵌して閉止するときの容器本体1との接合部
内に位置する蓋板9を上面を接合部上面より下位に位置
づけると同時に内部へ向けて湾曲させており、このよう
に内部へ向けて湾曲させる表面壁としては嵌合構造を設
ける必要のない蓋体2の蓋板9や容器本体1の底板10
を利用するのが気密容器の成形上好ましいものといえる
。
本体1に外嵌して閉止するときの容器本体1との接合部
内に位置する蓋板9を上面を接合部上面より下位に位置
づけると同時に内部へ向けて湾曲させており、このよう
に内部へ向けて湾曲させる表面壁としては嵌合構造を設
ける必要のない蓋体2の蓋板9や容器本体1の底板10
を利用するのが気密容器の成形上好ましいものといえる
。
図中11は、蓋板9下面に間隔をあけて設けた凹溝であ
り、内圧が上昇したときに該蓋板9下面が伸張し、もっ
て蓋板9が平坦な状態又は外側へ向けて湾曲した状態と
なりやすいように設けられるものである。
り、内圧が上昇したときに該蓋板9下面が伸張し、もっ
て蓋板9が平坦な状態又は外側へ向けて湾曲した状態と
なりやすいように設けられるものである。
尚、蓋体閉止時における容器本体1と蓋体2の接合部に
形成された前記嵌合構造による摩擦力と係止力によって
保持された蓋体2が蓋体閉止にともなう内圧の上昇で浮
き上がる前に内部へ向けて湾曲した表面壁が略平坦な状
態又は外側へ湾曲した状態好ましくは略平坦な状態とな
るように、この蓋板2の肉厚や蓋体2下面に設ける凹溝
11の開口幅、深さ、間隔、本数をあらかじめ決定して
おく必要がある。
形成された前記嵌合構造による摩擦力と係止力によって
保持された蓋体2が蓋体閉止にともなう内圧の上昇で浮
き上がる前に内部へ向けて湾曲した表面壁が略平坦な状
態又は外側へ湾曲した状態好ましくは略平坦な状態とな
るように、この蓋板2の肉厚や蓋体2下面に設ける凹溝
11の開口幅、深さ、間隔、本数をあらかじめ決定して
おく必要がある。
しかして、このような気密容器は蓋体2を取外した容器
本体l内に冷凍や冷蔵を要するものを収”容して真空チ
ャンバー、差圧チャンバーや冷蔵庫、゛冷蔵室内に収納
し、予冷をして内部を冷凍状態や冷蔵状態にするか、又
は冷蔵を要するものを氷、蓄冷材やドライアイス等とと
もに収容して手作業や自動化ラインにおける蓋体閉止手
段で蓋体2を閉止して保管や運搬をするものである。
本体l内に冷凍や冷蔵を要するものを収”容して真空チ
ャンバー、差圧チャンバーや冷蔵庫、゛冷蔵室内に収納
し、予冷をして内部を冷凍状態や冷蔵状態にするか、又
は冷蔵を要するものを氷、蓄冷材やドライアイス等とと
もに収容して手作業や自動化ラインにおける蓋体閉止手
段で蓋体2を閉止して保管や運搬をするものである。
そして、この蓋体閉止作業中において、容器本体1内に
滞留する空気や作業時に周囲から容器本体1内に取り込
まれる空気は、第2図(イ)に示すように凸条3が凹条
5に嵌合するまでは容器本体1と蓋体2の接合部に存在
している隙間から放出し、蓋体2の凸条3と容器本体1
の凹条5とが嵌合状態となったのちには容器本体1の内
部から凹所8を通じて凹条5更には蓋体2上面と凸条3
先端面間に設けた貫通孔7を介して内部の空気を放出す
ると同時に、内圧の上昇で蓋板9を強制的に第3図中−
点鎖線で示すように平坦な状態又は外側へ向けて湾曲し
た状態とすることで内圧の上昇を抑止するものであり、
凸条3と凹条5とが完全な嵌合状態になったのち即ち第
2図(ロ)に示す状態となったときには凹所8の底面が
凹条5の底面よりやや上位に位置づけられているため嵌
合した凸条3側面により凹所8の外側が閉止されるとと
もに、凸条3先端面が凹条5底面に当接して貫通孔7の
下端が閉止されて内部の気密状態を良好に維持するもの
である。
滞留する空気や作業時に周囲から容器本体1内に取り込
まれる空気は、第2図(イ)に示すように凸条3が凹条
5に嵌合するまでは容器本体1と蓋体2の接合部に存在
している隙間から放出し、蓋体2の凸条3と容器本体1
の凹条5とが嵌合状態となったのちには容器本体1の内
部から凹所8を通じて凹条5更には蓋体2上面と凸条3
先端面間に設けた貫通孔7を介して内部の空気を放出す
ると同時に、内圧の上昇で蓋板9を強制的に第3図中−
点鎖線で示すように平坦な状態又は外側へ向けて湾曲し
た状態とすることで内圧の上昇を抑止するものであり、
凸条3と凹条5とが完全な嵌合状態になったのち即ち第
2図(ロ)に示す状態となったときには凹所8の底面が
凹条5の底面よりやや上位に位置づけられているため嵌
合した凸条3側面により凹所8の外側が閉止されるとと
もに、凸条3先端面が凹条5底面に当接して貫通孔7の
下端が閉止されて内部の気密状態を良好に維持するもの
である。
図示した実施例のように、容器本体1と蓋体2とを凸条
3と凹条5との間の摩擦力に加えて凸条3の先端部に設
けた突部6と凸条3の形状に似合う形状とされた凹条5
の開口側の縁部との係止力とによってなしうる強固な嵌
合関係を有する気密容器に、本発明の方法を適用すれば
気密容器の変形防止や破損防止をはかるうえで有効とな
る。
3と凹条5との間の摩擦力に加えて凸条3の先端部に設
けた突部6と凸条3の形状に似合う形状とされた凹条5
の開口側の縁部との係止力とによってなしうる強固な嵌
合関係を有する気密容器に、本発明の方法を適用すれば
気密容器の変形防止や破損防止をはかるうえで有効とな
る。
又、凸条3が凹条5に嵌合したのちであっても内部の空
気を凹所8を介して凹条5更には貫通孔7を通じて外部
へ放出しうるから、自動化ラインにおける板状の蓋体閉
止−単段の瞬時の閉止作業でも蓋体を閉止することがで
きる。
気を凹所8を介して凹条5更には貫通孔7を通じて外部
へ放出しうるから、自動化ラインにおける板状の蓋体閉
止−単段の瞬時の閉止作業でも蓋体を閉止することがで
きる。
更に、図示した実施例では内部へ湾曲させる蓋板9上面
を周囲の蓋体2の接合部上面より下位に位置づけている
ため、仮りにこの部分を他の各部と比較して薄肉に形成
したとしても収容物を収容して積段状態としたときに、
直接この蓋板9に積段荷重が付加されず蓋板9の破損を
防止しうるものであり、又蓋板9が内圧の上昇で外側へ
向けて湾曲したときでも接合部上面との段差がその湾曲
部分の突出高さを吸収することもでき荷崩れ防止をはか
るうえでも有効である。
を周囲の蓋体2の接合部上面より下位に位置づけている
ため、仮りにこの部分を他の各部と比較して薄肉に形成
したとしても収容物を収容して積段状態としたときに、
直接この蓋板9に積段荷重が付加されず蓋板9の破損を
防止しうるものであり、又蓋板9が内圧の上昇で外側へ
向けて湾曲したときでも接合部上面との段差がその湾曲
部分の突出高さを吸収することもでき荷崩れ防止をはか
るうえでも有効である。
次に、第4,5図には嵌合構造の他の実施例を示してい
るが、第4図に示したものは容器本体1の平坦な状態の
側壁4上端面そのものを凸条3として利用するとともに
蓋体2の下面外周に下方並びに側方へ開放した凹条5を
設けており、第5図に示したものは側壁4上端面の内側
に凸条3を設けている。
るが、第4図に示したものは容器本体1の平坦な状態の
側壁4上端面そのものを凸条3として利用するとともに
蓋体2の下面外周に下方並びに側方へ開放した凹条5を
設けており、第5図に示したものは側壁4上端面の内側
に凸条3を設けている。
このように容器本体1又は蓋体2に設ける凸条3の先端
部に突部6を設けるのを省略するのは可能であり、第1
〜3図又は第4.5図に示した凸条3並びに凹条5を気
密容器の外周全体にわたって設けることなく、例えば4
隅にのみ設ける等嵌合強度を考慮して任意の箇所に設け
ることもできる。
部に突部6を設けるのを省略するのは可能であり、第1
〜3図又は第4.5図に示した凸条3並びに凹条5を気
密容器の外周全体にわたって設けることなく、例えば4
隅にのみ設ける等嵌合強度を考慮して任意の箇所に設け
ることもできる。
又、第2図において貫通孔7や凹所8を全く省略した気
密容器や第4,5図において貫通孔7を省略した気密容
器等を利用することも可能である。
密容器や第4,5図において貫通孔7を省略した気密容
器等を利用することも可能である。
以上のようになる本発明の気密容器における包装方法に
あっては、気密容器として該気密容器を構成する表面壁
のうち少なくとも一表面壁が内部へ向けて湾曲した状態
に成形したものを用い、蓋体閉止にともなう内部の容積
の減少で上昇する内圧を、該表面壁を上昇した内圧でも
って強制的に略平坦な状態又は外側に湾曲した状態にし
て内部の容積を増大させて低下させるから、容器本体に
対する蓋体の閉止作業を容易なものとし、しかも蓋体閉
止後にはテープ止めをしていなくとも作業時に上昇した
内圧によって蓋体が浮き上がって内部に収容した収容物
に外気の影響が及んだり、内部の冷気や熱が流出又は収
容物の液分や臭いが外部に洩出することを防止するもの
である。
あっては、気密容器として該気密容器を構成する表面壁
のうち少なくとも一表面壁が内部へ向けて湾曲した状態
に成形したものを用い、蓋体閉止にともなう内部の容積
の減少で上昇する内圧を、該表面壁を上昇した内圧でも
って強制的に略平坦な状態又は外側に湾曲した状態にし
て内部の容積を増大させて低下させるから、容器本体に
対する蓋体の閉止作業を容易なものとし、しかも蓋体閉
止後にはテープ止めをしていなくとも作業時に上昇した
内圧によって蓋体が浮き上がって内部に収容した収容物
に外気の影響が及んだり、内部の冷気や熱が流出又は収
容物の液分や臭いが外部に洩出することを防止するもの
である。
又、自動化ラインにおける板状の蓋体閉止手段の瞬時に
おける作業によって蓋体の閉止をすることができ、テー
プ止めを任意に省略できることとも相俟って包装作業の
効率化をはかることもできる。
おける作業によって蓋体の閉止をすることができ、テー
プ止めを任意に省略できることとも相俟って包装作業の
効率化をはかることもできる。
第1図は本発明の包装方法を具体化すべく気密容器の斜
視図、第2図はこの気密容器の嵌合構造を示す要部の拡
大断面図、第3図は気密容器の縦断面図、第4,5図は
嵌合構造の他の実施例を示す拡大断面図である。 ■=容器本体、2:M体、3:凸条、4:側壁、5:凹
条、6:突部、7:貫通孔、8:凹所、9:蓋板、10
:底板、11:凹溝。 特許出願人 鐘淵化学工業株式会社 第1図 第2図 (イ) 第3図 第4図
視図、第2図はこの気密容器の嵌合構造を示す要部の拡
大断面図、第3図は気密容器の縦断面図、第4,5図は
嵌合構造の他の実施例を示す拡大断面図である。 ■=容器本体、2:M体、3:凸条、4:側壁、5:凹
条、6:突部、7:貫通孔、8:凹所、9:蓋板、10
:底板、11:凹溝。 特許出願人 鐘淵化学工業株式会社 第1図 第2図 (イ) 第3図 第4図
Claims (1)
- 1)上面開口した箱体状の容器本体と該容器本体の上面
開口を閉止する蓋体とよりなる発泡合成樹脂製の気密容
器として該気密容器を構成する表面壁のうち少なくとも
一表面壁が内部へ向けて湾曲した状態に成形したものを
用い、蓋体を容器本体に外嵌して閉止するに際して上昇
する内圧を、湾曲した表面壁を内圧によって略平坦な状
態又は外側へ湾曲した状態とすることによる内部の容積
の増加で低下させてなる気密容器における包装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62335380A JPH089392B2 (ja) | 1987-12-30 | 1987-12-30 | 気密容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62335380A JPH089392B2 (ja) | 1987-12-30 | 1987-12-30 | 気密容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01182207A true JPH01182207A (ja) | 1989-07-20 |
JPH089392B2 JPH089392B2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=18287894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62335380A Expired - Fee Related JPH089392B2 (ja) | 1987-12-30 | 1987-12-30 | 気密容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089392B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0346714A (ja) * | 1989-07-14 | 1991-02-28 | Yamatake Honeywell Co Ltd | 故障予知機能付スイツチ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101580634B1 (ko) * | 2014-06-02 | 2015-12-28 | 한국식품연구원 | 오디의 선도 연장 방법 및 선도 연장용 포장용기 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5536365U (ja) * | 1978-08-31 | 1980-03-08 | ||
JPS57190759U (ja) * | 1981-05-29 | 1982-12-03 | ||
JPS5943349U (ja) * | 1982-09-16 | 1984-03-22 | 積水化成品工業株式会社 | 容器 |
JPS5943341U (ja) * | 1982-09-16 | 1984-03-22 | 木村 淳邦 | 包装袋の開口部 |
JPS60193837A (ja) * | 1984-03-07 | 1985-10-02 | コンチネンタル、パツケジング、カンパニ−、インコ−ポレ−テツド | 食品等用のかん |
JPS61164183U (ja) * | 1985-04-01 | 1986-10-11 |
-
1987
- 1987-12-30 JP JP62335380A patent/JPH089392B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5536365U (ja) * | 1978-08-31 | 1980-03-08 | ||
JPS57190759U (ja) * | 1981-05-29 | 1982-12-03 | ||
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JPS5943341U (ja) * | 1982-09-16 | 1984-03-22 | 木村 淳邦 | 包装袋の開口部 |
JPS60193837A (ja) * | 1984-03-07 | 1985-10-02 | コンチネンタル、パツケジング、カンパニ−、インコ−ポレ−テツド | 食品等用のかん |
JPS61164183U (ja) * | 1985-04-01 | 1986-10-11 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0346714A (ja) * | 1989-07-14 | 1991-02-28 | Yamatake Honeywell Co Ltd | 故障予知機能付スイツチ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH089392B2 (ja) | 1996-01-31 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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