JPH0117447Y2 - - Google Patents

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JPH0117447Y2
JPH0117447Y2 JP9315683U JP9315683U JPH0117447Y2 JP H0117447 Y2 JPH0117447 Y2 JP H0117447Y2 JP 9315683 U JP9315683 U JP 9315683U JP 9315683 U JP9315683 U JP 9315683U JP H0117447 Y2 JPH0117447 Y2 JP H0117447Y2
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JP
Japan
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hook
sliding door
pin
arm
guide
Prior art date
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Expired
Application number
JP9315683U
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English (en)
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JPS60229U (ja
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Priority to JP9315683U priority Critical patent/JPS60229U/ja
Publication of JPS60229U publication Critical patent/JPS60229U/ja
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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車用スライドドアの開閉装置に
関するものである。
スライドドアのガイド構造として、たとえば実
開昭56−172417号公報に示すようなものが案出さ
れているが、一般にスライドドアを誘導するため
に、水平方向に突設した支持アームの先に、案内
ローラと支承ローラとを転動自由に取付けて、案
内ローラを車体側に設けたガイドレールの内に転
動させてスライドドアを開閉自由に移動するよう
にし、支承ローラを車体側に水平方向に設けたガ
イド面の上に転動させてスライドドアを常に上下
方向に支持するようになつている。
このような構造からなるスライドドアの開閉を
手動で行うには、ドアハンドルに手を掛けて前後
に引けば前記のローラが転動してドアは容易に開
閉される。
またスライドドアの開閉をモータ駆動により自
動的に行うようにするには、ガイドレールに沿つ
てケースの内を摺動するギヤードワイヤを設け
て、このワイヤにフツクを取付け、一方、スライ
ドドアにピンを固設して、フツクをピンに係合さ
せる。そしてギヤードワイヤをモータで駆動して
移動させると、これに伴つてフツクが移動し、係
合させたピンを介してスライドドアが前後方向に
移動して、ドアの自動開閉が行われる。
本考案は前記の自動開閉装置に対して手動によ
つても開閉できるようにしたものであつて、ギヤ
ードワイヤに取付けたフツクに、前後の腕部と、
その間にスライドドアに固設したピンを挾持する
溝部とを設けて、前方の腕部を後方の腕部より長
く形成し、スライドドアの閉扉状態で該ピンが該
溝部から抜け出し、前方の腕部のみに係合してい
るように構成したものである。
次に本考案の詳細を図面に示す実施例によつて
説明する。
第1図に示す車体1に対してスライドドア2を
前後方向に移動して開閉するために、スライドド
ア2から車体1の側へ第2図に示すように水平方
向に支持アーム3を突設して、その先に垂直軸ま
わりに転動する案内ローラ5と、水平軸まわりに
転動する支承ローラ6とを取付けてある。
車体1にはスライドドア2を開および閉の位置
に誘導するために、ローラのガイド部が設けてあ
る。すなわち第3図に示すように、案内ローラ5
がその内を転動して移動するガイドレール8が設
けてあり、また支承ローラ6がその上を転動して
移動するガイド面9が設けてある。
前記の支持アーム3はスライドドア2の前端部
に設けてあり、第4図、第5図においてはスライ
ドドア2が閉じて支持アーム3、案内ローラ5、
支承ローラ6がガイド部の最前部の位置にあるこ
とを示している。また第6図においてはスライド
ドア2が全開して支承ローラ6がローラストツパ
10に当接し、支持アーム3、案内ローラ5、支
承ローラ6がガイド部の最後部の位置にあること
を示している。なおスライドドア2には、このよ
うな支持部が他の要所にも設けてあり、開閉に際
してスライドドアが前後方向に傾くことのないよ
うにしてある。
さてスライドドアをモータ駆動により自動開閉
するために、第4図〜第6図に示すように、ガイ
ドレール8およびガイド面9からなるガイド部に
沿つて、その内をギヤードワイヤ12が摺動移動
するケース14を設ける。そして第5図に示すよ
うに、ガイド部の最前部(第5図の左端部)にお
いて、ケース14がガイド部からやや離れて位置
するように形成しておく。
ギヤードワイヤ12はモータ15の駆動により
ケース14の内を移動するものである。さらにギ
ヤードワイヤ12にフツク17が取付けてあり、
第3図に示すようにフツク17は、ケース14に
設けて開口隙間14aから突出するようになつて
いる。フツク17には前方の腕部17aと後方の
腕部17bと、その間に溝部17cとが形成して
ある。そして前方の腕部17aは後方の腕部17
bより長く形成してある。一方、支持アーム3の
端部にピン18を固設してあり、ピン18は溝部
17cに嵌入して係合するようになつている。
モータ15を駆動してギヤードワイヤ12を移
動させると、これに取付けてあるフツク17が移
動する。そしてフツク17の溝部17cの内にピ
ン18を挾持するようになつているから、支持ア
ーム3を介してスライドドア2が移動するように
なる。すなわちモータ15の駆動によりフツク1
7、ピン18を介してスライドドア2が前後に移
動し、自動開閉が行われる。
ケース14は第5図に示すように、ガイドレー
ル8およびガイド面9からなるガイド部の最前部
において、このガイド部から離れるように形成し
てあるから、この位置においてピン18は溝部1
7cから抜け出し、前方の腕部17aのみに当接
して係合するようになる。すなわちスライドドア
2が閉じているとき支持アーム3のピン18に対
して、ガイド部の最前部に対応するフツク移動始
端が離間した位置にあつて前方の腕部17aのみ
がピン18に当接して係合するようになるから、
モータ15を駆動してスライドドア2を開けると
き、フツク17は第5図において右方に移動し、
前方の腕部17aがピン18を押圧して右方に移
動させる。
そしてこれより右方へ移動させると、第5図に
示すように、ケース14がガイド部に近接するよ
うに、すなわちフツク移動始端からのフツクの移
動経路(ケース14に沿う経路)が、フツク移動
終端側に向けて徐々にピンの移動経路(ガイドレ
ール8に沿う経路)に近接して設けられているか
ら、ピン18は溝部17cに嵌入して係合し、第
6図に示す全開の位置に至るまで、この係合状態
が保持される。そしてスライドドア2を閉めると
きはこの逆の操作をする。すなわち第5図の状態
になる(支持アーム3が右方から移動してきて)
直前までピン18は溝部17cに係合していて、
直前の位置においてピン18が溝部17cから抜
け出すが、スライドドア2はその慣性力によつて
そのまま移動し、完全に閉じられるようになる。
こうしてモータ駆動により開閉が自動的に行われ
る。
スライドドア2を手動で開くには、第5図の閉
じた状態から単にドアハンドルを引いて、スライ
ドドア2を右方へ移動させればよい。このとき支
持アーム3を介してピン18が右方に移動する
が、フツク17の後方の腕部17bは前方の腕部
17aより短かく形成してあるから、ピン18は
後方の腕部17bに当たることなく(従つてフツ
ク17を第5図の位置に残したまま)移動し、ス
ライドドア2が開かれる。スライドドア2を閉め
るときはこの逆の操作をする。こうして開閉が手
動で行われる。
前述のように本考案は、ギヤードワイヤに設け
たフツクの溝部にスライドドアに設けたピンを係
合させて、自動的に開閉できるようにするととも
に、全閉状態でピンが溝部から抜け出すようにし
て手動で開閉できるようにしてあり、構造が簡単
であるにも拘わらず、自動または手動の開閉を任
意に選択することができ、その実用的効果はまこ
とに大きいという特長がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はスライ
ドドアを備えた自動車の要部斜視図、第2図は支
持アームの斜視図、第3図はガイド部の構造説明
図、第4図はスライドドアを閉じたときの第1図
A部の拡大説明図、第5図は第4図における係合
構造を示す拡大説明図、第6図はスライドドアを
開いたときの係合構造を示す第1図B部の拡大説
明図である。 2……スライドドア、3……支持アーム、5…
…案内ローラ、6……支承ローラ、12……ギヤ
ードワイヤ、15……モータ、17……フツク、
17a……前方の腕部、17b……後方の腕部、
17c……溝部、18……ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ガイドレール内を移動するモータ駆動のギヤー
    ドワイヤに設けたフツクを、スライドドアに設け
    たピンに係合させて、スライドドアを前記ガイド
    レールに沿つて自動開閉するものにおいて、 前記フツクは該フツクの移動方向前方と後方に
    腕部を備え、かつ前記腕部間にピンを挟持して移
    動させる溝部を備えて、前方の腕部を後方の腕部
    より長く形成し、スライドドア閉扉状態時のフツ
    ク移動始端を前方の腕部のみがピンに当接するよ
    うにピンから離間配置し、前記フツク移動始端か
    らのフツクの移動経路を、フツク移動終端側に向
    けて徐々にピンの移動経路に近接したことを特徴
    とする自動車用スライドドアの開閉装置。
JP9315683U 1983-06-17 1983-06-17 自動車用スライドドアの開閉装置 Granted JPS60229U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9315683U JPS60229U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 自動車用スライドドアの開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9315683U JPS60229U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 自動車用スライドドアの開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60229U JPS60229U (ja) 1985-01-05
JPH0117447Y2 true JPH0117447Y2 (ja) 1989-05-22

Family

ID=30223814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9315683U Granted JPS60229U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 自動車用スライドドアの開閉装置

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JP (1) JPS60229U (ja)

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JPS60229U (ja) 1985-01-05

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