JPH096072A - 用紙送り制御装置 - Google Patents

用紙送り制御装置

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JPH096072A
JPH096072A JP7150719A JP15071995A JPH096072A JP H096072 A JPH096072 A JP H096072A JP 7150719 A JP7150719 A JP 7150719A JP 15071995 A JP15071995 A JP 15071995A JP H096072 A JPH096072 A JP H096072A
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JP
Japan
Prior art keywords
paper
buffer
printing
control device
heat roll
Prior art date
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Pending
Application number
JP7150719A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Sano
嘉彦 佐野
Masami Ishikawa
正美 石川
Kiyomi Tsuchiya
清美 土屋
Kazuhiko Kawasaki
川崎  和彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH096072A publication Critical patent/JPH096072A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 未定着用紙がスタッカに排出されてしまうこ
とを未然に防止する用紙送り制御装置を提供する。 【構成】 バッファ8の傾き量、移動量及びヒートロー
ル10とバックアップロール11の接触幅の情報に基づ
き、用紙戻し量yを定め、印刷停止時、トラクタ6を逆
転させ、ヒートロール10部の用紙5を転写器方向に一
定量y戻すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式を用いた
連続紙印刷装置に好適な用紙送り制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図7は電子写真方式を用いた連続紙印刷
装置の原理を示す図の一例である。以下にその原理の概
略を説明する。上位装置からドットデータに分解された
印刷信号がくると、レーザ光が感光ドラム1の表面を走
査する。感光ドラム1の表面は帯電器2により一様に帯
電されており、レーザ光が照射された部分の電荷が逃
げ、感光ドラム1の表面に静電潜像が形成される。静電
潜像は現像機3により現像され、転写器4の前に運ばれ
る。トラクタ6によって送られる用紙5は、転写器4の
前を一定速度で送行しており、かつリトラクタ7によっ
て感光ドラム1の表面に押し付けられている。転写器4
の前に運ばれた感光ドラム1表面のトナー像は転写器4
によって用紙5に転写される。トナー像が転写された用
紙5はバッファ8を通った後、プレヒータ9により予備
加熱される。その後、ヒートロール10とバックアップ
ロール11の間を通って熱及び圧力により定着される。
定着された用紙5はプラー12よりスタッカ13に順次
送りこまれる。バッファ8はトラクタ6とプレヒータ9
の間に設けられており、トラクタ6とヒートロール10
の紙送り速度差を吸収している。また、図示していない
ブロアにより用紙5をプレヒータ9に吸着させ、加熱効
率を高めている。
【0003】次に、印刷開始、停止時の動作について、
図8のタイムチャートを用いて説明する。非印刷時、ヒ
ートロール10とバックアップロール11は開いてい
る。印刷データが準備されると、印刷動作を開始する。
モータ17を駆動し、ヒートロール10とバックアップ
ロール11を閉じる。モータ15及びモータ16を駆動
し、トラクタ6及びヒートロール10を同時に加速し、
一定速度で用紙送りを行う。印刷停止時は、トラクタ6
及びヒートロール10を減速し、停止させヒートロール
10とバックアップロール11を開く。印刷停止時、用
紙5はプレヒータ9により吸着されているため転写器方
向に戻されたり、スタッカ方向に引張られることはな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、連続紙印刷装置
の小型化、安価化及び消費電力の削減を実現するため
に、プレヒータを削除し、ヒートロールによる定着性を
向上させた連続紙印刷装置が一般的になってきている。
この場合、プレヒータにより、用紙が吸着されないた
め、印刷停止時、スタッカ方向に用紙が引張られ、その
位置から印刷が再開されてしまうと、未定着のままの用
紙がスタッカに排出されてしまうという問題があった。
【0005】本発明の目的は、未定着用紙の排出を未然
に防止し、連続紙印刷装置に好適な用紙送り制御装置を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、下記手段を
有することにより、印刷停止時トラクタを逆転させ、ヒ
ートロール部の用紙を転写器方向に一定量y戻すことに
より達成される。 (1)正転、逆転可能なトラクタと駆動用モータとモー
タ制御手段。 (2)バッファの傾き量を検出するためのセンサ。 (3)バッファの傾き量、バッファの移動量、ヒートロ
ールとバックアップロールの接触幅の情報に基づき、用
紙戻し量yを定める手段。また、上記目的は、バッファ
の位置を保持する手段を有し、印刷停止時、バッファを
上端位置に固定し、印刷再開時までバッファの位置を保
持することにより達成される。
【0007】
【作用】本発明によれば、印刷停止時、ヒートロール部
の用紙を転写器方向に一定量戻すようにしたので未定着
用紙の排出が未然に防止される。また、用紙戻し量をヒ
ートロールとバックアップロールの接触幅以上とするこ
とによりヒートロール部の用紙の過定着による文字太り
が低減される。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図6を用いて説明す
る。図2は連続紙印刷装置の印刷停止中の状態を示す構
成図である。ヒートロール10とバックアップロール1
1は開き、バッファ8は上がった状態になっており、ヒ
ートロール10部の用紙5は転写器方向に戻されている
状態を示す。図3は連続紙印刷装置の印刷中の状態を示
す構成図である。ヒートロール10とバックアップロー
ル11は閉じ、バッファ8は中央位置となっており、ト
ラクタ6とヒートロール10により用紙5が送られてい
る状態を示す。図4はヒートロール10とバックアップ
ロール11が閉じた時の状態を示しており、本実施例で
は接触幅は0.3インチとなっている。図5はバッファ
8の状態を示しており、印刷中は中央位置となってい
る。上端位置、下端位置は印刷位置に対して各々0.1
インチの移動量となるように設定されている。バッファ
8の傾き量はバッファの軸に取り付けられたエンコーダ
20をセンサ21により検出している。印刷中は、バッ
ファ8が中央位置となるようにヒートロール10の送り
速度を増減することにより、安定した用紙送りを行なっ
ている。尚、バッファ8の最大移動量は(上端位置と下
端位置の差)0.2インチとなっている。印刷停止時、
プレヒータによる用紙固定手段を持たない連続紙印刷装
置においては、スタッカから用紙を取り出す時など、用
紙がスタッカ方向に引張られてしまうことが考えられ
る。その際、定着されていない用紙がヒートロール部よ
り引き出されてしまい、ヒートロールにより定着されな
いままスタッカに排出されてしまうと、データの紛失と
いう大問題となる。この問題を未然に防止するために2
つの方法を提供している。
【0009】1番目の方法は、用紙がスタッカ方向に引
張られても、未定着部の用紙がヒートロール部よりスタ
ッカ方向に引き出されないように、一定量の用紙を転写
器方向に戻す手段を設けることである。2番目の方法
は、用紙がスタッカ方向に引張られないように、プレヒ
ータに変る安価な手段を設けることである。また、2つ
の方法を組み合わせることにより上記不具合を未然に防
止できる。
【0010】1番目の方法の実施例について説明する。
印刷停止時、トラクタを逆転させることにより、用紙を
転写器方向に一定量y戻すようにした一実施例につい
て、図1のトラクタ駆動部構成図、図6のタイムチャー
トを用いて説明する。本実施例ではプロセス速度7ip
s(インチ/秒)の中速連続紙印刷装置について示す。
図1にて、トラクタ駆動メカ部はトラクタ6に直結した
シャフト33、ギア30、31、ギアを接続しているベ
ルト32、モータ15で構成されている。シャフト1回
転で4インチ用紙が移動するトラクタを使用し、ギア3
1の歯数48、ギア30の歯数20とし、モータ15の
減速比は20/48=1/2.4となっている。従っ
て、モータ15の軸1回転で4÷1/2.4=5/3イ
ンチ/rev用紙が送られる。
【0011】トラクタ駆動用モータ15には、DCモー
タ、ステッピングモータ等が使用されるが、本実施例で
はステップ角1.8度、1回転で200ステップのステ
ッピングモータを使用した例について示す。1インチ用
紙を送る時のモータ15のステップ数は200step
/rev÷5/3インチ/rev=120step/イ
ンチとなる。印刷中のモータ回転数は、プロセス速度7
ipsでは、7×120=840pps(Pulse
per second)となる。モータ15の駆動制御
は、CPU22、制御回路23、駆動回路24で構成さ
れた用紙送り制御回路25で行なっている。CPU22
により、トラクタ6の正転/逆転指示、速度切替、用紙
戻し量yの決定を行なっている。印刷時はモータ15の
加速、減速を行ない、正転にて840PPSで駆動させ
る。印刷停止時、ヒートロール10とバックアップロー
ル11が開いた後、用紙送り速度2.5ips、モータ
15の回転数300PPSで加速、減速を行わずにモー
タ15を逆転させ、トラクタ6を一定量戻している。
【0012】次に用紙戻し量について説明する。用紙が
スタッカ方向より引張られ、バッファ8が下端位置とな
っても、未定着部の用紙がヒートロール部より引き出さ
れないように、用紙戻し量y(インチ)を定めればよ
い。 用紙戻し量yをバッファ8の最大移動量0.2インチ
以上とする。 用紙戻し量yをヒートロール10とバックアップロー
ル11の接触幅0.3インチ以上とする。これは、印刷
停止時と印刷再開時でヒートロール10部の用紙が同一
部分で接触した場合、その部分が過定着され、文字が太
ってしまう不具合を改善しようとしたものである。 印刷停止時のバッファ8の位置をセンサ21で検出
し、バッファ上端位置との差分Xインチを計算する。用
紙戻し量yを接触幅0.3インチ+Xインチとする。0.
3インチ<y=0.3+X<0.5インチとなる。 上記した〜のどの方法でも未定着部の発生を未然に
防止することができるが、の方法は文字太りに対し
ても有効である。の場合のモータ駆動量は120y
stepであり、用紙戻し時間は、300PPSの速度
の場合、T=120y/300=0.4ysecとな
る。
【0013】印刷停止時、トラクタ6及びヒートロール
10を停止し、ヒートロール10とバックアップロール
11を開く、その後、トラクタ6を300PPSの速度
で逆転させ、120y step駆動後停止させる。そ
の時、バッファ8は上端位置になっている。印刷再開時
には、バッファ8の位置に応じて、ヒートロール10の
駆動タイミングを変えることにより、印刷中はバッファ
位置がほぼ中央となるように制御している。印刷再開
時、バッファ8が上端位置にある場合には、0.1イン
チ分トラクタ6よりヒートロール10を早く立上げる。
0.1÷7ips=14.3ms早くヒートロール10を
駆動することになる。
【0014】次に2番目の方法の実施例について、図9
及び図10のタイムチャートを用いて説明する。印刷停
止時、ヒートロール10とバックアップロール11を開
いた後、駆動回路41によりソレノイド40を駆動し、
バッファ8を上端位置に引張り、固定する。ヒートロー
ル10部の用紙5は転写器方向にバッファ移動量分戻さ
れ、保持される。その結果、用紙がスタッカ方向に引張
られることを防止できる。印刷再開時には、ヒートロー
ル10とバックアップロール11が閉じた後、ソレノイ
ド40の駆動を解除し、バッファ8は自由な状態とな
る。印刷開始時バッファ8は上端位置に固定されている
ので、自由になった後、ヒートロール10をトラクタ6
より早く駆動することにより、印刷中はバッファ8の位
置がほぼ中央となるように制御している。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、プレヒータを削除した
連続紙印刷装置において、複雑な機構を付加することな
く、印刷停止時、ヒートロール部の用紙を転写器方向に
一定量戻すようにしたので未定着用紙の排出を未然に防
止することができる。さらに、用紙戻し量をヒートロー
ルとバックアップロールの接触幅以上とすることによ
り、ヒートロール部の用紙の過定着、つまり文字太りを
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる用紙送り制御装置の一実施例を示
す構成図である。
【図2】本発明になる連続紙印刷装置の状態を示す構成
図である。
【図3】本発明になる連続紙印刷装置の状態を示す構成
図である。
【図4】接触幅の説明図である。
【図5】バッファ部の説明図である。
【図6】本発明になる用紙送り制御装置のタイムチャー
トである。
【図7】従来の連続紙印刷装置の一例を示す構成図であ
る。
【図8】従来の用紙送り制御装置のタイムチャートであ
る。
【図9】本発明になるバッファ部の説明図である。
【図10】本発明になる用紙送り制御装置のタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
5・・・用紙、6・・・トラクタ、8・・・バッファ、10・・・ヒ
ートロール、11・・・バックアップロール、15・・・モー
タ、21・・・センサ、22・・・CPU、25・・・用紙送り
制御回路、40・・・ソレノイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 和彦 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定速度で回転する感光ドラムと、該感光
    ドラム表面のトナー像を、用紙に転写する転写器と、転
    写位置において前記感光ドラムの周速と等しい紙送り速
    度で、用紙を送るトラクタと、用紙上に転写されたトナ
    ー像を加圧加熱することにより定着するヒートロールと
    バックアップロールと、前記トラクタと前記ヒートロー
    ルとの間に設けられ、トラクタとヒートロールの紙送り
    速度差を吸収するバッファとを有する連続紙印刷装置に
    おいて、印刷停止時、前記ヒートロール部の用紙を前記
    転写器方向に一定量戻すようにしたことを特徴とする用
    紙送り制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の用紙送り制御装置におい
    て、印刷停止時、前記トラクタを逆転させることによ
    り、前記ヒートロール部の用紙を前記転写器方向に一定
    量戻すようにしたことを特徴とする用紙送り制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の用紙送り制御装置におい
    て、前記用紙戻し量を前記バッファの最大移動量以上と
    したことを特徴とする用紙送り制御装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の用紙送り制御装置におい
    て、前記用紙戻し量を前記ヒートロールと前記バックア
    ップロールの接触幅分以上としたことを特徴とする用紙
    送り制御装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の用紙送り制御装置におい
    て、前記バッファの傾き量を検出するためのセンサを設
    け、印刷停止時、前記バッファの傾き量に応じて、前記
    用紙戻し量を変えるようにしたことを特徴とする用紙送
    り制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の用紙送り制御装置におい
    て、前記バッファを上端位置に固定する手段を有し、印
    刷停止時、前記バッファを上端位置に固定し、印刷再開
    時まで前記バッファの位置を保持するようにしたことを
    特徴とする用紙送り制御装置。
JP7150719A 1995-06-16 1995-06-16 用紙送り制御装置 Pending JPH096072A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7150719A JPH096072A (ja) 1995-06-16 1995-06-16 用紙送り制御装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7150719A JPH096072A (ja) 1995-06-16 1995-06-16 用紙送り制御装置

Publications (1)

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JPH096072A true JPH096072A (ja) 1997-01-10

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ID=15502919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7150719A Pending JPH096072A (ja) 1995-06-16 1995-06-16 用紙送り制御装置

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JP (1) JPH096072A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040129