JPH01152124A - シクロアセタール環含有(メタ)アクリレートプレポリマー及びこれを含んでなる硬化性樹脂組成物 - Google Patents

シクロアセタール環含有(メタ)アクリレートプレポリマー及びこれを含んでなる硬化性樹脂組成物

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JPH01152124A
JPH01152124A JP62309600A JP30960087A JPH01152124A JP H01152124 A JPH01152124 A JP H01152124A JP 62309600 A JP62309600 A JP 62309600A JP 30960087 A JP30960087 A JP 30960087A JP H01152124 A JPH01152124 A JP H01152124A
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cycloacetal
acrylate
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prepolymer
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JP62309600A
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Shuzo Fukuchi
福地 修三
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なシクロアセタール環含有アクリレートま
たはメタクリレートプレポリマー(以下、シクロアセタ
ール環含有(メタ)アクリレートプレポリマーと略記す
る。)及びこれを含んでなる硬化性樹脂組成物に関する
。更に詳しくは硬化物性に優れ1種々の用途に有用な新
規なシクロアセタールa含有(メタ)アクリレートプレ
/ リマーー 及びこれを含んでなシ、硬度、可撓性、
耐薬品性等に優れた塗膜を与える。硬化性樹脂組成物に
関するものである。
〔従来の技術〕
分子中にシクロアセタール環を持ったアクリル系モノマ
ーがいくつか知られている。例えばヒドロキシアルキル
アクリレートとジアリリデンペンタエリスリトールとの
縮合反応によシ、シクロアセタール環含有アクリレート
が得られることが知られている。しかしながら、これま
で公知のシクロアセタール環含有アクリレートの硬化物
は、強靭さや硬度等において優れた物性を有することが
知られているが、硬化物は柔軟性に乏しく、しかも着色
しやすいという欠点がある。従って、シクロアセタール
環の強靭さおよび硬度等の特徴を保持しつつ、しかも柔
軟性があシ、着色しにくいシクロアセタール環含有アク
リレートの開発が望まれている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者は上記事情に鑑み種々検討した結果、本発明に
到達した。従って、本発明の目的は種々の用途に利用さ
れ得る、特定の構造を有する新規なシクロアセタール環
含有(メタ)アクリレートプレポリマー及びこれを含ん
でなる硬化性樹脂組成物を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕すなわち本
願における第1の発明は、 「一般式〔1〕 (ただし式中、R1は水素原子またはメチル基であシ、
それぞれ同一であっても文具なっていてもよく、2は炭
素数2〜20の二価の有機基であシ、それぞれ同一であ
っても文具なっていてもよく、nは1〜100の整数で
ある。)で表わされるヒドロキシル基含有(メタ)アク
リレートオリゴマー(4)と不飽和シクロアセタール化
合物(B)との反応生成物よシなるシクロアセタール環
含有(メタ)アクリレートプレポリマー。」 に関するものであシ、本願における第2の発明は。
「一般式〔1〕 (ただし式中、Rは水素原子またはメチル基であシ、そ
れぞれ同一であっても文具なっていてもよく、2は炭素
数2〜20の二価の有機基であり、それぞれ同一であっ
ても文具なっていてもよく、nは1〜100の整数であ
る。)で表わされるヒドロキシル基含有(メタ)アクリ
レートオリコ97−(4)と不飽和シクロアセタール化
合物(B)との反応生成物よ、Hるシクロアセタール環
含有(メタ)アクリレートプレポリマー(I)を必須成
分として含んでなる硬化性樹脂組成物。」 に関するものである。
更に簡潔に説明すると、本発明は特定のヒドロキシル基
含有(メタ)アクリレートオリゴマーを原料とする。シ
クロアセタール環含有(メタ)アクリレートプレポリマ
ー及びこれを含んでなる硬化性樹脂組成物に関するもの
である。
本発明でmmいる前記一般式〔1〕で表わされるヒドロ
キシル基含有(メタ)アクリレートオリゴマー囚は、特
開昭61−134350号で公知の如く、ヒドロキシル
基含有(メタ)アクリレートを特定の触媒の存在下にM
icha@1型付加反応させることによシ製造すること
ができる。ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレートの
例として、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシ
プロピルアクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート
、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシエチル
アクリレートおよびヒドロキシブチルメタクリレート等
を挙げることができる。
本発明で用いる不飽和シクロアセタール化合物(B)と
しては、ジアリリデンインタエリスリトール。
モノ了りリデン(メタエリスリトール、モノアリリデン
トリメチロールプロパンおよびトリアリリデンソルビト
ール等のように、分子中に不飽和結合とシクロアセター
ル環 を含有する化合物を挙げることができる。これらのうち
、特にジアリリデン4ンタエリスリトールは、ペンタエ
リスリトールの如き多価アルコールとアクロレインの如
き不飽和アルデヒドとの縮合反応により容易に製造でき
るので、特に好咳しい。
前記一般式〔1〕で表わされるヒドロキシル基含有(メ
タ)アクリレートオリゴマー囚と不飽和シクロアセター
ル化合物(B)を反応させることによシ。
本発明のシクロアセタール環含有(メタ)アクリレート
プレポリマーが得られる。
例えば不飽和シクロアセタール化合物(B)がジアリリ
デンペンタエリスリトールの場合には、本発明のシクロ
アセタール環含有(メタ)アクリレートプレポリマーは
次式で表わされる構造のプレポリマーとなる。
本発明のシクロアセタール環含有(メタ)アクリレート
プレポリマーの製造法としては、特に制限されるもので
はなく、例えば一般式〔1〕で表わされるヒドロキシル
基含有(メタ) 7り!J 1/ −)オリコ中マー(
4)と不飽和シクロアセタール化合物(B)とを30〜
150℃、好ましくは60〜120℃の温度で反応する
ことによシ容易に製造できる。
これら原料の仕込割合は特に限定されるものではないが
、未反応の原料が不純物として残存することなく高純度
のシクロアセタール環含有(メタ)アクリレートプレポ
リマーを得るために、不飽和シクロアセタール化合物(
B)に含まれる不飽和結合1当量に対して、一般式(1
)で表わされるヒドロキシル基含有(メタ)アクリレー
トオリゴマー囚0.5当量(0,5モル)ないし2当量
(2モル)の使用が好ましく、特に0.8当量(0,8
モル)ないし1.2当量(1,2モル)の範囲での使用
が特に好ましい。但し原料が未反応のまま残存しても使
用上さしつかえない用途に供する場合においてはこの限
シではない。
反応を制御しやすくするために、ベンゼン、トルエン等
のような溶媒の存在下に反応を行なうこともできる。ま
た原料および反応生成物の不飽和基の重合を避けるため
に重合防止剤の存在下に反応を行なうのが好ましい。重
合防止剤の例として、ハイドロキノン、ハイドロキノン
モノメチルエーテル、メチルハイドロキノン、t−ブチ
ルハイドロキノン、ジ−t−ブチルハイドロキノン、t
−ブチルカテコール、フェノチアジン等が挙げられる。
その使用量は通常、原料に対してo、oos〜1重量%
である。反応を促進するために、公知の酸化触媒、例え
ば硫酸、塩酸、リン酸等の鉱酸:メタンスルホン酸、ノ
+ラドルエンスルホン酸等の有機酸;リンタングステン
酸、ケイタングステン酸等のヘテロIり酸;塩化アルミ
ニウム、塩化スズ等のルイス酸等の存在下に実施するこ
とが好ましい。
このようにして合成された新規のシクロアセタール環含
有(メタ)アクリレートプレポリマーは。
塗料、接着剤、インキ、ハードコート、紫外線や電子線
硬化型樹脂等に使用され得る。
本発明の硬化性樹脂組成物は手記手順により得られるシ
クロアセタール環含有(メタ)アクリレートプレポリマ
ーCI)を必須成分とし、必要によシ該(メタ)アクリ
レートプレポリマーと共重合性のエチレン性不飽和単量
体(■)、各種のポリマー(例えば不飽和ポリエステル
系、エポキシ系、ポリアミド系、アクリル系、ポリビニ
ルアルコール系等の樹脂)、有機溶剤、充てん剤、粘着
性付与剤、安定剤、可塑剤、レベリング剤、染料、顔料
等の添加剤を含んでなるものである。
エチレン性不飽和単量体(II)としては1例えばスチ
レン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、(メタ
)アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、N−メ
チル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)
アクリルアミド、N−ビニルピロリドン、ジアリルフタ
レート、アリルグリシジルエーテル、(メタ)アクリル
酸、メチル(メタ)アクリレートの如きアルキル(メタ
)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アク
リレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、フェ
ノキシエチル(メタ)アクリレート、ジプロモグロビル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、エチレンクリコールジ(メタ)アクリレート、
ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、トリゾpピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、1.6−ヘキサンシオールジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールデ算ハントリ(
メタ)アクリレート、インタエリスリトールトリ(メタ
)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)
アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)
アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)
アクリレート、トリスヒドロキシエチルイソシアヌレー
トトリ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド付加ビ
スフェノールAジ(メタ)アクリレート、水素化ビスフ
ェノールAノ(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエ
チル(メタ)ア/!JL/−)%ジシクロペンテニル(
メタ)アクリレート、ジシクロインテニルオキシエチル
(メタ)アクリレート、シリコーン(メタ)アクリレー
ト、アミド(メタ)アクリレート、リン酸(メタ)アク
リレート、/リエステル(メタ)アクリレート、エポキ
シ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレー
ト、カルメキシル基含有(メタ)アクリレートを挙げる
ことができ、これらは単独でも混合物としても使用でき
る。該エチレン性不飽和単量体(II)は必要によシク
ロアセタール環含有(メタ)アクリレートプレポリマー
(1)と併用して用い1本発明の硬化性樹脂組成物の硬
化物の硬度、可撓性、密着性等の物性を用途に応じて調
節するための成分である。これら例示のエチレン性不飽
和単量体(II)の中で、その沸点が常圧で150℃以
上のものを用いるのが好ましく、多官能性(メタ)アク
リレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキ
シ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレー
トが特に好ましい。
該エチレン性不飽和車量体(I)の使用量は、特に制限
されるものではないが、硬度、可撓性、耐薬品性等の諸
物性が特に優れた硬化物を与える硬化性樹脂組成物を得
るために、該シクロアセタール環含有(メタ)アクリレ
ートプレポリマー(1)とエチレン性不飽和単量体(1
)の合計量に対して好ましくは95重量%以下、よシ好
ましくは80重量%以下とすることができる。
本発明の硬化性樹脂組成物は、紫外線、電子線、放射線
などの活性エネルギー線の照射や加熱によシ容易に硬化
して硬度、可撓性、耐薬品性等に優れた塗膜や成形物を
与えるものである。
活性エネルギー線の中で本紫外線の照射による硬化は装
置が簡便である等の理由から最も実用的な硬化手段であ
る。紫外線を照射して硬化させるためには、紫外線の照
射によって重合反応を開始しうる光重合開始剤を加える
必要がある。本発明において使用される光重合開始剤と
しては、例えばベンゾインエチルエーテル、ベンゾイン
イソブチルエーテルなどのベンゾインエーテル類;ジメ
トキシフェニルアセトフェノン、ヒドロキシシクロへキ
シルフェニルケトンなどのベンジルケタール類、ジェト
キシアセトフェノンなどのアセトフェノン類;ヘンシフ
エノン、ベンジル、2−クロロチオキサントンなどのケ
トン類などを挙げることができ、これらの1種又は2種
以上の混合物を使用することができる。これら光重合開
始剤の使用量は、シクロアセタール環含有(メタ)アク
リレートプレポリマー(1)とエチレン性不飽和車量体
(1)の合計量に対して0〜10重量%、よシ好ましく
は0.1〜6重量%とするのが好適である。
光重合開始剤の使用量が10重!−%を超える多量の場
合は、塗膜の耐候性が低下するので好ましく力い。
加熱によシ硬化させる場合には1通常のラジカル重合開
始剤、例えばベンゾイルパーオキシド。
メチルエチルケトンノ苧−オキシド、ラウロイル/4−
オキシド、シクロヘキサノソノ9−オキシド、を−ブチ
ルハイドロΔ−オ中シト、ジーt−プチルノ9−オキシ
ド、ジーt−アミルノ9−オキシド、ジクミルノ4−オ
キシド、t−プチルノf−ベンゾエート、アゾビスイソ
ブチロニトリル等を用いることができ、必要に応じてラ
ジカル重合促進剤、例えば有機金属塩や有機アミン類な
どを併用することができる。
〔発明の効果〕
このように合成された新規な構造を有する本発明のシク
ロアセタール環含有(メタ)アクリレートプレポリマー
は、シフ四アセタール環の強靭さおよび硬度の特徴を保
持しつつ、しかも脆さが改善された物性の硬化物を与え
るものである。
従って本発明の新規な構造を有するシクロアセタール環
含有(メタ)アクリレートプレポリマーはこれ自体を重
合させて新しい特性を有するシクロアセタール環含有重
合体としたシ、また他の重合性単量体の共重合成分に用
いて従来の高分子の改質剤に使用することができる。
゛また、上記シクロアセタール環含有(メタ)アクリレ
ートプレポリマーを含んでなる本発明の硬化性樹脂組成
物は、活性エネルギー線で容易に硬化して硬度、可撓性
、耐薬品性等に優れた塗膜や成形物を与えるために1例
えば金属、グラスチック、木材、無機多孔質等の保護や
美観を目的としたコーティング剤、インキ、接着剤、レ
ジスト、封止剤、成形材料等の広い用途に使用できるも
のである。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によシ説明するが1本発明はこれら
の例によって限定されるものではない。
なお1例中の部は重量部である。
参考例1 温度計、攪拌機を備えた反応容器に、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート232部、重合防止剤としてハイドロ
キノンモノメチルエーテル0.07部、触媒として12
−タングストリン酸2.3部を仕込んだ後、80℃に7
.5時間保持することによシ、無色透明液体の反応生成
物(以下ヒドロキシル基含有アクリレートオリゴマー(
1)と呼ぶ。)を得た。反応生成物は、IR,NMRお
よびGPCの分析結果から平均分子量401の下記構造
のヒドロキシル基含有アクリレートオリゴマーであるこ
とがわかった。
OO 参考例2 参考例1と同様の反応容器に2−ヒドロキシプロビルア
クリレート260部、重合防止剤としてハイドロキノン
モノメチルエーテル0.08 部、 触媒として12−
タングストケイ酸2.6部を仕込んだ後、100℃に5
時間保持することにより、無色透明液体の反応生成物(
以下、ヒドロキシル基含有アクリレートオリゴマー(2
)と呼ぶ。)を得た。反応生成物は平均分子量510の
下記構造のヒドロキシル基含有アクリレートオリゴマー
であることがわかった。
CH2= CHC−0−C,H6−0(−C2H4C−
0−C3H6−0拘下H参考例3 温度計、攪拌機および還流冷却器を備えた反応容器に、
エポキシ当量190のビスフェノールA型工Iキシ樹脂
(油化シェルエポキシ■製、商品名工ピコ−)828)
190部、アクリル酸72部、ハイドロキノンモノメチ
ルエーテル0.15部、トリエチルアミン0.5部を仕
込み、100℃で6時間反応させることによシ、酸価3
.1の透明粘稠液体の反応生成物(以下エポキシアクリ
レート(1)と呼ぶ。)を得た。
実施例1 温度計および攪拌機を備えた反応容器に、参考例1で得
たヒドロキシル基含有アクリレートオリゴマー(1)1
21m、ジアリリデンペンタエリスリトール31部およ
び重合防止剤としてハイドロキノンモノメチルエーテル
0.05部を仕込み、反応温度90℃で5時間反応させ
ることによ#)、微黄色高粘度液体の反応生成物(以下
シクロアセタール環含有アクリレートプレポリマー(1
)と呼ぶ。)152部が得られた。反応生成物のrルバ
ーミエーションクロマトグラフィー(以下、GPC分析
と略記)では、原料のヒドロキシル基含有アクリレート
オリゴマー(1)およびジアリリデンペンタエリスリト
ールは98%以上反応していることがわかった。
apc分析およびIR分析から、反応生成物はヒドロキ
シル基含有アクリレートオリゴマー(1)とジアリリデ
ンペンタエリスリトールとの反応生成物であることがわ
かりた。
こうして得たシクロアセタール環含有アクリレートプレ
ポリマー(1)の赤外吸収スペクトルを第1図に示す。
実施例2 実施例1と同様の反応容器に、参考例2で得たヒドロキ
シル基含有アクリレートオリゴマー(2)153部、ジ
アリリデンペンタエリスリトール32部および重合防止
剤としてハイドロキノンモノメチルエーテル0.06部
を仕込み、反応温度80℃で8時間反応させることによ
り、微黄色高粘度液体の反応生成物(以下シクロアセタ
ール環含有アクリレートプレポリマー(2)ト呼フ。)
185部が得られた。反応生成物のGPC分析では、原
料のヒドロキシル基含有アクリレートオリゴマ−(2)
およびジアリリデンペンタエリスリトールは98%以上
反応していることがわかった。
GPC分析およびIR分析から、反応生成物はヒドロキ
シル基含有アクリレートオリゴマー(2)とジアリリデ
ンペンタエリスリトールとの反応生成物であることがわ
かった。
こうして得たシクロアセタール環含有アクリレートプレ
ポリマー(2)の赤外吸収ス(クトルを第2図に示す。
実施例3〜4 実施例1および2で得られたシクロアセタール環含有ア
クリレートプレポリマー(1)および(2)のそれぞれ
35部に、参考例3で得られた工?キシアクリレ−) 
(1) 65部およびベンジルジメチルケタール(チバ
ガイギー社製、イルガキュアー651)2部を加え、本
発明の硬化性樹脂組成物(1)および(2)を調製した
得られた硬化性樹脂組成物(1)および(2)のそれぞ
れを鋼板ノ9ネル上に15μの厚さに塗布し、80W/
cmの高圧水銀灯を用い10cImの高さの距離からコ
ンベア速度6 m 7分で該パネルを移動させながら照
射させたところ、いずれも1回の照射でタックフリーの
硬化塗膜が得られた。得られた硬化塗膜の性能を第1表
に示した。
比較参考例1 実施例1と同様の反応容器に、2−ヒドロキシエチルア
クリレート232部、ジアリリデンペンタエリスリトー
ル202部、触媒としてノダラトルエンスルホン酸2.
2部および重合防止剤としてハイドロキノンモノメチル
エーテル0.13部を仕込み1反応源度80℃で8時間
反応させることによシ、褐色高粘度液体の反応生成物(
以下比較用シクロアセタール環含有アクリレートプレポ
リマー(1)と呼ぶ。)436部が得られた。反応生成
物のGPC分析では、原料の2−ヒドロキシエチルアク
リレートおよびジアリリデンインタエリスリトールは9
5%以上反応していることがわかった。
比較例1 実施例3において、シクロアセタール環含有アクリレー
トプレポリマー(I)の代わシに、比較参考例1で得ら
れた比較用シクロアセタール環含有アクリレートプレポ
リマー(I)を用いた以外は実施例3と同じ操作をぐシ
返して、比較用の硬化性樹脂組成物(1)を調製した。
得られた比較用硬化性樹脂組成物(1)を用いて。
実施例3と同様の方法で塗布膜の硬化性をしらべたとこ
ろ、1回の照射でタックフリーの硬化塗膜が得られた。
得られた硬化塗膜の性能を第1表に示した。
実施例5〜6 参考例1および2で得られたシクロアセタール環含有ア
クリレートプレポリマー(I)おヨヒ(2)のそれぞれ
40部に参考例3で得られたエポキシアクリレ−) (
1) 35部、トリプロピレングリコールジアクリレー
ト25部およびベンジルジメチルケタール(商品名イル
ガキュアー651)2部を加え、本発明の硬化性樹脂組
成物(3)および(4)を調製した。得られた硬化性樹
脂組成物(3)および(4)を用いて、実施例3と同様
の方法で塗布膜の硬化性をしらべたところ、1回の照射
でタックフリーの硬化塗膜が得られた。得られた硬化塗
膜の性能を第1表に示した。
比較例2 実施例5において、シクロアセタール環含有アクリレー
トプレポリマー(1)の代わシに、比較参考例1で得ら
れた比較用シクロアセタール環含有アクリレートプレポ
リマー(1)を用いた以外は実施例5と同じ操作を〈シ
返して、比較用の硬化性樹脂組成物(2)を調製した。
得られた比較用硬化性樹脂組成物(2)を用いて、実施
例3と同様の方法で塗布膜の硬化性をしらべたところ、
1回の照射でタックフリーの硬化塗膜が得られた。得ら
れた硬化塗膜の性能を第1表に示した。
実施例7 実施例1で得られたシクロアセタール環含有アクリレー
トプレポリマー(1) 35部、参考例3で得られたエ
ポキシアクリレート(1) 35部、1.4−ブタンジ
オールジアクリレート20部、フェノキシエチルアクリ
レート10部および過酸化ベンゾイル1部を加え1本発
明の硬化性樹脂組成物(5)を調製した。得られた硬化
性樹脂組成物(5)を、鋼板パネル上に25μの厚さに
塗布したのち、80℃で30分間加熱したところ、タッ
クフリーの硬化塗膜が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得なシクロアセタール環含有アクリ
レートプレポリマー(1)の赤外吸収スペクトル図であ
る。 第2図は実施例2で得たシクロアセタール環含有アクリ
レートプレポリマー(2)の赤外吸収スペクトル図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式〔1〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔1〕 (ただし式中、R^1は水素原子またはメチル基であり
    、それぞれ同一であっても又異なっていてもよく、Zは
    炭素数2〜20の二価の有機基であり、それぞれ同一で
    あっても又異なっていてもよく、nは1〜100の整数
    である。) で表わされるヒドロキシル基含有(メタ)アクリレート
    オリゴマー(A)と不飽和シクロアセタール化合物(B
    )との反応生成物よりなるシクロアセタール環含有(メ
    タ)アクリレートプレポリマー。 2、不飽和シクロアセタール化合物(B)がジアリリデ
    ンペンタエリスリトールである特許請求の範囲第1項記
    載のシクロアセタール環含有(メタ)アクリレートプレ
    ポリマー。 3、反応生成物が一般式〔2〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔2〕 (ただし式中、R^1は水素原子またはメチル基であり
    、それぞれ同一であっても又異なっていてもよく、Zは
    炭素数2〜20の二価の有機基であり、それぞれ同一で
    あっても又異なっていてもよく、nは1〜100の整数
    である。) で表わされるプレポリマーである特許請求の範囲第1項
    記載のシクロアセタール環含有(メタ)アクリレートプ
    レポリマー。 4、一般式〔1〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔1〕 (ただし式中、R^1は水素原子またはメチル基であり
    、それぞれ同一であっても又異なっていてもよく、Zは
    炭素数2〜20の二価の有機基であり、それぞれ同一で
    あっても又異なっていてもよく、nは1〜100の整数
    である。) で表わされるヒドロキシル基含有(メタ)アクリレート
    オリゴマー(A)と不飽和シクロアセタール化合物(B
    )との反応生成物よりなるシクロアセタール環含有(メ
    タ)アクリレートプレポリマー( I )を必須成分とし
    て含んでなるシクロアセタール環含有硬化性樹脂組成物
    。 5、不飽和シクロアセタール化合物(B)がジアリリデ
    ンペンタエリスリトールである特許請求の範囲第4項記
    載のシクロアセタール環含有硬化性樹脂組成物。 6、シクロアセタール環含有(メタ)アクリレートプレ
    ポリマー( I )が一般式〔2〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔2〕 (ただし式中、R^1は水素原子またはメチル基であり
    、それぞれ同一であっても又異なっていてもよく、Zは
    炭素数2〜20の二価の有機基であり、それぞれ同一で
    あっても又異なっていてもよく、nは1〜100の整数
    である。) で表わされるプレポリマーである特許請求の範囲第4項
    記載のシクロアセタール環含有硬化性樹脂組成物。
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