JPH01177507A - 自動焦点装置を有するカメラ - Google Patents

自動焦点装置を有するカメラ

Info

Publication number
JPH01177507A
JPH01177507A JP63001530A JP153088A JPH01177507A JP H01177507 A JPH01177507 A JP H01177507A JP 63001530 A JP63001530 A JP 63001530A JP 153088 A JP153088 A JP 153088A JP H01177507 A JPH01177507 A JP H01177507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
focus
time
release
image plane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63001530A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Onuki
一朗 大貫
Akira Akashi
明石 彰
Terutake Kadohara
輝岳 門原
Masaki Higashihara
東原 正樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP63001530A priority Critical patent/JPH01177507A/ja
Priority to US07/292,567 priority patent/US4972221A/en
Publication of JPH01177507A publication Critical patent/JPH01177507A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/282Autofocusing of zoom lenses

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカメラ等に用いられる自動焦点調節装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
動いている被写体を常にオートフォーカス装置にてレン
ズを駆動し追従する際、被写体移動に起因するピントず
れを補正する方法としては、既に本出願人において特願
昭62−263728として提案されている。
上記出願においては被写体の像面の動きを2次関数ある
いは1次関数に近似する一方、測距演算・レンズ駆動あ
るいはレリーズに要する時間をある仮定のちとに予想し
て将来のある時刻(例えばレンズ駆動制御完了時刻、あ
るいはレリーズ動作後のシャッター幕走行時刻)での被
写体像面位置を予測し、その結果に従ってレンズを上記
予測像面位置まで駆動し、被写体に対する追従遅れを解
消するというものである。
しかしなから、被写体の動きが連続的であるのに対し、
焦点調節動作は間欠的なので、レリーズ動作のタイミン
グによっては撮影時、すなわちシャッター開放時のピン
トがズしてしまうという問題がある。それを以下図を追
って説明する。
第2図は上述のレンズ駆動補正方法を説明するための図
である。
図中の横軸は時刻t、縦軸は被写体の像面位置dを表わ
している。
実線で表わした曲線f (t)は、撮影レンズが無限遠
にあるときに、カメラに対して光軸方向に接近してくる
被写体の時刻tにおける像面位置を意味している。破線
で表わしたI!(1)は時刻tにおける撮影レンズ位置
での被写体の像面位置を意味しており、区間[t+、 
t+’ :]が焦点検出動作、〔ti’ +t+++:
lがレンズ駆動動作である。従って同一時刻tにおける
f (t)と2 (1)の縦軸d方向の差が、いわゆる
デフォーカス量に相当する。
又DF、は時刻t1における検出されたデフォーカス量
、 DL、は時刻j+−1における焦点検出結果から実
行された像面移動量換算のレンズ駆動量、TM+は焦点
検出動作の時間間隔をそれぞれ表わしている。
同図に示した従来例では補正するための前提として、被
写体の像面位置が2次関数に従って変化する、という仮
定をおいている。即ち、時刻t3において現在および過
去3回の像面位置(tl、fl)。
(t2. f2)、(t3.f3)がわかれば時刻t4
における像面位置f4が予測できるものとしている。
ところが、実際にカメラが検知し得るのは像面位置f、
、f2.f3ではなく、デフォーカス量DPI。
DF2.DF3ならび゛に像面移動i換算のレンズ駆動
量I)Ll、DL2である。そして4刻t4はあくまで
も将来の値であり、実際には被写体輝度によって蓄積型
センサの蓄積時間が変化すると、それに伴って変化する
値であるが、ここでは簡単のためt4−t3=tニ’−
t2なる関係で既知なるものと仮定している。
以上の仮定の下に、時刻t3での焦点検出結果から時刻
t2′ でt4に向けてレンズ駆動を行う際のレンズ駆
動量DL3は以下の式で求めそゆく。
at2+bt+c=f (t) ・・・被写体の一面位
置’(1)第1図中11点を原点と考えると、 f、=DF1. f2=DF2+DL1.  f3=D
F3+DL2+DL1  (3)t 、 =O,t 2
=TM1.   t 3=TM1+TM2   (4)
式(3) (4)を式(2) (2)’  (2)’ 
に代入してa、 b。
Cを求めると、 よって時刻t4における像面移動量換算のレンズ駆動量
DL3は DL3−f4−1!3 = f 4−(f 3−DF3) = a ・(TM1+TM2+TM3) 2+b(TM
I+TM2+TM3)+c−(a (TM1+TM2)
2−b (TM1+TM) +cl +DF3=a (
(TM1+TM2+TM3)2− (TMl+TM2)
2] +b−TM+DF3(8) ここでTM3は前述したようにTM3=TM2なる関係
で既知であるものとして、式(8)よりDL3が求まる
時刻t4以降のtnにおけるレンズ駆動量も同様にして
、過去3回の検出デフォーカス量D F n 2 +D
 F n I +  D F n−、ならびに過去2回
の実際のレンズ駆動量D L n−2+  D L n
−1%そして過去2回の時間間隔T M n−2、T 
M n−+から求めることができる。
DLn = an# [(TMn−2+TMn−++T
Mn) 2 (TMn−2+TMn−+) 2+b、 
−TM、+DFn(10) 式(8) (9) (10)に従って検出デフォーカス
量DFnからレンズ駆動を行うためのデフォーカス量D
L、を求めてレンズ駆動を行えば動いている被写体に対
しても、レンズ駆動終了時に常に適正なピント合わせが
可能となる。
さて、かかる自動焦点調節制御中にレリーズ動作が発生
した場合の前述した問題点を第3図、第4図を用いて説
明する。
第3図は時刻tnで焦点検出を開始して、t’ nでD
 L nなるレンズ駆動を行い、tn++でレンズ駆動
を終了するという状況下で、時刻ix+にレリーズ動作
が発生した場合を示している。ここでレリーズ動作が発
生して実際にフィルム露光が行われるまでの時間、いわ
ゆるレリーズタイムラグをTRとしている。従って図中
では時刻t xl + T Rにフィルム露光が行われ
ることになる。レリーズ動作発生と同時にレンズ駆動を
停止させるような制御の場合、時刻tx+でのレンズ像
面位置I!xlがそのまま時刻ixl+TRでのレンズ
の像面位置A rlであり、このとき被写体の像面はf
rlに位置するから、フィルムに露光された被写体像は
frl  j! rl =dx1のデフォーカス、即ち
ピント外れが生じることになる。
レリーズ動作が発生してもレンズ駆動を続行させるよう
な制御の場合には、時刻tn−+−+にはIl’n+1
に達し、時刻t xl + T Rでのレンズの像面位
置はj!’r+となり、量的には小さ(なるがやはりf
rl−j! ’ rl = d’ xのピント外れが生
じる。
第4図はレンズ駆動中にレリーズ動作が発生した場合を
示している。第3図の場合と同様、レリーズ動作と同時
にレンズ駆動を停止させる制御ではfr2−12 r2
=dx2のピント外れが生じ、レンズ駆動を終了させる
制御ではf r2 14 ’ 、2=d’ x2のピン
ト外れが生じる。
次に、−律のレリーズタイムラグを考慮した補正方法に
ついて説明する。この場合には、時刻tn+1がレリー
ズタイムラグTR分伸びると考えれば良いので、式(1
0)が次のように変形される。
DLn=an −((TMn−2+TMn−1+TMn
+TR)2− (TMn−2+TMn−+)2]+b、
−(TMn十TR)+DFn      ’     
    (11)第5図は上式(11)の制御を示して
いる。−線鎖線で表わしたf’  (t)が−律のレリ
ーズタイムラグTRを考慮した被写体の像面位置であり
、レンズはこの曲線に沿うように制御すれば良い。従っ
てファインダ内の被写体は常にレリーズタイムラグ分ピ
ント外れの状態になる。第3図と同様に時刻jxlにレ
リーズ動作が発生したとして、直ちにレンズ駆動を停止
させた場合には時刻txl+TRにおいてレンズの像面
位置はlrlにあり、実際の被写体の像面位置はfrl
であるから、frl  ji! rl = dx+のピ
ント外れとなる。又、レリーズ動作後にレンズ駆動を時
刻tnにて予測した量DLn駆動させて、その回におけ
るレンズ駆動を終了させる場合にはfrl−1! ’ 
rl = d’ xlのピント外れが生じることになる
第6図はレンズ駆動中(時刻tn′〜tn++)にレリ
ーズ動作(時刻t X2 )が発生した場合を示し、レ
リーズ動作と同時にレンズ駆動を停止させた場合にはf
r2−12 r2=dx2のピント外れが生じ、又、そ
の回のレンズ駆動を終了させる場合には、fr2−1r
2′=d X2 ’ のピント外れが生じる。
以上説明した様に、レリーズタイムラグを考慮した前述
の方法では撮影時のピント外れはかなり小さくなるが、
依然としてレリーズタイミングによりある程度のピント
外れは生じてしまう。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記事項に鑑みなされたもので、間欠的な焦点
調節動作の最中にレリーズ動作開始信号の割込みがあっ
た場合、1回の焦点検出動作の中で撮影時のピント外れ
が最小になる様なタイミングまでレリーズの割込み動作
を禁止し、上記ピント外れ量が最小になった時点でレリ
ーズを許容する事により、常にピントの合った写真が撮
れる様にしたものである。
〔実施例〕
第7図は本発明に係る自動焦点調節装置におけるレンズ
駆動補正方法を示す説明図である。
レンズの像面位置が1!、の時に時刻t1で焦点検出を
行い、デフォーカス量DPIを得てレンズ駆動を、該D
F、に対応する像面移動量換算のレンズ駆動量DLIだ
け行い、レンズはi!2に達する。
t2で2回目の焦点検出を行い、同様にデフォーカス量
DF2を得てレンズ駆動量DL2だけ駆動を行うと、レ
ンズはI!3に達する。
t3にて3回目の焦点検出を行い式(11)にてレリー
ズタイムラグTRを考慮した被写体の像面位置j24へ
レンズを駆動するためのレンズ駆動量DL3を求め、レ
ンズを上記位置I!4に駆動させる。以下同様にt4で
焦点検出後レンズはi!5へ、t6の焦点検出後レンズ
はI16へ駆動される。
即ち、時刻t4以後、レンズ駆動終了時点ごと(t4.
t5・・・)のレンズの像面位置I!4+1!5+1!
6はレリーズタイムラグを考慮した被写体の像面位置(
f r4. f r5・・・)に一致した状態となる。
ここでt4以前にレリーズ開始信号が来てもt4までレ
リーズを禁止し、t4にてレリーズを許容する。すると
TR後のt4″′において14にあるレンズと被写体が
fr4にて一致し、ピントの合った写真が撮れる。
t4〜t5の間にレリーズ信号が来た場合も同様に、t
5まで待たせてからレリーズを行うので、時刻t5″に
fr6にてレンズと被写体が一致する。
即ち、時刻t4以後の各レンズ駆動終了時の各レンズの
像面位置14.I!5,16はそのレンズ駆動終了時点
(t4.t5.t6・・・)からレリーズタイムラグ時
間TR後の被写体の像面位置(f r4 、 f r5
・・・)と一致しているので、その時点(j41  i
5+t6・・・)にてレリーズ動作を開始させれば常に
被写体とレンズの像面位置が一致した写真を取ることが
出来ることとなる。
第8図は本発明に関わる自動焦点装置を備えたカメラの
実施例を示す回路図である。
図においてPRSはカメラの制御装置で、例えば、内部
にCPU (中央処理装置)、ROM、RAM、A/D
変換機能を有する1チツプ・マイクロコンピュータ−で
ある。コンピューターPR8はROMに格納されたカメ
ラのシーケンス・プログラムに従って、自動露出制御機
能、自動焦点検出機能、フィルムの巻き上げ等のカメラ
の一連の動作を行う。そのために、コンピューターPR
8は同期式通信用信号So、SI、5CLK、 通信選
択信号CLCM、C3DR。
CDDRを用いて、カメラ本体内の周辺回路およびレン
ズと通信して、各々の回路やレンズの動作を制御する。
SOはコンピューターPR8から出力されるデータ信号
、SIはコンピューターPR3へ入力されるデータ信号
、5CLKは信号so、  SIの同期クロックである
LCMはレンズ通信バッファ回路であり、カメラが動作
中のときにはレンズ用電源端子に電力を供給すると共に
、コンピューターPR8からの選択信号CLCMが高電
位レベル(以下゛H′と略記する)のときにはカメラと
レンズ間通信バッファとなる。
即ち、コンピューターPR3がCLCMをH′にして、
5CLKに同期して所定のデータをSOから送出すると
、LCMはカメラ・レンズ間接点を介して、SCLM、
5O17)各々ノバッファ信号LCK、DCLをレンズ
へ出力する。それと同時にレンズからの信号DLCのバ
ッファ信号をSIに出力し、コンピューターPR8は5
CLKに同期してSIからレンズのデータを入力する。
SDRはCCD等から構成される焦点検出用のラインセ
ンサ装置SNSの駆動回路であり、信号C3DRがH’
のとき選択されて、So、SI、5CLKを用いてコン
ピューターPR8から制御される。
信号CKはCCD駆動用クロックφl、φ2を生成する
ためのクロックであり、信号INTENDは蓄積動作が
終了したことをコンピューターPR8へ知らせる信号で
ある。
センサ装置SNSの出力信号O8はクロックφ1゜φ2
に同期した時系列の像信号であり、駆動回路SDR内の
増幅回路で増幅された後、AO8としてコンピューター
PR3に出力される。コンピューターPR8はAO3を
アナログ入力端子から入力し、CKに同期して、内部の
A/D変換機能でA/D変換後RAMの所定のアドレス
に順次格納する。
同じくセンサー装置SNSの出力信号である5AGCは
、センサー装置SNS内のAGC(自動利得制御=Au
to  Ga1n  Control)用センサーの出
力であり、駆動回路SDRに入力されて、センサー装置
SNSの蓄積制御に用いられる。
SPCは撮影レンズを介した被写体からの光を受光する
露出制御用の測光センサーであり、その出力5spcは
コンピューターPR3のアナログ入力端子に入力され、
A/D変換変換所定のプログラムに従って自動露出制御
(AE)に用いられる。
DDRはスイッチ検知および表示用回路であり、信号C
DDRが′H′のとき選択されて、So、 SI、 5
CLKを用いてコンピューターPR3から制御される。
即ち、コンピューターPR8から送られてくるデータに
基づいてカメラの表示部材DSPの表示を切り替えたり
、カメラの各種操作部材のオン・オフ状態を通信によっ
てPH1へ報知する。そしてスイッチSWSのうちの1
つSWFは後述するピント優先かレリーズ優先かを選択
するモード換切スイッチである。
スイッチSWI、SW2は不図示のレリーズボタンに連
動したスイッチで、レリーズボタンの第1段階の押下に
よりSWIがオンし、引き続いて第2段階までの押下で
SW2がオンする。コンピューターPR3は後述するよ
うに、SWIオンで測光、自動焦点調節動作を行い、S
W2オンをトリガとして露出制御とフィルムの巻き上げ
を行う。尚、SW2はマイクロコンピュータ−PH3の
「割込み入力端子」に接続され、SWlオン時のプログ
ラム実行中でもSW2オンによって割込みがかかり、直
ちに所定の割込みプログラムへ移行することが出来る。
MTRIはフィルム給送用、・MTR2はミラーアップ
・ダウンおよびシャッタはねチャージ用のモータであり
、各々の駆動回路MDRI、MDR2により正転・逆転
の制御が行われる。コンピューターPR3からMDRI
、MDR2に入力されている信号MIF、MIR,M2
Rはモータ制御用の信号である。
MCI、MG2は各々シャッター先幕・後幕走行開始用
マグネットで、信号SMGI、5MG2.増幅トランジ
スタTRI、TR2で通電され、PH1によりシャッタ
ー制御が行われる。
尚、スイッチ検知および表示用回路DDR,モータ駆動
回路MDRI、MDR2,シャッター制御は、本発明と
直接間わりがないので、詳しい説明は省略する。
レンズ内制御回路LPR3にLCKに同期して入力され
る信号DCLは、カメラからレンズFLNSに対する命
令のデータであり、命令に対するレンズの動作が予め決
められている。
制御回路LPR3は、所定の手続きに従ってその命令を
解析し、焦点調節や絞り制御の動作や、出力DLCから
のレンズの各種の動作状況(焦点調節光学系がどれぐら
い励動したか、絞りが何段絞られているか等)やパラメ
ータ(開放Fナンバー。
焦点距離、デフォーカス量対繰り出し量の係数等)の出
力を行う。
実施例では、ズームレンズの例を示しており、カメラか
ら焦点調節の命令が送られた場合には、同時に送られて
くる駆動量・方向に従って焦点調節用モータLMTRを
信号LMF、LMRによって駆動して、光学系を光軸方
向移動させて焦点調節を行う。光学系の移動量はエンコ
ーダ回路ENCFのパルス信号5ENCFでモニタして
、LPR8内のカウンタで計数しており、所定の移動が
完了した時点で、LPR8自身が信号LMF、LMRを
°L′にしてモータLMTRを制動する。
このため、−旦カメラから焦点調節の命令が送られた後
は、カメラ内の制御装置PR8はレンズの駆動が終了す
るまで、レンズ助動に関して全く関与する必要がない。
また必要に応じて、上記カウンタの内容をカメラに送出
することも可能な構成になっている。
カメラから絞り制御の命令が送られた場合には、同時に
送られてくる絞り段数に従って、絞り駆動用としては公
知のステッピング・モーターDMTRを駆動する。
ENCZはズーム光学系に付随したエンコーダ回路であ
り、LPR3はエンコーダ回路ENCZからの信号5E
NCZを入力してズーム位置を検出する。LPR3内に
は各ズーム位置におけるレンズパラメータが格納されて
おり、カメラ側のコンピューターPR3から要求があっ
た場合には、現在のズーム位置に対応したパラメータを
カメラへ送出する。
上記構成によるカメラの動作について、第1図及び第9
図以下のフローチャートに従って説明する。
不図示の電源スィッチがオンとなるとマイクロコンピュ
ータ−PR3への給電が開始され、コンピューターPR
3はROMに格納されたシーケンスプログラムの実行を
開始する。
第1図は上記プログラムの全体の流れを示すフローチャ
ートである。上記操作にてプログラムの実行が開始され
ると、ステップ(001)を経て(002)においてレ
リーズボタンの第1段階押下によりオンとなるスイッチ
SWIの状態検知がなされ、SWlオフの時には(00
3)へ移行して、コンピューターPR8内のRAMに設
定されている制御用のフラグ、変数を総てクリアして初
期化し、(004)にて焦点調節サイクル(焦点検出及
びレンズ駆動)回数をカウントするカウンタAFCNT
をクリアする。上記(002)〜(004)はSWlが
オンとなるか、あるいは電源スィッチがオフとなるまで
繰返し実行される。
SWIがオンする事により(002)から(005)へ
移行する。
(005)においては、これから新しい焦点調節サイク
ルを開始するので、カウンターAFCNTの値を1つ増
加させて、上記サイクルの回数をカウントする。
(006)では露出制御のための「測光」サブルーチン
を実行する。コンピューターPR8は第8図に示した測
光用センサSPCの出力5spcをアナログ入力端子に
入力し、A/D変換を行って、そのディジタル測光値か
ら最適なシャッタ制御値、絞り制 ′卸値を演算して、
それぞれをRAMの所定アドレスへ格納する。そしてレ
リーズ動作時にはこれら値に基づいてシャッタ及び絞り
の制御を行う。
続いて(007)で「像信号入力」サブルーチンを実行
する。このサブルーチンのフローは第9図に示している
が、コンピューターPR8は焦点検出用センサ装置SN
Sから像信号の入力を行う。詳細は後述する。
次の((108)で入力した像信号に基づいて撮影レン
ズのデフォーカス量DEFを演算する。具体的な演算方
法は本出願人によって特願昭61−160824号公報
等により開示されているので詳細な説明は省略する。
(009)においてAFCNTの内容検知を行い、AF
CNT=1及び2の時は予測演算はまだできないので、
(oo8)において求めたDEFをそのままレンズ駆動
量DLとし、また同時にこのDEFを予測演算のための
データとしてた(わえる。すなわち、AFCNT=1の
ときには(010)にてDEFを各メモリーDL、DP
I。
DLIに格納し、AFCNT=2の時には(012)に
てDEFを各メモリーDL、DF2.DL2に格納する
。その後両フローは(011)あるいは(013)にて
メモリーDLの内容に従ってレンズ駆動を行い(002
)にリターンする。
(009)においてAFCNT≧3の時には予測演算が
可能なので(014)の1予測演算」サブルーチンにお
いて予測演算を行い、次いで(015)を実行する。
次の(016)ではフラッグRLSの状態判別を行うが
RLSはレリーズ割込みが入ったか否かを表わすフラッ
グで、詳細は後述する。ここではレリーズ割込みなし、
すなわちRLS=0であると判定されて(002)へ戻
る。
次に破線で囲まれた上記(005)〜(015)に示さ
れる焦点調節サイクル内の各動作を実行中にスイッチS
W2オンによるレリーズ割込みが入った場合について説
明する。スイッチSW2は先に説明した様にコンピュー
ターPR3の割込み入力端子へ接続されており、スイッ
チSW2がオンした時にはいずれのステップを実行中で
も割込み機能にて直ちに(021)移行する様に構成さ
れている。
破線で囲まれたステップを実行中に(021)のスイッ
チSW2割込みが入ると(022)でスイッチSWFの
状態判別を行う。スイッチSWFはレリーズ割込みがあ
った際に直ちにレリーズ動作を行うか(以後レリーズ優
先と称する)、実行中の焦点調節動作を完了させてから
レリーズ動作゛を許容するか(以後ピント優先と称する
)を選択するスイッチで、撮影者により選択されるスイ
ッチである。そしてスイッチSWFがオンの時はレリー
ズ優先、オフの時はピント優先を規定する。
ここてはまずスイッチSWFがオンとすると(023)
でレンズを強制的に停止し直ちに(024)にてレリー
ズ動作に移る。すなわちレリーズ優先となるわけである
。なお(024)のサブルーチンについては後述する。
次に(025)でフィルム巻上げを行うが、これは第8
図において示したモータ制御用信号MIF。
MIRを適正に制御することでフィルム1駒分が巻き上
げられるわけであるが、詳しい動作説明は省略する。
次の(026)ではレリーズ完了後のRLSリセットを
行い、この後(002)へ戻る。
(002)に戻った後もスイッチSWI、SW2がオン
されたままなら次の(005)で再びレリーズ割込みさ
れるので、この後は焦点調節サイクル(005)〜(0
15)は実行されないまま、連写撮影となる。
次にスイッチSWFがオフの時のレリーズ割込み時の動
作を説明する。
まず焦点調節サイクルカ月回目すなわち(005)〜(
011)のフロー中、あるいは焦点調節サイクルが2回
目すなわち(005)〜(013)のフロー中にレリー
ズ割込みが入ると(022)でSWFがオフと検知され
た後、(027)にてフラッグRLSが1となってレリ
ーズ割込みが入った状態をラッチし、(028)にてレ
リーズ割込みが入った時点の元のステップへ割込みリタ
ーンする。焦点調節サイクルl及び2回目はレンズ駆動
終了後はレリーズサブルーチンへ分岐する事な(,3回
目の焦点調節サイクル(フロー(005〜015))を
行った後(016)でRLS−1と判定されて(024
)のレリーズへ進む。焦点調節サイクル3回目以降すな
わち(005)〜(015)のフロー中にレリーズ割込
みが入った場合も、(022)から(027)へ行って
RLS=1とラッチされた後、リターンしてその回の焦
点調節サイクル終了後、(016)から(024)へ分
岐してレリーズされる。そして(025)を実行し、(
026)にてRLSがリセットされ(002)へ戻る。
この時スイッチSWlがオンとなっており、次の回の焦
点調節サイクルに入った時スイッチSW2がオンのまま
なら上記と同様のSW2割込み及びリターンが行われ、
その回の焦点調節サイクルが終了した後レリーズされる
。すなわちスイッチSW2がオンされたままなら必ず焦
点調節サイクルの動作を1回完了させてからレリーズす
る様な連写となる。
レリーズ後はRLSがリセットされるので、(002)
へ戻った時SWIのみオンのままでSW2がオフとなっ
ていると、焦点調節サイクル(005)〜(015)を
実行後(016)にてRLS=Oと判定され(002)
へ戻る。すなわち再び焦点調節サイクルのみが繰返され
る。
以上の如(、本発明においてはスイッチSWFのオフに
しておけばレリーズ動作(024)への移行はステップ
(015)の後となり、後述の「予測演算」サブルーチ
ンにてレンズをレリーズタイムラグを考慮した像面位置
までのレンズ駆動量を求め、この駆動量分レンズを移行
させた時点で行われることとなり、第7図に示した時点
(t4.t5.t6・・・)にてレリーズ動作が開始さ
れ、露光開始時の被写体の像面位置とレンズの像面位置
を一致した撮影が出来るものである。
次に第9図に示した像信号入力サブルーチンについて説
明する。
「像信号入力」サブルーチンは新たな焦点検出動作の最
初に実行される動作であり、このサブルーチンがコール
されると、(101)を経て(102)にてマイクロコ
ンピュータ−PR3自身が有している自走タイマのタイ
マ値TIMERをRAM上の記憶領域TNに格納する事
によって、焦点検出動作の開始時側を記憶している。
次の(103)では、カウンターAFCNTの状態を検
知し、AFCNT=1なら最初の焦点調節動作なので焦
点調節サイクル時間間隔というものは存在せず、従って
TNをTNIに格納するのみで(107)に進む。
A F CN T =’ 2の時はTMI<−TN−T
NIにより前回と今回の焦点調節サイクル時間間隔TM
Iを定義する(TNは今回の焦点検出開始時刻、TNI
は(104)で定義した前回の焦点検出開始時刻、よっ
てTN−TNIが焦点調節サイクル時間間隔)。またT
M2←TMIと置(がこの理由は後に説明する。そして
TNをTNIに格納しTNIの更新を行う。
AFCNT≧3の時は更新すべき焦点調節サイクル時間
間隔データはTMI、TN2の2個あるので(106)
の式にて更新を行い、TNIの更新も(105)と同様
に行う。なお、AFCNT=3の時のTMIは(105
)で定義したTMIを用いるが、TMI←TM2と更新
が行われるのでそのためにはTN2も定義されている必
要がある。これが(105)において、TN2の定義を
行った理由である。すなわちAFCNT=3の時はAF
CNT=2の時に定義したTMIがそのままTMIとし
て残る事になりAFCNT≧4の時にはTMI 4−T
N2の更新が行われる。
即ち、これらのステップ(104)〜(106)にて常
にTMIに前前回の焦点調節サイクル時間間隔データー
が又、TN2には前回の焦点調節サイクル時間間隔デー
ターが焦点調節サイクルが実行されるごとに更新されて
入力される。
さて、次のステップ(107)でセンサ装置S付Sに光
像の蓄積を開始させる。具体的にはマイクロコンピュー
タ−PH1がセンサ駆動回路SDRに通信にて「蓄積開
始コマンド」を送出して、これを受けて駆動回路SDR
はセンサ装置SNSの光電変換素子部のクリア信号CL
Rを′L′にして電荷の蓄積を開始させる。
ステップ(108)では自走タイマのタイマ値を変数T
Iに格納して現在の時刻を記憶する。
次のステップ(109)ではコンピューターPR8の入
力INTEND端子の状態を検知し、蓄積が終了したか
否かを調べる。センサ駆動回路SDRは蓄積開始と同時
に信号INTENDを°L′にし、センサー装置SNS
から(7)AGC信号5AGCをモニタし、5AGCが
所定レベルに達すると、信号INTENDを“H′にし
、同時に電荷転送信号SHを所定時間′H′にして、光
電変換素子部の電荷をCCD部に転送させる構造を有し
ている。
ステップ(109)でINTEND端子が“H′ならば
蓄積が終了したということでステップ(113)へ移行
し、“Loならば未だ蓄積が終了していないということ
でステップ(110)へ移行する。
ステップ(110)では自走タイマのタイマ値TIME
Rから、ステップ(108)で記憶した時刻TIを減じ
てTEに格納する。従ってTEには蓄積開始してからこ
こまでの時刻、いわゆる蓄積時間が格納されることにな
る。
次のステップ(111)ではTF、と定数MAXINT
を比較し、TEがMAXINT未満ならばステップ(1
09)へ戻り、再び蓄積終了待ちとなる。TEがMAX
INT以上になるとステップ(112)へ移行して、強
制的に蓄積終了させる。
強制蓄積終了はコンピューターPR8から駆動回路SD
Rへ1蓄積終了コマンド」を送出することで実行される
。駆動回路SDRはコンピューターPR8から「蓄積終
了コマンド」が送られると、電荷転送信号SHを所定時
間゛H°にして光電変換部の電荷をCCD部へ転送させ
る。ステップ(112)までのフローでセンサの蓄積は
終了することになる。
ステップ(113)ではセンサ装置SNSの像信号O8
をセンサ駆動回路SDRで増巾した信号AO8のA/D
変換およびそのディジタル信号のRAM格納を行う。よ
り詳しく述べるならば、SDRはPH1からのクロック
CKに同期してCCD駆動用クロックφl、φ2を生成
してSNS内部の制御回路へ与え、センサ装置SNSは
φl、φ2によってCCD部が駆動され、CCD内の電
荷は像信号として出力osから時系列的に出力される。
この信号はSDR内部の増巾器で増巾された後に、AO
8としてコンピューターPR8のアナログ入力端子へ入
力される。コンピューターPR8は自らが出力している
クロックCKに同期してA/D変換を行い、A/D変換
後のディジタル像信号を順次RAMの所定アドレスに格
納してゆく。
このようにして像信号の入力を終了するとステップ(1
14)にて「像信号入力」サブルーチンをリターンする
第10図に「レンズ駆動」サブルーチンのフローチャー
トを示す。
このサブルーチンが実行されると、ステップ(202)
においてレンズと通信して、2つのデータ「S」「PT
H」を入力する。「S」は撮影レンズ固有の1デフオ一
カス量対焦点調節レンズくり出し量の係数」であり、例
えば全体くり出し型の単レンズの場合には、撮影レンズ
全体が焦点調節レンズであるからS=1であり、ズーム
レンズの場合には各ズーム位置によってSは変化する。
rPTHJは焦点調節レンズLNSの光軸方向の移動に
連動したエンコーダENCFの出力1パルス当たりの焦
点調節レンズのくり出し量である。
従って焦点調節すべきデフォーカス量DL、上記S、P
THにより焦点調節レンズのくり出し量をエンコーダの
出力パルス数に換算した値、いわゆるレンズ駆動量FP
は次式で与えられることになる。
FP=DLXS/PTH ステップ(203)は上式をそのまま実行している。
ステップ(204)ではステップ(203)で求めたF
Pをレンズに送出して焦点調節レンズ(全体(り出し型
単レンズの場合には撮影レンズ全体)の駆動を命令する
次のステップ(205)で、レンズと通信してステップ
(204)で命令したレンズ駆動量FPの駆動が終了し
たか否かを検知し、駆動が終了するとステップ(206
)へ移行する。
尚、上記レンズ駆動量FP分の駆動終了の検知は上述の
通信にてレンズ駆動量FPが制御回路LPR3内のカウ
ンターに入力され、このカウンター値とレンズ駆動にと
もなってエンコーダーENCFから出力されるパルス5
ENCFの計数値の一致を上記制御回路LPR8にて検
知することで実行する。
第11図に予測演算のフローチャートを示す。これは焦
点調節サイクルでのデータが3回以上ある時に、最新の
3回の上記サイクルの実行にて得られたデータをもとに
被写体像面位置を2次関数で近似し、将来の像面位置を
予測するフローである。
まず(302)において、今回から次回までの焦点調節
サイクルの時間間隔TM3を前回から今回までの焦点調
節サイクル間隔TM2と等しいと仮定して記憶領域TM
2のデータを記憶領域TM2に入力する。
(303)にてカウンターAFCNTの状態を検知し、
AFCNT=3の時すなわち、該サブルーチンが初めて
コールされた時にはステップ(306)へ進む。ステッ
プ(306)では今回の焦点検出演算サブルーチンで求
められた今回の検出デフォーカス量DEFをメモリーD
F3に格納し、ステップ(307)に進み、メモリーD
LのデータをメモリーDL2に入力する。メモリーDL
のデータはステップ(012)に入力されたデータであ
り、前回の焦点調節サイクルでのDEF、即ち前回の像
面移動量換算のレンズ駆動量であり、これにてメモリー
DL2に前回のレンズ駆動量情報が格納される。
ステップ(308)では(5)式の演算を行い、(5)
式のaを求める。尚、この時のメモリーDF2.DF、
DL、のデーターはステップ(010)、  (012
)にて求められた各前回と前前回のデフォーカス量と前
前回のレンズ駆動量データーであり、これとステップ(
306)、  (307)にて得られた前回のレンズ駆
動量と今回のデフォーカス量と、ステップ(106)に
て求めメモリーTM、、TM2に入力されている前前回
と前回の焦点調節サイクル時間間隔データーに基づき上
記(5)式の演算を行いaを求め、これをAと置(。
ステップ(309)では(6)式に従ってbを求め、こ
れをBと置く。尚、このステップでのデーターもメモリ
ーDF2 、 DFI 、 DLl、記憶領域TM、に
入力されている各データーを用いるステップ(310)
では(11)式の演算を行い今回のレンズ駆動量DLを
求める。
この際の駆動量DLは(11)式にて求められるもので
あるので、レリーズタイムラグを考慮した被写体の像面
位置とレンズの像面位置を一致させるための量であり、
これにて上記の像面位置合わせを行う予測演算を終了し
ステップ(311)にてリターンする。
又、該予測演算サブルーチン中の(303)でAFCN
T≠3、すなわちAFCNT≧4の時にはステップ(3
04)。
(305)がなされる。
ステップ(304)ではメモリーDF2のデーターをD
F、に入力する。メモリーDF2には今回の該サブルー
チンが行われ以前には前回のデフォーカス量が入力され
ているが、今回の該サブルーチンが実行される時点では
DF2の内容は前前回のデフォーカス量となってしまう
ので、これをメモリーDF、に入力する。
又、メモリーDF3の内容も今回の該サブルーチンが実
行される時点ではもはや前回のデフォーカス量となって
しまうので、これをメモリーDF2に入力する。このス
テップ(304)、  (305)の処理にて焦点調節
サイクルが実行され、新らたなデフォーカス量が求めら
れるごとにメモリーDF、。
DF2の内容が順次更新され、常にメモリーDF。
には前前回のデフォーカス量が又、DF2に前回のデフ
ォーカス量が格納されることとなる。
又、ステップ(305)ではメモリーDL2のデーター
がメモリーDL、に入力される。この処理も上記のステ
ップ(304)と同一の目的のための処理であり、これ
にてメモリーDL、には常に前前回のレンズ駆動量を格
納する。
この後ステップ(306)、  (307)が実行され
、メモリーDF3には今回のデフォーカス量がまた、D
L2にて前回の予測演算サブルーチンのステップ(31
0)にて求められたレンズ駆動量DL、即ち前回のレン
ズ駆動量が入力され、これらの各データーに基づき上述
のステップ(30B)〜(310)を実行し、焦点調節
サイクルが4回以上行われた時にも各回のサイクル終了
時のレンズの像面位置がレリーズタイムラグを考慮した
位置となる様にするためのレンズ駆動量DLが求められ
る。
第12図にレリーズサブルーチンのフローを示す。
まず、ステップ(402)にてカメラのクイックリター
ンミラーのミラーアップを行う。これは第8図に示した
モータ制御用信号M2F、M2Rを用いて駆動回路MD
R2を介してモータMTR2を制御することで実行され
る。
次のステップ(4’03)では先あステップ(006)
の測光サブルーチンで既に格納されている絞り制御値を
レンズへ送出して、レンズに絞り制御を行わせる。
ステップ(’402)(403)のミラーアップと絞り
制御が完了したか否かはステップ(Qo4)で検知する
わけであるが、通常両者の制御には数十ミリ秒を要し、
これがいわゆるレリーズタイムラグと呼ばれるものの主
要因である。
ステップ(404)では先のステップ(402) (4
03)でのミラーアップと絞り制御が既に終了している
かどうかを検知する。ミラーアップはミラ□−に付随し
た不図示の検知スイッチにて確認することが出来、絞り
制御は、レンズに対して所定の絞り値まで駆動したか否
かを通信で確認する。いずれかが未完了の場合にはこの
ステップで待機し、引き続き状態検知を行う。両者の制
御が確認されるとステップ(405)へ移行する。この
時点で露光の準備が整ったことになる。
ステップ(405)では先のステップ(oo6)の測光
サブルーチンで既に格納されているシャッタ制御値にて
シャッタの制御を行い、フィルムを露光する。
シャッタの制御が終了すると次のステップ(406)で
は、レンズ1′一対して絞りを開放状態にするように命
令を送り、引き続いてステップ(407)でミラーダウ
ンを行う。ミラーダウンはミラーアップと同様にモータ
制御用信号M2F、M2Rを用いてモータMTR2を制
御することで実行される。
次のステップ(40B)ではステップ(404)と同様
にミラーダウンと絞り開放制御が完了するのを待つ。ミ
ラーダウンと絞り開放制御がともに完了する遜ステップ
(409)へ移行してリターンする。
以上のフローを改めて概説すると、第1図においてスイ
ッチSWIオン後の焦点調節サイクル1回目及び2回目
は(005)〜(011)あるいは(005)〜(01
3)のフローにより検出されたデフォーカス量DEFの
値に従ってレンズ駆動を行い、焦点調節サイクル3回目
以降は(005)〜(015)のフローにて過去2回の
焦点調節結果と、今回の焦点検出結果により、2次関数
式(11)式による予測駆動を行う。
そして、上記焦点調節サイクル中にスイッチSW2オン
によりレリーズ割込みが入った場合、スイッチSWFが
オン、すなわちレリーズ優先モードが選択されている時
はただちにレリーズ動作に移行する。
一方、スイッチSWFがオフすなわちピント優先モード
でのレリーズ割込みては焦点調節サイクルが3回未満な
ら焦点調節サイクル3回完了後レリーズを行い、焦点調
節サイクル3回以上の時にはその回の焦点調節サイクル
を完了後レリーズさせる。またその後、速写を行う場合
は必ず1コマ毎に焦点調節サイクルを1回完了させてか
ら、レリーズを行う連写となる。
この様に構成されているため、予測演算に基づいてレン
ズがレリーズタイムラグを考慮した像面位置まで移動後
、レリーズ動作がなされ、その後のレリーズタイムラグ
後露光が開始される時点での被写体の像面位置とレンズ
の像面位置とが一致してピントが正しく合った写真が撮
れることとなる。
前記の第1実施例では、ピント優先モードの時には常に
ピントの合った写真が撮れるが、レリーズ優先モードの
時にはレリーズ割込みのタイミングによっては依然とし
てピント外れが発生する。そしてこのずれはレンズ駆動
開始時にレリーズ割込みが入った場合が一番大きい。
そこで以下の第2実施例ではこのズレを半分程度にして
いる。
該第2実施例につき第13図にてその原理を説明する。
時刻t3にて3回目の焦点調節サイクルを行うまでは第
1実施例と同じである。そして時刻t3後、第1実施例
ではタイムラグとしてTM3+TRを見込み、その時の
被写体位置を予測していたが当実施例ではこれにTMC
というタイムラグを上載せしてTM3+TMC+TR後
の被写体像面位置fr4を予測し、駆動量DL3のレン
ズ駆動を行う。この様にすることでレンズはt3での焦
点調節サイクル終了時点t4で像面位置β4に達し、こ
の後4回目の焦点調節サイクルを行った後、同様の制御
を行うと4回目の焦点調節サイクル終了時点t5で1!
5に達する。すなわち第1実施例ではレンズの軌跡2 
(1)はレリーズタイムラグを考慮した被写体の像面位
置と一致させるためのレンズの像面位置f’  (t)
に対し常に片側にあったが本実施例では41! (t)
をf’  (t)の両側に振分けて制御するのでレリー
ズタイムラグを考慮したレンズの像面位置f’  (t
)に対するレンズの軌跡のズレ量は半分になる。
即ち、第7図及び第13図におけるf’  (t)がレ
リーズタイムラグを考慮したレンズの像面位置を表わし
、このf’  (t)ライン上に常にレンズ軌跡1(t
)があれば、いつレリーズ操作を行おうともピントが合
った状態での撮影が出来る。
よって各時点でのラインf’  (t)と1!、(1)
とのズレ量がピントズレ量となり、第13図の最大ズレ
量は第7図の半分となる。
第13図のTMCはt′4−t4(=t2−t′2)の
半分とするのが理想的であり、そのためには1M2とレ
ンズ駆動時間より求めるべきであるが一定値と見做して
も良い。
該第13図から明らかな如くラインf’  (t)とA
 (t)とが一致するポイントは焦点調節サイクル終了
時点(t4.t5)からTMC後の時点であり、この時
点でレリーズ動作を開始させれば常にピントが合った状
態とすることが出来る。よって、該第2の実施例ではピ
ント優先モードではレリーズ動作開始時点を焦点調節サ
イクル終了からTMC遅れた時点となる種制御している
次いで、第14図を用いて該第2の実施例の動作につき
説明する。
該第14図の予測演算サブルーチンでは第11図におけ
るステップ(310)の式DL4−AC(TMI十TM
2+TM3+TMC+TR)2−(TM、 十TM2)
2]+B−TM3DF3として実行している。即ち、該
第2の実施例では第13図から明らかな如くレリーズ開
始時点は焦点調節サイクル終了時点からTMC遅らして
いるので、第1実施例のタイムラグTM 3+TRをT
M 3+TR+TMCとすれば、予測演算にて求められ
た駆動量駆動後のレンズの像面位置が焦点調節サイクル
終了時点からTMC遅れた時点でレリーズを開始した場
合に露光が開始される際の被写体の像面位置と一致する
こととなる。よって該第14図での予測演算サブルーチ
ンは上記の式に基づいたDLを演算している。
該第14図でのフローは上記予測演算サブルーチンの式
が上記の如く一部異なる点とステップ(031)。
(032)を追加した点のみ第1図のフローと異なって
いる。ここでステップ(031) (032)を追加し
た理由はピント優先モードにおいて、スイッチSW2が
オンとなった場合、焦点調節サイクルが終了した後時間
7MC経過を待ってレリーズサブルーチン(024)を
実行させるためである。
即ち、ステップ(015)にて焦点調節サイクルが終了
した後ステップ(016)を介してステップ(031)
へ移行させる。この(031)ではコンピューターPR
3の自走タイマーの現在の時刻をメモリーTLSに入力
し、ステップ(032)にて自走タイマーの現在時刻と
上記メモリーTLSの時刻との差がTMCより大となる
のを待ち、TIMER−TLS>TMCとなった時にス
テップ(024)のレリーズサブルーチンを実行させる
これにて、第13図にて説明した如く焦点調節サイクル
終了からTMC後にレリーズ動作が開始されピントの合
った写真が撮れることとなる。
尚、第13図においてはレンズ軌跡1 (t)とレンズ
の像面位置軌跡f’  (t)との一致ポインドとして
l14a、I!5aのレンズ駆動終了後TMCの遅れ時
点以外にレンズ駆動中のβ4bでも一致することとなる
。よってレンズがj24.〜14bにある時にレリーズ
操作がなされた時にはレンズがj’ 4bまで駆動した
時にレンズを停止させレリーズ動作を開始させても良い
〔発明の効果〕
以上説明した様に被写体移動に起因するピント外れを補
正してレンズ駆動を行う自動焦点調節装置においてレリ
ーズタイミングによるピント外れが最小になる時点まで
レリーズ割込みを禁止する様にしたので、常にピントの
合った写真が撮れる。
更にレリーズ信号が来たらレリーズ動作を優先させるモ
ードを別に持たせる事によってレリーズタイミングを重
視した撮影に切換える事も可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動焦点調節装置を有するカメラの制
御フローを示す説明図、 第2図、第3図、第4図、第5図、第6図は従来の自動
焦点調節装置のレンズ駆動例を示す説明図、第7図は本
発明に係る自動焦点調節装置のレンズ駆動例を説明する
説明図、 第8図は本発明の自動焦点調節装置を有するカメラの一
実施例を示す回路図、 第9図、第1O図、第11図、第12図は第1図示の制
御フローに用いられるサブルーチンフローを示す説明図
、 第13図は本発明の他の実施例によるレンズ駆動例を説
明する説明図、 第14図は第13図のレンズ駆動のための制御フローを
説明する説明図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)結像光学系のフォーカス状態を検知してフォーカ
    ス信号を出力する焦点検出回路と、該焦点検出回路にて
    検出されたフォーカス信号に基づいて前記結像光学系を
    駆動する駆動回路とを備え焦点検出回路によるフォーカ
    ス検出動作と駆動回路による結像光学系の駆動動作を交
    互に繰り返えし行う自動焦点装置を有するカメラにおい
    て、過去のフォーカス検知結果及びフォーカス検知動作
    の時間間隔に基づき、フォーカス検知動作が行われた時
    点から被写体の移動にともなう被写体の像面位置の変化
    分を予測演算し、前記焦点検出回路にて検出されたフォ
    ーカス信号に対して補正を行う補正回路を設け、該補正
    されたフォーカス信号に基づく結像光学系駆動終了時の
    像面位置が該光学系駆動終了時から所定時間後の被写体
    の移動にともなう像面位置と一致させるように結像光学
    系の駆動制御を行うとともに、レリーズ操作部材の操作
    によるレリーズ操作開始時点を前記光学系駆動終了から
    前記所定時間後の時点に対して、レリーズ操作開始から
    実際に露光が開始されるまでに要する時間前の時点に規
    制する規制手段を設けたことを特徴とする自動焦点装置
    を有するカメラ。
  2. (2)前記所定時間をレリーズ操作開始から実際に露光
    が開始されるまでに要する時間と一致させた特許請求の
    範囲第1項に記載の自動焦点装置を有するカメラ。
  3. (3)前記所定時間をレリーズ操作開始から実際に露光
    が開始されるまでに要する時間と一定時間とを加算した
    時間に設定した特許請求の範囲第1項に記載の自動焦点
    装置を有するカメラ。
JP63001530A 1988-01-06 1988-01-06 自動焦点装置を有するカメラ Pending JPH01177507A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63001530A JPH01177507A (ja) 1988-01-06 1988-01-06 自動焦点装置を有するカメラ
US07/292,567 US4972221A (en) 1988-01-06 1988-12-30 Camera having an automatic focus adjusting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63001530A JPH01177507A (ja) 1988-01-06 1988-01-06 自動焦点装置を有するカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01177507A true JPH01177507A (ja) 1989-07-13

Family

ID=11504074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63001530A Pending JPH01177507A (ja) 1988-01-06 1988-01-06 自動焦点装置を有するカメラ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4972221A (ja)
JP (1) JPH01177507A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5138356A (en) * 1990-01-31 1992-08-11 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Automatic focus adjusting apparatus of a camera

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2511409B2 (ja) * 1986-03-31 1996-06-26 ミノルタ株式会社 自動焦点調節装置
US5192966A (en) * 1986-03-31 1993-03-09 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Automatic focus control device
JPH02189533A (ja) * 1989-01-19 1990-07-25 Canon Inc 自動焦点調節装置
JPH02308233A (ja) * 1989-05-24 1990-12-21 Minolta Camera Co Ltd 自動焦点調節カメラ
JPH0327028A (ja) * 1989-06-23 1991-02-05 Minolta Camera Co Ltd プログラムズームカメラ
JPH03150513A (ja) * 1989-11-08 1991-06-26 Canon Inc 光学機器のレンズ駆動装置
JP3010681B2 (ja) * 1990-05-22 2000-02-21 株式会社ニコン 自動焦点調節装置
DE4139400C2 (de) * 1990-11-29 1996-08-29 Asahi Optical Co Ltd Automatische Fokussierungseinrichtung
USRE36546E (en) * 1990-11-29 2000-02-01 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Automatic focusing device
JP3305733B2 (ja) * 1991-05-28 2002-07-24 ミノルタ株式会社 自動焦点調節装置
US5389984A (en) * 1992-12-01 1995-02-14 Lovenheim; John E. System for recording identical electronic and photographic images
JPH07151958A (ja) * 1993-11-30 1995-06-16 Canon Inc 視線検出機能付光学機器
US6473126B1 (en) 1996-12-09 2002-10-29 Canon Kabushiki Kaisha Focusing information detecting device, focus detecting device and camera utilizing the same
EP0854373B1 (en) 1996-12-17 2004-05-12 Canon Kabushiki Kaisha Focus detecting device
JP4018218B2 (ja) 1997-12-25 2007-12-05 キヤノン株式会社 光学装置及び測距点選択方法
US6175692B1 (en) 1998-05-26 2001-01-16 Canon Kabushiki Kaisha Focus detecting device, distance measuring device, and optical apparatus for adjusting focus
CN106993129B (zh) * 2017-03-06 2019-05-17 Oppo广东移动通信有限公司 控制方法、控制装置及电子装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4762986A (en) * 1986-03-10 1988-08-09 Canon Kabushiki Kaisha Automatic focussing system including in-focus position prediction means
JP2511409B2 (ja) * 1986-03-31 1996-06-26 ミノルタ株式会社 自動焦点調節装置
US4783677A (en) * 1986-06-21 1988-11-08 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Automatic focus control device
US4792819A (en) * 1987-01-12 1988-12-20 Canon Kabushiki Kaisha Camera having automatic focusing device
JPS63172239A (ja) * 1987-01-12 1988-07-15 Canon Inc オートフオーカス装置
JPS63172231A (ja) * 1987-01-12 1988-07-15 Canon Inc 自動焦点調節装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5138356A (en) * 1990-01-31 1992-08-11 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Automatic focus adjusting apparatus of a camera

Also Published As

Publication number Publication date
US4972221A (en) 1990-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01177507A (ja) 自動焦点装置を有するカメラ
JPH01285907A (ja) カメラのための自動焦点調節装置
JPH01285908A (ja) カメラのための自動焦点調節装置
JPH01213614A (ja) 自動焦点調節装置
JPH01167815A (ja) 自動焦点調節装置
JPH0229636A (ja) カメラ
JPH01134410A (ja) 自動焦点調節装置
US5089843A (en) Auto focus device with predictive focussing
JPH01280713A (ja) 自動焦点調節装置
JPH02189533A (ja) 自動焦点調節装置
JP2974637B2 (ja) 自動焦点調節装置
JPS63172231A (ja) 自動焦点調節装置
JPH02208642A (ja) 自動焦点調節装置
JP2762513B2 (ja) 自動焦点調節装置
JP2941891B2 (ja) 自動焦点調節装置
JPH02181738A (ja) 自動焦点調節装置
JPH02181739A (ja) 自動焦点調節装置
JPH01205115A (ja) 自動焦点調節装置
JPH01288816A (ja) 自動焦点調節装置
JPH01200315A (ja) 自動焦点調節装置
JPH08122863A (ja) カメラ及び通信装置
JPH02176735A (ja) 焦点調節装置
JPH03229209A (ja) 自動焦点調節装置
JPH0387708A (ja) 自動焦点調節装置
JPH03181923A (ja) 自動焦点調節装置