JPH01174365A - 生鮮食品貯蔵庫 - Google Patents

生鮮食品貯蔵庫

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JPH01174365A
JPH01174365A JP62333067A JP33306787A JPH01174365A JP H01174365 A JPH01174365 A JP H01174365A JP 62333067 A JP62333067 A JP 62333067A JP 33306787 A JP33306787 A JP 33306787A JP H01174365 A JPH01174365 A JP H01174365A
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JP
Japan
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storage chamber
nitrogen
gas
carbon dioxide
storage
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Application number
JP62333067A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Aso
康弘 麻生
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
  • Storage Of Harvested Produce (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は家庭又は野菜、果実、穀物、食肉、卵、乳製品
等の食品を生鮮状態を維持しつつ貯蔵する箱形タイプの
生鮮食品貯蔵庫に関する。本発明は、例えば、八百屋、
スーパー、果実屋といった店舗等の床面に設置される箱
形タイプの生鮮食品貯蔵庫に利用できる。
(従来の技術) 野菜、果実、穀物等の食品を生鮮状態を維持しつつ貯蔵
する生鮮食品貯蔵庫としては、特公昭60−12004
号公報に開示されているように、炭素純度の高い固体燃
料、液体燃料を燃焼させ炭酸ガス含有ガスを発生するガ
ス発生装置を設けたものが知られている。このものでは
、炭酸ガス含有ガスを貯蔵室内に供給し、生鮮食品の呼
吸作用を抑制することにしている。
また、特開昭59−14749号公報に開示されている
ように、窒素富化ガスを貯蔵室内に供給する生鮮食品を
貯蔵する大型貯蔵プラントが知られている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、特公昭60−12004号公報に開示されて
いる装置では、燃焼方式であるため、家庭または店舗等
の室内の床面に設置して使用するには、火災の発生、C
Oガス中毒の発生の問題があり、安全確保の面で好まし
いものではない。
また、特開昭59−14749号公報に開示されている
ものは、野菜、穀物等を貯蔵する大型貯蔵プラントに用
いられるものであり、家庭用、店舗用として床面に設置
されて使用されるものではない。
本発明は上記した実情に鑑みなされたものであリ、その
目的は、家庭用、店舗用等として使用するに適する箱形
タイプの生鮮食品貯蔵庫を提供することにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明の生鮮食品針M庫は、生鮮食品を貯蔵する貯蔵室
をもつ箱体と、前記貯蔵室と外気とを連通ずる吐出孔と
、箱体に配設され貯蔵室内に窒素ガスまたは窒素を含む
気体を供給する窒素供給装置と、貯蔵室内の二酸化炭素
濃度の変動に応じて前記窒素供給装置を作動して窒素ガ
スまたは窒素を含む気体を前記貯蔵室内に供給して前記
貯蔵室内の気体を前記吐出孔から前記貯蔵室外に押出し
、前記貯蔵室内の二酸化炭素濃度を所定値以下に維持す
る制御装置とからなることを特徴とするものである。
箱体は、貯蔵室内の気体の二酸化炭素濃度を検出する二
酸化炭素検出手段および貯蔵室内の酸素m度を検出する
酸素検出手段の少なくとも一方をもつことが望ましい。
この場合、制御装置は、ニ酸化炭素検出手段および酸素
濃度検出手段の少なくとも一方の検出信号に応じて、窒
素供給装置を作動させる。酸素検出手段としては、公知
の酸素センサを採用できる。箱体は、貯蔵室内の気体の
温度を検出する温度検出手段と、貯蔵室内を冷却する冷
却装置とをもつことが望ましい。この場合、制御装置は
、温度検出手段の検出度に応じて冷却装置を制御する。
温度検出手段としては公知の湿度センサ、形状記憶合金
部材を採用できる。
制御装置は、マイクロコンピュータを用いたプログラム
ドロシック回路で構成できる。又、制御装置は、ワイヤ
ードロジック回路で構成してもよい。
また、貯蔵室内の二酸化炭素濃度の変動が時間の経過と
相関関係かめる場合等には、制御装置は、時間の経過に
応じて窒素供給装置に駆動信号を出力して窒素供給装置
を間欠的に作動する構成とすることができる。この場合
、外部タイマ、CPUの内部タイマで所定時間を計測し
、所定時間が経過したら制御装置により窒素供給装置を
作動する構成とすることができる。
前記した箱体の形状は適宜設定でき、例えば、縦長型、
横長型、システムキッチン組込み型とすることができる
。箱体を形成する材料としては金属、樹脂等特に限定さ
れない。貯蔵室を形成する壁には断熱材を設けることが
できる。貯蔵室は例えば縦長状とすることができる。箱
体には吐出孔が形成されている。吐出孔は貯蔵室と外気
とを連通するものであればよい。吐出孔には調圧装置を
設けることができる。調圧装置は、常時貯蔵室内を密閉
状態に維持し、貯蔵室内の圧力が過剰になったときに作
動して貯蔵室内の気体を庫外へ排出するものである。こ
のようにすれば、貯蔵室内の圧力が所定値を越えたとき
にのみ、調圧装置が作動するので、貯蔵室内の気体が常
時庫外に濡れることを防止することができる。なお、箱
体の底部に支持脚を設けることができる。
箱体は、酸素ガスまたは酸素を含有する気体を貯蔵室内
に供給する酸素供給装置をもつ構成とすることができる
。酸素供給装置としては庫外の空気を貯蔵室に供給する
コンプレッサを採用できる。
この場合、制御装置は、酸素検出手段で検出した酸素濃
度が基準値よりも低いときには酸素供給装置を作動し、
酸素濃度が基準値よりも高いときには窒素富化ガス供給
装置を作動する構成とすることができる。箱体は貯蔵室
内の気体を攪拌する攪拌装置をもつことが望ましい。攪
拌装置としては例えばファンを採用できる。攪拌装置は
、連続的に長時間運転してもよく、あるいは所定時間お
きに断続的に運転してもよく、あるいは窒素供給装置か
ら貯蔵室に窒素富化ガスが供給されるときのみ運転して
もよいことは勿論である。攪拌装置で貯蔵室内の気体を
攪拌すれば、貯蔵室内の雰囲気の偏りを少なくし得、貯
蔵室内を均一化するのに有利であり、生鮮食品を均一な
雰囲気で貯蔵するのに有利であり、腐敗発生を抑制する
ことができる。なお、攪拌装置を設ける位置は必要に応
じて適宜設定できる。
窒素供給装置は、例えば、空気中の酸素を吸着すること
により空気中の窒素を濃縮する濃縮型の窒素富化ガス供
給装置を採用できる。
窒素供給装置を箱体のどの部位に配設するかは特に限定
されないが、例えば、貯蔵室の背面側、あるいは、貯蔵
室の底部側に配設することができる。
窒素供給装置は、後述の実施例で例示したように、圧力
差式吸着部をもつ分離タンクと、分離タンク内に外気を
加圧して供給する圧縮機とで形成することができる。吸
着部としては例えば活性炭等の吸着剤を採用できる。分
離タンクは省スペース化等を考慮して縦長状とすること
ができる。分離タンクが複数個ある場合には、箱体の奥
行き方向にそって並設してもよ(、あるいは箱体の幅方
向にそって並設してもよい。複数個の分離タンクを箱体
の幅方向にそって並設した場合には、それだけ箱体の奥
行き方向の薄型化に有利である。特殊な例では、窒素供
給装置としては、分離膜をもつもの、液体窒素タンクを
もち、液体窒素を気化して窒素富化ガスを供給するもの
を採用でき、あるいは窒素を充填した窒素ボンベをもつ
ものを採用できる。
−〇  − 本発明の生鮮食品貯蔵庫では、後述の実施例で例示した
ように、貯蔵室を区画する壁例えば背面壁との間に空間
部を形成する隔壁を貯蔵室内に配設できる。この場合、
この隔壁には第1開口と第2開口を形成することができ
る。そして、冷却装置の蒸発器を、第1開口と第2開口
との間に位置して前記空間部内に配設することができる
。また、蒸発器と第2開口との間に窒素供給装置の窒素
流出口を設けることができる。前記攪拌装置は第1開口
付近に配設することができる。
また本発明では、貯蔵室内に連通ずるバイパス路を設け
、バイパス路にエチレン除去部材を設けることができる
。この場合、ポンプ等のアクチュエータの駆動で貯蔵室
の気体をバイパス路と貯蔵室との間を循環させる。する
と、循環の際に、エチレン除去部材で気体中のエチレン
成分を除去する構成とすることができる。エチレン除去
部材としては、二重結合をもつ炭化水素系のゴム、樹脂
などの材料、二重結合のない炭化水素系の材料を用いる
ことができる。例えば、天然ゴム、ポリニチレン、ポリ
プロピレン、活性炭等を採用できる。
エチレン除去部材の形態としては、粉末、発泡体とする
ことができる。
(作用) 本発明の生鮮食品貯蔵庫では、貯蔵室内の二酸化炭素8
111Ifの変動に応じて、窒素供給装置は制御装置に
より作動され、窒素または窒素を含む気体を貯蔵室内に
供給する。そのため、貯蔵室内は窒素富化状態となる。
その結果、貯蔵室内の二酸化炭素濃度の高い気体は、吐
出孔から外気中に押出される。
(実施例) 本発明の生鮮食品貯蔵庫の一実施例を図面を参照しつつ
説明する。本実施例の生鮮食品貯蔵庫の構成を模式的に
第1図に示す。本実施例の生鮭食品貯蔵庫の閉ドア状態
の斜視図を第2図に、間ドア状態を第3図に示す。
(実施例の構成、作用) 本実施例では、第2図、第3図に示すように、箱体1は
省スペース化を考慮して縦長な角箱状であり、内部に生
鮮食品を貯蔵する貯蔵室2が形成されて、いる。貯蔵室
2は上下に4段に区画されており、それぞれは第1貯蔵
室3、第2貯蔵室4、第3貯蔵室5、第4貯蔵室6とさ
れている。第1貯蔵室3は揺動式の第1ドア7により、
第2貯蔵室4は揺動式の第2ドア8により、第3貯蔵室
5は揺動式の第3ドア9により、第4貯蔵室6は引出し
式の第4ドア10により開閉される。箱体1の底部には
回路の支持脚が設けられている。なお、第1ドア7の内
面には棚11が設けられ、第3ドア9の内面には棚12
.13が設けられている。
第3貯蔵室5には棚15.16が設けられている。
次に第1図を参照して生鮮食品貯蔵庫の内部構造につい
て説明する。箱体1の内部の貯蔵室2を区画する壁の1
つである背面壁17に対して所定の間隔を隔てて隔壁1
8が上下方向にそって配設されている。隔壁18には第
1開口としての上部開口19、第2開口としての下部開
口20が形成されている。貯蔵室2の背面壁17側およ
び底部側に位置して冷却装置21が配設されている。冷
−12= 却装置21は、貯蔵室2内に貯蔵室2の背面壁17と隔
壁18との間の空間部22に配置された蒸発器23、貯
蔵室2外に配置された凝縮器28、コンプレッサ24、
エキスパンションバルブ25を配管26で接続すること
により形成されている。
コンプレッサ24はモータ27により駆動される。
コンプレッサ24、モータ27は、重心を下にすべ(、
箱体1の底部に配置されている。冷却装置21には冷媒
が封入されている。ここで、コンプレッサ24が作動す
ると、通常の冷凍サイクルと同様に、ガス状の冷媒はコ
ンプレッサ24で圧縮されて高温、高圧となり、凝縮器
28に送られ、凝縮器28で高温、高圧の冷媒ガスが凝
縮され、エキスパンションバルブ25で低温、低圧の霧
状となり、蒸発器23に流れ込み、蒸発器23に流れ込
んだ冷媒は蒸発器23の表面から熱を奪って吸熱が行な
われる。これにより貯蔵室2内の気体、特には背面壁1
7と隔壁18との間の空間部22内の気体が低温、例え
ば2〜5℃程度に冷W維持される。
窒素供給装置としての窒素富化ガス供給袋@30は箱体
1内に配設されている。窒素富化ガス供給装置30は、
吸着剤が装填された第1分離タンク31と、吸着剤が装
填された第2分離タンク32と、中空状の窒素バッファ
タンク33と、コンプレッサ34と、コンプレッサ用モ
ータ35と、真空ポンプ36ど、真空ポンプ用モータ3
7とで形成されている。gE1分離タンク31、第2分
離タンク32、窒素バッファタンク33は、それぞれ、
上下方向に長い長筒状であり、貯蔵室2の背面壁17と
箱体1の外壁1aとの間に位置して縦形に互いに近接し
て並べて配置されてあり、そのため、縦長な箱体1の形
状に相応し、箱体1の奥行き方向の大型化防止に有利で
ある。なお、第1図は模式図であるため第1図では、箱
体1の奥行方向にそって第1分離タンク31、第2分離
タンク32、窒素バッファタンク33が並設されている
ように図示されているが、実際には箱体1の幅方向にそ
って並設されている。
本実施例では、第1分離タンク31、第2分離タンク3
2を縦長状にしているので、横長状とした場合に比較し
て第1分離タンク31、第2分離タンク32内に装填し
た吸着剤と第1分離タンク31、第2分離タンク32の
周壁内面との間の隙間を無くすのに有利な構造である。
したがって吸着剤で空気中の酸素成分を確実に吸着でき
る。コンプレッサ34、コンプレッサ用モータ35、真
空ポンプ36、真空ポンプ用モータ37は、重量がある
ため、生鮮食品貯蔵庫全体の重心を低くすべく、箱体1
の底部付近に配置されている。第1分離タンク31、第
2分離タンク32は分岐状の濃縮用の配管39、分岐状
の再生用の配管40を介して庫外に連通されている。配
管39の先端である流入口41、配管40の先端である
流出口42は、箱体1の底部の下方に位置している。そ
のため生鮮食品貯蔵庫の側方に室壁、他の機器などが当
接、隣設されていた場合でも、室壁、他の機器などに関
係なく、庫外の空気を配管39の流入口41から吸引す
ることができ、また、配管4゜の流出口42から第1分
離タンク31、第2分離タンク32の気体を庫外に吐出
することができる。
配管39には、弁43、弁44、安全弁45、コンプレ
ッサ34、エアフィルタ46が介在しでいる。エアフィ
ルタ46は吸込む空気を清浄化づるものであり、清掃ま
たは交換のため脱着自在とすることができる。
配管40には、弁47、弁48、弁49、コンプレッサ
36が配置されている。配管40には配管50が接続さ
れ、配管50の先端の流出口51は、箱体1の底部の下
方に位置している。配管50には逆止弁52が配置され
ている。
更に、第1分離タンク31と第2分離タンク32とは配
管54を介して窒素バッファタンク33の入口に連結さ
れている。配管54には、弁55、弁56、弁57が介
在している。窒素バッファタンク33の出口は配管59
を介して貯蔵室2までのび、配管59の先端の窒素富化
ガス流出口60は貯蔵室2内に連通している。配管59
には、弁61、減圧弁62、流量調整弁63が介在して
いる。配管39には配管65が接続され、配管65の先
端の空気流出口66は貯蔵室2内に連通されている。配
管65には、弁67、減圧弁68、流量調整弁69が介
在している。
第1分離タンク31等の入口側の弁67、弁43、弁4
4、弁47、弁48、弁49は制御装置70に接続され
ている。第1分離タンク31等の出口側の弁55、弁5
6、弁57、弁61は制御装置70に接続されている。
本実施例では制御装置70は、箱体1に設けられており
、マイクロコンピユー々で形成されており、入力インタ
ーフェース、出力インターフェース、CPU、メモリを
゛ もつ。
ここで、第1分離タンク31で窒素濃縮工程を行なう場
合には、弁47.67.44を閉じ、かつ弁43、弁5
5を開いた状態でモータ35によりコンプレッサ34を
作動させる。すると、庫外の空気が流入口41からエア
フィルタ46、配管39を介して弁43に至り、これに
より第1分離タンク31に空気が加圧送風される。する
と、第1分離タンク31内に装填されている吸着剤に酸
素成分の大部分が吸着され、窒素の濃縮工程が行なわれ
、窒素富化ガスが生成される。そして、その窒素富化ガ
スは弁55、弁57を介して窒素バッファタンク33に
至り、窒素バッファタンク33で減圧される。更に、窒
素富化ガスは弁61を経て、減圧弁62で減圧され、流
量調整弁63を介して配管59の先端の窒素富化ガス流
出口6゜から貯蔵室2内に吹き出される。一方、第1分
離タンク3,1で再生工程を行なう場合には、第1段階
として、弁55、弁43、弁49、弁67を閉じるとと
もに、弁47を開放して第1分離タンク31内の気体を
弁47、配管40.逆止弁52を介して流出口51から
庫外に自然排出する。再生工程の第2段階として、弁4
9を開放し、モータ37により真空ポンプ36を作動さ
せる。すると、第1分離タンク31内の気体は吸引され
流出口42かq強制的に排出され、これにより第1分離
タンク31内は大気圧以下の状態となる。このような吸
引の結果、第1分離タンク31内の吸着剤は、再生され
、再び酸素を吸着可能な状態となる。
次に、第2分離タンク32で窒素濃縮工程を行なう場合
について説明する。この場合には、第1分離タンク31
用の弁43.67.47.48を閉じ、かつ弁44を開
いた状態でコンプレッサ34を作動する。すると、前述
同様にエアフィルタ46、濃縮用の配管39、弁44を
介して第2分離タンク32に空気が加圧送風される。す
ると、第2分離タンク32内に装填されている吸着剤に
、加圧送風された酸素成分の大部分が吸着され、窒素の
濃縮工程が行なわれ、窒素高化ガスが生成される。そし
て、その窒素富化ガスは弁56、弁57等を介して更に
窒素バッファタンク33に至り、前述同様に窒素バッフ
ァタンク33で減圧され、弁61を経て、減圧弁62で
更に減圧され、流量調整弁63を介して配管59の先端
の窒素富化ガス流出口60から貯蔵室2内に吹きだされ
る。また、第2分離タンク32で再生工程を行なう場合
に、第1段階として、弁44、弁56、弁47、弁49
を閉じるとともに、弁48を開放して第2分離タンク3
3内の気体を弁48、再生用配管4O1逆止弁52を介
して流出口51から庫外に自然排出する。再生の第2段
階として、弁49を開放してモータ37により真空ポン
プ36を作動させると、第2分離タンク32内の気体は
強制的に吸引され、第2分離タンク32内は大気圧以下
の状態となる。このような吸引の結果、第2分離タンク
32内の吸着剤は、再生され、再び酸素を吸着可能な状
態となる。なお、第1分離タンク31で窒素濃縮工程を
行なっているときには、第2分離タンク32で再生工程
を行なっているものである。また、第2分離タンク32
で窒素濃縮工程を行なっているときには、第1分離タン
ク31で再生工程を行なっているものである。
貯蔵室2内には、温度検出手段としてのサーモスタット
71、湿度検出手段としての湿度センサ72、二酸化炭
素検出手段としての二酸化炭素センサ73、エチレン検
出手段としてのエチレンセンチ74、酸素検出手段とし
ての酸素センサ75が配設されている。サーモスタット
71は設定温度を調整できる構成である。サーモスタッ
ト71、湿度センサ72、二酸化炭素センサ73、エチ
レンセンサ74、酸素センサ75、更には冷却装置21
のコンプレッサ駆動用のモータ27はそれぞれ制御装置
70に接続されている。ここで酸素センサ75の検出の
結果、貯蔵室2内の酸素量が少なすぎるときには、弁6
7を開くと共に弁43.44を閉じモータ35を駆動し
てコンプレッサ34を運転し、流入口41から吸い込ん
だ庫外の空気を配管65を介して減圧弁68、流量調整
弁69を介して空気流出口66に送り、空気流出口66
から貯蔵室2内に吹き出す。
また本実施例では、貯蔵室2内の生鮮食品に可視光を照
射すべく、貯蔵室2の上部には可視光灯76が配設され
ている。可視光灯76はタイマ81により所定時間点灯
する。可視光灯76が点灯すると、貯蔵室2内の生鮮食
品に可視光が照射され、可視光により生鮮食品の光合成
が促進される。
従って、光合成により酸素が放出されるので、貯蔵室2
内の酸素濃度が増加し、生鮮食品の呼吸作用の減少、抑
制、停止に有利であり、生鮮食品の=  21 − 鮮度を長時間維持するのに有利である。
貯蔵室2の上部には加湿器77が配設されている。加湿
器77は貯蔵室2内の湿度が所定値以下のとぎに、貯蔵
室2内を加湿するためのものである。加湿器77の貯水
部は給水のため箱体1から脱着自在とすることができる
。貯蔵室2の上部に加湿器77を配設した主たる理由は
、貯蔵室2内の湿度のばらつきを低減すべく、加湿器2
がら供給された蒸気を貯蔵室2内で落下させるためであ
る。
貯蔵室2の上部には攪拌装置としてのファン78が上部
間口19に対向して配設されている。そのため、ファン
78が駆動すると、隔壁18と背面壁17との間である
空間部22の気体がファン78で吸引され、上部間口1
9に向かい、更に上部開口19から矢印W方向の気流の
流れが生じる。
そのため貯蔵室2内のガス濃度、温度、湿度の均一性を
確保できる。したがって、サーモスタット71、酸素セ
ンサ75、温度センサ72、二酸化炭素センサ73、エ
チレンセンサ74を貯蔵室2内で取付ける位置の選択の
自由度を確保するに有利である。ここで、可視光灯76
、加湿器77、ファン78は制御装置70に接続されて
いる。
貯蔵室2内には庫内灯79が配設されている。
庫内灯79は扉が開放すると、扉スィッチ80の作動で
点灯する。
ところで、窒素富化ガス流出口60から貯蔵室2に供給
される窒素富化ガスは、庫外の空気の窒素を濃縮したも
のである。又、空気流出口66から貯蔵室2に供給され
る空気は庫外の空気である。
そのため、貯蔵室2内に吹き出される窒素富化ガス、空
気は、低温に保持されている貯蔵室2内よりも温度が高
い。そのため、貯蔵室2に供給される窒素富化ガスや空
気を、能率よく効果的に冷却する必要がある。この点本
実施例では、配管59の先端である窒素富化ガス流出口
60、配管65の先端である空気流出口66は、蒸発器
23と下部開口20との間に位置しているので、窒素富
化ガス流出口60、空気流出口66から貯蔵室2の空間
部22内に流出した温度の高い窒素富化ガスや空気の大
部分は、ファン78の攪拌駆動により上向きに吸引され
、蒸発器23で効果的に吸熱され、上部開口19からそ
のまま気流の流れに乗り下方に降り、貯蔵室2内を循環
する。したがって窒素富化ガス流出口60、空気流出口
66から貯蔵室2の空間部22内に流出した温度の高い
窒素富化ガスや空気を、能率よくかつ効果的に冷却する
ことができる。
貯蔵室2の底部には調圧装置83が配設されている。調
圧装置83は、貯蔵室2と庫外とを連通する吐出孔84
と、吐出孔84と連通する容器85と、容器85内に挿
入された管86とで形成されている。そして、容器85
内に水を貯溜して使用する。ここで、貯蔵室2内の圧力
が所定値に達していないときには、容器85内の水の水
面が管86の下端部よりも上方に位置しているので、貯
蔵室2内の気体が庫外に漏れることを未然に防止するこ
とができ、かつ、庫外の外気が吐出孔84から貯蔵室2
内に侵入することを未然に防止することができる。一方
、窒素富化ガス供給装置30の作動に伴い、窒素富化ガ
ス流出口60から貯蔵室2内に窒素富化ガスが供給され
たり、空気流出口66から空気が供給されたりして貯蔵
室2内の圧力が高くなると、容器85内の水の水面に作
用している圧力により水面が管86の下端よりも下がり
、そのため、管86と吐出孔84とが連通ずる。したが
って、貯蔵室2内の気体は、管86、吐出孔84を介し
て庫外に自然排出される。なお、安全性を確実にすべく
、箱体1には安全弁87が配設されている。安全弁87
は、調圧装置83が万一作動しなくて貯蔵室2の圧力が
過剰になったときに作動して貯蔵室2内の過剰の気体を
庫外に排出するものである。
箱体1には、貯蔵室2内と連通する入口88と出口89
とをもつバイパス路90が配設されている。バイパス路
90の中間部には取付部91が厘−Amに位置して設け
られ、取付部91にエチレン除去部材92がm装填され
ている。エチレン除去部材92は過マンガン酸カリウム
等の化学吸着剤または活性炭等の物理吸着剤からなる。
また、バイパス路90には、取付部91よりも入口88
側にポンプ93が配設されている。ポンプ93はポンプ
用モータ94で駆動される。ポンプ用モータ94は制御
装置70に接続されている。こ   ゛こで、ポンプ用
モータ94が駆動すると、ポンプ93が駆動し、貯蔵室
2内の気体が入口88からバイパス路90に吸引され、
エチレン除去部材92の中を流入し、これにより窒素富
化ガスに含まれているエチレン成分が除去される。エチ
レン成分が除去された窒素富化ガスは出口89から貯蔵
室2に戻る。
さて、第4図は制御装置70を構成するCPUのメイン
ルーチンを示すフローチャートである。
第4図に示すようにステップS1で、電源投入等により
初期状態を設定する。次にステップS2で1ルーチンの
長さを一定にするための内部タイマをスタートさせ、ス
テップS3で各種センサからの入力信号を入力し、ステ
ップS4で湿度処理サブルーチン、ステップS5で窒素
供給処理サブルーチン、ステップS6で湿度処理サブル
ーチン、ステップS7でエチレン処理サブルーチン、ス
テップS8でその他のサブルーチンを順次実行し、ステ
ップS9で1IiIJIII信号を出力し、ステップS
10で内部タイマの終了を待ってステップS2に戻る。
第5図は湿度処理リブルーチンを示すフローチャートで
ある。第5図に示すように、ステップ5400で貯蔵室
2内の温度が第1基準温度(例えば5℃)であるか否か
判定し、第1基準温度以上ならばステップ5402で冷
却装置21のコンプレッサ24用のモータ27をオンと
して、メインルーチンにリターンする。ステップ840
0で判定した結果、貯蔵室2内の温度が第1基準温度(
例えば5℃)以下ならば、ステップ8404に進み、ス
テップ5404で第2基準渇度(例えば2℃)であるか
判定し、第2基準湿度以下であれば、ステップ8406
で冷却装置21のコンプレッサ24用のモータ27をオ
フとする。貯蔵室2内の温度が第2基準温度(例えば2
℃)を越えておれば、前の状態を続ける。このようなフ
ローチヤードの結果、貯蔵室2内の湿度は第1基準温度
と第2基準湿度との間に維持される。
第6図は窒素処理サブルーチンを示すフローチャートで
ある。このフローチャートで使用するフラグAは、第1
分離タンク31と第2分離タンク32の切換用フラグで
あり、タイマN1は第1分離タンク31の作動時間を規
定するものであり、タイマN2は第2分離タンク32の
作動時間を規定するものである。即ち、フラグAは、第
1分離タンク31で窒素濃縮工程が行なわれ、かつ第2
分離タンク32で再生工程が行なわれるときにII O
IIとなり、第2分離タンク32で窒素濃縮工程が行な
われ、かつ第1分離タンク31で再生工程が行なわれる
ときに1″となるフラグである。
第6図に示すように、ステップ5500では貯蔵室2内
の酸素が第1基準値(例えば10%)以上であるかを判
定する。そして、貯蔵室2内の酸素が基準値(例えば1
0%)以上であれば、窒素富化ガス供給装置30を作動
させるべく次のステップ5502でモータ35をオンに
し、コンプレツサ34をオンにする。次に、ステップ$
504でフラグAが1111+か否か判定する。フラグ
Aが“OIIであれば、第1分離タンク31で濃縮工程
を行なうべく、弁43を開放し、弁44.67を閉じる
。そして、ステップ8508でタイマN1を1インクリ
メントし、ステップ5510でタイマN1がタイムオー
バーか否かを判定し、タイムオーバーであれば、ステッ
プ5512でフラグAを″“0″にし、メインルーチン
にリターンす?)Qステップ8510での判定の結果、
タイムオーバーでな(ブれば、そのまま第1分離タンク
31で濃縮工程を続けるのでメインルーチンにリター・
ンする。ステップ5504での判定の結果、フラグAが
゛1″であれば、ステップ5532に進み、第2分離タ
ンク32で濃縮工程を行なうべく、弁44を開き、弁4
3を閉じる。そして、ステップ5534でタイマN2を
1インクリメントし、ステップ5536でタイマN2が
タイムオーバーか否かを判定し、タイムオーバーであれ
ば、ステップ5538でフラグAを゛1″にし、メイン
ルーチンにリターンする。ステップ3510での判定の
結果、タイムオーバーでなければ、第2分離タンク32
で濃縮工程を続けるので、そのままメインルーチンにリ
ターンする。
ステップ8500で判定した結果、酸素が第1星準値(
例えば10%)未満であれば、ステップ5520に進み
、ステップ5520で酸素が第2基準値(例えば1%)
未満であるか否かを判定し、酸素が第2基準値未満であ
れば、貯蔵室2内が酸素不足のため、ステップ5522
に進み、弁67を開くと共にモータ35をオンしてコン
プレッサ34を駆動し、空気流出口66から貯蔵室2内
に空気を吹ぎだす。
ステップ8520で判定した結果、酸素が第2基準値以
上であれば、酸素濃度は適切であるので、ステップ$5
24に進み、貯蔵室2内の気体の二酸化炭素濃度を判定
し、貯蔵室2内の二酸化炭素濃度が二酸化炭素基準値〈
例えば3%)以下であれば、二酸化炭素を貯蔵室2内か
ら押し出すべく、ステップ8502に進み、モータ35
、コンプレッサー34をオンにし、それから後は前述し
たようにステップS 504、ステップ8506に進む
ステップ5524で判定した結果、貯蔵室2内の二酸化
炭素濃度が二酸化炭素基準値未満であれば、酸素濃度も
適切であり二酸化炭素濃度も少ないので、ステップ55
26でモータ35をオフし、コンプレッサ34をオフし
メインルーチンにリターンする。
このようなフローチャートの結果、タイマN1、タイマ
N2を例えば3分間にセットしておけば、3分間毎に、
第1分離タンク31と第2分離タンク32とは交互に切
替えられ、窒素濃縮工程が交互に行なわれる。第1分離
タンク31と第2分離タンク32との一方で窒素濃縮工
程が行なわれていた場合には、前述したように、他方で
再生工程が行なわれているものである。従って窒素富化
ガス供給表置30は連続運転が可能となる。
第7図は湿度処理サブルーチンを示すフローチャートで
ある。第7図に示すように、ステップ5600で貯蔵室
2内の湿度が第1基準湿度(例えば70%)であるか否
かを判定し、第1基準湿度未満であれば、ステップ86
02で加湿器77をオンにし、そしてメインルーチンに
リターンする。
貯蔵室2内の湿度が第1基準湿度以上であれば、ステッ
プ5604に進み、ステップ5604で湿度が第2基準
湿度(例えば100%)と同じであるかを判定し、同じ
であれば、ステップ8606で加湿器77をオフとする
。ステップ5604で貯蔵室2内の湿度が第2基準湿度
と同じでないと判断したら、メインルーチンにリターン
する。このようなフローチャートの結果、貯蔵室2内の
湿度は、第1基準湿度と第2基準湿度との間に維持され
る。
第8図はエチレン処理サブルーチンを示すフローチャー
トである。第8図に示すように、ステップ$700で貯
蔵室2内のエチレンの有無を判定する。エチレンが検出
された場合には、ステップ5702でモータ94をオン
とする。そして、モータ94を所定時間駆動する。ステ
ップ5700でエチレンが検出されない場合には、ステ
ップS704に進み、モータ94をオフとする。このよ
うなフローチャートの結果、貯蔵室2内のエチレンを除
去できる。
(実施例の効果) 本実施例では、特公昭60−12004号公報にかかる
装置とは異なり、非燃焼方式でない床面設置タイプの生
鮮食品貯蔵庫を提供することができる。そのため、CO
ガス、火災の発生の問題がなく、安全確保に有利である
ところで、貯蔵室2内に貯蔵されている野菜、果実など
の生鮮食品の呼吸により、貯蔵室2内の二酸化炭素濃度
が多くなりすぎたときには、貯蔵室2内に貯蔵されてい
る生鮮食品に二酸化炭素障害、例えば褐変が生じるおそ
れがある。この点、本実施例では、貯蔵室2内の二酸化
炭素濃度が所定濃度を越えたときには、前述したように
窒素富化ガス供給装置30が作動し、窒素富化ガス流出
口60から窒素富化ガスが空間部22内に吹出される。
そのため貯蔵室2内は窒素富化状態となり、また、貯蔵
室2内の圧力が高くなる。その結果、調圧装置83の作
用により、管86と吐出口84とが連通し、貯蔵室2内
の二酸化炭素濃度の烏い気体は、吐出孔84から外気に
押出される。そのため貯蔵室2内に貯蔵されている生鮮
食品に二酸化炭素障害が生じることを抑え得る。
本実施例では、酸素センサ75の検出信号に応じて、貯
蔵室2内が酸素過剰のときには、窒素富化ガス供給装置
30が作動して窒素富化ガス流出口60から窒素富化ガ
スを供給したり、貯蔵室2内が酸素不足のときには、配
管65の先端である空気流出口66から貯蔵室2内に空
気を供給することにしているので、貯蔵室2の酸素量を
第1基準酸素量と第2基準酸素量との間に、例えば1〜
10%に維持することができ、野菜等の生鮮食品の呼吸
を抑制し、生鮮食品の鮮度維持、腐敗防止に有利である
又本実施例では、ファン78により貯蔵室2内の気体を
攪拌できるので、貯蔵室2内の温度、湿度、ガス組成等
の雰囲気の均一化に有利であり、そのため生鮮食品の鮮
度を維持に有利である。又、雰囲気の均一化を図り得る
ため、サーモスタット71、湿度センサ72、エチレン
センサ74、二酸化炭素センサ73等の各種センサの取
付は場所の選択の自由度の確保に有利である。
又本実施例では、前述したように、上部開口19、下部
開口20をもつ隔壁18が貯蔵室2内に設けられ、隔壁
18と貯蔵室2の背面壁17との間の空間部22に冷却
装置21の蒸発器23が設けられ、隔壁18の上部開口
19にファン78が設けられている。そのため、窒素富
化ガス流出口60から流出した貯蔵室2内よりも高温の
窒素富化ガスを、又、空気流出口66から貯蔵室2内の
流出した高温の、空気を蒸発器23で効率良く冷却する
ことができる。したがって貯蔵室2内の温度を低温に維
持するのに有利である。
又低温度に保たれる貯蔵室2内は乾燥しやすいものであ
る。この点、本実施例では、貯蔵室2内の湿度を第1基
準湿度と第2基準湿度との間に(例えば70〜100%
)に保つことができるので、野菜、果実等の蒸散作用を
抑制でき、また、野菜、果実等の乾燥を抑制でき、従っ
て、野菜、果実等の鮮度維持に有利である。
又、果実、野菜等を貯蔵しておく場合には、果実、野菜
からエチレンが発生するものである。エチレンは成熟ホ
ルモンとして果実、野菜等の成熟作用を促し貯蔵期間が
長くなると果実、野菜等を過熟させることとなる。この
点、本実施例では、貯蔵室2内のエチレンを強制的に減
少または無くし得るので、野菜、果実の成熟を抑え、野
菜、果実の鮮度を維持するに有利である。
また、本実施例では、可視光灯76の照射により、野菜
等の光合成を促進できる。従って、貯蔵室2内の酸素が
減少した場合であっても、光合成により、酸素が貯蔵室
2内に放出されるので、減少した酸素量を補い得、野菜
、果実等の呼吸度を調整するに有利である。
(他の実施例) 本実施例では、吐出孔84は貯蔵室2内の気体を庫外へ
排出するものであるが、これに限らず、貯蔵室2内の気
体を庫外へ排出する機能の他に、=  36 − 貯蔵室2内の底部に溜った水滴を庫外に排出するドレイ
ン孔を兼用することにしてもよい。窒素バッファタンク
33は箱体1内のデッドスペースを利用すべく、必要に
応じて横長状に配設してもよいことは勿論である。また
、流入口41、流出口42は箱体1の底部下面に設けら
れているが、これに限らず、箱体1の側面、上部に設け
てもよいことは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の生鮮食品貯蔵庫によれば、
特公昭60−12004号公報にかかる装置とは異なり
、非燃焼方式でない床面設置タイプの生鮮食品貯蔵庫を
提供することができる。そのため、COガス、火災の発
生の問題を回避でき、安全確保に有利である。
又本発明の生鮮食品貯蔵庫によれば、貯蔵室内の二酸化
炭素濃度が所定濃度を越えたとき、または越えるおそれ
があるとぎには、窒素供給装置が作動し、窒素ガスまた
は窒素を含む気体が貯蔵室内に吹出される。その結果、
貯蔵室内の二酸化炭素濃度の高い気体は、吐出孔から外
気に押出される。そのため貯蔵室内に貯蔵されている生
鮮食品に二酸化炭素障害が生じることを抑え得る。
又本発明の生鮮食品貯蔵庫では、第1開口、第2開口を
もつ隔壁が貯蔵室内に設けられ、隔壁と貯蔵室を区画す
る壁との間の空間部に冷却装置の蒸発器が設けられ、隔
壁の第1開口に攪拌装置が設けられている場合には、窒
素富化ガス供給装置の窒素富化ガス流出口から流出した
窒素富化ガスを蒸発器で効率良く冷却することができる
。したがって貯蔵室内の温度を低温に維持するのに有利
である。
【図面の簡単な説明】
本発明の一実施例を第1図〜第8図は本発明の一実施例
を示し、第1図は生鮮食品貯蔵庫の内部構造を模式的に
示した構成図、第2図は閉ドア状態の生鮮食品貯蔵庫の
斜視図、第3図は開ドア状態の生鮮食品貯蔵庫の斜視図
、第4図は制御装置のCPUの行なうメインルーチンを
示すフローチャート、第5図は温度処理サブルーチンを
示すツローチャート、第6図は窒素供給処理を示すフロ
ーチャート、第7図は湿度処理サブルーチンを示すフロ
ーチャート、第8図はエチレン処理サブルーチンを示す
フローチャートである。 図中、1は箱体、2は貯蔵室、18は隔壁、19は上部
開口、20は下部開口、21は冷却装置、30は窒素富
化ガス供給装置(窒素供給装置)、31は第1分離タン
ク、32は第2分離タンク、34はコンプレッサ、36
は真空ポンプ、60は窒素富化ガス流出口(窒素流出口
)、66は空気流出口、70は制御装置、71はサーモ
スタット(温度検出手段)、72は湿間センサ(湿度検
出手段)、73は二酸化炭素センサ(二酸化炭素検出手
段)、74はエチレンセンサ(エチレン検出手段)、7
5は酸素センサ(酸素検出手段)、76は可視光灯、7
7は加湿器、78はファン(攪拌装置)をそれぞれ示す
。 特許出願人 アイシン精機株式会社

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生鮮食品を貯蔵する貯蔵室をもつ箱体と、前記貯
    蔵室と外気とを連通する吐出孔と、 前記箱体に配設され前記貯蔵室内に窒素ガスまたは窒素
    を含む気体を供給する窒素供給装置と、前記貯蔵室内の
    二酸化炭素濃度の変動に応じて前記窒素供給装置を作動
    して窒素ガスまたは窒素を含む気体を前記貯蔵室内に供
    給して前記貯蔵室内の気体を前記吐出孔から前記貯蔵室
    外に押出し、前記貯蔵室内の二酸化炭素濃度を所定値以
    下に維持する制御装置とからなることを特徴とする生鮮
    食品貯蔵庫。
  2. (2)前記箱体は、前記貯蔵室内の二酸化炭素濃度を検
    出する二酸化炭素検出手段および前記貯蔵室内の酸素濃
    度を検出する酸素検出手段の少なくとも一方をもち、前
    記制御装置は、前記二酸化炭素検出手段および前記酸素
    検出手段の少なくとも一方の検出信号に応じて前記窒素
    供給装置を作動させる特許請求の範囲第1項記載の生鮮
    食品貯蔵庫。
  3. (3)前記箱体は、前記貯蔵室内の気体の温度を検出す
    る温度検出手段と、前記貯蔵室内を冷却する冷却装置と
    をもち、前記窒素供給装置は、窒素富化ガスを供給する
    窒素富化ガス供給装置であり、前記制御装置は、前記温
    度検出手段の検出度に応じて前記冷却装置を制御する特
    許請求の範囲第1項記載の生鮮食品貯蔵庫。
  4. (4)前記箱体は、縦長状であり、前記吐出孔に設けら
    れ前記貯蔵室内の気体の圧力をほぼ一定に保持する調圧
    装置と、前記貯蔵室内を攪拌する攪拌装置とをもち、 前記貯蔵室は、前記箱体の前面部に縦長状に設けられ、
    前記貯蔵室を区画する壁と空間部を存して前記貯蔵室内
    に隔壁をもち、前記隔壁は第1開口と第2開口とをもち
    、 前記窒素供給装置は、前記貯蔵室を区画する壁と前記箱
    体の外壁との間に配設されており、前記冷却装置の蒸発
    器が前記第1開口と前記第2開口との間に位置して前記
    空間部内に配設され、前記蒸発器と前記第2開口との間
    に前記窒素供給装置の窒素流出口が設けられ、前記撹拌
    装置は第1開口付近に配設されている特許請求の範囲第
    1項記載の生鮮食品貯蔵庫。
JP62333067A 1987-12-28 1987-12-28 生鮮食品貯蔵庫 Pending JPH01174365A (ja)

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JP62333067A JPH01174365A (ja) 1987-12-28 1987-12-28 生鮮食品貯蔵庫
US07/291,144 US4961322A (en) 1987-12-28 1988-12-28 Fresh food storing device

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5308382A (en) * 1993-04-16 1994-05-03 Praxair Technology, Inc. Container inerting

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