JPH01176519A - 情報記録媒体の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ産業上の利用分野 本発明は情報記録媒体の製造方法に関し、例えばコンパ
クトオーディオディスク（ＣＤ）等の光学ディスクの製
造方法に適用して好適なものである。

Ｂ発明の概要 本発明は、情報記録媒体の製造方法において、加圧０−
ラでディスク基板を押圧する際にフィルムを介在させて
押圧するようにしたことにより、全体として簡易な構成
で、高品質の情報記録媒体を得ることができる。

Ｃ従来の技術 従来、情報記録媒体の製造方法においては、紫外線硬化
樹脂を用いて光学ディスクを複製するようになされた２
　Ｐ　（ｐｈｏｔｏ　ｐｏｌｙｍｅｒｉｚａｔｉｏｎ）
法が提案されている（特願昭６１−１１１１９９号、特
願昭６１−１４６７３１号）。

すなわち第３図に示すように、スクリーン印刷の手法を
用いて、ディスク基板１の片面に紫外線硬化樹脂２を均
一に印刷した後（第３図（Ａ））、当該紫外線硬化樹脂
２の印刷面がディスクスタンパ３と密着するように、当
該ディスク基板１をディスクスタンパ３上に載置して（
第３図（Ｂ））加圧ローラ４で押圧する（第３図（Ｃ）
）。

その結果、ディスク基板１及びディスクスタンパ３の間
隙に紫外線硬化樹脂２が充填され、紫外線ランプ５を用
いて紫外線硬化樹脂２を硬化させた後（第３図（Ｄ））
、ディスク基板１をディスクスタンパ３から剥離するこ
とにより、ディスクスタンパ３の表面に形成された微細
な凹凸をディスク基板１上に転写することができる（第
３図（Ｅ））。

従って転写された凹凸面に金属膜を蒸着した後、保護膜
を形成することにより、ディスクスタンパ３の凹凸に応
じてピットが形成された光学ディスク６を得ることがで
きる（第３図（Ｆ））。

Ｄ発明が解決しようとする問題点 ところで、このように加圧ローラ４を用いて紫外線硬化
樹脂２を充填するような場合において、加圧ローラ４の
表面（すなわちディスク基板１を押圧する押圧面でなる
）に微細な凹凸があると、ディスクスタンパ３の凹凸だ
けでなく、加圧ローラ４の凹凸までも転写される問題が
ある。

実際上加圧ローラ４においては、表面の微細な凹凸を完
全に除去することが困難でなり、これに加えて例えば押
圧面に指紋等の汚れが付着すると、加圧ローラ４自体の
表面の凹凸に加えて汚れによって生じた押圧面の凹凸ま
でも転写されるようになる。

このようにディスクスタンパ３の凹凸に加えて加圧ロー
ラ４の凹凸までも転写されるようになると、正確なピッ
トを形成することが困難になるおそれがあり、著しい場
合は記録情報の再生時に誤りを生じるおそれがあった。

本発明は以上の点を考慮してなされたもので、押圧面の
微細な凹凸の転写を防止して、品質の高い光学ディスク
の製造方法を提案しようとするものである。

Ｅ問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、ディス
ク基板１上に樹脂２を塗布した後、樹脂２を挟むように
ディスク基板１をスタンパ３上に載置し、ディスク基板
１を加圧ローラ４で押圧して樹脂２を硬化させた後、樹
脂２をディスク基板１と共にスタンパ３から剥離し、ス
タンパ３に形成された微細な凹凸形状をディスク基板１
に転写するようになされた情報記録媒体の製造方法にお
いて、加圧ローラ４でディスク基板１を押圧する際に、
加圧ローラ４及びディスク基板１間にフィルム１１を介
在させるようにする。

Ｆ作用 フィルム１１を介在させるようにすると、その分抽圧ロ
ーラ４の押圧面に凹凸があっても、−様な圧力でディス
ク基板１を押圧することができ、当該凹凸が転写される
ことを未然に防止することができる。

Ｇ実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。

（Ｇ１）第１の実施例 第３図との対応部分に同一符号を付して第１図に示すよ
うに、この実施例においては、加圧ローラ４及びディス
ク基板１間に厚さ約１００〔μｍ〕のフィルム１１を介
在させた状態でディスク基板１を押圧する。

従って加圧ローラ４の押圧面に微細な凹凸がある場合で
も、フィルム１１を介して−様な圧力でディスク基板１
を押圧することができ、当該押圧面の凹凸が転写されな
いようにすることができる。

従ってその分正確にピットが転写された高品質の光学デ
ィスクを得ることができる。

さらにこの実施例においては、フィルム１１をポリエス
テルフィルムで構成して紫外線硬化樹脂がフィルム１１
に付着しても当該フィルム１１が侵されないようにする
と共に、ディスク基板１を１枚押圧するごとにローラ１
０を矢印で示す方向に回転させてフィルム１１を所定量
だけ巻き取るようになされている。

実際上このように加圧ローラ４を用いてディスク基板１
を押圧する場合においては、ディスク基板の周縁部及び
中央開口部ＩＡから紫外線硬化樹脂が漏出してディスク
基板１及び加圧ローラ４を汚損する場合がある。

この場合、加圧ローラ４が汚損すると、紫外線硬化樹脂
が漏出したディスク基板１だけでなく、続いて押圧する
ディスク基板までも汚損する結果となり、光学ディスク
を製造する際の歩留まりがその分低下する問題があった
。

従ってこの実施例のように、フィルム１１を１回ごとに
巻き取ると共に当該フィルム１１を紫外線硬化樹脂によ
って侵されないポリエステルフィルムに選定したことに
より、ディスク基板１から紫外線硬化樹脂が漏出しても
、続いて印刷するディスク基板の汚損を防止することが
できる。

従ってその分光学ディスクを製造するにつき、歩留まり
を向上することができる。

以上の方法によれば、フィルムを介在させてディスク基
板を押圧するようにしたことにより、加圧ローラの押圧
面に形成された凹凸を転写しないようにすることができ
、その分高品質の光学ディスクを得ることができる。

（Ｇ２）第２の実施例 第１図との対応部分に同一符号を付して第２図に示すよ
うに、この実施例においては、フィルム１１の斜線で示
す領域を繰り返し用いてディスク基板１を押圧するよう
にする。

この場合ローラ１０を用いてディスク基板を押圧するた
びにフィルム１１を巻き取る必要がないので、その分会
体として簡易な構成で押圧面に存在する凹凸の転写を防
止することができる。

第２図の方法によれば、フィルム１１を巻き取らないよ
うにしても、押圧面の凹凸を転写しないようにすること
ができるので２．その分会体とじて簡易な構成で、高品
質の光学ディスクを製造することができる。

なお上述の実施例においては、フィルム１１として厚さ
１００〔μｍ〕のポリエステルフィルムを用いた場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、実用上十分な
範囲でフィルムの厚さ及びその材質を選定すれば良い。

さらに上述の実施例においては、スクリーンを用いて紫
外線硬化樹脂をディスク基板に印刷する場合について述
べたが、ディスク基板に紫外線硬化樹脂を塗布する方法
はこれに限らず、種々の方法を広く適用することができ
る。

さらに上述の実施例においてはコンバクｌ−オーディオ
ディスクでなる光学ディスクを製造する場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、ビデオディスク等の光
学ディスク、さらには光磁気ディスク等の情報記録媒体
の製造方法に広く通用することができる。

さらに上述の実施例においては紫外線硬化樹脂を用いた
場合について述べたが、本発明はこれに限らず例えば熱
硬化樹脂等、広く適用することができる。

Ｈ発明の効果 以上のように本発明によれば、フィルムを介在させてデ
ィスク基板を押圧することにより、全体として簡易な構
成で加圧ローラの押圧面に形成された微細な凹凸の転写
を防止することができ、かくして全体として簡易な構成
で高品質の情報記録媒体を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による第１の実施例を示す斜視図、第２
図はその第２の実施例を示す斜視図、第３図は製造工程
を示す斜視図である。 １・・・・・・ディスク基板、２・・・・・・紫外線硬
化樹脂、３・・・・・・ディスクスタンパ、４・・・・
・・加圧ローラ、１１・・・・・・フィルム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　ディスク基板上に樹脂を塗布した後、上記樹脂を挟む
   ように上記ディスク基板をスタンパ上に載置し、上記デ
   ィスク基板を加圧ローラで押圧して上記樹脂を硬化させ
   た後、上記樹脂をディスク基板と共に上記スタンパから
   剥離し、上記スタンパに形成された微細な凹凸形状を上
   記ディスク基板に転写するようになされた情報記録媒体
   の製造方法において、上記加圧ローラで上記ディスク基
   板を押圧する際に上記加圧ローラ及び上記ディスク基板
   間にフィルムを介在させるようにした ことを特徴とする情報記録媒体の製造方法。