JPH01190710A - シクロアセタール環含有(メタ)アクリレートプレポリマー及びこれを含んでなる硬化性樹脂組成物 - Google Patents

シクロアセタール環含有(メタ)アクリレートプレポリマー及びこれを含んでなる硬化性樹脂組成物

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JPH01190710A
JPH01190710A JP1437788A JP1437788A JPH01190710A JP H01190710 A JPH01190710 A JP H01190710A JP 1437788 A JP1437788 A JP 1437788A JP 1437788 A JP1437788 A JP 1437788A JP H01190710 A JPH01190710 A JP H01190710A
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Shuzo Fukuchi
福地 修三
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なシクロアセタール環含有アクリレートま
たはメタクリレートプレポリマー(以下、シクロアセタ
ール環含有(メタ)アクリレートプレポリマーと略記す
る。)及びこれを含んでなる硬化性樹脂組成物に関する
。更に詳しくは硬化物性に優れ、種々の用途に有用な新
規なシクロアセタール環含有(メタ)アクリレートプレ
ポリマー及びこれを含んでなシ、硬度、可撓性、耐薬品
性等に優れた塗膜を与える、硬化性樹脂組成物に関する
ものである。
〔従来の技術〕
分子中にシクロアセタール環を持ったアクリル系モノマ
ーがいくつか知られている。例えばヒドロキシアルキル
アクリレートとジアリリデンインタエリスリトールとの
縮合反応によシ、シクロアセタール環含有アクリレート
が得られることが知られている。しかしながら、これま
で公知のシクロアセタール環含有アクリレートの硬化物
は、強靭さや硬度等において優れた物性を有することが
知られているが、硬化物は柔軟性に乏しく、しかも着色
しやすいという欠点がある。従って、7クロアセタール
環の強靭さおよび硬度等の特徴を保持しつつ、しかも柔
軟性があシ、着色しにくいシクロアセタール環含有アク
リレートの開発が望まれている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者は上記事情に鑑み種々検討した結果、本発明に
到達した。従って、本発明は種々の用途に利用され得る
、特定の構造を有する新規なシクロアセタール環含有(
メタ)アクリレートプレポリマー及びこれを含んでなる
硬化性樹脂組成物に関するものである。
〔課題を解決するための手段および作用〕すなわち本願
における第1の発明は、 「(I)一般式〔1〕 (ただし式中、R1は水素原子またはメチル基R2は炭
素数2〜6の二価の炭化水素基、R3は炭素数4〜7の
二価の炭化水素基、mおよびnはそれぞれ独立して1〜
5の整数である。)で表わされるヒドロキシル基含有(
メタ)アクリレート(4)と不飽和シクロアセタール化
合物(B)、!:の反応生成物よりなるシクロアセター
ル環含有(メタ)アクリレートプレポリマー。」 に関するものであり、本願における第2の発明は、[(
2)一般式〔1〕 (ただし式中、R1は水素原子またはメチル基H2は炭
素数2〜6の二価の炭化水素基、R3は炭素数4〜7の
二価の炭化水素基、mおよびnはそれぞれ独立して1〜
5の整数である。)で表わされるヒドロキシル基含有(
メタ)アクリレート(4)と不飽和シクロアセタール化
合物(B)との反応生成物よりなるシクロアセタール環
含有(メタ)アクリレートプレポリマ−(I)を必須成
分として含んでなるシクロアセタール環含有硬化性樹脂
組成物。」 に関するものである。
更に簡潔に説明すると、本発明は特定のヒドロキシル基
含有(メタ)アクリレートを原料とする、シクロアセタ
ール環含有(メタ)アクリレートプレポリマー及びこれ
を含んでなる硬化性樹脂組成物に関するものである。
本発明で用いる前記一般式〔1〕で表わされるヒドロキ
シル基含有(メタ)アクリレート囚は、ヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレートまたは4112046号の方
法−を用いて開環付加反応させることによシ製造するこ
とができる。ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート
の例としては、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロ
キシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、ヒドロキシエチルアクリレート等が挙ケラれる。
またポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレー
トの例としては、ジエチレングリコールモノアクリレー
ト、トリプロピレングリコ−νモノアクリレート、ジエ
チレングリコールモノメタクリレート、トリプロピレン
グリコールモノメタクリレート等が挙げられる。開環付
加反応させるラクトン類の例としては、δ−バレロラク
トン、ε−カプロラクトン等が挙げられる。
本発明で用いる不飽和シクロアセタール化合物(B)と
しては、ジアリリデンペンタエリスリトール、モノアリ
リデンペンタエリスリトール、モノアリリデントリメチ
ロールプロパンおよびトリアリリデンソルビトール等の
ように、分子中に不飽和結合とシクロアセタール環 を含有する化合物を挙げることができる。これらのうち
、特にジアリリデンペンタエリスリトールは、ペンタエ
リスリトールのような多価アルコールとアクロレインの
ような不飽和アルデヒドとの縮合反応によシ容易に製造
できるので、特に好ましい。
前記一般式〔1〕で表わされるヒドロキシル基含有(メ
タ)アクリレート(4)と不飽和シクロアセタール化合
物(B)とを反応させることによシ、本発明のシクロア
セタール環含有(メタ)アクリレートプレポリマーが得
られる。
例えば不飽和シクロアセタール化合物(B)がジアリリ
デンペンタエリスリトールの場合には、本発明のシクロ
アセタール環含有(メタ)アクリレートプレポリマーは
次式で表わされる構造のプレポリマーとなる。
(ただし式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は
炭素数2〜6の二価の炭化水素基B3は炭素数4〜7の
二価の炭化水素基、mおよびnはそれぞれ独立して1〜
5の整数である。)本発明のシクロアセタール環含有(
メタ)アクリレートプレポリマーの製造法としては、特
に制限されるものではなく、例えば一般式〔1〕で表わ
されるヒドロキシル基含有(メタ)アクリレート囚と不
飽和シクロアセタール化合物(B)とを30〜150℃
、好ましくは60〜120℃の温度で反応することによ
シ容易に製造できる。これら原料の仕込割合は特に限定
されるものではないが、未反応の原料が不純物として残
存することなく高純度のシクロアセタール環含有(メタ
)アクリレートフレポリマーを得るために、不飽和シク
ロアセクール化合物(B)に含まれる不飽和結合1当量
に対して、一般式〔工〕で表わされるヒドロキシル基含
有(メタ)アクリレート囚0.5当量(0,5モル)な
いし2当量(2モル)の使用が好ましく、特に0.8当
量(08モル)ないし1.2当量(I,2モル)の範囲
での使用が特に好ましす。但し原料が未反応のtま残存
しても使用上さしつかえない用途に供する場合において
はこの限シではない。
反応を制御しやすくするために、ベンゼン、トルエン等
のような溶媒の存在下に反応を行なうこともできる。ま
た原料および反応生成物の不飽和基の重合を避けるため
に重合防止剤の存在下に反応を行なうのが好ましい。重
合防止剤の例として、ハイドロキノン、ハイドロキノン
モノメチルエーテル、メチルハイドロキノン、t−ブチ
ルハイドロキノン、ジ−t−ブチルハイドロキノン、を
−ブチルカテコール、フェノチアジン等が挙げられる。
その使用量は通常、原料に対して0.005〜1重量%
である。反応を促進するために、公知の酸性触媒、例え
ば硫酸、塩酸、リン酸等の鉱酸;メタンスルホン酸、ノ
eラドルエンスルホン酸等の有機酸;リンタングステン
酸、ケイタングステン酸等のへテロポリ酸;塩化アルミ
ニウム、塩化スズ等のルイス酸等の存在下に実施するこ
とが好ましい。
このようにして合成された新規のシクロアセタール環含
有(メタ)アクリレートフレポリマ−(I)は、塗料、
接着剤、インキ、ハードコート、紫外線や電子線硬化型
樹脂等に使用され得る。
更に本発明のシクロアセタール環含有(メタ)アクリレ
ートフレポリマ−(I)は、エチレン性不飽和単量体(
n)、各糧のポリマー(例えば不飽和ポリエステル系、
エポキシ系、ポリアミド系、アクリル系、ポリビニルア
ルコール系等の樹脂)、有機溶剤、充てん剤、粘着性付
与剤、安定剤、可塑剤、レベリング剤、染料、顔料等と
併用することによシ、シクロアセクール環含有硬化性樹
脂組成物としても使用することができる。
エチレン性不飽和単量体(n)としては、例えばスチレ
ン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、(メタ)
アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、N−メチ
ル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)ア
クリルアミド、N−ビニルリ ピロリドン、ジアリルフタレート、エチルグリシジルエ
ーテル、(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)アクリレ
ートの如きアルキル(メタ)アクリレート、テトラヒド
ロフルフリル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(
メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリ
レート、ジブロモプロピル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、エチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジプロビレングリコールジ(メタ)アクリレート、
トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、l
、6−ヘキサンシオールジ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロノそントリ(メタ)アクリレート、Kメ
タエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエ
リスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエ
リスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリスヒド
ロキシエチルイソシアヌレートトリ(メタ)アクリレー
ト、エチレンオキ7ド付加ビスフエノールAジ(メタ)
アクリレート、水素化ビスフェノ−/l/Aジ(メタ)
アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、ジシクロ4ンテニル(メタ)アクリレート、ジシ
クロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、シ
リコーン(メタ)アクリレート、アミド(メタ)アクリ
レート、リン酸(メタ)アクリレート、ポリエステル(
メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、
ウレタン(メタ)アクリレート、カルがキシル基含有(
メタ)アクリレートを挙げることができ、これらは単独
でも混合物としても使用できる。該エチレン性不飽和単
量体(II)はシクロアセタール環含有硬化性樹脂組成
物の硬化物の硬度、可撓性、密着性等の物性を用途に応
じて調節するための成分である。これら例示のエチレン
性不飽和単量体(If)の中で、その沸点が常圧で15
0℃以上のものを用いるのが好ましく、多官能性(メタ
)アクリレート、ポリエステ/I/(メタ)アクリレー
ト、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)
アクリレートが特に好ましい。
該エチレン性不飽和単量体(If)の使用比率は、特に
制限されるものではないが、硬度、可撓性、耐薬品性等
の諸物性が特に優れた硬化物を得るために、核ンクロア
セタール環含有(メタ)アクリレートプレポリマー(I
)/エチレン性不飽和単量体(n)の比率を5/95〜
9515、よシ好ましくは20/80〜80/20の範
囲とすることができる。
本発明のシクロアセタール環含有硬化性樹脂組成物は、
紫外線、電子線、放射線などの活性エネルギー線の照射
や加熱により容易に硬化して硬度、可撓性、耐薬品性等
に優れた塗膜や成形物を与えるものである。
活性エネルギー線の中でも紫外線の照射による硬化は装
置が簡便である等の理由から最も実用的な硬化手段であ
る。紫外線を照射して硬化させるためには、紫外線の照
射によって重合反応を開始しうる光重合開始剤を加える
必要がある。本発明において使用される光重合開始剤と
しては、例えばベンゾインエチルエーテル、ベンゾイン
イソブチルエーテルなどのペンシイ/エーテル類;ジメ
トキシフェニルアセトフェノン、ヒドロキシシクロへキ
シルフェニルケトンナトのベンジルケタ−A[、シェド
キンアセトフェノンなどのアセトフェノン類;ヘンシフ
エノン、ベンジル、2−クロロチオキサントンなどのケ
トン類などを挙げることができ、これらの1種又は2種
以上の混合物を使用することができる。これら光重合開
始剤の使用量は、シクロアセタール環含有(メタ)アク
リレートプレポリマー(I)とエチレン性不飽和単量体
(I0の合計量に対して0〜10重量%、よシ好ましく
は0.1〜6重量%とするのが好適である。光重合開始
剤の使用量が10重量%を超える多量の場合は、塗膜の
耐候性が低下するので好ましくない。
加熱によシ硬化させる場合には、通常のラジカル重合開
始剤、例えばぺ/ジイル・千−オキシド、メチルエチル
ケトンノや一オキシド、ラウロイルノや一オキシド、シ
クロヘキサノンパーオキシド、を−ブチルハイドロ/4
’−オキシド、ジーt−ブチルノ4−オキシド、ジ−t
−アミルミ4−オキシド、ジクミルパーオキシド、t−
プチルノや一ベンゾエート、アゾビスイソブチロニトリ
ル等を用いることができ、必要に応じてラジカル重合促
進剤、例えば有機金属塩や有機アミン類などを併用する
ことができる。
〔発明の効果〕
このように合成された本発明の新規な構造を有するシク
ロアセタール環含有(メタ)アクリレートプレポリマー
は、シクロアセタール環の強靭さおよび硬度の特徴を保
持しつつ、しかも脆さが改善された物性の硬化物を与え
るものである。
従って本発明の新規な構造を有するシクロアセタール環
含有(メタ)アクリレートプレポリマーはこれ自体を重
合させて新しい特性を有するシクロアセタール環含有重
合体としたシ、また他の重合性単量体の共重合成分に用
いて従来の高分子の改質剤に使用することができる。
また、上記シクロアセタール環含有(メタ)アクリレー
トゾレポリマーを含んでなる本発明の硬化性樹脂組成物
は、活性エネルギー線で容易に硬化して硬度、可撓性、
耐薬品性等に優れた塗膜や成形物を与えるために、例え
ば金属、プラスチック、木材、無機多孔質等の保護や美
観を目的としたコーティング剤、インキ、接着剤、レジ
スト、封止剤、成形材料等の広い用途に使用できるもの
である。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によシ説明するが、本発明はこれら
の例によって限定されるものではなり0なお、例中の部
は重量部である。
参考例1 温度計、攪拌機を備えた反応容器に、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート232部、ε−カプロラクトン228
部、重合防止剤としてノ・イドロキノンモノメチルエー
テル0.23部、触媒として工2−タングストケイ酸2
.3部を仕込んだ後、40℃に5時間保持することによ
り、無色透明液0体の反応生成物(以下ヒドロキシル基
含有アクリレート(I)と呼ぶ。)を得た。反応生成物
は下記構造のヒドロキシル基含有アクリレートであった
CH2−cHCOCH2CH20CCH2CH2CH2
CH2CH20H参考例2 参考例1と同様の反応容器に、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート260部、ε−カプロラクトン456部、
重合防止剤としてハイドロキノンモノメチルエーテル0
.36部、触媒として12−タングストリン酸3.6部
を仕込んだ後、45℃で6時間保持することによシ、無
色透明液体の反応生成物(以下、ヒドロキシル基含有メ
タクリレート(2)と呼ぶ。)を得た。反応生成物は下
記構造のヒドロキシル基含有メタクリレート(2)であ
った。
参考例3 温度計、攪拌機および還流冷却器を備えた反応容器に、
エポキシ当量190のビスフェノールA型エポキシ樹脂
(油化シェルエIキシ(禦製、商品名エピコート828
 ) 190部、アクリル酸72部、ハイドロキノンモ
ノメチルエーテル0.15部、トリエチルアミン0.5
部を仕込み、100℃で6時間反応させることによシ、
酸価3.1の透明粘稠液体の反応生成物(以下エポキシ
アクリレート(I)と呼び。)を得た。
実施例1 温度計および攪拌機を備えた反応容器に、参考例1で得
たヒドロキシル基含有アクリレート(I)115部、ジ
アリリデンペンタエリスリトール53部および重合防止
剤としてハイドロキノ/モノメチルエーテル0.08部
を仕込み、反応温度90℃で5時間反応させることによ
シ、微黄色高粘度液体の反応生成物(以下、シクロアセ
タール環含有アクリレートプレポリマ−(I)と呼ぶ。
)168部が得られた。反応生成物のrA/パーミェー
ションクロマトグラフィー(以下GPCと略記)では、
原料のヒドロキシル基含有アクリレート(I)およびジ
アリリデンぜンタエリスリトールは95チ以上反応して
いることがわかった。
GPC分析およびIR分析から、反応生成物はヒドロキ
シル基含有アクリレート(I)とジアリリデンにンタエ
リスリトールとの反応生成物であることがわかった。
こうして得たシクロアセタール環含有アクリレートプレ
ポリマー(I)の赤外吸収スペクトルを第1図に示す。
実施例2 実施例1と同様の反応容器に、参考例2で得たヒドロキ
シル基含有メタクリレート(2)179部、ジアリリデ
ン(ンタエリスリトー/l153部および重合防止剤と
してハイドロキノ/モノメチルエーテル0.11部を仕
込み、反応温度80℃で6時間反応させることによシ、
微黄色高粘度液体の反応生成物(以下、シクロアセター
ル環含有メタクリレートゾレポリマ−(2)と呼ぶ。)
232部が得られた。反応生成物のGPC分析では、原
料のヒドロキシル基含有メタクリレート(2)およびジ
アリリデンペンタエリスリトールは95チ以上反応して
いることがわかった。
GPC分析およびIR分析から、反応生成物はヒドロキ
シル基含有メタクリレート(2)とジアリリデンペンタ
エリスリトールとの反応生成物であることがわかった。
こうして得たシクロアセタール環含有メタクリレートプ
レポリマー(2)の赤外吸収ス(ラドルを第2図に示す
実施例3 実施例1で得られたシクロアセタール環含有アクリレー
トプレポリマ−(I)35部に、参考例3で得られたエ
ポキシアクリレート(I)65部およびベンジルジメチ
ルケタール(チバガイギー社製、イルガキュアー651
 ) 2部を加え、本発明の硬化性樹脂組成物(I)を
調製した。
得られた硬化性樹脂組成物(I)を鋼板パネル上に15
μの厚さに塗布し、80 W/cmの高圧水銀灯を用い
10mの高さの距離からコンベア速度6m/分で該パネ
ルを移動させながら照射させたところ、1回の照射でタ
ックフリーの硬化塗膜が得られた。
得られた硬化塗膜の性能を第1表に示した。
比較参考例1 参考例1と同様の反応容器に、2−ヒドロキシエチルア
クリレート232部、ジアリリデンペンタエリスリトー
ル202部、触媒として・やラドルエンスルホン酸2.
2部および重合防止剤としてハイドロキノンモノメチル
エーテル0.13部を仕込み、反応温度80℃で6時間
反応させることによシ、褐色高粘度液体の反応生成物(
以下比較用シクロアセタール環含有アクリレートプレポ
リマー(I)と呼ぶ。)436部が得られた。反応生成
物のGPC分析では、原料の2−ヒドロキシエチルアク
リレートおよびジアリリデンペンタエリスリトールは9
5チ以上反応していることがわかった。
比較例1 実施例3において、シクロアセタール環含有アクリレー
トプレポリマー(I)の代わシに、比較参考例1で得ら
れた比較用シクロアセタール環含有アクリレートプレポ
リマ−(I)を用いた以外は実施例3と同じ操作をくシ
返して、比較用の硬化性樹脂組成物(I)を調製した。
得られた比較用硬化性樹脂組成物(I)を用いて、実施
例3と同様の方法で塗布膜の硬化性をしらべたところ、
1回の照射でタックフリーの硬化塗膜が得られた。得ら
れた硬化塗膜の性能を第1表に示した。
実施例4 実施例1で得られたシクロアセタール環含有アクリレー
トプレポリマー(I)40部に、参考例3で得られたエ
ポキシアクリレート(I)35部、トリノロピレングリ
コールジアクリレート25部およびベンジルジメチルケ
タール(商品名イルガキュアー 651 ) 2部を加
え、本発明の硬化性樹脂組成物(2)を調製した。得ら
れた硬化性樹脂組成物(2)を用いて、実施例3と同様
の方法で塗布膜の硬化性をしらべたところ、1回の照射
でタックフリーの硬化塗膜が得られた。得られた硬化塗
膜の性能を第1表に示した。
比較例2 実施例4において、シクロアセタール環含有アクリレー
トプレポリマー(I)の代わりに、比較参考例1で得ら
れた比較用シクロアセタール環含有アクリレートプレポ
リマー(I)を用いた以外は実施例4と同じ操作をくシ
返して、比較用の硬化性樹脂組成物(2)を調製した。
得られた比較用硬化性樹脂組成物(2)を用いて、実施
例3と同様の方法で塗布膜の硬化性をしらべたところ、
1回の照射でタックフリーの硬化塗膜が得られた。得ら
れた硬化塗膜の性能を第1表に示した。
実施例5 実施例2で得られたシクロアセタール環含有メタクリレ
ートプレポリマー(2)35部、参考例3で得られたエ
ポキシアクリレート(I)35部、ポリエチレングリコ
ール(÷400)ジアクリレート20部、フェノキシエ
チルアクリレート10部および過酸化ベンゾイル1部を
加え、本発明の硬化性樹脂組成物(3)を調製した。得
られた硬化性樹脂組成物(3)を、鋼板・ぐネル上に2
5μの厚さに塗布したのち、80℃で30分間加熱した
ところ、タックフリーの硬化塗膜が得られた。得られた
硬化塗膜の性能を第1表に示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られたシクロアセタール環含有ア
クリレートプレポリマーの赤外吸収ス4ラドル図である
。 第2図は実施例2で得られたシクロアセタール環含有メ
タクリレートプレポリマーの赤外吸収スペクトル図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式〔1〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔1〕 (ただし式中、R^1は水素原子またはメチル基、R^
    2は炭素数2〜6の二価の炭化水素基、R^3は炭素数
    4〜7の二価の炭化水素基、mおよびnはそれぞれ独立
    して1〜5の整数である。) で表わされるヒドロキシル基含有(メタ)アクリレート
    (A)と不飽和シクロアセタール化合物(B)との反応
    生成物よりなるシクロアセタール環含有(メタ)アクリ
    レートプレポリマー。 2、不飽和シクロアセタール化合物(B)がジアリリデ
    ンペンタエリスリトールである請求項1記載のシクロア
    セタール環含有(メタ)アクリレートプレポリマー。 3、反応生成物が一般式〔2〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔2〕 (ただし式中、R^1は水素原子またはメチル基、R^
    2は炭素数2〜6の二価の炭化水素基、R^3は炭素数
    4〜7の二価の炭化水素基、mおよびnはそれぞれ独立
    して1〜5の整数である。) で表わされるプレポリマーである請求項1記載のシクロ
    アセタール環含有(メタ)アクリレートプレポリマー。 4、一般式〔1〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔1〕 (ただし式中、R^1は水素原子またはメチル基、R^
    2は炭素数2〜6の二価の炭化水素基、R^3は炭素数
    4〜7の二価の炭化水素基、mおよびnはそれぞれ独立
    して1〜5の整数である。) で表わされるヒドロキシル基含有(メタ)アクリレート
    (A)と不飽和シクロアセタール化合物(B)との反応
    生成物よりなるシクロアセタール環含有(メタ)アクリ
    レートプレポリマー( I )を必須成分として含んでな
    るシクロアセタール環含有硬化性樹脂組成物。 5、不飽和シクロアセタール化合物(B)がジアリリデ
    ンペンタエリスリトールである請求項4記載のシクロア
    セタール環含有硬化性樹脂組成物。 6、シクロアセタール環含有(メタ)アクリレートプレ
    ポリマー( I )が一般式〔2〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔2〕 (ただし式中、R^1は水素原子またはメチル基、R^
    2は炭素数2〜6の二価の炭化水素基、R^3は炭素数
    4〜7の二価の炭化水素基、mおよびnはそれぞれ独立
    して1〜5の整数である。) で表わされるプレポリマーである請求項4記載のシクロ
    アセタール環含有硬化性樹脂組成物。
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