JP2535998B2 - 情報記録媒体の製造方法 - Google Patents

情報記録媒体の製造方法

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【発明の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本発明は情報記録媒体の製造方法に関し、例えばコン
パクトオーデイオデイスク(CD)等の光学デイスクの製
造方法に適用して好適なものである。
B 発明の概要 本発明は、情報記録媒体の製造方法において、加圧ロ
ーラでデイスク基板を押圧する際にフイルムを介在させ
て押圧するようにしたことにより、全体として簡易な構
成で、高品質の情報記録媒体を得ることができる。
C 従来の技術 従来、情報記録媒体の製造方法においては、紫外線硬
化樹脂を用いて光学デイスクを複製するようになされた
2P(photo polymerization)法が提案されている。(特
開昭62-266749号公報、特開昭63-4439号公報)。
すなわち第3図に示すように、スクリーン印刷の手法
を用いて、デイスク基板1の片面に紫外線硬化樹脂2を
均一に印刷した後(第3図(A))、当該紫外線硬化樹
脂2の印刷面がデイスクスタンパ3と密着するように、
当該デイスク基板1をデイスクスタンパ3上に載置して
(第3図(B))加圧ローラ4で押圧する(第3図
(C))。
その結果、デイスク基板1及びデイスクスタンパ3の
間隙に紫外線硬化樹脂2が充填され、紫外線ランプ5を
用いて紫外線硬化樹脂2を硬化させた後(第3図
(D))、デイスク基板1をデイスクスタンパ3から剥
離することにより、デイスクスタンパ3の表面に形成さ
れた微細な凹凸をデイスク基板1上に転写することがで
きる(第3図(E))。
従つて転写された凹凸面に金属膜を蒸着した後、保護
膜を形成することにより、デイスクスタンパ3の凹凸に
応じてピツトが形成された光学デイスク6を得ることが
できる(第3図(F))。
D 発明が解決しようとする問題点 ところで、このように加圧ローラ4を用いて紫外線硬
化樹脂2を充填するような場合において、加圧ローラ4
の表面(すなわちデイスク基板1を押圧する押圧面にな
る)に微細な凹凸があると、デイスクスタンパ3の凹凸
の転写だけでなく、その反対側の基板面上に加圧ローラ
4の凹凸までも転写される問題がある。
実際上加圧ローラ4においては、表面の微細な凹凸を
完全に除去することが困難でなり、これに加えて例えば
押圧面に指紋等の汚れが付着すると、加圧ローラ4自体
の表面の凹凸に加えて汚れによつて生じた押圧面の凹凸
までもローラの接触する基板面上に転写されるようにな
る。
このようにデイスクスタンパ3の凹凸に加えて読み取
り面側に、加圧ローラ4の凹凸までも転写されるように
なると、著しい場合は記録情報の再生時に誤りを生じる
おそれがあつた。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、押圧面の
微細な凹凸の転写を防止して、品質の高い光学デイスク
の製造方法を提案しようとするものである。
E 問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、デイ
スク基板1上に樹脂2を塗布した後、樹脂2を挟むよう
にデイスク基板1をスタンパ3上に載置し、デイスク基
板1を加圧ローラ4で押圧して樹脂2を硬化させた後、
樹脂2をデイスク基板1と共にスタンパ3から剥離し、
スタンパ3に形成された微細な凹凸形状をデイスク基板
1に転写するようになされた情報記録媒体の製造方法に
おいて、加圧ローラ4でデイスク基板1を押圧する際
に、加圧ローラ4及びデイスク基板1間にフイルム11を
介在させるようにする。
F 作用 フイルム11を介在させるようにすると、その分加圧ロ
ーラ4の押圧面に凹凸があつても、一様な圧力でデイス
ク基板1を押圧することができ、当該凹凸がローラと接
触する面上に転写されることを未然に防止することがで
きる。
G 実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
(G1) 第1の実施例 第3図との対応部分に同一符号を付して第1図に示す
ように、この実施例においては、加圧ローラ4及びデイ
スク基板1間に厚さ約50〔μm〕のフイルム11を介在さ
せた状態でデイスク基板1を押圧する。
従つて加圧ローラ4の押圧面に微細な凹凸がある場合
でも、フイルム11を介して一様な圧力でデイスク基板1
を押圧することができ、当該押圧面の凹凸が転写されな
いようにすることができる。
従つてその分正確にピツトが転写された高品質の光学
デイスクを得ることができる。
さらにこの実施例においては、フイルム11をポリエス
テルフイルムで構成して紫外線硬化樹脂がフイルム11に
付着しても当該フイルム11が侵されないようにすると共
に、デイスク基板1を1枚押圧するごとにローラ10を矢
印で示す方向に回転させてフイルム11を所定量だけ巻き
取るようになされている。
実際上このように加圧ローラ4を用いてデイスク基板
1を押圧する場合においては、デイスク基板の周縁部及
び中央開口部1Aから紫外線硬化樹脂が漏出してデイスク
基板1及び加圧ローラ4を汚損する場合がある。
この場合、加圧ローラ4が汚損すると、紫外線硬化樹
脂が漏出したデイスク基板1だけでなく、続いて押圧す
るデイスク基板までも汚損する結果となり、光学デイス
クを製造する際の歩留まりがその分低下する問題があつ
た。
従つてこの実施例のように、フイルム11を1回ごとに
巻き取ると共に当該フイルム11を紫外線硬化樹脂によつ
て侵されないポリエステルフイルムに選定したことによ
り、デイスク基板1から紫外線硬化樹脂が漏出しても、
続いて印刷するデイスク基板の汚損を防止することがで
きる。
従つてその分光学デイスクを製造するにつき、歩留ま
りを向上することができる。
以上の方法によれば、フイルムを介在させてデイスク
基板を押圧するようにしたことにより、加圧ローラの押
圧面に形成された凹凸を転写しないようにすることがで
き、その分高品質の光学デイスクを得ることができる。
(G2) 第2の実施例 第1図との対応部分に同一符号を付して第2図に示す
ように、この実施例においては、フイルム11の斜線で示
す領域を繰り返し用いてデイスク基板1を押圧するよう
にする。
この場合ローラ10を用いてデイスク基板を押圧するた
びにフイルム11を巻き取る必要がないので、その分全体
として簡易な構成で押圧面に存在する凹凸の転写を防止
することができる。
第2図の方法によれば、フイルム11を巻き取らないよ
うにしても、押圧面の凹凸を転写しないようにすること
ができるので、その分全体として簡易な構成で、高品質
の光学デイスクを製造することができる。
なお上述の実施例においては、フイルム11として厚さ
50〔μm〕のポリエステルフイルムを用いた場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、実用上十分な範囲
でフイルムの厚さ及びその材質を選定すれば良い。
さらに上述の実施例においては、スクリーンを用いて紫
外線硬化樹脂をデイスク基板に印刷する場合について述
べたが、デイスク基板に紫外線硬化樹脂を塗布する方法
はこれに限らず、種々の方法を広く適用することができ
る。
さらに上述の実施例においてはコンパクトオーデイオ
デイスクでなる光学デイスクを製造する場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、ビデオデイスク等の光
学デイスク、さらには光磁気デイスク等の情報記録媒体
の製造方法に広く適用することができる。
さらに上述の実施例においては紫外線硬化樹脂を用い
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず例えば
熱硬化樹脂等、広く適用することができる。
H 発明の効果 以上のように本発明によれば、フイルムを介在させて
デイスク基板を押圧することにより、全体として簡易な
構成で加圧ローラの押圧面に形成された微細な凹凸の転
写を防止することができ、かくして全体として簡易な構
成で高品質の情報記録媒体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による第1の実施例を示す斜視図、第2
図はその第2の実施例を示す斜視図、第3図は製造工程
を示す斜視図である。 1……デイスク基板、2……紫外線硬化樹脂、3……デ
イスクスタンパ、4……加圧ローラ、11……フイルム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デイスク基板上に樹脂を塗布した後、上記
    樹脂を挟むように上記デイスク基板をスタンパ上に載置
    し、上記デイスク基板を加圧ローラで押圧して上記樹脂
    を硬化させた後、上記樹脂をデイスク基板と共に上記ス
    タンパから剥離し、上記スタンパに形成された微細な凹
    凸形状を上記デイスク基板に転写するようになされた情
    報記録媒体の製造方法において、 上記加圧ローラで上記デイスク基板を押圧する際に上記
    加圧ローラ及び上記デイスク基板間にフイルムを介在さ
    せるようにした ことを特徴とする情報記録媒体の製造方法。
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