JPH01174749A - 軽量気泡コンクリートパネルの取付工法 - Google Patents

軽量気泡コンクリートパネルの取付工法

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JPH01174749A
JPH01174749A JP33563287A JP33563287A JPH01174749A JP H01174749 A JPH01174749 A JP H01174749A JP 33563287 A JP33563287 A JP 33563287A JP 33563287 A JP33563287 A JP 33563287A JP H01174749 A JPH01174749 A JP H01174749A
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JP
Japan
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panel
concrete panel
lightweight
panels
structural frame
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JP33563287A
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English (en)
Inventor
Yoshikatsu Mizutani
吉克 水谷
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Onoda Autoclaved Light Weight Concrete Co Ltd
Original Assignee
Onoda Autoclaved Light Weight Concrete Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、軽量気泡コンクリート(以下ALCという)
パネルを、壁パネルとして用いた場合の、構造躯体への
取付工法に関するものである。
(従来の技術) 従来、ALCパネルを壁パネルとして構造躯体に取付け
る方法として、第8図に示す挿入筒工法があった。即ち
、構造躯体11に固定された取付金具12に挿入された
鉄筋13を介してALCパネル14が構造躯体11に固
定される工法である。
そして、第9図に示すように、隣接するALCパネル1
4間の目地15にはモルタル16が充填されている。
また、別の方法として、第10図に示すようなボルト止
め工法があった。即ち、構造躯体11に固定された取付
金具12に対し、ALCパネル14がボルト17によっ
て締付は固定される工法である。そして、第11図に示
すように、隣接するALCパネル14端部の目地15に
シーリング材18が充填されている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来の挿入筒工法においては、地震や風圧によって
構造躯体11が変形したとき、同構造躯体11の変形が
取付金具12、鉄筋13、モルタル16を介してALC
パネル14にそのまま伝わるため、ALCパネル14が
破損するおそれがあった。
また、ボルト止め工法においては、次のような問題点が
あった。
■ALCパネル14相互間の目地15をモルタル等の充
填材で固定しないので、ALCパネル14間に隙間が生
ずることがあり、遮音性が保てない。
■ALCパネル14相互間の目地15がモルタル等で固
着されていないので、微小な外力での目地15ずれを生
じさせ、目地15表面に装着したシーリング材18が破
断し、漏水のおそれがあった。
■ALCパネル14相互間の目地15がモルタルにより
一体化されていないので、第12図に示すようなモルタ
ル16、鉄筋13、簡易補強金具19によって構成され
る簡易開口補強が不可能で、第13図に示すアングル等
の鉄鋼材20による開口補強材を用いなければならず、
材料費、施工費等の増大があった。
本発明の目的は上記問題点を解消し、風や地震の力によ
って構造躯体が変形してもALCパネルが破損するおそ
れがないとともに、ALCパネル間の目地に充填された
モルタルにより遮音性を発揮し、漏水のおそれがなく、
その上材料費、施工費等の費用が少なくてすむALCパ
ネルの取付工法を提供することにある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するために、軽量気泡コンク
リートパネルの目地にそれを被覆する被覆層を設けると
ともに、構造一体に直接的又は間接的に固着された取付
部材に、前記軽量気泡コンクリートパネルの面内方向か
つ前記目地の長さ方向と直交する方向に長い長孔を透設
し、先端部が前記軽量気泡コンクリートパネルに固定さ
れた固定部材を前記長孔に挿入して係止させることによ
り前記軽量気泡コンクリートパネルを前記構造躯体に取
付け、さらに同軽量気泡コンクリートパネルに対して同
一面内かつ横方向に他の軽量気泡コンクリートパネルを
隣接させて配置して前記と同様に同構造躯体に取付け、
隣接する軽量気泡コンクリートパネル間に封入物を介在
させるという構成を採用している。
(作用) 上記構成を採用したことにより、ALCパネルの目地に
滑性のある被覆層が設けられ、同ALCパネルは構造躯
体に固着された取付部材のALCパネルの長孔に対し、
ボルトを挿通することによって取付けられる。そして、
隣接するALCパネル間の目地にモルタルが密実に充填
され、構造躯体が風や地震等の力によって移動したとき
には、滑性のある被覆層によりALCパネルとモルタル
とが脂分れを生じて相対移動が可能となる。
(実施例) 以下に本発明を具体化した一実施例を第1〜7図を用い
て説明する。
本実施例で用いるALCパネル1は第1図に示すように
、四角板状で、その両側面には長さ方向(第1図上下方
向)に延びた半円状の切欠きとしての目地2が設けられ
ている。同目地2の表面には、滑性を有する被覆層とし
てのボンドプレーカ−3が塗布、乾燥により装着されて
いる。同ボンドブレーカ−3は、表面が滑性を有するも
のであって、プラスチックの成形加工性の向上のために
添加される薬剤が好適に使用される。ボンドブレーカ−
3としては、例えば流動パラフィン、天然パラフィン、
マイクロワックス、合成パラフィン、ポリエチレンワッ
クス、各種ワックス等の炭化水素類、高級脂肪酸、オキ
シ脂肪酸、高級脂肪酸アミド、アルキレンビス高級脂肪
酸アミド等の脂肪酸及び脂肪酸アミド類、高級脂肪酸低
級アルコールエステル、高級脂肪酸ポリグリコールエス
テル等の脂肪酸エステル、高級脂肪アルコール、高級多
価アルコール、ポリグリコール、ポリグリセロール等の
アルコール類、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カ
ルシウム等の金属石鹸類等が使用される。
次に、壁パネルとして使用されるALCパネル1の建物
の構造躯体に対する取付構造及び取付工法について説明
する。
H型鋼で形成されている建物の構造躯体4の前面側(第
2図左側)には、四角板状の取付部材5の上部が溶接に
より固定されている。同取付部材5の下部には、ALC
パネル1の面内方向かっ目地2の長さ方向と直交する方
向即ち水平方向に延びた長孔6が透設されている。同長
孔6は第3図に示すように、水平方向に延びる後記固定
部材としてのボルト7の径よりも十分長い余裕部分Aに
よってボルト7がALCパネル1の面内方向に十分移動
可能となっている。
一方、前記ALCパネル1の上部及び下部の表面側には
、凹状の孔1aが設けられ、回礼1aの中心部は裏面側
へ貫通している。そして、ボルト7が前記取付部材5の
後部から長孔6を通り、上記ALCパネル1の後部から
孔la内を貫通されるようになっている。このボルト7
に対しALCパネル1の表側からナツト8を締付けるこ
とにより、ALCパネル1の上部が取付板5に容易に固
定される。なお、上記固定部材としては、ALCパネル
1を取付部材5に固定できるピン等でもよい。
ALCパネル1下部の孔1aにおいても、同様にボルト
7、ナツト8によってALCパネル1の下部が取付部材
5に固定される。次いで、ALCパネル1の上下の両孔
1aにモルタル9が充填され、ナツト8が外面に出ない
ようになっている。
次に、隣接する他のALCパネル21が同様にして取付
部材5に取付られた後、両ALCパネル1間の目地2に
は上部から封入物としてのモルタル10が注入され、密
実に充填される。そして、隣接する他のALCパネル2
1間の漏水が防止される。
上記のように構成されたALCパネル1の取付構造及び
取付工法について作用及び効果を説明する。
比較的頻繁に遭遇する風や小規模の地震の力により、第
4図及び第5図に示すように構造躯体4が変形したとき
、即ちALCパネル1の上部側に相当する構造躯体4が
右方向へ変形したとき、ボルト7が取付部材5に設けら
れた長孔6の前記余裕部分Aをいわゆるスライド機構に
よって相対的に左へ移動する。逆に、ALCパネル1の
上部側に相当する構造躯体4が左方向へ変形したときも
、同様にボルト7が長孔6の余裕部分Aをスライド機構
によって相対的に右へ移動する。従って、風や地震の力
に基づく構造躯体4の変形によってALCパネルl自1
体には何ら力が加わらず、変形しないので、ALCパネ
ル1が破損するおそれがない。また、ALCパネル1,
21相互間にも相対的な力は加わらないので、モルタル
10が破損することがなく漏水のおそれはない。
次に、構造躯体4にさらに大きな力が加わった場合には
、第6図及び第7図に示すように、上部のボルト7が長
孔6の左端部に当たり、同ボルト7を中心にしてALC
パネル1の下部がいわゆるロッキング機構によって回転
する。また、構造躯体4の逆方向への変形が長孔6の余
裕部分Aを超える場合には、上部のボルト7が長孔6の
右端部に当たり、同ボルト7を中心にしてALCパネル
1の下部がロッキング機構によって回転する。よって、
隣接するALCパネルl、21は互いに上王道方向に摺
動することになるが、本実施例のALCパネルlは目地
2表面にボンドブレーカ−3が装着されているので、そ
のボンドブレーカ−3が有する滑性によってALCパネ
ル1とモルタル10とが滑らかに脂分れを生じ、隣接す
る他のALCパネル21は相互に逆方向へ滑動可能とな
る。
従って、この場合にもALCパネル1.21が破損に至
るおそれはない。
上記のように本実施例のALCパネル1の構造躯体4へ
の取付工法によれば、風や地震によって構造躯体4が変
形してもALCパネル1が構造躯体4の変形に十分追従
するため破損するおそれがない。また、隣接するALC
パネル1,21相互間の目地2に充填されたモルタル1
0は常に両ALCパネル1に対し密着保持されるので、
漏水が防止されるとともに、遮音性が保たれる。さらに
、構造躯体4の取付部材5に対するALCパネル1の取
付構造が簡易で取付工法がボルト7によるだけで容易で
あるので、建物における施工費や材料費が少なくてすむ
発明の効果 本発明のALCパネルの取付工法によれば、風や地震の
力によって構造躯体が変形してもALCパネルが破損す
るおそれがないとともに、ALCパネルの目地に充填さ
れたモルタルにより遮音性を発揮し、漏水のおそれがな
(、その上材料費、施工費が少なくて済むという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は本発明の実施例を示す図であって、第1図
はALCパネルを示す斜視図、第2図はALCパネルの
取付構造を示す斜視図、第3図は取付板の正面図、第4
図及び第5図はALCパネルのスライド機構を示す正面
図、第6図及び第7図はALCパネルのロッキング機構
を示す正面図、第8図は従来の挿入筒工法を示す斜視図
、第9図は第8図の一部平面図、第10図は従来のボル
ト止め工法を示す斜視図、第11図は第10図の一部平
面図、第12図は従来の挿入筒工法の全体を示す斜視図
、第13図は従来のボルト止め工法の全体を示す斜視図
である。 1・・・ALCパネル、2・・・目地、3・・・被覆層
としてのボンドブレーカ−14・・・構造躯体、5・・
・取付部材、6・・・長孔、7・・・固定部材としての
ボルト、lO・・・封入物としてのモルタル、21・・
・他のALCパネル 特許出願人 小野田ニー・エル・シー株式会社代理人 
 弁理士  恩1)博宣 L、」 図面その8 1110図 図面その4 *mw*t。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、軽量気泡コンクリートパネル(1)の目地(2)に
    それを被覆する被覆層(3)を設けるとともに、構造躯
    体(4)に直接的又は間接的に固着された取付部材(5
    )に、前記軽量気泡コンクリートパネル(1)の面内方
    向かつ前記目地(2)の長さ方向と直交する方向に長い
    長孔(6)を透設し、先端部が前記軽量気泡コンクリー
    トパネル(1)に固定された固定部材(7)を前記長孔
    (6)に挿入して係止させることにより前記軽量気泡コ
    ンクリートパネル(1)を前記構造躯体(4)に取付け
    、さらに同軽量気泡コンクリートパネル(1)に対して
    同一面内かつ横方向に他の軽量気泡コンクリートパネル
    (21)を隣接させて配置して前記と同様に同構造躯体
    (4)に取付け、隣接する軽量気泡コンクリートパネル
    (1、21)間に封入物(10)を介在させたことを特
    徴とする軽量気泡コンクリートパネルの取付工法。 2、被覆層(3)が滑剤によって形成されたものである
    特許請求の範囲第1項に記載の軽量気泡コンクリートパ
    ネルの取付工法。 3、軽量気泡コンクリートパネル(1)は被覆層(3)
    によって、同軽量気泡コンクリートパネル(1)の目地
    (2)に注入されたモルタル(10)に対して滑動可能
    に形成されたものである特許請求の範囲第1項に記載の
    軽量気泡コンクリートパネルの取付工法。 4、固定部材(7)はボルトである特許請求の範囲第1
    項に記載の軽量気泡コンクリートパネルの取付工法。
JP33563287A 1987-12-28 1987-12-28 軽量気泡コンクリートパネルの取付工法 Pending JPH01174749A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7048632B2 (en) 1998-03-19 2006-05-23 Konami Co., Ltd. Image processing method, video game apparatus and storage medium

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US7048632B2 (en) 1998-03-19 2006-05-23 Konami Co., Ltd. Image processing method, video game apparatus and storage medium

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