JP2003287360A - 貯蔵庫 - Google Patents

貯蔵庫

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JP2003287360A
JP2003287360A JP2002087539A JP2002087539A JP2003287360A JP 2003287360 A JP2003287360 A JP 2003287360A JP 2002087539 A JP2002087539 A JP 2002087539A JP 2002087539 A JP2002087539 A JP 2002087539A JP 2003287360 A JP2003287360 A JP 2003287360A
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air
nitrogen
oxygen
freezing
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JP2002087539A
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Hironobu Okada
大信 岡田
Takao Hattori
隆雄 服部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品の鮮度保存性を高めることができる貯蔵
庫を提供すること。 【解決手段】 機械室33内にはエアポンプ50および
窒素セパレータ60とが固定されており、エアポンプ5
0は冷凍室31の内気を窒素セパレータ60に供給し、
窒素セパレータ60はエアポンプ50からの空気を酸素
および窒素に分離し、窒素を冷凍ケース33内に注入す
る。この構成の場合、冷凍ケース33内の食品が酸素と
遮断されるので、食品の油脂分等の酸化が抑制され、食
品の鮮度保存性が高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食品貯蔵用の収納室
を備えた貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば冷蔵庫においては、環境への配慮
や経済性に対する関心の高まりを背景に食品保存性およ
び省エネルギー性が重視される傾向にある。一般に冷蔵
庫で食品を保存していて、保存期間の経過等によって無
駄に捨てられることが多く見受けられる。そこで、食品
廃棄による無駄を省くことで、食の省エネルギー化を実
現すると共に、一方、いつでも新鮮な食材を得るために
食品を保存する際に素材の持ち味や栄養分や鮮度を長期
間に渡って保つ機能が求められている。
【0003】食品の劣化要因には乾燥、酸化等がある。
乾燥については温度変動が小さく、湿度が高い条件下で
の保存が有効であり、ダブル冷却やトリプル冷却等、各
種の温度帯、収納食品の種類によって仕切られた部屋毎
に専用の冷却器を設けることで具体化している。また、
野菜に関しては青果物の老化ホルモンであるエチレンガ
スの除去によって鮮度保持性の向上が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】空気中には約20%の
酸素が存在し、魚や肉の油脂分の酸化をはじめとする食
品劣化の要因の一つになっている。一般家庭では食品を
チャック付きの袋に投入して真空パックしたり、タッパ
ー等に投入して減圧する等、酸素との接触を遮断する簡
易的な方法が用いられている。また、お菓子等の包装で
は食品と一緒に酸素を吸着する吸着剤を封入することで
劣化を防いでいる。この場合は開閉のない密閉空間であ
るために効果的であるが、冷蔵庫での開放状態での使用
では吸着剤が飽和してしまう。本発明は上記事情に鑑み
てなされたものであり、食品の鮮度保存性を高めること
ができる貯蔵庫を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る貯蔵庫
は、空気を酸素および窒素に分離する分離手段と、前記
分離手段に空気を供給する給気手段と、前記分離手段が
分離する窒素が供給される食品貯蔵用の収納室とを備え
たところに特徴を有する。貯蔵庫とは食品保存用の収納
室を有するものを総称する用語であり、貯蔵庫の具体例
には冷蔵庫,冷凍冷蔵庫,冷凍庫等が有る。収納室とは
冷蔵温度帯域または冷凍温度帯域で食品を保存する部屋
のみならず、常温帯域または高温帯域で食品を保存する
部屋をも含んだ用語であり、収納室の具体例には冷蔵室
や野菜室や製氷室や冷凍室や仕様切換室、各室内に収納
される食品収納用のケース等が有る。これら低温貯蔵庫
の冷却方式は特定の方式に限定されるものではなく、例
えば直接冷却方式あるいはファンによる間接冷却方式
等、どのような冷却方式を採用しても良い。
【0006】分離手段とは100%純粋な窒素を分離で
きるものである必要はなく、「Xin%(供給ガスの窒素
含有率)<Xout %(排出ガスの窒素含有率)」となる
ように窒素を分離できるものであれば良い。即ち、窒素
とは100%純粋な窒素のみならず、N2 リッチガス
(窒素富化空気)を含む用語であり、例えば分離手段か
ら窒素が供給される収納室とは別の食品収納用の収納室
が存在するときには両収納室内が異なる酸素濃度にな
る。
【0007】分離手段を構成するには酸素透過膜を使用
することが好ましい。この酸素透過膜は、ポリイミド系
膜やポリオレフィン系膜等、空気中の窒素より酸素を透
過し易い膜を称するものであり、具体的には酸素透過膜
を中空糸状に形成し、複数の中空糸膜を束ねてモジュー
ル化することが好ましい。この分離手段は酸素透過膜方
式に限定されるものではなく、例えばゼオライトや活性
炭等、酸素と窒素の吸着特性の差を利用したPSA方式
の分離手段を用いても良い。このように空気を酸素と窒
素とに分離する場合、酸素は貯蔵庫の外部(機外と称す
る)に放出したり、あるいは、分離窒素の供給室とは別
の食品収納室に放出したり、あるいは、別の形態に変え
てリサイクルすると良い。
【0008】給気手段としてはモータを駆動源とするエ
アポンプを用いることが好ましく、エアポンプは一定速
度でオンオフ運転する他、速度制御を行っても良い。こ
のエアポンプが分離手段に供給する空気は貯蔵庫の外部
から取入れても良く、あるいは、収納室内から取入れて
も良い。
【0009】<請求項1に係る貯蔵庫が奏する作用・効
果について>収納室内に窒素が注入され、収納室内の食
品が酸素と遮断される。このため、野菜の呼吸作用の抑
制,微生物の活性の抑制,酵素の活性の抑制,油脂等の
酸化の抑制が効果的に行われるので、食品の鮮度保存性
が高まる。
【0010】請求項2に係る貯蔵庫は、収納室を開閉可
能に密閉する密閉手段を備えたところに特徴を有する。 <請求項2に係る貯蔵庫が奏する作用・効果について>
収納室内の酸素濃度が高くなることが防止されるので、
食品の鮮度保存性が低下することが防止される。しか
も、給気手段の運転効率を高めることに基づいて分離手
段に多量の空気を供給する必要がなくなるので、給気手
段の運転効率が低く抑えられる。
【0011】請求項3に係る貯蔵庫は、給気手段は収納
室内から空気を吸引して分離手段に供給するところに特
徴を有する。 <請求項3に係る貯蔵庫が奏する作用・効果について>
収納室内から内気が吸引されて分離手段に供給され、分
離手段から収納室内に窒素だけが戻される。このため、
機外から外気を吸引して分離手段に供給する必要がなく
なるので、冷気の生成効率が向上する。また、収納室を
密閉するときには収納室内が減圧され、低酸素状態に保
持されるので、食品の鮮度保存性が一層高まる。
【0012】請求項4に係る貯蔵庫は、分離手段が分離
する酸素を材料にオゾンを生成するオゾン生成手段を備
えたところに特徴を有する。このオゾン生成手段の配置
は、収納室内および冷気ダクト内等、分離手段からの酸
素が流通する風路上であればどこでも良いが、酸素の効
率供給の面では分離手段の酸素放出口の近傍であること
が好ましい。 <請求項4に係る貯蔵庫が奏する作用・効果について>
分離手段が分離する酸素を材料にオゾンが効率的に生成
されるので、分離手段が分離する酸素を有効利用して脱
臭,抗菌,防かび等を行うことができる。
【0013】請求項5に係る貯蔵庫は、分離手段に供給
する空気から異物を除去する除去手段を備えたところに
特徴を有する。この除去手段の配置は分離手段の入口に
限定されるものではなく、分離手段に空気を供給する給
気手段の入口または出口等であっても良い。 <請求項5に係る貯蔵庫が奏する作用・効果について>
分離手段にゴミや埃等の固形物が侵入することが防止さ
れるので、分離手段の固形物による封鎖や破損等が防止
される。
【0014】請求項6に係る貯蔵庫は、分離手段に供給
する空気から水分を吸着する吸湿手段を備えたところに
特徴を有する。この吸湿手段の配置は分離手段の入口に
限定されるものではなく、分離手段に空気を供給する給
気手段の入口または出口等であっても良い。 <請求項6に係る貯蔵庫が奏する作用・効果について>
分離手段内に湿気が侵入し難くなるので、分離手段の酸
素および窒素の分離性能が湿気の影響で低下することが
防止される。
【0015】請求項7に係る貯蔵庫は、収納室内の酸素
濃度または窒素濃度を検出する検出手段を備えたところ
に特徴を有する。この場合、検出手段の検出結果に基づ
いて給気手段の運転内容を制御する制御手段を設け、収
納室内の酸素濃度を所定範囲内または所定値に保持する
と良い。 <請求項7に係る貯蔵庫が奏する作用・効果について>
収納室内の酸素濃度または窒素濃度の実測値に基づいて
給気手段の運手内容を制御し、収納室内の酸素濃度を食
品の鮮度保存に適した値に保持することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
〜図4に基づいて説明する。 <冷凍サイクルについて>図4のコンプレッサ1は中圧
加圧用の第1段圧縮室および高圧加圧用の第2段圧縮室
(いずれも図示せず)を内蔵する2ステージ形のもので
ある。このコンプレッサ1には高圧側吐出口2と中間圧
側吸込口3と低圧側吸込口4とが設けられており、低圧
側吸込口4から吸込まれる冷媒は第1段圧縮室内で中間
圧に加圧され、中間圧側吸込口3から吸込まれる冷媒と
合流して混合される。この混合冷媒は高圧加圧用の第2
段圧縮室内で高圧に加圧され、高圧側吐出口2から吐出
される。
【0017】コンプレッサ1の高圧側吐出口2には凝縮
器5が接続されている。この凝縮器5の出口には冷蔵用
キャピラリチューブ6が接続されており、冷蔵用キャピ
ラリチューブ6の出口には電子弁7を介して冷蔵用冷却
器8が接続されている。この電子弁7はモータを駆動源
とする流量調節機構を内蔵するものであり、流量調節機
構はモータの回動量に応じて電子弁7の開度を変化さ
せ、冷蔵用キャピラリチューブ6から冷蔵用冷却器8へ
の冷媒流量を調節する。
【0018】冷蔵用冷却器8の出口には気液分離器9が
接続されている。この気液分離器9は2つの出口を有す
るものであり、気液分離器9の一方の出口は冷蔵用サク
ションパイプ10を介してコンプレッサ1の中間圧側吸
込口3に接続され、気液分離器9の他方の出口には冷凍
用キャピラリチューブ11が接続されている。この冷凍
用キャピラリチューブ11の出口には冷凍用冷却器12
が接続されており、冷凍用冷却器12の出口はアキュー
ムレータ13および冷凍用サクションパイプ14を介し
てコンプレッサ1の低圧側吸込口4に接続されている。
【0019】コンプレッサ1の高圧側吐出口2から吐出
された高圧ガス冷媒は凝縮器5内で凝縮し、2相冷媒に
なる。この冷媒は炭化水素系冷媒(具体的にはR600
a)からなるものであり、凝縮器5からの高圧2相冷媒
は冷蔵用キャピラリチューブ6で減圧されることに基づ
いて中間圧の2相冷媒になる。そして、冷蔵用冷却器8
内に流入し、冷蔵用冷却器8内で一部が蒸発する。この
冷媒は2相状態で気液分離器9内に流入し、液冷媒およ
びガス冷媒に分離される。このうちガス冷媒は冷蔵用サ
クションパイプ10を通って中間圧側吸込口3内に吸込
まれる。液冷媒は冷凍用キャピラリチューブ11で減圧
され、低圧の2相冷媒となって冷凍用冷却器12内に流
入し、冷凍用サクションパイプ14を通ってコンプレッ
サ1の低圧側吸込口4内に吸込まれる。
【0020】コンプレッサ1の低圧側吸込口4内に吸込
まれた低圧冷媒は第1段圧縮室内で中間圧に加圧され、
中間圧側吸込口3内に吸込まれた冷媒と合流・混合す
る。そして、第2段圧縮室内で高圧に加圧され、高圧側
吐出口2から吐出される。この冷凍サイクルによれば、
冷蔵用冷却器8と冷凍用冷却器12とを異なる温度で連
続して冷却できるので、冷蔵用冷却器8の温度を必要以
上に下げる必要がない。このため、サイクルの熱効率を
高めることができ、しかも、冷蔵用冷却器8での着霜量
を減らして冷蔵室内を高湿度に保つことができる。
【0021】<食品貯蔵室のレイアウトについて>冷蔵
庫本体21は、図3に示すように、前面が開口する縦長
な矩形箱状をなすものであり、冷蔵庫本体21内には水
平な仕切壁22が固定されている。この仕切壁22は冷
蔵庫本体21内を熱的に隔絶された2つの温度ゾーンに
区画する断熱材を主体に構成されたものであり、仕切壁
22の上方には冷蔵ゾーンが形成され、仕切壁22の下
方には冷凍ゾーンが形成されている。
【0022】冷蔵庫本体21内には冷蔵室23および野
菜室24が形成されている。これら冷蔵室23および野
菜室24は仕切壁22の上方の冷蔵ゾーン内に配置され
たものであり、冷蔵室23の前端部には扉25が装着さ
れている。この扉25は冷蔵庫本体21に左端部の垂直
な軸(図示せず)を中心に回動可能に装着されたもので
あり、冷蔵室23の前面は扉25の回動操作に基づいて
開閉される。
【0023】野菜室24の前端部には扉26が装着され
ている。この扉26は冷蔵庫本体21に前後方向へスラ
イド可能に支持されたものであり、野菜室24の前面は
扉26が後方へ押込まれた閉鎖状態にスライド操作され
ることに基づいて閉鎖され、扉26が前方へ引出された
開放状態にスライド操作されることに基づいて開放され
る。また、扉26には野菜収納用の野菜ケース27が着
脱可能に保持されている。この野菜ケース27は上面が
開口する矩形箱状をなすものであり、扉26が開放状態
にスライド操作されることに基づいて野菜室24内から
前方へ引出され、扉26が閉鎖状態にスライド操作され
ることに基づいて野菜室24内に収納される。
【0024】冷蔵庫本体21内には製氷室28が形成さ
れている。この製氷室28は仕切壁22の下方の冷凍ゾ
ーン内に配置されたものであり、製氷室28の前端部に
は扉29が装着されている。この扉29は冷蔵庫本体2
1に前後方向へスライド可能に支持されたものであり、
製氷室28の前面は扉29が後方へ押込まれた閉鎖状態
にスライド操作されることに基づいて閉鎖され、扉29
が前方へ引出された開放状態にスライド操作されること
に基づいて開放される。また、扉29には貯氷用の貯氷
ケース30が着脱可能に保持されている。この貯氷ケー
ス30は上面が開口する矩形箱状をなすものであり、扉
29が開放状態にスライド操作されることに基づいて製
氷室28内から前方へ引出され、扉29が閉鎖状態にス
ライド操作されることに基づいて製氷室28内に収納さ
れる。
【0025】冷蔵庫本体21内には製氷室28の下方に
位置して冷凍室31が形成されている。この冷凍室31
は仕切壁22の下方の冷凍ゾーン内に配置されたもので
あり、冷凍室31の前端部には扉32が装着されてい
る。この扉32は冷蔵庫本体21に前後方向へスライド
可能に支持されたものであり、冷凍室31の前面は扉3
2が後方へ押込まれた閉鎖状態にスライド操作されるこ
とに基づいて閉鎖され、扉32が前方へ引出された開放
状態にスライド操作されることに基づいて開放される。
また、扉32には冷凍食品収納用の冷凍ケース33が保
持されている。この冷凍ケース33は上面が開口する矩
形箱状をなすものであり、扉32が開放状態にスライド
操作されることに基づいて冷凍室31内から前方へ引出
され、扉32が閉鎖状態にスライド操作されることに基
づいて冷凍室32内に収納される。尚、冷凍ケース33
は収納室に相当するものである。
【0026】<冷凍サイクルのレイアウトについて>冷
蔵庫本体21には機械室33が形成されている。この機
械室33は冷蔵庫本体21の下端部のうち最後部に配置
されたものであり、機械室33内にはコンプレッサ1が
固定されている。また、冷蔵庫本体21内には冷凍用冷
却室34が形成されている。この冷凍用冷却室34は製
氷室28および冷凍室31の後部に配置されたものであ
り、冷凍用冷却室34内には上下方向中間部に位置して
冷凍用冷却器12が固定され、冷凍用冷却室34の前壁
には下端部および上端部に位置して孔状の吸込口35お
よび吐出口36が形成されている。
【0027】冷凍用冷却室34内には冷凍用冷却器12
の上方に位置して冷凍ファン37が装着されており、冷
凍ファン37の回転時には、図1に実線の矢印で示すよ
うに、冷凍ファン37が冷凍用冷却室34内の冷気を製
氷室28内に上方の吐出口36を通して送風する。この
冷気は貯氷ケース30の上面に沿って前方へ流れ、扉2
9に衝突することに基づいて下向きに流れを変える。こ
の下向きの冷気の一部は貯氷ケース30と冷凍ケース3
3との間の通路に沿って後方へ流れ、吸込口35を通し
て冷凍用冷却室34内に戻る。また、残りの冷気は冷凍
ケース33の下面に沿って後方へ流れ、吸込口35を通
して冷凍用冷却室34内に戻る。
【0028】冷凍用冷却室34内にはファンモータ38
が固定されており、冷凍ファン37はファンモータ38
の回転軸に連結されている。このファンモータ38はイ
ンバータ駆動装置(図示せず)に電気的に接続されたも
のであり、インバータ駆動装置はファンモータ38の回
転速度を制御し、製氷室28および冷凍室31に対する
冷気供給量を制御することに基づいて製氷室28および
冷凍室31の庫内温度を冷凍温度帯域の範囲内で調節す
る。
【0029】冷蔵庫本体21内には、図3に示すよう
に、冷蔵用冷却室39が形成されている。この冷蔵用冷
却室39は野菜室24の後部に配置されたものであり、
冷蔵用冷却室39の前壁には野菜室24内に通じる孔状
の吸込口(図示せず)が形成されている。また、冷蔵用
冷却室39の上端部には上方へ延びる冷気ダクト40が
接続されている。この冷気ダクト40は冷蔵室23の後
部に配置されたものであり、冷気ダクト40には冷蔵室
23内に通じる孔状をなす複数の吐出口41が形成され
ている。
【0030】冷蔵用冷却室39内には下端部に位置して
冷蔵用冷却器8が固定されている。この冷蔵用冷却器8
の上方には冷蔵ファン42が装着されており、冷蔵ファ
ン42の回転時には冷蔵ファン42が冷蔵用冷却室39
内の冷気を冷気ダクト40内に送風し、冷気ダクト40
の複数の吐出口41から冷蔵室23内に吐出する。この
冷気は冷蔵室23内から野菜室24内に流入し、冷蔵用
冷却室39の前壁の吸込口を通して冷蔵用冷却室39内
に戻る。
【0031】冷蔵用冷却室39内にはファンモータ43
が固定されており、冷蔵ファン42はファンモータ43
の回転軸に連結されている。このファンモータ43はイ
ンバータ駆動装置(図示せず)に電気的に接続されたも
のであり、インバータ駆動装置はファンモータ43の回
転速度を制御し、冷蔵室23および野菜室24に対する
冷気供給量を制御することに基づいて冷蔵室23および
野菜室24の庫内温度を冷蔵温度帯域の範囲内で調節す
る。
【0032】<鮮度保持装置について>鮮度保持装置は
冷蔵庫本体21内の空気を酸素富化空気および窒素富化
空気に分離し、窒素富化空気を特定の食品貯蔵庫内に供
給するものであり、特定の食品貯蔵庫内の食品と酸素と
を扉の閉鎖状態で実質的に遮断し、食品の鮮度を長期間
に渡って新鮮な状態に保つ。この鮮度保持装置は空気を
酸素富化空気および窒素富化空気に分離する窒素セパレ
ータと窒素セパレータに空気を供給するエアポンプとを
冷蔵庫本体21内に収納することから構成されたもので
あり、以下、窒素セパレータおよびエアポンプの具体構
成について説明する。
【0033】エアポンプ50について 機械室33内には、図1に示すように、給気手段に相当
するエアポンプ50が固定されている。このエアポンプ
50はポンプモータを内蔵するものであり、エアポンプ
50の吐出口には空気通路に相当するエアチューブ51
が接続されている。
【0034】エアポンプ50の吸込口には空気通路に相
当するエアパイプ52が接続されている。このエアパイ
プ52の前端部は冷凍ケース33の下方の冷気通路内に
配置されており、エアポンプ50の駆動時には製氷室2
8および冷凍室31の内気がエアパイプ52を通してエ
アポンプ50内に吸引され、エアチューブ51を通して
吐出される。このエアパイプ52の前端部には除去手段
に相当するフィルタ53が着脱可能に装着されており、
フィルタ53はゴミや埃等の異物を補足し且つ空気の通
過を許容する網目状をなしている。
【0035】窒素セパレータ60について 機械室33内には円筒状の圧力容器61が固定されてお
り、圧力容器61の後端部には、図2の(a)に示すよ
うに、上方へ突出するパイプ状の酸素出口62が形成さ
れている。また、圧力容器61の前後両端部には径大な
円環状のフランジ63が形成されている。これら両フラ
ンジ63には円板状のエンドプレート64が個別に固定
されており、前方のエンドプレート64には孔状の窒素
出口65が形成され、後方のエンドプレート64には孔
状の空気入口66が形成されている。この空気入口66
には、図1に示すように、エアーポンプ50のエアチュ
ーブ51が接続されており、エアポンプ50の駆動時に
は製氷室28および冷凍室31の内気がエアポンプ50
から空気入口66を通して圧力容器61内に注入され
る。尚、窒素セパレータ60は分離手段に相当するもの
である。
【0036】圧力容器61内には、図2の(a)に示す
ように、膜エレメント67が収納されている。この膜エ
レメント67は複数の中空糸膜68(図2のb参照)の
両端部を樹脂管板69により束ねたユニットタイプのも
のであり、圧力容器61内に注入された製氷室28およ
び冷凍室31の内気は複数の中空糸膜68内を長手方向
に流れる。これら各中空糸膜68は空気中の窒素より酸
素を透過し易いポリイミド樹脂からなるものであり、内
気中の酸素は中空糸膜68を透過して酸素出口62から
放出され、内気中の窒素は中空糸膜68を透過すること
なく窒素出口65から放出される。
【0037】圧力容器61の酸素出口62には、図1に
示すように、酸素通路に相当する酸素パイプ70が接続
されている。この酸素パイプ70の出口は冷凍用冷却室
34内の下端部に挿入されており、酸素出口62からの
酸素富化空気は酸素パイプ70を通して冷凍用冷却室3
4内に放出される。そして、冷凍ファン37の送風作用
で製氷室28内に放出され、製氷室28内および冷凍室
31内を経由して吸込口35から冷凍用冷却室34内に
戻る。
【0038】圧力容器61の窒素出口65には窒素通路
に相当する窒素チューブ71の後端部が固定されてお
り、窒素チューブ71の前端部は冷凍ケース33内に固
定されている。この窒素チューブ71はゴム等の弾性材
からなるものであり、窒素出口65からの窒素富化空気
は窒素チューブ71を通して冷凍ケース33内に後端部
から直接的に注入される。この窒素チューブ71は扉3
2の閉鎖状態で弛緩する長さ寸法に設定されたものであ
り、扉32が閉鎖状態から前方の開放状態にスライド操
作された場合にも弛緩の度合が小さくなるだけで依然と
して弛緩状態に保持される。
【0039】上記第1実施例によれば、空気を窒素およ
び酸素に分離することに基づいて窒素富化空気を生成
し、冷凍ケース33内に注入した。このため、冷凍ケー
ス33内の食品が扉29および32の閉鎖状態で酸素と
遮断されるので、食品の油脂分等の酸化が抑制され、食
品の鮮度保存性が高まる。また、窒素セパレータ60に
供給するガスから異物を除去するフィルタ53を設けた
ので、窒素セパレータ60の内部にゴミや埃等の固形物
が侵入することが防止される。このため、窒素セパレー
タ60の中空糸膜68が固形物により封鎖されたり、中
空糸膜68が固形物により傷付けられることが防止され
るので、窒素セパレータ60が劣化し難くなる。
【0040】次に本発明の第2実施例を図5に基づいて
説明する。冷凍ケース33には蓋80が着脱可能に装着
されている。この蓋80は密閉手段に相当するものであ
り、冷凍ケース33の上面開口部は蓋80により気密状
態に塞がれている。上記第2実施例によれば、冷凍ケー
ス33を開閉可能に密閉する蓋80を設けた。このた
め、冷凍ケース33内の酸素濃度が自然に高くなること
が防止されるので、鮮度保存性の低下が防止される。し
かも、エアポンプ50の運転効率を高めることに基づい
て冷凍ケース33内に多量の窒素を注入する必要がなく
なるので、エアポンプ50の運転効率が低く抑えられ
る。
【0041】次に本発明の第3実施例を図6に基づいて
説明する。冷凍用冷却室34内には脱臭装置90が固定
されている。この脱臭装置90内には酸素パイプ70の
出口近傍に位置してオゾン発生器91が装着されてお
り、酸素パイプ70から放出される酸素富化空気はオゾ
ン発生器91に供給される。このオゾン発生器91はオ
ゾン発生電極間に交流高電圧が印加されることに基づい
て酸素をオゾンに変換する沿面放電方式のものであり、
酸素パイプ70から放出される酸素富化空気を材料にオ
ゾンを生成する。尚、オゾン発生器91はオゾン発生手
段に相当するものである。
【0042】脱臭装置90内にはオゾン発生器91の上
方に位置してオゾン分解触媒92が装着されている。こ
のオゾン分解触媒92はハニカム状をなすメタルコアを
有するものであり、オゾン発生器91が生成するオゾン
の一部はメタルコアの表面で臭気成分と酸化反応を起こ
すことに基づいて臭気成分を分解し、オゾン発生器91
が生成するオゾンの残りの一部はメタルコアの表面で酸
素と二酸化炭素とに分解される。また、オゾン発生器9
1が生成するオゾンの残りは吐出口36から製氷室28
内に吐出され、貯氷ケース30内をオゾン雰囲気にする
ことで脱臭,抗菌,防かび効果等を発揮する。
【0043】上記第3実施例によれば、窒素セパレータ
60の酸素吐出側にオゾン発生器91を設けた。このた
め、窒素セパレータ60からの酸素富化空気を材料にオ
ゾンが効率的に生成されるので、窒素セパレータ60か
らの放出酸素を有効利用して脱臭,抗菌,防かび等を行
うことができる。また、オゾン発生器91を窒素セパレ
ータ60の酸素パイプ70の近傍に配置した。このた
め、オゾン発生器91に窒素セパレータ60からの酸素
富化空気が一層効率的に供給されるので、オゾンの発生
効率が一層高まる。しかも、酸素富化空気が流れる冷気
ダクトに相当する冷凍用冷却室34内にオゾン発生器9
1を配置した。このため、オゾン発生器91に酸素富化
空気が一層効率的に供給されるので、この点からもオゾ
ンの発生効率が一層高まる。尚、上記第3実施例におい
ては、脱臭装置90を窒素セパレータ60の酸素パイプ
70の近傍に配置したが、これに限定されるものではな
く、例えば冷凍用冷却室34内のうち冷凍ファン37の
前方に配置したり、製氷室28内のうち吐出口36の前
方に配置しても良い。
【0044】次に本発明の第4実施例を図7に基づいて
説明する。冷凍ケース33内には半導体式のガスセンサ
100が固定されている。このガスセンサ100は検出
手段に相当するものであり、冷凍ケース33内の酸素濃
度を検出し、検出結果に応じた濃度信号を出力する。
【0045】ガスセンサ100にはマイクロコンピュー
タを主体に構成された制御装置(図示せず)が電気的に
接続されている。この制御装置はガスセンサ100から
の濃度信号に基づいてエアポンプ50のポンプモータの
運転内容を制御するものであり、具体的にはガスセンサ
100からの濃度信号に基づいて冷凍ケース33内の酸
素濃度が設定値(例えば2%)を越えたことを検出した
ときにはポンプモータを駆動し、酸素濃度が設定値(例
えば2%)以下になったことを検出したときにはポンプ
モータを駆動停止し、冷凍ケース33内の酸素濃度を設
定値(例えば2%)に保持する。
【0046】上記第4実施例によれば、冷凍ケース33
内の酸素濃度を検出するガスセンサ100を設けたの
で、ガスセンサ100からの出力信号に基づいてエアポ
ンプ50の運転内容を制御し、冷凍ケース33内の酸素
濃度を食品の鮮度保存に適した設定値に保持することが
できる。尚、上記第4実施例においては、冷凍ケース3
3内の酸素濃度を検出するガスセンサ100を設けた
が、これに限定されるものではなく、例えば冷凍ケース
33内の窒素濃度を検出するガスセンサを設け、ガスセ
ンサからの出力信号が設定値(例えば98%)に保持さ
れるようにエアポンプ50の運転内容を制御しても良
い。
【0047】また、上記第4実施例においては、冷凍ケ
ース33内の酸素濃度または窒素濃度を半導体式のガス
センサにより検出したが、これに限定されるものではな
く、例えば熱線型半導体方式,接触燃焼式,気体熱伝導
式,定電位電解式,薄膜型半導体式,隔膜ガルバニ電池
式,オルガスタ式等のガスセンサにより検出しても良
い。
【0048】また、上記第4実施例においては、エアポ
ンプ50のポンプモータをオンオフ制御することに基づ
いて冷凍ケース33内の酸素濃度または窒素濃度を設定
値に保持したが、これに限定されるものではなく、例え
ばポンプモータをインバータ駆動装置で速度制御するこ
とに基づいて冷凍ケース33内の酸素濃度または窒素濃
度を設定値に保持しても良い。
【0049】次に本発明の第5実施例を図8に基づいて
説明する。製氷室28と冷凍室31との間には熱透過性
の仕切板110が固定されている。この仕切板110は
扉32と協働して冷凍室31を気密状態に密閉するもの
であり、冷凍室31内は製氷室28内の冷気により仕切
板110を介して冷却される(直接冷方式)。尚、冷凍
室31は収納室に相当するものである。
【0050】窒素セパレータ60の窒素出口には窒素通
路に相当する窒素パイプ72が固定されている。この窒
素パイプ72は冷凍室31内に挿入されており、エアポ
ンプ50の駆動時には冷凍室31の内気が窒素セパレー
タ60内に吸引される。そして、窒素セパレータ60内
で酸素および窒素に分離され、窒素だけが冷凍室31内
に戻される。従って、冷凍室31内は酸素の除去分だけ
減圧される。
【0051】上記第5実施例によれば、空気を窒素およ
び酸素に分離することに基づいて窒素富化空気を生成
し、冷凍室31内に注入した。このため、冷凍室31内
の食品が扉32の閉鎖状態で酸素と実質的に遮断される
ので、食品の油脂分等の酸化が抑制され、食品の鮮度保
存性が高まる。また、冷凍室31内を密閉した上で冷凍
室31内から内気を吸引し、冷凍室31内に窒素富化空
気だけを戻したので、冷凍室31の内圧が製氷室28等
の内圧に比べて低くなる。このため、冷凍室31内が低
酸素状態に保持されるので、食品の鮮度保存性が高ま
る。しかも、冷凍室31内の冷気が外部に漏れ難くなる
ので、冷気漏れによる冷却性能の低下も防止される。
【0052】尚、上記第5実施例においては、扉32お
よび冷蔵庫本体21にフックおよびピンを装着し、フッ
クをピンに着脱可能に係合することに基づいて扉32を
閉鎖状態にロックしても良い。この構成の場合、扉32
の冷蔵庫本体21に対する密着度が高まるので、冷凍室
31のシール性が向上する。このため、冷凍室31内の
冷気が外部に一層漏れ難くなるので、冷却性能低下の防
止確度が高くなる。
【0053】また、上記第5実施例においては、冷凍室
31内の酸素濃度または窒素濃度をガスセンサにより検
出し、酸素濃度の検出結果または窒素濃度の検出結果が
設定値に保持されるようにエアポンプ50の運転内容を
制御しても良い。また、上記第1〜第5実施例において
は、フィルタ53をエアポンプ50のエアパイプ52に
設けたが、これに限定されるものではなく、例えばエア
ポンプ50のエアチューブ51に設けたり、窒素セパレ
ータ60の空気入口66に設けても良い。
【0054】また、上記第1〜第5実施例においては、
窒素セパレータ60に対する供給空気から固形状の異物
を除去するフィルタ53を設けたが、これに限定される
ものではなく、例えば水分を吸着するゼオライトまたは
シリカゲル等の吸湿材を設けたり、フィルタ53および
吸湿材の双方を設けても良い。この構成の場合、窒素セ
パレータ60内に湿気が侵入し難くなるので、中空糸膜
68の酸素および窒素の分離性能が湿気の影響で低下す
ることが防止される。尚、吸湿材の配置はエアポンプ5
0のエアパイプ52,エアポンプ50のエアチューブ5
1,窒素セパレータ60の空気入口66等が好ましい。
【0055】また、上記第1〜第5実施例においては、
本発明を冷凍冷蔵庫に適用したが、これに限定されるも
のではなく、例えば食品を常温帯域または高温帯域で保
存する収納室を有する貯蔵庫に適用しても良い。また、
上記第1〜第5実施例においては、ポリイミド系の中空
糸膜68を用いたが、これに限定されるものではなく、
例えばポリオレフィン系の中空糸膜68を用いても良
く、要は空気中の窒素より酸素を透過し易い性質のもの
を用いれば良い。
【0056】また、上記第1〜第5実施例においては、
分離手段として酸素透過膜方式の窒素セパレータ60を
用いたが、これ限定されるものではなく、例えばゼオラ
イトや活性炭等、酸素と窒素の吸着特性の差を利用した
PSA方式のセパレータを用いても良い。また、上記第
1〜第5実施例においては、窒素セパレータ60が分離
した酸素を機内で処理したり、別の形態であるオゾンに
変えてリサイクルしたが、これに限定されるものではな
く、例えば機外へ排出しても良い。
【0057】また、上記第1〜第5実施例においては、
窒素セパレータ60に供給する空気を冷凍ケース33内
または冷凍室31内から吸引したが、これに限定される
ものではなく、例えば機外から吸引しても良い。また、
上記第1〜第5実施例おいては、冷凍ケース33内また
は冷凍室31内に窒素富化空気を注入したが、これに限
定されるものではなく、例えば野菜ケース27内に注入
したり、冷蔵室23内に注入したり、野菜室24内に注
入したり、製氷室28内に注入したり、冷凍室31内に
注入しても良い。この場合、野菜の呼吸作用,微生物の
活性,酵素の活性,油脂の酸化等が抑制されるので、食
品の鮮度保存性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(製氷室および冷
凍室の内部構成を示す断面図)
【図2】(a)は窒素セパレータの内部構成を示す断面
図、(b)が中空糸膜を拡大して示す図
【図3】冷蔵庫の全体構成を示す断面図
【図4】冷凍サイクルを示す図
【図5】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図6】本発明の第3実施例を示す図(aは図1相当
図、bは脱臭装置を拡大して示す図)
【図7】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第5実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
31は冷凍室(収納室)、33は冷凍ケース(収納
室)、50はエアポンプ(給気手段)、53はフィルタ
(除去手段)、60は窒素セパレータ(分離手段)、8
0は蓋(密閉手段)、91はオゾン発生器(オゾン生成
手段)、100はガスセンサ(検出手段)を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を酸素および窒素に分離する分離手
    段と、 前記分離手段に空気を供給する給気手段と、 前記分離手段が分離する窒素が供給される食品貯蔵用の
    収納室とを備えたことを特徴とする貯蔵庫。
  2. 【請求項2】 収納室を開閉可能に密閉する密閉手段を
    備えたことを特徴とする請求項1記載の貯蔵庫。
  3. 【請求項3】 給気手段は、収納室内から空気を吸引し
    て分離手段に供給することを特徴とする請求項1〜2の
    いずれかに記載の貯蔵庫。
  4. 【請求項4】 分離手段が分離する酸素を材料にオゾン
    を生成するオゾン生成手段を備えたことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の貯蔵庫。
  5. 【請求項5】 分離手段に供給する空気から異物を除去
    する除去手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の貯蔵庫。
  6. 【請求項6】 分離手段に供給する空気から水分を吸着
    する吸湿手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載の貯蔵庫。
  7. 【請求項7】 収納室内の酸素濃度または窒素濃度を検
    出する検出手段を備えたことを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載の貯蔵庫。
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