JPH01146758A - 透過体への印刷方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、透明あるいは半透明フィルム等の透過体に対
し、文字や図面等のイメージを印刷する透過体への印刷
方法に関するものである。

［従来の技術］ たとえば、０ＨＰ（オーバー・ヘッド・プロジェクタ）
の原稿用紙に用いるポリエステルフィルム等の透明（あ
るいは半透明）フィルムに対して、文字や図面等の原稿
（イメージ）を印刷する際には、通常の原稿用紙にイメ
ージを印刷するための、熱転写式、昇華式、インクジェ
ット式、レーザプリンタ等の各種プリンタが用いられて
いる。この中で、たとえば熱転写式であれば、透明フィ
ルムの一方の面（表面）に対し、サーマルヘッドによっ
てインクフィルムを密着させてインクフィルムのインク
を熱転写して印刷している。この場合、印刷されるイメ
ージは、透明フィルムの表面、つまりインクが熱転写さ
れた側の面から見た場合に正常なイメージとして認識さ
れるように印刷される。

［発明が解決しようとする問題点］ このような方法で透明フィルムにイメージが印刷された
場合、当然そのイメージが印刷された側の面を上にして
透明フィルムを使用することになる。このため、印刷さ
れたイメージに対してたとえば手指等が触れることによ
り、イメージに傷がついたり、あるいはイメージが透明
フィルムから剥がれたりするという不具合が生じる場合
がある。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、透過
体に印刷されるイメージが損傷することのない印刷方法
を提供することを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は上記目的を達成するために、透明あるいは半透
明フィルム等のシート状の透過体の一方の面に、文字や
図面等の所望のイメージを反転させて印刷することを特
徴としている。

［作用　］ シート状の透過体の一方の面に、文字や図面等の所望の
イメージを反転させて印刷することにより、透過体の他
方の面から見た場合に、正常な所望のイメージが認識さ
れる。したがって、その他方の面が表面となり、したが
って、この表面に手指等が触れても、印刷されたイメー
ジのインクに傷がついたり剥がれたりすることがない。

［実施例］ 以下、本発明方法を第１図ないし第２図を参照して説明
する。

第１図は、本方法を実施し得るに好適な熱転写式プリン
タである。

図中１はプリンタ本体１であり、このプリンタ本体ｌの
内部には、前方（図中左方）からインクフィルム巻取ロ
ール２、プラテン３、インクフィルム４Ａが巻かれたイ
ンクフィルムロール４が、それぞれ平行でかつ軸回りに
回転自在に配設されている。また、プリンタ本体１の後
方には、ポリエステルフィルム等のＯＨＰ用透明フィル
ム（透過体−以下透明）（ルムと略称する）５Ａが巻か
れた透明フィルムロール５が、上記各ロール２．４およ
びプラテン３に対し平行で、かつ軸回りに回転自在に配
設されている。前記プラテン３の前方下方には、発熱印
刷を行なうサーマルヘッド６がプラテン３に対し対向配
置されている。

このサーマルヘッド６は、プラテン３への対向面である
印刷面に、複数個の発熱抵抗体（図示略）がライン状に
設けられており、これら発熱抵抗体が、パルス信号の発
信により起動して、インクフィルム４Ａのインクを透明
フィルム５Ａに熱転写するようになっている。また、サ
ーマルヘッド６の裏面には、発熱印刷によって蓄えられ
る熱を放熱するための放熱フィン６ａが取り付けられて
いる。

そして、上記サーマルヘッド６の発熱抵抗体を起動する
パルス信号は、透明フィルム５Ａの印刷される一方の面
に対し、第２図（ロ）に示すように、印刷する文字や図
面等のイメージが反転した状態となるよう（この場合で
あれば、１０で示す文字ｒＰＲＩＮＴＪがイメージであ
る）発せられるようになっている。

このようなサーマルプリンタによれば、インクフィルム
ロール４および透明フィルムロール５から引き出された
インクフィルム４Ａおよび透明フィルム５Ａが、プラテ
ン３とサーマルヘッド６間を通過するときに、これらが
一体に重ね合わせられるとともにサーマルヘッド６に押
し付けられ、この際、発熱するサーマルヘッド６により
、インクフィルム４Ａに塗布されたインクが加熱溶融し
て透明フィルム５Ａの一方の面に印刷がなされる。

なお、その後は、インクフィルム４Ａと透明フィルム５
Ａが分離され、印刷済みの透明フィルム５Ａはプリンタ
本体ｌ外に排出され、また、インクフィルム４Ａは、イ
ンクフィルム巻取ロール２に巻き取られる。

このようにして透明フィルム５Ａに印刷された文字や図
面等のイメージは、透明フィルム５Ａを、インクが熱転
写された側の一方の面から見た場合、上述したように、
第２図（ロ）に示すごとく、反転したイメージｌＯとし
て認識されるように印刷される。したがって、この熱転
写された側の面の反対側の面が表面となり、この表面か
ら見た場合、第２図（イ）のように正常な所望のイメー
ジ１０を認識できる。

上記方法によれば、透明フィルム５ＡのイメージｌＯが
印刷されていない側の面である表面を上にして使用する
ことになり、したがって、この表面に手指等が触れても
、印刷されたイメージ１０のインクに傷がついたり剥が
れたりすることがなく、イメージの印刷状態が保存され
る。たとえば、上記のようにイメージｌＯが印刷されｔ
；透明フィルム５Ａを、ガラス、アルミニウム板、透明
プラスチック板等に表面を上にして貼り付け、イメージ
を長期にわたって保存する場合等に特に有効である。

なお、本実施例では、イメージを印刷するシート状の透
過体として、ポリエステルフィルム等の透明フィルムを
あげたか、半透明なフィルムや光を通すような薄い用紙
等の印刷可能なシート状の透過体であれば、どのような
ものでも本発明を適用できる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の透過体への印刷方法によ
れば、透明あるいは半透明フィルム等のシート状の透過
体の一方の面に、文字や図面等の所望のイメージを反転
させて印刷することを特徴とし、透過体の他方の面から
見た場合に、正常な所望のイメージが認識されるから、
その他方の面が表面となり、したがって、この表面に手
指等が触れても、印刷されたイメージのインクに傷がつ
いたり剥がれたりすることがなく、イメージの印刷状態
が保存されるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法を実施するに好適な熱転写式プリン
タの略側面図、第２図（イ）は本発明方法によってイメ
ージが印刷された透明フィルムの表面を示す図、第２図
（ロ）は同裏面を示す図である。 ５Ａ・・・・・・透明フィルム（透過体）、１０・・・
・・・イメージ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 透明あるいは半透明フィルム等のシート状の透過体の一
   方の面に、文字や図面等の所望のイメージを反転させて
   印刷することを特徴とする透過体への印刷方法。