JPH01113A - メラミン環含有硬化性樹脂組成物 - Google Patents

メラミン環含有硬化性樹脂組成物

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JPH01113A
JPH01113A JP62-153509A JP15350987A JPH01113A JP H01113 A JPH01113 A JP H01113A JP 15350987 A JP15350987 A JP 15350987A JP H01113 A JPH01113 A JP H01113A
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福地 修三
繁 山口
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株式会社日本触媒
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はメラミン環含有硬化性樹脂組成物に関する。更
に詳しくは、その硬化物が硬度、可撓性。
耐薬品性等の諸物性に優れていることによシ、種種の用
途に有用なメラミン環含有硬化性樹脂組成物に関するも
のである。
〔従来の技術〕
分子中にメラミン環を持ったアクリル系モノマーがいく
つか知られている。例えばヒドロキシアルキルアクリレ
ートとメチロールメラオンまたはアルコキシメチルメラ
ミンとの縮合反応によりメラミン環含有アクリレートが
得られることが知られている。しかしながら、これまで
公知のメラミン環含有アクリレートの硬化物は強靭さや
硬度等において優れた物性を有することが知られている
が、非常に脆くて、柔軟性に欠けるという欠点がある。
従って、メラミン環の強靭さおよび硬度等の特徴を保持
しつつ、しかも除さが無く、しかも柔軟性のあるメラミ
ン環含有硬化性樹脂組成物が望まれている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは上記事情に鑑み種々検討した結果、本発明
に到達した。従って、本発明の目的は種々の用途に利用
され得るメラミン環含有硬化性樹脂組成物を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕°Tなわち
本発明は、 一般式〔1〕 (ただし式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は
炭素数2〜6の直鎖または分岐アルキレン、R3は炭素
数4〜7の直鎖アルキレン、mおよびnはそれぞれ独立
して1〜5の整数である。)で表わさnるヒドロキシル
基含有(メタ)アクリレ−) (A)、少なくとも3個
のメチロールま九はアルコキシメチル基を有するメラミ
ン(Blおよび要すれば前記一般式〔1〕で表わされる
ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレート(A)以外の
ヒドロキシル基含有有機化合物(C1の縮合反応生成物
よりなるメラミン環含有(メタ)アクリレートプレポリ
マーCI)及びエチレン性不飽和単量体(■)を必須成
分として含んでなるメラミン環含有硬化性樹脂組成物に
関するものである。
更に簡潔に説明すると、本発明は特定のヒドロキシル基
含有(メタ)アクリレ−) (A)を原料とするメラミ
ン環含有(メタ)アクリレートプレポリマー(1)及び
エチレン性不飽和単量体(It)を必須成分として含ん
でなるメラミン環含有硬化性樹脂組成物に関するもので
ある。
本発明で用いる前記一般式〔1〕で表わさnるヒドロキ
シル基含有(メタ)アクリレート(A)は、ヒドロキシ
アルキル(メタ)アクリレートまたはポリアルキレング
リコールモノ(メタ)アクリレートにラクトン類を公知
の方法、例えば特開昭61−112046号の方法、を
用いて開環付加反応させることKより製造することがで
きる。ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの例と
しては、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエ
チルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、
ヒドロキシエチルアクリレート等が挙げられる。またポ
リアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレートの例
としては、ジエチレングリコールモノアクリレート、ト
リプロビレングリコールモノアクリレート、ジエチレン
グリコールモノメタクリレート、トリプロピレングリコ
ールモノメタクリレート等が挙げられる。開環付加反応
させるラクトン類の例としては、δ−バレロラクトン、
ε−カグプロクトン等が挙げられる。
本発明で用いる、少なくとも3個のメチロール基または
アルコキシメチル基を有するメラミン(IIとしては、
メラミンとホルムアルデヒドを反応させて得られるメチ
ロールメラミン(Bl)、または該メチロールメラミン
(B1)をメタノール、エタノール、ブタノール等のア
ルコールと反応させることにより得られるアルコキシメ
チルメラミン(B2)、あるいはメラミン、ホルムアル
デヒドおよびアルコールを反応させることKより得られ
るアルコキシメチルメラミン(B3)等がある。
少なくとも3個のメチロール基またはアルコキシメチル
基を有するメラミン(B)の具体例としては一般式〔2
〕 R\/R5 (式中、R4−R9のうち少なくとも3個はCH20R
であり、その他はHである。ただし上記のRはHまたは
炭素数1〜4のアルキル基である。)で表わされるメラ
ミン化合物または一般式〔3〕(ただし式中、R4−R
8は前記一般式〔2〕の場合と同じである。) で表わされるメラミン化合物の2量体、あるいは3量体
以上の縮合物およびこれらの混合物がある。
具体的にはメトキシメチルメラミンやブトキシメチルメ
ラミンのようなアルコキシメチルメラミンが挙ケラれ、
特にヘキサメトキシメチルメラミンが好適に用いられる
さらに、アルコキシメチルベンゾグアナミンとの混合物
あるいは共縮合物も用いることができる。
本発明で必要により使用するヒドロキシル基含有有機化
合物(C)としては、前記のヒドロキシル基含有(メタ
)アクリレート(4)以外の少なくとも1個のとドロΦ
シル基を含有する有機化合物ならば特に制限なく使用で
きる。ヒト90キシル基含有有機化合物(C)を例示す
れば、メタノール、エタノール等の脂肪族−価アルコー
ル類;エチレングリコールモノメチルエーテルのような
アルキレングリコールモノアルキルエーテル類;ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、1.4−ブタンジオールモノ(
メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ
)アクリレートのような不飽和酸部分エステル化物類;
エチレングリコール、トリエチレングリコール、?リエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、ヘキサンジオール、グリセリン、トリ
メチロールプロパン、エチレンオキシド付加ビスフェノ
ールA、)リス(2−ヒドロキシエチル)インシアヌレ
ート等の多価アルコール類等が挙げられる。
前記一般式〔1〕で表わされるヒドロキシル基含有(メ
タ)アクリレート(4)、少なくとも3個のメチロール
基またはアルコキシメチル基を有するメラミン(Blお
よび要すれば前記一般式(1)で表わされるヒドロキシ
ル基含有(メタ)アクリレート以外のヒドロキシル基含
有有機化合物(C1を反応させることにより、本発明で
使用するメラミン環含有(メタ)アクリレートブレポリ
マ−(1)が得られる。
本発明で使用するメラミン環含有(メタ)アクリレート
ブレポリマー(1)の製造法としては、例えば一般式〔
1〕で表わされるヒドロキシル基含有(メタ)アクリレ
ート(A)と少なくとも3個のメチロール基またはアル
コキシメチル基を有するメラミン(B)との反応、ある
いは一般式〔1〕で表わされるヒドロキシル基含有(メ
タ)アクリレート(4)とヒドロキシル基含有有機化合
物(C)と少なくとも3個のメチロール基またはアルコ
キシメチル基を有するメラミン(B)との反応により製
造できる。これら原料の仕込割合は得ようとするメラミ
ン環含有(メタ)アクリレート1分子中に含有する(メ
タ)アクリロイル基が希望する割合になるように選べば
よい。メラミン環含有(メタ)アクリレート1分子中に
含有する(メタ)アクリロイル基の割合は、平均1以上
、好ましくは2〜6個含まれるのが好ましいので、原料
の仕込み割合も縮合反応生成物に応じたモル比で仕込め
はよい。
反応温度は30℃〜150℃、好ましくは60℃〜12
0℃である。縮合反応により水またはアルコールが生成
するので、これらを反応系外に除去しながら反応を行な
う反応方法が好ましく、従りて反応を減圧下に行なうこ
ともできる。また生成した水またはアルコールを反応系
外に除去するのを容品にするために、ベンゼン、トルエ
ン等の溶媒の存在下に反応を行なうこともできる。また
原料および反応生成物のビニル基の重合を避けるために
重合防止剤の存在下に反応を行うのが好ましり0重合防
止剤の例としてハイドロキノン、ハイドロキノンモノメ
チルエーテル、メチルハイドロキノン、t−ブチルハイ
ドロキノン、ジ−t−ブチルハイドロキノン、t−ブチ
ルカテコール、フェノチアジン等が挙げられる。その使
用量は通常、原料に対してo、oos〜1重量係である
縮合反応を促進するために公知の酸化触媒、例えば硫酸
、塩酸、リン酸等の鉱酸;メタンスルホン酸、ノIラド
ルエンスルホン酸等の有機酸;リンタングステン酸、ケ
イタングステン酸等のへテロポリ酸;塩化アルミニウム
、塩化スズ等のルイス酸等の存在下に実施することが好
ましい。
本発明のメラミン環含有硬化性樹脂組成物は、前記メラ
ミン環含有(メタ)アクリレートプレポリマー(1)及
びエチレン性不飽和単量体([1を必須成分として含ん
でなる硬化性樹脂組成物である。
エチレン性不飽和単量体(II)としては、例えばスチ
レン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、(メタ
)アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、N−メ
チル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)
アクリルアミド、N−ビニルピロリドン、ジアリルフタ
レート、アリルグリシジルエーテル、(メタ)アクリル
酸、メチル(メタ)アクリレートの如きアルキル(メタ
)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アク
リレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、フェ
ノキシエチル(メタ)アクリレート、ジプロ七プロピル
(メタ)アクリレート、2−ヒト0ロキシエチル(メタ
)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アク
リレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート
、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、1.6−ヘキサンシオール
ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ
)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ
)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ
)アクリレート、トリスヒドロキシエチルイソシアヌレ
ートトリ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド付加
ビスフェノールAジ(メタ)アクリレ−)、水素化ビス
フェノールAジ(メタ)アクリレート、ジエチルアミン
エチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メ
タ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(
メタ)アクリレート、シリコーン(メタ)アクリレート
、アミド(メタ)アクリレート、リン酸(メタ)アクリ
レート、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ
(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート
、カルボキシル基含有(メタ)アクリレートを挙げるこ
とができ、これらは単独でも混合物としても使用できる
。該エチレン性不飽和単量体fn)はメラミン環含有硬
化性樹脂組成物の硬化物の硬度、可撓性、密着性等の物
性を用途に応じて調節するための成分である。これら例
示のエチレン性不飽和単量体(II)の中で、その沸点
が常圧で200℃以上のものを用いるのが好捷しく、多
官能性(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)ア
クリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン
(メタ)アクリレートが特に好筐しい。
本発明のメラミン環含有硬化性樹脂組成物は、前記メラ
ミン環含有(メタ)アクリレートブレ力ソリマ−(り及
びエチレン性不飽和単量体(1)を必須成分として含ん
でなるものであり、これら両成分の使用比率は特だ制限
されるものではないが、硬度、可撓性、耐薬品性等の諸
物性が特に優れた硬化物を得るために、該メラミン環含
有(メタ)アクリレートプレポリマ−(I)/エチレン
性不飽和単量体(II)の比率を5795〜9515 
、より好ましくは20/80〜80/20の範囲とする
ことができる。
本発明のメラミン環含有硬化性樹脂組成物は、紫外線、
電子線、放射線などの活性エネルギー線の照射や加熱に
より容易に硬化して硬度、可撓性、耐薬品性等に優れた
塗膜や成形物を与えるものである。
活性エネルギー線の中でも紫外線の照射による硬化は装
置が簡便である等の理由から最も実用的な硬化手段であ
る。紫外線を照射して硬化させるためには、紫外線の照
射によって重合反応を開始しうる光重合開始剤を加える
必要がある。本発明において使用される光重合開始剤と
しては、例えハヘンゾインエチルエーテル、ペンツイン
イソブチルエーテルなどのベンゾインエーテル類;ジメ
トキシフェニルアセトフェノン、ヒドロキシシクロへキ
シルフェニルケトンなどのベンジルケタール類、ジェト
キシアセトフェノンなどのアセトフェノン類:ベンゾフ
ェノン、ベンジル、2−クロロチオキサントンなどのケ
トン類などを挙げることができ、これらの1種又は2種
以上の混合物を使用する事ができる。これら光重合開始
剤の使用量は、メラミン環含有(メタ)アクリレートプ
レポリマ−(I)とエチレン性不飽和単量体(II)の
合計量に対してO〜10重量憾、より好ましくは0.1
〜6重量係とするのが好適である。光重合開始剤の使用
量が10’t!:4を超える多量の場合は、塗膜の耐候
性が低下するので好ましくない。
加熱により硬化させる場合には、通常のラジカル重合開
始剤、例えばベンゾイルパーオキシP、メチルエチルケ
トンパーオキシド、ラウロイルノーオキシド、シクロへ
キサノンノーオキシド、t−フチルハイドロノe−オキ
シド、ジ−t−ブチルパーオキシド、ジ−t−アミルパ
ーオキシド・ジクミルパーオキシド、t−ブチルパーベ
ンゾエート、アゾビスイソブチロニトリル等を用いるこ
とができ、必要に応じてラジカル重合促進剤、例えば有
機金属塩や有機アミン類などを併用することができる。
本発明のメラミン環含有硬化性樹脂組成物は更に必要に
応じて公知の紫外線吸収剤、酸化防止剤、可塑剤、レベ
リング剤、消泡剤、帯電防止剤、有も 機もしくは無機の充填剤、顔料、着色→等の添加剤が適
宜含まれていてもよい。
〔発明の効果〕
このように調製された本発明のメラミン環含有硬化性樹
脂組成物は、メラミン環の強靭さおよび硬度等の特徴を
保持しつつ、しかも脆さが改善された物性を有する。し
かも、本発明のメラミン環含有硬化性樹脂組成物は、エ
チレン性不飽和単量体(n)を必須成分として含有する
ため、メラミン環含有(メタ)アクリレートプレポリマ
ー(Il単独の場合とくらべて、硬化物の硬度、可撓性
、密着性等の物性を用途に応じて任意に適合させること
ができる。
従って、上記メラミン環含有(メタ)アクリレートプレ
ポリマ−(1)及びエチレン性不飽和単量体(n)を必
須成分として含んでなる本発明のメラミン環含有硬化性
樹脂組成物は、活性エネルギー線や加熱等により容易に
硬化して硬度、可撓性、耐薬品性等に優れた塗膜や成形
物を与えるために、例えば金属、プラスチック、木材、
無機多孔質基材等の保護や美観を目的としたコーティン
グ剤、インキ、接着剤、レジスト、封止剤、成形材料等
の広い用途に好適に使用できるものである。
〔実施例〕
次に本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
の例によって限定されるものではない。
なお、例中の部は重量部である。
参考例1 温度計、揄拌機を備えた反応容器忙、2−ヒドロキシエ
チルアクリレ−)232部、!−カプロラクトン228
部、重合防止剤としてノ・イドロキノンモノメチルエー
テル0.23部、触媒として12−タンダストケイ酸2
.3部を仕込んだ後、40℃に5時間保持することによ
り、無色透明液体の反応生成物(以下ヒドロキシル基含
有アクリレート(1)と呼ぶ。)を得た。反応生成物は
下記構造のヒドロキシル基含有アクリレートであった。
温度計、攪拌機および留出管を備えた反応容器に、上記
の方法で得たヒドロキシル基含有アクリレート(1)1
38部、ヘキサメトキシメチルメラミン(三和ケミカル
■製、商品名工カラツクMW−30M)39部および重
合防止剤としてハイドロキノンモノメチルエーテルo、
os部を仕込み、反応温度90℃、反応圧力300m+
mHgで反応させた。
反応の進行はメタノールの留出量を測定するととKより
追跡した。6時間の反応でメタノール16,3部が留出
した。こうして無色透明液体の反応生成物(以下メラミ
ン環含有アクリレートプレポリマー(1)と呼ぶ。)1
58部が得られた。反応生成物はGPC分析、留出メタ
ノール量およびIR分析から、ヒPo5−シル基含有ア
クリレート(1)とへキサメトキシメチルメラミンとの
縮合反応生成物であることがわかった。
参考例2 温度計、攪拌機を備えた反応容器に、2−ヒドロキシゾ
ロビルアクリレート260部、ε−カプロラクトン45
6部、重合防止剤としてハイド0ロキノンモノメチルエ
ーテル0.36部、触媒として12−タングストリン酸
3,6部を仕込んだ後、45℃に6時間保持することに
より、無色透明液体の反応生成物(以下ヒドロキシル基
含有アクリレート(2)と呼ぶ。)を得た。反応生成物
は下記構造のヒドロキシル基含有アクリレートであった
温度計、攪拌機および留出管を備えた反応容器K、上記
の方法で得たヒドロキシル基含有アクリレート(2) 
215部、ヘキサメトキシメチルメラミン(三和ケミカ
ル■製、商品名工カラツクMW−30M)39部および
重合防止剤としてハイドロキノンモノメチルエーテル0
.08部を仕込み、反応温度100℃、反応圧力400
 m5aHKで5時間反応させることにより、メタノー
ル16部が留出した。
こうして無色透明液体の反応生成物(以下メラミン環含
有アクリレートプレポリマー(2)と呼ぶ。)236部
が得られた。反応生成物はGPC分析、留出メタノール
量およびIR分析から、ヒドロキシル基含有アクリレー
ト(2)とへキサメトキシメチルメラミンとの縮合反応
生成物であることがわかった。
参考例3 温度計、攪拌機および留出管を備えた反応容器に、2−
ヒドロキシエチルアクリレート210部、ヘキサメトキ
シメチルメラミン(商品名工カラツクMW−30M) 
 117部、重合防止剤としてハイドロキノンモノメチ
ルエーテル0.1部、触媒としてツクラドルエンスルホ
ン酸2.1部を仕込み、反応温度90℃、反応圧力30
0 mmHgで6時間反応させることにより、メタノー
ル51部が留出した。こうして無色透明液体の反応生成
物(以下、比較用メラミン環含有アクリレートプレポリ
マー(1)と呼ぶ。)276部が得られた。反応生成物
はGPC分析、留出メタノール量およびIR分析からヒ
ドロキシエチルアクリレートとへキサメトキシメチルメ
ラミンとの縮合反応生成物であることがわかった。
参考例4 温度計、攪拌機および還流冷却器を備えた反応容器に、
エポキシ当量190のビスフェノールA型エボギシ樹脂
(油化シェルエポキシ■製、商品名工ピコ−)828)
190部、アクリル酸72部、ハイrロキノンモノメチ
ル二一7−ルQ、1 ss、)リエチルアミン0.5部
を仕込み、100℃で6時間反応させることにより、酸
価3.1の透明粘稠液体の反応生成物(以下エポキシア
クリレート(1)と呼ぶ。)を得た。
実施例1〜2 参考例1および2で得られたメラミン環含有アクリレー
トプレポリマー(1)および(2)のそれぞれ30部に
参考例4で得られたエポキシアクリレート(1)70部
およびベンジルジメチルケタール(チバがイギー社製、
イルガキエアー651)2部を加え、本発明の硬化性樹
脂組成物(1)および(2)を調製した。
得られた硬化性樹脂組成物(1)および(2)のそれぞ
れを鋼板パネル上[15μの厚さに塗布し、80W/α
の高圧水銀灯を用い10cmの高さの距離からコンベア
速度6m/分で該)4ネルを移動させながら照射させた
ところ、いずれも1回の照射でタンクフリーの硬化塗膜
が得られた。得られた硬化塗膜の性能を第1表に示した
比較例1 実施例1において、メラミン環含有アクリレートプレd
? IJママ−1)の代わりに、参考例3で得られた比
較用メラミン環含有アクリレートプレポリマー(1)を
用いた以外は実施例1と同じ操作をくり返して比較用の
硬化性樹脂組成物(1)を調製した。得られた比較用硬
化性樹脂組成物(1)を用いて、実施例1と同様の方法
で塗布膜の硬化性をしらべたところ、1回の照射でタッ
クフリーの硬化塗膜が得られた。得られた硬化塗膜の性
能を第1表に示した。
実施例3〜4 参考例1および2で得られたメラミン環含有アクリレー
トプレポリマー(1)および(2)のそれぞれ45部て
、参考例4で得られたエポキシアクリレート(1135
部、トリプロピレングリコールジアクリレート20部お
よびベンジルジメチルケタール(商品名イルガキエア−
651) 2部を加え、本発明の硬化性樹脂組成物(3
)オよび(4)を調製した。得られた硬化性樹脂組成物
(3)および(4)のそれぞれを銅板パネル上に15μ
の厚さに塗布し、80W/mの高圧水銀灯を用い10α
の高さの距離からコンベア速度2m/分で該、41ネル
を移動させながら照射させたところ、いずれも1回の照
射でタックフリーの硬化塗膜が得られた。得られた硬化
塗膜の性能を第1表に示した。
比較例2 実施例3において、メラミン環含有アクリレートプレポ
リマ−(1)の代わりに、参考例3で得られた比較用メ
ラミン環含有アクリレートプレポリマ−(1)を用いた
以外は実施例3と同じ操作をくり返して、比較用の硬化
性樹脂組成物(2)を調製した。
得られた比較用硬化性樹脂組成物(2)を用いて、実施
例3と同様の方法で塗布膜の硬化性をしらべたところ、
1回の照射でタックフリーの硬化塗膜が得られた。得ら
れた硬化塗膜の性能を第1表に示した。
実施例5 参考例1で得られたメラミン環含有アクリレートプレポ
リマー(1)30部、参考例4で得られたエポキシアク
リレ−) (1) 40部、1.6−ヘキサンジオール
ジアクリレート20部、フェノキシエチルアクリレート
10部および過酸化ベンゾイル1部を加え、本発明の硬
化性樹脂組成物(5)を調製した。
得られた硬化性樹脂組成物(5)を、鋼板パネル上に2
5μの厚さに塗布したのち、80℃で30分間加熱した
ところ、タックフリーの硬化塗膜が得られた。
特許出願人  日本触媒化学工業株式会社手続補正書(
自発) 昭和63年1月22日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 1、事件の表示 昭和62年特許願第153509号 2、発明の名称 メラミン環含有硬化性樹脂組成物 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪府大阪市東区高麗橋5丁目1番地 〒−108 東京都港区三田3丁目11番36号 4、補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄及び 発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 (1)特許請求の範囲を別紙のとおり訂正する。
(2)明細書第3頁12行の 」 と訂正する。
(別紙) 補正特許請求の範囲 [1,一般式〔1〕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式〔1〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔1〕 (ただし式中、R^1は水素原子またはメチル基、R^
    2は炭素数2〜6の直鎖または分岐アルキレン、R^3
    は炭素数4〜7の直鎖アルキレン、mおよびnはそれぞ
    れ独立して1〜5の整数である。)で表わされるヒドロ
    キシル基含有(メタ)アクリレート(A)、少なくとも
    3個のメチロールまたはアルコキシメチル基を有するメ
    ラミン(B)および要すれば前記一般式〔1〕で表わさ
    れるヒドロキシル基含有(メタ)アクリレート(A)以
    外のヒドロキシル基含有有機化合物(C)の縮合反応生
    成物よりなるメラミン環含有(メタ)アクリレートプレ
    ポリマー( I )及びエチレン性不飽和単量体(II)を
    必須成分として含んでなるメラミン環含有硬化性樹脂組
    成物。
JP62-153509A 1987-06-22 メラミン環含有硬化性樹脂組成物 Pending JPH01113A (ja)

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JP62-153509A JPH01113A (ja) 1987-06-22 メラミン環含有硬化性樹脂組成物

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