JP2975988B2 - ケーブル埋設管路の地中箱及びその接続パネル - Google Patents

ケーブル埋設管路の地中箱及びその接続パネル

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JP2975988B2 JP10427897A JP10427897A JP2975988B2 JP 2975988 B2 JP2975988 B2 JP 2975988B2 JP 10427897 A JP10427897 A JP 10427897A JP 10427897 A JP10427897 A JP 10427897A JP 2975988 B2 JP2975988 B2 JP 2975988B2
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克彦 谷川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力線、通信線等
のケーブル(以下、単に「電力ケーブル等」という)を
地中に埋設するためのケーブル埋設管路に関するもの
で、特に、電力ケーブル等を通線するケーブル保護管と
ハンドホールやマンホール等の地中箱との接続構造の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電力ケーブル等を地中に埋設し
たケーブル埋設管路においては、所定間隔でハンドホー
ルやマンホール等の地中箱が設置されるとともに隣り合
う地中箱間に電力ケーブル等を通線するケーブル保護管
が敷設されている。この地中箱は、電力ケーブル等の引
入れ、引抜き等が必要となる箇所、電力ケーブル等の分
岐、接続等を行う箇所、あるいは電力ケーブル等の引入
れ時に張力が電力ケーブル等の許容張力を超過する箇所
等に設置されるものである。この地中箱の構造は、一般
的に鉄筋コンクリート製の直方体で、上面開放の箱体
と、この上面を閉塞可能な蓋体とで構成されている。
【0003】この地中箱とケーブル保護管とは現場にお
いて接合していた。そのため、地中箱の側壁は現場で切
欠き工事を行いやすくするため、鉄筋抜きで薄くしてあ
るのが一般的である。そして、現場での接続作業は地中
箱の側壁を切り欠いた後、この切欠開口部にケーブル保
護管を接続し、その隙間をモルタルや接着剤で封止して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の地中
箱及びこれとケーブル保護管との接続構造においては、
以下のような難点があった。
【0005】(a)地中箱の側壁が薄いので強度的に弱
い。つまり、地中箱の側壁は初めから強度計算上、無視
されており、箱体のその他の部分で強度計算を行うよう
設計されている。従って、その分、配筋数及び/又はコ
ンクリート厚さが大きくなり、全体としてコスト高とな
っていた。
【0006】(b)現場での接続の作業量が多く工事費が
高くつく原因になっている。すなわち、地中箱とケーブ
ル保護管との接続時には、地中箱及びケーブル保護管を
現場に施設した後、地中箱の側壁のうち、該当する側壁
部分について切り欠き工事を行う必要があった。また、
ケーブル保護管の位置決め固定は、ケーブル保護管が多
条管になればなるほど、安全性の面から、これらのケー
ブル保護管同士を地中箱の側壁に間隔をおいて設置しな
ければならず、この間隔をあけるスペーサを組み込む作
業が必要となった。さらに、ケーブル保護管の端部を地
中箱の側壁に設置した後は、地中箱の水密性を保つため
に、側壁の隙間をモルタルなどで封止しなければなら
ず、その水密・封止工事が煩雑であった。このように、
側壁切欠工事、スペーサ挿入作業、及び封止作業が必要
となり、これらの作業量が多くなる結果、工事費が高く
なっていた。
【0007】(C)耐震性に問題があった。地中箱の側壁
でのケーブル保護管の接続ないしモルタル等による封止
構造により、この接続部は剛体となり、地震等の振動を
吸収できない構造となっていた。そのため、地震等の強
い振動が伝達され、水平方向及び垂直方向並びに回転方
向にずれが生じた場合、当該接続部が破壊するおそれが
あった。
【0008】これを解決するための方策として、電力ケ
ーブル等を内装通線する特殊塩化ビニル管等では接続端
末部に特殊なスラスト管を配置し、水平方向及び回転方
向の力と変位を吸収できる構造としているが、この構造
では、特殊スラスト管を別に用意しなければならないた
め、材料費が高くつくばかりか、垂直方向の変位を吸収
する構造になっていないため、耐震性も十分でなかっ
た。
【0009】本発明は、上記課題を解決して作業性の良
い地中箱及びこの地中箱に設置する接続パネル、並びに
これとケーブル保護管との接続構造を提供するものであ
る。また、本発明は、地中箱の接続部において耐震性に
優れた接続構造を提供することも目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者は、コンクリート製の地中箱の接続側壁
を、これと別素材の、複数の接続筒を有する接続パネル
とすることにより、側壁の強度を向上させるとともに、
現場での接続作業を容易に行えるようにした。
【0011】すなわち、本発明は、地中箱の側壁の少な
くとも一部を構成すべく、地中箱の少なくとも1側面に
水密構造を保って接続パネルを設置するようにしたもの
であり、この接続パネルを、地中箱の側壁の一部を構成
する板状のパネル本体と、電力ケーブル等の通線用ケー
ブル保護管を内嵌可能な内径を有し、パネル本体に一体
化された複数の接続筒とを含む構成としたものである。
このように構成することにより、従来、必要であった側
壁の切欠工事、ケーブル保護管の位置決め作業、及び側
壁封止作業が概ね不要となる。また、パネル本体と接続
筒とが一体化された接続パネルが側壁の構造部材とし
て、鉄筋を配筋したと同様に機能することになり、強度
の向上も期待できる。
【0012】ここで、地中箱は、ハンドホール及びマン
ホールの両方を含む概念であり、その構造としては、蓋
体により上面が閉塞可能な鉄筋コンクリート製の直方体
状の箱体から構成されているのが一般的であるが、鉄筋
が配筋されていないコンクリート製のハンドホール等に
も本発明を適用できる。また、地中箱に設置する接続パ
ネルは、通常2側壁ないし4側壁に配置されるが、一側
壁に配置された構成であってもよい。
【0013】この地中箱は、コンクリート製箱体の接続
側壁に角形又は円形の開口部を開けておき、この開口部
に接続パネルを嵌め込み、ボルト等の固定手段により、
箱体に設置し、隙間にコーキング材を充填して水密性を
保つ構造を採用できる。
【0014】この場合の開口部の形成時期としては、箱
体の製造時及び現場施工時のいずれであってもよいが、
箱体の製造時に同時に形成する方が現場作業が省略でき
るので有利である。同様に、接続パネルの設置時期とし
ても、工場出荷段階及び現場施工時のいずれであっても
よいが、工場出荷前に設置しておく方が好ましい。ま
た、接続パネルはボルト等の固定手段による装着以外
に、コンクリート製箱体の製造時に接続パネルをインサ
ート成形する構成を採用してもよいことは勿論である。
【0015】接続パネルは、上述のごとく、地中箱の側
壁の一部として、板面方向が垂直面とされたパネル本
体、及び管軸方向がこの板面方向に直交して補強リブと
して機能する接続筒の存在により、側壁の強度を向上さ
せる技術的意義がある。なお、接続パネルは上述の構成
でも十分強度部材として機能するが、さらに、強度を向
上させるために、パネル本体の周囲を厚肉構造としても
よいし、パネル本体内側にさらに補強リブを入れる構造
を採用してもよい。
【0016】また、パネル本体の材質としては、金属又
は樹脂のいずれであってもよく、樹脂成形の場合、特
に、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂が好適であ
る。さらに、再生プラスチック、特に再生ポリエチレン
あるいは再生ポリプロピレンを使用すればリサイクルが
可能となる。また、硬質塩化ビニルやFRP(ガラス繊
維強化プラスチック)、さらに再生FRPであってもよ
い。
【0017】このパネル本体の厚さとしては、接続筒が
リブとして機能するので、素材がポリエチレン、ポリプ
ロピレンあるいは塩化ビニルの場合は10mm〜30m
mでよく、FRPではこれよりも2mm〜5mm面厚を
薄くして、さらにリブを入れてもよい。素材がステンレ
ス等の金属の場合、厚さ0.5mm〜2mmで十分強度
部材として機能する。また、パネル本体の外形形状とし
ては円形あるいは角形を問わないが、後述するボックス
型の管体ユニットの縦断面形状に合わせて略四角形とす
るのが望ましい。
【0018】次に、接続筒は、その内部断面が、これに
嵌入するケーブル保護管の外形形状に合わせて円形及び
角形のいずれであってもよいが、地震等により、接続筒
の軸線を中心とした回転方向の力に対応することを考慮
すれば、ケーブル保護管とともに断面円形であることが
好ましい。また、接続筒の外形断面形状も円形及び角形
のいずれであってもよい。この接続筒の軸線は、パネル
本体の板面に対して垂直方向に設定されており、また、
筒内部にケーブル保護管及び環状の水密パッキンを嵌入
するため、及び地震等の際にケーブル保護管が管軸方向
にスライド可能とするため、内面が平滑面とされてい
る。しかし、接続筒の外面の粗さについては、ケーブル
保護管と接触するわけではないので、特に限定されな
い。
【0019】また、接続筒の数は、基本的には接続する
ケーブル保護管の数に合わせればよいが、ケーブル保護
管を増設することも想定されるので、多めに配置する構
成が望ましい。この場合、使用しない接続筒は、水密性
を保つために、その端面を何らかの手段で封止しておけ
ばよい。例えば、予備管蓋を嵌合しておくか、あるいは
接続筒を樹脂で構成した場合、周縁に薄肉部が形成され
た蓋部を接続筒と一体成形したものを用いるかすればよ
い。
【0020】また、接続筒の内径は、敷設するケーブル
保護管の外径に合わせて、それよりもわずかに大径であ
ればよいが、通常、ケーブル埋設管路に敷設される電力
ケーブル等は、太い電力ケーブルと細い通信ケーブルと
の2種類が存在しており、これらを内装通線するケーブ
ル保護管の外径も少なくとも2種類存在することにな
る。これら電力ケーブルと通信ケーブルとを別個に地中
箱に引き込むために、2種類の接続パネルを用意するこ
とも可能であるが、1つの接続パネルで2種類又はそれ
以上のケーブル保護管を嵌入接続できる方が、施設工事
も簡略化できる。そのため、2種類以上の異なる内径の
接続筒の複数個を1枚のパネル本体に配置する構成も採
用可能とした。この場合、同種径の接続筒をパネル本体
の同じ側にまとめて配列し、また、異種径の接続筒は互
いに離隔して配列する構成の方がケーブル保護管の引き
込み作業上、好ましい。
【0021】接続筒の管軸方向長さは、ケーブル保護管
との水密性を確保する意味、及び補強リブとして機能さ
せる意味から、パネル本体の厚み以上であることが必要
であり、具体的には、50mm以上好ましくは100m
m以上であって、上限は作業性を考慮して300mm以
下が好ましい。
【0022】接続筒の材質としては、パネル本体と同様
に、金属又は樹脂のいずれであってもよく、樹脂成形品
の場合、特に、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂
が好適である。さらに、再生プラスチック、特に再生ポ
リエチレンあるいは再生ポリプロピレンを使用すれば、
リサイクルが可能となる。特に、ポリエチレンを使用す
れば、摩擦係数が低くなることから、平滑に形成した接
続筒の内面との相乗効果により、ケーブル保護管及びこ
れに外嵌する水密パッキンの嵌入が容易となり、しか
も、地震等に対応したケーブル保護管の管軸方向及びそ
の軸線周りの回転方向への移動も円滑に行える。また、
接続筒の素材として、硬質塩化ビニルやFRP(ガラス
繊維強化プラスチック)、さらに再生FRPであっても
よい。また、金属製の接続筒の場合は、ステンレス製の
ものの方が内面を平滑にできる上、耐腐食性がある点で
好ましい。
【0023】上記パネル本体と接続筒とは、一体で構成
しても別体で構成してもよいが、両者の材質を合成樹脂
とする場合、これらを一体成形すれば、両者の組立作業
が不要となる点で有利である。パネル本体と接続筒を合
成樹脂により一体的に成形する場合、低圧注型法で両者
を同時に成形する方法、あるいは低圧注型法又はインジ
ェクション法等で成形された接続筒をインサートし、こ
れに樹脂液を流し込んで抱き込み一体化するインサート
成形法のいずれをも採用することができる。
【0024】また、パネル本体と接続筒とを別体で構成
すれば、両者の組立作業が必要となるが、樹脂の一体成
形品よりも各部材の成形が容易となり、また、異種材料
の組み合わせも可能となるため、各部材の機能に応じて
材料を選択できる。例えば、パネル本体を金属製とし、
接続筒を樹脂製とすることが可能である。
【0025】このパネル本体と接続筒とを別体で構成す
る場合、パネル本体に接続筒を内嵌可能な複数の嵌合孔
を形成し、接続筒の外周面にフランジを形成しておき、
接続筒をパネル本体の嵌合孔に嵌合して、フランジを嵌
合孔周囲に固定する構成を採用すれば、フランジによる
管軸方向の位置決め等、組立作業が容易に行える。な
お、フランジを嵌合孔に固定する手段としては、ビス止
め、接着、無理嵌め等、適宜の手段を選択でき、また、
これらを併用することも可能である。
【0026】次に、この接続パネルを使用した地中箱に
おけるケーブル保護管の接続構造について説明すると、
この接続構造は、ケーブル保護管の端部に環状の水密パ
ッキンを外嵌し、この水密パッキン付きのケーブル保護
管を接続筒に内嵌することにより、水密パッキンが接続
筒の内壁に密着して水密性を確保しつつ、その接続作業
もケーブル保護管を管軸方向に嵌入するだけなので、極
めて容易に行える利点がある。
【0027】ここで、ケーブル保護管は、ケーブル埋設
管路において、電力ケーブル等を内装通線するために用
いられるもので、隣り合う地中箱間の管路のすべてが、
このケーブル保護管とされている場合や、地中箱間の管
路のほとんどを電力ケーブル等を通線する複数の管体ユ
ニットを互いに接続した構造とし、この管体ユニット群
によって直接接続できない地中箱との間のみケーブル保
護管で接続する場合のいずれの形式のケーブル保護管で
あっても本発明を適用できる。
【0028】従って、ケーブル保護管は、樹脂製や金属
製等、その材質は問わず適用でき、その構造としても、
特殊塩化ビニル管や鋼管などの直管タイプや、従来から
地中箱との接続部において使用されている、所定ピッチ
で周状の凹部及び凸部が交互に繰り返し形成された独立
波付き管のいずれにも適用できる。特に、電力ケーブル
等との摩擦係数を低減できるポリエチレン製の独立波付
きケーブル保護管に適用することが最適である。
【0029】さらに、独立波付き管の場合、可撓性があ
るので、地震等の際に、ケーブル保護管に管軸方向、こ
れと直交する方向、並びに管軸の軸線を中心とする回転
方向のいずれの方向から力が加わったとしても、これに
対応でき、耐震性に優れた接続構造を提供できる。
【0030】また、水密パッキンは、ゴム製のみなら
ず、水密性を維持できるあるゆる材質のものを使用でき
る。この水密パッキンをケーブル保護管の外面と接続筒
の内面との間に介在する構成を採用し、接続筒の内面を
平滑にすれば、地震等によりケーブル保護管が管軸方向
に移動したとしても、水密パッキンがその水密性を維持
しつつ、これに追随することができる。例えば、長さ1
00mmの接続筒の管軸方向中央に水密パッキンを配置
すれば、約50mmの管軸方向のずれにも追従できて水
密性を保つことができ、また、管軸周りの回転には制限
なく追従できることになる。このケーブル保護管と接続
筒との接続部において、水密パッキンの数は1個に限ら
ず、複数個配置することも可能であり、1個の場合は接
続筒の管軸方向で中央に位置するように配置するのが好
ましく、また、複数個の場合は接続筒の管軸方向で少な
くとも両側に配置するのが好ましい。
【0031】この水密パッキンの外径は、ケーブル保護
管への装着状態で、接続筒の内径よりもわずかに大きく
設定すれば(1〜2mm)、十分水密性が確保できる。
また、上記独立波付き管の場合には、水密パッキンを嵌
入できる周状凹部が予め形成されているので、その装着
も容易に行える。なお、直管タイプに水密パッキンを外
嵌する場合には、水密性を確保するため、ケーブル保護
管との接触面積を大きくした断面形状のものを採用する
ことが好ましい。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 [第1の実施の形態]図1は本発明の第1の実施の形態
に係る地中箱側壁の概要を示す図、図2は接続パネルの
詳細を示す正面図、図3は同じくその側面断面図、図4
は同じくその平面図、図5は接続パネルとケーブル保護
管の接続構造を示す要部断面図、図6は同じく接続パネ
ルとケーブル保護管の接続構造を示す概略斜視図、図7
はケーブル埋設管路における管体ユニットと地中箱との
接続作業工程を示す図である。
【0033】本実施の形態に係るケーブル埋設管路1
は、歩行者等の安全をはかり、円滑な交通を確保する意
味から、あるいは景観上の観点から、さらには高度情報
化社会の実現のため、図1のごとく、車両走行道路A及
び歩道Bの下側地中に電力ケーブル等を埋設すべく設け
られたものである。このケーブル埋設管路1の主要構成
部材としては、図6及び図7のごとく、その途中の地中
に所定間隔で施設される地中箱2と、この隣り合う地中
箱間で電力ケーブル等を内装通線するために用いられる
複列複段の管体ユニット3と、この管体ユニット3の接
続群と地中箱2の側壁との間に介在されるケーブル保護
管4とを備えている。上記管体ユニット3の代わりに長
尺なケーブル保護管を地中箱間に配設した例もあるが、
本実施の形態では、管体ユニット3を配設した例につい
て説明する。
【0034】地中箱2は、一般的にはハンドホールと呼
ばれるもので、その構造としては、上部を蓋体2a(図
7参照)で閉塞可能な鉄筋コンクリート製の直方体状の
箱体5から構成されており、蓋体2aと箱体5との隙間
からの水の浸入を防止する水密構造が確保されている。
この地中箱2の箱体5の側壁5aのうち、2側壁ないし
4側壁には、箱体5の側壁5aの一部を構成すべく接続
パネル6が設置されている。
【0035】接続パネル6は、図2ないし図7のごと
く、板状のパネル本体7と、ケーブル保護管4を差込み
内嵌可能な内径を有し、パネル本体7に一体化された複
数の接続筒8とを含む構成であり、コンクリート製箱体
5の接続側壁5aに開けられた矩形開口部9に嵌め込ま
れ、ボルト10により、開口部外面の段差部9aに固定
され、さらに、接続パネル6と開口部9との間にできる
隙間にコーキング材11が充填されて水密性が確保され
ている。パネル本体7は、板面方向が垂直面とされて箱
体5の側壁の一部を構成しており、四隅にボルト挿通穴
12が形成されている。
【0036】また、接続筒8は、円筒形のケーブル保護
管4の外形形状に合わせて断面円形とされ、また、外形
断面形状も円形とされ、その軸線は、パネル本体7の板
面に対して垂直方向に設定されている。また、接続筒8
の内部は、ケーブル保護管4及び後述する環状の水密パ
ッキン13を嵌入するため、及び地震等の際にケーブル
保護管が管軸方向にスライド可能とするため、平滑面と
されている。
【0037】また、接続筒8の数は、接続するケーブル
保護管の数に合わせればよいが、ケーブル保護管4の増
設を考慮して多めに配置されており、使用しない接続筒
8は、水密性を保つために、周縁に薄肉部14aが形成
された蓋部14が一体成形されている。また、接続筒8
の内径は、接続するケーブル保護管4の外径に合わせ
て、電力ケーブルを通線する太いケーブル保護管用と通
信ケーブルを通線する細いケーブル保護管用との2種類
用意されている。本実施の形態の接続筒8は、図2のご
とく、左側の3列5段の太径の接続筒8aと、右側の4
列7段の細径の接続筒8bとから構成されており、太径
の接続筒8a同士及び細径の接続筒8b同士は、それぞ
れ外面が互いに接触した状態で一体化されている。
【0038】接続筒8の管軸方向長さは、120mmに
設定され、その中間部に厚さ30mmのパネル本体7が
配置されている。この接続パネル6と地中箱2の側壁5
aとの位置関係は、接続筒8の内端が側壁5aの内側面
と同一面とされており、接続筒の外端は側壁5aの外側
面より突出されている。従って、接続パネル6は、一体
化されたパネル本体7と接続筒8の存在により、地中箱
2の側壁5aとして機能し、かつ強度部材として機能す
るようになっている。
【0039】この接続パネル6は、再生ポリエチレンに
よる低圧溶融注型法で、パネル本体7と接続筒8とが一
体成形されており、接続筒8は、その製造を容易にする
ため、内端側が外端側に対し若干拡径したテーパ形状と
されている。
【0040】接続筒8に内嵌されるケーブル保護管4
は、図5ないし図7のごとく、管体ユニット3と地中箱
2とを接続するために用いられるものであって、内端が
接続筒8の内端側まで嵌合されるとともに、外端側は管
体ユニット3の連結穴15の内端に至る長さとされてい
る。このケーブル保護管4は、一定の肉厚(1.5〜4
mm)を有し、所定ピッチ(10〜50mm)で周状の
凹部16及び凸部17が交互に繰り返し形成された硬質
ポリエチレン製の可撓性の独立波付き管であって、管両
端は、内部に通線する電力ケーブル等を傷付けないよう
に、凸部17の中央部を切断する山切りにして、その端
縁を通線部から後退させている。このケーブル保護管4
の地中箱2の側壁側端部にはベル状の端縁カバー18が
内嵌され、通線する電力ケーブル等を傷付けないように
されている。なお、端縁カバー18の外周面の数箇所に
は抜け止め用突子19がケーブル保護管4の内面側の周
状溝に係合されている。
【0041】このケーブル保護管4の両端の外周面の周
状凹部16には、ゴム製の環状水密パッキン13が外嵌
密着されている。この水密パッキン13の外径は、ケー
ブル保護管4への装着状態で、接続筒8の内径よりもわ
ずかに(1〜2mm)大きく設定されている。これらの
水密パッキン13のうち一方の水密パッキン13は、ケ
ーブル保護管4と接続筒8の内面との間に介在され、ま
た、他方の水密パッキン13は、後述する管体ユニット
3の連結穴15に内嵌され、外部からの水の浸入を防止
する構造となっている。
【0042】この水密パッキン13の断面形状は、挿入
しやすく抜けにくい形状とするため、図5のごとく、ケ
ーブル保護管4の凹部16に嵌合密着する嵌合部13a
と、この管軸方向内端側から外端側に向かって2段階に
羽根状に拡がった羽根部13bとから構成され、接続筒
8及び連結穴15の内壁面を摺擦しながら縮径変形して
概ね外水圧に対し1kg/cm2以上の水密性を発揮す
るようになっている。
【0043】一方、管体ユニット3は、図5ないし図7
のごとく、再生ポリエチレン等の樹脂成型品であって、
外形が略直方体に形成されたユニット本体20に、前記
接続筒8と対応する位置で2列の挿通穴21が形成さ
れ、この挿通穴21の壁面に管軸方向に螺旋状の凸部2
2が形成され、かつユニット本体20の両端部に、他の
管体ユニット又はケーブル保護管4との連結部23が形
成されている。
【0044】このユニット本体20の上下面には管体ユ
ニットを積層したときに、その上下合わせ面(積層面)
に隙間が生じないように凹凸条24が形成され、管体ユ
ニット3の位置決め及び管路の埋め戻し時の作業の容易
化が図れるようになっている。ユニット本体20の挿通
穴21は、雄ねじ状の中子を使用して成形後、この中子
(図示せず)を回転しながら脱型することにより形成さ
れる螺旋状の凸部22を有するものであり、この螺旋状
の凸部22により、この内部を通線する電力ケーブル等
との接触面積が少なくなり、良好な通線性能が得られ
る。
【0045】連結部23は、挿通穴21に連通し、かつ
その内径よりも大径で、接続するケーブル保護管4より
もわずかに大きな断面円形の連結穴15が形成され、こ
の連結穴15の管軸方向長さは、接続するケーブル保護
管4が十分嵌合し得るように、ケーブル保護管4の山ピ
ッチに換算して2ピッチ以上で5ピッチ以下の長さに設
定されている。
【0046】この連結部23の一端部は、その下半分が
管軸方向に突出され、連結部23の他端部はその上半分
が管軸方向に突出された形状とされている。すなわち、
連結部23の一端部は、その上面から管端縁の高さ方向
で1/2まで半円筒部分が切り取られて側面視でL字形
の上側段差部25とされており、連結部23の他端部
は、その下面から管端の高さ方向1/2まで半円筒部分
が切り取られて側面視で逆L字形の下側段差部26とさ
れている。そして、管体ユニット3同士が管軸方向で互
いに接続される場合、段差部25、26の上下合わせ壁
面が互いに接合されるようになっている。これら段差部
25、26の上下合わせ壁面の中央部には、後述する差
込ピン27を差込可能な管軸方向に長い長穴形のピン穴
28が貫通形成されている。
【0047】また、連結部23において、管体ユニット
3の曲線設置に対応すべく、また、地震等の際の管体ユ
ニット3の水平方向の揺動に対応すべく、両段差部2
5、26の管端面は、管軸方向に直交する左右方向の中
央部が、対向する管体ユニット側に突出して左右両側に
約2〜10度のテーパ角θで傾斜したテーパ面29が形
成されている。そして、管体ユニット3同士の接続は、
ケーブル保護管4と同様な構造の短尺管38に水密パッ
キン13を外嵌密着させたものを対向する連結穴15に
内嵌した後、両段差部25、26を合わせてピン穴28
を合わせ、上方から差込ピン27を差し込むだけで、両
管体ユニット3、3の接続が完了するようになる。
【0048】一方、管体ユニット3とケーブル保護管4
との接続は、水密パッキン13付きのケーブル保護管4
の管体ユニット側端部に留め具31を外嵌固定すること
により行われる。留め具31は、図6のごとく、管軸方
向に長い長尺留め体32と管軸方向に短い短尺留め体3
3とからなる割型構造であって、内部にケーブル保護管
4の波形形状に対応した波形の凹凸部34が形成された
樹脂成型品である。
【0049】長尺留め体32は、内面が半円筒形に形成
されるとともにケーブル保護管4の凹部に嵌合する周状
突起が4ピッチ分形成されており、また、その端部中央
には、差込ピン27を差込可能な長穴形状のピン穴35
が貫通形成されている。一方、短尺留め体33は、内面
が半円筒形に形成されるとともにケーブル保護管4の凹
部に嵌合する周状突起が2ピッチ分形成されている。こ
の長尺留め体32と短尺留め体33との上下合わせ面の
一方には固定ピン36が突出されており、他方には固定
ピン36を無理嵌めする固定孔37が形成され、両者を
ケーブル保護管の上下から挟み込むようにして固定する
ようになっている。そして、長尺留め体32のピン穴3
5と管体ユニット3の連結部23のピン穴28とを合わ
せ、差込ピン27を上方から貫通するだけで、ケーブル
保護管4と管体ユニット3との連結が容易に行える。
【0050】次に、ケーブル埋設管路における管体ユニ
ット3と地中箱2との接続作業を図7の(a)〜(h)
に基づいて説明する。 (a)接続パネル6を地中箱2の側壁開口部9に嵌め込
む。 (b)接続パネル6の四隅をボルト10で側壁5aに固
定する。 (c)隣り合う地中箱2間に複数の管体ユニット3同士
を接続し、地中箱2の近くまで設置する。この際の管体
ユニット同士の接続は、まず、ケーブル保護管6と同構
造の水密パッキン付きの短尺管38を管体ユニット3の
端部連結穴15に内嵌し、この短尺管38の端部を次に
接続する管体ユニット3の端部連結穴15に挿入し、管
体ユニット3の端部にある段差部25、26を互いに合
わせて、両管体ユニット3、3に上方から差込ピン27
を差し込んで接続する。この操作を順次繰り返して管体
ユニット3、3の積層群を形成する。 (d)地中箱2の接続パネル6の接続筒8のうち、一番
下側の接続筒8に水密パッキン13付きのケーブル保護
管4を内側から嵌合し、その外端を管体ユニット側に突
出して端部連結穴15に内嵌する。 (e)2つ割れ留め具31を管体ユニット3側の連結部
に上下から嵌め込み固定し、差込ピン27を留め具31
のピン穴から差し込み、最下段のケーブル保護管4を地
中箱2に連結固定する。 (f)上記(a)〜(e)の操作を上段へと繰り返す。 (g)次に接続筒8の内側にベル状の端縁カバー18を
内嵌固定する。 (h)接続作業を完了する。
【0051】このように、地中箱2と管体ユニット3等
との接続作業は、ケーブル保護管4を接続筒8に差し込
むだけで、簡単に接続でき、しかも、ケーブル保護管4
に外嵌密着された水密パッキン13で水密構造も保つこ
とができる。また、地震等の外力が加わった場合、ケー
ブル保護管4が接続筒8に固定されているものではない
ので、ケーブル保護管4が管軸方向、及び管軸に直交す
る方向、並びに管軸を中心とする回転方向のいずれにも
移動することができる。特に、管軸と直交する方向での
ずれは、水密パッキン13の弾力性と、可撓性のケーブ
ル保護管4の変形で吸収することができ、耐震性に優れ
た地中箱の接続構造を提供できる。また、施工地盤の不
等沈下が長期に渡り起きる場合でも、水密パッキン13
が接続筒8内で移動することで変位を吸収し、接続部の
破壊を防止できる。
【0052】[第2の実施の形態]図8は接続パネルの
第2の実施の形態を示す正面図である。この接続パネル
6では、大径の接続筒8aが2列4段、中径の接続筒8
bが2列5段、小径の接続筒8cが2列7段に配置され
たものである。他の構成は上記第1の実施の形態と同様
である。
【0053】[第3の実施の形態]図9は接続パネルの
第3の実施の形態を示す正面図、図10はその断面図、
図11はその平面図である。この接続パネル6では、接
続筒8の内径の種類及び数は第2の実施の形態と同様で
あるが、接続筒8の構造が相違している。すなわち、こ
の実施の形態では、パネル本体7の中央部の片面に突出
する突出体40に大径、中径、小径のケーブル保護管内
嵌用の穴8d、8e、8fが形成されており、いわゆる
多数の接続筒8が集合して一つの突出体40を形成した
構造となっている。この突出体40の幅は、地中箱2の
側壁5aの幅と同寸法程度に設定されている。また、各
接続筒8の内径は、側壁5aの内側の小径部41と外側
の大径部42とが連通した形となっている。
【0054】小径部41は、図5及び図7に示す端縁カ
バー18と同様な機能を有し、端縁カバー18が省略で
きる構造となっている。この場合、ケーブル保護管4の
挿入は地中箱2の外側から行い、段付き部43に当接す
る形式となっている。
【0055】[第4の実施の形態]図12は接続パネル
の第4の実施の形態を示す側面断面図、図13はそのパ
ネル本体の斜視図、図14は接続筒とパネル本体との分
解斜視図である。この実施の形態では、接続パネル6
は、ステンレス製の板状のパネル本体7と、低圧注型法
あるいはインジェクション成形で作られたポリエチレン
製の接続筒8とで構成されている。
【0056】パネル本体7は、接続筒8を内嵌可能な複
数の嵌合孔45が形成され、周囲四辺が折曲げ形成され
て補強リブ46とされている。一方、接続筒8の中央外
周面にはフランジ47が一体的に形成されている。この
接続筒8をパネル本体7に固定するには、嵌合孔45の
周囲に接着剤を塗布後、接続筒8を嵌合孔45に嵌合し
て、フランジ47を嵌合孔周囲に穿設されたビス孔48
にビス49を用いて固定するようになっている。
【0057】[第5の実施の形態]図15は接続パネル
6の第5の実施の形態を示す正面図、図16は同じくそ
の側面図である。この実施の形態では、挿通穴21の径
が異なる3種類の管体ユニット3を3段に積層した場合
に対応する接続パネル6の構造を示すもので、大径の接
続筒8a、中径の接続筒8b、及び小径の接続筒8cが
上下に配置されたものである。
【0058】[第6の実施の形態]図17は接続パネル
の第6の実施の形態を示す図であり、この実施の形態で
は、電力ケーブル用の接続パネル6aと通信ケーブル用
の接続パネル6bとを並設した例を示している。
【0059】[第7の実施の形態]上記各実施の形態で
は、独立波付きケーブル保護管4と地中箱2との接続構
造について説明したが、ケーブル保護管としては、これ
以外に、直管タイプのものであってもよく、また螺旋状
の突起を有する肉厚一定の螺旋波付きのケーブル保護管
であってもよい。ただ、螺旋波付きのケーブル保護管を
直接地中箱2の接続筒8に接続すると、外周面が螺旋状
である故、環状の水密パッキンが使用できない。このよ
うな場合、図18のごとく、予め、螺旋波付きのケーブ
ル保護管51を異種管継ぎ手52を用いて独立波付きケ
ーブル保護管4に連結した後、この独立波付きケーブル
保護管4を接続パネル6の接続筒8に連結する構造を採
用すればよい。
【0060】図18に異種管継ぎ手52を用いたケーブ
ル保護管4と螺旋波付きケーブル保護管51との接続構
造を示す。この異種管継ぎ手52は、2つ割の半円筒状
の継ぎ片53、54と、これらを互いに連結するボルト
55と、両継ぎ片53、54内に内嵌された環状のゴム
パッキン56とを備えており、ゴムパッキン56の内面
には、独立した周状の凹凸壁57と、螺旋状の凹凸壁5
8とが管軸方向に形成された構造となっている。
【0061】両ケーブル保護管4、51を接続するに
は、両者を管軸方向で突き合わせた後、ゴムパッキン5
6及び継ぎ片53、54を被せて、ボルト55を締めれ
ば、両者が水密構造を保って接続されることになる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、コンクリート製の地中箱の接続側壁を、これと
別素材の、複数の接続筒を有する接続パネルとすること
により、側壁の強度を向上させるとともに、現場での接
続作業を容易に行えるといった優れた効果がある。
【0063】また、ケーブル保護管が可撓性の独立波付
き管の場合、地震等の際に、ケーブル保護管が管軸方
向、これと直交する方向、並びに管軸を中心とする回転
方向のいずれの方向にも移動してこれに対応でき、耐震
性に優れた接続構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る地中箱側壁の
接続筒の配置パターンを概要を示す図
【図2】接続パネルの詳細を示す正面図
【図3】同じくその側面断面図
【図4】同じくその平面図
【図5】接続パネルとケーブル保護管の接続構造を示す
要部断面図
【図6】同じく接続パネルとケーブル保護管の接続構造
を示す概略斜視図
【図7】ケーブル埋設管路における管体ユニットと地中
箱との接続作業工程を示す図
【図8】接続パネルの第2の実施の形態を示す正面図
【図9】接続パネルの第3の実施の形態を示す正面図
【図10】その断面図
【図11】その平面図
【図12】接続パネルの第4の形態を示す側面断面図
【図13】そのパネル本体の斜視図
【図14】接続筒とパネル本体との分解斜視図
【図15】接続パネルの第5の実施の形態を示す正面図
【図16】同じくその側面図
【図17】接続パネルの第6の実施の形態を示す図
【図18】異種管継ぎ手を用いたケーブル保護管の接続
構造を示す断面図
【符号の説明】
1 ケーブル埋設管路 2 地中箱 3 管体ユニット 4 ケーブル保護管 5 箱体 5a 側壁 6 接続パネル 7 パネル本体 8 接続筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 耕三 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社 内 (72)発明者 谷川 克彦 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社 内 (72)発明者 大平 忠良 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社 内 (72)発明者 中井 一郎 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社 内 (56)参考文献 特開 平9−144951(JP,A) 特開 平9−182267(JP,A) 実開 平5−15623(JP,U) 実開 平4−134(JP,U) 実開 平6−88143(JP,U) 登録実用新案3027380(JP,U) 特公 昭55−41095(JP,B2) 特公 平7−85619(JP,B2) 実公 平3−46302(JP,Y2) 実公 昭55−33797(JP,Y2) 実公 平7−47954(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 9/00 - 9/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力ケーブル等を地中に埋設するケーブル
    埋設管路の途中の地中に施設するコンクリート製の地中
    箱の側壁の少なくとも一部を構成するためのケーブル保
    護管接続パネルであって、 前記地中箱の側壁の一部を構成するために板厚が10m
    m〜30mmに設定され板面方向が垂直面とされた板状
    のパネル本体と、電力ケーブル等を通線するケーブル保
    護管及びこれに外嵌する水密パッキンを内嵌可能な内径
    を有し、内面が平滑面とされ、かつ管軸方向長さが10
    0mm〜300mmに設定された複数の円筒状の接続筒
    とを備え、前記パネル本体と接続筒とが合成樹脂により
    一体成形され、前記地中箱の側壁の構造部材とされた
    ーブル埋設管路におけるケーブル保護管接続パネル。
  2. 【請求項2】前記複数の接続筒は、内径が太径の接続筒
    と細径の接続筒の2種類存在し、同種径の接続筒同士が
    パネル本体の同じ側にまとめて配列され、太径の接続筒
    同士及び細径の接続筒同士は、それぞれの外面が互いに
    接触した状態で一体化された請求項1記載のケーブル保
    護管接続パネル。
  3. 【請求項3】電力ケーブル等を地中に埋設するケーブル
    埋設管路の途中の地中に施設する地中箱であって、蓋体
    により上面が閉塞可能なコンクリート製の箱体と、該箱
    体の側壁の少なくとも一部を構成すべく、前記箱体の少
    なくとも1側面に形成された開口に設置された請求項1
    又は2記載の接続パネルとを備えたケーブル埋設管路の
    地中箱。
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