JPH01156957A - 新規なプロリナール誘導体、それらの製造方法およびそれらを含有する抗健忘症剤 - Google Patents

新規なプロリナール誘導体、それらの製造方法およびそれらを含有する抗健忘症剤

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JPH01156957A
JPH01156957A JP62290631A JP29063187A JPH01156957A JP H01156957 A JPH01156957 A JP H01156957A JP 62290631 A JP62290631 A JP 62290631A JP 29063187 A JP29063187 A JP 29063187A JP H01156957 A JPH01156957 A JP H01156957A
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/28Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D405/00Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom
    • C07D405/02Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings
    • C07D405/12Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、プロリルエンドペプチダーゼ(prolyl
endopeptidase)阻害活性を有する新規な
化合物に関する。
さらに詳しくは、本発明は、 l)プロリルエン)#イブチダーゼ阻害活性を有する下
記一般式で表わされる新規なプロリナール誘導体 (式中、すべての記号の意味は後記のとおりである。) 2)それらの製造方法、および 3)それらを有効成分とし【含有する抗健忘症剤に関す
る。
従来の技術 最近の研究により、脳内での神経伝達物質、記憶と深い
係わりを持つ物質の正体が徐々に解明されてきているが
、これらの多くはプロリンを含む神経ペプチドであると
されている。
これらプロリンを含む神経ペプチドを実験的健忘症ラッ
トに投与すると記憶が回復することが報告されている(
 5cience 211,601(1981)参照)
一方、これらの神経’プチドホルモンは、脳内在性のイ
ブチダーゼで代謝されることが推定されており、特にプ
ロリルエンドはブチダーゼ(PrOlylendope
ptidase ; EC,3、4、21、26)が代
謝に深く係わっているであろうと考えられている(J。
Blochem、、1j1179(1983)参照)。
これらの事から、プロリルエン)*ハプチダーゼを阻害
することにより、神経伝達物質の代謝を抑制し、健忘症
の予防や治療を行ない得るのではないかという方向に研
究の指針が向けられている(乍白質・核酸・酵素 1配
jJ513(1980):日本農芸化学会誌58(11
)、1147(1984);J、Neurochem、
、 41.69(1983) ;  同一42,237
(1984)参照)。
これらの目的で合成されている化合物は、いくつかある
が、N−ベンジルオキシカルボニル−グリシル−L−プ
ロリル−クロロメタンおよびN−ペンメチオキシカルボ
ニルーL−ゾロリループロIJ す−A/ カ、ゾロリ
ルエンドハプチダーゼを強力に阻害することが明らかに
されている( J 、 Neur−ochem、、41
,69(1983)参照)。
また最近、(i)  −数式 〔式中、Aはアミノ酸化学におけるアミン基の保護基、
又はアミノ酸残基を表わす。〕で表わされるプロリナー
ル誘導体(特開昭60−188317号参照)、 (11)−数式 〔式中、nは1〜4の数を示し、Rは低級アルキルエス
テル基、 −0H20H基又はアルデヒド9基を示す。
〕で表わされるN−アシルピロリジン誘導体(特開昭6
1−37764号参照;補正により、n = 5の化合
物も開示されている)およびu+i+  −数式 〔式中、Aはメチル基又はベンジルオキシ基を表わし、
Rは一つの式中では同じ意味を有することを条件にイソ
プロピル基又はイソブチル基を表わし、nは2又は3を
表わす。〕で表わされる化合物(%開昭61−1832
97号参照)が上記の目的に有用であることが開示され
ている。
さらに最近になりて、プロリナール骨格を有する抗健忘
症剤の特許出願が5件公開された。
0■  −数式 で示される化合物(特開昭61−238775号参照)
、(■ −数式 〔式中、Rは低級アルキルオキシカルボニル基、ヒドロ
キシメチル基またはホルミル基を示し、Rは水素原子ま
たは低級アルキル基を示し、Rはフェニル基または次式
の基 (ここで、Rは水素原子、ハロゲン原子または低級アル
コキシ基を表わし、Rは水素原子または低級アルキル基
を表わし、nは0または1を表わし、 Aは酸素原子、メチレン基、ヒドロキシメチレン基、フ
ェニルメチレン基またはカルボニル基を表わす) を表わすかまたはRとRかいっしょになりで芳香環置換
もしくは無置換ベンジリデン基を示す。〕で表わされる
、N−アシルピロリジン誘導体(特開昭61−2387
76号参照)、 (Vl  一般式 (式中、nはθ〜2の数を示し、 R1は炭素数5から25までの飽和又は不飽和の直鎖式
有機基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結
合を含んでいてよく、 R3は低級アルキルエステル基、−C)120H基、ま
たはアルデヒド9基を示す。) で表わされる化合物し特開昭61−238799号参照
)。
(Vl+)  一般式 (式中、nは1以上の整数を表わし、R1は炭素数5か
ら25までの飽和または不飽和の直鎖式炭化水素基乞表
わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合l含んで
いてよく、R3は、次式−GOOR(式中、R4は低級
アルキル基を表わす。、)の低級アルキルエステル基、
ヒドロキシメチル基、またはホルミル基を表わし、R2
はメチル基、フェニル基、ヒドロキシフェニル基、イン
ドリル基、イミダゾリル基、カルボキシル基、ホルミル
基、アミノ基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、
チオール基、メチルチオ基、またはグアニジノ基等を表
わし、これらの6某は置換されていてもXく、R5は水
素原子を表わし、あるいはnが3の数を表わすときは、
R2とR6は一緒になって、炭素と窒素の間の一重結合
を表わすこともできる。)で表わされる化合物(%開昭
62−84058号参照)。
(viii)一般式 (式中、mは1〜8の整数を表わし、nは1〜6の整数
を表わし、Rは水素原子を表わし、R2は水素原子、炭
素数3〜5の分岐アルキル基、フェニル基、ヒドロキシ
フェニル基、インドリル基、イミダゾリル基またはメチ
ルチオ基を表わし、またはRとRか一緒になって炭素・
窒素間の結合を表わし R3は低級アルキルエステル基
、ヒドロキシメチル基またはホルミル基を表わす。)を
有するジはプチド誘導体(4!!F開昭62−1484
67号参vI@)。
従来技術との比較 一般式(1)で案される本発明化合物は、先に述べた(
N〜(均の一般式で示される化合物および文献(J 、
 Neuro=hem、、 41 )に示されている化
合物と同!、7’ロリナール(ヒロリシンー2−アール
)骨格を有するゾロリル エンドハプチダーゼ阻害剤で
ある。
しかし、本発明化合物はこれらの化合物とは、構造的に
差異がある新規な化合物である。
つまり、tB)および(Elで示される化合物群は、プ
Oリナールの窒素原子にフェニルアルカノイル、フェノ
キシアルカノイルまたはベンゾイルアルカノイル基が結
合した構造を有しており、(N、(C1,0、(杓、向
および(曲で示される化合物および文献(J 、 Ne
urochem、 、 41 )で示されている化合物
は、プロリナールの窒素原子にアミノ酸が結合した構造
を有している。
これらと比較して、本発明化合物は、Dで示される基と
プロリナールとの間がジカルボン酸であり、従ってペプ
チド結合が逆の方向に存在する点に特徴がある。
発明の開示 本発明は、l)一般式 〔式中、Aは炭素数1〜8のアルキレンまたはアルキレ
ン基、または炭素数3〜7の飽和炭化水素環を表わし、 Rは水素原子、フェニル基、ベンジル基、炭素数1〜8
のアルキル基または炭素数3〜7のシクロアルキ/I/
某を表わし、 Bはフェニル基またはベンジル基で置換されていてもよ
い炭素数1〜8のアルキレン基または単結合を表わし、 Dはハロダン原子、炭素数1〜4のアルキルまたはアル
コキシ基、ニトロ基またはトリフルオロメチル基1個か
ら3個で置換されているかまたは無置換の炭素環または
複素環を表わす。〕で示される新規なプロリナール誘導
体、2)それらの製造方法、および 3)それらを有効成分として含有する抗健忘症剤に関す
る。
一般式(1)中、AおよびBが表わす炭素数1〜8のア
ルキレン基とは、メチレン、エチレン、トリメチレン、
テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、ヘ
プタメチレンおよびオクタメチレン基およびこれらの異
性体をいい、Aが表わす炭素数2〜8のアルケニレン基
とは、上記のメチレン基を除く基の中に任意の二重結合
を含むものをいう。これらのうち、炭素数1〜4である
ものが特に好ましい。
一般式(1)中、Aが表わす炭素数3〜7の飽和炭化水
素環とは、フクロプロノン、シクロブタン、シフローン
タン、シクロヘキサンおヨヒシクロヘブタン環をいう。
一般式(1)中、Rが表わす炭素数1〜8のアルキル基
とは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、インチル、
ヘキシル、ヘプチルおよびオクチル基およびこれらの異
性体をいう。Rが表わす炭素数3〜7のシクロアルキル
基とは、シクロプロピル、シクロブタン、シクロはメチ
ル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチル基をいう。
一般式(11中、Dが表わす炭素環とは、一部または全
部が飽和していてもよい単環、二環もしくは二環の炭素
数15以下の芳香族環をいう。
これらの環としては、例えば、ベンゼン、ナフタレン、
インデン、アズレン、フルオレン、フェナントレン、ア
ントラセン、アセナフチレン、ビフェニレン環およびこ
れらの一部または全部が飽和している環が挙げられる。
一般式+13中、Dが表わす複素環とは、一部または全
部が飽和していてもよい単環、二環もしくは二環の炭素
および異項原子数15以下の複素環をいう。□ これらの環のうち、ペテロ原子が1イ固または2個であ
るものが好ましい。
これらの環としては、例えば、フラン、チオフェン、ピ
ロール、オキサゾール、インオキサゾール、チアゾール
、イソチアゾール、イミダゾール、ピラゾール、フラザ
ン、ビラン、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラ
ジン、インドール、イb ソドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、インドリ
ジン、クロメン、キノリン、インキノリン、キノリジン
、プリン、インダゾール、キナゾリン、シンノリン、キ
ノキサリン、フタラジン、プテリジン、カルバゾール、
アクリジン、7エナントリジン、キサンチン、フェナジ
ン、フェノチアジン環およびこれらの一部または全部が
飽和している環が挙げられる。
一般式(1)中のDとして特に好ましい環は、ベンゼン
、ナフタレン、フルオレン、ピリジン、フランおよびア
クリジン環およびこれらの一部分が飽和している環であ
る。
これらの環のうち、さらに置換基で置換された環として
は置換ベンゼン環が好ましい。
一般式(1)中、D中のハロゲン原子とは、フッ素、塩
素、臭素およびヨウ素原子をいう。また炭素数1〜4の
アルキル基とは、メチル、エチル、プロピルおよびブチ
ル基およびこれらの異性体ヲいい、炭素数1〜4のアル
コキシ基とは、メトキシ、エトキシ、プロポキシおよび
ブトキシ基および、れらの異性体をいう。
特許請求の範囲を含む本明細書にお〜・て、立体配置(
不斉炭素、二重結合等)により生ずる立体異性体および
炭素鎖の伎分れ等により生ずる構造異性体は、すべて本
発明に含まれる。
例えば、本発明でいうアルキレンおよびアルケニレン基
は直鎖はもとより分岐鎖な有するものをも含むことは容
易に当業者に理解される。
Aで示される環お、よびD中の環が@接した基に結合す
る位置はいずれの場所でもよい。
本発明化合物の製造方法 本発明に従えば、一般式(1)で示される本発明化合物
は、一般式 〔式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。〕で
示されるプロリノール誘導体をマイルドな条件で酸化す
ることKより製造することができる。
マイルドな条件での酸化反応は公知であり、例えば、不
活性有機溶媒(DMSO1塩化メチレン、クロロホルム
、ベンゼン等)中、三級アミン(トリエチルアミン、ピ
リジン等)を用いるか、用いないで、酸化剤(三酸化イ
オクービリジン錯体、三酸化クロム−ピリジン錯体、t
−ブチルクロロホルメート、オキサリルクロライド等)
を用いて、0℃から50℃の温度で行なわれる。
中間体の製造方法 一般式(n)で示されるプロリノール誘導体は、式で示
されるプロリノールと一般式 %式%() 〔式中、すべての記号は、前記と同じ意味を表わす。〕 で示される酸を反応させ、アミド結合を形成させること
Kより製造できる〇 カルボン酸と二級アミンとからアミド結合を形成させる
反応の公知であり、例えば、■混合酸無水物法(例□え
ば、不活性有機溶媒(THF、塩化メチレン、クロロホ
ルム、エチルエーテル等)中、酸ハライド(ピバロイル
 クロライド等)または酸誘導体(エチル クロロホル
メート、イソブチル クロロホルメート等)を用いて、
三級アミン(トリエチルアミン等)の存在下、0℃から
50℃の温度で行なわれる。)、■DOG等の活性化剤
を用いる方法(例えば、不活性有機溶媒(THF。
塩化メチレン、クロロホルム、エチルエーテル等)中、
三級アミン(トリエチルアミン等)を用いるか、または
用いないで、DCCを用いて、0℃がら50℃の温度で
行なわれる。)等の方法により行なわれる。
一般式(■)で示される酸は、次に示される一連の反応
工程式(A)に従って製造することができる。
(V)        (Vl) (■)(■) 反応工程式(A、I中の各記号は、以下の意味を表わず
か、または前記と同じ意味を表わす。
R10−炭素数1〜4のアルキル基 反応工程式(AJ中の各反応は、すべて公知の反応であ
るが、以下に簡単に説明する。
工程(a)は、カルボン酸とアミンとからアミド結合を
形成させる反応であり、前述した一般式(II)で示さ
れる化合物と一般式(1)で示される化合物を反応させ
る工程と同様に行なうか、まえ、よ■酸ハロゲン化物法
を用いて行なうことができる。
酸ハロゲン化物法は公知の反応であり、例えば不活性有
機溶媒(THF、塩化メチレン等)中、酸ハライド9(
チオニル クロライド、オキサリルクロライ1等)と−
数式(■)で示される化合物を反応させ、得られた一般
式(Vl)に相当する酸ハライドと一般式(V)で示さ
れるアミンを、不活性有機溶媒(THF、塩化メチレン
等)中、三級アミン(ピリジン、トリエチルアミン等)
の存在下、反応させることにより行なわれる。
工程(1)Jは、ケン化反応であり、公知の反応である
が、例えばアルカノール(エタノール、メタノール等)
中、アルカリ(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)
の水溶液を用いることにより行なわれる。
一般式(Ill)、 (V)および(M)で示される化
合物は、それ自身公知であるか、または公知の方法によ
り製造することができる。
反応生成物は、通常の精製手段、例えば常圧下または減
圧下における蒸留、シリカゲルまたはケイ酸マグネシウ
ムを用いた高速液体クロマトグラフィ、薄層クロマトグ
ラフィ、あるいは、カラムクロマトグラフィまたは洗浄
、再結晶等の方法により精製することができる。n!M
は各反応ごとに行なってもよいし、いくつかの反応終了
後行なりてもよい。
発明化合物の薬理活性 一般式(1)で示される本発明化合物は、前述したよう
に、プロリルエンドペプチダーゼ阻害活性を有し、例え
ば実験室の実験では、次に示されるような結果を得た。
1 )  in vitroの系におけるプロリルエン
ドペプチダーゼ阻害活性 本発明化合物は後述する実験系において、法衣1に示さ
れる活性を示した。
表  1 in vitro の系におけるプロリルエンドにブチ
ダーゼ阻害活性は、以下の実験系により求めた。
20mMトリス塩嘔緩塩液緩衝液7.5 ; 10mM
EDTAおよびlQmMメルカプトエタノールを含む。
)935μ見、本発明化合物のDMSO溶液10μ2お
よびウシの脳より精製したプロリルエンドペプチダーゼ
のトリス塩酸緩衝液溶液(0,13単位/−;J 、 
Biochem、、 1i11179(1983)の方
法により得た。)15μmの混合液を37℃で15分間
プレインキエベートした。これに5mMN−ベンジルオ
キシカルボニル−グリシル−プロリル−p−二トロアニ
リド(40%ジオキサン水溶液) 40/jfiを加え
、1分間、同温度でインキユベートしたのち、405n
mにおける吸光度(al)を測定した。
さらKこの反応液を37℃で30分間インキエベートシ
た後の405nmにおける吸光度(I!L2)を測定し
た。
同時K、上記の系で本発明化合物溶液をDMSOに代え
た実験を行ない、同様に吸光度b1 およびb2  を
測定した。
阻害率を次式 により計算し、50チ阻害に必要な濃度(工C3o)を
求めた(蛋白質・核酸・酵素 25(6)、513゜(
1980)参照)。
毒   性 一方、本発明化合物の急性毒性(LD5o)は、静注で
500■/に9動物体重以上であることが確認されてい
る。よりて本発明化合物であるプロリナール誘導体は医
薬として使用するために十分安全であり、適していると
判断できる。
医薬品への適応 ヒトを含めた動物、特にヒトにおいて、プロリルエンド
ペプチダーゼを阻害することは、前述したように脳内の
神経伝達物質や記憶に関与していると考えられている物
質(いずれもはプチド)の代謝を防ぐため、健忘症の予
防および/または治療に有用である。
本発明化合物は、in Vitr□系における実験結果
でも明らかなように、プロリルエンドペプチダーゼ阻害
活性乞有するため、健忘症の予防および/または治療に
有用であることが期待される。
本発明化合物を前記の目的で用いるには、通常全身的ま
たは局所的に、または経口でまたは非経口で投与される
投与量は、年令、体重、症状、治療効果、投与方法、処
理時間等により異なるが、通常成人−人あたり、1回K
IN1〜500■の範囲で、1日1回から数回経口投与
されるか、または成人−人あたり、1回に1■〜100
■の範囲で1日1回〜数回非経口投与(好ましくは、静
脈内投与)される。
もちろん、前記したように投与量は種々の条件で変動す
るので、上記投与量より少ない量で十分な場合もあるし
、また範囲を超えて投与する必要のある場合もある。
本発明化合物を投与する際には、経口投与のための固体
組成物、液体組成物およびその他の組成物、非経口投与
のための注射剤、外用剤、坐剤等として用いられる。
D口投与のための固体組成物には、錠剤、丸剤、カプセ
ル剤、散剤、顆粒剤等が含まれる。
このような固体組成物においては、ひとつまたはそれ以
上の活性物質が、少なくともひとつの不活性な希釈剤(
乳糖、マンニトール、ブトつ糖、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、微M晶セルロース、デンプン、ポリビニルピ
ロリド/、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等)と混
合して用いられる。
これらの組成物は、常法に従って、不活性な希釈剤以外
の添加物、例えば潤滑剤(ステアリン酸マグネシウム等
)、崩壊剤(繊維素グルコン酸カルシウム等)、溶解補
助剤(グルタミン酸、アスパラギン酸等)や安定化剤(
ラクトース等)を含有していてもよい。
錠剤または丸剤は、必要により胃溶性または腸溶性物質
(白糖、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロースフタレート等)で被
膜してもよい。
カプセル剤にはハードカプセルおよびソフトカプセルが
含まれる。
経口投与のための液体組成物としては、溶液剤、乳濁剤
、懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤が含まれる。
このような液体組成物においては、−数的に用いられる
不活性な希釈剤(精製水、エタノール等)が含まれる。
これらの組成物は、不活性な希釈剤以外K、湿潤剤、懸
濁剤のような補助剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防腐剤
を含有していてもよい。
経口投与のためのその他の組成物としては、ひとつまた
はそれ以上の活性物質を含み、常法により処方されるス
プレー剤が含まれる。スプレー剤は、不活性な希釈剤以
外に安定剤(亜硫酸す) IJウム等)や等張性を与え
るための緩衝剤(塩化ナトリウム、クエン酸ナトリウム
、クエン酸等)l含有していてもよい。スプレー剤の製
造には、例えば米国特許第2,868,691号、同3
,095,355号明細書記載の方法を用いることがで
きる。
非経口投与のための注射剤としては、無菌の水性または
非水性の溶液剤、懸濁剤、乳濁剤が含まれる。
このような注射剤においては、ひとつまたはひとつ以上
の活性物質が、少なくともひとつの不活性な水性の希釈
剤(注射用蒸留水、生理食塩水等)や不活性な非水性の
希釈剤(プロ♂レングリフール、ポリエチレングリコー
ル、オリーブ油、エタノール、ポリツルは一ト80(登
録商標)等)と混合して用いられる。
これらの注射剤は、さらに防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分
散剤、安定化剤(ラクトース等)、溶解補助剤(グルタ
ミン酸、アスノセラギン酸等)のような補助剤を含有し
ていてもよい。
これらは、通常、濾過(バクテリア保留フィルター等)
、殺菌剤の配合または照射によって無菌化されるか、ま
たはこれらの処理をした後、凍結乾燥等の方法により固
体組成物とし、使用直前に無菌水、または無菌の注射用
希釈剤を加えて使用される。
非経口投与のためのその他の組成物としては、ひとつま
たはそれ以上の活性物質を含み、常法により処方される
外用液剤、塗布剤のような外用剤、直腸内投与のための
坐剤、膣内投与のためのはツサリー等が含まれる。
以下、参考例および実施例により本発明を詳述するが、
本発明はこれらに限定されるものではな〜)。
クロマトグラフィによる分離の箇所に記載されているカ
ッコ内の溶媒は、使用した溶出溶媒または展開溶媒を示
し、割合は体積比を表わす。特別の記載がない場合には
、IRは液膜法で測定している。
参考例I N−(3−(N−(2−フェニルエチル)カルバモイル
〕プロ、eノイルJ−L−プロリノールの合成3−(N
−(2−フェニルエチル)カルバモイル〕プロピオンf
R(400■)を乾燥THF(4d)に溶解した。0℃
でか(はんしながらこの溶液にトリエチルアミン(0,
32mJ) 、次いでエチルクロロホルメート(0,1
5d)を滴下した。10分間かくはん後、L−プロリノ
ール(199■)のTHF(2m)溶液を加え、0℃で
30分間、室温で30分間かくはんし、酢酸エチルで希
釈した。水を加えて有機層をIN塩酸、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、次いで飽和食塩水で洗浄し、乾燥した
のち減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィで精製し標題化合物(490mq)’に得た。
実施例I N−(3−(N−(2−フェニルエチル)カルバモイル
〕プロパノイル)−L−プロリナールの合成N−(3−
(N−(2−フェニルエチル)カルバモイル〕フロピオ
ニル)−L−7’ロリノール(490rNi: 参考例
1で合成シタ。)を乾燥DMSO(5−)に溶解し、こ
の溶ffkトリエチルアミン(0,79−)を加えた。
この溶液に三酸化イオウ−ピリジン錯体(450■)の
DMSO(2mj)溶液を滴下し、10分間かくはんし
たのち、水に注ぎ込んだ。混合液を酢酸エチルで抽出し
、有機層をIN塩酸、飽和炭酸水素す) IJウム水溶
液、次いで飽和食塩水で洗浄し、乾燥し、減圧濃縮した
。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製し
、下記の物性値を有する標題化合物(371■)y!l
−得た。
T L G : Rfo、22 (li:tOAc :
 CH30H■19:1);工Rニジ 3300.29
50−2900.1715.1600゜1530.14
20.1050.740.690゜650信 実施例1 (al −1(dd) 参考例1ならびに実施11i11と同様の操作によって
、下記反応式で示される各化合物!用いることにより、
次光11に示される物性値を有する各化合物を得た。
実施例2 (al −2(ee) 参考例1ならびに実施例1と同様の操作によりて、下記
反応式で示される各化合物を用いることにより、次光m
に示される物性値を有する各化合物を得た。
製剤例 以下の各成分ケ、常法により混合し、打錠して、−錠中
に50■の活性成分を有する錠剤100錠を得た。
O繊維素グルコン酸カルシウム(崩壊剤) ・・・・・
・0.2goステアリン酸マグネシウム (潤滑剤) 
・・・・・・0.1gOimAセルロース      
     ・・・・・・4.79特許出願人 小野系品
工業株式会社 代 理 人 弁理士 大 家 邦 久

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、Aは炭素数1〜8のアルキレンまたはアルケニ
    レン基、または炭素数3〜7の飽和炭化水素環を表わし
    、 Rは水素原子、フェニル基、ベンジル基、炭素数1〜8
    のアルキル基または炭素数3〜7のシクロアルキル基を
    表わし、 Bはフェニル基またはベンジル基で置換されていてもよ
    い炭素数1〜8のアルキレン基または単結合を表わし、 Dはハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキルまたはアル
    コキシ基、ニトロ基またはトリフルオロメチル基1個か
    ら3個で置換されているかまたは無置換の炭素環または
    複素環を表わす。〕で示される新規なプロリナール誘導
    体。 2)Dが置換基で置換されているかまたは無置換であり
    、一部分が飽和していてもよいベンゼン、ナフタレン、
    フルオレン、ピリジン、フランまたはアクリジン環であ
    る特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3)Dが無置換のベンゼン環である特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の化合物。 4)Aが炭素数1〜4のアルキレン基である特許請求の
    範囲第1項、第2項または第3項記載の化合物。 5)N−〔3−〔N−(2−フェニルエチル)カルバモ
    イル〕プロパノイル〕−L−プロリナール、N−〔3−
    (N−ベンジルカルバモイル)プロパノイル〕−L−プ
    ロリナール、 N−〔3−(N−ベンジル−N−メチルカルバモイル)
    プロパノイル〕−L−プロリナール、 N−〔3−(N−ベンジル−N−フェニルカルバモイル
    )プロパノイル〕−L−プロリナール、N−〔4−(N
    −ベンジルカルバモイル)ブタノイル〕−L−プロリナ
    ール、 N−〔3−〔N−(3−フェニルプロピル)カルバモイ
    ル〕プロパノイル〕−L−プロリナール、N−〔3−〔
    N−(4−フェニルブチル)カルバモイル〕プロパノイ
    ル〕−L−プロリナール、N−〔5−〔N−ベンジルカ
    ルバモイル)ペンタノイル〕−L−プロリナール、 N−〔3−〔N−(5−フェニルペンチル)カルバモイ
    ル〕プロパノイル〕−L−プロリナール、N−〔3−(
    N−ベンジルカルバモイル)−4−メチルペンタノイル
    〕−L−プロリナール、 N−〔3−〔N−(1S−フェニルエチル)カルバモイ
    ル〕プロパノイル〕−L−プロリナール、N−〔3−(
    N−ベンジル−N−t−ブチルカルバモイル)プロパノ
    イル〕−L−プロリナール、N−〔3−(N,N−ジベ
    ンジルカルバモイル)プロパノイル〕−L−プロリナー
    ル、 N−〔3−(N−ベンジル−N−イソプロピルカルバモ
    イル)プロパノイル〕−L−プロリナール、N−〔3−
    (N−ベンジル−N−エチルカルバモイル)プロパノイ
    ル〕−L−プロリナール、 N−〔3−〔N−メチル−N−(2−フェニルエチル)
    カルバモイル〕プロパノイル〕−L−プロリナール、N
    −〔2−(N−ベンジルカルバモイルメチル)−3−メ
    チルブタノイル〕−L−プロリナール、N−〔N−(3
    −フェニルプロピルカルバモイル)アセチル〕−L−プ
    ロリナール、 N−〔3−(N−n−ブチル−N−ベンジルカルバモイ
    ル)プロパノイル〕−L−プロリナール、N−〔3−〔
    N−ベンジル−N−(2−フェニルエチル)カルバモイ
    ル〕プロパノイル〕−L−プロリナール、N−〔3−(
    N−ベンジル−N−シクロペンチルカルバモイル)プロ
    パノイル〕−L−プロリナール、N−〔3−〔N−(1
    ,2−ジフェニルエチル)カルバモイル〕プロパノイル
    〕−L−プロリナール、N−〔3−〔N−(2,2−ジ
    フェニルエチル)カルバモイル〕プロパノイル〕−L−
    プロリナール、N−〔3−(N−ジフェニルメチルカル
    バモイル)プロパノイル−L−プロリナールまたは N−〔3−(N,N−ジフェニルカルバモイル)プロパ
    ノイル〕−L−プロリナール である特許請求の範囲第1項、第2項、第3項または第
    4項記載の化合物。 6)Aが炭素数2〜4のアルケニレン基、または炭素数
    3〜7の飽和炭化水素環である特許請求の範囲第1項、
    第2項または第3項記載の化合物。 7)N−〔3−(N−ベンジル−N−メチルカルバモイ
    ル)アクリロイル〕−L−プロリナール、N−〔2−(
    N−ベンジル−N−メチルカルバモイル)シクロプロパ
    ン−1−カルボニル〕−L−プロリナール、 N−〔2−(N−ベンジル−N−メチルカルバモイル)
    シクロヘキサン−1−カルボニル〕−L−プロリナール
    、 N−〔(1R、2R)−2−(N−ベンジルカルバモイ
    ル)シクロペンタン−1−カルボニル〕−L−プロリナ
    ール、 N−〔(1R、2R)−2−(N−ベンジル−N−フェ
    ニルカルバモイル)シクロペンタン−1−カルボニル〕
    −L−プロリナールまたは N−〔(1R、2R)−2−(N−ベンジル−N−メチ
    ルカルバモイル)シクロペンタン−1−カルボニル〕−
    L−プロリナール である特許請求の範囲第1項、第2項、第3項または第
    6項記載の化合物。 8)Dが置換基で置換されているベンゼン環である特許
    請求の範囲第1項または第2項記載の化合物。 9)Aが炭素数1〜4のアルキレン基である特許請求の
    範囲第1項、第2項または第8項記載の化合物。 10)N−〔3−〔N−(4−メチルベンジル)カルバ
    モイル〕プロパノイル〕−L−プロリナール、N−〔3
    −〔N−(3−メトキシベンジル)カルバモイル〕プロ
    パノイル〕−L−プロリナール、N−〔3−〔N−(4
    −メトキシベンジル)カルバモイル〕プロパノイル〕−
    L−プロリナール、N−〔3−〔N−(4−ニトロベン
    ジル)カルバモイル〕プロパノイル〕−L−プロリナー
    ル、N−〔3−〔N−(2−クロロベンジル)カルバモ
    イル〕プロパノイル〕−L−プロリナール、N−〔3−
    〔N−(4−クロロベンジル)カルバモイル〕プロパノ
    イル〕−L−プロリナール、N−〔3−〔N−(2−メ
    トキシベンジル)カルバモイル〕プロパノイル〕−L−
    プロリナール、N−〔3−〔N−(3−クロロベンジル
    )カルバモイル〕プロパノイル〕−L−プロリナール、
    N−〔3−〔N−(2−フルオロベンジル)カルバモイ
    ル〕プロパノイル〕−L−プロリナール、N−〔3−〔
    N−メチル−N−(4−メチルフェニルメチル)カルバ
    モイル〕プロパノイル〕−L−プロリナール、 N−〔3−〔N−(4−クロロフェニルメチル)−N−
    メチルカルバモイル〕プロパノイル〕−L−プロリナー
    ル、 N−〔3−〔N−(4−メチルフェニルメチル)−N−
    フェニルカルバモイル〕プロパノイル〕−L−プロリナ
    ール、 N−〔3−〔N−(4−クロロフェニルメチル)−N−
    フェニルカルバモイル〕プロパノイル〕−L−プロリナ
    ール、 N−〔3−〔N−(4−トリフルオロメチルフェニルメ
    チル)カルバモイル〕プロパノイル〕−L−プロリナー
    ル、 N−〔3−〔N−(4−メトキシフェニルメチル)−N
    −メチルカルバモイル〕プロパノイル〕−L−プロリナ
    ール、 N−〔3−〔N−〔2−(2−クロロフェニル)エチル
    〕カルバモイル〕プロパノイル〕−L−プロリナール、 N−〔3−〔N−〔2−(4−メトキシフェニル)エチ
    ル〕カルバモイル〕プロパノイル〕−L−プロリナール
    、 N−〔3−〔N−フェニル−N−(4−トリフルオロメ
    チルフェニルメチル)カルバモイル〕プロパノイル〕−
    L−プロリナール、 N−〔3−〔N−メチル−N−(4−トリフルオロメチ
    ルフェニルメチル)カルバモイル〕プロパノイル〕−L
    −プロリナール、 N−〔3−〔N−(2,4−ジクロロフェニルメチル)
    カルバモイル〕プロパノイル〕−L−プロリナールまた
    はN−〔3−〔N−(3,4−ジクロロフェニルメチル
    )カルバモイル〕プロパノイル〕−L−プロリナールで
    ある特許請求の範囲第1項、第2項、第8項または第9
    項記載の化合物。 11)Aが炭素数3〜7の飽和炭化水素環である特許請
    求の範囲第1項、第2項または第8項記載の化合物。 12)N−〔(1RS、2R)−2−〔N−(4−クロ
    ロフェニルメチル)カルバモイル〕シクロペンタン−1
    −カルボニル〕−L−プロリナール、 N−〔(1RS、2R)−2−〔N−(4−メチルフェ
    ニルメチル)カルバモイル〕シクロペンタン−1−カル
    ボニル〕−L−プロリナールまたは N−〔(1RS、2R)−2−〔N−(4−トリフルオ
    ロメチルフェニルメチル)カルバモイル〕シクロペンタ
    ン−1−カルボニル〕−L−プロリナールである特許請
    求の範囲第1項、第2項、第8項または第11項記載の
    化合物。 13)Dが無置換であるナフタレンまたはフルオレン環
    である特許請求の範囲第1項または第2項記載の化合物
    。 14)N−〔3−〔N−(1−ナフチルメチル)カルバ
    モイル〕プロパノイル〕−L−プロリナール、N−〔(
    1RS、2R)−2−〔N−(1−ナフチルメチル)カ
    ルバモイル〕シクロペンタン−1−カルボニル〕−L−
    プロリナール、 N−〔3−〔N−(2−ナフチルメチル)カルバモイル
    〕プロパノイル〕−L−プロリナール、N−〔3−〔N
    −メチル−N−(2−ナフチルメチル)カルバモイル〕
    プロパノイル〕−L−プロリナール、N−〔3−〔N−
    メチル−N−(1−ナフチルメチル)カルバモイル〕プ
    ロパノイル〕−L−プロリナールまたは N−〔3−〔N−(9−フルオレニル)カルバモイル〕
    プロパノイル〕−L−プロリナール である特許請求の範囲第1項、第2項または第13項記
    載の化合物。 15)Dが無置換のフラン、ピリジンまたは一部飽和さ
    れているアクリジン環である特許請求の範囲第1項、ま
    たは第2項記載の化合物。 16)N−〔3−〔N−(2−フリルメチル)カルバモ
    イル〕プロパノイル〕−L−プロリナールである特許請
    求の範囲第1項、第2項または第15項記載の化合物。 17)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中、Aは炭素数1〜8のアルキレンまたはアルケニ
    レン基、または炭素数3〜7の飽和炭化水素環を表わし
    、 Rは水素原子、フェニル基、ベンジル基、炭素数1〜8
    のアルキル基または炭素数3〜7のシクロアルキル基を
    表わし、 Bはフェニル基またはベンジル基で置換されていてもよ
    い炭素数1〜8のアルキレン基または単結合を表わし、 Dはハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキルまたはアル
    コキシ基、ニトロ基またはトリフルオロメチル基1個か
    ら3個で置換されているかまたは無置換の炭素環または
    複素環を表わす。〕で示される新規なプロリノール誘導
    体をマイルドな条件下、酸化することを特徴とする一般
    式▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
    示される新規なプロリナール誘導体の製造方法。 18)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、Aは炭素数1〜8のアルキレンまたはアルケニ
    レン基、または炭素数3〜7の飽和炭化水素環を表わし
    、 Rは水素原子、フェニル基、ベンジル基、炭素数1〜8
    のアルキル基または炭素数3〜7のシクロアルキル基を
    表わし、 Bはフェニル基またはベンジル基で置換されていてもよ
    い炭素数1〜8のアルキレン基または単結合を表わし、 Dはハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキルまたはアル
    コキシ基、ニトロ基またはトリフルオロメチル基1個か
    ら3個で置換されているかまたは無置換の炭素環または
    複素環を表わす。〕で示される新規なプロリナール誘導
    体を有効成分として含有する抗健忘症剤。
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