JPH01166808A - 円筒体の真円度矯正方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、例えば電子写真感光体製造用のドラムある
いはマグネットロール、ヒートロール等の円筒体の製造
方法に関するものである。

［従来の技術］ ドラム、マグネットロール、ヒートロール等の円筒体を
製造するにあたって従来は、長尺のアルミニウム合金継
目無管をリーラ−、ロール矯正機等の向き合った鼓状ロ
ール間、または向き合った周面に円形の穴が形成されて
いるロール間を長子方向に送って真円度と真直度を矯正
し、あるいはプレスによって長尺の円筒体を上下から加
圧して真円度と真直度とを矯正した後、所要長さに切断
していた。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来の円筒体の製造方法では、真円度が長子方向の全長
にわたって一定にならず、また所要長さに切断した後に
、残留応力によって真円度が悪化する欠点があった。

この発明はこのような従来の欠点を改善し、真円度の高
い円筒体を製造することができるようにした円筒体の製
造方法を提供することを目的とするものである。

［問題点を解決するための手段］ この発明は、アルミニウム合金継目無管を所定長の短尺
円筒体に切断した後、軸芯が互いに平行に配設され前記
短尺円筒体よりも長尺の複数の円筒ロールで前記短尺円
筒体を支持し、前記ロールを回転させながら前記短尺円
筒体の周面を前記ロールで加圧することを特徴とする円
筒体の製造方法である。

［作　用］ 所定長に切断された短尺円筒体は、複数の円筒体ロール
で加圧されながら回転し、その全長が均等に加圧される
ので真円度の高い円筒体になる。

［実施例］ 以下、この発明の詳細な説明する。

製造しようとする円筒体の外径と等しい外径を有するア
ルミニウム合金製の長尺の継目無管を、製造しようとす
る円筒体の長さに切断して短尺円筒体にする。そして第
１図、第２図に示すように、上記の切断して得た短尺円
筒体１を複数の円筒ロール２．３．４の間に、短尺円筒
体１の軸芯が円筒ロール２．３．４の軸芯と平行になる
ようにして挿入する。

円筒ロール２．３．４は真円度及び真直度が精密に仕上
げられたロールであって、それぞれの軸芯が互いに平行
になるように配設されており、第２図に示すように、製
造しようとする短尺円筒体１よりも長尺のロールになっ
ている。

また円筒ロール２．３．４は、第１図に矢印ａで示すよ
うに相互に接近させたり離したりすることができるよう
になっており、円筒ロール３．４はモーター等の動力装
置で同方向に同一周速度で回転可能であり、上方の円筒
ロール２は自由回転するようになっている。

第１図は短尺円筒体１を円筒ロール２．３．４の間に挿
入するのに支障を与えないように、上方の円筒ロール２
を十分上昇させた状態を示しており、円筒ロール２．３
．４の間に挿入された短尺円筒体ｌは、円筒ロール３．
４で支持されることになる。

短尺円筒体１を円筒ロール３．４で支持した後、円筒ロ
ール２の周面を短円筒体１の周面に当接し、円筒ロール
３．４を動力装置によって矢印６方向に回転すると、こ
れにともなって短尺円筒体ｌは矢印Ｃ方向に回転し、円
筒ロール２は矢印す方向に回転することになる。

円筒ロール２．３．４及び短円筒体ｌを回転させたまま
、円筒ロール２を徐々に接近させるようにして短尺円筒
体１の周面を円筒ロール２．３．４で加圧すると、短尺
円筒体１の周面は円筒ロール２．３．４によって矯正さ
れ、真円度の高い円筒になる。短尺円筒体ｌの真円度は
、第３図に示すように直交する直径Ｄ１およびＤ２の差
で示される。

円筒ロール２．３．４及び短尺円筒体ｌを回転しながら
短尺円筒体ｌの周面を加圧して短尺円筒体ｌの真円度を
矯正し、円筒ロール２を離れる方向に徐々に移動して短
尺円筒体ｌに対する加圧を解除するときに、ダ不ヤルゲ
ージ又は非接触測定機、音波測定機等によって短尺円筒
体ｌの真円度を測定し、所望の真円度に達した後、円筒
ロール３．４を停止して短尺円筒体ｌを円筒ロール２．
３．４の間から取出すと、真円度の高い短尺円筒体１が
得られることになる。

円筒ロール２．３．４の周面に塵埃が付芒しないように
して清浄に保つか、或いはウレタン製にすれば、短尺円
筒体ｌの周面に疵が発生することは゛ない。

第１図に示すように３個の円筒ロール２．３．４を使用
し、円筒ロール２の移動速度０．０２〜０゜５ｍｎ＋／
ｓｅｅ　ｓ円筒ロール３．４の回転数５０〜５００ｒ、
ｐ、ｆｌｌ、最大加圧力６　ｔｏｎで試験したところ、
次の結果が得られた。単尺円筒体はＡ　Ｉ　−Ｍ　ｎ系
及びＡｌ−Ｍｇ−８ｔ系アルミニウム合金継目無管（層
別Ｈ）を所定長さに切断して得たものである。

試験した短尺円筒体ｌの表面を切削加工した後、及び切
削加工前後に加熱した後に真円度を測定したが、真円度
に変化はなかった。

なお第１図の装置において短尺円筒体１の周面を加圧す
る際、上方の円筒ロール２のみを移動させたが、円筒ロ
ール２．３．４を同時に移動させてもよい。

また円筒ロールは３個に限らず４個以上にすることもで
き、動力装置によって回転させる円筒ロールの数も任意
に定めることができる。

［発明の効果］ この発明は、たとえ元管に真円バラツキがあっても全長
にわたって真円度の高い円筒体を得ることができ、さら
に後工程での切削や加熱によっても、真円度が悪化しな
い効果がある。

したがって、寸法精度要求の高い電子写真感光体用基体
の製造その他に応用して有用である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の方法に使用する円筒ロールの一例の
正面図、第２図は第１図の側面図、第３図は短尺円筒体
の正面図である。 ｌ・・・短尺円筒体、２．３．４・・・円筒ロール。 第１図 ２−２　　図 牙３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アルミニウム合金継目無管を所定長の短尺円筒体に切断
   した後、軸芯が互いに平行に配設され前記短尺円筒体よ
   りも長尺の複数の円筒ロールで前記・短尺円筒体を支持
   し、前記ロールを回転させながら前記短尺円筒体の周面
   を前記ロールで加圧することを特徴とする円筒体の製造
   方法。