JP2013505699A - 導電性外側面及び電気絶縁性内側面を有するテープ構造 - Google Patents

導電性外側面及び電気絶縁性内側面を有するテープ構造 Download PDF

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Abstract

発電機用の巻回固定子コイル。前記巻回固定子コイルは、導電体バー、積層テープ構造及び導電構造を備えている。前記積層テープ構造は、前記導電体バーの周囲に巻き付けられており、前記導電体バーに隣接する絶縁性の第1の層と前記第1の層に接合されている導電性の第2の層とを備えている。前記導電構造は、第1の端部、中間部及び第2の端部を備えている。前記第1の端部は前記導電体バーと接触している。前記中間部は前記導電性の第2の層と接触しているが、前記導電体バーとは接触していない。前記絶縁層は前記導電構造及び前記積層テープの周囲に巻き付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に、発電機用固定子コイルに関し、とりわけ、電気絶縁性の内層と導電性の外層とを含む固定子コイル用の積層テープ構造に関する。
高電圧固定子コイルは、高電圧発電機に用いられる。固定子コイルは、導電体バーを含むように形成することができ、この導電体バーは、更に、1つ以上の導電体を含んでいる。導電体は、銅のような導電性の高い材料から個々に形成される。導電体を束ねて、導電体バーが形成される。
固定子コイルの先行技術による構成の1つにおいては、導電体バーに直接巻き付けられたマイカ紙テープからなる第1の層を備える内部コロナ防御システムが、導電体バーを覆うように設けられており、このマイカ紙からなる第1の層は、「トップキャップ」と呼ぶことにする。トップキャップは、導電体バーの第1の端部が露出し且つトップキャップによって覆われないように、導電体バーの周囲に巻き付けられる。第2のマイカ紙テープ層が、導電体バー及びトップキャップの周囲に縁重ねされる。第2の層は、導電体バーの第1の端部が露出し且つ第2の層によって覆われないように、導電体バーの周囲に巻き付けられる。
薄い銅ストリップのような導電構造が、導電体バー、トップキャップ及び第2の層の周囲に巻き付けられる。導電構造の第1の端部は、導電体バーの露出した第1の端部に接触している。導電構造の中間部分は、マイカ紙テープからなる第2の層と接触している。導電構造の第2の端部は、導電体バー、又は、マイカ紙テープからなる第2の層と、接触していない。導電テープ層は、導電構造、トップキャップ、及び、マイカ紙テープからなる第2の層の周囲に、縁重ねされるが、導電体バーの露出した第1の端部には重ねられない。導電構造は、導電体バー、導電構造及び導電テープ層が全て同じ電位になるように、導電体バーから導電テープ層に、電位を移動させる。
先行技術による構成によれば、巻き付けられたトップキャップ、マイカ紙テープからなる第2の層、導電構造及び導電テープの全厚は、約0.019インチ〜約0.023インチになる可能性がある。
本発明の一側面によれば、発電機用巻回固定子コイルが提供される。巻回固定子コイルは、導電体バー、積層テープ構造及び導電構造を備えている。積層テープ構造は、導電体バーの周囲に巻き付けられ、導電体バーに隣接する絶縁性の第1の層と、第1の層に接合された導電性の第2の層と、を含んでいる。導電構造は、第1の端部、中間部及び第2の端部を含んでいる。第1の端部は、導電体バーに接触している。中間部は、導電性の第2の層に接触しているが、導電体バーには接触していない。絶縁層は、導電構造及び積層テープの周囲に巻き付けられている。
第1の層は、ガラスで裏打ちされていてもよいマイカ紙層を備えることができる。
第2の層は、炭素を充填したポリエステルフェルトを備えていてもよい。
積層テープ構造の厚さは、約0.015インチ未満であってもよい。
積層テープ構造は、縁重ねされていてもよい。
導電構造は、金属ストリップを備えていてもよく、1つ以上のテープストリップを介して積層テープ構造上の所定位置に保持することができる。
導電体バーは、実質的に直線状の部分を備えていてもよく、積層テープ構造は、導電体バーの直線部分の周囲に巻き付けることができる。
本発明の第2の側面によれば、導電体バーに内部コロナ防御システムを施すための方法が提供される。積層テープ構造が導電体バーの周囲に巻き付けられる。積層テープ構造は、導電体バーに隣接する絶縁性の第1の層と第1の層に接合された導電性の第2の層とを備えている。第1の端部と中間部と第2の端部とを備える導電構造が設けられている。第1の端部は、導電体バーに接触している。中間部は、導電性の第2の層に接触しているが、導電体バーには接触していない。
積層テープの巻き付けは、僅かにオーバーラップさせて積層テープ構造を巻き付けるものであってもよい。
金属ストリップは、1つ以上のテープストリップを介して、積層テープ構造に固着されてもよい。
本発明の第3の側面によれば、導電体バーの周囲に巻き付けられるように適合させた積層テープ構造が提供される。積層テープ構造は、絶縁性の第1の層と第1の層に接合された導電性の第2の層とを備えている。積層テープ構造は、約0.015インチ未満の厚さを有している。
第2の層は、50オーム/スクエアの抵抗になるように、炭素を充填したポリエステルフェルトを備えていてもよい。
本明細書は、本発明を詳細に示し、明確に請求する特許請求の範囲で締め括られるが、本発明については、同様の参照番号によって同様の要素が識別される添付の図面と共に、下記の説明から、より深い理解が得られるであろう。
本発明の一実施態様による、巻回固定子コイルの部分切欠き図を含む、発電機鉄心のための固定子の一部の概観図である。 図1に示す巻回固定子コイルの一部に関する略断面図である。 絶縁層とその外層とを明瞭化のために取り除いた、図1に示す巻回固定子コイルの概観図である。 図1の固定子コイル用の内部コロナ防御システムを製造するための典型的な工程を図示した流れ図である。
好ましい実施態様に関する下記の詳細な説明において、その一部を形成する添付図面が参照されるが、この添付図面は、限定のためではなく例証のために、本発明を実施する特定の好ましい実施態様を示す。もちろん、他の実施態様を利用することも可能であり、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく変更を加えることも可能である。
図1を参照すると、発電機における固定子10の支持体2の一部が図示されている。支持体2は、複数のスロット12を含んでおり、各スロットは、巻回固定子コイル14(図1には1つだけが示されている)を収容するようになっている。図2及び3に更に示されているように、巻回固定子コイル14は、一般に、束ねられた1つ以上の導電体を備えることができる導電体バー16を備えている。導電体バー16は、実質的に直線状の部分16aを含んでいる(図1及び3参照)。導電体バー16は、直線部分16aの第1の端部30に隣接した第1の座巻き部(図示せず)と、直線部16aの第2の端部32に隣接した第2の座巻き部(図示せず)とを、含んでいてもよい。導電体バー16の座巻き部を第2の導電体バー(図示せず)の座巻き部に電気的に接続して、発電機の回転子(図示せず)周りに完全な固定子コイルを形成することが可能である。
巻回固定子コイル14は、また、導電体バー16の直線部分16aの上に設けられた内部コロナ防御システム17を備えている。内部コロナ防御システム17は、更に、後述する本発明による実施態様の1つによる積層テープ構造18と、金属、例えば銅、の薄いストリップを備えていてもよい導電構造20とを、備えることができる。巻回固定子コイル14は、更に、内部コロナ防御システムの上に設けられた、接地壁としても知られる、誘電体絶縁層22を備えていてもよいが、この層は、一般にガラスで裏打ちされた樹脂含浸マイカ紙テープを備えていてもよく、更に導電体バー16の座巻き部の上に設けることも可能である。巻回固定子コイル14は、更に、誘電体絶縁層の上に設けられた、炭化珪素充填ワニスで処理したガラス織物であってもよい導電性又は部分的に導電性の導電外層24を備えることができる。ここで留意すべきことは、絶縁層22及び導電外層24は、明瞭化のため図1において切欠いて示されているが、絶縁層22及び導電外層24は、導電体バー16の直線部分16a全体の周囲に巻き付けられるのが好ましいことである。更に、絶縁層22及び導電外層24は、明瞭化のため図3から取り除かれている。また、図1及び3における導電体バー16の寸法は、例示を目的として示されたものであって、図示されているものとは異なっていてもよい。
図1及び2について言えば、積層テープ構造18は、導電体バー16の直線部分16aに隣接する、即ち、積層テープ構造18の内側面を形成する絶縁性の第1の層18Aを備えている。積層テープ構造18は、更に、第1の層18Aに接合された、即ち、内側面とは反対側のテープ構造18の外側面を形成する、導電性の第2の層18Bを備えている。好ましい実施態様では、積層テープ構造18の厚さT1(図2参照)は、約0.015インチ未満であり、約0.009インチ〜約0.015インチがより好ましく、最も好ましい実施態様では約0.009インチである。最も好ましい実施態様による絶縁性の第1の層18Aの厚さは、約0.005インチであってよく、最も好ましい実施態様による導電性の第2の層18Bの厚さは、約0.004インチであってよい。絶縁性の第1の層18Aは、80グラム/平方メートルのテープのような、ガラスで裏打ちされたマイカ紙層を備えるのが好ましく、導電性の第2の層18Bを絶縁性の第1の層18Aに接合するための、接合用樹脂を含んでいてもよい。接合樹脂は、一般に電気絶縁用途に用いられるような、エポキシベースの材料又はポリエステルベースの材料を始めとする熱硬化性の低粘度液体樹脂を含んでなるものであってよい。例えば、接合樹脂は、スチレン化エポキシからなっていてもよい。更に、絶縁性の第1の層18Aは、接合樹脂中に、以下に詳述する、ナフテン酸亜鉛のような、硬化促進剤を含んでいてもよい。
図示の実施態様における導電性の第2の層18Bは、導電性の第2の層18Bが約50オーム/スクエアの抵抗を実現するように、一定量の導電性炭素を充填したポリエステルフェルトを備えるが、他の適切な導電層を備えていてもよい。
上述のように、絶縁性の第1の層18Aは、積層テープ構造18の内側面を形成し、導電体バー16の直線部分16aに隣接し直接接触している。従って、テープ構造18の反対側の外側面を形成する導電性の第2の層18Bは、導電体バー16に全く接触していない。導電体バー16と導電性の第2の層18Bとの接触を回避することが好ましい。というのは、それらが接触すると、過剰な電流が導電構造20に流れる可能性があり、それによって、発電機の性能の低下及び/又は巻回固定子コイル14の損傷を生じる可能性があるためである。
図1及び3に示すように、積層テープ構造18は、導電体バー16の直線部分16aの周囲に縁重ねされている。積層テープ構造18は、その隣接ラップ間がほんの少ししか重ならないように縁重ねしてもよい。隣接ラップ間に僅かな重なりがあれば、隣接ラップ間にギャップが生じるのを阻止するのに十分である。例えば、積層テープ構造18は、約1〜1.2インチの幅を有すればよく、1つのラップの縁は、隣接ラップの約5〜10%に重なればよい。
図示の実施態様における導電体バー16の直線部分16aの大部分には、積層テープ構造18が巻き付けられているが、導電体バー16の直線部分16aの第1の端部30は、露出している。即ち、積層テープ構造18は、導電体バー16の直線部分16aの第1の端部30の周囲には、巻き付けられていない。従って、後述するように、導電構造20は、第1の端部30と接触する可能性がある。導電体バー16の直線部分16aの第2の端部32(図3参照)には、積層テープ構造18が巻き付けられている。
上述のように薄い銅ストリップを備えていてもよい導電構造20は、導電体バー16の直線部分16aの周囲に巻き付けられた第1の端部36と、積層テープ構造18の導電性の第2の層18Bの周囲に巻き付けられた中間部分38とを、備えている。図1及び図3に示すように、導電構造20は、例えば、NOMEX接着テープストリップ(NOMEXはE.I.Du Pont De Nemours and Companyの登録商標である)のような、1つ以上のテープストリップ34を用いて、積層テープ構造18に固着することが可能である。
図3について言えば、導電構造20の第1の端部36は、導電体バー16の直線部分16aの露出した第1の端部30と接触している。導電体バー16の直線部分16aの露出した第1の端部30と導電構造20の第1の端部30との接触部は、ハンダ付けによって、又は、導電構造20を導電体バー16に別の方法で直接結合することによって、固着することが可能である。
導電構造20の中間部38は、積層テープ構造18の導電性の第2の層18Bに接触しているが、導電体バー16には接触していない。
導電構造20の第2の端部40は、積層テープ構造18の導電性の第2の層18Bに接触しているが、導電体バー16には接触していない。図示の実施態様の場合、導電体バー16の直線部分16aの第2の端部32は、導電構造20の第2の端部40よりも、更に約2インチ、軸方向に延びている。所望により、導電構造20の第2の端部40は、導電体バー16と接触する場合に、導電構造20の第2の端部40を電気的に絶縁するため、電気絶縁体(図示せず)を含んでいてもよい。
導電構造20の第1の端部36が、導電体バー16の直線部分16aの露出した第1の端部30に接触しているので、導電体バー16の電位即ち電圧は、導電構造20に移される。更に、導電構造20の中間部分38が、積層テープ構造18の導電性の第2の層18Bのラップの、全部ではないが、大部分に接触するので、導電構造20は、導電性の第2の層18Bの各ラップを電気的に接続することになり、その結果、低抵抗の内部コロナ防御システム17が担保される。更に、導電構造20が、導電体バー16の電位を、積層テープ構造18の導電性の第2の層18Bに、移動させ、これにより、電位が積層テープ構造18の導電性の第2の層18Bのラップに等しく分配されることになる。
本明細書に記載の積層テープ構造18を利用すると、導電体バー16と、導電構造20の中間部38及び第2の端部40との、接触を阻止することが可能になり、しかも、導電構造20の第1の端部38の、導電体バー16の直線部分16aの第1の端部30との、接触も可能になる。この結果、それぞれの第1の端部30、38間における接触に加えて、導電体バー16の第2の位置において、導電構造20と導電体バー16とが接触すると、導電構造20を通って導電体バー16に戻る電流路が創生されることになるので、有益である。電流が導電構造20を通って導電体バー16に戻ることが可能になると、その電流によって導電構造20が溶断/短絡する可能性があり、その結果、導電構造が破壊される可能性がある。しかしながら、導電バー16と導電構造20との接点は1つしかないので、導電構造20を通って導電体バー16に戻る、即ち、導電体バー16との接点の1つから導電体バー16とのもう1つの接点に戻る、電流路は存在しない。従って、導電体バー16を流れる電流が導電構造20を通って導電体バー16に戻ることはなく、導電構造20を破壊する恐れが少なくなる。
ここで留意すべきことは、導電構造20と導電体バー16との間に積層テープ構造18を使用すれば、積層テープ構造18の引裂き/割れが生じたとしても、それぞれの第1の端部30、38間以外における導電体バー16と導電構造20との接触を阻止するのに十分であるということである。これは、最も好ましい実施態様の場合、積層テープ構造18が十分な厚さ(即ち、約0.009インチ)を備えており、積層テープ構造18の引裂き/割れが生じたとしても、導電構造20が、引裂き/割れ部分を通り抜けて、導電体バー16に接触することができるとは思えないからである。
図1及び2について言えば、誘電体絶縁層22は、1つ以上の巻回された高電圧絶縁層を備えてもよく、ここで、各層は、ガラスで裏打ちされた樹脂含浸マイカ紙テープを備えている。ここで、この樹脂は、MICALASTIC又はTHERMALASTIC(MICALASTICはSiemens Aktiengesellschaft Corporationの登録商標であり、THERMALASTICは、Siemens Energy Inc.の登録商標である)からなるものであってよい。こうしたガラスで裏打ちされた樹脂含浸マイカ紙テープの一例としては、Poroband 0410の製品名でIsovalta AGから市販されているものがある。1つ以上の絶縁層22は、積層テープ構造18及び導電構造20に縁重ねすることが可能であり、導電体バー16の直線部分16aの全体又はかなりの部分に沿って延びていてもよい。更に、絶縁層22は、導電体バー16の座巻き部の周囲に巻き付けてもよい。上述のように、図1に図示された誘電体絶縁層22は、明瞭化のため、切り欠かれている。
例示の導電性の外層24は、炭化珪素充填ワニスで処理したガラス織物を備えており、このガラス織物の1つは、Contafel Hの製品名でIsovalta AG Corporationから市販されている。導電性の外層24は、誘電体絶縁層22の上に、直接、縁重ねすることが可能である。
導電性の外層24は、後述する含浸接合樹脂によって、固定子スロット12の壁に実質的に固定されている。導電性の外層24は、導電体バー16の直線部分16aの周囲の全体又はかなりの部分に、巻き付けてもよいが、典型的には、導電体バーの座巻き部の周囲には巻付けない。上述のように、図1に示した導電性の外層24は、明瞭化のため、切り欠かれている。
図4を参照すると、内部コロナ防御システム17を、上述の導電体バー16のような導電体バーに、適用するための典型的な方法100が図示されている。内部コロナ防御システム17は、内部コイルの部分放電活動を最小限に抑える働きをする。
工程102では、上述の積層テープ構造18のような積層テープ構造が、導電体バー16の直線部分16aの周囲に巻き付けられる。積層テープ構造18は、導電体バー16の直線部分16aに隣接した絶縁性の第1の層18Aと、第1の層18Aに接合された導電性の第2の層18Bとを、備えている。上述のように、積層テープ構造18は、約0.015インチの厚さを有していてもよく、また、重なりを少なくして、導電体バー16に巻き付けてもよい。更に、導電体バー16の直線部分16aの第1の端部30は、積層テープ構造18で巻き付けなくてもよい。即ち、導電体バー16の直線部分16aの第1の端部30は、露出させてもよい。
工程104では、上述の導電構造20のような導電構造が設けられる。上述のように、導電構造20は、第1の端部36、中間部38及び第2の端部40を備えている。第1の端部36は、導電体バー16の直線部分16a、例えば、導電体バー16の直線部分16aの露出した第1の端部30、と接触しており、導電体バー16にハンダ付けするか又は別の方法で固定してもよい。中間部38は、積層テープ構造18の導電性の第2の層18Bに接触しているが、導電体バー16には接触していない。第2の端部40は、積層テープ構造18の導電性の第1の層18Bに接触しているが、導電体バー16には接触していない。
工程106では、導電構造20が、例えば、1つ以上のテープストリップ34を介して、積層テープ構造18に固着される。
工程108では、上述の誘電体絶縁層22のような絶縁層が、導電体バー16の直線部分16a及び内部コロナ防御システム17の周囲に巻き付けられるが、この防御システムは、積層テープ構造18と導電構造20とを備えている。絶縁層22は、隣接ラップ間が僅かに重なるように縁重ねしてもよく、導電体バー16の座巻き部に適用してもよい。
工程110では、上述の外層24のような、導電性又は部分的に導電性の層が、導電体バー16の直線部分16aの周囲に巻き付けられた絶縁層22の部分の周囲に巻き付けられる。
工程110で絶縁層22の一部の周囲に外層24を巻き付けた後、発電機用巻回固定子コイル14を作製するための後続工程を実施することが可能になる。例えば、巻回固定子コイル14の唯1つを、単一真空含浸(SVPI)プロセスとも呼ばれる真空含浸(VPI)プロセスに、供してもよい。このプロセスは、単一巻回固定子コイル14の材料に、エポキシ樹脂のような接合樹脂を、含浸させることを含む。代わりに、複数の巻回固定子コイル14を組み合わせて、一体コイル構造を形成することも可能であり、その場合、一体コイル構造を、全体真空含浸(GVPI)プロセスに、供してもよい。このプロセスは、一体コイル構造の材料に、エポキシ樹脂のような接合樹脂を、含浸させることを含む。ここで留意すべきことは、VPIプロセスを使用して、単一巻回固定子コイル14の材料に接合樹脂を含浸させる場合、単一巻回固定子コイル14の材料に含浸させる接合樹脂に、ナフテン酸亜鉛のような硬化促進剤を、配合することが可能になるということである。硬化促進剤は、巻回固定子コイル14の様々な層に含浸された接合樹脂の適正な硬化を促進する。代わりに、GVPIプロセスを使用して、一体コイル構造の材料に接合樹脂を含浸させる場合、積層テープ構造18の絶縁性の第1の層18A及び絶縁層22の少なくとも一方が、硬化促進剤を含んでおり、その場合、接合樹脂は硬化促進材を含んでいる必要がない。
更なる後続工程として、巻回固定子コイル14の層(又は一体コイル構造)を硬化させる工程、及び、上述のスロット12のような固定子スロットに巻回固定子コイル14(又は一体コイル構造)を挿入し、次いで固定する工程があってもよい。ここで留意すべきことは、含浸及び硬化の手順は、巻回固定子コイル14を固定子スロット12に挿入する前に実施することもできるし、又は、含浸及び硬化の手順の前に、巻回固定子コイル14を固定子スロット12に挿入することもできるということである。
本明細書に記載の内部コロナ防御システム17は、トップキャップ層、巻き付けられたマイカ紙テープの層、導電構造、及び、独立した導電体層を含む可能性のある、先行技術によるコロナ防御システムに比較して、より少ない工程で、そして、より少ない材料で適用することが可能である。具体的には、積層テープ構造18と導電構造20とを備える本明細書に記載のコロナ防御システムは、自動テープ貼り機(図示せず)によって単一パスで実施し、その後、例えばテープストリップ34を用いて、積層構造18に導電構造20を固定することが可能である。これは、4つの独立した工程、即ち、トップキャップを設け、マイカ紙テープを巻付け、導電構造を設け、個々の導電体層を設ける工程が必要になる可能性のある先行技術による実施手順よりも有利である。
更に、本明細書に記載のコロナ防御システム17の全厚T2(図2参照)は、約0.015インチ未満であり、約0.019〜0.023インチの厚さになる可能性のある上述の先行技術によるコロナ防御システムの厚さより大幅に薄い。本発明のコロナ防御システムの厚さが薄くなることにより、巻回固定子コイル14の形成時に誘電体絶縁層22(接地壁)の追加ラップを使用することが可能になる。誘電体絶縁層22の追加ラップによって、誘電体絶縁層22の絶縁耐力が増し、これにより、発電機の効率が良くなる可能性がある。
更に、コロナ防御システムの厚さT2が薄くなると、接合樹脂の含浸を改善することが可能になると考えられる。即ち、先行技術によるコロナ防御システムのトップキャップ、マイカ紙テープの巻付け層、及び、個々の導電体層に、接合樹脂を含浸させるのは、これらの層の厚さのために困難であることが判明している。これは、より少ない層を備え、より薄く、従って、接合樹脂がより浸透しやすい本発明の内部コロナ防御システム17とは、対照的である。ここで留意すべきことは、導電性の外層及び絶縁層(接地壁)への樹脂の含浸は、導電体バーのより近くに配置された内部コロナ防御層への樹脂の含浸ほど困難ではないと考えられることである。本明細書に記載のコロナ防御システム17は、先行技術によるコロナ防御システムに比較して、より薄く、層数が少ないので、接合樹脂は、より容易にコロナ防御システム17の層に含浸して、導電体バー16に達し得る。従って、本明細書に記載の巻回固定子コイル14の各層への接合樹脂の含浸は、改善されるものと思われる。
ここまで、本発明の特定の実施態様について例示し、解説してきたが、当該分野の技術者には明らかなように、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な他の変更及び修正を加えることが可能である。従って、本発明の範囲内に含まれる全てのこうした変更及び修正は、付属の請求の範囲に網羅されるように意図されている。
2 固定子の支持体
10 固定子
14 巻回固定子コイル
16 導電体バー
16a 導電体バーの直線部分
17 内部コロナ防御システム
18 積層テープ構造
18A 絶縁性の第1の層
18B 導電性の第2の層
20 導電構造
22 誘電体絶縁層
24 導電外層
30 導電体バーの直線部分の第1の端部
32 導電体バーの直線部分の第2の端部
34 テープストリップ
36 導電構造の第1の端部
38 導電構造の中間部
40 導電構造の第2の端部
本明細書に記載の積層テープ構造18を利用すると、導電体バー16と、導電構造20の中間部38及び第2の端部40との、接触を阻止することが可能になり、しかも、導電構造20の第1の端部36の、導電体バー16の直線部分16aの第1の端部30との、接触も可能になる。この結果、それぞれの第1の端部30、36間における接触に加えて、導電体バー16の第2の位置において、導電構造20と導電体バー16とが接触すると、導電構造20を通って導電体バー16に戻る電流路が創生されることになるので、有益である。電流が導電構造20を通って導電体バー16に戻ることが可能になると、その電流によって導電構造20が溶断/短絡する可能性があり、その結果、導電構造が破壊される可能性がある。しかしながら、導電バー16と導電構造20との接点は1つしかないので、導電構造20を通って導電体バー16に戻る、即ち、導電体バー16との接点の1つから導電体バー16とのもう1つの接点に戻る、電流路は存在しない。従って、導電体バー16を流れる電流が導電構造20を通って導電体バー16に戻ることはなく、導電構造20を破壊する恐れが少なくなる。
ここで留意すべきことは、導電構造20と導電体バー16との間に積層テープ構造18を使用すれば、積層テープ構造18の引裂き/割れが生じたとしても、それぞれの第1の端部30、36間以外における導電体バー16と導電構造20との接触を阻止するのに十分であるということである。これは、最も好ましい実施態様の場合、積層テープ構造18が十分な厚さ(即ち、約0.009インチ)を備えており、積層テープ構造18の引裂き/割れが生じたとしても、導電構造20が、引裂き/割れ部分を通り抜けて、導電体バー16に接触することができるとは思えないからである。
工程102では、上述の積層テープ構造18のような積層テープ構造が、導電体バー16の直線部分16aの周囲に巻き付けられる。積層テープ構造18は、導電体バー16の直線部分16aに隣接した絶縁性の第1の層18Aと、第1の層18Aに接合された導電性の第2の層18Bとを、備えている。上述のように、積層テープ構造18は、約0.015インチ未満の厚さを有していてもよく、また、重なりを少なくして、導電体バー16に巻き付けてもよい。更に、導電体バー16の直線部分16aの第1の端部30は、積層テープ構造18で巻き付けなくてもよい。即ち、導電体バー16の直線部分16aの第1の端部30は、露出させてもよい。

Claims (18)

  1. 導電体バー;
    前記導電体バーの周囲に巻き付けられた積層テープ構造であって、前記導電体バーに隣接する絶縁性の第1の層と前記第1の層に接合された導電性の第2の層とを備える積層テープ構造;
    前記導電体バーと接触している第1の端部、前記導電性の第2の層と接触している中間部及び前記導電体バーと接触していない第2の端部を備える導電構造;並びに
    前記導電構造と前記積層テープとの周囲に巻き付けられている絶縁層;
    を備えている、
    発電機用巻回固定子コイル。
  2. 前記第1の層がマイカ紙層を備えている請求項1に記載の巻回固定子コイル。
  3. 前記マイカ紙層がガラスで裏打ちされている請求項2に記載の巻回固定子コイル。
  4. 前記第2の層が炭素を充填したポリエステルフェルトを備えている請求項3に記載の巻回固定子コイル。
  5. 前記積層テープ構造の厚さが約0.015インチ未満である請求項1に記載の巻回固定子コイル。
  6. 前記積層テープ構造が縁重ねされている請求項1に記載の巻回固定子コイル。
  7. 前記導電構造が金属ストリップを備えている請求項1に記載の巻回固定子コイル。
  8. 前記導電構造が1つ以上のテープストリップを介して前記積層テープ構造上の所定位置に保持されている請求項1に記載の巻回固定子コイル。
  9. 前記導電体バーが実質的に直線状の部分を備え、前記積層テープ構造が前記導電体バーの前記直線部分の周囲に巻き付けられている請求項1に記載の巻回固定子コイル。
  10. 前記導電体バーに隣接する絶縁性の第1の層と前記第1の層に接合された導電性の第2の層とを備える積層テープ構造を前記導電体バーの周囲に巻き付ける工程;並びに
    前記導電体バーと接触している第1の端部、前記導電性の第2の層と接触している中間部及び前記導電体バーと接触していない第2の端部を備える導電構造を設ける工程;
    を備えている
    導電体バーに内部コロナ防御システムを施すための方法。
  11. 前記積層テープ構造の巻き付けが前記積層テープ構造を僅かにオーバーラップさせて巻き付けるものである請求項10に記載の方法。
  12. 前記積層テープ構造の厚さが約0.015インチ未満である請求項10に記載の方法。
  13. 前記導電構造が金属ストリップを備えている請求項10に記載の方法。
  14. 更に、1つ以上のテープストリップを介して前記金属ストリップを前記積層テープ構造に固着させる工程を、備えている請求項13に記載の方法。
  15. 導電体バーの周囲に巻き付けられるように適合させた積層テープ構造であって、
    絶縁性の第1の層と前記第1の層に接合された導電性の第2の層とを備えており、
    約0.015インチ未満の厚さを有する、
    積層テープ構造。
  16. 前記第1の層がマイカ紙層を備えている請求項15に記載の積層テープ構造。
  17. 前記マイカ紙層がガラスで裏打ちされている請求項16に記載の積層テープ構造。
  18. 前記第2の層が、50オーム/スクエアの抵抗を有するように炭素が添加されたポリエステルフェルトを、備えている請求項17に記載の積層テープ構造。
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