JP2691023B2 - 超高分子量ポリプロピレン及びその製造方法 - Google Patents

超高分子量ポリプロピレン及びその製造方法

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JP2691023B2
JP2691023B2 JP1203777A JP20377789A JP2691023B2 JP 2691023 B2 JP2691023 B2 JP 2691023B2 JP 1203777 A JP1203777 A JP 1203777A JP 20377789 A JP20377789 A JP 20377789A JP 2691023 B2 JP2691023 B2 JP 2691023B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高い結晶性を有し、成形性及び成形品の機
械的特性に優れた超高分子量ポリプロピレンに関する。
〔従来技術及び発明が解決しようとする課題〕
超高分子量ポリエチレンは、従来のポリエチレンに比
べて耐衝撃性,耐摩耗性,耐薬品性および引張強度等に
優れており、エンジニアリングプラスチツクとしての用
途が広がっている。ポリプロピレンについても分子量を
大きくすることによつてポリエチレンと同様に機械的特
性が向上すると予想される。そして、例えば、特開昭62
−22808号公報では、粘度平均分子量が200〜500万、或
いはそれ以上の超高分子量ポリプロピレンが得られてい
る。
しかしながら、上記の超高分子量ポリプロピレンは、
分子量が十分に大きいが、結晶性が低いという欠点があ
った。本発明者らが確認したところによると、ポリプロ
ピレンの分子量を大きくすると結晶性が低下するという
傾向が認められた。このために超高分子量で且つ高結晶
性という二つの要件を同時に満たすポリプロピレンは得
られていない。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、超高分子量で且つ高結晶性のポリプロ
ピレンを得ることを目的として鋭意研究を重ねた結果、
上記の二つの要件を同時に満した優れた物性を示すポリ
プロピレンの製造に成功し、本発明を完成させるに至っ
た。
即ち、本発明は、 (A) プロピレンに基づく単量体単位が95モル%を越
えて100モル%以下、プロピレン以外のα−オレフイン
に基づく単量体単位が0モル%以上5モル%未満であ
り、 (B) 重量平均分子量が150万〜700万であり、 (C) p−キシレン可溶分が1.0重量%以下であり、
且つ (D) 13C−NMRで測定したアイソタクチックペンタッ
ド分率(以下、単に「ペンタッド分率」ともいう。)が
0.96以上であることを特徴とする超高分子量アイソタク
チックポリプロピレン(以下、「本発明の超高分子量ポ
リプロピレン」ともいう。)である。
本発明の超高分子量ポリプロピレンは、プロピレンの
単独重合体又は、エチレン、1−ブデン、1−ヘキセ
ン、1−オクテン、4−メチル−1ペンテン等のプロピ
レン以外のα−オレフイン5モル%未満と95モル%を越
えるプロピレンとのランダム共重合体である。
本発明の超高分子量ポリプロピレンは、重量平均分子
量が150万〜700万である。本発明の超高分子量ポリプロ
ピレンの重量平均分子量は150万〜700万であればよい
が、優れた機械的特性を得るためには150万〜300万の範
囲であることが好ましい。
本発明の超高分子量ポリプロピレンは、高結晶性であ
る。即ち、P−キシレン可溶分は10重量%以下である。
P−キシレン可溶分が10重量%を超えた場合には、分子
量を大きくしたことによる機械的特性の向上というメリ
ツトが十分に発揮されないために好ましくない。P−キ
シレン可溶分は10重量%以下であれば良いが、0.8重量
%以下、さらには0.6重量%以下という極めて高結晶性
のポリプロピレンとすることもできる。
尚、上記のP−キシレン可溶分は後述する方法により
測定された値である。
本発明の超高分子量ポリプロピレンの上記した結晶性
には、立体規則性が大きく影響する。本発明の超高分子
量ポリプロピレンは、その立体規則性が13C−NMR(核磁
気共鳴)により測定されたペンタッド分率で0.96以上、
好ましくは0.97以上、更に好ましくは0.98以上のアイソ
タクチックポリプロピレンである。
また、本発明の超高分子量ポリプロピレンは、低分子
量成分の量が著しく少ないために、さらに良好な機械的
特性を示す。即ち、ゲルパーミエーシヨン・クロマトグ
ラフイー(GPC)で測定した溶出曲線において、分子量
1万以下の成分が全体の1.0重量%以下、さらには0.5重
量%以下である超高分子量ポリプロピレンが得られる。
本発明の超高分子量ポリプロピレンは、重合により粉
体として得られる。この粉体の見掛け比重は、通常0.30
〜0.45g/cm3の範囲であり、取扱いの点からは0.35〜0.4
0g/cm3の範囲であることが好ましい。
本発明の超高分子量ポリプロピレンは、次のような挙
動を示す。即ち、重合により得られた超高分子量ポリプ
ロピレンの粉体は、130℃のP−キシレンに1重量%の
濃度で溶解させた場合、通常は全粉体のうち80重量%以
上、さらには後述する実施例では100重量%が溶解す
る。しかし、一旦溶解させた後にP−キシレンを蒸発又
は冷却することによって回収した粉体は、130℃のP−
キシレンに1重量%の濃度で溶解させようとしても、全
粉体の高々40重量%しか溶解しない。また、重合により
得られた上記の粉体は、射出成形,押出成形,プレス成
形等の通常の成形方法により容易に成形可能であるが、
一度成形されたものは、再び通常の成形方法では成形で
きなくなる。しかも、一度成形されたものは、上述した
130℃のP−キシレンに一旦溶解させたものと同様に、1
30℃のP−キシレンには溶解し難くなる。
本発明の超高分子量ポリプロピレンが上記したような
挙動を示す原因は、未だ解明されていないが、本発明者
らは次のように推測している。超高分子量ポリプロピレ
ンが、一度熱的または溶剤により溶融または溶解され、
それが再び結晶化する際に高分子鎖が絡まりあい、あた
かも架橋したかのような挙動を示す。このために再度の
熱的な溶融や溶剤による溶解が困難になるものと考えて
いる。
本発明の超高分子量ポリプロピレンは、どのような方
法によって得ても良いが、特に次の方法が好ましく採用
される。
下記成分A,B及びC A.チタン化合物 B.有機アルミニウム化合物 C.一般式〔I〕 RnSi(OR′)4-n で示される有機ケイ素化合物 の存在下にプロピレンの予備重合多段で、且つ各予備重
合段階で異なる有機ケイ素化合物を用いて行なった後、 D.予備重合で得られたチタン含有ポリプロピレン E.上記Bと同様の有機アルミニウム化合物 F.上記Cと同様の有機ケイ素化合物 の存在下にプロピレンの単独重合又はプロピレンとプロ
ピレン以外のα−オレフインとの共重合を行なう方法で
ある。予備重合で用いられるチタン化合物〔A〕は、オ
レフインの重合に使用されることが公知の化合物が何ら
制限なく採用される。特に、チタン,マグネシウム及び
ハロゲンを成分とする触媒活性の高いチタン化合物が好
適である。このような触媒活性の高いチタン化合物は、
ハロゲン化チタン,特に四塩化チタンを種々のマグネシ
ウム化合物に担持させたものとなっている。この触媒の
製法は、公知の方法が何ら制限なく採用される。例え
ば、特開昭56−155206号公報,同56−136806号公報,同
57−34103号公報,同58−8706号公報,同58−83006号公
報,同58−138708号公報,同58−183709号公報,同59−
206408号公報,同59−219311号公報,同60−81208号公
報,同60−81209号公報,特開昭60−186508号公報,同6
0−192708号公報,同61−211309号公報,同61−271304
号公報,同62−15209号公報,同62−11706号公報,同62
−72702号公報,同62−104810号公報等に示されている
方法が採用される。具体的には、例えば、四塩化チタン
を塩化マグネシウムのようなマグネシウム化合物と共粉
砕する方法、アルコール,エーテル,エステル,ケトン
又はアルデヒド等の電子供与体の存在下にハロゲン化チ
タンとマグネシウム化合物とを共粉砕する方法、又は、
溶媒中でハロゲン化チタン,マグネシウム化合物及び電
子供与体を接触させる方法等が挙げられる。
次に有機アルミニウム化合物〔B〕も、オレフインの
重合に使用されることが公知の化合物が何ら制限なく採
用される。例えば、トリメチルアルミニウム,トリエチ
ルアルミニウム,トリ−nプロピルアルミニウム,トリ
−nブチルアルミニウム,トリ−iブチルアルミニウ
ム,トリ−nヘキシルアルミニウム,トリ−nオクチル
アルミニウム,トリ−nデシルアルミニウム等のトリア
ルキルアルミニウム類;ジエチルアルミニウムモノクロ
ライド等のジエチルアルミニウムモノハライド類;メチ
ルアルミニウムセスキクロライド,エチルアルミニウム
セスキクロライド,エチルアルミニウムジクロライド等
のアルキルアルミニウムハライド類などが挙げられる。
他にモノエトキシジエチルアルミニウム,ジエトキシモ
ノエチルアルミニウム等のアルコキシアルミニウム類を
用いることができる。中でもトリエチルアルミニウムが
最も好ましい。各予備重合段階で使用する有機アルミニ
ウム化合物の使用量はチタン化合物中のTi原子に対しAl
/Ti(モル比)で1〜100、好ましくは2〜20である。
さらに、有機ケイ素化合物〔C〕は、前記一般式
〔I〕で示される化合物が何ら制限なく採用される。一
般式〔I〕中のR及びR′は、アルキル基,アルケニル
基,アルキニル基及びアリール基等の炭化水素基であ
る。本発明において好適に用いられる有機ケイ素化合物
を例示すると、次のとおりである。例えば、トリメチル
メトキシシラン,トリメチルエトキシシラン,ジメチル
ジメトキシシラン,ジメチルジエトキシシラン,ジフエ
ニルジメトキシシラン,メチルフエニルジメトキシシラ
ン,ジフエニルジエトキシシラン,エチルトリメトキシ
シラン,メチルトリメトキシシラン,ビニルトリメトキ
シシラン,フエニルトリメトキシシラン,メチルトリエ
トキシシラン,エチルトリエトキシシラン,ビニルトリ
エトキシシラン,ブチルトリエトキシシラン,フエニル
トリエトキシシラン,6−トリエトキシシリル2−ノルボ
ルネンなどである。
各予備重合段階で用いる有機ケイ素化合物の使用量は
チタン化合物中のTi原子に対しSi/Ti(モル比)で0.1〜
100、好ましくは0.5〜10である。
本発明においては、上記したチタン化合物〔A〕,有
機アルミニウム化合物〔B〕及び有機ケイ素化合物
〔C〕に加えて、下記一般式〔II〕 R″−1 〔II〕 で示されるヨウ素化合物〔D〕を用いることが、得られ
る超高分子量ポリプロピレンの結晶性がさらに高くなる
ために好ましい。
前記一般式〔II〕中、R″で示される炭化水素基は、
アルキル基,アルケニル基,アルキニル基又はアリール
基等である。本発明で好適に使用し得るヨウ素化合物を
具体的に示すと次のとおりである。例えば、ヨウ素,ヨ
ウ化メチル,ヨウ化エチル,ヨウ化プロピル,ヨウ化ブ
チル,ヨードベンゼン,P−ヨウ化トルエン等である。中
でもヨウ化メチル,ヨウ化エチルが好ましい。各予備重
合段階で用いるヨウ素化合物の使用量はチタン化合物中
のチタン原子に対し、I/Ti(モル比)で、0.1〜100、好
ましくは0.5〜50である。
本発明において、予備重合を多段階に行なうとは、上
記〔A〕,〔B〕,〔C〕および必要により用いられる
〔D〕の各成分の存在下にプロピレンを予備重合し、得
られたチタン含有ポリプロピレンと上記〔B〕,〔C〕
および必要により用いられる〔D〕の各成分の存在下に
さらにプロピレンの予備重合を繰り返し行なうことをい
う。予備重合は2〜5回の範囲で行なうことが好まし
い。各予備重合段階で用いる上記の各成分は逐次添加さ
れてもよく、一括混合したものを用いても良い。各予備
重合段階でのプロピレンの重合量は、チタン化合物1g当
り、0.1〜100g、好ましくは1〜100gの範囲であり、工
業的には2〜50gの範囲が好適である。
各予備重合段階では、夫々異なる種類の有機ケイ素化
合物が用いられる。有機ケイ素化合物としては、前記一
般式〔I〕中のR及びR′の少くとも一方が嵩高い炭化
水素基、例えばフエニル基,シクロヘキシル基又はノル
ボルニル基等である化合物を用いることが、高結晶性の
超高分子量ポリプロピレンが得られるために好ましい。
各予備重合段階で用いられる有機ケイ素化合物の使用順
序は特に制限されない。
各予備重合ではプロピレンを単独で重合させても良
く、エチレン,1−ブテン,1−ペンテン,1−ヘキセン,4−
メチルペンテン−1などのプロピレン以外のα−オレフ
インとプロピレンとを共重合させても良い。しかし、立
体規則性の向上を勘案すると、プロピレンを95モル%以
上用いることが好ましい。また各予備重合の段階で水素
を共存させることも可能である。
各予備重合は通常スラリー重合を適用させるのが好ま
しく、溶媒として、ヘキサン,ヘプタン,シクロヘキサ
ン,ベンゼン,トルエンなどの飽和脂肪族炭化水素若し
くは芳香族炭化水素を単独で、又はこれらの混合溶媒を
用いることができる。各予備重合温度は、−20〜100
℃、特に0〜60℃の温度が好ましく、予備重合の各段階
では異なる温度の条件下で行ってもよい。予備重合時間
は、予備重合温度及び予備重合での重合量に応じ適宜決
定すれば良く、予備重合における圧力は、限定されるも
のではないが、スラリー重合の場合は、一般に大気圧〜
5kg/cm2 G程度である。各予備重合は、回分、半回分、
連続のいずれの方法で行ってもよい。各予備重合終了後
には、ヘキサン,ヘプタン,シクロヘキサン,ベンゼ
ン,トルエン等の飽和脂肪族炭化水素若しくは芳香族炭
化水素を単独で、または混合溶媒で洗浄することが好ま
しく、洗浄回数は通常の場合5〜6回が好ましい。
上記予備重合の後に本重合が行なわれる。本重合は、
上記の予備重合により得られたチタン含有ポリプロピレ
ン,有機アルミニウム化合物,有機ケイ素化合物の存在
下に行なわれる。
本重合で用いられる有機アルミニウム化合物は、前述
の予備重合に用いたものが使用でき、最も好ましくはト
リエチルアルミニウムである。有機アルミニウム化合物
の使用量はチタン含有ポリプロピレン中のチタン原子に
対し、Al/Ti(モル比)で、10〜1000、好ましくは、50
〜500である。
さらに、有機ケイ素化合物は、前記一般式〔I〕で示
される化合物が何ら制限なく採用される。本重合で用い
る有機ケイ素化合物の使用量はチタン含有ポリプロピレ
ン中のTi原子に対しSi/Ti(モル比)で0.1〜1000、好ま
しくは0.5〜500である。
その他の重合条件は、本発明の効果が認められる限
り、特に制限はしないが、一般には次の条件が好まし
い。重合温度は20〜200℃、好ましくは50〜150℃であ
り、分子量調節剤として水素を共存させることもでき
る。また、重合はスラリー重合,無溶媒重合及び気相重
合にも適用でき、回分式,半回分式,連続式の何れの方
法でもよく、更に重合を条件の異なる2段以上に分けて
行うこともできる。
本重合ではプロピレンを単独で重合させても良く、エ
チレン,1−ブテン,1−ペンテン,1−ヘキセン,4−メチル
ペンテン−1などのプロピレン以外のα−オレフインと
プロピレンとを共重合させても良い。共重合を行なう場
合は、得られる超高分子量ポリプロピレンの単量体単位
の組成がプロピレンに基づく単量体単位が95モル%を越
え、プロピレン以外のα−オレフインに基づく単量体単
位が5モル%未満となるように共重合が行なわれる。
更に炭素数3以上のオレフインの立体規則性制御のた
め、エーテル,アミン,アミド,含硫黄化合物,ニトリ
ル,カルボン酸,酸アミド,酸無水物,酸エステルなど
の電子供与体を共存させることができる。
本発明の超高分子量ポリプロピレンは、射出成形,押
出成形,プレス成形など各種の成形法により種々の形状
を有する成形品にすることができる。
成形に際し、本発明の超高分子量ポリプロピレンに、
従来のポリオレフインに用いられている各種の添加剤及
び成形助剤を添加してもよい。
〔効 果〕
本発明の超高分子量ポリプロピレンは、分子量が大き
く且つ結晶性も高い。従って、超高分子量であることに
よる機械的特性の向上というメリツトが十分に発揮さ
れ、優れた物性を有するポリプロピレンとなる。即ち、
本発明の超高分子量ポリプロピレンは、曲げ弾性率,耐
熱性,衝撃強度に優れたものである。このため、本発明
の超高分子量ポリプロピレンは、歯車,パツキン,ガス
ケツト等の機械部品;ラジエータータンク,ウオツシヤ
ータンク,インナーパネル等の自動車部品;スポーツ用
品材料;各種ライニング材として用いることができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例及び比較例を掲げて説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
以下の実施例において用いた測定方法について説明す
る。
(1) 重量平均分子量 GPC(ゲルパーミエーシヨンクロマトグラフイー)法
により測定した。ウオーターズ社製GPC−150Cにより、
o−ジクロルベンゼンを溶媒とし、135℃で行った。用
いたカラムは、東ソー製TSK gep GMH6−HT,ゲルサイ
ズ10〜15μである。較正曲線は標準試料として重量平均
分子量が950,2900,1万,5万,49.8万,270万,675万のポリ
スチレンを用いて作成した。
(2) メルトインデツクス(以下、MIと略す) ASTMD−1238に準拠 (3) P−キシレン可溶分 ポリマー1gをP−キシレン100ccに加え撹拌しながら1
30℃に昇温した後、更に30分撹拌を続け、均一なP−キ
シレン溶液を調製した。その後室温(23℃)まで放冷
後、24時間放置した。析出したゲル状物はろ別し、P−
キシレン溶液を完全に濃縮することで可溶分量を求め
た。
P−キシレン可溶分(%)=P−キシレン可溶分(g)×10
0 で表わされる。
(4) 13C−NMR ペンタツド分率 A.Zawbelli等によってMacromolecules 6,925(197
3)に発表されている方法、すなわち、13C−NMRを用い
ポリマー分子鎖中の連続したモノマー5個のアイソタク
チツクに結合した分率である。測定はJEOLGSX−270を用
いてパルス幅90゜,パルス間隔15秒,積算10000回で行
った。ピークの帰属はMacromoecules 8,697(1975)に
従って行った。
(5) 見掛け比重 JIS K6721(1977年)に準拠した。
(6) 曲げ弾性率 日本製鋼所 J120SA II型 射出成形機により63.6mm
×12.7mm×0.31mmの試験片を作成しASTM:D−790に準じ
て行った。
(7) 熱変形温度 日本製鋼所J120SA II型 射出成形機により63.6mm×1
2.7mm×0.31mmの試験片を作成し、ASTM:D−648に準じて
行った。
(8) アイゾツト衝撃値 日本製鋼所J120SA II型 射出成形機により127×12.7
×3.175mmノツチ付試験片を作成し、ASTM:D−256に準じ
て23℃で測定を行った。
実施例1 〔チタン化合物の調製〕 チタン成分の調製方法は、特開昭58−83006号公報の
実施例1の方法に準じて行った。すなわち無水塩化マグ
ネシウム0.95g(10mmol),デカン10ml,及び2−エチル
ヘキシルアルコール4.7ml(30mmol)を125℃で2時間加
熱撹拌した後、この溶液中に無水フタル酸0.55g(3.75m
mol)を添加し、125℃にてさらに1時間撹拌混合を行
い、均一溶液とした。室温まで冷却した後、120℃に保
持された四塩化チタン40ml(0.36mol)中に1時間にわ
たって全量滴下装入した。装入終了後、この混合液の温
度を2時間かけて110℃に昇温し、110℃に達したところ
でジイソブチルフタレート0.54ml(2.5mmol)を添加
し、これより2時間同温度にて撹拌下保持した。2時間
の反応終了後熱濾過にて固体部を採取し、この固体部を
200mlのTiCl4にて再懸濁させた後、再び110℃で2時
間、加熱反応を行なった。反応終了後、再び熱濾過にて
固体部を採取し、デカン及びヘキサンにて、洗液中に遊
離のチタン化合物が検出されなくなるまで充分洗浄し
た。以上の製造方法にて調製された固体Ti触媒成分は、
ヘプタンスラリーとして保存した。固体Ti触媒成分の組
成はチタン21重量%,塩素57重量%,マグネシウム18.0
重量%,及びジイソブチルフタレート21.9重量%であっ
た。
〔予備重合〕
N2置換を施した1オートクレーブ中に精製ヘプタン
200ml,トリエチルアルミニウム50mmol,ジフエニルジメ
トキシシラン10mmol,ヨウ化エチル50mmol及び固体Ti触
媒成分をTi原子換算で5mmol装入した後、プロピレンを
固体Ti触媒成分1gに対し5gとなるように1時間連続的に
反応器に導入し予備重合1回目を施した。なお、この間
の温度は15℃に保持した。1時間後プロピレンの導入を
停止し、反応器内をN2で充分に置換した。得られたスラ
リーの固体部分を精製ヘプタンで6回洗浄した。
更にこの固体成分をN2置換を施した1−オートクレ
ーブ中に装入し、精製ヘプタン200ml,トリエチルアルミ
ニウム50mmol,6−トリエトキシシリル2−ノルボルネン
10mmol,ヨウ化エチル10mmolを加えた後、プロピレンを
更に固体Ti触媒成分1gに対し、5gとなるように1時間、
連続的に反応器内に導入し、予備重合2回目を施した。
なおこの間の温度は15℃に保持した。得られたスラリー
の固体部分を精製ヘプタンで6回洗浄し、チタン含有ポ
リプロピレンを得た。
〔本重合〕
N2置換を施した内容量400のオートクレーブに、プ
ロピレン200を装入し、トリエチルアルミニウム274mm
ol,ジフエニルジメトキシシラン274mmolを装入した後、
オートクレーブの内温を65℃に昇温し、チタン含有ポリ
プロピレンをチタン原子として1.1mmol装入し、続いて
オートクレーブの内温を75℃まで昇温し、3時間のプロ
ピレンの重合を行った。重合圧力は34kg/cm2であり、こ
の間の温度は75℃に保持した。3時間後未反応のプロピ
レンをパージし、白色顆粒状の重合体(重合パウダー)
を得た。全重合体の収量は26kgであり、この時の活性は
10400g−PP/g−Cat・3Hrであった。
ポリマーの重量平均分子量,メルトインデツクス,P−
キシレン可溶分,13C−NMRペンタツド分率,GPC曲線1万
以下の重量%,見掛比重,曲げ弾性率,熱変形温度,ア
イゾツト衝撃値について表1に示した。
実施例2 実施例1の本重合に於いて、プロピレンを200装入
し、トリエチルアルミニウム274mmol,ジフエニルジメト
キシシラン274mmolを装入した後、エチレン濃度が0.3mo
l%になるようにエチレンガスを装入し、オートクレー
ブの内温を65℃に昇温し、予備重合で得られたチタン含
有ポリプロピレンをチタン原子として1.1mmol装入し、
続いてオートクレーブの内温を70℃まで昇温し3時間の
重合を行つた。重合槽内のエチレン濃度は0.3mol%に保
つようにガスクロマトグラフで確認しながら断続的にエ
チレンガスをフイードした。3時間後、未反応のモノマ
ーをパージし、白色顆粒状の重合体を得た。結果を表1
に示した。
実施例3 実施例1の本重合に於いて、分子量調節剤として水素
を10ml装入した以外は実施例1と同様の操作を行った。
結果を表1に示した。
比較例1 特開昭62−22808号公報の実施例1に示された方法に
準じて、触媒成分の調製及びプロピレンの重合を行っ
た。結果を表1に示した。
比較例2,3 実施例1の重合に於いて、分子量調節剤として水素を
80ml(比較例2),120ml(比較例3)装入した以外は実
施例1と同様の操作を行った。結果を表1に示した。
実施例4〜7 実施例1の予備重合において、予備重合の2回目で用
いる有機ケイ素化合物を6−トリエトキシシリル−2−
ノルボルネンの代わりにフエニルトリエトキシシラン
(実施例4),メチルトリエトキシシラン(実施例
5),メチルフエニルジエトキシシラン(実施例6),
ブチルトリエトキシシラン(実施例7)を用いた以外は
実施例1と同様の操作を行った。結果を表2に示した。
実施例8 〔チタン化合物の調製〕 チタン化合物の調製方法は、特開昭62−104810号公報
の実施例1の方法に準じて行った。
すなわち、三塩化アルミニウム(無水)100gと水酸化
マグネシウム29gを振動ミルで250℃にて3時間粉砕させ
ながら反応させた。加熱終了後、窒素気流中で冷却し、
固体生成物(I)を得た。
ガラスフラスコ中において、精製デカン15ml,固体生
成物(I)2.5g,オルトチタン酸n−ブチル8.5g,2−エ
チル−1−ヘキサノール9.8gを混合し、撹拌しながら13
0℃に1.5時間加熱して溶解させ均一な溶液とした。その
溶液を70℃とし、P−トルイル酸エチル1.8gを加え1時
間反応させた後、撹拌しながら四塩化ケイ素26gを2時
間かけて滴下し固体を析出させ、更に70℃,1時間撹拌し
た。固体を溶液から分離し精製ヘキサンにより洗浄し固
体生成物(II)を得た。
その固体生成物(II)全量に1,2−ジクロルエタン30m
lおよび四塩化チタン30mlとともにフタル酸ジイソブチ
ル1.5gを加え、撹拌しながら100℃に2時間反応させた
後、同温度にてデカンテーシヨンにより液相部を除き、
再び1,2−ジクロルエタン30ml,四塩化チタン30ml,フタ
ル酸ジイソブチル1.5gを加え、撹拌しながら100℃に2
時間反応させた後、熱濾過にて固体部を採取して精製ヘ
キサンで洗浄し、25℃減圧下で1時間乾燥して固体生成
物(III)を得た。
固体生成物(III)は球形であり、平均粒径は15μm
で、その粒径分布は極めて狭いものであった。この固体
生成物(III)を固体Ti触媒成分とした。
なお、該固体Ti触媒成分の組成分析結果は、Ti3.0重
量%(以後%と記す),Cl56.2%,Mg17.6%,Al1.7%,フ
タル酸ジイソブチル20.1%,ブトキシ基1.1%,2−エチ
ルヘキノキシ基0.2%,P−トルイル酸エチル0.1%であっ
た。
その後の予備重合及び重合は実施例1と同様に行っ
た。また、得られた重合体の物性を表3に示した。
実施例9 〔チタン化合物の調製〕 チタン化合物の調製方法は、特開昭62−11706号公報
の実施例1の方法に準じて行った。
すなわち、窒素置換した500ml内容積のガラス製三ツ
口フラスコ(温度計,撹拌機付き)に、50mlの精製ヘプ
タン,50mlのチタンテトラブトキシド,7.0gの無水塩化マ
グネシウムを加える。その後、フラスコを90℃に昇温
し、2時間かけて塩化マグネシウムを完全に溶解させ
た。次にフラスコを40℃まで冷却し、メチルハイドロジ
エンポリシロキサン10mlを添加することにより、塩化マ
グネシウム,チタンテトシブトキシド錯体を析出させ
た。これを精製ヘプタンで洗浄して、灰白色の固体を得
た。
窒素置換した300ml内容積のガラス製三ツ口フラスコ
(温度計,撹拌機付き)に、上記で得た析出固体10gを
含むヘプタンスラリー50mlを導入した。次いで、四塩化
ケイ素5.8mlを含むヘプタン溶液20mlを室温で30分かけ
て加えて、さらに30℃で45分間反応させた。さらに90℃
で1.5時間反応させ、反応終了後、精製ヘプタンで洗浄
した。次いで、フタル酸ジヘプチル1.5mlを含むヘプタ
ン溶液50mlを加えて50℃で2時間反応させ、この後、精
製ヘプタンで洗浄し、さらに四塩化チタン25mlを加えて
90℃で2時間反応させた。これを精製ヘプタンで洗浄し
て、固体Ti触媒成分を得た。
固体Ti触媒成分中のチタン含量は、3.04重量%であっ
た。その後の予備重合、及び重合は実施例1と同様に行
った。また、得られた重合体の物性を表3に示した。
比較例4 実施例8で得られた固体Ti触媒成分を用い、比較例1
と同様の操作を行った。結果を表3に示した。
比較例5 実施例9で得られた固体Ti触媒成分を用い、比較例1
と同様の操作を行った。結果を表3に示した。
実施例10〜12 実施例2の本重合において、エチレンのかわりに1−
ブテン(実施例10),4−メチルペンテン−1(実施例1
1)及び1−ヘキセン(実施例12)を用い、夫々のモノ
マーに基づく単量体単位の組成が表4に示す値となるよ
うに共重合を行なった。その結果を表4に示した。
参考例1 実施例1で得られた超高分子量ポリプロピレンの重合
パウダーを用いて220℃の熱板上で20mm×20mm厚さ0.3mm
のシートを作成した。このシートを130℃のP−キシレ
ン100mlに1重量%の濃度で溶解を試みたが、均一な溶
液は得られず、膨潤したゲル状物が残存していた。溶解
量はシート重量の20重量%であった。
参考例2 実施例1で得られた超高分子量ポリプロピレン重合パ
ウダーを押出し機で造粒しペレツト状とした。このペレ
ツト1gを130℃のP−キシレン100mlに溶解を試みたが均
一な溶液は得られず膨潤したゲル状物が残存していた。
溶解量は全ペレツト重量の18重量%であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で得られた本発明の超高分子量ポリ
プロピレンの13C−核磁気共鳴スペクトルのチヤートで
ある。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) プロピレンに基づく単量体単位が
    95モル%を越えて100モル%以下、プロピレン以外のα
    −オレフィンに基づく単量体単位が0モル%以上5モル
    %未満であり、 (B) 重量平均分子量が150万〜700万であり、 (C) p−キシレン可溶分が1.0重量%以下であり、
    且つ (D) 13C−NMRで測定したアイソタクチックペンタッ
    ド分率が0.96以上であることを特徴とする超高分子量ア
    イソタクチックポリプロピレン。
  2. 【請求項2】下記成分A、B及びC A.四塩化チタンをマグネシウム化合物に担持させたチタ
    ン化合物成分 B.有機アルミニウム化合物 C.一般式〔I〕 RnSi(OR′)4-n 〔I〕 (但し、R及びR′は、同種又は異種の炭化水素基であ
    り、nは1〜3の整数である。) で示される有機ケイ素化合物の存在下にプロピレンの予
    備重合を多段で、且つ各予備重合段階で異なる有機ケイ
    素化合物を用いて行った後、 D.予備重合で得られたチタン含有ポリプロピレン E.上記Bと同様の有機アルミニウム化合物 F.上記Cと同様の有機ケイ素化合物 の存在下に、プロピレンの単独重合又はプロピレンとプ
    ロピレン以外のα−オレフィンとの共重合を行うことを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の超高分子量
    アイソタクチックポリプロピレンの製造方法。
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