JPH01160339A - 回転電機の絶縁コイルの製造方法 - Google Patents

回転電機の絶縁コイルの製造方法

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JPH01160339A
JPH01160339A JP31735387A JP31735387A JPH01160339A JP H01160339 A JPH01160339 A JP H01160339A JP 31735387 A JP31735387 A JP 31735387A JP 31735387 A JP31735387 A JP 31735387A JP H01160339 A JPH01160339 A JP H01160339A
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JP
Japan
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coil
mica tape
insulating tube
resin
insulated coil
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Pending
Application number
JP31735387A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimitsu Yamada
山田 利光
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、回転電機の絶縁コイルの製造方法に関する。
(従来の技術) 一般に直流機の補極は第2図および第3図に示す如く、
コイル導体ωを螺旋状に巻回して成るコイル■の上下間
を絶縁スペーサに)で間隔を保ち。
コイル■の固定は絶縁スペーサに)を介して鉄心■と溶
接されている固定板■で固定する構造となっている。そ
のためコイル■の上下間では、コイルの絶縁被覆と空気
との複合絶縁になっており、コイルの絶縁の必要な絶縁
耐力は極めて小さ・<、−般に、ワニス塗装の薄膜絶縁
でも耐えられる程度である。
一方コイル■の固定部は、絶縁スペーサに)の厚さ寸法
分を沿面距離として絶縁に組込まれた設計がなされてい
るので、コイル導体■と鉄心0間では最も高い電界とな
り絶縁上の弱点となっていた。
その現象としてコイル■の絶縁や絶縁スペーサ(へ)の
表面が結露や汚損により沿面抵抗が著しく低下すること
をしばしば経験している。このような沿面抵抗の低下に
よって、絶縁スペーサとコイル絶縁との分担電圧比がコ
イル絶縁側に片寄り部分放電を生じて絶縁劣化をひき起
こすという欠点があった。
これらの解決手段の一つとしてコイル絶縁を強化する方
法がとられている。この場合の工作方法は、まず導体を
螺旋状に形巻きし成形してから絶縁し易いようにコイル
の上下間隔を広げ絶縁テープの巻回等で絶縁を施した後
、もとのコイル形状に成形し直す手順で行なわれている
。絶縁の終ったコイルを成形し直すと言うことは、導体
の剛性反力で絶縁被覆に損傷を与え易くしている。更に
このような性能面だけでなく絶縁を施すに要する時間が
嵩み、製造作業合理化の隘路になっていた。
また、誘導電動機の固定子コイルは第7図に示すように
コイル導体の日出線(12)がコイルエンド部に引出さ
れており、これが隣接する固定子コイルの日出線と電気
的に接続され回路を形成している0口出線(12)は、
日出分岐部(13)と引出部(14)および接続部(1
5)の部分から成り、一般に日出分岐部(13)と引出
部(14)は日出絶縁を施している。
最近は、作業能率向上を期して、作業の簡単な絶縁チュ
ーブを日出絶縁として用いる方向にある。
この傾向は日出線に限らず一般電気導体においても同様
である。
(発明が解決しようとする問題点) 一般の絶縁チューブはプラスチック薄体から成り、これ
に補極コイル導体■やコイル口出線(11)。
(12)を挿入すると、曲げ部(2a)で裂損したり、
隣接する固定子コイルの日出線と電気的に接続する作業
時に損傷を受は絶縁耐力が欠如していた。また、一般の
絶縁チューブは、導体に対して十分に密着することが出
来ず導体近傍に空隙が生じ、電気特性が著しく低下して
いた。
本発明の目的は導体の曲げ部(2a)の絶縁を強化した
回転電機の絶縁コイルの製造方法を提供することにある
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明においては。
マイカテープを一部重ねて螺旋状に巻回した内層と、内
層の外側に設けた樹脂通過性と可撓性のある熱収縮性ス
リーブとで絶縁チューブを構成し、絶縁チューブに曲げ
部のあるコイル導体を挿入して熱硬化性樹脂を含浸硬化
したことを特徴とする回転電機の絶縁コイルの製造方法
を提供する。
(作 用) 上記構成の絶縁チューブは、マイカテープを螺旋状に巻
回した層と樹脂通過性と可撓性のある熱収縮性ポリエス
テルスリーブのような外層から成るため、柔軟性に優れ
、補極コイルや日出線の曲げ部でも裂損なく挿入するこ
とができる。樹脂通過性と可撓性のある熱収縮性スリー
ブであるため、マイカテープ層に樹脂を含浸させるのに
障害とならない。また外層のスリーブは熱収縮性である
ため樹脂硬化時の加熱により収縮し、マイカテープ層を
コイル導体に十分密着させることができ、絶縁を強化し
、信頼性を高めることができる。
(実施例) 実施例1 以下、第1図ないし第5図を用いて本発明の第1の実施
例を説明する。
第1図に示す如く成形されたコイル6体■の口出し接続
部(1a)を除く全長に絶縁チューブ(3)を通してコ
イル■を得る。更に第2図および第3図に示す如く絶縁
スペーサ(4)を介して鉄心■と溶接している固定板0
でコイル■を固定する。
この後に樹脂を含浸し、加熱硬化して補極コイルを得る
ここでコイル導体■を通して絶縁とする絶縁チューブは
コイル導体■の断面積より稍大きい図示しない心棒に第
4図および第5図に示す如く、内側はマイカテープ■を
マイカテープ幅(7a)に対し1/2を重ねて螺旋状に
1回巻回した層を形成し、その外側に熱収縮性ポリエス
テルスリーブ(8)を嵌着する。マイカテープ■は紙状
に抄造した集成マイカ(以下マイカペーパとする)■に
裏打ち材(10)として熱収縮性ポリエステルフィルム
を貼り合わせて得る。またマイカテープ■には使用する
含浸樹脂の硬化に必要な硬化剤または硬化触媒を含有さ
せる。
熱収縮性ポリエステルスリーブ■は250デニールの伸
度6.3%の熱収縮性テトロン糸を編組して得る。
次にこの実施例の作用を説明する。
上記構成の絶縁チューブ■は、コイル導体ωの曲げ部を
通す際、内側はマイカテープ■を螺旋状に巻回しである
ので曲げ部に沿うことができる。つまり曲げ部の内径側
ではマイカテープ■の重なりが多くなるようにすベリ、
外径側ではマイカテープ■の重なりが少なくなるように
すベリ曲げ部(2a)に追従する。マイカテープ■はマ
イカテープ幅(7a)に対し1/2を重ねて巻回してい
るので1曲げ部(2a)の外径側で重なりが少なくなる
けれども1重なりが無くなってコイル導体上にマイカテ
ープ層が口を開くことは無い、マイカテープ■の重ね幅
はマイカテープ幅(7a)に対し略1/3以上であれば
、マイカテープ層の口開きは生じない、絶縁チューブ■
の外側はポリエステルのスリーブであるため柔軟性に優
れ、曲げ部(2a)に沿って自由に曲げることができる
。また絶縁チューブの外側はポリエステルのスリーブで
あるため、含浸樹脂は容易にマイカテープ■に達するこ
とができ十分にマイカテープ■に含浸でき、マイカテー
プ■に含有する硬化剤または硬化触媒で硬化が促進され
る。
さらに上記ポリエステルスリーブ■およびマイカテープ
■の裏打ち材(10)は、熱収縮性であるため含浸樹脂
の加熱硬化時に収縮しマイカテープ■をコイル導体■に
密着させることができる。
上記構成の補極コイルは導体■に密着して絶縁層を形成
する絶縁チューブを用いたので、絶縁特性は良好で第6
図に示すように、浸水試験において、従来は曲線aとな
って絶縁抵抗が極めて小さかったものが、実施例2のも
のは曲線すとなって、殆ど低下しないことが確認された
実施例2 次に第2の実施例について、第7図を参照して説明する
。この実施例2においては亀甲形コイルの口出し線(1
2)の口出し分岐部(13)と引出部(14)に実施例
1にて製造した絶線スリーブを嵌着するものであって、
他は実施例1と同様である。
このようにしても実施例1と同様な作用効果が得られる
なお、熱収縮性ポリエステルチューブの代りに熱収縮性
ポリイミドチューブ等の可撓性と樹脂通過性のあるもの
ならば用いてもよいし、上記絶縁チューブの内側マイカ
テープ■を一部重ねて螺旋状に巻回した層を複数重ねた
層とすれば絶縁耐力を更に向上させることができる。ま
た内側マイカテープ■の裏打ち材(10)を熱収縮性芳
香族ポリイミドフィルムやガラスクロスとすれば高温に
おける絶縁特性も良好となる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、柔軟で十分な絶縁耐力を
有する絶縁チューブにコイル導体を挿入し、熱硬化性樹
脂で含浸硬化し、その際の加熱で熱収縮性チューブを収
縮させたので、絶縁耐力が向上し、長期信頼性の高い回
転電機の絶縁コイルが提供できるとともに、作業が容易
で工数を低減できる製造方法となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の方法と従来例の方法と
によって製造されたコイルの共通部分を示す斜視図、第
2図は第1図のコイルを鉄心に取付けた状態を示す斜視
図、第3図は第2図の横断面図、第4図は第1の実施例
に使用する絶縁スリーブを示す縦断面図、第5図は第4
図に使用するマイカテープの横断面図、第6図は第1の
実施例と従来例とを比較した特性曲線図、第7図は他の
実施例の方法と従来例の方法とによって製造されたコイ
ルの共通部分を示す要部斜視図である。 1・・・コイル導体、   2・・・コイル。 2a・・・曲げ部、     3・・・絶縁チューブ、
7・・・マイカテープ、  8・・・熱収縮性スリーブ
、9・・・マイカペーパ。 代理人 弁理士  井 上 −勇 名  1  図 第 2 図 第  3  図 第4図 第5図 時開(HγS〕 第  6  図 第7図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マイカテープを一部重ねて螺旋状に巻回した内層
    と、内層の外側に設けた樹脂通過性と可撓性のある熱収
    縮性スリーブとで絶縁チューブを構成し、絶縁チューブ
    に曲げ部のあるコイル導体を挿入して熱硬化性樹脂を含
    浸硬化したことを特徴とする回転電機の絶縁コイルの製
    造方法。
  2. (2)マイカテープはマイカペーパに熱収縮性フィルム
    を裏打材としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の回転電機の絶縁コイルの製造方法。
  3. (3)含浸樹脂の硬化材又は硬化触媒を絶縁チューブに
    含有させたことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の回転電機の絶縁コイルの製造方法。
  4. (4)マイカテープの一部重ねは、マイカテープ幅の1
    /3以上重ねとしたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項ないし第3項記載の回転電機の絶縁コイルの製造方
    法。
JP31735387A 1987-12-17 1987-12-17 回転電機の絶縁コイルの製造方法 Pending JPH01160339A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005055290B3 (de) * 2005-11-21 2007-05-03 Siemens Ag Glimmerverstärkter Isolierschlauch
JP2010284002A (ja) * 2009-06-04 2010-12-16 Honda Motor Co Ltd アキシャルギャップ型回転電機のステータ
WO2022004300A1 (ja) * 2020-07-01 2022-01-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 コイルユニット、モータ及びコイルユニットの製造方法

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