JPH01159085A - 同調エンボス模様を有する化粧シートの製造方法 - Google Patents

同調エンボス模様を有する化粧シートの製造方法

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JPH01159085A
JPH01159085A JP31678487A JP31678487A JPH01159085A JP H01159085 A JPH01159085 A JP H01159085A JP 31678487 A JP31678487 A JP 31678487A JP 31678487 A JP31678487 A JP 31678487A JP H01159085 A JPH01159085 A JP H01159085A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種の建材や家具等の表面仕上げに使用され
る化粧シートの製造方法に関するものであシ、硬化型樹
脂をベヒクルとする印刷模様層の有する撥液性能を利用
することによって表面に鮮明な凹状部を形成するもので
あシ、印刷模様層と対応する部分のトップコート層にシ
ャープな凹状部を有し、しかも、耐溶剤性、耐水性、耐
摩耗性、耐候性、耐熱性等に優れた性能を有する化粧シ
ートの製造方法を提供するものである。
〔従来の技術〕
化粧シート用原紙における印刷模様層と対応する凹凸効
果が表面に現出されている化粧シートは、同調エンボス
効果を呈する優れた意匠特性を発揮する化粧シートとし
て多用されている。
前記同調エンボス効果を有する化粧シートを得る方法に
は、 l)印刷模様層を有する化粧シートに、前記印刷模様層
と対応する型押板あるいは型押ロールによるエンボスを
施す方法、 2)トップコート層形成の際に使用される硬化型樹脂の
硬化を抑制する作用を有する印刷インキによる印刷模様
層と、トップコート層形成用の硬化型樹脂との組み合わ
せで、同調エンボスを形成する方法、 3)トップコート層形成の際に使用される硬化型樹脂の
硬化を促進する作用を有する印刷インキによる印刷模様
層と、トップコート層形成用の硬化型樹脂との組み合わ
せで、同調エンボスを形成する方法、 4)トップコート層形成の際に使用される樹脂液に対す
る浸透性能の良好な印刷模様層と、トップコート層形成
用の樹脂液との組み合わせで、同調エンボスを形成する
方法、 5)トップコート層形成の際に使用される樹脂液に対す
る浸透性を阻止する作用を有する印刷模様層と、トップ
コート層形成用の樹脂液との組み合わせで、同調エンボ
スを形成する方法、 6)印刷模様層を有する化粧シート用原紙にトップコー
ト層形成用のコーティング剤を塗工。
固化させた後、体質顔料を多量に含有する印刷インキで
所定の部分を印刷し、トップコート層上の印刷模様部分
を、印刷インキ中の体質顔料による凸状部とする方法、 7)撥液性能を有する印刷模様層を化粧シート用原紙に
形成した後に、この印刷面に、トップコート層形成用の
コーティング剤を塗工。
固化させることによって、前記印刷模様層の有する撥液
性能によって、該印刷模様層と対応する部分が凹状部と
されているトップコート層を形成する方法、 等が存する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、前記従来の同調エンボス効果を有する化粧シ
ートの製造方法のうちの前記1)項に記載した化粧シー
トの製造方法は、印刷模様層と同調するエンボスを付加
することが困難であシ、 また、前記2)項〜5)項に記載した化粧シートの製造
方法は、エンボスの深さが不安定であり、しかも、印刷
模様層を形成するための印刷インキにおけるベヒクル用
の樹脂とトップコート層形成用の樹脂との選択範囲が狭
い等の欠点があり、 更に、前記6)項の体質顔料を多量に含有する印刷イン
キを利用する方法は、得られる化粧シートにおける凸状
部の度合いが小さく、エンボス効果は殆ど視覚的なもの
であって、立体的な深みが不足するばかりでなく、得ら
れる化粧シートは、着色度の濃い部分が必ず凸状部に形
成されるという制約があり、しか゛も、化粧シートにお
ける最外層面に体質顔料を多量に含有する印刷インキに
よる印刷模様層が形成されるので、化粧シートの表面物
性において難点を有しており、 更にまた、前記7)項の印刷模様層の有する撥液性能を
利用する方法は、得られる化粧シートの紙間強度が十分
でなく、しかも、耐摩耗性等の表面物性に優れた性質を
有するものが得られない等の欠点を有している。
これに対して、本発明方法は、硬化型樹脂による印刷模
様層の有する撥液性能を利用することによって、該印刷
模様層と対応する部分が凹状部とされているトップコー
ト層を形成することからなる同調エンボス模様を有する
化粧シートの製造方法であり、印刷模様層と対応するト
ップコート層における凹状部がシャープで、その深さが
十分であり、しかも、得られる化粧ノートの紙間強度が
高く、耐溶剤性、耐水性、耐摩耗性、耐候性、耐熱性等
に優れた性質を有する化粧シートの製造方法を提供する
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の同調エンボス模様を有する化粧シートの製造方
法は、化粧シート用原紙に硬化型樹Jllベヒクルとす
る印刷インギによる印刷を施すことによって印刷模様層
を形成する工程と、前記印刷模様層が付されている化粧
シート用原紙を含浸用樹脂液による含浸処理に付した後
これを乾燥し、前記硬化型樹脂をベヒクルとする印刷模
様層の有する撥液性能によって、該印刷模様層の表面の
1部または全部が露出しており、その他の部分が前記含
浸用樹脂液に使用した樹脂による皮膜からなる樹脂層で
被覆されている樹脂含浸シートを得る工程と、前記樹脂
含浸シートにおける表面の1部または全部が露出してい
る印刷模様層面の全面に、トップコート層形成用のコー
ティング剤を塗工、固化させることによって、前記印刷
模様層の有する撥液性能によって、該印刷模様層と対応
する部分が凹状部とされているトップコート層を形成す
る工程とからなるものである。
本発明の化粧シートの製造方法における第1工程は、化
粧シート用原紙、例えば、α・セルロース純度の高い木
材パルプと、隠蔽性を付与する二酸化チタンを主とする
顔料とを混抄した所謂チタン紙が好ましく、なかでも、
叩解度を抑えることによって含浸性能が高められている
ものが好適であり、透気度12秒、吸水度45ta/]
、0分以上の化粧シート用原紙に、硬化型樹脂をベヒク
ルとする印刷インキによる印刷模様層を形成するのが好
ましく、前記印刷模様層はベタ刷り印刷による印刷層で
はなく、部分的な印刷層として形成されるものである。
尚、前記印刷模様層を形成する印刷インキ中に、前記ベ
ヒクルとして使用されている硬化型樹脂を硬化させる硬
化剤または触媒を、その作用をブロッキングした状態で
含有させておき、印刷工程の終了後に、前記ブロッキン
グを解除して、硬化剤または触媒の作用を活性化する工
程を施すことによって、印刷模様層中の硬化型樹脂の硬
化反応を開始させるようにすれば、印刷インキにおける
ポットライフの問題がなく、しかも、印刷インキ中の硬
化剤または触媒の活性作用に起因する印刷工程中での印
刷機械のドクターや版の摩耗や腐食も阻止されるため、
印刷機械のドクターや版の魔耗や腐食等に対して活性作
用を有するような硬化剤または触媒を含有する。印刷イ
ンキを使用する場合でも、品質の良好な同調エンボス模
様を有する化粧シートを、長時間に亘って、安定して製
造し得るというメリットが存する。
尚また、前記した通シ、印刷インキ中でベヒクルとして
利用されている硬化型樹脂に対する硬化剤または触媒を
、その作用をブロッキングした状態で前記印刷インキ中
に含有させておき、印刷工程の終了後に前記ブロッキン
グを解除する工程を設けて印刷模様層の硬化を実施する
場合における前記印刷インキ中に使用される硬化型樹脂
と、その作用がブロッキングされた状態にある(ブロッ
ク化)硬化剤または触媒と、そのブロッキングを解除す
る方法との組み合わせ例は次の通シである。
〔*l〕
Dinonylnaphthalene 5ulfon
ic Ac1d。
Dinonylnaphthalene disulf
onic Ac1d。
p−Toluensulfonic Ac1d 。
Dodecylbenzene 5ulfonic A
c1d等。
〔ネ2〕 ブロック剤R’Hとイソシアナート化合物RNCOとの
間の、付加解離反応 R−NGO+ R’H−二R−NHCO−R’を利用す
るものであシ、解離反応を無触媒で行なう場合には18
0〜200℃以上の加熱が必要であるが、例えば、アミ
ン類、有機化合物、金属石鹸等からなる解離触媒を作用
させる場合には、160℃以下の温度で解離させること
が出来る。
尚、インシアナート化合物RNCOに対するブロック剤
R’H化合物の例は、次の通りである。
〔本3〕 カプセルには、ゼラチン、セルロース系物質。
電解質ポリマー等が使用される。
尚、前記第1工程で使用される印刷インキ中には、得ら
れる印刷模様層の撥液性能を高めるための撥液性物質、
例えば、シリコーン、ワックス、ふっ素樹脂等が、印刷
インキ組成物中の固形成分で5〜30重量%程度添加さ
れていて゛も良いことは勿論であり、また、前記印刷イ
ンキとして、該インキ中に例えばシリカ等の無機質顔料
を含有する組成からなるインキを使用する場合には、グ
ロスマット効果に優れた作用を奏する化粧シートが得ら
れる。
また、前記印刷インキによる印刷模様層の形成は、通常
の印刷手段、例えば、グラビア印刷。
オフセット印刷、凸版印刷、スクリーン印刷等で実施さ
れるものであシ、前記印刷インキにおけるベヒクルが、
例えば、熱硬化型、電子線硬化型、あるいは紫外線硬化
型等からなる硬化型樹脂の場合には、これらの樹脂の性
質に応じて、印刷工程に引き続いて、前記ベヒクルとし
て使用されている硬化型樹脂を硬化させる工程を施すも
のであることは勿論である。
本発明の化粧シートの製造方法の第2工程は、前記第1
工程で得られた前記印刷模様層が付されている化粧シー
ト用原紙を、含浸用樹脂液による含浸処理に付した後に
これを乾燥し、前記硬化型樹脂をベヒクルとする印刷模
様層の有する撥液性能によって、該印刷模様層の表面の
1部または全部が露出しており、その他の部分が前記含
浸用樹脂液に使用した樹脂による皮膜からなる樹脂層で
被覆されている樹脂含浸シートを得るものであり、含浸
用樹脂液としては、水溶性アクリル樹脂を主成分とする
樹脂液、即ち、ポリアクリル酸エルテルエマルジョンに
、例えば、エチレン/ブタジェン共重合体、アクリルニ
トリル/ブタジェン共重合体等の合成ゴム、メラミン樹
脂、インシアネート樹脂等を混合した混合樹脂液が好適
である。
尚、前記含浸用樹脂液としては、化粧シート用原紙への
浸透性、速乾性、及び得られる化粧シートに柔軟性をも
たらす等の点から、ポリアクリル酸エルテルエマルジョ
ンを50fK量%以上含有する樹脂液が好ましいが、前
記以外の合成ゴム、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル等
の熱可塑性樹脂のエマルジョン、更には、不飽和ポリエ
ルテル樹脂、ジアリルフタレート樹脂。
エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、メ
ラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂。
尿素樹脂等の硬化型樹脂の有機溶剤溶液や水溶 、液等
も使用し得るし、また、前記合成ゴム、熱可塑性合成樹
脂、硬化型樹脂等は、その2種以上を混合して使用する
こともできる。
前記含浸用樹脂液の含浸け、適当な溶剤で好適粘度に希
釈されている含浸用樹脂液を、例えば、ロールコート、
グラビアコート、エアナイフコート、リバースコート、
デイツプコート。
メアバーコート等を利用して容易に行なわれるものであ
り、式 含浸後の1景 で表示される含浸率(%)が20〜50程度となるよう
に含浸するのが好ましい。
本発明の化粧シートの製造方法の第3工程は、前記第2
工程で得られた樹脂含浸シートにトップコート層を形成
する、即ち、硬化型樹脂をベヒクルとする印刷インキに
よる印刷模様層の表面の1部または全部が露出しており
、その他の部分が含浸用樹脂液による樹脂層で被覆され
ている樹脂含浸シートの前記印刷模様層面の全面に、ト
ップコート層形成用のコーティング剤を塗工、固化させ
ることによって、前記印刷模様層と対応する部分が凹状
部とされているトップコート層を形成するものである。
前記トップコート層の形成は、−量的には。
液状での塗工が可能で、塗工後の冷却、溶媒の揮散、架
橋等によって、透明〜半透明の皮膜が形成されるような
コーティング剤、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル。
ポリアクリル酸エステル、ポリ酢酸ビニル、セルロース
誘導体にトロセルロース、アセチルセルロース等)、ポ
リアミド、ポリアクリルアミド、または、これらのもの
の2種以上の共重合体等からなる熱可塑性樹脂、メラミ
ン・ホルムアルデヒド樹脂、フェノール・ホルムアルデ
ヒド樹脂、尿素・ホルムアルデヒド樹脂、アリル樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化型樹脂、アクリル酸
エステルのポリマー、オリゴマー、モノマー、架橋助剤
等による架橋型アクリル樹脂あるいはそのウレタン変性
体からなる架橋型変性アクリル樹脂、アクリルポリオー
ルあるいはポリエステルポリオールとボリイソシ。
アネートとを含む架橋型ポリウレタン樹脂、官能基を有
するビニルモノマーを含む不飽和ポリエステル樹脂等の
架橋性樹脂によるコーティング剤が利用される。
前記トップコート層形成用の樹脂を主成分とし、これに
所要の添加剤を添加した後、溶剤で十分に混練して得ら
れたコーティング剤は、例エバ、ロールコート、グラビ
アコート、エアナイフコート、フローコート、デイツプ
コート。
スフレ−コート等の通常のコーティング方法で、−量的
には、5〜100g(dry)7m2.好ましくは10
〜50g(dry)/m2程度の塗工を行なうものであ
る。
トップコート層を得るだめの塗工層の固化手段は、前記
トップコート層形成用のコーティング剤中の樹脂の種類
に応じて選択されるものであシ、例えば熱可塑性樹脂に
よるトップコート層の場合には冷却を、また、熱硬化型
樹脂の場合には加熱を施すものであシ、更には、架橋性
樹脂の場合は、必要に応じて、紫外線や電子線の照射等
が行なわれるものである。
尚、前記第3工程によって得られるトップコート層は、
前述の樹脂含浸シートにおける印刷模様層と接して塗工
されたコーティング剤が、該印刷模様層の撥液性能によ
って弾かれるために、印刷模様層と対応する部分が凹部
状態をなすものであシ、場合によっては、印刷模様層の
表面の1部分または全部分が依然として化粧シート表面
に露出した状態を呈したままとなって。
トップコート層に印刷模様層と対応した凹状部が形成さ
れることもある。
〔実施例〕
以下、本発明の同調エンボス模様を有する化粧シートの
製造方法の具体的な構成を実施例を以って説明する。
実施例1 坪量80g/m2のチタン紙(AX−1(80)■興人
〕からなる化粧シート用原紙に、下記組成のグラビア印
刷インキ〔1〕にて木目模様の印刷をグラビア印刷し、
次いで、同じく下記組成の印刷インキ〔11〕を使用し
て、木目模様の導管部に相当する部分の印刷模様層を、
グラビア印刷法にて実施した。
(1)酢酸セルロース      3重量部(2)メラ
ミン樹脂       3重量部(3)着色顔料   
    20重量部(4)ジブチルフタレート    
3重量部(5)溶 剤        78重量部メタ
ノール    15重量部 酢酸エチル    60重量部 キジロール    15重量部 アノン      10重量部 f11アクリルポリオール     25重量部(2)
弁 柄           10重量部(3)シリカ
ゲル粉末       10重量部(4)酢酸エチル 
        60重量部(5)シリコーン    
      5重量部(6)イソシアネートプレポリマ
ー    10重量部次いで、前記印刷印刷模様が付さ
れた化粧シート用原紙における木目模様の導管部に相当
する部分の印刷模様層の硬化処理を行なった後、下記組
成の含浸用樹脂液(iii )を、通常の含浸装置を使
用して含浸率30%にて含浸させ、更に乾燥処理を施し
、樹脂含浸シートを得た。
(1)ポリアクリル酸エステル     70重量部(
2)スチレン/ブタジェン共重合体  20重量部(3
)メラミン樹脂        10重量部しかる後に
、前記樹脂含浸シートの前記印刷模様層面に、アクリル
ウレタンのトップコート層形成用のコーティング剤(U
MNL20諸星インキ■製〕を、グラビアロールを使用
したコーティング法にて、10 g (dry) / 
m2の割合いで塗工し、更に、硬化させることによって
、木目模様の導管部に相当する部分の印刷模様層の表面
が露出した状態となっており、該印刷模様層部分が凹状
部とされているトップコート層、即ち、同調エンボス模
様を有する化粧シートを得た。
〔発明の作用、効果〕
本発明の化粧ノートの製造方法は、化粧シート用原紙に
硬化型樹脂をベヒクルとする印刷インキによる印刷模様
層を形成する工程と、前記印刷模様層が付されている化
粧シート用原紙を含浸用樹脂液による含浸処理に付した
後、これを乾燥することによって、前記硬化型樹脂をベ
ヒクルとする印刷模様層の有する撥液性能によって、該
印刷模様層の表面の1部または全部が露出しており、そ
の他の部分が前記含浸用樹脂液に使用した樹脂による皮
膜からなる樹脂層で被覆されている樹脂含浸シートを得
る工程と、前記樹脂含浸シートにおける表面の1部また
は全部が露出している印刷模様層面の全面に、トップコ
ート層形成用のコーティング剤を塗工。
固化させることによって、前記印刷模様層の有する撥液
性能によって該印刷模様層と対応する部分が凹状部とさ
れているトップコート層を形成する工程とからなるもの
である。
即ち、前記構成からなる本発明方法においては、硬化型
樹脂をベヒクルとする印刷模様層の有する撥液性能によ
って、該印刷模様層と対応する部分が凹状部を呈するト
ップコート層を形成するものであり、しかも、前記トッ
プコート層の形成に先立って、樹脂含浸処理を実施する
ものである。
従って、本発明の化粧シートの製造方法においては、印
刷模様層との同調性に優れたエンボス模様を有し、しか
も、得られる化粧シートの紙間強度が高く、耐溶剤性、
耐水性、耐摩耗性。
耐候性、耐熱性等に優れた性質を有する化粧シートが、
効率良く、かつ、確実に得られるという作用、効果を奏
するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 化粧シート用原紙に硬化型樹脂をベヒクルとする印刷模
    様層を形成する工程と、前記印刷模様層が付されている
    化粧シート用原紙に含浸用樹脂液を含浸、乾燥すること
    によつて、前記印刷模様層の有する撥液性能によつて、
    該印刷模様層の表面の1部または全部が露出しており、
    その他の部分が樹脂層で被覆されている樹脂含浸シート
    を得る工程と、前記樹脂含浸シートにおける表面の1部
    または全部が露出している印刷模様層面の全面に、トッ
    プコート層形成用のコーティング剤を塗工、固化させる
    ことによつて、前記印刷模様層と対応する部分が凹状部
    とされているトップコート層を形成することを特徴とす
    る同調エンボス模様を有する化粧シートの製造方法。
JP62316784A 1987-12-15 1987-12-15 同調エンボス模様を有する化粧シートの製造方法 Expired - Fee Related JPH0790199B2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5445347A (en) * 1977-09-19 1979-04-10 Hirashima Kougei Yuugen Pattarn coating method
JPS59145183A (ja) * 1983-02-08 1984-08-20 Toppan Printing Co Ltd 凹凸化粧シ−トの製造方法
JPS6274475A (ja) * 1985-09-30 1987-04-06 Dainippon Printing Co Ltd 同調する凹凸表面を有する化粧シ−トの製造方法

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