JPH0457207B2 - - Google Patents
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- JPH0457207B2 JPH0457207B2 JP23244986A JP23244986A JPH0457207B2 JP H0457207 B2 JPH0457207 B2 JP H0457207B2 JP 23244986 A JP23244986 A JP 23244986A JP 23244986 A JP23244986 A JP 23244986A JP H0457207 B2 JPH0457207 B2 JP H0457207B2
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、核燃料被覆用ライナ管のライナ層
厚の測定などに使用される管体厚測定装置に関す
る。
厚の測定などに使用される管体厚測定装置に関す
る。
(従来の技術とその問題点)
ジルカロイ管の内周面に極薄の純ジルコニウム
ライナ層を形成した核燃料被覆用のライナ管のラ
イナ層厚を測定する方法として、渦流測定用コイ
ルの内蔵されたプローブを上記ライナ管に内挿し
て測定する方法(特開昭59−67405号公報)が近
年開発されている。そして、このような管体厚測
定に使用する装置として、本願出願人は先に第4
図および第5図にそれぞれ正面図および平面図を
示す構成のものを提案している。この装置は、搬
入準備位置Aから搬入される被検査管であるライ
ナ管1をターニングローラ2,2…上に載せ、そ
の上からピンチローラ3,3…で押圧して拘束し
た状態のもとにターニングローラ2,2…を回転
駆動してライナ管1に軸回転を与える一方、ライ
ナ管1の一方の管端側にこのライナ管1と同軸に
配置した調整管4をガイドとして、調整管4内を
経てプローブ5を上記ライナ管1内に挿入するこ
とによりライナ層厚の測定を行なうように構成さ
れている。上記プローブ5の挿脱は、プローブ支
持棒6によりプローブ5を連結した測定器7を車
輪8,8…を介してレール9上に載架し、この測
定器7を制御器10で上記ライナ管1の軸方向に
進退制御することにより行い、測定を終えてライ
ナ管1からプローブ5が抜去された後、ターニン
グローラ2,2…上からライナ管1を搬出位置B
へ搬出するように構成されている。第6図、第7
図はそれぞれ上記装置の具体的構成例の要部を正
面図(一部を破断して示す)および側面図で示し
たものである。同図において、11,11は調整
管4を載せるターニングローラ、12,12は調
整管4に固定されたプーリ、13,13は上記プ
ーリ12,12と対をなす他のプーリ14,14
との管に掛け渡されたゴムベルトであり、これに
より調整管4をターニングローラ11,11上に
拘束しながら軸回転できるように構成されてい
る。15はライナ管1を載せるターニングローラ
で、上方よりライナ管1を押圧して拘束するピン
チローラ16が設けられ、ライナ管1側および調
整管4側に共用される駆動源17により、各ター
ニングローラ11,15が同期回転するように構
成されている。
ライナ層を形成した核燃料被覆用のライナ管のラ
イナ層厚を測定する方法として、渦流測定用コイ
ルの内蔵されたプローブを上記ライナ管に内挿し
て測定する方法(特開昭59−67405号公報)が近
年開発されている。そして、このような管体厚測
定に使用する装置として、本願出願人は先に第4
図および第5図にそれぞれ正面図および平面図を
示す構成のものを提案している。この装置は、搬
入準備位置Aから搬入される被検査管であるライ
ナ管1をターニングローラ2,2…上に載せ、そ
の上からピンチローラ3,3…で押圧して拘束し
た状態のもとにターニングローラ2,2…を回転
駆動してライナ管1に軸回転を与える一方、ライ
ナ管1の一方の管端側にこのライナ管1と同軸に
配置した調整管4をガイドとして、調整管4内を
経てプローブ5を上記ライナ管1内に挿入するこ
とによりライナ層厚の測定を行なうように構成さ
れている。上記プローブ5の挿脱は、プローブ支
持棒6によりプローブ5を連結した測定器7を車
輪8,8…を介してレール9上に載架し、この測
定器7を制御器10で上記ライナ管1の軸方向に
進退制御することにより行い、測定を終えてライ
ナ管1からプローブ5が抜去された後、ターニン
グローラ2,2…上からライナ管1を搬出位置B
へ搬出するように構成されている。第6図、第7
図はそれぞれ上記装置の具体的構成例の要部を正
面図(一部を破断して示す)および側面図で示し
たものである。同図において、11,11は調整
管4を載せるターニングローラ、12,12は調
整管4に固定されたプーリ、13,13は上記プ
ーリ12,12と対をなす他のプーリ14,14
との管に掛け渡されたゴムベルトであり、これに
より調整管4をターニングローラ11,11上に
拘束しながら軸回転できるように構成されてい
る。15はライナ管1を載せるターニングローラ
で、上方よりライナ管1を押圧して拘束するピン
チローラ16が設けられ、ライナ管1側および調
整管4側に共用される駆動源17により、各ター
ニングローラ11,15が同期回転するように構
成されている。
一方、このような被検査管内に挿入される管内
挿型のプローブ5(第4,5図)では、渦流測定
において要請されるリフトオフ量(検査用コイル
と被検査体表面との距離)の一定維持のために、
プローブ本体の外周部に被検査管内周面に摺接し
て適切な支持圧を与える摺動部を有するものが使
用される。第8図は、そのような管内挿型プロー
ブとして本願出願人が提案するものを示してい
る。同図において、18,18はプローブ本体1
9の前後の軸部に螺着された管圧接体で、20,
20は上記管圧接体18,18に作用するアクチ
ユエータである。このアクチユエータ20,20
の後端側にはバネ受け用ナツト21,21が螺着
され、アクチユエータ20とバネ受け用ナツト2
1との間にはアクチユエータ20を管圧接体18
側に付勢する圧縮コイルバネ22,22がそれぞ
れ介装されている。そして前記管圧接体18は、
摩擦係数が小さく硬度の低い高密度ポリエチレン
樹脂からなり、プローブ本体19の他部より少し
外径の大きい拡径摺動部18aを有し、前記アク
チユエータ20に対向する先端部内周にはテーパ
面18bが形成される一方、上記拡径摺動部18
aを含む先端部には軸方向に向けて複数のスリツ
ト18c,18c…が形成され、これにより弾性
的な拡縮変形が可能となるように構成されてい
る。またアクチユエータ20の先端部には、管圧
接体18の上記テーパ面18bに当接するテーパ
面20aが形成され、これらテーパ面18b,2
0a相互のすべり作用により、アクチユエータ2
0の管圧接体18への押動に伴い管圧接体18が
拡径変形し、その拡径摺動部18aが被検査管2
3の内周面に圧接するように構成されている。6
1はプローブ本体19の中間凹部62に台座63
を介して取付けられた検出用コイル、64はアク
チユエータ20,20のストツパ面、65は検出
用コイル61からの配線である。
挿型のプローブ5(第4,5図)では、渦流測定
において要請されるリフトオフ量(検査用コイル
と被検査体表面との距離)の一定維持のために、
プローブ本体の外周部に被検査管内周面に摺接し
て適切な支持圧を与える摺動部を有するものが使
用される。第8図は、そのような管内挿型プロー
ブとして本願出願人が提案するものを示してい
る。同図において、18,18はプローブ本体1
9の前後の軸部に螺着された管圧接体で、20,
20は上記管圧接体18,18に作用するアクチ
ユエータである。このアクチユエータ20,20
の後端側にはバネ受け用ナツト21,21が螺着
され、アクチユエータ20とバネ受け用ナツト2
1との間にはアクチユエータ20を管圧接体18
側に付勢する圧縮コイルバネ22,22がそれぞ
れ介装されている。そして前記管圧接体18は、
摩擦係数が小さく硬度の低い高密度ポリエチレン
樹脂からなり、プローブ本体19の他部より少し
外径の大きい拡径摺動部18aを有し、前記アク
チユエータ20に対向する先端部内周にはテーパ
面18bが形成される一方、上記拡径摺動部18
aを含む先端部には軸方向に向けて複数のスリツ
ト18c,18c…が形成され、これにより弾性
的な拡縮変形が可能となるように構成されてい
る。またアクチユエータ20の先端部には、管圧
接体18の上記テーパ面18bに当接するテーパ
面20aが形成され、これらテーパ面18b,2
0a相互のすべり作用により、アクチユエータ2
0の管圧接体18への押動に伴い管圧接体18が
拡径変形し、その拡径摺動部18aが被検査管2
3の内周面に圧接するように構成されている。6
1はプローブ本体19の中間凹部62に台座63
を介して取付けられた検出用コイル、64はアク
チユエータ20,20のストツパ面、65は検出
用コイル61からの配線である。
ところで、前記した核燃料被覆用ライナ管のよ
うな被検査管は薄肉細径管である一方、上記した
本願出願人の提案にかかる第6,7図の管体厚測
定装置では、被検査管1の管端部が片持支持の状
態になるため、その管端部に曲りが生じやすく、
被検査管1と調整管4の管の管端対面部では管軸
が容易に一致せず、プローブの挿入、抽出時にプ
ローブのガイド部すなわち上記した管圧接体18
の拡径摺動部18aに異常に大きな力が加わり、
拡径摺動部18aの異常摩耗や場合によつては管
端部で拡径摺動部18aが削られるなどして管圧
接体18の寿命を端くするという問題を有する。
うな被検査管は薄肉細径管である一方、上記した
本願出願人の提案にかかる第6,7図の管体厚測
定装置では、被検査管1の管端部が片持支持の状
態になるため、その管端部に曲りが生じやすく、
被検査管1と調整管4の管の管端対面部では管軸
が容易に一致せず、プローブの挿入、抽出時にプ
ローブのガイド部すなわち上記した管圧接体18
の拡径摺動部18aに異常に大きな力が加わり、
拡径摺動部18aの異常摩耗や場合によつては管
端部で拡径摺動部18aが削られるなどして管圧
接体18の寿命を端くするという問題を有する。
(発明の目的)
この発明は、上記問題を解決するためになされ
たもので、被検査管と調整管の管端対面部での段
差の発生を回避して、プローブ挿入、抽出時にプ
ローブ摺動部の異常摩耗が生じないようにした管
体厚測定装置を提供することを目的とする。
たもので、被検査管と調整管の管端対面部での段
差の発生を回避して、プローブ挿入、抽出時にプ
ローブ摺動部の異常摩耗が生じないようにした管
体厚測定装置を提供することを目的とする。
(目的を達成するための手段)
上記目的を達成するため、この発明による管体
厚測定装置は、管軸回りに回転している被検査管
と同軸に配置され、前記被検査管と同期して回転
する調整管をガイドとして、この調整管内を経て
上記被検査管体内にプローブを挿脱するようにし
たものにおいて、被検査管の管端部とこれに対面
する調整管の管端部とを位置規制ローラにより段
差なく支持し、この位置規制ローラ上の管端対面
部をピンチローラで押えて拘束するように構成し
たことを特徴とするものである。
厚測定装置は、管軸回りに回転している被検査管
と同軸に配置され、前記被検査管と同期して回転
する調整管をガイドとして、この調整管内を経て
上記被検査管体内にプローブを挿脱するようにし
たものにおいて、被検査管の管端部とこれに対面
する調整管の管端部とを位置規制ローラにより段
差なく支持し、この位置規制ローラ上の管端対面
部をピンチローラで押えて拘束するように構成し
たことを特徴とするものである。
(実施例)
第1図はこの発明の一実施例である管体厚測定
装置の要部の正面図を、第2図はその側面図を、
第3図はその一部の拡大図をそれぞれ示す。
装置の要部の正面図を、第2図はその側面図を、
第3図はその一部の拡大図をそれぞれ示す。
この装置は、調整管24の管端部とこれに対面
する被検査管25の管端部とを共に載せる左右一
体のターニングローラ26,26(第1図では装
置の左端側より見て右側に配置されるターニング
ローラ26のみを示す)と、これら一対のターニ
ングローラ26,26の上方から上記両管端部に
またがつてこれらを押え拘束する1つのピンチロ
ーラ27とが設けられている。第1図において基
台28の左方に立設される架台29上には、被検
査管25の上記管端部よりやや後部を載せる別の
左右一体のターニングローラ30,30が設けら
れ、これらのターニングローラ30,30は、上
記管端部を載せるターニングローラ26,26と
それぞれ同じ軸31,31で連結されている。ま
た、この一対のターニングローラ30,30の上
方には、被検査管25を押えてこれをターニング
ローラ30,30上に拘束する別のピンチローラ
32が設けられ、このピンチローラ32と先の管
端部側のピンチローラ27とは同じ軸33で連結
されている。そして、上記ターニングローラ3
0,30の右側の1つは、歯車34,35,36
からなる伝達機構を介して駆動源37の回転軸3
8に連係されている。
する被検査管25の管端部とを共に載せる左右一
体のターニングローラ26,26(第1図では装
置の左端側より見て右側に配置されるターニング
ローラ26のみを示す)と、これら一対のターニ
ングローラ26,26の上方から上記両管端部に
またがつてこれらを押え拘束する1つのピンチロ
ーラ27とが設けられている。第1図において基
台28の左方に立設される架台29上には、被検
査管25の上記管端部よりやや後部を載せる別の
左右一体のターニングローラ30,30が設けら
れ、これらのターニングローラ30,30は、上
記管端部を載せるターニングローラ26,26と
それぞれ同じ軸31,31で連結されている。ま
た、この一対のターニングローラ30,30の上
方には、被検査管25を押えてこれをターニング
ローラ30,30上に拘束する別のピンチローラ
32が設けられ、このピンチローラ32と先の管
端部側のピンチローラ27とは同じ軸33で連結
されている。そして、上記ターニングローラ3
0,30の右側の1つは、歯車34,35,36
からなる伝達機構を介して駆動源37の回転軸3
8に連係されている。
ターニングローラ26のボス部にはセツトスク
リユー53が設けてあり、このセツトスクリユー
53をゆるめてターニングローラ26を軸31に
沿つてスライドさせることにより、所望位置にタ
ーニングローラ26を位置決め可能なように構成
されている。またピンチローラ27は軸33の軸
心回りに回転自在な軸受内蔵のフリーローラであ
り、ターニングローラ26の移動にしたがつて移
動自在である。
リユー53が設けてあり、このセツトスクリユー
53をゆるめてターニングローラ26を軸31に
沿つてスライドさせることにより、所望位置にタ
ーニングローラ26を位置決め可能なように構成
されている。またピンチローラ27は軸33の軸
心回りに回転自在な軸受内蔵のフリーローラであ
り、ターニングローラ26の移動にしたがつて移
動自在である。
一方、基台28の中間部および左方に立設され
る各架台39,40には調整管24を載せる左右
一対のターニングローラ41,41,42,42
(第1図では装置の左端側より見て右側に配置さ
れるターニングローラ41,42のみを示す)が
それぞれ設けられ、これらの前後の位置対応をな
すターニングローラ41−42,41−42間も
それぞれ同じ軸43,43で連結されている。ま
た、上記調整管24用のターニングローラ41,
41,42,42の左右の各軸43,43はそれ
ぞれ、前記被検査管25用のターニングローラ2
6,26の左右の各軸31,31に連結されて、
それぞれ1本の軸をなしている。そして、上記タ
ーニングローラ41,41の右側の1つは、歯車
44,45,46からなる伝達機構を介して先の
駆動源37の回転軸38に連係されている。すな
わち、1つの駆動源37により、被検査管25用
と調整管24用の左右の各ターニングローラ2
6,30,41,42が同期して回転するように
構成されている。
る各架台39,40には調整管24を載せる左右
一対のターニングローラ41,41,42,42
(第1図では装置の左端側より見て右側に配置さ
れるターニングローラ41,42のみを示す)が
それぞれ設けられ、これらの前後の位置対応をな
すターニングローラ41−42,41−42間も
それぞれ同じ軸43,43で連結されている。ま
た、上記調整管24用のターニングローラ41,
41,42,42の左右の各軸43,43はそれ
ぞれ、前記被検査管25用のターニングローラ2
6,26の左右の各軸31,31に連結されて、
それぞれ1本の軸をなしている。そして、上記タ
ーニングローラ41,41の右側の1つは、歯車
44,45,46からなる伝達機構を介して先の
駆動源37の回転軸38に連係されている。すな
わち、1つの駆動源37により、被検査管25用
と調整管24用の左右の各ターニングローラ2
6,30,41,42が同期して回転するように
構成されている。
上記調整管24の前後部にはそれぞれプーリ4
7,48が設けられる一方、架台39,40にも
これらに対応させたプール49,50が設けら
れ、プーリ47,49間およびプーリ48,50
間にゴムベルト51,52を掛け渡すことによ
り、調整管24の回転を許容しながらこれをター
ニングローラ41,42上に押えて拘束するよう
に構成されている。
7,48が設けられる一方、架台39,40にも
これらに対応させたプール49,50が設けら
れ、プーリ47,49間およびプーリ48,50
間にゴムベルト51,52を掛け渡すことによ
り、調整管24の回転を許容しながらこれをター
ニングローラ41,42上に押えて拘束するよう
に構成されている。
なお、被検査管25はその管軸と直交する方向
に搬入準備位置からターニングローラ26,2
6,30,30上へ搬入されるため、このとき被
検査管25の管端が調整管24にかからないよう
に、第3図に示す両管端間の隙間dは、3mm(最
小0mm、最大6mm)程度に設定される。そのた
め、両管端部を共に載せるターニングローラ26
の幅寸法は、上記隙間dより十分大きく設定して
ある。
に搬入準備位置からターニングローラ26,2
6,30,30上へ搬入されるため、このとき被
検査管25の管端が調整管24にかからないよう
に、第3図に示す両管端間の隙間dは、3mm(最
小0mm、最大6mm)程度に設定される。そのた
め、両管端部を共に載せるターニングローラ26
の幅寸法は、上記隙間dより十分大きく設定して
ある。
上記のような構成において、ターニングローラ
軸31は両端支持となり歪が抑制され、その軸上
にターニングローラ26が所要位置にセツトスク
リユー53により固定されて、そこに調整管24
および被検査管25の対面管端部が段差なく支持
される。ピンチローラ27も対応位置に位置調整
され、対面管端部を拘束する。測定時、ターニン
グローラ26は他のターニングローラ30,4
1,42と等速で回転し、これにより調整管24
および被検査管25の対面管端部での管半径方向
の振れが十分に抑制され、内挿型渦流プローブを
滑らかに挿入、抽出することができる。被検査管
25の長さが変つたときには、調整管24の長さ
を変更して取り付け、ターニングローラ26およ
びピンチローラ27を所要位置に位置決めするだ
けでよく、対応が容易である。
軸31は両端支持となり歪が抑制され、その軸上
にターニングローラ26が所要位置にセツトスク
リユー53により固定されて、そこに調整管24
および被検査管25の対面管端部が段差なく支持
される。ピンチローラ27も対応位置に位置調整
され、対面管端部を拘束する。測定時、ターニン
グローラ26は他のターニングローラ30,4
1,42と等速で回転し、これにより調整管24
および被検査管25の対面管端部での管半径方向
の振れが十分に抑制され、内挿型渦流プローブを
滑らかに挿入、抽出することができる。被検査管
25の長さが変つたときには、調整管24の長さ
を変更して取り付け、ターニングローラ26およ
びピンチローラ27を所要位置に位置決めするだ
けでよく、対応が容易である。
なお、ターニングローラ26および両管端部を
押えるピンチローラ27としては、各端部ごとに
別々のものを設け、それぞれの管端を分担して拘
束しかつ回転させるようにしてもよい。またター
ニングローラ26の代りに、ターニングローラ軸
31の軸心回りに回転自在にな軸受内蔵のフリー
ローラ(すなわちピンチローラ27と同一構造)
を設け、このフリーローラ上で調整管24および
被検査管25の対面管端部を受けるようにしても
よい。この場合にも対面管端部は段差なく支持さ
れ、回転時には管半径方向の振れが十分に抑制さ
れて、上記実施例と同様の効果を奏する。要は管
端対面部が段差なく支持されるような位置規制ロ
ーラであれば、上記ターニングローラ26に代え
て使用することができる。
押えるピンチローラ27としては、各端部ごとに
別々のものを設け、それぞれの管端を分担して拘
束しかつ回転させるようにしてもよい。またター
ニングローラ26の代りに、ターニングローラ軸
31の軸心回りに回転自在にな軸受内蔵のフリー
ローラ(すなわちピンチローラ27と同一構造)
を設け、このフリーローラ上で調整管24および
被検査管25の対面管端部を受けるようにしても
よい。この場合にも対面管端部は段差なく支持さ
れ、回転時には管半径方向の振れが十分に抑制さ
れて、上記実施例と同様の効果を奏する。要は管
端対面部が段差なく支持されるような位置規制ロ
ーラであれば、上記ターニングローラ26に代え
て使用することができる。
(発明の効果)
以上のように、この発明の管体厚測定装置によ
れば、被検査管の管端部とこれに対面する調整管
の管端部とを位置規制ローラ上に載せて支持する
ものであるから、管端対面部における段差を管製
作誤差に起因する実用上無視しうる芯ぶれの範囲
内に収めることができ、そのためプローブ挿入、
抽出時に上記段差によるプローブ摺動部の異常摩
耗が生じるのを確実に防止できるという効果が得
られる。
れば、被検査管の管端部とこれに対面する調整管
の管端部とを位置規制ローラ上に載せて支持する
ものであるから、管端対面部における段差を管製
作誤差に起因する実用上無視しうる芯ぶれの範囲
内に収めることができ、そのためプローブ挿入、
抽出時に上記段差によるプローブ摺動部の異常摩
耗が生じるのを確実に防止できるという効果が得
られる。
第1図はこの発明の一実施例である管体厚測定
装置の要部を示す正面図、第2図はその側面図、
第3図は実施例の部分拡大図、第4図はこの発明
の背景となる管体厚測定装置の概略正面図、第5
図はその平面図、第6図はこの発明の背景となる
管体厚測定装置の具体的構成を示す要部正面図、
第7図はその側面図、第8図はプローブの一例を
示す半部破断正面図である。 24……調整管、26……ターニングローラ、
27……ピンチローラ。
装置の要部を示す正面図、第2図はその側面図、
第3図は実施例の部分拡大図、第4図はこの発明
の背景となる管体厚測定装置の概略正面図、第5
図はその平面図、第6図はこの発明の背景となる
管体厚測定装置の具体的構成を示す要部正面図、
第7図はその側面図、第8図はプローブの一例を
示す半部破断正面図である。 24……調整管、26……ターニングローラ、
27……ピンチローラ。
Claims (1)
- 1 管軸回りに回転している被検査管と同軸に配
置され、前記被検査管と同期して回転する調整管
をガイドとして、この調整管内を経て上記被検査
管内にプローブを挿脱するようにした管体厚測定
装置において、被検査管の管端部とこれに対面す
る調整管の管端部とを共に載せて段差なく支持す
る位置規制ローラと、この位置規制ローラ上の管
端対面部を押えて拘束するピンチローラとを備え
たことを特徴とする管体厚測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23244986A JPS6385310A (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | 管体厚測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23244986A JPS6385310A (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | 管体厚測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6385310A JPS6385310A (ja) | 1988-04-15 |
JPH0457207B2 true JPH0457207B2 (ja) | 1992-09-10 |
Family
ID=16939456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23244986A Granted JPS6385310A (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | 管体厚測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6385310A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4830484B2 (ja) * | 2005-12-27 | 2011-12-07 | Jfeスチール株式会社 | 鋼板巻き取り装置及び鋼板巻き取り方法 |
-
1986
- 1986-09-29 JP JP23244986A patent/JPS6385310A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6385310A (ja) | 1988-04-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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