JPH01174368A - 生鮮食品貯蔵庫 - Google Patents

生鮮食品貯蔵庫

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Publication number
JPH01174368A
JPH01174368A JP62332658A JP33265887A JPH01174368A JP H01174368 A JPH01174368 A JP H01174368A JP 62332658 A JP62332658 A JP 62332658A JP 33265887 A JP33265887 A JP 33265887A JP H01174368 A JPH01174368 A JP H01174368A
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JP
Japan
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storage chamber
nitrogen
gas
humidity
storage
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Application number
JP62332658A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Aso
康弘 麻生
Tomio Oguma
小熊 富雄
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Storage Of Harvested Produce (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は家庭又は八百屋、スーパー、果実屋といった店
舗等の床面又は室壁に設置され、野菜、果実、穀物、食
肉、卵、乳製品等の食品を生鮮状態を維持しつつ貯蔵す
る箱型の生鮮食品貯蔵庫に関する。
(従来の技術) 野菜、果実、穀物等の食品を生おY状態を維持しつつ貯
蔵する生鮮食品貯蔵庫としては、特公昭60−1200
4号公報に開示されているように、炭素純度の高い固体
燃料、液体燃料を燃焼させ炭酸ガス含有ガスを発生する
ガス発生装置を設けたものが知られている。このもので
は、炭酸ガス含有ガスを貯蔵室内に供給し、生鮮食品の
呼吸作用を抑制することにしている。
また、特開昭59−14749号公報に開示されている
ように、窒素富化ガスを貯蔵室内に供給する生鮮食品貯
蔵用の大型貯蔵プラントが知られている。
〈発明が解決しようとする問題点) ところで、特公昭60−12004号公報に開示されて
いる装置では、燃焼方式であるため、家庭または店舗等
の室内の床面に設置して使用するには、火災の発生、C
Oガス中毒の発生の問題があり、安全確保の面で好まし
いものではない。
また、特開昭59−1474.9号公報に開示されてい
るものは、野菜、穀物等を貯蔵する大型貯蔵プラン1へ
に用いられるものであり、家庭用、店舗用として床面に
設置されて使用されるものではない。
本発明は一ト記した実情に鑑みなされたものであり、そ
の目的は、定態用、店舗用等として使用するに適する箱
型の生鮮食品貯蔵庫を提供することにある。
[発明の構成コ (問題点を解決するための手段) 本発明の生鮮食品貯蔵庫は、生鮮食品を貯蔵する貯蔵室
と貯蔵室の気体の湿度を直接または間接的に検出でる湿
度検出手段ともつ箱体と、箱体に配設され貯蔵室内を加
湿あるいは乾燥する湿度調整装置と、箱体に配設され窒
素ガスまたは窒素を含む気体を前記貯蔵室内に供給する
窒素供給装置と、貯蔵室内の気体の組成の変動に応じて
窒素供給装置を作動して窒素ガスまたは窒素を含む気体
を貯蔵室内に供給して貯蔵室内の気体の組成を制御し、
湿度検出手段の検出度に応じて湿度調整装置を作動して
貯蔵室内の湿度を制御する制御装置とからなることを特
徴とするものである。
前記した箱体は、通常、家庭や店舗等の床面に設置され
、その形状は適宜設定できる。箱体は、例えば、縦長型
、横長型、システムキッチン組込み型、室壁埋設型など
とすることができる。箱体を形成する材料としては金属
、樹脂等特に限定されない。貯蔵室を形成する壁には断
熱材を設けることができる。貯蔵室は例えば縦長状とす
ることができる。箱体には吐出孔を形成することが望ま
しい。吐出孔は貯蔵室と外気とを連通するものであれば
よい。吐出孔には調圧装置を設(プることができる。調
圧装置は、常時貯蔵室内を密閉状態に維持し、貯蔵室内
の圧ツノが過剰になったときに作動して貯蔵室内の気体
を庫外へ排出するものである。このようにすれば、貯R
至内の圧力が所定値を越えたときにのみ、調圧装置が作
動づるので、貯蔵室内の気体が常時庁外に漏れることを
防止することができる。なお、箱体の底部に支持脚部を
設けることができる。
湿度検出手段は貯蔵室内の湿度を直接又は間接的に検出
するものであり、例えばセラミックス系湿度センサ、高
分子系セラミックス湿度センサ、塩化リチウム系湿度セ
ンサなどの各種センサを用いることができる。
湿度調整装置としては加湿器、乾燥器を用いることがで
きる。具体的は加湿器としては例えば、超音波式、含水
フィルタに通風する方式等を採用できる。乾燥器として
は、例えば、シリカゲルや活性炭等の吸湿剤に貯蔵室内
の気体を送る方式などを採用できる。
箱体は、貯蔵室内の気体の二酸化炭素濃度を検出する二
酸化炭素検出手段および貯蔵室内の酸素1度を検出する
酸素検出手段の少なくとも一方をもつことが望ましい。
この場合、制m装置は、二酸化炭素検出手段および酸素
濃度検出手段の少なくとも一方の検出信号(一応じて、
窒素供給装置を作動させ、貯蔵室内を窒素富化状態とす
る。酸素検出手段としては、公知の酸素センサを採用で
きる。箱体は、貯蔵室内の気体の温度を検出刃る温度検
出手段と、貯蔵室内を例えばO〜5℃程麿に冷却する冷
却装置とをもつことが望ましい。この場合、制御装置は
、温度検出手段の検出度に応じて冷却装置を制御する。
温度検出手段としては公知の温度センサ、形状記憶合金
部材を採用できる。
制御装置は、マイクロコンピュータを用いたプログラム
ドロシック回路で構成できる。又、制御装置は、ワイヤ
ードロジック回路で構成してもよい。
また、貯蔵室内の酸素濃度又は二酸化炭素濃度の変動が
時間の経過に関係がある場合等には、制御装置は、時間
の経過に応じて窒素供給装置に駆動信号を出力して窒素
供給装置を間欠的に作動ずる構成どすることができる。
この場合、外部タイマ、CPUの内部タイマで所定時間
を計測し、所定時間が経過したら制御装置により窒素供
給装置を作動づる構成とすることができる。
箱体は、酸素ガスまたは酸素を含有する気体を貯蔵室内
に供給する酸素供給装置をもつ構成とすることができる
。酸素供給装置としては庫外の空気を貯蔵室に供給する
コンプレツリ′を採用できる。
この場合、制御装置は、酸素検出手段で検出した酸素m
度が基準値よりも低いときには酸素供給装置を作動して
貯蔵室内の酸素不足を補い、酸素濃度が基準値よりも高
いときには窒素富化ガス供給装置を作動して貯蔵室内を
窒素富化とする構成とすることができる。箱体は貯蔵室
内の気体を攪拌する攪拌装置をもつことが望ましい。攪
拌装置とし°Cは例えばファンを採用できる。攪拌装置
は、連続的に長時間運転してもよく、あるいは所定時間
おきに断続的に運転してしよく、あるいは窒素供給装置
から貯蔵室に窒素富化ガスが供給されるときのみ運転し
てもよいことは勿論である。攪拌−8= 装置で貯蔵室内の気体を攪拌すれば、貯蔵室内の雰囲気
の偏りを少なくし得、貯蔵室内を均一化するのに有利で
あり、生鮮食品を均一な雰囲気で貯蔵するのに有利であ
り、腐敗発生を抑制することができる。なお、攪拌装置
を設ける位置は必要に応じて適宜設定できる。
窒素供給装置は、例えば、空気中の酸素を吸着すること
により空気中の窒素を濃縮する濃縮型の窒素富化ガス供
給装置を採用できる。窒素供給装置を箱体のどの部位に
配設するかは特に限定されないが、例えば、貯蔵室の背
面側、あるいは、貯蔵室の底部側に配設することができ
る。窒素供給装置は、後述の実施例で例示したように、
圧力差式吸着部をもつ分離タンクと、分離タンク内に外
気を加圧して供給するコンプレッサとで形成することが
できる。吸着部としては表面が活性化しているもの、多
孔質のもの、表面積が大きいものを採用でき、例えば活
性炭、アルミナ等の吸着剤を採用できる。分離タンクは
省スペース化等を考慮して縦長状とすることができる。
分離タンクが複=  9 − 数個ある場合には、箱体の奥行き方向にそって並設して
もよく、あるいは箱体の幅方向にそって並設してもよい
。複数個の分離タンクを箱体の幅方向にそって並設した
場合には、それだけ箱体の奥行き方向の薄型化に有利で
ある。特殊な例では、窒素供給装置としては、高分子中
での移動速度の差を利用した分離膜をもつもの、又、液
体窒素タンクをもち、液体窒素を気化して窒素富化ガス
を供給するものを採用でき、あるいは窒素を充填した窒
素ガスボンベをもつものを採用できる。
本発明の生鮮食品貯蔵庫では、後述の実施例で例示した
ように、貯蔵室を区画する壁例えば背面壁との間に空間
部を形成する隔壁を貯蔵室内に配設できる。この場合、
この隔壁には第1開口と第2開口を形成することができ
る。そして、冷却装置が箱体に配設されている場合には
、その蒸発器を、第1開口と第2開口との間に位置して
前記空間部内に配設することができる。また、蒸発器と
第2開口との間に窒素供給装置の窒素流出口を設けるこ
とができる。前記攪拌装置は第1開口付近に配設するこ
とができる。
また本発明では、貯蔵室内に連通ずるバイパス路を設け
、バイパス路にエチレン除去部材を設けることができる
。この場合、ポンプ等のアクヂコ工−タの駆動で貯蔵室
の気体をバイパス路と貯蔵室との間を循環させる。する
と、循環の際に、エチレン除去部材で気体中のエチレン
成分が除去される。エチレン除去部材としては、二重結
合をもつ炭化水素系のゴム、樹脂などの材料、二重結合
のない炭化水素系の材料を用いることができる。
例えば、天然ゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、活
性炭等を採用できる。エチレン除去部材の形態としては
、粉粒体、発泡体とすることができる。
(作用) 本発明の生鮮食品貯蔵庫では、貯蔵室内の気体の組成の
変動に応じて、窒素供給装置は制御装置により作動され
、窒素ガスまたは窒素を含む気体を貯蔵室内に供給する
。そのため、貯蔵室内は窒素富化状態となる。例えば、
貯蔵室内の窒素濃度は99〜90%程度となる。
本発明の生鮮食品貯蔵庫では、貯蔵室内の湿度が変動し
たときには、湿度調整装置が作動し、貯蔵室内の気体を
加湿あるいは乾燥する。
(実施例) 本発明の生鮮食品貯蔵庫の一実施例を図面を参照しつつ
説明する。本実施例の生鮮食品貯蔵庫の構成を模式的に
第1図に示す。本実施例の生鮮食品貯蔵庫の閉ドア状態
の斜視図を第2図に、開ドア状態を第3図に示ず。
(実施例の構成、作用) 本実施例では、第2図、第3図に示すように、箱体1は
省スペース化等を考慮して縦長な角箱状であり、内部に
生鮮食品を貯蔵する貯蔵室2が形成されている。貯蔵室
2はF下に4段に区画されており、それぞれは第1貯蔵
室3、第2貯蔵室4、第3貯蔵室5、第4貯蔵室6とさ
れている。第1貯蔵室3は揺動式の第1ドア7により、
第2貯蔵室4は揺動式の第2ドア8により、第3貯蔵室
5は揺動式の第3ドア9により、第4貯蔵室6は引出し
式の第4ドア10により開閉される。箱体1の底部には
回路の支持脚が設けられている。なお、第1ドア7の内
面には棚11が設けられ、第3ドア9の内面には棚12
.13が設けられている。
第3貯蔵室5には棚15.16が設けられている。
次に第1図を参照して生鮮食品貯蔵庫の内部構造につい
て説明する。箱体1の内部の貯蔵室2を区画する壁の1
つである背面壁17に対して所定の間隔を隔てて隔壁1
8が上下方向にそってail!設されている。隔壁18
には第1開口としての上部間口19、第2開口としての
下部開口20が形成されている。貯蔵室2の背面壁17
側および底部側に位置して冷却装置21が配設されてい
る。冷却装置21は、貯蔵室2内に貯蔵室2の背面壁1
7と隔壁18との間の空間部22に配置された蒸発器2
3、貯蔵室2外に配置された凝縮器28、コンプレッサ
2/11エキスパンシヨンバルブ25を配管26で接続
することにより形成されている。
コンプレツリー24はモータ27により駆動される。
コンプレッサ24、モータ27は、重心を下にすべく、
箱体1の底部に配置されている。冷却装置21には冷媒
が封入されている。ここで、コンプレッサ24が作動す
ると、通常の冷凍サイクルと同様に、ガス状の冷媒はコ
ンプレッサ24で圧縮されて高温、高圧となり、凝縮器
28に送られ、凝縮器28で高温、高圧の冷媒ガスが凝
縮され、エキスパンシコンバルブ25で低温、低圧の霧
状となり、蒸発器23に流れ込み、蒸発器23に流れ込
んだ冷媒は蒸発器23の表面から熱を奪って吸熱が行な
われる。これにJ二り貯蔵室2内の気体、特には背面壁
17と隔壁18どの間の空間部22内の気体が低温、例
えば2〜5℃程度に冷却維持される。
窒素供給装置としての窒素富化ガス供給装置30は箱体
1内に配設されでいる。窒素富化ガス供給装置30は、
吸着剤が装填された第1分離タンク31と、吸着剤が装
填された第2分離タンク32と、中空状の窒素バッフ>
7タンク33と、コンプレッサ34と、コンプレッサ用
モータ35と、真空ポンプ3Gと、真空ポンプ用モータ
37とで形成されている。第1分離タンク31、第2分
離タンク32、窒素バッファタンク33は、それぞれ、
上下方向に長い長筒状であり、貯蔵室2の背面壁17と
箱体1の外壁1aとの間に位置して縦形に互いに近接し
−c4べて配置されており、そのため、縦長な箱体1の
形状に相応し、箱体1の奥行き方向の大型化防止に有利
である。なお、第1図は模式図であるため第1図では、
箱体1の奥行方向にそって第1分離タンク31、第2分
離タンク32、窒素バッフ7タンク33が並設されてい
るように図示されているが、実際には箱体1の幅方向に
そって並設されている。
本実施例では、第1分離タンク31、第2分離タンク3
2を縦長状にしているので、横長状とした場合に比較し
て第1分離タンク31、第2分離タンク32内に装填し
た吸着剤と第1分離タンク31、第2分離タンク32の
周壁内面との間の隙間を無くずのに有利な構造である。
したがって吸着剤で空気中の酸素成分を吸着する効率を
確保できる。コンプレッサ34、コンプレッサ用モータ
35、真空ポンプ36、真空ポンプ用モータ37は、重
量があるため、生鮮食品貯蔵庫全体の重心を低くすべく
、箱体1の底部付近に配置されている。第1分離タンク
31、第2分離タンク32は分岐状の濃縮用の配管39
、分岐状の再生用の配管40を介して庫外に連通されて
いる。配管39の先端である流入口41、配管40の先
端である流出口42は、箱体1の底部の下方に位置して
いる。そのため生鮮食品貯蔵庫の側方に室壁、他の機器
などが当接、隣設されていた場合でも、室壁、他の機器
などに関係な(、庫外の空気を配管39の流入口41か
ら吸引することができ、また、配管40の流出口42か
ら第1分離タンク31、第2分離タンク32の気体を庫
外に吐出することができる。
配管39には、弁43、弁44、安全弁45、コンプレ
ッサ34、エアフィルタ46が介在している。エアフィ
ルタ46は吸込む空気を清浄化し吸着剤の汚損を抑える
ものであり、清掃または交換のため脱着自在とすること
ができる。
配管40には、弁47、弁48、弁49、コンプレッサ
36が配置されている。配管40には配管50が接続さ
れ、配管50の先端の流出口51は、箱体1の底部の下
方に位置している。配管50には逆止弁52が配置され
ている。
更に、第1分離タンク31と第2分離タンク32とは配
管54を介して窒素バッファタンク33の入口に連結さ
れている。配管54には、弁55、弁56、弁57が介
在している。窒素バッファタンク33の出口は配管59
を介して貯蔵室2までのび、配管59の先端の窒素富化
ガス流出口60は貯蔵室2内に連通している。配管59
には、弁61、減圧弁62、流量調整弁63 h<、介
在している。配管39には配管65が接続され、配管6
5の先端の空気流出口66は貯蔵室2内に連通されてい
る。配管65には、弁67、減圧弁68、流量調整弁6
9が介在している。
第1分離タンク31等の入口側の弁67、弁43、弁4
4、弁47、弁48、弁49は制御装置70に接続され
ている。第1分離タンク31等の出口側の弁55、弁5
6・、弁57、弁61は制御装置70に接続されている
。本実施例では制御I装置70は、箱体1に設けられて
おり、マイクロコンピュータで形成されており、入力イ
ンターフェース、出力インターフェース、cPU1メモ
リをもつ。
ここで、第1分離タンク31で窒素濃縮工程を行なう場
合には、弁47.67.44を閉じ、がつ弁43、弁5
5を開いた状態でモータ35によりコンプレッサ34を
作動させる。すると、庫外の空気が流入口41がらエア
フィルタ46、配管39を介して弁43に至り、これに
より第1分離タンク31に空気が加圧送風される。する
と、第1分離タンク31内に装填されている吸着剤に酸
素成分の大部分が吸着され、窒素の濃縮工程が行なわれ
、窒素富化ガスが生成される。そして、その窒素富化ガ
スは弁55、弁57を介して窒素バッファタンク33に
至り、窒素バッファタンク33で減圧される。更に、窒
素富化ガスは弁61を経て、減圧弁62で減圧され、流
量調整弁63を介して配管59の先端の窒素富化ガス流
出口60から貯蔵室2内に吹き出される。一方、第1分
離タンク31で吸着剤の再生工程を行なう場合には、第
1段階として、弁55、弁43、弁49.67を閉じる
とともに、弁47を開放して第1分離タンク31内の気
体を弁47、配管40、逆止弁52を介して流出口51
から庫外に自然排出する。
自然排出を先に行なうのは真空ポンプ36の保護のため
である。再生工程の第2段階として、弁49を開放し、
モータ37により真空ポンプ36を作動させる。すると
、第1分離タンク31内の気体は吸引され流出口42か
ら強制的に排出され、これにより第1分離タンク31内
は大気圧以下の状態となる。このにうな吸引の結果、第
1分離タンク31内の吸着剤は、再生され、再び酸素を
吸着可能な状態となる。
次に、第2分離タンク32で窒素濃縮工程を行なう場合
について説明する。この場合には、第1分離タンク31
用の弁43、更に弁67.47.48を閉じ、かつ弁4
4を開いた状態でコンプレッサ34を作動する。覆ると
、前述同様にエアフィルタ46、濃縮用の配管39、弁
44を介して第2分離タンク32に空気が加圧送風され
る。すると、第2分離タンク32内に装填されている吸
着剤に、加圧送風された酸素成分の大部分が吸着され、
窒素の濃縮工程が行なわれ、窒素富化ガスが生成される
。そして、その窒素富化ガスは弁56、弁57等を介し
て更に窒素バッファタンク33に至り、前述同様に窒素
バッファタンク33で減圧され、弁61を経て、減圧弁
62で更に減圧され、流量調整弁63を介して配管59
の先端の窒素富化ガス流出口60から貯蔵室2内に吹き
だされる。また、第2分離タンク32で再生工程を行な
う場合に、第1段階として、弁44、弁56、弁47、
弁49を閉じるとともに、弁48を開放して第2分離タ
ンク33内の気体を弁48、再生用配管40、逆止弁5
2を介して流出口51から庫外に自然排出する。再生の
第2段階として、弁49を開放してモータ37により真
空ポンプ36を作動させると、第2分離タンク32内の
気体は強制的に吸引され、第2分離タンク32内は大気
圧以下の状態となる。このような吸引の結果、第2分離
タンク32内の吸着剤は、再生され、再び酸素を吸着可
能な状態となる。なお、第1分離タンク31で窒素濃縮
工程を行なっているときには、第2分離タンク32で吸
着剤の再生工程を行なっているものである。また、第2
分離タンク32で窒素濃縮工程を行なっているときには
、第1分離タンク31で吸着剤の再生工程を行なってい
るものである。
貯蔵室2内には、温度検出手段としてのサーモスタット
71、湿度検出手段としての湿度センサ72、二酸化炭
素検出手段としての二酸化炭素センサ73、エチレン検
出手段としてのエチレンセンデフ4、酸素検出手段とし
てのM素ゼンザ75が配π9されている。サーモスタッ
ト71は設定温度を調整できる構成である。サーモスタ
ット71、湿度センサ72、二酸化炭素センサ73、エ
チレンセンサ74、酸素センサ75、更には冷fII]
装置21のコンプレッサ駆動用のモータ27はそれぞれ
制御装置70に接続されている。ここで酸素センサ75
の検出の結果、貯蔵室2内の酸素量が少なJ゛ざるとき
には、弁67を開くと共に弁43.44を閉じモータ3
5を駆動してコンプレッサ34を運転し、流入口41か
ら吸い込んだ庫外の空気を配管65を介して減圧弁68
、流量調整弁69を介して空気流出口66に送り、空気
流出口66から貯蔵室2内に吹き出す。
また本実施例では、貯蔵室2内の生鮮食品に可視光を照
射すべく、貯蔵室2の上部には可視光灯76が配設され
ている。可視光灯76はタイマ81により所定時間点灯
する。可視光灯76が点灯すると、貯蔵室2内の生鮮食
品に可視光が照射され、可視光により生鮮食品の光合成
が促進される。
従って、光合成により酸素が放出されるので、貯蔵室2
内の酸素濃度が増加し、生鮮食品の呼吸作用の減少、抑
制、停止に有利であり、生鮮食品の鮮度を長時間維持す
るのに有利である。
さて本実施例では貯蔵室2の上部には湿度調整装置どし
ての加湿器77が配設されている。加湿−22= 器77は貯蔵室2内の湿度が所定値以下のときに、貯蔵
室2内を加湿するためのものである。加湿器77の貯水
部は給水のため箱体1から脱着自在とすることができる
。貯蔵室2の上部に加湿器77を配設した主たる理由は
、貯蔵室2内の湿度のばらつきを低減すべく、加湿器2
から供給された蒸気を貯蔵室2内で落下させるためであ
る。
貯蔵室2の上部には攪拌装置としてのファン78が上部
開口19に臨んで配設されている。そのため、ファン7
8が駆動すると、隔壁18と背面壁17との間である空
間部22の気体がファン78で吸引され、上部間口19
に向かい、更に上部間口19から下方へ向う矢印W方向
の気流の流れが生じる。そのため貯蔵室2内のガス濃度
、温度、湿度の均一性を確保できる。したがって、サー
モスタット71、酸素センサ75、湿度センサ72、二
酸化炭素センサ73、エチレンセンサ74を貯蔵室2内
で取付ける位置の選択の自由度を確保するに有利である
。ここで、可視光灯76、加湿器77、フン・ン78は
制御装置170に接続されている。
貯蔵室2内には庫内灯79が配設されている。
庫内*T7つは扉が開放すると、扉スィッチ80の作動
で点灯する。
ところで、窒素富化ガス流出口60から貯蔵室2に供給
される窒素富化ガスは、庫外の空気の窒素を濃縮したも
のである。又、空気流出口66から貯蔵室2に供給され
る空気は庫外の空気である。
そのため、貯蔵室2内に吹き出される窒素富化ガス、空
気は、低温に保持されている貯蔵室2内よりも温度が高
い。そのため、貯蔵室2に供給される窒素富化ガスや空
気を、能率よく効果的に冷却する必要がある。この点本
実施例では、配管59の先端である窒素富化ガス流出口
60、配管65の先端である空気流出口66は、蒸発器
23と下部開口2oとの間に位置しているので、窒素富
化ガス流出口60、空気流出口66から貯蔵室2の空間
部22内に流出した温度の高い窒素富化ガスや空気の大
部分は、ファン78の攪拌駆動により上向きに吸引され
、蒸発器23で効果的に吸熱され、上部開口19からそ
のまま気流の流れに乗り下方に降り、貯蔵室2内を循環
する。したがって窒素富化ガス流出口60、空気流出口
66から貯蔵室2の空間部22内に流出した温度の高い
窒素富化ガスや空気を、能率よくかつ効果的に冷却する
ことができる。
貯蔵室2の底部には調圧装置83が配設されている。調
圧装置83は、貯蔵室2と庫外とを連通ずる吐出孔84
と、吐出孔84と連通する容器85と、容器85内に挿
入された管86とで形成されている。そして、容器85
内に水を貯溜して使用する。ここで、貯蔵室2内の圧力
が所定値に達していないときには、容器85内の水の水
面が管86の下端部よりも上方に位置しているので、貯
蔵室2内の気体が庫外に掘れることを未然に防止するこ
とができ、かつ、庫外の外気が吐出孔84から貯蔵室2
内に侵入することを未然に防止することができる。一方
、窒素富化ガス供給装置30の作動に伴い、窒素富化ガ
ス流出口60から貯蔵室2内に窒素富化ガスが供給され
たり、空気流出口66から空気が供給されたりして貯蔵
室2内の圧力が高くなると、容器85内の水の水面に作
用している圧力により水面が管86の下端よりも下がり
、そのため、管86と吐出孔84とが連通する。したが
って、貯蔵室2内の気体は、管86、吐出孔84を介し
て庫外に自然排出される。なお、安全性を確実にすべく
、箱体1には安全弁87が配設されている。安全弁87
は、調圧装置83が万一作動しなくて貯蔵室2の圧力が
過剰になったときに作動して貯蔵室2内の過剰の気体を
庫外に排出するものである。
箱体1には、貯蔵室2内と連通する入口88と出口89
とをもつバイパス路90が配設されている。バイパス路
90の中間部には取付部91が庫外に位置して設けられ
、取付部91にエチレン除去部材92が着脱自在に装填
されている。エチレン除去部材92は過マンガン酸カリ
ウム等の化学吸着剤または活性炭等の物理吸着剤からな
る。また、バイパス路90には、取付部91よりも入口
88側にポンプ93が配設されている。ポンプ93はポ
ンプ用モータ94で駆動される。ポンプ用モータ94は
制御装置70に接続されている。ここで、ポンプ用モー
タ94が駆動すると、ポンプ93が駆動し、貯蔵室2内
の気体が入口88からバイパス路90に吸引され、エチ
レン除去部材92の中を流入し、これにより窒素富化ガ
スに含まれているエチレン成分が除去される。エチレン
成分が除去された窒素富化ガスは出口89から貯蔵室2
に戻る。従ってエチレンが含まれている窒素富化ガスを
外気中に排出する方式に比べて、冷気の確保に有利であ
る。
さて、第4図は制御装置70を構成(゛るCPUのメイ
ンルーチンを示すフローチャートである。
第4図に示すようにステップS1で、電源投入等により
初期状態を設定する。次にステップS2で1ルーチンの
長さを一定にするための内部タイマをスタートさせ、ス
テップS3で各種センサからの入力信号を入力し、ステ
ップS4で温度処理サブルーチン、ステップS5で窒素
供給処理サブルーチン、ステップS6で湿度処理サブル
ーチン、ステップS7でエチレン処理リーブルーチン、
ステップS8でその他のサブルーチンを順次実行し、ス
テップSっで制御信号を出力し、ステップS10で内部
タイマの終了を待ってステップS2に戻る。
第5図は温度処理サブルーチンを示すフローチャートで
ある。第5図に示寸ように、ステップ5400で貯蔵室
2内の温度が第1基準温度(例えば5℃)であるか否か
判定し、第1基準温度以上ならばステップ8402で冷
却装置21のコンプレッサ24用のモータ27をオンと
して、メインルーチンにリターンする。ステップ840
0で判定した結果、貯蔵室2内の温度が第1基準濡度(
例えば5℃)以下ならば、ステップ5404に進み、ス
テップ5404で第2基準温度(例えば2℃)であるか
判定し、第2基準温度以下であれば、ステップ8406
で冷却装置21のコンプレッサ24用のモータ27をA
フとする。貯蔵室2内の温度が第2基準渇度(例えば2
℃)よりも高ければ、前の状態を続ける。このようなフ
ローブヤードの結果、貯蔵室2内の温度は第1基+1!
′渇度と第2基準温度との間に維持される。
第6図は窒素処理サブルーチンを示すフローチャートで
ある。このフローチャートで使用するフラグAは、第1
分離タンク31と第2分離タンク32の切換用フラグで
あり、タイマN1は第1分離タンク31の作動時間を規
定するものであり、タイマN2は第2分離タンク32の
作動時間を規定するものである。即ち、フラグAは、第
1分離タンク31で窒素濃縮工程が行なわれ、かつ第2
分離タンク32で吸着剤の再生工程が行なわれるときに
0″となり、第2分離タンク32で窒素濃縮工程が行な
われ、かつ第1分離タンク31で吸着剤の再生工程が行
なわれるときに1″となるフラグである。第6図に示寸
ように、ステップ5500では貯蔵室2内の酸素濃度が
第1基準値(例えば10%)以上であるかを判定する。
そして、貯蔵室2内の酸素が基準値(例えば10%)以
上であれば、窒素富化ガス供給装置30を作動させるべ
く次のステップ5502でモータ35をオンにし、コン
プレッサ34をオンにする。次に、ステップ5504で
フラグAが“°1パか否か判定する。フラグAが“OI
+であれば、第1分離タンク31で窒素濃縮工程を行な
うべく、弁43を開放し、弁44.67を閉じる。そし
て、ステップ8508でタイマN1を1インクリメント
し、ステップ5510でタイマN1がタイムオーバーか
否かを判定し、タイムオーバーであれば、ステップ55
12でフラグ△を“O″にし、メインルーチンにリター
ンする。ステップ5510での判定の結果、タイムオー
バーでなければ、そのまま第1分離タンク31で窒素濃
縮工程を続けるのでメインルーチンにリターンする。ス
テップ5504での判定の結果、フラグAが1°′であ
れば、ステップ5532に進み、第2分離タンク32で
窒素濃縮工程を行なうべく、弁44を間ぎ、弁43を閉
じる。そして、ステップ5534でタイマN2を1イン
クリメントし、ステップ5536でタイマN2がタイム
オーバーか否かを判定し、タイムオーバーであれば、ス
テップ8538でフラグAをパ1′′にし、メインルー
チンにリターンする。
ステップ5510での判定の結果、タイムオーバーでな
ければ、第2分離タンク32で窒素濃縮工程を続けるの
で、そのままメインルーチンにリターンする。
ステップS 500で判定した結果、酸素が第1基準値
(例えば10%)未満であれば、ステップ5520に進
み、ステップ5520で酸素が第2基準値(例えば1%
)未満であるか否かを判定し、酸素が第2基準値未満で
あれば、貯蔵室2内が酸素不足のため、ステップ552
2に進み、弁67を開くと共に弁43.44を閉じ、か
つモータ35をオンしてコンプレッサ34を駆動し、空
気流出口66から貯蔵室2内に空気を吹きだす。
ステップ5520で判定した結果、酸素が第2基準値以
上であれば、貯蔵室2内の酸素濃度は適切であるので、
ステップ5524に進み、貯蔵室2内の気体中の二酸化
炭素濃度を判定し、貯蔵室2内の二酸化炭素濃度が二酸
化炭素基準値以上(例えば3%)であれば、二酸化炭素
を貯M室2内から押し出すべく、ステップ8502に進
み、モータ35、コンプレッサー34をオンにし、それ
から後は前述したようにステップ5504、ステップ8
506に進む。ステップ5524で判定した結果、貯蔵
室2内の二酸化炭素濃度が二酸化炭素基準値未満であれ
ば、酸素濃度も適切であり二酸化炭素濃度も少ないので
、ステップ5526でモータ35、コンプレッサ34を
オフとし、メインルーチンにリターンする。
このようなフローチャートの結果、タイマN1、タイマ
N2を例えば3分間にセットしておけば、3分間毎に、
第1分離タンク31と第2分離タンク32とは交互に切
替えられ、窒素濃縮工程が交互に行なわれる。第1分離
タンク31と第2分離タンク32との一方で窒素濃縮工
程が行なわれていた場合には、前述したように、他方で
吸着剤の再生工程が行なわれているものである。従って
窒素富化ガス供給装置30は連続運転が可能となる。
第7図は湿度処理サブルーチンを示すフローチャートで
ある。第7図に示ずように、ステップS600で貯蔵室
2内の湿度が第1基準湿度(例えば70%)であるか否
かを判定し、第1基準湿度未満であれば、貯蔵室2内の
湿度を高めるべく、ステップ5602で加湿器77をオ
ンにし、そしてメインルーチンにリターンする。貯蔵室
2内の湿度が第1基準湿度以上であれば、ステップ56
04に進み、ステップ8604で湿度が第2基準湿度(
例えば100%)と同じであるかを判定し、同じであれ
ば、ステップ8606で加湿器77をオフとする。ステ
ップ8604で貯蔵室2内の湿度が第2基準湿度と同じ
でないと判断し/jら、メインルーチンにリターンする
。このようなフローチャートの結果、貯蔵室2内の湿度
は、第1基準湿度と第2基準湿度との間に維持される。
第8図はエチレン処理サブルーチンを示すフローチャー
・トである。第8図に示すように、ステップ8700で
貯蔵室2内のエチレンの有無を判定する。エチレンが検
出された場合には、ステップ5702でモータ94をオ
ンとする。そして、モータ94を所定時間駆動Jる。エ
チレンが検出されない場合には、ステップ5704に進
み、モータ94をオフとする。このようなフローチャー
トの結果、貯蔵室2内のエチレンを除去できる。なお、
エチレン検出においてヒステリシス特性をもつにうに考
慮されている。
(実施例の効果) 本実施例では、特公昭60−12004@公報にかかる
装置とは異なり、窒素富化ガスを貯蔵ガスとするため、
非燃焼方式でない床面設置タイプの生鮮食品貯蔵庫を提
供することができる。そのため、COガス、火災の発生
の問題がなく、安全確保に有利である。
ところで、生鮮食品の貯蔵には温度2〜3℃、湿度70
〜90%程疫がよいと一般にいわれている。しかし貯蔵
室2内の湿度が変動することがある。特に、貯蔵室2内
を長期にわたり密閉しておく場合には、冷却装置21に
J:る冷却のため、貯蔵室2内の水分が凝結する等のた
め湿度が低下する。この結果、貯蔵全2内に貯蔵されて
いる生鮮食品が乾燥され、生鮮食品の鮮度が低下するお
それがある。この点、本実施例では、貯蔵室2内の湿度
が第1基準湿度(例えば70%)より下ったときには、
前述したように加湿器77が作動し、湿分が貯蔵室2内
に吹出される。このときファン78により流れようとす
る窒素富化ガスに強制的に湿分が与えられる。そのため
貯蔵室2内は適切な湿度となる。特にファン78で湿分
は拡撹される。従って本実施例では、野菜や果実などの
蒸散作用を低目に抑え、生鮮食品の鮮度維持に効果的で
ある。
本実施例では、酸素センサ75の検出信号に応じて、貯
蔵室2内が酸素過剰のときには、窒素富化ガス供給装置
30が作動して窒素富化ガス流出口60から窒素富化ガ
スを供給したり、貯蔵室2内か酸素不足のときには、配
管65の先端である空気流出口66から貯蔵室2内に空
気を供給することにしているので、貯蔵室2の酸素量を
第1基準酸素量と第2基準酸素日との間に、例えば1〜
10%に維持することができ、野菜等の生鮮食品の呼吸
を抑制し、生鮮食品の鮮度維持、腐敗防止に有利である
又本実施例では、ファン78により貯蔵室2内の気体を
攪拌できるので、貯蔵室2内の温度、湿度、ガス組成等
の雰囲気の均一化に有利であり、そのため生鮮食品の鮮
度を維持に有利である。又、雰囲気の均一化を図り得る
ため、ザーモスタツト71、湿度センサ72、エチレン
センサ74、二酸化炭素センサ73等の各種センサの取
付は場所の選択の自由度の確保に有利である。
又本実施例では、前述したように、上部間口19、下部
開口20をもつ隔壁18が貯蔵室2内に設番プられ、隔
壁18と貯蔵室2の背面壁17との間の空間部22に冷
却装置21の蒸発器23が設けられ、隔壁18の上部開
口1つにファン78が設けられている。そのため、窒素
富化ガス流出口60から流出した貯蔵室2内よりも高温
の窒素富化ガスを、又、空気流出口66から貯蔵室2内
の流出した高温の空気を蒸発器23で効率良く冷却する
ことができる。したがって貯蔵室2内の温度を低湿に維
持するのに有利である。
又、果実、野菜等を貯蔵しておく場合には、果実、野菜
からエチレンが発生ずるものである。エチレンは成熟ホ
ルモンとして果実、野菜等の成熟作用を促し貯蔵期間が
長くなると果実、野菜等を過熟させることとなる。この
点、本実施例では、貯蔵室2内のエチレンを強制的に減
少または無くし得るので、野菜、果実の成熟を抑え、野
菜、果実の鮮度を維持するに有利である。
また、本実施例では、可視光灯76の照射により、野菜
等の光合成を促進できる。従って、貯蔵室2内の酸素が
減少した場合であっても、光合成により、酸素が貯蔵室
2内に放出されるので、減少した酸素量を補い得、野菜
、果実等の呼吸度を調整するに有利である。
(他の実施例) 本実施例では、吐出孔84は貯蔵室2内の気体を庫外へ
排出するものであるが、これに限らず、貯蔵室2内の気
体を庫外へ排出する機能の他に、貯蔵室2内の底部に溜
った水滴を庫外に排出するドレイン孔を兼用することに
してもよい。窒素バッファタンク33は箱体1内のデッ
ドスペースを利用すべく、必要に応じて横長状に配設し
てもよいことは勿論である。また、流入口41、流出口
42は箱体1の底部下面に設けられているが、これに限
らず、箱体1の側面、上部に設けてもよいことは勿論で
ある。
又流入口41と流出口51.42との間の間隔を離すこ
とにしてもよい。この場合には、吸着剤再生の1こめに
流出口51.42から外気中に流出した酸素量の比較的
多い空気を、流入口41から吸いこむことを抑制でき、
窒素濃縮を効果的になしうる。又、本実施例では、貯蔵
室2全体に窒素富化ガスを供給する構成であるが、これ
に限らず、貯蔵室2を、窒素富化ガスが供給されかつ冷
却される室と、窒素富化ガスが供給されず冷却のみされ
る室とに区別けしてもよい。この構成とすれば、窒素富
化ガスが少量で済み、窒素供給装置の小型化に有利であ
る。
[発明の効果] 以−ト説明したように本発明の生鮮食品貯蔵庫によれば
、特公昭60−12004号公報にかかる装置とは異な
り、貯蔵ガスを窒素ガス又は窒素を含む気体にでき、従
って非燃焼方式でない床面又は室壁等設置タイプの箱型
の生鮮食品貯蔵庫を提供することができり。イのため、
COガス、火災の発生の問題を回避でき、安全確保に有
利である。
又本発明の生鮮食品貯蔵庫によれば、貯蔵室内の湿度が
変動したときであっても、湿度調整装置が作動する。そ
の結果、貯蔵室内の湿度は適切な状態に維持される。そ
のため貯蔵室内に貯蔵されている生鮮食品の鮮度維持に
有利である。
又本発明の生鮮食品貯蔵庫では、第1開口、第2開口を
もつ隔壁が貯蔵室内に設けられ、隔壁と貯蔵室を区画す
る壁との間の空間部に冷却装置の蒸発器が設けられ、隔
壁の第1開口に攪拌装置が設けられている場合には、窒
素富化ガス供給装置の窒素富化ガス流出口から流出した
窒素富化ガスを蒸発器で効率良く冷却することができる
。したがって貯蔵室内の温度を低温に維持するのに有利
である。
【図面の簡単な説明】
本発明の一実施例を第1図〜第8図は本発明の一実施例
を示し、第1図は生鮮食品貯蔵庫の内部構造を模式的に
示した構成図、第2図は閉ドア状態の生鮮食品貯蔵庫の
斜視図、第3図は開ドア状態の生鮮食品貯蔵庫の斜視図
、第4図は制御装置のCPUの行なうメインルーチンを
示すフローチp−t−1第5図は温度処理ザブルーチン
を示すフローチャート、第6図は窒素供給処理を示すフ
ローチャート、第7図は湿度処理サブルーチンを示すフ
ローチャート、第8図はエチレン処理サブルーチンを示
すフローチ1?−1〜である。 図中、1は箱体、2は貯蔵室、18は隔壁、19は上部
開口、20は下部開口、21は冷却装置、30は窒素富
化ガス供給装置(窒素供給装置)、31は第1分離タン
ク、32は第2分離タンク、34はコンプレッサ、36
は真空ポンプ、6oは窒素富化ガス流出口、66は空気
流出口、7oは制御袋u171はサーモスタット(温度
検出手段)、72は湿度センサ(湿度検出手段)、73
はニ酸化炭素センサに1化炭素検出手段)、74はエチ
レンセンサ(エチレン検出手段)、75は酸素センサ(
酸素検出手段)、76は可視光灯、77は加湿器(湿度
調整装置)、78はファン(攪拌装置)をそれぞれ示す
。 特許出願人 アイシン精機株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生鮮食品を貯蔵する貯蔵室と前記貯蔵室の気体の
    湿度を直接または間接的に検出する湿度検出手段ともつ
    箱体と、 前記箱体に配設され前記貯蔵室内を加湿あるいは乾燥す
    る湿度調整装置と、 前記箱体に配設され窒素ガスまたは窒素を含む気体を前
    記貯蔵室内に供給する窒素供給装置と、前記貯蔵室内の
    気体の組成の変動に応じて前記窒素供給装置を作動して
    窒素ガスまたは窒素を含む気体を前記貯蔵室内に供給し
    て前記貯蔵室内の気体の組成を制御し、前記湿度検出手
    段の検出度に応じて前記湿度調整装置を作動して前記貯
    蔵室内の湿度を制御する制御装置とからなることを特徴
    とする生鮮食品貯蔵庫。
  2. (2)前記箱体は、前記貯蔵室内の気体の温度を検出す
    る温度検出手段と、前記貯蔵室内を冷却する冷却装置と
    をもち、前記窒素供給装置は、窒素富化ガスを供給する
    窒素富化ガス供給装置であり、前記貯蔵室を区画する壁
    と前記箱体の外壁との間に配設されており、前記制御装
    置は、前記温度検出手段の検出度に応じて前記冷却装置
    を制御する特許請求の範囲第1項記載の生鮮食品貯蔵庫
  3. (3)前記箱体は、縦長状であり、前記貯蔵室と外気と
    を連通する吐出孔をもち前記貯蔵室内の気体の圧力をほ
    ぼ一定に維持する調圧装置と、前記貯蔵室内を撹拌する
    攪拌装置とをもち、 前記貯蔵室は、前記箱体の前面部に縦長状に設けられ、
    前記貯蔵室を区画する壁と空間部を存して前記貯蔵室内
    に隔壁をもち、前記隔壁は第1開口と第2開口とをもち
    、 前記冷却装置の蒸発器が前記第1開口と前記第2開口と
    の間に位置して前記空間部内に配設され、前記蒸発器と
    前記第2開口との間に前記窒素供給装置の窒素流出口が
    設けられ、前記攪拌装置は第1開口付近に配設されてい
    る特許請求の範囲第1項記載の生鮮食品貯蔵庫。
JP62332658A 1987-12-29 1987-12-29 生鮮食品貯蔵庫 Pending JPH01174368A (ja)

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