JP3878472B2 - 目地部の耐震構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数枚のパネルを並べて壁や天井などを形成した場合に、隣接するパネルの間に形成される目地部の耐震構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、地震や工場などで生じる振動等で建物の壁が破損、崩壊あるいは崩落しないようにするために各種の免震構造が提案されており、この一つとして、パネルをロッキング工法で施工して壁を形成することが行われている。ロッキング工法は複数枚のパネルを建物の梁等の躯体に取り付けて壁を形成するにあたって、各パネルの下端部の一方の隅部を躯体に枢着し、その他の隅部は躯体に対して移動自在に取り付けるようにするものであり、地震等で躯体が振動してもパネルがその面方向と略平行な方向で揺動(回動)することができ、このパネルの揺動により振動を吸収して壁の破損、崩壊あるいは崩落を防ぐことができるものである。そして、上記のようなパネルを並べて形成した壁(特に外壁)には、隣接するパネルの間に形成される間隙に不定形のシーリング材(コーキング材)を充填したりあるいはガスケットを装着したりして目地部を形成することによって止水することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のシーリング材やガスケットではパネルの揺動により力がかかると割れや脱落等が発生して目地部の止水性能が低下するという問題があった。特に、上下方向に長いパネル(高いパネル)を用いた場合、パネルが振動により揺動すると、水平方向で隣接するパネルの上部間で生じる上下方向の位置ズレは非常に大きくなってシーリング材やガスケットに大きな負荷がかかるものであり、止水性能の低下が起こりやすいものであった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、免震構造の建物において振動が生じても目地部の止水性能が低下しないようにすることができる目地部の耐震構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る目地部の耐震構造は、パネル1の側端面にスポンジゴムで形成されるパッキン2を設け、建物の躯体に複数枚のパネル1を揺動自在に取り付けると共に隣接するパネル1のパッキン2の間にシーリング材3を充填して成ることを特徴とするものであり、パッキン2とシーリング材3の両方で止水することができ、止水性能を高くすることができるものであり、しかも、振動によりパネル1が揺動してパッキン2に力がかかってもスポンジゴムのパッキン2が弾性変形することによりその力を吸収してパッキン2の取付部分やシーリング材3への負荷を小さくすることができ、パッキン2やシーリング材3に脱落やクラック等の破損が生じないようにして止水性能が低下しないようにすることができるものである。
【0006】
本発明の請求項2に係る目地部の耐震構造は、請求項1に加えて、パッキン2を中空に形成して成ることを特徴とするものであり、パッキン2を弾性変形しやすくしてパッキン2による力の吸収作用を高めることによって、パッキン2の取付部分やシーリング材3への負荷をより小さくすることができ、大きな振動に対してもパッキン2やシーリング材3に脱落やクラック等の破損が生じないようにして止水性能が低下しないようにすることができるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0008】
本発明では複数枚のパネル1を枠体10に取り付けて図6(a)(b)に示すようなパネルユニット11を形成し、複数枚のパネルユニット11を建物の梁や柱等の躯体に取り付けることによって、建物の躯体に複数枚のパネルユニット11を揺動自在に取り付けるものである。パネル1としては、二枚の金属板の間に芯材(断熱材)を充填して形成されるサンドイッチパネル、軽量発泡コンクリートパネル(ALCパネル)、めっき鋼板、着色鋼板などの従来から壁材として用いられている公知のものを用いることができる。
【0009】
図1〜5に示すパネル1はサンドイッチパネルであって、鋼板、アルミニウム板、亜鉛めっき鋼板、ガルバリウム鋼板、着色鋼板などの金属板と、ロックウール、グラスウール、ウレタンフォーム、フェノールフォームなどの芯材とを用いて形成されるものである。また、パネル1は上下方向に長い矩形状に形成されているが、パネル1には幅寸法の異なる二種類のものがあって、一方のパネル1が端部パネル1aとして形成されていると共に他方のパネル1は端部パネル1aよりも幅寸法の大きい中間パネル1bとして形成されている。端部パネル1aと中間パネル1bは長手方向の寸法(上下方向の寸法)は略同じに形成されている。尚、端部パネル1aと中間パネル1bは同じ幅寸法に形成してもよい。
【0010】
また、中間パネル1bの幅方向の一方の端部には嵌合凸部が上下方向の全長に亘って形成されていると共に中間パネル1bの幅方向の他方の端部には嵌合凸部と嵌合可能な嵌合凹部が上下方向の全長に亘って形成されている。また、端部パネル1aの一方の端部(中間パネル1b側の端部)にも隣接する中間パネル1bの嵌合凸部あるいは嵌合凹部と嵌合可能な嵌合凹部あるいは嵌合凸部が上下方向の全長に亘って形成されている。尚、本発明では嵌合凸部と嵌合凹部が設けられていないパネル1を用いてもよい。また、端部パネル1aは所定の幅寸法のものを工場で作製してもよく、また、端部パネル1aよりも幅寸法の大きい切断用のパネル(例えば、中間パネル1b)を施工現場等で切断することにより、所定の幅寸法の端部パネル1aを形成するようにしてもよい。
【0011】
枠体10は鋼材や木材等を用いて上下に長くて四角枠状に形成されている。そして、枠体10の表側の両側端部に端部パネル1aを取り付けると共に枠体10に取り付けた二枚の端部パネル1aの間に複数枚の中間パネル1bを並べて枠体10に取り付けることによって、パネルユニット11を形成することができる。この時、隣接する中間パネル1b同士あるいは隣接する端部パネル1aと中間パネル1bの嵌合凸部と嵌合凹部を嵌合することにより、所定の目地を介して隣接するパネル1を接続することができる。
【0012】
また、パネルユニット11の両側端部には上下方向の全長に亘って目地片12が突設されている。この目地片12は断面略L字状に形成されており、パネルユニット11の面方向と略平行に端部パネル1aの側端部に突設される表面片13と表面片13の先端から背方(屋内側)に向かって突設される挟持片14とで形成されている。このような目地片12は端部パネル1aの側端部に別部材のものを取り付けてもよいが、パネル1がサンドイッチパネルの場合で端部パネル1aを上記の切断により形成する場合は、端部パネル1aの表面側の金属板の側端部を利用して目地片12を形成することができる。すなわち、まず、切断用のパネルを端部パネル1aよりもやや大きめに切断する。切断用のパネルを切断する大きさは最終の端部パネル1aの幅寸法と目地片12の長さ寸法(表面片13の幅寸法と挟持片14の屋内外方向の長さ寸法)の合計である。次に、目地片12となる箇所において切断したパネルの芯材を除去する。次に、表面片13と挟持片14の境界部分で金属板の側端部を屋内側に向けて折り曲げて挟持片14を形成する。このようにして端部パネル1aの表面側の金属板の側端部により目地片12を形成することができ、この場合、目地片12を別部材で形成するよりも部品点数が減ると共に切断用のパネルの無駄になる部分が少なくなってコストダウンを図ることができる。
【0013】
また、目地片12の屋内側面には断熱材30が設けられている。この断熱材30としてはパネル1の芯材と同様の材料やスポンジゴムなどで形成することができ、目地片12に接着等して取り付けることができる。そして、この断熱材30により隣接するパネルユニット11の間に形成される目地部の断熱性を向上させて結露防止などを図ることができるものである。尚、パネルユニット11の大きさは任意であるが、例えば、高さ寸法が15m、幅寸法が6mなどに形成することができる。また、パネル1の並べる方向は水平方向だけでなく、鉛直方向(上下方向)であってもよい。
【0014】
そして、所定の間隙15を介して複数枚のパネルユニット11を水平方向に並べて建物の躯体に取り付けることによって、建物の外壁等の壁を形成することができるが、躯体にパネルユニット11を取り付けるにあたってはロッキング工法を用いる。ロッキング工法としては公知の各種のものを採用することができるが、例えば、図7に示すように、パネルユニット11の枠体10の四隅a〜dに略円形の取着孔を形成し、各取着孔にボルト等の断面略円形の固着具を挿入すると共に固着具を躯体に結合することによってパネルユニット11を躯体に取り付ける場合に、枠体10の下端の一方の隅部aに設けた取着孔の孔径を固着具の外径とほぼ同じに形成すると共に他の隅部b〜dに設けた取着孔の孔径を固着具の外径よりも大きく形成するものであり、これにより、枠体10の下端の一方の隅部aを固着具に枢着することができると共に他の隅部b〜dの取着孔の内周と固着具の外周の間には間隙を形成することができ、パネルユニット11をその下端の一方の隅部aを中心として揺動自在(回動自在)に形成することができるものであり、パネルユニット11が揺動することで複数枚のパネル1が揺動自在に形成されている。従って、図8(a)(b)に示すように、地震等で躯体が矢印の方向に振動したとしてもパネルユニット11をその面方向と略平行な方向で揺動(回動)させることができ、このパネルユニット11の揺動により振動を吸収して壁の破損、崩壊あるいは崩落を防ぐことができるものである。尚、パネルユニット11を躯体に取り付けるにあたってはファスナーなどの固定具を用いることもできる。
【0015】
そして、本発明の目地部は、所定の間隙15を介して複数枚のパネルユニット11を並べて躯体に取り付けた時に隣り合うパネルユニット11の側端部の間に形成される間隙15内に、スポンジゴムで形成されるパッキン2とシーリング材3とを配設することによって形成することができる。パッキン2を形成するスポンジゴムは、通常のゴムよりも連続気泡の多い軟質のゴム材料が好適である。本発明ではパッキン2として具体的にはEPDMスポンジゴムパッキンを用いることができるが、もちろん、これに限定されるものではない。また、パッキン2はその内部に中空部20を設けることによって、断面略ロ字状で略四角筒状に形成されている。シーリング材3としてはアクリル樹脂、シリコン、ポリサルファイドなどを主成分とする各種建築用シーリング材を用いることができる。
【0016】
図1に本発明の目地部の一例を示す。この例では間隙15に一対のパッキン2が配設されている。パッキン2は間隙15の両側にあるパネルユニット11の側端部に一つずつ取り付けられている。パッキン2をパネルユニット11の側端部に取り付けるにあたっては受け部材16が用いられている。受け部材16は断面略L字状でパネルユニット11の全長に亘って取り付けられており、パネルユニット11の端部パネル1aに形成した目地片12の挟持片14の裏面(屋内側面)に固定される固定片17と、固定片17の背方側の端部から間隙15内に突出する受け片18とから形成されている。そして、目地片12の挟持片14の外面(間隙15側の面)と受け片18の前面とにパッキン2を密着させて接着することによって、パネルユニット11の側端部の上下方向の全長に亘ってパッキン2が取り付けられている。パネルユニット11への受け部材16及びパッキン2の取り付けは、パネルユニット11を躯体に取り付ける前に行なう。
【0017】
上記の一対のパッキン2は間隙15内において所定の隙間21を介して対向配置されている。また、各パッキン2の互いに対向する面には突出部22が形成されており、対向する突出部22の前面に跨るようにしてバックアップ材23が間隙15の上下方向の全長に亘って設けられている。そして、バックアップ材23の前側においてパッキン2の互いに対向する面の間(隙間21)の空間が上下方向に長い充填溝25として形成されており、シーリング材3はこの充填溝25に充填されている。このシーリング材3は充填溝25の上下方向の全長に亘って充填されており、これにより、対向配置されるパッキン2の隙間21がシーリング材3で閉塞されている。このようにしてパッキン2とシーリング材3による止水機能(防水機能)を有する目地部を形成することができる。
【0018】
そして、本発明では隣接するパネルユニット11の対向する側端部の間に一対のパッキン2を対向させて設けると共に対向する一対のパッキン2の間の隙間21にシーリング材3を充填するので、パッキン2とシーリング材3の両方で止水することができ、止水性能を高くすることができるものである。また、地震等の振動によりパネルユニット11(パネル1)が揺動してパッキン2に力がかかってもスポンジゴムのパッキン2が弾性変形することにより力を吸収してパッキン2の取付部分(接着部分)やシーリング材3に力がかからないようにすることができ、パッキン2やシーリング材3の破損や脱落が生じないようにして止水性能が低下しないようにすることができるものである。しかも、パッキン2は中空部20を設けて中空に形成されているので、中空部20が形成されていないものと比較して弾性変形しやすく力の吸収作用が高いものである。従って、パネルユニット11の揺動(パネル1の揺動)による変位が大きくなってもその変位に追随させてパッキン2を大きく弾性変形させることができ、パッキン2の取付部分やシーリング材3に力がかかるのをより少なくすることができ、大きな振動に対してもパッキン2やシーリング材3の破損や脱落が生じないようにして止水性能が低下しないようにすることができるものである。
【0019】
図2に本発明の目地部の他例を示す。この目地部では、間隙15に充填した一対のパッキン2の互いに対向する面を密着させているものであり、従って、パッキン2の間の隙間21がほとんど無くなり、止水性能を向上させることができる。また、パッキン2の前面の境界部分において、両方のパッキン2に跨るように断面略くさび状の充填溝25がパッキン2の上下方向の全長に亘って形成されている。この例では図1に示す例のようなバックアップ材23及び突出部22は設けられていないが、その他の構成は図1のものとほぼ同様である。
【0020】
図3に本発明の目地部の他例を示す。この目地部では図2のものにおいて断面略くさび状の充填溝25を形成する代わりに、断面略コ字状の充填溝25を両方のパッキン2に跨るように形成したものである。この充填溝25はパッキン2の上下方向の全長に亘って形成されており、また、充填溝25の底面にはバックアップ材23が充填溝25の上下方向の全長に亘って設けられている。その他の構成は図2のものとほぼ同様である。
【0021】
図4に本発明の目地部の他例を示す。この目地部は図3のものにおいて間隙15に充填したパッキン2の背方に樋27を配設したものであり、その他の構成は図3のものと同様である。樋27は金属や合成樹脂等で断面略コ字状に形成されるものであって、隣接するパネルユニット11の間の空間に上下方向の全長に亘って配設されている。また、各パネルユニット11の側端部にはパネルユニット11の上下方向の全長に亘って保持部材28が設けられている。保持部材28は断熱性を有するものであって、上記のパッキン2や断熱材30と同様のスポンジゴム等で形成することができる。また、保持部材28は上記の断熱材30と同様に目地片12の屋内側に設けられており、表面片13の背面と受け部材16の固定片17の内面とに密着して取り付けられている。そして、この保持部材28に樋27の両端部を差し込むことによって、樋27が保持部材28に保持されて取り付けられている。その他の構成は図3のものとほぼ同様である。そして、パネルユニット1が揺動することにより目地部に若干の隙間が生じてその隙間に水が侵入しても、上記の樋27によりパネルユニット11の背面側に水が回り込まないようにすることができ、止水性能をさらに向上させることができる。
【0022】
図5に他の実施の形態を示す。この実施の形態では目地片12に受け片18を一体に設けることにより受け部材16を用いないようにしたものであり、これ以外は上記の実施の形態と同様にすることができる。すなわち、目地片12は断面略Z字状に形成されており、パネルユニット11の面方向と略平行に端部パネル1aの側端部に突設される表面片13と、表面片13の先端から背方(屋内側)に向かって突設される挟持片14と、挟持片14の先端からパネルユニット11の面方向と略平行に突設される受け片18とで形成されている。このような目地片12は端部パネル1aの側端部に別部材のものを取り付けてもよいが、パネル1がサンドイッチパネルの場合で端部パネル1aを上記の切断により形成する場合は、端部パネル1aの表面側の金属板の側端部を利用して目地片12を形成することができる。すなわち、まず、切断用のパネルを端部パネル1aよりもやや大きめに切断する。切断用のパネルを切断する大きさは最終の端部パネル1aの幅寸法と目地片12の長さ寸法(表面片13の幅寸法と挟持片14の屋内外方向の長さ寸法と受け片18の幅寸法)の合計である。次に、目地片12となる箇所において切断したパネルの芯材を除去する。次に、表面片13と挟持片14の境界部分で金属板の側端部を屋内側に向けて折り曲げて挟持片14を形成すると共に挟持片14と受け片18の境界部分で金属板の側端部を芯材と反対側に向けて折り曲げて受け片18を形成する。このようにして端部パネル1aの表面側の金属板の側端部により目地片12を形成することができ、この場合、図1〜4のように受け部材16を別部材で形成するよりも部品点数や受け部材16の取り付け作業が減ると共に切断用のパネルの無駄になる部分が少なくなってコストダウンを図ることができるものである。尚、この実施の形態においても図1〜4の受け部材16の受け片18の代わりに、目地片12に一体に形成された受け片18を用いることにより、図1〜4のものと同様の目地部を形成することができる。
【0023】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1の発明は、パネルの側端面にスポンジゴムで形成されるパッキンを設け、建物の躯体に複数枚のパネルを揺動自在に取り付けると共に隣接するパネルのパッキンの間にシーリング材を充填するので、パッキンとシーリング材の両方で止水することができ、止水性能を高くすることができるものであり、しかも、振動によりパネルが揺動してパッキンに力がかかってもスポンジゴムのパッキンが弾性変形することによりその力を吸収してパッキンの取付部分やシーリング材への負荷を小さくすることができ、パッキンやシーリング材に脱落やクラック等の破損が生じないようにして止水性能が低下しないようにすることができるものである。
【0024】
また本発明の請求項2の発明は、パッキンを中空に形成するので、パッキンを弾性変形しやすくしてパッキンによる力の吸収作用を高めることによって、パッキンの取付部分やシーリング材への負荷をより小さくすることができ、大きな振動に対してもパッキンやシーリング材に脱落やクラック等の破損が生じないようにして止水性能が低下しないようにすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】同上の他の実施の形態を示す断面図である。
【図3】同上の他の実施の形態を示す断面図である。
【図4】同上の他の実施の形態を示す断面図である。
【図5】同上の他の実施の形態を示す断面図である。
【図6】同上のパネルユニットを示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。
【図7】同上のパネルユニットを取り付けた状態を示す概略の正面図である。
【図8】同上のパネルユニットの揺動を示し、(a)(b)は概略の正面図である。
【符号の説明】
1 パネル
2 パッキン
3 シーリング材

Claims (2)

  1. パネルの側端面にスポンジゴムで形成されるパッキンを設け、建物の躯体に複数枚のパネルを揺動自在に取り付けると共に隣接するパネルのパッキンの間にシーリング材を充填して成ることを特徴とする目地部の耐震構造。
  2. パッキンを中空に形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の目地部の耐震構造。
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