JPH0115628Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0115628Y2
JPH0115628Y2 JP14805083U JP14805083U JPH0115628Y2 JP H0115628 Y2 JPH0115628 Y2 JP H0115628Y2 JP 14805083 U JP14805083 U JP 14805083U JP 14805083 U JP14805083 U JP 14805083U JP H0115628 Y2 JPH0115628 Y2 JP H0115628Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing member
disc
paper container
shaped reinforcing
locking piece
Prior art date
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Expired
Application number
JP14805083U
Other languages
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JPS6054509U (ja
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Publication date
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  • Packaging For Recording Disks (AREA)
  • Cartons (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、例えばジユース、コーヒー等の保存
用紙容器に関するものである。
従来技術 従来、筒状紙容器の底部は、密封された状態で
の内圧変化に対応できるように変形可能とする必
要があるため、どうしても強度が弱く、輸送時等
の衝撃により簡単に変形してしまい、外見上の商
品価値の低下のみならず、容器破壊により商品そ
のものの価値を失なうこともあつた。また、強度
的に弱いが故に自動販売機に対する適性に欠ける
ものであつた。
目 的 本考案の目的は、紙容器底部の強度を増し、衝
撃等による変形を防止するとともに形状を円筒状
とすることにより、商品価値の低下を防ぎ、紙容
器使用可能範囲の拡大を図ることにある。
構 成 第1図は本考案の実施例を示す円筒状紙容器の
断面図で、第2図に示すように、筒状体1に底板
2を挿入し、底板2の折返し部3を筒状体1の底
折返し部4により包むように挟み込んで接着して
なる円筒状紙容器Aの底折返し部4の内側に環状
突出部5を設け、第3図に平面図で示すような係
止片6を備えた円盤状補強部材7を、前記円筒状
紙容器Aの底折返し部4の内側に挿入嵌合して、
係止片6先端を環状突出部5に係止させるように
する。この時、円盤状補強部材7の係止片6の先
端が環状突出部5に当つているので、容易に抜け
落ちることはない。
なお、この環状突起部5は、容器底辺の折返し
部3,4の接着加工において、環状突起部5を残
して上下部分を加圧接着すれば、特別な加工を加
えることなく形成できる。しかし、別に加工形成
してもよく、また、この環状突起の代りに部分的
な突起部としてもよい。
円盤状補強部材7の直径Dは、円筒状紙容器A
の底折返し部の内径D′と同じか若干小いさめに
作る。小いさめの場合は嵌合しやすく、押し罫8
の部分の反発によつて係止片6が外方に開くの
で、抜け落ちることもない。なお、第4図は円盤
状補強部材7の係止片6を押し罫8の部分で折り
曲げた状態を示す側面図である。この円盤状補強
部材7は、紙を主体とし、片面もしくは両面にポ
リエチレン等の樹脂、または、ポリエチレン等の
樹脂およびアルミ等の複合材を被覆するか、ワツ
クスを含浸させる等によつて耐水性を得ることが
でき、強度もあり、加工も紙を主体としているの
で容易に打ち抜くことができるので安価である。
なお、第3図においては、係止片6の数が4個
としてあるが、第5図のように多数設けてもよ
い。また、第6図のように、係止片6を円盤状補
強部材7外周より内側まで切込み9を入れて、第
7図に示すように円盤状補強部材7の嵌合円盤の
径を大きめにしてもよい。
第8図は他の実施例を示す図で、円盤状補強部
材7の係止片6は第9図に示すように少し長めに
作られてあり、第1図、第7図示の実施例の場合
のように、その先端で突出部5と係止するのでは
なく、係止片6の折り曲げ湾曲部10および側面
11とで係止するようにされてある。この場合に
おいても、係止片6は押し罫8の部分の外方への
反発力によつて突出部5を外方に押すので、容易
に抜け落ちることがない。さらに、上記のよう
に、押し罫8の部分で折り曲げた時に折り曲げ湾
曲部10で層間剥離を起こし、紙厚が増加して円
筒状紙容器Aの突出部5の隙間が埋まるので、一
層抜け落ち難くなる。
なお、円盤状補強部材7は必要に応じて一部に
接着剤を塗布してもよいが、容器底板2が変形可
能で、その外側が外気に連通するようにしておく
必要がある。これは、円筒状容器Aに内容物を取
容し、蓋B(通常アルミ材で作られ、飲み口が設
けられている)で密封した場合、内外圧の差異が
生じて容器自体が変形を起すのを防止するため
に、容器底板2は可撓性とされ、変位するように
なつているからである。
効 果 紙容器においては、蓋はアルミ材等で作られて
いて外圧に対して強度を有しているが、底板は内
圧変化に対応できるようにアルミ箔とプラスチツ
クフイルムの複合材料などの可撓性材料が用いら
れるため、底部の強度が弱く、輸送等にあたつて
衝撃等により変形したり、壊れてしまう恐れがあ
つたが、上記したように、本考案によれば、円筒
状紙容器底部の強度を円盤状補強部材の挿入とい
う簡単な処置により強化でき、また、形状が円筒
となつているので、自動販売機での販売を行う場
合でも転がりが良いため、紙容器使用可能範囲を
拡大できる。その上、底板が円盤状補強部材によ
り隠されるので、内圧変化により変形した底板が
見えず、外観上好ましい利点を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による円筒状紙容器実施例の断
面図、第2図は従来例紙容器の断面図、第3図は
円盤状補強部材の平面図、第4図は円盤状補強部
材の係止片を折り曲げた状態の側面図、第5図、
第6図は円盤状補強部材変形例の平面図、第7
図、第8図は本考案による円筒状紙容器の変形例
を示す断面図、第9図は第8図に示す円筒状紙容
器に用いる円盤状補強部材の平面図、である。 A……円筒状紙容器、B……蓋、1……筒状
体、2……底板、3,4……折返し部、5……突
出部、6……係止片、7……円盤状補強部材、8
……押し罫、9……切り込み。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状紙容器の底折返し部の内側に突出部を設
    け、外周に係止片を備えた円盤状補強部材を紙容
    器底折返し部の内側に嵌合せしめるとともに、そ
    の係止片を前記底折返し部の突出部に係止させて
    なる円筒状紙容器。
JP14805083U 1983-09-24 1983-09-24 円筒状紙容器 Granted JPS6054509U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14805083U JPS6054509U (ja) 1983-09-24 1983-09-24 円筒状紙容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14805083U JPS6054509U (ja) 1983-09-24 1983-09-24 円筒状紙容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6054509U JPS6054509U (ja) 1985-04-17
JPH0115628Y2 true JPH0115628Y2 (ja) 1989-05-10

Family

ID=30329056

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14805083U Granted JPS6054509U (ja) 1983-09-24 1983-09-24 円筒状紙容器

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JP (1) JPS6054509U (ja)

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JPS6054509U (ja) 1985-04-17

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