JPH01145668A

JPH01145668A - 感光体ベルトの制御方法

Info

Publication number: JPH01145668A
Application number: JP62303100A
Authority: JP
Inventors: Hidejiro Abe; 阿部　秀二郎
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1987-12-02
Filing date: 1987-12-02
Publication date: 1989-06-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、無端ベルト状感光体を使用する複写機等の感
光体ベルトの制御方法に関する。

（従来の技術）従来、有機光伝導体ベルトを使用した複写機等では、複
写動作を行なわない時間が長くなると、ベルトを支持し
ているところで巻ぐせがつくことがあり、特に継ぎ目管
理などの関係上、いつも同じ位置で停止しているような
場合、ベルトの巻ぐせによる変形（歪み）により、画像
複写の段階で平面化されず、画像に歪みを生じ悪影響を
与えていた。

これを防止するため、例えば特開昭６２−１３５８４７
号（感光体ベルトの制御方法）の如く、複写動作を行な
わない時でも、感光体ベルトを常時周動させ巻ぐせの発
生を阻止する制御方法が提案されている。しかし、これ
は消費電力が多くなるばかりでなく、機械音が常時発生
する欠点がある。

（発明が解決しようとする問題点）上述したように無端状の感光体ベルトを使用する複写機
等においては、巻ぐせを無くし画質の良いものを得るこ
とと、動作をしない時は消費電力を節約し機械騒音のな
いものが要望され、これまでこれらを満足する制御方法
が見当らなかった。

本発明は、このような従来の制御方法の欠点を解消し、
かつ簡単な方法で行なうことを目的とするものである。

（構成および作用）本発明は上記目的を達成するため、印字動作が終了し、
一定時間経過してデータ入力が無い時は。

始動時の回転位置とは異なる位置に感光体ベルトを停止
せしめるようにしたことを特徴とするものである。

本発明は感光体ベルトの印字終了後の停止位置が、始動
時の位置と異ならせることにより、感光体ベルトの巻ぐ
せを防止し、良質な画像をうろことができ、印字終了後
に感光体ベルトの回動がないので機械騒音を極力少なく
することができる。

（実施例）図は本発明の一実施例を示し、１は感光体ベルト、２は
感光体ベルトの駆動ローラ、３は同じく従動ローラ、４
は感光体ベルト１の端部に設けられた反射マーカ、５は
反射マーカ４が通過するたびに感光体ベルト１の始動位
置を検出するセンサー、６は駆動ローラ２の駆動ギヤー
、７は前記駆動ギヤー６と噛合う動力ギヤー、８は前記
動力ギヤーに回転動力を与える動力モータ、９は前記セ
ンサー５の出力をカウントし、モータコントローラ１０
を制御するＣＰＵ、前記モータコントローラ１０は動力
モータ８の回転制御を行なう。

前記ＣＰＵはセンサー５からの検出出力に基づいて、動
力モータ８の動作時間をカウントし、感光体ベルトの始
動位置を検知する。そして、印字データが終了して一定
時間経過しても次の印字データが入力されないとき、前
記カウント値から最初の始動時の回転位置にある一定の
距離を加えた位置、またはカウント値にあるランダム値
を加えた距離を次の回転始動位置となるように設定する
機能を備える。また、ある領域内に感光体ベルト１の反
射マーカ４が停止するようにして第１枚目までの時間の
バラツキを少なくするように制御する。

いま、電源を投入後、感光ベルト１をイニシャルにセッ
トする時、ＣＰＵ９にて反射マーカ４がセンサー５を通
過するまでの動力モータ８の作動時間をカウントし、６
光体ベルトの始動位置を検知する。

印字を行なっている時は、モータコントローラＩＯを介
して動力モータ８を定速回転させ、動力ギヤ−７、駆動
ギヤー６で減速し、駆動ローラ２を回転させる。それに
よって感光体ベルト１を定速で移動させる。

印字が終了した後、ＣＰＵ９はある一定時間、経過して
も、次の印字データの入力がない場合。

前記ＣＰＵで検出した感光体ベルトの始動時位置より、
ある一定の距離を加えた位置、または始動時位置よりラ
ンダム値の距離だけ感光体ベルト１を移動させ停止させ
る。次にこの停止位置をＣＰＵ９にて始動位置として設
定する。

このようにして、印字再開の都度、上記動作を繰返し、
感光体ベルト１は異なる位置に停止し、ベルトの巻ぐせ
を防止することができる。

また、第１枚目の印字までの時間のバラツキを少なくす
るため、感光体ベルト１の反射マーカ４をある領域内（
Ａ−Ａ’）に停止させる。これにより印字のホームポジ
ションを速かに検出することができる。

また、ＣＰＵ９は感光体ベルト１の停止後、例えば２〜
３時間経過しても印字データの入力がない場合は、モー
タコントローラ１０をして動力モータ８を起動し、感光
体ベルト１を別の位置に移動させ停止させることにより
、長時間停止によるベルトの巻ぐせを防止する。

（発明の効果）以上のべたように本発明は、印字終了後にある一定時間
経過しても印字データの入力がない場合、感光体ベルト
を最初の始動位置から移動させ、ベルトの巻ぐせを防止
する。これによって１画質への悪影を防止し、動力モー
タの電力消費も従来方法に比べ著しく少なくすることが
できる。しかも、次の始動位置は第１枚目の印字までの
時間のバラツキがないよう反射マーカの停止位置が決め
られているので、円滑に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例の構成図を示す。１　・・・感光体ベルト、２　・・・駆動ローラ、３　
・・・従動ローラ、４　・・・反射マーカ。５　・・・センサー、６　・・・駆動ギヤー。７　・・・動力ギヤー、８　・・・動力モータ、９　・
・・　ＣＰＵ、１０・・・モータコントローラ。特許出願人　株式会社　リ　コ　−

Claims

【特許請求の範囲】

（１）印字動作が終了し、一定時間経過してデータ入力
が無い時は、始動時の回転位置とは異なる位置に感光体
ベルトを停止せしめるようにしたことを特徴とする感光
体ベルトの制御方法。
（２）感光体ベルトを始動時の回転位置と異なる位置に
停止させる場合、始動時の回転位置と一定の距離あるい
はランダム値に対応する距離にコントローラで動作制御
されることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載
の感光体ベルトの制御方法。
（３）感光体ベルトの反射マーカをある領域内に停止さ
せ印字のホームポジションを速かに検出せしめるように
したことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の
感光体ベルトの制御方法。
（４）感光体ベルトの停止位置をある一定の時間ごとに
変えることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載
の感光体ベルトの制御方法。