JPH0117219Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0117219Y2 JPH0117219Y2 JP14172681U JP14172681U JPH0117219Y2 JP H0117219 Y2 JPH0117219 Y2 JP H0117219Y2 JP 14172681 U JP14172681 U JP 14172681U JP 14172681 U JP14172681 U JP 14172681U JP H0117219 Y2 JPH0117219 Y2 JP H0117219Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- deep fryer
- fire
- opening
- fire extinguishing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 2
- 101150006573 PAN1 gene Proteins 0.000 description 1
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- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Frying-Pans Or Fryers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、天ぷら鍋の過熱により引火した油を
安全且つ確実に消火できるようにした天ぷら鍋用
の消火蓋に関する。
安全且つ確実に消火できるようにした天ぷら鍋用
の消火蓋に関する。
従来、一般家庭及び飲食店等において天ぷら等
の調理により天ぷら鍋を使用している際に、火力
の調整が適切に行われなかつた等の原因により天
ぷら鍋の中の油に引火して燃えあがる事があり、
この天ぷら油の燃焼による炎の火力はかなり強い
ことから他に燃え移つて火災となる場合があり、
このような天ぷら鍋の引火に対しては消火器等に
より消火する事も可能であるが、一般家庭等にお
いては消火器の取り扱いに不慣れなために速やか
な消火を行う事が出来ず又消火器を使用した場合
には天ぷら油は勿論の事その周辺に置かれている
調理器具若しくは食料品等に消火薬剤がかかつて
しまい後始末が煩雑となる。一方、天ぷら鍋の引
火に対しては鍋蓋等を用いて天ぷら鍋をふさぐ事
により消火する事も可能であるが、火力が相当強
いために鍋蓋をとじる際に蓋の周囲から炎が吹き
上がり火傷等をしてしまう恐れがあり又蓋で密封
してしまう事は油の蒸気が内部に充満して爆発を
おこす恐れもある。本考案は上記の問題点に着目
してなされたもので、天ぷら鍋の油に引火した際
にも安全且つ確実に消火を行えるようにするた
め、天ぷら鍋の上部を覆う円錐状の蓋本体の中央
に所定の大きさを有する開口部を設け、この開口
部に細かい網目を有する金網を張着した消火蓋を
用いるようにして上記の問題点を解決する事を目
的とする。
の調理により天ぷら鍋を使用している際に、火力
の調整が適切に行われなかつた等の原因により天
ぷら鍋の中の油に引火して燃えあがる事があり、
この天ぷら油の燃焼による炎の火力はかなり強い
ことから他に燃え移つて火災となる場合があり、
このような天ぷら鍋の引火に対しては消火器等に
より消火する事も可能であるが、一般家庭等にお
いては消火器の取り扱いに不慣れなために速やか
な消火を行う事が出来ず又消火器を使用した場合
には天ぷら油は勿論の事その周辺に置かれている
調理器具若しくは食料品等に消火薬剤がかかつて
しまい後始末が煩雑となる。一方、天ぷら鍋の引
火に対しては鍋蓋等を用いて天ぷら鍋をふさぐ事
により消火する事も可能であるが、火力が相当強
いために鍋蓋をとじる際に蓋の周囲から炎が吹き
上がり火傷等をしてしまう恐れがあり又蓋で密封
してしまう事は油の蒸気が内部に充満して爆発を
おこす恐れもある。本考案は上記の問題点に着目
してなされたもので、天ぷら鍋の油に引火した際
にも安全且つ確実に消火を行えるようにするた
め、天ぷら鍋の上部を覆う円錐状の蓋本体の中央
に所定の大きさを有する開口部を設け、この開口
部に細かい網目を有する金網を張着した消火蓋を
用いるようにして上記の問題点を解決する事を目
的とする。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第１図は本考案の一実施例を示した断面説明図
である。まず、構成を説明すると、本考案の消火
蓋は天ぷら鍋１の上部を覆う内側に向つて上方に
傾斜した円錐状を有する鉄板若しくはアルミニウ
ム等でつくられた蓋本体２を有し、蓋本体２の中
央の部分には天ぷら鍋１の口径にもよるが、直径
が約300φ程度の通常の大きさの天ぷら鍋であれ
ば約50〜100φ程度の口径を有する開口部３が設
けられ、この開口部３の部分は第２図の平面図に
示すように金網４の張着により塞がれている。開
口部３に張着している金網４の太さ及び網目の大
きさとしては、各種の実験により考察したとこ
ろ、太さが約0.2φ程度以下で約50メツシユ程度の
網目サイズを有する事が望ましい。又蓋本体２の
一側には取手５が取り付けられ、天ぷら鍋１に対
する消火蓋のセツトを安全に行えるようにしてい
る。
である。まず、構成を説明すると、本考案の消火
蓋は天ぷら鍋１の上部を覆う内側に向つて上方に
傾斜した円錐状を有する鉄板若しくはアルミニウ
ム等でつくられた蓋本体２を有し、蓋本体２の中
央の部分には天ぷら鍋１の口径にもよるが、直径
が約300φ程度の通常の大きさの天ぷら鍋であれ
ば約50〜100φ程度の口径を有する開口部３が設
けられ、この開口部３の部分は第２図の平面図に
示すように金網４の張着により塞がれている。開
口部３に張着している金網４の太さ及び網目の大
きさとしては、各種の実験により考察したとこ
ろ、太さが約0.2φ程度以下で約50メツシユ程度の
網目サイズを有する事が望ましい。又蓋本体２の
一側には取手５が取り付けられ、天ぷら鍋１に対
する消火蓋のセツトを安全に行えるようにしてい
る。
次に本考案の作用を説明する。例えば、第３図
に示すように天ぷら鍋１の油６が過熱して引火
し、図示のように炎７が吹き上がつた天ぷら鍋の
火災時には、第１、２図に示した構造の本考案の
消火蓋１０を第４図に示すように天ぷら鍋１の上
部に被せて閉止するようにする。このように消火
蓋１０を閉じる際の天ぷら鍋１よりの炎は、消火
蓋１０の中央に設けられた金網を張着した開口部
３及び蓋本体２の円錐形状によつて炎は中央に集
められ、開口部３を介して上部に吹き出すように
なるが、この炎の吹き出しは開口部３に設けてい
る金網４によつて炎が寸断され、このため消火蓋
１０を閉じる際に消火蓋１０と天ぷら鍋１との間
の側方の隙間から炎が吹き出す事はなく、消火蓋
１０を被せる際に炎を腕等にうける事なく安全に
天ぷら鍋１に消火蓋を被せる事ができる。このよ
うにして天ぷら鍋１に消火蓋１０が完全に被せら
れると、内部に対する空気のとりこみが無くなる
ので天ぷら油の火災は窒息消火により消火される
ようになる。しかしながら、窒息消火が行われた
としても天ぷら油の温度は引火温度以上にあるの
で、ガスコンロ等の火元を断つ事により５分程度
そのままの状態に放置し油の温度が発火点温度
（350℃程度）以下になるまで消火蓋１０を閉じた
ままにしておくようにする。
に示すように天ぷら鍋１の油６が過熱して引火
し、図示のように炎７が吹き上がつた天ぷら鍋の
火災時には、第１、２図に示した構造の本考案の
消火蓋１０を第４図に示すように天ぷら鍋１の上
部に被せて閉止するようにする。このように消火
蓋１０を閉じる際の天ぷら鍋１よりの炎は、消火
蓋１０の中央に設けられた金網を張着した開口部
３及び蓋本体２の円錐形状によつて炎は中央に集
められ、開口部３を介して上部に吹き出すように
なるが、この炎の吹き出しは開口部３に設けてい
る金網４によつて炎が寸断され、このため消火蓋
１０を閉じる際に消火蓋１０と天ぷら鍋１との間
の側方の隙間から炎が吹き出す事はなく、消火蓋
１０を被せる際に炎を腕等にうける事なく安全に
天ぷら鍋１に消火蓋を被せる事ができる。このよ
うにして天ぷら鍋１に消火蓋１０が完全に被せら
れると、内部に対する空気のとりこみが無くなる
ので天ぷら油の火災は窒息消火により消火される
ようになる。しかしながら、窒息消火が行われた
としても天ぷら油の温度は引火温度以上にあるの
で、ガスコンロ等の火元を断つ事により５分程度
そのままの状態に放置し油の温度が発火点温度
（350℃程度）以下になるまで消火蓋１０を閉じた
ままにしておくようにする。
尚、上記の実施例における消火蓋の中央部に設
けた開口部３の口径及び開口部３に張着する金網
の網目の大きさは、上記の数値に限定されるもの
ではなく、天ぷら鍋１の大きさに応じて上記の作
用を満足するような数値に適宜に定められるもの
である。
けた開口部３の口径及び開口部３に張着する金網
の網目の大きさは、上記の数値に限定されるもの
ではなく、天ぷら鍋１の大きさに応じて上記の作
用を満足するような数値に適宜に定められるもの
である。
以上説明してきたように、本考案によれば、そ
の構成を天ぷら鍋の上部を覆う円錐上の蓋本体を
有し、この蓋本体の中央に所定の大きさに有する
開口部を設けると共に、この開口部に細かい網目
を有する金網を張着するようにしたため、天ぷら
鍋の過熱により天ぷら油が引火した場合にも周囲
に対する炎の吹き出しを起させる事なく、安全に
天ぷら鍋を塞ぐ事ができ、天ぷら鍋の油の引火に
よる火災を確実に消火する事ができ、天ぷら油の
引火による火災を最小限に食止める事ができると
いう効果が得られる。
の構成を天ぷら鍋の上部を覆う円錐上の蓋本体を
有し、この蓋本体の中央に所定の大きさに有する
開口部を設けると共に、この開口部に細かい網目
を有する金網を張着するようにしたため、天ぷら
鍋の過熱により天ぷら油が引火した場合にも周囲
に対する炎の吹き出しを起させる事なく、安全に
天ぷら鍋を塞ぐ事ができ、天ぷら鍋の油の引火に
よる火災を確実に消火する事ができ、天ぷら油の
引火による火災を最小限に食止める事ができると
いう効果が得られる。
第１図は本考案の一実施例を示した断面説明
図、第２図は第１図の平面図、第３，４図は本考
案の作用を示した説明図である。 １……天ぷら鍋、２……蓋本体、３……開口
部、４……金網、５……取手、６……天ぷら油、
７……炎、１０……消火蓋。
図、第２図は第１図の平面図、第３，４図は本考
案の作用を示した説明図である。 １……天ぷら鍋、２……蓋本体、３……開口
部、４……金網、５……取手、６……天ぷら油、
７……炎、１０……消火蓋。
Claims (1)
- 天ぷら鍋の上部を覆う円錐状の蓋本体を有し、
該蓋本体の中央に所定の大きさを有する開口部を
設け、該開口部に細い網目を有する金網を張着し
た事を特徴とする天ぷら鍋用消火蓋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14172681U JPS5846525U (ja) | 1981-09-24 | 1981-09-24 | 天ぷら鍋用消火蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14172681U JPS5846525U (ja) | 1981-09-24 | 1981-09-24 | 天ぷら鍋用消火蓋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5846525U JPS5846525U (ja) | 1983-03-29 |
| JPH0117219Y2 true JPH0117219Y2 (ja) | 1989-05-19 |
Family
ID=29934799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14172681U Granted JPS5846525U (ja) | 1981-09-24 | 1981-09-24 | 天ぷら鍋用消火蓋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5846525U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0440605Y2 (ja) * | 1987-01-27 | 1992-09-24 | ||
| JPH0532028Y2 (ja) * | 1988-08-03 | 1993-08-17 |
-
1981
- 1981-09-24 JP JP14172681U patent/JPS5846525U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5846525U (ja) | 1983-03-29 |
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