JPH01167311A - プロピレン重合体およびその製造方法 - Google Patents

プロピレン重合体およびその製造方法

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JPH01167311A
JPH01167311A JP63294782A JP29478288A JPH01167311A JP H01167311 A JPH01167311 A JP H01167311A JP 63294782 A JP63294782 A JP 63294782A JP 29478288 A JP29478288 A JP 29478288A JP H01167311 A JPH01167311 A JP H01167311A
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melt flow
reactor
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propylene
catalyst
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JP63294782A
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Dale Andrew Walker
デール・アンドリュー・ウォーカー
William George Sheard
ウイリアム・ジョージ・シアード
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Shell Oil Co
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F110/00Homopolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F110/04Monomers containing three or four carbon atoms
    • C08F110/06Propene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F10/04Monomers containing three or four carbon atoms
    • C08F10/06Propene

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は超高溶融流量、高溶融強度、溶融弾性および剪
断感度を有するプロピレン重合体の製造方法およびこの
方法により生成される重合体に関するものである。
最近不織布を「溶融体吹込」法により製造するため超高
溶融流れ生成物に著しく関心がもたれている。一般にこ
れ等の超高溶融流れ生成物は制御レオロジー技術により
製造される。制御レオロジー(又はクラブキング)と称
するは、重合体、例えばプロピレンの重合体分子を溶融
状態で機械的剪断、酸化、放射またはペルオキシ化合物
による化学的攻撃のいずれかにより制御した分断処理を
する後反応器処理を意味する。
高流動性の制御レオロジープロピレン重合体の特性は、
理想的に多くの用途に適するが、反応器でつくられる同
様の生成物と多くの点で全く異なる。制御レオロジー品
位の重量平均分子量は反応器生成物より系統的に低い。
これは低引張、曲げおよび硬さ特性の如き分子量に関す
る物理特性の差に関連する。
一般に、反応器中で生成する重合体は制御レオロジー生
成物と同様に、溶融流量が増すにつれて減少する分子量
分布Q=M、/M、、  (但しM8は重量平均分子量
で、M、は数平均分子量)を有する。
これは、「ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエンx:
 バー トA、 Vol、  IJ (1963)の第
411〜423頁のローウェル ウェスターマンによる
「ザ・モレキュラー・ウェイト・ディストリビューショ
ン・イン・ポリプロピレン」において議論されている。
ここで分子量分布Qは重量平均分子量が減少するにつれ
て減少する(Qは一般に溶融流量に反比例すると考えら
れる)と述べられている。従って反応器重合体の溶融強
度、溶融弾性および剪断感度は、溶融流量が増加するに
つれて制御レオロジー生成物に近づく。
本発明においては、反応器内で超高流動性重合体を製造
する方法は、分子量分布Qが溶融流れが増す際比較的一
定であるようなものである。この性質は制御レオロジー
を用いて溶融流れを増すことによって得られない。従っ
て、かかる反応器で得られた生成物の溶融強度、溶融弾
性および剪断感度は重合体の溶融流量が増す際重合体の
制御レオロジー相対物とますます異なるようになる。こ
れ等の反応器生成超高溶融流量プロピレン重合体はプロ
ピレンを気相で水素要求量の控えめな高活性触媒を用い
て重合することにより得られる。
従って本発明は、プロピレンと水素を反応器内において
気相中で高活性触媒の存在下で接触させて溶融流量に反
比例しない分子量分布を有するプロピレン重合体を生成
することを特徴とする、超高溶融流量プロピレン重合体
を後反応器処理を行うことなく製造する方法を提供する
次いで、重合熱を反応器から除去し、また重合体を取出
す。−例において、処理を流動床、気相反応系で行う。
この系においては、重合体と触媒が床を形成し、この床
を反応器の底部に設けたディストリビュータ板を介して
(随意に)不活性ガスと反応性ガスを混合して流すこと
により流動させる。この方法は床の混合並びに床からの
熱の除去を行う。かかる流動床反応器法の例は米国特許
第4.588.790号および第4.302.565号
明細書に記載されている。
本発明の方法において、生成する樹脂の溶融流量は、主
として触媒粒子と接触している水素/プロピレンモル比
により決定される。一般に重合は、液相では過剰量の水
素が必要である欠点を有するので、重合は気相で行う。
これは水素が液体プロピレンに対する溶解度が低いため
で、水素に対する気−液平衡定数が実際の重合条件下で
12〜20の範囲である。本発明の一例においては、水
素対プロピレンの気相モル濃度は、0.03:1〜0.
75:l、例えば0,05:1〜0.3:1である。
通常反応器は0.69〜5.5 MPaゲージ(loO
psig〜800 psig)の全圧、例えば2〜4.
5 MPaゲージ(300〜6501]Sig)の圧力
で操作する。一般に温度は50〜110℃、例えば60
〜80℃である。プロピレンは0.68〜3.44 M
Pa(100〜500pSi) 、例えば2〜2.9 
MPa(300〜425psi)のプロピl/7分圧を
維持するような分量で反応器に適当に添加する。
一般に、プロ触媒および助触媒を、反応器にアルミニウ
ム対チタンのモル比が1:1〜100:1 、例えば2
5:1〜50:1であるように注入する。選択性制御剤
(SCA)を反応器にアルミニウム対SCAの比が0.
5:1〜100:1 、好ましくは1.5:1〜40:
1であるように注入する。
本発明において生成する重合体と制御レオロジー生成物
との間の著しい相違を、分子量分布を比較する場合に示
す。制御レオロジー生成物はランダム分断反応に対して
理論的制限に近づくようであるが、増加する溶融流れを
有する本発明の方法の生成物に対してはせいぜい分子量
が僅かに狭くなるだけである。これ等2生成物の加工特
性および弾性挙動もまた全く異なる。
一般に本発明において生成する超高溶融流量プロピレン
重合体は、ASTM D−1238により2.16kg
の負荷で230℃で0.16g/s(100g/10分
)より大なる溶融流量を有する。プロピレン重合体はホ
モポリマー、プロピレンとエチレンおよび/または1種
以上の他のα−オレフィンとの共重合体若しくは三元重
合体とすることができる。一般にプロピレン重合体は、
主として構造がアイツククチツクである結晶質立体規則
性重合体である。
高活性触媒は、本発明の方法に望ましく、この理由は活
性が極めて低い場合には、触媒残留物が商業的目的に極
めて高いからである。一般に高活性触媒は遷移金属g当
りtoo、 000gより大なる活性を有し、重合体か
ら触媒残留物またはアイソタクチック物質を除去する必
要はない。
高活性触媒は、水素を控えめに必要とするものでなくて
はならない。即ちこの触媒は、主要な分量のプロピレン
が置換されるほど大量の水素を必要とすることなく、プ
ロピレンを重合して0.16g/s (100g/10
分)またはこれより大なる溶融流量の重合体を生成する
ことができなくてはならない。
プロピレンが多里に置換されすぎる場合には、触媒の生
産性が低く、触媒残留物の分量が受は入れられない程増
す。このことは反応器から反応熱を除去する能力を減す
る。特定触媒の水素要求量は実験的に決定しなければな
らない。
気相水素対プロピレンのモル比が小さすぎると溶融流れ
が小になり、代表的低溶融流れ生成物では使用される比
はo、oo5:t〜0.15:1である。この比が大き
くなりすぎると反応器を冷却するのが困難であり、これ
は水素がモル基準で低熱容量を有し、従って反応熱を効
果的に除去することができないからである。更に触媒の
生産性は、プロピレンの分圧が低下して付加的水素の余
地をつくるので低下する。これ等の理由のため、一般に
水素対プロピレンのモル比は0.03:1〜0.75:
L例えば0.05:1〜0.3:1である。
高活性触媒はすべて適する。適当な例には、4価のチタ
ンのハロゲン化物をマグネシウムアルコキシドおよび電
子供与体と反応させることにより得られるマグネシウム
担持触媒が含まれる。助触媒は通常選択性制御剤と組合
せたアルキルアルミニウムである。
通常マグネシウム化合物を4価のチタンのハロゲン化物
でハロゲン化してハロゲン対マグネウシムの原子比が少
なくとも1.2:1であるハロゲン化マグネシウムを形
成する。一般にハロゲン化が一層完全に進み、得られる
ハロゲン化グネシウネが少なくとも1.5:1のハロゲ
ン対マグネシウムの原子比を有する場合に一層良好な結
果が得られる。
特に好ましい反応により完全にハロゲン化した反応生成
物、即ちニハロゲン化マグネシウムが得られる。かかる
ハロゲン化反応は0.005:1〜2:1、例えば0.
旧:1〜1:1のマグネシウム化合物対チタン化合物の
モル比を用いることにより適当に行われる。これ等のハ
ロゲン化反応は1種以上の電子供与体、溶媒の不活性炭
化水素希釈剤およびハロ炭化水素の存在下で進めるのが
適当である。電子供与体もまたハロゲン化生成物中に混
入するのが適する。
4価のチタンの適当なハロゲン化物には、アリールオキ
シハライド右よびアルコキシシバライド並びにアルコキ
シトリハライド、例えばジヘキサンオキシチタンジクロ
リド、ジエトキシーチタンジブロミド、イソプロポキシ
ーチタントリョーデイド、フェノキシチタントリクロリ
ドおよび四ハロゲン化チタンが含まれる。−例として四
塩化チタンがある。
適当なハロ炭化水素には、塩化ブチル、塩化フェニル、
塩化ナフチルおよび塩化アミルがある。
1〜12個、特に9個より少ない炭素原子および少なく
とも2個のハロゲン原子を有する炭化水素が好マしい。
ジブロモメタン、トリクロロメタン、1.2−ジクロロ
エタン、ジ−クロロフルオロエタンニトリクロロプロパ
ン、ジクロロ−ジブロモ−ジフルオロデカン、ヘキサク
ロロエタンおよびテトラクロロインオクタンが例示され
る。クロロベンゼンが特に適するハロ炭化水素である。
通常ハロゲン化は固体反応生成物の形成下で進め、この
生成物を反応媒質から濾過、デカンテーションまたは他
の適当な方法により分離し、次いでn−へキサン、イソ
ペンタン、イソオクタン若しくはトルエンの如き不活性
炭化水素希釈剤で洗浄して物理的に吸収されたハロ炭化
水素を含むすべての未反応物質を除去することができる
。マグネシウム化合物を四ハロゲン化チタンでハロゲン
化することにより得られる触媒組成物と比較して、マグ
ネシウム化合物をハロゲン化する間ハロ炭化水素を存在
させると、生成する触媒組成物の重合活性を向上させる
ハロゲン化に続き、生成物を4価チタンの化合物、例え
ばジアルコキシチタンシバライド、アルコキシチクント
リハライド、フェノキシ−チタントリハライド若しくは
四ハロゲン化チタンと接触させる。最も適するチタン化
合物は四塩化チタンである。この処理は触媒成分中の4
価チタンの含量を増すのに役立つ。この増加は、0.0
05:1〜3゜0:1、特に0.02:1〜1:lの触
媒成分中の4価チクン対マグネシウムの最終原子比を達
成するのに十分であるのが好ましい。この目的のため4
価チタンの化合物との接触は、60℃〜136℃の温度
で、随意に不活性炭化水素希釈剤を存在させて0.1〜
6時間行うのが最も適する。特に適する接触温度は70
〜120℃で、適当な接触時間は0.5〜2.5時間で
ある。
触媒成分は、4価チタンで処理した後反応媒質から分離
し、未反応チタン化合物を洗浄除去するのが適する。塩
素が、ハロゲン化生成物を接触させる4価チタン化合物
中ハロゲン化剤として役立つチタン化合物に含まれるハ
ロゲンとして特に適する。
助触媒として使用する有機アルミニウム化合物は、ハロ
ゲン化チタンを含むオレフィン重合触媒系における任意
の既知活性剤が適する。従ってアルミニウムトリアルキ
ル化合物、ジアルキルアルミニウムハライドおよびジア
ルキルアルミニウムアルコキシドが好首尾に使用するこ
とができる。
アルミニウムトリアルキル化合物、特に各アルキル基が
2〜6個の炭素原子を有するもの、例えばトリエチルア
ルミニウム、トリーn−プロピルアルミニウム、トリイ
ソブチルアルミニウム、トリイソプロピルアルミニウム
およびジブチル−n −アミルアルミニウムが好ましい
1種以上の電子供与体を、単独に若しくは有機アルミニ
ウム化合物と一緒に、触媒中に含有させるのがよい。普
通この電子供与体は選択性制御剤として知られている。
選択性制御剤として有機アルミニウム化合物と組合せて
使用するかまたは反応させ、また固体触媒成分の製造に
使用される適当な電子供与体には、エーテル、エステノ
ペケトン、フェノール、アミン、アミド、イミン、ニト
リル、ボスフィン、シラン、ホスファイト、スチルベン
、アルシン、ホスホルアミドおよびアルコラードが含ま
れる。適当な供与体の例は、米国特許第4.136.2
43号(英国特許第1.486.194号に対応する)
および英国特許第1.554.340号(西独国特許公
開第2.729.126号に対応する)明細書に記載さ
れている。エステルおよび有機珪素化合物が特に適する
供与体である。好ましいエステルは、カルボン酸(好ま
しくは芳香族カルボン酸)のエステル、例えば安息香酸
エチルおよびメチル、p−メトキシ安息香酸エチル、p
−エトキシ安息香酸メチル、p−エトキシ安息香酸エチ
ル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチノペ酢酸エチ
ル、炭酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、フマル酸ジヘ
キシル、マレイン酸ジブチノペ蓚酸エチルイソプロピル
、p−クロロ安息香酸エチノペp−アミノ安息香酸ヘキ
シル、ナフテン酸イソプロピル、n−アミルトルエート
、エチルシクロヘキサノエートおよびピバリン酸プロピ
ルである。本発明で有用な有機珪素化合物を例示すると
、アルコキシシランおよび次の一般式 %式% (式中のnは0〜3、R’は炭化水素基またはハロゲン
原子、R2は炭化水素基を示す)で表わされるアシルオ
キシシランがある。特定例には、トリメチルメトキシシ
ラン、トリフェニルエトキシシラン、ジメチルジトメキ
シシランおよびフェニルトリメトキシシランが含まれる
。触媒中に選択性制御剤として使用される供与体は、適
宜チタン含有プロ触媒を製造するのに使用される供与体
と同じかまたは異なる。チタン含有プロ触媒を製造する
際使用するのに適する電子供与体には、安息香酸エチル
およびフタル酸イソブチルが含まれる。触媒組成物中の
適当な選択性制御剤には、p−エトキシ安息香酸エチル
、フェネチルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキ
シシランおよびジイソブチル−ジメトキシシランが含ま
れる。
助触媒中に含まれる電子供与体のアルミニウム化合物に
対する適当なモル比は、0.1:l〜1:1、例えば0
.2+1〜0.5+1の範囲である。マグネシウムに対
して固体成分中に随意に含有される電子供与体の適当な
モル比は0.05:1〜10:1、例えば0.1:1〜
5:1の範囲である。ここに記載されている固体触媒成
分は、それ自体新規な組成物であり、これ等もまた本発
明の範囲内に含まれる。
本発明を次の実施例および比較例により説明する。実施
例は、本発明において得られる生成物の分子量分布が溶
融流量が増す際比較的一定であることを示す。更にかか
る生成物の溶融強度、溶融弾性および剪断感度は、同様
の溶融流量を有する制御レオロジー生成物のものより大
である。
実施例1〜4 一連の超高溶融流れポリプロピレンを、連続気相流動床
反応器で表Aにおいて特定した反応器条件で製造した。
電子供与体としてマグネシウムエトキシドおよびフタル
酸ジイソブチルを2.25:1の重量比でTiCL、と
クロロベンゼンの50:50 容ffi%の混合溶媒中
でスラリとし、100℃に30分間加熱した。次いで混
合物を濾過し、新しい混合溶媒中100 ℃で10分間
再スラリー化し、濾過した。この工程をマグネシウムエ
トキシド対フタロイルクロリドの比を14:1としてフ
タロイルクロリドを添加することにより繰返した。次い
で触媒を濾過し、インペンタンで洗浄し、乾燥した。
高活性触媒のスラリを、(1)固形ポリプロピレン粒子
の床、(2) ) ’Jエチルアルミニウム(TEA)
 助触媒、(3)選択性制御剤としてのジフェニルジメ
トキシシランおよび水素、プロピレンおよび窒素の気相
混合物を内蔵する流動床反応器に3,0〜3.7時間注
入することにより、反応器生成物をつくった。
気相組成物と触媒成分の比を正確に制御して所望溶融流
れおよび適当量の触媒残留物(チタン参照)並びにアク
クチツク重合体(キシレン可溶分(XS)を参照)得、
このようにして脱灰および抽出は商業的に受入れられる
品質(表A参照)を達成するのに必要でなかった。反応
器粒状生成物を100 ppmwの[イルガノックスJ
  3114 、フェノール系酸化防止剤 800 ppmW rイルガホス」168有機ホスファ
イト、250 ppmwの酸化亜鉛、酸受容体から成る
添加剤系と乾式混和し、次いで4/1圧縮比、1段スク
リューを有する直径3.2cm(11/4インチ)のブ
ラベンダ押出機で押出した。ペレット化を助けるため溶
融温度をできるだけ低く維持するように、バレル温度を
設定した。すべての場合温度を230 ℃以下とした。
比較例A1 実施例1〜4に記載した操作を繰返した。但し、触媒は
水素要求量の大である高活性触媒であった。
使用した電子供与体は安息香酸エチルで;フタロイルク
ロリドをベンゾイルクロリドに置き換え、マグネシウム
エトキシド対クロリドの比を9.2:1とし;選択性制
御剤をバラエトキシ安息香酸エチルとし;触媒を流動床
反応器に6時間注入した。
櫂    誂             二   憾 
二実施例1〜4を比較例A1と比較すると、受は入れら
れる超高流動性物質が控めの水素要求量を有する触媒を
用いて得ることができることがわかる。比較例AIのチ
タン残留物は、33 ppmで、明らかに受入れられず
、水素濃度は、良好な反応器操作に望ましいより高い。
この理由は熱除去が損なわれるからである。
比較例A2〜A7 一連の制御レオロジー生成物を、実施例1〜4で用いた
と同様の触媒系および気相条件を用い流動床反応器で得
られた1バツチの粒状反応器生成物から、製造した。但
し反応温度は65℃で、選択性制御剤はジイソブチルジ
メトキシシランであった。粒状生成物の均一混合バッチ
の各部分を高分解温度有機過酸化物〔2,5−ジメチル
−2,5ジ(ターシャリ−ブチルペルオキシ)ヘキサン
(商標名ルバーゾル101) )および実施例1〜4に
記載したと同様の固形添加剤系を、表Bに特定した分量
で乾式混和し、然る後超高流動性ペレット生成物として
押出した。生成物を471の圧縮比、1段スクリューを
用いた3、2 cm(11/4インチ)の直径を有する
ブラインダで押出した。但し比較例A7では2段ベント
式スクリューを用いて過酸化物副生成物を排気した。供
与原料ホッパーを窒素でシールして酸素の侵入を最小に
した。押出条件およびこれ等の生成物の溶融流れを表B
に示す。
表B 超高溶融流れ、制御レオロジー生成物 A2     300     55   250  
0.023   (14)A3     434   
  100   221  0.035   (21)
A4    1500     55   228  
0.182   (109)A5    1923  
   75   229  0.292   <175
)A6    3000     55   228 
 0.710   (426)A7    4500 
    55   −−−  1.322   (79
3)表C−Gに、本発明の範囲内の実施例1〜4の反応
器生成物(R8)と比較例の制御レオロジー生成物(C
R)の分子およびレオロジー特性を比較して示す。
表Eにおいて低剪断粘度(レオメトリックスモデル60
5 コーンおよびプレート レオメータ(conean
d plate rheometer)により0.I 
Ra67秒で測定)を比較した。反応器生成物の低剪断
粘度が高くなるほど溶融強度が高くなり、これはウェブ
および異形押出並びに熱形成に有利である。表Fにおい
て、「弾性パラメータ」を2群の生成物(コーンおよび
プレート評価)につき比較した。弾性パラメータを、1
.000パスカルの弾性応答(G′)を発現するのに要
する振動数(fuquency)として測定した。表に
示すように、制御レオロジー生成物は、同等の弾性応答
を発現するのに反応器生成物より著しく高い剪断速度を
必要とする。制御レオロジー群の低い弾性応答は、これ
等の狭い分子量分布に関係し、低いダイスエルおよび低
い繊維延伸特性および低い配向に反映する。
超高溶融流れポリプロピレンの分子量分布とレオロジー
挙動の違いを表D−Fに示す。加工性の更に実際の表示
を表Gに示す。この一連の射出成形したスパイラル フ
ロー評価において、広い分子量分布反応生成物は、恐ら
くそれ等の剪断感度の高いことにより型充填に有利であ
ることがわかる。2群の生成物の性能および加工性の差
はどちらの形の生成物が用途に一層良く適するかを示し
、溶融流れ評価からは明らかでない。反応器生成物の他
の明らかな利点は、高価な加工用化学薬品、放射または
熱処理を必要としないことおよび制御レオロジー生成物
に見出される残留反応生成物の存在にわずられされない
ことである。
表  C 2群の生成物の溶融流れの関数として重量平均分子量0
A2  14           203.000A
3  21           198,0001 
      22  212.000A4  109 
          101.0002      1
48  122.000A5  175       
    93.7003      285  105
.000^6  426           74.
9004      764   81.100A7 
 793           55.700本サイズ
排除クロマトグラフィーにより測定本発明の反応器生成
物の分子量は、制御レオロジー生成物の分子量よりも大
であり、その差は溶融流量が増すに従って増大すること
がわかる。
表   D 分子量分布(Mw /Mn) ” 2群の生成物の溶融流れ(MP)の関数としてA2  
14         5.3A3  21     
    5.41       22   7.4 A4  109         3.62     
 148   6.8 八5    175                
3.53      285   7.3 A6  426         3.3本サイズ排除
クロマトグラフィーにより測定反応器生成物の分子量分
布(MWD) は溶融流量が増す際比較的一定であるが
、制御レオロジー生成物のM圓りは減少する。
表   E A214  2450 A321  800 A4109  105 A5175  62 A6426  14 ^7793 杉r℃゛晶Y1曲 低剪断粘度は、同じ溶融流量で制御レオロジー生成物よ
り反応器生成物の方が高いことがわかる。
これは溶融強度が一層高いことの表示である。
この実験のために、「弾性パラメータ」をレオメトリッ
クス モデル605コーンおよびプレートレオメータで
行ったコーンおよびプレート溶融体粘度評価から選んだ
。反応器生成物の一層高い溶融弾性を示すために、弾性
成分において動的弾性率1,000 Paの応答を発現
するのに必要とされる回転剪断速度を選定した。反応器
生成物に対するこのパラメータの比較値が低いほど溶融
弾性が高いことを示す。高い溶融弾性は、繊維延伸処理
において高い延伸性および高い配向を与える。
表   F A214   1.8 A321   6.5 A4109   52 A5175   85 A6426   240 A7793   1000 本弾性パラメータは、弾性成分の弾性率1000Paを
発現するのに必要な回転速度として定義し;値が低いほ
ど溶融弾性が高いことを示す。レオメトリックス605
 コーンおよびプレートレオメータ。
普通スパイラルフローを用いてポリプロピレンの型充填
特性を比較する。これ等の比較においては無限の長さく
実際の意味で)の型流れ溝12.7 mm x5.35
+++m(1/2’ Xi/4 ’ )断面を、ファン
 トーン(van Dorn)型200 R3−6往復
スクリユ一射出成形機で用いた。この実験で、溶融温度
および射出圧力を匹敵する溶融流れ生成物の比較に選定
した。溶融流れが直接匹敵する場合は、反応器生成物は
一貫して一層良好な型充填特性を示した。このことは、
おそらく広い分子量分布重合体の良く知られた剪断感度
によるものである。
表  G 八2     14                
     −−−A321   627.4(24,7
)1  22645.2(25,4) A4109   〜 2  148632.5(24,9> 八5    175                
     647.7(25,5>3  285751
.8(29,6) A6426   861.0(33,9)4  764
1259.8(49,6)A7793   1143.
5(45,2)本スパイラルフローは匹敵し得る条件下
で型流れ溝に充填することができる重合体溶融体の流れ
長さである。
溶融体温度:  176.6〜215.5℃(350〜
420°F)型温度  :33.8℃(93°F) 射出圧力 : 3.44〜6.89 MPa(500〜
1000psi)射出時間 :30秒 特許出願人   シェル・オイル・コンパニー代理人弁
理士 杉  村  暁  方

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、超高溶融流量プロピレン重合体を後反応器処理を行
    うことなく製造するに当り、プロピレンと水素を反応器
    中で高活性触媒の存在下で接触させて溶融流量に反比例
    しない分子量分布Qを有するプロピレン重合体を生成す
    ることを特徴とするプロピレン重合体の製造方法。 2、溶融流量に反比例しない分子量分布を有することを
    特徴とする超高溶融流量プロピレン重合体。
JP63294782A 1987-11-25 1988-11-24 プロピレン重合体およびその製造方法 Pending JPH01167311A (ja)

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