JPH04154817A - ポリプロピレンの製造方法 - Google Patents

ポリプロピレンの製造方法

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JPH04154817A
JPH04154817A JP27927390A JP27927390A JPH04154817A JP H04154817 A JPH04154817 A JP H04154817A JP 27927390 A JP27927390 A JP 27927390A JP 27927390 A JP27927390 A JP 27927390A JP H04154817 A JPH04154817 A JP H04154817A
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titanium
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organic peroxide
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北島 佳幸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、加工性及び成形体の剛性、耐熱性、耐反り性
に優れたポリプロピレンの製造方法に関する。
(従来の技術) プロピレンの重合触媒としてチーグラー型触媒は周知の
ものであり、さらに、ポリプロピレンの立体規則性を著
しく向上させ、且つ活性の優れた高立体規則性触媒もよ
く知られている。上記の高立体規則性触媒を用いて得ら
れたポリプロピレンは優れた立体規則性を有する反面、
分子量分布が広いために成形品の配向強度が大きく、成
形品の反りや歪が大きいという欠点を有している。
分子量分布の広いポリプロピレンの有する上記の問題を
解決するために、有機過酸化物と溶融混練して分子量分
布を狭くする方法が知られている。
この方法によると分子量分布は狭くなるが、同時に有機
過酸化物による高分子鎖の切断のために分子量が低下し
、剛性や耐熱性等の性質が低下する。
そこで、本発明者らは、有機過酸化物と溶融混練するポ
リプロピレンとして超高分子量のものを用い、溶融混練
後においても比較的高い分子量を維持したポリプロピレ
ンの製造を試みた。
(発明が解決しようとする課題) 上記の方法により比較的分子量の高いポリプロピレンを
得ることができるが、その剛性や耐熱性は十分に改善さ
れなかった。本発明者らは、この原因について種々検討
を加えた結果、有機過酸化物との溶融混練に用いる超高
分子量ポリプロピレン中に低分子量成分が多く含まれて
おり、この低分子量成分が有機過酸化物により分解され
てさらに低分子量となり、これが剛性や耐熱性の低下に
つながっていることを見出した。
(課題を解決するための手段) そこで、本発明者らは、超高分子量ポリプロピレンとし
て低分子量成分の少ないものを用いて有機過酸化物と溶
融混練することにより、上記の問題が解決できると考え
、また、低分子量成分の少ない超高分子量ポリプロピレ
ンの合成に成功し、本発明を提案するに至った。
即ち、本発明は、重量平均分子量が100万以」二であ
り、且つ分子量1万以下の成分が1重量%以下である超
高分子量ポリプロピレンと有機過酸化物とを溶融混練す
ることを特徴とするポリプロピレンの製造方法である。
本発明で用いる超高分子量ポリプロピレンは、プロピレ
ンの単独重合体又は、エチレン、I−ブテン、1−ヘキ
セン、1−オクテン、4−メチル−1ペンテン等のプロ
ピレン以外のα−オレフィン5モル%未満と95モル%
を越えるプロピレンとのランダム共重合体である。
本発明の超高分子量ポリプロピレンは、重量平均分子量
が100万以上である。重量平均分子量が100万未満
の場合には、有機過酸化物による分解で分子量分布を十
分に狭くしようとすると、平均分子量が低下し過ぎるた
めに剛性や耐熱性に優れたポリプロピレンを得ることが
できない。
本発明で用いる超高分子量ポリプロピレンの重量平均分
子量は100万以」二であれば良いが、有機過酸化物で
分解した後のポリプロピレンの分子量分布を十分に狭く
すると同時に平均分子量を所望の値に調整するためには
、超高分子量ポリプロピレンの重量平均分子量は150
〜700万、さらには150〜300万の範囲であるこ
とが好ましい。
本発明で用いる超高分子量ポリプロピレンは、低分子量
成分が著しく少ない。即ち、ゲルパーミェーション・ク
ロマトグラフィー(GPC)で測定した溶出曲線におい
て、分子!1万以下の成分が全体の1.0重量%以下で
あり、さらには0.5重量%以下である超高分子量ポリ
プロピレンが好ましく用いられる。
本発明で用いる超高分子量ポリプロピレンは、有機過酸
化物で分解した後のポリプロピレンの剛性低下を防止す
るためには、高結晶性であることが好ましい。即ち、P
−キシレン可溶分が1.0重量%以下であることが好ま
しい。
P−キシレン可溶分は0.8重量%以下、さらには0.
6重量%以下という極めて高結晶性のポリプロピレンと
することがより好ましい。
尚、上記のP−キシレン可溶分は後述する方法により測
定された値である。
本発明で用いる超高分子量ポリプロピレンの上記した結
晶性には、立体規則性が大きく影響する。
本発明で用いる超高分子量ポリプロピレンの立体規則性
は、13C−核磁気共鳴スペクトル(以下、13C−N
MRと略記する)により測定されたペンタッド分率で表
示すると0.96以上であることが好ましく、0.97
以上、さらには0.98以上であることがより好ましい
D、予備重合で得られたチタン含有ポリプロピレン E、上記Bと同様の有機アルミニウム化合物F、上記C
と同様の有機ケイ素化合物 の存在下にプロピレンの単独重合又はプロピレンとプロ
ピレン以外のα−オレフィンとの共重合ヲ行なう方法で
ある。予備重合で用いられるチタン化合物〔A〕は、オ
レフィンの重合に使用されることが公知の化合物が何ら
制限なく採用される。
特に、チタン、マグネシウム及びハロゲンを成分とする
触媒活性の高いチタン化合物が好適である。
このような触媒活性の高いチタン化合物は、ハロゲン化
チタン、特に四塩化チタンを種々のマグネシウム化合物
に担持させたものとなっている。この触媒の製法は、公
知の方法が何ら制限なく採用される。例えば、特開昭5
6〜1.55206号公報、同56−136806号公
報、同57−34103号公報、同58−8706号公
報、同58−8300[3号公報、同58−13870
8号公報、同58−183709号公報、同59−20
6408号公報3同59−21931)号公報、同60
−81208号公報。
同60−81209号公報、特開昭60−186508
号公報。
同60−192708号公報、同61−21)309号
公報、同61−271304号公報、同62−1520
9号公報、同62−1)706号公報、同62−727
02号公報、同62−104810号公報等に示されて
いる方法が採用される。具体的には、例えば、四塩化チ
タンを塩化マグネシウムのようなマグネシウム化合物と
共粉砕する方法、アルコール、エーテル、エステル、ケ
トン又はアルデヒド°等の電子供与体の存在下にハロゲ
ン化チタンとマグネシウム化合物とを共粉砕する方法、
又は、溶媒中でハロゲン化チタン、マグネシウム化合物
及び電子供与体を接触させる方法等が挙げられる。
次に有機アルミニウム化合物(B)も、オレフィンの重
合に使用されることが公知の化合物が何ら制限なく採用
される。例えば、トリメチルアルミニウム、トリエチル
アルミニウム、トリーnプロピルアルミニウム、トリー
nブチルアルミニウム、トリーnデシルアルミニウム、
トリーnヘキシルアルミニウム、トリーnオクチルアル
ミニウム、トリーnデシルアルミニウム等のトリアルキ
ルアルミニウム類;ジエチルアルミニウムモノクロライ
ド等のジエチルアルミニウムモノハライド類;メチルア
ルミニウムセスキクロライド、エチルアルミニウムセス
キクロライド、エチルアルミニウムジクロライド等のア
ルキルアルミニウムハライド類などが挙げられる。他に
モノエトキシジエチルアルミニウム、ジエI〜キシモノ
エチルアルミニウム等のアルコキシアルミニウム類を用
いることができる。中でもトリエチルアルミニウムが最
も好ましい。各予備重合段階で使用する有機アルミニウ
ム化合物の使用量はチタン化合物中のTi原子に対しA
A/Ti(モル比)で1〜100、好ましくは2〜20
である。
さらに、有機ケイ素化合物(C)は、前記−紋穴CI)
で示される化合物が何ら制限なく採用される。−紋穴(
1)中のR及びR′は、アルキル基、アルケニル基、ア
ルキニル基及びアリール基等の炭化水素基である。本発
明において好適に用いられる有機ケイ素化合物を例示す
ると、次のとおりである。例えば、トリメチルメトキシ
シラン。
l・リメチルエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラ
ン、ジメチルジェトキシシラン、ジフェニルジメトキシ
シラン、メヂルフェニルジメトキシシラン、ジフェニル
ジェトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、メチル
トリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェ
ニルトリメトキシシラン、メヂルトリエトキシシラン、
エチルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン
、ブチルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシ
ラン、6−ドリエトキシシリル2−ノルボルネンなどで
ある。
各予備重合段階で用いる有機ケイ素化合物の使用量はチ
タン化合物中のTi原子に対しSi/Ti(モル比)で
0.1〜100、好ましくは0.5〜10である。
本発明においては、上記したチタン化合物〔A〕。
有機アルミニウム化合物(B)及び有機ケイ素化合物(
C)に加えて、下記−紋穴(II)R−1[I[) で示されるヨウ素化合物CD)を用いることが、得られ
る超高分子量ポリプロピレンの結晶性がさらに高くなる
ために好ましい。
前記−紋穴(II)中、R1)で示される炭化水素基は
、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基又はアリー
ル基等である。本発明で好適に使用し得るヨウ素化合物
を具体的に示すと次のとおりである。例えば、ヨウ素、
ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル、ヨウ化
ブチル、ヨードベンゼン、P−ヨウ化トルエン等である
。中でもヨウ化メチル、ヨウ化エチルが好ましい。各予
備重合段階で用いるヨウ素化合物の使用量はチタン化合
物中のチタン原子に対し、I/Ti(モル比)で、0.
1〜100、好ましくは0.5〜50である。
本発明において、予備重合を多段階に行なうとは、上記
(A)、  (B)、  (C)および必要により用い
られる(D)の各成分の存在下にプロピレンを予備重合
し、得られたチタン含有ポリプロピレンと上記CB〕、
  〔C)および必要により用いられる〔D〕の各成分
の存在下にさらにプロピレンの予備重合を繰り返し行な
うことをいう。予備重合は2〜5回の範囲で行なうこと
が好ましい。
各予備重合段階で用いる上記の各成分は逐次添加されて
もよく、−括混合したものを用いても良い。
各予備重合段階でのプロピレンの重合量は、チタン化合
物1g当り、0.1〜100g、好ましくは1〜100
gの範囲であり、工業的には2〜50Bの範囲が好適で
ある。
各予備重合段階では、夫々異なる種類の有機ゲイ素化合
物が用いられる。有機ケイ素化合物としては、前記−紋
穴〔■〕中のR及びR′の少くとも一方が嵩高い炭化水
素基、例えばフェニル基。
シクロヘキシル基又はノルボルニル基等である化合物を
用いることが、高結晶性の超高分子量ポリプロピレンが
得られるために好ましい。各予備重合段階で用いられる
有機ケイ素化合物の使用順序は特に制限されない。
各予備重合ではプロピレンを単独で重合させてモ良<、
エチレン、1−ブテン、1−ペンテン。
1−ヘキセン24−メチルペンテン−1などのプロピレ
ン以外のα−オレフィンとプロピレンとを共重合させて
も良い。しかし、立体規則性の向上を勘案すると、プロ
ピレンを95モル%以上用いることが好ましい。また各
予備重合の段階で水素を共存させることも可能である。
各予備重合は通常スラリー重合を適用させるのが好まし
く、溶媒として、ヘキザン、ヘプタン。
シクロヘキサン、ヘンセン、トルエンなどの飽和脂肪族
炭化水素若しくは芳香族炭化水素を単独で、又はこれら
の混合溶媒を用いることができる。各予備重合温度は、
−20〜100°C3特に0〜60℃の温度が好ましく
、予備重合の各段階では異なる温度の条件下で行っても
よい。予備重合時間は、予備重合温度及び予備重合での
重合量に応じ適宜決定すれば良く、予備重合における圧
力は、限定されるものではないが、スラリー重合の場合
は、一般に大気圧〜5 kg / ca G程度である
。各予備重合は、回分、半回分、連続のいずれの方法で
行ってもよい。各予備重合終了後には、ヘキサン。
ヘプタン、シクロヘキサン5ベンゼン、1−ルエン等の
飽和脂肪族炭化水素若しくは芳香族炭化水素を単独で、
または混合溶媒で洗浄することが好ましく、洗浄回数は
通常の場合5〜6回が好ましい。
」−記予備重合の後に本重合が行なわれる。本重合は、
上記の予備重合により得られたチタン含有ポリプロピレ
ン、有機アルミニウム化合物、有機ケイ素化合物の存在
下に行なわれる。
本重合で用いられる有機アルミニウム化合物は、前述の
予備重合に用いたものが使用でき、最も好ましくはトリ
エチルアルミニウムである。有機アルミニウム化合物の
使用量はチタン含有ポリプロピレン中のチタン原子に対
し八j!/Ti(モル比)で、10〜1000、好まし
くは、50〜500である。
さらに、有機ケイ素化合物は、前記−紋穴CI)で示さ
れる化合物が何ら制限なく採用される。本重合で用いる
有機ケイ素化合物の使用量はチタン含有ポリプロピレン
中のTi原子に対しSi/Ti(モル比)で、0.1〜
1000、好ましくは、0.5〜500である。
その他の重合条件は、本発明の効果が認められる限り、
特に制限はしないが、一般には次の条件が好ましい。重
合温度ば20〜200°C1好ましくは50〜150℃
であり、分子量調節剤として水素を共存させることもで
きる。また、重合はスラリー重合、無溶媒重合及び気相
重合にも適用でき、回分式、半回分式5連続式の何れの
方法でもよく、更に重合を条件の異なる2段以上に分け
て行うこともできる。
本重合ではプロピレンを単独で重合させても良く、エチ
レン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−
メチルペンテン−1などのプロピレン以外のα−オレフ
ィンとプロピレンとを共重合させても良い。共重合を行
なう場合は、得られる超高分子ポリプロピレンの単量体
単位の組成がプロピレンに基づく単量体単位が95モル
%を越え、プロピレン以外のα−オレフィンに基づく単
量体単位が5モル%未満となるように共重合が行なわれ
る。
更に炭素数3以上のオレフィンの立体規則性制御のため
、エーテル、アミン、アミド、含硫黄化合物、ニトリル
、カルボン酸、酸アミド、酸無水物、酸エステルなどの
電子供与体を共存させることができる。
本発明において、上記した方法で得られた超高分子量ポ
リプロピレンは有機過酸化物の存在下に溶融混練される
。この溶融混純により、分子量分布が狭く、且つ分子量
が任意に調整されたポリプロピレンが得られる。溶融混
練を行なうにあたり、超高分子量ポリプロピレンと有機
過酸化物が混合されるが、その混合方法は特に限定され
ない。例えば、ブレンダー、ミキサー等の混合機を用い
て機械的に混合する方法、有機過酸化物を適当な溶剤に
溶解させて超高分子量ポリプロピレンに付着させ、該溶
剤を乾燥することによって混合する方法等がある。
溶融混練温度は、ポリプロピレンの溶融温度以上でかつ
有機過酸化物の分解温度以上の温度が採用される。しか
し、あまり加熱温度が高いとポリプロピレンの熱劣化を
招く。一般に該溶融温度は、170〜300℃、特に1
80〜250℃の範囲内に設定することが好ましい。
本発明に用いる有機過酸化物は公知のものが一般に使用
される。代表的な有機過酸化物としては、例えばメチル
エチルヶI−ンパーオキサイド、メチルイソブチルケト
ンパーオキサイド等のケトンパーオキサイド;イソブチ
リルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド等のジア
シルパーオキサイド;ジイソプロビルヘンゼンハイドロ
バーオキサイド、その他のハイドロパーオキサイドシ2
,5−ジメチル2,5−ジー(t−ブチルパーオキシ)
ヘキサン、1.3−ビス−(t−ブチルパーオキシイソ
プロビル)ベンゼン等のジアルキルパーオキサイド;1
,1−ジ−t−ブチルパーオキシ−シクロヘキサン、そ
の他のパーオキシケタール;t−ブチルパーオキシアセ
テート、t−ブチルパーオキシベンゾエート等のアルキ
ルパーエステル:t−プチルパーオキシイソプロピルカ
ーボネート、その他のパーカーボネート等が挙げられる
前記有機過酸化物の使用量は、得られるポリプロピレン
のメルトインデックスの設定値等によって異なり一概に
決定されないが、超高分子量ポリプロピレン100重量
部に対してo、oot〜1.0重量部、好ましくは0.
01〜0.5重量部が一般的である。
該有機過酸化物との溶融混練で得られたポリプロピレン
のメルトインデックスは0.1−100g/10分であ
り、この時の分子量分布はGPCで測定した重量平均分
子量と数平均分子量との比(M w / M n )で
4.0以下、好ましくは3.0以下である。−また、溶
融混純により得られたポリプロピレンには、低分子量成
分の生成が実質的に認められず、cpcで測定した分子
量1万以下の成分は、分解前の超高分子量ポリプロピレ
ンと同様に1.0重量%以下である。これは有機過酸化
物による分解が高分子量成分について選択的に進行した
結果であると推定される。
(効 果) 本発明により得られたポリプロピレンは、低分子量成分
が極めて少なく、且つ分子量分布が極めて狭いことから
、剛性、耐熱性及び耐反り性に優れた成形品を得ること
ができる。
(実施例) 以下、本発明を実施例及び比較例を掲げて説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
以下の実施例において用いた測定方法について説明する
(1)  重量平均分子量分布及び分子量1万以下の含
有量の測定 GPC(ゲルパーミェーションクロマトグラフィー)法
により測定した。ウォーターズ社製GPC−150Cに
より、0−ジクロルベンゼンを溶媒とし、135℃で行
った。用いたカラムは、東ソー製TSKgep GMH
6−HT、ゲルサイズ10〜15μである。較正曲線は
標準試料として重量平均分子量が950.2900. 
1万、5万、49.8万。
270万、675万のポリスチレンを用いて作成した。
(2)  メルトインデックス(以下、Mlと略す)A
STMD−1238に準拠 (3)P−キシレン可溶分 ポリマー1gをP−キシレン100ccに加え攪拌しな
がら130℃に昇温した後、更に30分攪拌を続け、均
一なP−キシレン溶液を調整した。
その後室温く23℃)まで放冷後、24時間放置した。
析出したゲル状物はろ別し、P−キシレン溶液を完全に
濃縮することで可溶分量を求めた。
り〜キンレン可溶分(χ>−p−キシレン可溶分軸)X
 100で表わされる。
f41  ” C−N M Rペンクソド分率へ、Za
wbelli等によってMacromolecules
 6.925(1973)に発表されている方法、すな
わち、+3C〜NMRを用いポリマー分子鎖中の連続し
たモノマー5個のアイソタクチックに結合した分率であ
る。
測定はJIEOLGSX−270を用イテパルス幅90
°。
パルス間隔15秒、積算1oooo回で行った。ピーク
の帰属Macromolecules 8.697(1
975)に従って行つた・ (5)見掛は比重 J I S  K6721 (1977年)に準拠した
(6)曲げ弾性率 日本製鋼所 J120S^■型 射出成形機により63
、6 *璽X l 2.7曹曹X0.31mの試験片を
作成しASTM;D−790に準じて行った。
(7)熱変形温度 日本製鋼所 J12O3A II型 射出成形機により
63.6龍X 12.7璽菖X0.31璽璽の試験片を
作成し八STM:D−648に準じて行った。
(8)  反り 日本製鋼所 J12O3A IT型 射出成形機により
直径150 ** X 2. Q **の円盤状試験板
を作成し、48時間後に平面板上に置き、水平面からの
垂直距離の最大値H(max)を円盤の直径で割った値
を反り(%)とした。
そり (%) −H(max)/円盤の直径×100実
施例1 〔チタン化合物の精製〕 チタン成分の調整方法は、特開昭58−83006号公
報の実施例1の方法に準じて行った。すなわち無水塩化
マグネシウム0.95 g (10mmojり 。
7’ /JJン10mβ、及び2−エチルヘキシルアル
コール4.7 m12 (30mmo#)を125℃で
2時間加熱撹拌した後、この溶液中に無水フタル酸0.
55g (3,75mmoβ)を添加し、125℃にて
さらに1時間撹拌混合を行い、均一溶液とした。室温ま
で冷却した後、120℃に保持された四塩化チタン40
 mal (0,36mmoj2)中に1時間にわたっ
て全量滴下装入した。装入終了後、この混合液の温度を
2時間かけて1)0°Cに昇温し、1)0℃に達したと
ころでジイソブチルフタレート0554m12 (2,
5mmoI!、)を添加し、これより2時間同温度にて
攪拌上保持した。2時間の反応終了後熱濾過にて固体部
を採取し、この固体部を200mβのTiCβ4にて再
懸濁させた後、再び1)0℃で2時間、加熱反応を行な
った。反応終了後、再び熱濾過にて固体部を採取し、デ
カン及びヘキサンにて、洗液中に遊離のチタン化合物が
検出されなくなるまで充分洗浄した。以上の製造方法に
て調製された固体Ti触媒成分は、ヘプタンスラリーと
して保存した。固体Ti触媒成分の組成はチタン2.1
重量%、塩素57重量%、マグネシウム18.0重量%
、及びジイソブチルフタレニト21.9重量%であった
〔予備重合〕
N2置換を施した1′βオートクレーブ中に精製へブタ
ン200n+j!、l−リエチルアルミニウム50mm
off、  ジフェニルジメトギシシラン10mmo 
(1、ヨウ化エチル50+++mo6及び固体Ti触媒
成分をTi原子換算で5 mmo!装入した後、プロピ
レンを固体Ti触媒成分1gに対し5gとなるように1
時間連続的に反応器に導入し予備重合1回目を施した。
なお、この間の温度は15°Cに保持した。1時間後プ
ロピレンの導入を停止し、反応器内をN2で充分に置換
した。得られたスラリーの固体部分を精製へブタンで6
回洗浄した。
更にこの固体成分をN2置換を施したII!−オートク
レーブ中に装入し、精製へブタン200mj!、  ト
リエチルアルミニウム50mmoβ、6−1−ジェトキ
シシリル2−ノルボルネン10 mmoρ。
ヨウ化エチル10mmo6を加えた後、プロピレンを更
に固体Ti触媒成分1gに対し、5gとなるように1時
間、連続的に反応器内に導入し、予備重合2回目を施し
た。なおこの間の温度は15°Cに保持した。得られた
スラリーの固体部分を精製へブタンで6回洗浄し、チタ
ン含有ポリプロピレンを得た。
〔本重合〕
N2置換を施した内容量400I!オー)・クレープに
、プロピレン2007!を装入し、トリエチルアルミニ
ウム274mmoj?、  ジフェニルジメトキシシラ
ン214mmolを装入した後、オートクレーブの内湯
を65℃に昇温し、チタン含有ポリプロピレンをチタン
原子として1.1mmoj2装入し、続いてオートクレ
ーブの内湯を75℃まで昇温し、3時間のプロピレンの
重合を行った。重合圧力は34kg/ca(であり、こ
の間の温度は75℃に保持した。3時間後未反応のプロ
ピレンをパージし、白色顆粒状の重合体(重合パウダー
)を得た。全重合体の収量は26kgであり、この時の
活性は10400 g  P P / g −Cat 
・3Hrであった。
ポリマーの重量平均分子量、メルトインデックス、P−
キシレン可溶分、”C−NMRペンタッド分率、GPC
曲線1万以下の重量%、見掛比重を第1表に示した。
得られた白色顆粒状の重合体に1.3−ビス−(t−ブ
チルパーオキシイソプロピル)−ベンゼンを表2に示す
如く混合し、これに更に酸化防止剤、熱安定剤、塩素捕
捉剤を添加してヘンシェルミキサーで混合した。
次いで495mφ押出機でダイス出口の樹脂温度が22
0℃になるように押出してペレットを得た。
結果を表2に示した。
実施例2 実施例1の本重合に於いて、プロピレンを200ρ装入
し、トリエチルアルミニウム274mmol。
ジフェニルジメトキシシラン274mmo7!を装入し
た後、エチレン濃度が0.3 mo 7i%になるよう
にエチレンガスを装入し、オートクレーブの内湯を65
℃に昇温し、予備重合で得られたチタン含有ポリプロピ
レンをチタン原子として1.1mmoβ装入し、続いて
オートクレーブの内温を70℃まで昇温し3時間の重合
を行った。重合槽内のエチレン濃度は0.3 no 1
%に保つようにガスクロマトグラフで確認しながら断続
的にエチレンガスをフィードした。3時間後、未反応の
千ツマ−をパージし、白色顆粒状の重合体を得た。その
後は、実施例1と同様に有機過酸化物により分解を行な
った。
結果を表1及び表2に示した。
実施例3〜5 実施例1の本重合に於いて、分子量調節剤として水素を
10mf(実施例3)、20m1(実施例4)、30+
nl(実施例5)装入した以外は実施例1と同様の操作
を行った。結果を表1及び表2に示した。
比較例1 特開昭62−22808号公報の実施例1に示された方
法に準じて、触媒成分の調製及びプロピレンの重合を行
った。結果を表1及び表2に示した。
比較例2.3 実施例1の重合に於いて、分子量調節剤として水素を8
On+1(比較例2)、120mβ(比較例3)装入し
た以外は実施例1と同様の操作を行った。結果を表1及
び表2に示した。
比較例4 実施例1の予備重合に於いて、予備重合の2回目を施こ
さなかった以外は実施例1と同様の操作を行った。結果
を表1及び表2に示した。
比較例5 実施例1の重合に於いて、分子量調節剤として水素を4
00m/装入し重合を行った。得られたポリプロピレン
の重量平均分子量は25万であり、メルトインデイクス
は10g/10分であった。
これに有機過酸化物を添加せず、酸化防止剤、熱安定剤
、塩素捕捉剤のみを添加混合し、40龍φ押出機で押出
しペレットとした。結果を表2に示した。
実施例6,7 実施例1で得られたポリプロピレンに有機過酸化物を表
2に示した如く混合した以外は実施例1と同様の操作を
行った。結果を表2に示した。
実施例8〜1) 実施例1の予備重合において、予備重合の2回目で用い
る有機ケイ素化合物を6−ドリエトキシシリルー2−ノ
ルボルネンの代わりにフェニルトリエトキシシラン(実
施例8)、メチルトリエトキシシラン(実施例9)、メ
チルフエニルジエトキシシラン(実施例10)、ブチル
トリエトキシシラン(実施例1))を用いた以外は実施
例1と同様の操作を行った。以下は実施例1と同様に有
機過酸化物により分解した。結果を表3及び表4に示し
た。
実施例12 〔チタン化合物の調製〕 チタン化合物の調製方法は、特開昭62−104810
号公報の実施例1の方法に準じて行った。
すなわち、三塩化アルミニウム(無水)100gと水酸
化マグネシウム29gを振動ミルで250℃にて3時間
粉砕させながら反応させた。加熱終了後、窒素気流中で
冷却し、固体生成物(1)を得た。
ガラスフラスコ中において、精製デカン15m7!、固
体生成物(1)2.5g、オルトチタン酸n−ブチル8
.5g、2−エチル−1−ヘキサノール9,8gを混合
し、攪拌しながら130℃に1.5時間加熱して溶解さ
せ均一な溶液とした。その溶液を70℃とし、P−)ル
イル酸エチル1.8gを加え1時間反応させた後、攪拌
しながら四塩化ケイ素26gを2時間かけて滴下し固体
を析出させ、更に70℃、1時間攪拌した。固体を溶液
から分離し精製へキサンにより洗浄し固体生成物(If
)を得た。
その固体生成物(n)全量に1. 2−ジクロルエタン
30m!および四塩化チタン30mj!とともにフタル
酸ジイソブチル1.5gを加え、攪拌しながら100℃
に2時間反応させた後、同温度にてデカンテーションに
より液相部を除き、再び1.2−ジクーロルエタン30
m1!、四塩化チタン30n!、フタル酸ジイソブチル
1.5gを加え、攪拌しながら100℃に2時間反応さ
せた後、熱濾過にて固体部を採取して精製へキサンで洗
浄し、25℃減圧下で1時間乾燥して固体生成物(1)
を得た。
固体生成物(III)は球形であり、平均粒径ば15μ
mで、その粒径分布は極めて狭いものであった。この固
体生成物(III)を固体Ti触媒成分とした。
なお、該固体Ti触媒成分の組成分析結果は、Ti3.
0重量%(以後%と記す)、l!56.2%、 Mg1
7.6%、il、7%、フタル酸ジイソブチル20.1
%、ブトキシ基1.1%、2−エチルヘキノキシ基0.
2%、P−トルイル酸エチル0.1%であつた・ その後の予備重合及び重合は実施例1と同様に行った。
また、得られた重合体の物性を表5に示した。さらに実
施例1と同様にして有機過酸化物により分解した結果を
表6に示した。
実施例13 〔チタン化合物の調製〕 チタン化合物の調製方法は、特開昭62−1)706号
公報の実施例1の方法に準じて行った。
すなわち、窒素置換した500m/内容積のガラス製三
ツロフラスコ(温度計、攪拌機付き)に、50IIII
lの精製へブタン、50 霧lのチタンテI・う7” 
) −t−シト、7.0gの無水塩化マグネシウムを加
える。その後、フラスコを90’Cに昇温し、2時間か
けて塩化マグネシウムを完全に溶解させた。
次にフラスコを40℃まで冷却し、メチルハイドロジエ
ンポリシロキサン10+ajlを添加することにより、
塩化マグネシウム、チタンテトシブトキシド錯体を析出
させた。これを精製へブタンで洗浄して、灰白色の固体
を得た。
窒素置換した300nj!内容積のガラス製三ツロフラ
スコ(温度計、攪拌機付き)に、上記で得た析出固体1
0gを含むヘプタンスラリー50IIIlを導入した。
次いで、四塩化ケイ素5.8m#を含むヘプタン溶液2
0m1を室温で30分かけて加えて、さらに30℃で4
5分間反応させた。
さらに90℃で1.5時間反応させ、反応終了後、精製
へブタンで洗浄した。次いで、フタル酸ジヘプチル1.
5+++7!を含むヘプタン溶液50mnを加えて50
℃で2時間反応させ、この後、精製へブタンで洗浄し、
さらに四塩化チタン25mI!を加えて90℃で2時間
反応させた。これを精製へブタンで洗浄して、固体Ti
触媒成分を得た。
固体Ti触媒成分中のチタン含量は、3.04重量%で
あった。この後の予備重合、及び重合は実施例1と同様
に行った。次いで、実施例1と同様にして有機過酸化物
により分解した。結果を表5゜表6に示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量平均分子量が100万以上であり、且つ分子
    量1万以下の成分が1重量%以下である超高分子量ポリ
    プロピレンと有機過酸化物とを溶融混練することを特徴
    とするポリプロピレンの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109206547A (zh) * 2017-07-03 2019-01-15 中国石化扬子石油化工有限公司 一种Ziegler-Natta型的丙烯聚合催化剂的外给电子体及包含它的催化剂

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