JPH01150678A - 脆弱繊維束の解舒合糸装置 - Google Patents

脆弱繊維束の解舒合糸装置

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Publication number
JPH01150678A
JPH01150678A JP30578087A JP30578087A JPH01150678A JP H01150678 A JPH01150678 A JP H01150678A JP 30578087 A JP30578087 A JP 30578087A JP 30578087 A JP30578087 A JP 30578087A JP H01150678 A JPH01150678 A JP H01150678A
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JP
Japan
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bobbin
fiber bundle
doubling
unwinding
pitch
Prior art date
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Pending
Application number
JP30578087A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Fukuda
孝之 福田
Kikuji Komine
小峰 喜久治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Toa Nenryo Kogyyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Toa Nenryo Kogyyo KK filed Critical Toa Nenryo Kogyyo KK
Priority to JP30578087A priority Critical patent/JPH01150678A/ja
Publication of JPH01150678A publication Critical patent/JPH01150678A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/026Doubling winders, i.e. for winding two or more parallel yarns on a bobbin, e.g. in preparation for twisting or weaving
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments
    • B65H2701/314Carbon fibres

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Inorganic Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ・        1 本発明は、一般にはボビンに巻取られた脆弱繊維束の解
舒合糸装置に関するものであり、特に脆弱繊維束として
は、ピッチ系炭素繊維の前駆体繊維束である炭素質ピッ
チを紡糸して得られるピッチ繊維束、ポリカルボシラン
を紡糸して得られるポリカルボシラン繊維束、又はノボ
ラック樹脂を紡糸して得られるノボラック繊維束等を挙
げることかできる。以後、本明細書では炭素in、*の
前駆体#a維束であるピッチ繊維束について本発明を説
明するが、上述のように本発明はこれに限定されるもの
ではない。
′・  の  ′−び U  屯 石油系ピッチ、石炭系ピッチ等の炭素質ピッチから製造
されるピッチ系炭素m維は、現在最も多量に製造されて
いるレーヨン系やPAN系の炭素繊維に比較して炭化収
率が高く、りi性率等の物理的特性も優れており、更に
低コストにて製造し得るという利点を有しているために
近年注目を浴びている。
現在、ピッチ系炭素繊維は、 (1)石油系ピッチ、石炭系ピー2千等から炭素繊維に
適した炭素質ピッチを調製し、該炭素質ピッチを加熱溶
融して紡糸機にて紡糸し、集束してピ・ンチ繊維束を製
造し。
(2)前記ピッチ繊維束を不融化炉にて酸化性雰囲気下
にて300〜350℃に加熱して不融化L 、 (3)次いで、不融化された繊維を炭化炉にて不活性雰
囲気下にて、500〜1000℃にて予備炭化し、 (4)その後1000〜2000℃まで加熱して炭化す
るか、更には3000℃まで加熱して黒鉛化すること、 により製造されている。
しかしながら、紡糸機にて紡糸し、集束された炭素繊維
の前駆体繊維である不融化前のピッチ繊維は極めて脆く
、例えば引張強度がO,0IGPa程度と小さいために
、従来の上記製造方法及び製造装装置にては、連続した
フィラメント状の不融化m維を製造することが極めて困
難であった。
このような従来の炭素繊維の製造において発生する問題
、特に不融化前のピッチm維が脆弱であることに起因す
る様々な弊害は、紡糸されたピッチ繊維を集束して一旦
ボビンに巻取り、次いで解舒液を付与しながら複数のボ
ビンを同時に解舒し、解舒された複数本のピッチ繊維束
糸条に、必要に応じてF#熱性油剤を付与しながら合糸
し、該合糸した繊維束を不融化処理するといった工程を
取ることにより大幅に改善された。つまり、このように
、合糸された繊維束は引張強度が極めて著しく増大し、
取扱性が著しく向上する。
現在、斯る解舒合糸工程を連続的に行なう装置はなく、
解舒及び合糸が個別になされており、作業効率が悪いの
みならず、作業時にピッチ繊維束の切断、又は繊維束表
面の損傷及び毛羽だちが頻繁に発生し、−度に多量の繊
維束を連続的に解舒合糸し、更には引続いて不融化し、
予4ft炭化、炭化、黒鉛化を行ない、外観上も優れた
連続フィラメント状の高強“度、高弾性率の炭素繊維を
生産性良く製造することか困難か、不可能であった。
本発明は、上記解舒合糸を連続的に極めて良好に実施す
るための解舒合糸装置に関するものである。
魚」LΩ」LD 本発明の目的は、脆弱繊維束のボビンからの解舒及び合
糸を連続的に11つ自動的に行ない、脆弱繊維束の切断
、又は繊維束表面の損傷及び毛羽だちの発生を防止する
ことのできる脆弱繊維束の解舒合糸装置を提供すること
である。
本発明の他の目的は、脆弱繊維の装置への初期設定を容
易とし、断糸の恐れを最小限とし操作性を飛躍的に向上
せしめた脆弱繊維束の解舒合糸装置を提供することであ
る。
本発明の他の目的は、特に、ピッチ系炭素繊維の前駆体
ram束であるピッチ繊維束を切断又は毛羽だちを起す
ことなく効率よく解舒合糸し、引続き一度に多量の繊維
束を連続的に不融化し、更には予#il炭化、炭化、黒
鉛化を行ない、外観上も優れた連続フィラメント状の高
強度、高弾性率の炭素繊維を生産性良く製造し得る、ピ
ッチ繊維束の解舒合糸装置を提供することである。
。 占  ・   ための 上記諸口的は本発明に係る脆弱繊維束の解舒合糸?を置
にて達成される。要約すれば本発明は、脆弱繊維束が巻
取られた複数個のボビン及び各ボビンを駆動するための
駆動手段を有したボビンスタンドと、各ボビンに解舒液
を付与する解舒液供給手段と、前記各ボビンから解舒さ
れた脆弱繊維束を合糸する合糸装置と、前記合糸装置に
て合糸された脆弱繊維束を巻取るボビン及び該ボビンを
駆動する駆動手段を有した巻取り装置と、前記ボビンス
タンドと合糸装置との間に設けられ、該ボビンスタンド
から合糸装置に供給される脆弱繊維束の張力を検知する
ダンサ一方式の張力検知装置と、前記張力検知装置から
の信号に応じて少なくとも前記ボビンスタンドのボビン
の駆動手段を制御するための制御装置とを具備すること
を特徴とする脆弱繊維の解舒合糸装置である。制御装置
は、好ましくは、巻取り装置のボビンの駆動手段を一定
の回転数に制御し、張力検知装置は、ボビンスタンドに
隣接した初期設定位置と、合糸装置に隣接した作動位置
との間を移動し得る構造とされる。
実jL例 以ド、本発明に係る脆弱繊維束の解舒合糸装置をピッチ
繊維束の解舒合糸に関連して更に詳しく説明する。
第1図及び第2図を参照すると、本発明の解が合糸装置
の一実施例が示される0本実施例では、解舒合糸装置l
は、ピッチ繊維束2が巻取られた複数個の、本実施例で
は6個のボビン4を担持したボビンスタンド6と、各ボ
ビン4から解舒されたピッチ繊維束を合糸する合糸装置
8と、合糸装置8にて合糸されたピッチ繊維束10を巻
取るボビン12を有した巻取り装置14と、前記ボビン
スタンド6と合糸装置8との間に設けられ、ボビンスタ
ンド6から合糸装置8に供給されるピッチ繊維束の張力
を検知するダンサ一方式の張力検知装置16とを有する
更に説明すると、フレーム構造体18にて形成されたボ
ビンスタンド6には1例えば周知の直径100〜500
mmの円筒型ボビン4が6個回転自在に担持され、各ボ
ビン4は電動モータの如き駆動手段Mlにて駆動回転さ
れる。該ボビン4には、石油系ピッチ、石炭系ピッチ等
の炭素繊維の製造に適した炭素質ピッチを加熱溶融して
1〜2000本、好ましくは50〜1000本のフィラ
メントを紡糸し、集束剤を付与しながら集束された炭素
繊維束糸条2が巻取られている。
集束剤としては、例えば水;エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール、n−プロピルアルコール、ブチルア
ルコール等のアルコール類:又は粘度0.6〜1ooo
cst (25℃)のジメチルポリシロキサン、アルキ
ルフェニルポリシロキサン等を、低沸点のシリコーン油
(ポリシロキサン)又はパラフィン油等の溶剤で稀釈し
たもの、又は乳化剤を入れて水に分散させたもの;同様
にグラファイト又はポリエチレングリコールやヒンダー
ドエステル類を分散させたもの;界面活性剤を水で稀釈
したちの;その他通常の繊維、例えばポリエステル繊維
に使用される各種油剤の内ピッチ繊維を犯さないもの、
から選択された一種又は複数種を混合したものが使用さ
れる。
集束剤のピッチ繊維への付与量は、通常0.01〜10
重量%とされるが、特に0.05〜5重量%が好ましい
又、ボビンスタンド6には各ボビン4に巻取られたピッ
チ繊維束を解舒する際に該ピッチ繊維束2に解舒液を付
与するための解舒液供給手段20が設けられる。解舒液
供給手段20は、第3図をも参照するとよりよく理解さ
れるように、各ボビン4に対応して配置された解舒液皿
22を有し、該皿22内には解舒液(L)が収容される
。容器22は、本実施例では担持部材24にて連結して
担持されており、該担持部材24を油圧装置(図示せず
)等により上下方向に移動せしめることにより、各ボビ
ン4のピッチ繊維束2への皿22内の解舒液りの供給が
制御される。諸肌22へは適宜、補給装置(図示せず)
により解舒液が補給される構成とすることもでき、後で
説明するように、解舒液を所定温度に維持するために加
熱手段、例えばシースヒータH(第3図)等を付設する
ことが好ましい。
解舒液は上記集束剤と同様のものが使用されるが、例え
ば水;エチルアルコール、イソプロピルアルコール、n
−プロピルアルコール、ブチルアルコール等のアルコー
ルM;粘度3〜300cst(25℃)のジメチルポリ
シロキサン、アルキルフェニルポリシロキサン等を、低
沸点のシリコーン油(ポリシロキサン)又はパラフィン
油等の溶剤で稀釈したもの、又は乳化剤を入れて水に分
散させたちの一同様にグラファイト又はポリエチレング
リコールやヒンダードエステル類を分散させたちの:界
面活性剤を水で稀釈したちの;その他通常の繊維、例え
ばポリエステル繊維に使用される各種油剤の内ピッチ繊
維を犯さないもの、から選択された一種又は複数種を混
合したものとされる。
解舒液は、ピッチ繊維(フィラメント)間又はピッチ繊
維束間の膠着の度合、繊維束の伸縮等による繊維束間の
食い込み程度により適宜選択される。ボビン4上のピッ
チ繊維束2を解舒する場合には、繊維束間の膠着の度合
も少なく、mm東間の食い込み程度も少ないので、通常
は水が使用され、フィラメント間及び繊維京間の分繊が
不十分な場合には25〜99°Cの温水が使用される。
ピッチ繊維束2への解舒液の付与には、通常0.01〜
10重量%とされるが、特に0.05〜5重量%が好ま
しい。
上述のようにしてボビン4に巻取られた多数のフィラメ
ントから成るピッチm雄束糸条2は、例えば2〜50個
の、本実施例では6個のボビン4を同時に解舒し、後で
詳しくは説明するダンサ−方式の張力検知装置16を介
して合糸装218へと送給され、2〜50本の、本実施
例では6木の糸条を合束(合糸)し、100〜tooo
oo木、好ましくは500〜5000本のフィラメント
からピッチ繊維束が製造され1巻取り装置14にて他の
ボビン12に巻取られる。
本実施例にて、合糸装置8は、フレーム構造体30と、
該フレーム構造体30に固設された支持板32とを有し
、該支持板32には糸条2の進行方向に糸条を中心とし
て互い違いに対向して配置された4個の合糸ローラ36
から成る合糸手段34を有する0本実施例にて合糸手段
34は合糸装置8に3組設けられ、中央部の合糸手段3
4が使用されているが、例えば6個のボビンからの6木
の糸条を上下3木づつに分け、各3本の糸条を心束(合
糸)し、2本ピッチ繊維束を製造する場合には上、下の
合糸手段34が使用されるであろう。
各合糸ローラ36は同様の構成とされ、第4図に図示さ
れる構造とされる。つまり5合糸ローラ36は各部の肉
厚がimm程度とされる軽量材料、例えばアルミニウム
等で形成された薄肉構造とされ、薄肉フランジ38と、
その外周部に環状に形成され断面が概略7字状とされた
合糸溝部40と、薄肉7ランジ38の内周部に設けられ
たボス部42とを有する。フランジ38には軽量とする
ために適当に肉抜き用の孔38aが複数個形成される。
、該ボス部42には軸受44が形成され。
支持板32に植設された軸46に回転自在に取付けられ
る。合糸ローラ36は環状合糸溝部40の最小直径(D
)が20〜100mm、本実施例では40mm程度とさ
れ、溝部の角度θは概略100〜175度とされるのが
好ましく、本実施例では130度とされる。
ローラ36は、本実施例では鏡面仕上のアルミニウム製
ローラとされるが、他に、梨地仕上のローラ、テフロン
コートしたローラ、黒鉛製のローラも使用することがで
きる。
又、各合糸ローラ36の上方にはローラ36を水又は油
剤の如き加湿液にて加湿するために、該加湿液を合糸ロ
ーラ36へと滴下する加湿液供給手段48が設けられる
。水量外の加湿液用油剤としては、例えば解舒液として
使用したものと同じものを使用してもよい。
更に第5図に図示されるように、合糸装置に耐熱性の油
剤を付与するための油剤付与手段50を設けることがで
きる。油剤付与手段50は任意の構造とすることができ
るが、本実施例では油剤を収容した油剤皿52と、該油
剤皿へとピッチ繊維束を案内する案内ローラ54とを有
している。油剤としては、例えばアルキルフェニルポリ
シロキサン等のような耐熱性油剤油剤が好適である。
巻取り装置14は、フレーム構造体6oを有し、本実施
例では3個のボビン12が設けられ、本実施例では中央
部のボビンが使用されている。
該ホビン12は、例えば周知の直径100〜500mm
の円筒型ボビンとされ、フレーム構造体60に回転自在
に担持され、電動モータの如き駆動手段M2にてベルト
手段Bを介して駆動回転される。このとき、ボビン12
は、当業者には周知のトラバース機構(図示せず)にて
回転軸方向にトラバース可能の構成されるのが好ましい
本発明に従えば、ボビンスタンド6と合糸装置8との間
にダンサ一方式の張力検知?t2i16が配置され、ボ
ビンスタンド6から合糸装置8に供給されるピッチ繊維
束2の張力を検知する。張力検知装置はフレーム構造体
70と、該フレーム構造体70に固設された支持板72
とを有する。支持板72にはボビンスタンドのボビン4
からのピッチ繊維束糸条を合糸装置へと案内する二つの
案内ローラ76と、該案内ローラ76の間に配設され、
糸条に付与された張力を検知するためのダンサ−78と
を備えたダンサ−手段74が設けられる。案内a−ラフ
6はアルミニウム、黒鉛、炭素繊維強化黒鉛材等にて作
製され、又ローラの表面は繊維束糸条との接触面積を低
減するために梨地処理することも可能である。ダンサ−
手段74は、ボビンスタンド6から送給されるピッチ繊
維束の数、つまりボビン4の数に対応して1本実施例で
は6組設けられる。
ダンサ−78は、第6図及び第7図に図示されるように
、薄板7−ム80を有する。該薄板アーム80は厚さ2
mm程度の軽量材料、例えばアルミニウム又は炭素繊維
強化樹脂板等にて形成され、支持板72に軸受80にて
回転自在に支持された回転中心軸82に固定される。薄
板アーム80の一端には1本実施例では軸84が植設さ
れ、該軸84にダンサ−ローラ86が回転自在に取付け
られる。ダンサ−ローラ86はアルミニウム、黒鉛、炭
素繊維強化黒鉛材等にて作製され、又ローラの表面は繊
維束糸条との接触面積を低減するために梨地処理するこ
とも可能である。一方、薄板アーム80の他端には、バ
ランスウェイト88が摺動自在に取付けられる。該バラ
ンスウェイト88は薄板アーム80に摩擦嵌合して取付
けることもできるが、適当な止めねじ(図示せず)にて
適当な位置に固定するようにしてもよい、前記回転中心
軸82には該ダンサ−78の回転角度又は回転量を計測
するための小型で精密なボテンシゴメータ又は作動トラ
ンス等(図示せず)が当業者には周知の方法にて接続さ
れる。上記構成のダンサ−78は極めて軽量構造とされ
、張力検知に際しても直線性がよく、ピッチ繊維束の張
力の変動を敞感に検知し、それにより張力の変動による
ピッチ繊維束の断糸及び毛羽だち等を効率よく防止する
ことが可能である。
又、第1図及び第6図に図示されるように、各案内ロー
ラ76及びダンサ−ローラ86の上方にはローラ76.
86を水又は油剤の如き加湿液にて加湿し、脆弱繊維束
が各ローラとの摩擦にて断糸するのを防止し、且つ繊維
束の集束性を向上せしめるために、該加湿液を各ローラ
へと滴下する加湿液供給手段75が設けられる。水以外
の加湿液用油剤としては、例えば解舒液として使用した
ものと同じものを使用してもよい。
本発明に従えば、前記張力検知装置からの信号は制御装
置(図示せず)に送信され、ダンサ−78の回転量、つ
まりピッチ繊維束に付与される張力の変動量に応じて前
記ボビンスタンドのボビン駆動モータMl及び巻取り装
置のボビン駆動モータM2を制御し、常にピッチ繊維束
に付与される張力が一定になるようにする。巻取り装置
のボビン駆動モータM2は制御装置により一定の回転数
にて回転するように制御することも可能である。
上記の方式をとるので、張力が3〜200gの範囲で精
度良く制御することができ、特に脆弱な繊維束の解舒に
好適な5〜50gという低い張力下においても繊維束の
断糸や毛羽立ちがなく解舒操作を行なうことができる。
本発明の好ましい実施態様に従えば、ダンサ−方式の張
力検知装置16は、本実施例に示すように、ボビンスタ
ンドに隣接した初期設定位置(第1図−点鎖線にて図示
する位置)と、合糸装置に隣接した作動位置(第1図実
線にて図示する位置)との間を移動し得る構造とされる
つまり、張力検知装置16のフレーム構造体70は、移
動台フレーム90に固定される。移動台フレーム90は
、第2図及び第8図に図示されるように、コの字形をし
た軸受92を介してレール94上に載置され、該レール
94は両端が支持台96.98に支持されている。又、
支持台96.98の間にはネジ軸100が回転自在に設
けられ、該ネジ軸100は、張力検知装置はフレーム構
造体70の底部に固設されたナツト部102が螺合され
ている。
前記ネジ軸lOOは駆動装置104にて回転可能に構成
されており、従って該ネジ軸lOOを正逆方向に回転さ
せることによりフレーム構造体70、つまり張力検知装
置16はレール94に沿って往復運動され、ボビンスタ
ンド6に隣接した初期設定位置と、合糸装置8に隣接し
た作動位置との間を移動し得る。
上記構成において、先ず、ピッチ繊維束を有したボビン
4がボビンスタンド6に設置されると、張力検知装置1
6は、駆動手段104を作動させることによりボビンス
タンドに隣接した初期設定位置にセットされる。各ボビ
ン4に巻かれたピッチ繊維束糸条2の先端が二つの案内
ローラ76とダンサ−ローラ86に張設され、掛止部材
106に掛止される。全てのピッチ繊維束の張力検知装
置16への初期設定作業が終了すると、次いで、駆動手
段104を作動させることにより張力検知装置16を合
糸装置8に隣接した作動位置へと移動せしめる。
張力検知装置16に先端が掛止されたピッチ繊維束2を
合糸装置8を経由して、lj5取り装置14へと案内し
、ボビン12にその先端を巻付ける。
上記作業により、ピッチm維東の解舒合糸に先立っての
初期セツティングが完了する。
解舒合糸作業が開始されると、解舒液が各ボビン2に付
かされ、加湿液が合糸装置8の各合糸ローラ36にtf
4′Fされ、所望に応じては上述のように合糸装置に設
けられた油剤付グー手段54により油剤が合糸されるピ
ッチ繊維束に付与される。
本発明によれば、ボビン駆動モータMlの回転数及びボ
ビン駆動モータM2の回転数を所定値に1没定すること
により解舒合糸されるピッチ繊維束の張力が所定値に設
定される。もし、ボビン4に巻れたピッチ繊維束2の膠
着状態の変動等により解舒合糸されるピッチ繊維束への
張力が変動すると、ダンサ−にてこの変動が検知され、
制御装置にてボビン駆動モータM1の回転数が制御され
る。解舒に際しての張力は、各ピッチ繊維束2の1フィ
ラメント当り0.001 No、5gとされ、解舒速度
は1−100 m 7分、好ましくは5〜50m/分と
される。
以上の如くにして製造された合糸後のピッチ繊維束10
を有したボビン12は炭素繊維製造ライン(装置)にセ
ットされ、ボビンより解舒されて、或いはボビンに巻き
とられたまま、不融化炉(図示せず)、予4a i’d
化炉(図示せず)、炭化炉(図示せず)へと繊維束が送
給され、不融化処理、予備炭化処理、炭化(黒鉛化)処
理を受け。
炭素繊維(黒鉛繊維)が製造される。
炭素繊維の製造ラインによっては、不融化処理及び予備
炭化処理ごとに不融化繊維束及び予備炭化繊維束をボビ
ンより解舒しそして他のボビンに巻取ることが行なわれ
るが、不融化処理後の繊維束及び予備炭化処理後の繊維
束は未だに十分な強度をイ■しておらず、従って、不融
化繊維束及び予備炭化m1itt東をボビンから解舒す
る際にも本発明が好適に応用される。
上記実施例では、特に脆弱繊維束としては、ピッチ系炭
素m維の前駆体繊維束である炭ii¥:質ピッチを紡糸
して得られるピッチ繊維束、該ピッチ繊維束を不融化処
理後には予備炭化処理して得られる不融化繊維束及び予
備炭化繊維束について説明したが、本発明はこれに限定
されず、ポリカルボシランを紡糸して得られるポリカル
ボシラン繊維束、該カルボシラン繊維束を不融化処理し
て得られる不融化繊維束、ノボラック樹脂を紡糸して得
られるノボラック繊維束等の脆弱繊維束の解舒にも適用
し得る。
更に又、上記実施例においては、ボビンスタンド6は複
数個のボビン4が縦方向に積重ねられた縦型構造とされ
たが、各ボビン4が横方向に、即ち、第1図で紙面手前
側より裏面側へと水平方向に整列された横型構造とする
こともでき、その場合には他の装置も対応して同様に横
方向に配置されることが理解されるであろう。
L且立亘] 本発明に係る脆弱繊維の解舒合糸装置は以上の如くに構
成されるために、脆弱繊維束のボビンからの解舒及び合
糸を連続的に且つ自動的に行なうことができ、1脆弱繊
#n末の切断又は繊維束表面の損傷及び毛羽だちの発生
を防止することができるという特長を有する。
又、本発明の解舒合糸装置は、脆弱繊維の装置への初期
セティングを容易とし、断糸の恐れを最小限とし操作性
を飛躍的に向上せしめ、特に。
ピッチ系炭素繊維の前駆体繊維束であるピッチ繊維束を
切断又は毛羽だちを起すことなく効率よ〈解舒合糸し、
引続き一度に多量の繊維束を連続的に不融化し、更には
予@炭化、炭化、黒鉛化を行ない、外観上も優れた連続
フィラメント状の高強度、高弾性率の炭素amを生産性
良く製造し得るという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る脆弱遷移束の解舒合糸装置の一
実施例の縦断面図である。 第2図は、第1図の装置の平面図である。 第3図は、第1図の線■−■にとった部分断面図である
。 第4図は、合糸ローラの一実施例の断面図である。 第5図は、合糸装置の他の実施例の断面図である。 第6図は、張力検知装置の一実施例の正面図でる。 第7図は、第6図のダンサ−の平面図である。 第8図は、第2図の線IK−IXにとった断面図である
。 l:解舒合糸装置 2.12:ピッチ繊維束 4.12:ボビン 6:ボビンスタンド 8:合糸装置 14:巻取り装置 16:張力検知装置 20:解舒液供給手段 36:合糸ローラ 50:油剤付与手段 74:ダンサ− 86:ダンサ−ローラ 90:移動台 94:レール 100:ネジ軸部 102:ナツト部 z 第4図 第1図 第2図 l 第6図 7ム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)脆弱繊維束が巻取られた複数個のボビン及び該各ボ
    ビンを駆動するための駆動手段を有したボビンスタンド
    と、各ボビンに解舒液を付与する解舒液供給手段と、前
    記各ボビンから解舒された脆弱繊維束を合糸する合糸装
    置と、前記合糸装置にて合糸された脆弱繊維束を巻取る
    ボビン及び該ボビンを駆動する駆動手段を有した巻取り
    装置と、前記ボビンスタンドと合糸装置との間に設けら
    れ、該ボビンスタンドから合糸装置に供給される脆弱繊
    維束の張力を検知するダンサ一方式の張力検知装置と、
    前記張力検知装置からの信号に応じて少なくとも前記ボ
    ビンスタンドのボビンの駆動手段を制御するための制御
    装置とを具備することを特徴とする脆弱繊維束の解舒合
    糸装置。 2)制御装置は、巻取り装置のボビンの駆動手段を一定
    の回転数に制御する特許請求の範囲第1項記載の装置。 3)脆弱繊維束には3g〜200gの張力が付与されて
    成る特許請求の範囲第1項又は第2項記載の装置。 4)脆弱繊維束には5g〜50gの張力が付与されて成
    る特許請求の範囲第3項記載の装置。 5)解舒液供給手段は、解舒液を収容した解舒液皿を有
    して成る特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれかの項
    に記載の装置。 6)解舒液供給手段には、解舒液を加温するための加熱
    手段が設けられて成る特許請求の範囲第5項記載の装置
    。 7)張力検知装置は、ボビンスタンドに隣接した初期設
    定位置と、合糸装置に隣接した作動位置との間を移動し
    得る特許請求の範囲第1項〜第6項のいずれかの項に記
    載の装置。 8)張力検知装置は、ボビンスタンドのボビンからの脆
    弱繊維束を合糸装置へと案内するための二つの案内ロー
    ラと、該案内ローラの間に配設され、脆弱繊維束の張力
    を検知するためのダンサーとを備えたダンサー手段を有
    し、前記ダンサーは薄板の揺動アームと、該揺動アーム
    の一端に回転自在に設けられたダンサーローラと、該揺
    動アームの他端に摺動自在に設けられたバランスウェイ
    トとを備えて成る特許請求の範囲第7項記載の装置。 9)張力検知装置は、各案内ローラ及びダンサーローラ
    に加湿液を付与する加湿液供給手段を有して成る特許請
    求の範囲第8項記載の装置。 10)合糸装置は、合糸される脆弱繊維束に油剤を付与
    する油剤付与手段を有して成る特許請求の範囲第1項〜
    第9項のいずれかの項に記載の装置。 11)合糸装置は、互い違いに対向して配置された複数
    の合糸ローラと、該合糸ローラを加湿するために加湿液
    を該合糸ローラへと滴下する加湿液供給手段とを有して
    成る特許請求の範囲第1項〜第10項のいずれかの項に
    記載の装置。 12)脆弱繊維束は、ピッチ系炭素繊維の前駆体繊維束
    である炭素質ピッチを紡糸して得られるピッチ繊維束、
    該ピッチ繊維束を不融化処理更には予備炭化処理して得
    られる不融化繊維束及び予備炭化繊維束、又はポリカル
    ボシランを紡糸して得られるポリカルボシラン繊維束、
    該カルボシラン繊維束を不融化処理して得られる不融化
    繊維束、ノボラック樹脂を紡糸して得られるノボラック
    繊維束である特許請求の範囲第1項〜第11項のいずれ
    かの項に記載の装置。
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